JPH0744819A - 磁気薄膜ヘッドの製造方法 - Google Patents
磁気薄膜ヘッドの製造方法Info
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- JPH0744819A JPH0744819A JP6053355A JP5335594A JPH0744819A JP H0744819 A JPH0744819 A JP H0744819A JP 6053355 A JP6053355 A JP 6053355A JP 5335594 A JP5335594 A JP 5335594A JP H0744819 A JPH0744819 A JP H0744819A
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- Japan
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- layer
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- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B5/00—Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
- G11B5/127—Structure or manufacture of heads, e.g. inductive
- G11B5/31—Structure or manufacture of heads, e.g. inductive using thin films
- G11B5/3103—Structure or manufacture of integrated heads or heads mechanically assembled and electrically connected to a support or housing
- G11B5/3106—Structure or manufacture of integrated heads or heads mechanically assembled and electrically connected to a support or housing where the integrated or assembled structure comprises means for conditioning against physical detrimental influence, e.g. wear, contamination
-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B5/00—Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
- G11B5/127—Structure or manufacture of heads, e.g. inductive
- G11B5/31—Structure or manufacture of heads, e.g. inductive using thin films
- G11B5/3163—Fabrication methods or processes specially adapted for a particular head structure, e.g. using base layers for electroplating, using functional layers for masking, using energy or particle beams for shaping the structure or modifying the properties of the basic layers
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Magnetic Heads (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 スタッドの接着を改善し、磁極沿いに腐蝕性
要素を組み込む問題を排除した磁気薄膜ヘッドの製造方
法を提供する。 【構成】 第1および第2磁極チップを構築するステッ
プと、前記第1および第2磁極チップと、金属フィルム
または合金フィルムで作られ前記第2磁極チップの構築
中にメッキされた第2磁極チップ・フラグとを酸化アル
ミニウム薄層で覆うステップと、第1マスクとして第1
フォトレジストを設けるステップと、前記酸化アルミニ
ウム薄層に所定のパターンをエッチングするために前記
第1マスクを露光、現像するステップと、NiFeシー
ド層を清浄化された表面に設けるステップと、第2マス
クとして第2フォトレジストを設け、前記第2マスクを
露光、現像するステップと、前記第2マスクの開口部に
金の薄層を設けるステップと、前記第2フォトレジスト
を除去し、前記NiFeシード層をエッチングにより除
去するステップとよりなる。
要素を組み込む問題を排除した磁気薄膜ヘッドの製造方
法を提供する。 【構成】 第1および第2磁極チップを構築するステッ
プと、前記第1および第2磁極チップと、金属フィルム
または合金フィルムで作られ前記第2磁極チップの構築
中にメッキされた第2磁極チップ・フラグとを酸化アル
ミニウム薄層で覆うステップと、第1マスクとして第1
フォトレジストを設けるステップと、前記酸化アルミニ
ウム薄層に所定のパターンをエッチングするために前記
第1マスクを露光、現像するステップと、NiFeシー
ド層を清浄化された表面に設けるステップと、第2マス
クとして第2フォトレジストを設け、前記第2マスクを
露光、現像するステップと、前記第2マスクの開口部に
金の薄層を設けるステップと、前記第2フォトレジスト
を除去し、前記NiFeシード層をエッチングにより除
去するステップとよりなる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気薄膜ヘッドの製造
方法に関するに関する。
方法に関するに関する。
【0002】
【従来の技術】磁気薄膜ヘッドのための一般に行われて
いるプロセスは、概ね4つの異なった部分に分割するこ
とができる。 (1)第1磁極(P1)の構築 (2)導電体コイルの構築 (3)第2磁極(P2)の構築 (4)導電体(スタッド)の構築。
いるプロセスは、概ね4つの異なった部分に分割するこ
とができる。 (1)第1磁極(P1)の構築 (2)導電体コイルの構築 (3)第2磁極(P2)の構築 (4)導電体(スタッド)の構築。
【0003】薄膜ヘッドの製造では、モジュールと磁気
ヘッドとの間に電気的コンタクトを形成するために比較
的大きな導体が使用される。
ヘッドとの間に電気的コンタクトを形成するために比較
的大きな導体が使用される。
【0004】これら導体の構築は下記のごとき全く異な
った機能を達成する。 (1)機械的安定性 (2)化学的安定性 (3)低接触抵抗。
った機能を達成する。 (1)機械的安定性 (2)化学的安定性 (3)低接触抵抗。
【0005】従来は、形状、プロセス、および金属の組
み合わの点で異なったタイプのスタッドが使用されてい
た。そのため、磁極チップP2の完成後に、約30〜5
0ミクロンの厚い銅のスタッドがメッキされる。この厚
みは、表面差を補正するため厚い酸化アルミニウム層
(オーバーコート)をスパッタリングすることによるも
のである。表面はパッドを金属メッキでラッピングする
ことにより平担化される。
み合わの点で異なったタイプのスタッドが使用されてい
た。そのため、磁極チップP2の完成後に、約30〜5
0ミクロンの厚い銅のスタッドがメッキされる。この厚
みは、表面差を補正するため厚い酸化アルミニウム層
(オーバーコート)をスパッタリングすることによるも
のである。表面はパッドを金属メッキでラッピングする
ことにより平担化される。
【0006】種々の問題が製造中に発生する。第1に、
使用する金属の組み合わせ(銅メッキ/NiFeスパッ
ター/NiFeメッキ/銅スパッター/銅メッキ/Ni
Feスパッター/金メッキ)のため、6つの界面が形成
され、その界面がプロセス中に汚染され、スタッドの接
着不良を惹起する。
使用する金属の組み合わせ(銅メッキ/NiFeスパッ
ター/NiFeメッキ/銅スパッター/銅メッキ/Ni
Feスパッター/金メッキ)のため、6つの界面が形成
され、その界面がプロセス中に汚染され、スタッドの接
着不良を惹起する。
【0007】第2に、フォトレジスト(例えばデュポン
社のRISTON)を使用すると薄膜ヘッドに沿って毛
細管が形成されるため、アルミナのオーバーコートが化
学的にエッチングされる。そこで、金メッキ溶液がオー
バーコート内に穴を形成する。これらの空隙は、空気ベ
アリング表面で磁極チップ構造に沿って現れる。
社のRISTON)を使用すると薄膜ヘッドに沿って毛
細管が形成されるため、アルミナのオーバーコートが化
学的にエッチングされる。そこで、金メッキ溶液がオー
バーコート内に穴を形成する。これらの空隙は、空気ベ
アリング表面で磁極チップ構造に沿って現れる。
【0008】第3に、全体が金の同一構造のスタッドを
使用することから、次の世代の金メッキ溶液は粒子精製
剤としてタリウムを含有する。この結果NiFe/金の
界面でタリウムの分離を生じ、スタッドの接着不良を惹
起する。
使用することから、次の世代の金メッキ溶液は粒子精製
剤としてタリウムを含有する。この結果NiFe/金の
界面でタリウムの分離を生じ、スタッドの接着不良を惹
起する。
【0009】更に、もし金をメッキするための2番目の
フォトリソグラフィ・マスクがメッキされた銅スタッド
より小さく且つ銅が露出していれば、腐蝕が発生する。
フォトリソグラフィ・マスクがメッキされた銅スタッド
より小さく且つ銅が露出していれば、腐蝕が発生する。
【0010】すでに上述したように、第2磁極チップが
形成された後に、銅スタッド・メッキのため、銅のシー
ド層が付着された。もし、銅シードがスパッター・エッ
チングされると、磁極チップに沿って銅が再付着され、
それがスライダーのラッピング中に腐蝕する要素にな
る。
形成された後に、銅スタッド・メッキのため、銅のシー
ド層が付着された。もし、銅シードがスパッター・エッ
チングされると、磁極チップに沿って銅が再付着され、
それがスライダーのラッピング中に腐蝕する要素にな
る。
【0011】更に、アルミナのオーバーコートの付着は
約16時間にも及ぶ長時間プロセスである。ウエハー
は、使用するスパッター条件とスパッター時間により熱
ストレスが加えられる。温度は120゜Cに及ぶことが
ある。
約16時間にも及ぶ長時間プロセスである。ウエハー
は、使用するスパッター条件とスパッター時間により熱
ストレスが加えられる。温度は120゜Cに及ぶことが
ある。
【0012】オーバーコート付着中に加えられた熱スト
レスは、特にMRヘッドの製造中に総合的な磁気特性の
低下を起こす。オーバーコート付着後、銅スタッドを再
び露出させるために平担化プロセス(ラッピング)が必
要である。
レスは、特にMRヘッドの製造中に総合的な磁気特性の
低下を起こす。オーバーコート付着後、銅スタッドを再
び露出させるために平担化プロセス(ラッピング)が必
要である。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
の欠陥を克服するにある。
の欠陥を克服するにある。
【0014】本発明の他の目的は、より単純で、現存の
品質を低下させない、低コストの磁気薄膜ヘッドの製造
方法を提供するにある。
品質を低下させない、低コストの磁気薄膜ヘッドの製造
方法を提供するにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】前記およびその他の目的
は、以下のステップから成る磁気薄膜ヘッドの製造方法
によって達成される: (1)第1および第2磁極チップを構築するステップ (2)前記第1および第2磁極チップと、金属フィルム
または合金フィルムで作られ前記第2磁極チップの構築
中にメッキされた第2磁極チップ・フラグとを酸化アル
ミニウム薄層で覆うステップ (3)第1マスクとして第1フォトレジストを設けるス
テップ (4)前記酸化アルミニウム薄層に所定のパターンをエ
ッチングするために前記第1マスクを露光、現像するス
テップ (5)NiFeシード層を清浄化された表面に設けるス
テップ (6)第2マスクとして第2フォトレジストを設け、前
記第2マスクを露光、現像するステップ (7)前記第2マスクの開口部に金の薄層を設けるステ
ップ (8)前記第2フォトレジストを除去し、前記NiFe
シード層をエッチングにより除去するステップ。
は、以下のステップから成る磁気薄膜ヘッドの製造方法
によって達成される: (1)第1および第2磁極チップを構築するステップ (2)前記第1および第2磁極チップと、金属フィルム
または合金フィルムで作られ前記第2磁極チップの構築
中にメッキされた第2磁極チップ・フラグとを酸化アル
ミニウム薄層で覆うステップ (3)第1マスクとして第1フォトレジストを設けるス
テップ (4)前記酸化アルミニウム薄層に所定のパターンをエ
ッチングするために前記第1マスクを露光、現像するス
テップ (5)NiFeシード層を清浄化された表面に設けるス
テップ (6)第2マスクとして第2フォトレジストを設け、前
記第2マスクを露光、現像するステップ (7)前記第2マスクの開口部に金の薄層を設けるステ
ップ (8)前記第2フォトレジストを除去し、前記NiFe
シード層をエッチングにより除去するステップ。
【0016】
【実施例】図1を参照して、概略的な処理工程を説明す
る。
る。
【0017】第2磁極チップP2(図1、A、1)の仕
上げ中に、P2フラッグ(3)、すなわち外部コンタク
トへの取り出し部材が、NiFeの場合は同時にメッキ
され、また銅のような他の金属が必要であれば別途にメ
ッキされる。ついでこのフラッグとヘッドは酸化アルミ
ニウムの薄層で覆われ、そしてこの薄層はオーバーコー
ト((OC)図1、B、5)と呼ばれる。層の厚さは約
5〜20ミクロンで、15ミクロンが好ましい。この薄
い層のため、付着時間は16時間から4時間に短縮され
る。
上げ中に、P2フラッグ(3)、すなわち外部コンタク
トへの取り出し部材が、NiFeの場合は同時にメッキ
され、また銅のような他の金属が必要であれば別途にメ
ッキされる。ついでこのフラッグとヘッドは酸化アルミ
ニウムの薄層で覆われ、そしてこの薄層はオーバーコー
ト((OC)図1、B、5)と呼ばれる。層の厚さは約
5〜20ミクロンで、15ミクロンが好ましい。この薄
い層のため、付着時間は16時間から4時間に短縮され
る。
【0018】つづいて、オーバーコートにパターンをエ
ッチングするために第1マスクを露光させ現像するフォ
トリトグラフのステップのため、第1ポジフォトレジス
ト、例えばシップレイ社のAZ1375またはAZ15
29(図1、C、7)が塗られる。塗られるレジストの
厚さは4ミクロンから7ミクロンの間で、5ミクロンが
望ましい。
ッチングするために第1マスクを露光させ現像するフォ
トリトグラフのステップのため、第1ポジフォトレジス
ト、例えばシップレイ社のAZ1375またはAZ15
29(図1、C、7)が塗られる。塗られるレジストの
厚さは4ミクロンから7ミクロンの間で、5ミクロンが
望ましい。
【0019】次に、開口部(8)がOC層にエッチング
される。水酸化ナトリウムとエチレンジアミン4酢酸
(EDTA)の混合液が腐蝕剤として使用されるのが好
ましい。好適な混合液は、11g/L NaOH+50
g/L Na2EDTA・2H2Oである。エッチング速
度はpHと温度に依存する。この溶液はpH11、温度
約50〜57゜Cで非常に安定に且つ安全に作用する。
それは金属フィルムまたは合金フィルムで作られたP2
フラッグを浸蝕しない。これらの条件を用いると、エッ
チング速度は約130ナノメートル/分であるが、容易
に200ナノメートル/分まで高めることができる。こ
れはまた、外部コンタクト金属が腐蝕していないので、
P2フラッグと次の金層との良好な接着を保証する。
される。水酸化ナトリウムとエチレンジアミン4酢酸
(EDTA)の混合液が腐蝕剤として使用されるのが好
ましい。好適な混合液は、11g/L NaOH+50
g/L Na2EDTA・2H2Oである。エッチング速
度はpHと温度に依存する。この溶液はpH11、温度
約50〜57゜Cで非常に安定に且つ安全に作用する。
それは金属フィルムまたは合金フィルムで作られたP2
フラッグを浸蝕しない。これらの条件を用いると、エッ
チング速度は約130ナノメートル/分であるが、容易
に200ナノメートル/分まで高めることができる。こ
れはまた、外部コンタクト金属が腐蝕していないので、
P2フラッグと次の金層との良好な接着を保証する。
【0020】第1フォトレジストを露光し現像した後、
さらにOCエッチング後、NiFeシード層(図1、
D,9)がつけられるが、次のメッキ・ステップで電気
的コンタクト層として機能するように清浄化された開口
部の表面にスパッターされるのが好ましい。シード層の
厚さは60ナノメートルと100ナノメートルの間で、
約80ナノメートルが好ましい。
さらにOCエッチング後、NiFeシード層(図1、
D,9)がつけられるが、次のメッキ・ステップで電気
的コンタクト層として機能するように清浄化された開口
部の表面にスパッターされるのが好ましい。シード層の
厚さは60ナノメートルと100ナノメートルの間で、
約80ナノメートルが好ましい。
【0021】ここで、スタッドの仕上がり寸法は巨視的
な接合技法によって左右されるため、先にエッチングさ
れたイメージより大きいマスクを使用して、第2ポジフ
ォトレジスト(11)が用意され、露光され、現像され
る。
な接合技法によって左右されるため、先にエッチングさ
れたイメージより大きいマスクを使用して、第2ポジフ
ォトレジスト(11)が用意され、露光され、現像され
る。
【0022】次に、金の薄層(図1、D,13)がマス
クの開口部につけられる。この金層の厚さは5ナノメー
トルと15ナノメートルの間にあり、9から10ナノメ
ートルが好ましい。
クの開口部につけられる。この金層の厚さは5ナノメー
トルと15ナノメートルの間にあり、9から10ナノメ
ートルが好ましい。
【0023】レジストを剥離した後、NiFeシード層
(9)は、真空乾式エッチ・プロセス(スパッタ・エッ
チングが好ましい)(図1、E)を使用して除去され
る。
(9)は、真空乾式エッチ・プロセス(スパッタ・エッ
チングが好ましい)(図1、E)を使用して除去され
る。
【0024】シード層をエッチングしてた後、磁気ヘッ
ドが既知の方法で完成される。
ドが既知の方法で完成される。
【0025】本発明の金伝導体スタッドの製造方法は、
先に述べた主な問題点の解決、すなわち機械的安定性、
化学的安定性および低接触抵抗を達成する。
先に述べた主な問題点の解決、すなわち機械的安定性、
化学的安定性および低接触抵抗を達成する。
【0026】従来使用された金属の組み合わせ(銅、N
iFe、銅、金)によるスタッドの接着不良が見られた
問題は、P2(1)と金層(13)間の界面が、非腐蝕
性溶液(NaOH/EDTA)と純NiFeシード層
(9)との使用で改善されることにより解決される。
iFe、銅、金)によるスタッドの接着不良が見られた
問題は、P2(1)と金層(13)間の界面が、非腐蝕
性溶液(NaOH/EDTA)と純NiFeシード層
(9)との使用で改善されることにより解決される。
【0027】本発明に従った製造方法では、界面が4つ
だけなので汚染の危険が軽減される。
だけなので汚染の危険が軽減される。
【0028】従来のプロセスでは、オーバーコートの上
に厚い銅スタッドがメッキされ、これらの銅スタッド
は、メッキされた銅が酸化アルミニウムで完全には囲ま
れていない構造部の周囲のオーバーコート中に、いわゆ
るマッシュルームを形成した。本発明に従った製造方法
では、金スタッド構造がマスク開口部に完全に適合し
(押しボタン効果、図2)、マッシュルームの発生は見
られない。
に厚い銅スタッドがメッキされ、これらの銅スタッド
は、メッキされた銅が酸化アルミニウムで完全には囲ま
れていない構造部の周囲のオーバーコート中に、いわゆ
るマッシュルームを形成した。本発明に従った製造方法
では、金スタッド構造がマスク開口部に完全に適合し
(押しボタン効果、図2)、マッシュルームの発生は見
られない。
【0029】当業者に知られている完全に金のプロセス
では、NiFe/金の界面に集積されたタリウムまたは
コバルトのような、金メッキ付着のために使用される粒
子精製剤が接着不良を起こした。本発明の製造方法にお
いては、僅か5乃至15ミクロンの金と、完全接着のた
め金と殆ど同じ元素構造をもつNiFeシードのみが使
用されるので、粒子精製剤の濃度が低い。
では、NiFe/金の界面に集積されたタリウムまたは
コバルトのような、金メッキ付着のために使用される粒
子精製剤が接着不良を起こした。本発明の製造方法にお
いては、僅か5乃至15ミクロンの金と、完全接着のた
め金と殆ど同じ元素構造をもつNiFeシードのみが使
用されるので、粒子精製剤の濃度が低い。
【0030】更に、銅が全く使用されていないので、銅
の再付着が発生せず、また銅に起因する腐蝕は生じな
い。
の再付着が発生せず、また銅に起因する腐蝕は生じな
い。
【0031】NiFeシード層はスパッター・エッチン
グされてしまうので、スタッドの表面が完全に清浄化さ
れ、そのため表面のラッピングは必要ではない。
グされてしまうので、スタッドの表面が完全に清浄化さ
れ、そのため表面のラッピングは必要ではない。
【0032】
【発明の効果】本発明は、金属の組み合わせに関する界
面の減少により、スタッドの接着を改善する。本発明の
他の利点は磁極チップに沿って銅の再付着が生じず、プ
ロセス中に毛細管が発生しないため、腐蝕性の要素が組
み込まれないことである。
面の減少により、スタッドの接着を改善する。本発明の
他の利点は磁極チップに沿って銅の再付着が生じず、プ
ロセス中に毛細管が発生しないため、腐蝕性の要素が組
み込まれないことである。
【0033】薄いオーバーコートに所定のパターンがエ
ッチングされ、後にこれに金が完全に充填されるため、
表面を平滑化する必要はない。従って、本製造方法によ
り、表面が完全に清浄化されたスタッドが得られる。
ッチングされ、後にこれに金が完全に充填されるため、
表面を平滑化する必要はない。従って、本製造方法によ
り、表面が完全に清浄化されたスタッドが得られる。
【0034】更に、このスタッドは接合圧力に対し機械
的により安定している。また、オーバーコートの付着時
間は著しく短縮される。
的により安定している。また、オーバーコートの付着時
間は著しく短縮される。
【0035】本発明の他の利点は、オーバーコート・プ
ロセス中に生じる熱ストレスが小さいことである。
ロセス中に生じる熱ストレスが小さいことである。
【図1】本発明に従った製造方法の概略的な処理工程で
ある
ある
【図2】本発明に従って完成したスタッドの概略的上面
図である。
図である。
1 第2磁極チップP2 3 P2フラッグ 5 オーバーコート 7 第1フォトレジスト 8 開口部 9 NiFeシード層 12 第2フォトレジスト 13 金薄層
Claims (10)
- 【請求項1】第1および第2磁極チップを構築するステ
ップと、 前記第1および第2磁極チップと、金属フィルムまたは
合金フィルムで作られ前記第2磁極チップの構築中にメ
ッキされた第2磁極チップ・フラグとを酸化アルミニウ
ム薄層で覆うステップと、 第1マスクとして第1フォトレジストを設けるステップ
と、 前記酸化アルミニウム薄層に所定のパターンをエッチン
グするために前記第1マスクを露光、現像するステップ
と、 NiFeシード層を清浄化された表面に設けるステップ
と、 第2マスクとして第2フォトレジストを設け、前記第2
マスクを露光、現像するステップと、 前記第2マスクの開口部に金の薄層を設けるステップ
と、 前記第2フォトレジストを除去し、前記NiFeシード
層をエッチングにより除去するステップと、よりなる磁
気薄膜ヘッドの製造方法。 - 【請求項2】前記酸化アルミニウム薄層の厚さが5ミク
ロンと20ミクロンの間である、請求項1の製造方法。 - 【請求項3】前記酸化アルミニウム薄層の厚さが15ミ
クロンである、請求項1の製造方法。 - 【請求項4】前記第1フォトレジストがポジフォトレジ
ストである、請求項1の製造方法。 - 【請求項5】前記所定のパターンをエッチングするため
に水酸化ナトリウムおよびエチレンジアミン4酢酸から
なる腐蝕液を使用する、請求項1の製造方法。 - 【請求項6】前記NiFeシード層の厚さが60から1
00ナノメートルである、請求項1の製造方法。 - 【請求項7】前記NiFeシード層の厚さが80ナノメ
ートルである、請求項1の製造方法。 - 【請求項8】前記第2フォトレジストがポジフォトレジ
ストである、請求項1の製造方法。 - 【請求項9】前記第2マスクが前記第一マスクより大き
い、請求項1の製造方法。 - 【請求項10】前記NiFeシード層がスパッター・エ
ッチングにより除去される、請求項1の製造方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
EP93111723A EP0635821A1 (en) | 1993-07-22 | 1993-07-22 | A process for the fabrication of thin film magnetic heads |
DE93111723.8 | 1993-07-22 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0744819A true JPH0744819A (ja) | 1995-02-14 |
Family
ID=8213099
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6053355A Pending JPH0744819A (ja) | 1993-07-22 | 1994-03-24 | 磁気薄膜ヘッドの製造方法 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5462637A (ja) |
EP (1) | EP0635821A1 (ja) |
JP (1) | JPH0744819A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008226306A (ja) * | 2007-03-09 | 2008-09-25 | Tdk Corp | 薄膜構造体のコンタクト形成方法 |
Families Citing this family (14)
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---|---|---|---|---|
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KR960042532A (ko) * | 1995-05-29 | 1996-12-21 | 이형도 | 박막 자기 헤드의 제조 방법 |
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JPH09153204A (ja) * | 1995-11-29 | 1997-06-10 | Read Rite S M I Kk | 薄膜磁気ヘッドの製造方法 |
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