JPS594767B2 - 薄膜磁気ヘッドの製造方法 - Google Patents

薄膜磁気ヘッドの製造方法

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JPS594767B2
JPS594767B2 JP15144975A JP15144975A JPS594767B2 JP S594767 B2 JPS594767 B2 JP S594767B2 JP 15144975 A JP15144975 A JP 15144975A JP 15144975 A JP15144975 A JP 15144975A JP S594767 B2 JPS594767 B2 JP S594767B2
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JP
Japan
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insulating layer
layer
magnetic head
film magnetic
thin film
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Expired
Application number
JP15144975A
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English (en)
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JPS5274326A (en
Inventor
謙二 金井
伸征 紙中
紀台 能知
登 野村
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication of JPS594767B2 publication Critical patent/JPS594767B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は薄膜磁気ヘッドの製造法に係わるもの10であ
つて、その目的は磁気ヘッドの記録媒体摺接面において
樹脂層を可能な限り最小にし、良好な摺接面を有する薄
膜磁気ヘッドを提供することにある。
一般に薄膜磁気ヘッドは第1図に示すように多15層構
造をとり、最終的にヘッドを仕上げ、記録媒体摺接面を
みると第2図に示すような状態を呈す。
即ち保持板8で圧接して樹脂接着すると、凹部に極めて
多量の樹脂層Tが入りこみ、記録媒体摺接面に樹脂層T
が露呈することとなる。このため一’)0 般に極めて
硬度が小さい樹脂層7は記録媒体との摺接によつて摩耗
が進行し、その結果削りとられた一部の樹脂がヘッド前
面に付着したり、保持板8、保護層6の端部がくずれる
等の現象が生じ、記録媒体に傷をつけたり短波長記録再
生の場合はフ5 その結果生じる分離損失が問題となる
。第1図で示した薄膜磁気ヘッドは比較的簡単な構造を
示しており、第2図で示すところの絶縁層2、4、保護
層6は示していない。このような場合でも第2図に示す
ように記録媒体摺接面におい90て凹凸部があり、さら
に複雑な構成の薄膜磁気ヘッドではより複雑な多層構造
をとるため、通常の構成方法によつては凹凸部が生じる
ことはさけられない。第1図および第2図は単巻型薄膜
磁気ヘッドの基本的な従来例を示しており、フエライト
ノ5 Fe−Ni合金、At−Fe−Si合金等の磁性
体、もしくはガラス、Si等の非磁性体の上部にFe一
Ni合金、At−Fe−Si合金等を蒸着(真空蒸)1
−着、電着、スパツタリング等の生成手段によつて)し
たものを基板1とし、必要に応じ絶縁層2を生成し、そ
の上部にCU,AU,At等の導体層3が所定のパター
ンに形成され、さらに絶縁層4、Fe−Nl合金等の磁
性層5が形成され、さらに上部には保護層6が形成され
た後、ガラス等の非磁性体の保持板8と樹脂接着される
薄膜磁気ヘツドの場合、磁性体層5の磁気的特性の劣化
、絶縁層2,4の熱による歪が原因となる絶縁不良、そ
れによる導体層3等の断線等の問題のため出来るだけ熱
サイクルを避けるのが望ましく、また特に各層が生成さ
れた後、高温で処理することは実際的な方法ではない。
このため保持板8を接着する方法としては比較的、低温
で処理が可能な樹脂を用いるのが一般的であり、硬度の
大きいガラス等でガラス接着するのは処理温度力塙温に
な〜り、今までのところ用いられていない。一方、この
ような薄膜磁気ヘツドのテープ走行結果をみるに、凸部
であつて保持板8と圧接されている部分9は樹脂層の流
入が極めて少なく、長時間のテープ走行に対しても損傷
が非常に少ないことが判つた。
しかし、凹部であつて樹脂層7が多い部分10では樹脂
層の摩耗、流れが激しく、その周辺に削りとられた樹脂
が強固にこびりついていたり、その周辺部分の保持板8
、保護層6、磁性層5等の端部の損傷等がおこることが
わかつた。本発明は上記のような問題を解決する薄膜磁
気ヘツド、およびその製造方法を提供するものである。
以下図面とともに本発明の詳細について述べる。
なお、第1図と共通の素子には共通の番号を付している
。第3図に示すように基板1上に順次、絶縁層2、導体
層3、絶縁層4を形成する。次に前記絶縁層4と別の物
質の絶縁層11を蒸着し、レジスト12を塗布する。こ
の時絶縁層11の厚さT2は前記導体層の厚みt1と同
じであることが必要である。ついでこのレジストとして
ネガレジストを使用する時は前記導体層3を形成した際
使用したホトマスクと逆のパターンのホトマスクを使用
すれば、レジスト12の所定の部分13が露光され、該
部分13は所定の液で除去される。この場合、レジスト
として、ポジレジストを使用する時は前記導体層3を形
成した際使用したホトマスクが使用出来、露光後、所定
の液により同様に所定の部分のレジスト13が除去され
る。ついで前記絶縁層11を適当なエツチング液により
腐蝕、残つているレジストを剥離する。この様子が第4
図に示されている。ここでわかるように絶縁層11のエ
ツチング液が絶縁層4を浸さないことが必要、もしくは
それらのエツチング速度に大きな違いがあることが必要
となる。例えば絶縁層4としてSlO絶縁層11として
SiO2を用いた場合、NH4F(40t)+H2O(
60CC)+HF(20CC)のエツチング液を用いる
と、SiO2に対するエツチング速度を1とした時、S
iOに対しては約0.1という実験結果が得られた。こ
のようにあるエツチング液に対して極めて遅いエツチン
グ速度を有する、ないしはほとんど腐蝕されない第1の
物質を絶縁層4として用い、必然的に段差部が生じた導
体層3上を前記絶縁層4でまず覆い、比較的エツチング
速度の早い第2の物質を絶縁層11として更に覆うこと
によつて、第1、第2の物質の絶縁層4,11のエツチ
ング速度の差を利用して、ほマ段差部がない表面を得る
ことが可能となる。導体層3の形成の際の端部での傾斜
、即ちエツチングフアクタ一およびその後の絶縁層4,
11の蒸着の方法によつて程度の違いはあるが、絶縁層
11の所定の部分をエツチングする際、若干、導体層3
の端部付近で凹部14が出来るが、これも面積的には極
めて小さい。次に、磁性層5が形成された後、上述した
と同様の方法によつて第1、第2の物質の絶縁層6,1
5を蒸着する。
この場合も第2の物質の絶縁層15の厚みT4は磁性層
5の厚みT3と同じであることが必要である。ついでレ
ジスト16が塗布され、第2の物質の絶縁層15のうち
、磁性層5の上部がエツチングされる。その様子が第5
図に示されている。この結果、保持板8を樹脂接着する
際、基板1に形成された層の表面は少なくとも記録媒体
摺接面側ではほマ凹凸部がない平面であり、樹脂層7が
露呈する部分が著しく少なくなる。なお、上記実施例に
おいては単巻型薄膜磁気ヘツドによつて説明したが、磁
気抵抗効果型薄膜磁気ヘツド等についても一般に段差部
が生じるため本発明が応用されることは自明である。さ
らに詳しく述べると、本発明のように第2の物質の絶縁
層11,15を露光、エツチングする際、凹凸部を生ぜ
しめる層(上述の例では導体層3、磁性層5)を形成す
る際使用するホトマスクと同一のものか(ポジレジスト
の場合)、逆のパターンのホトマスク(ネガレジストの
場合)を使用することが出来る。
但し、この場合は第1の物質の絶縁層4,6がそれぞれ
導体層3、磁性層5を完全に蔽うことが出来るかどうか
で導体層3、磁性層5の材質を決める必要がある。即ち
、完全に蔽うことができない構成の場合には、第2の物
質の絶縁層11,15のためのエツチング液で導体層3
、磁性層5がエツチングされないことが必要となつてく
る。上述の構成の単巻型薄膜磁気ヘツドでは外部回路と
の接続のため、導体層3の脚部の一部は露出させておく
必要があり、第1の物質の絶縁層4で完全に蔽つてはい
けない。従つて導体層3としては第2の物質の絶縁層1
1として上述のようにSiO2を用いた時はそのエツチ
ング液によつて腐蝕されない。Au等の物質を使用する
ことが必要となる。しかし、絶縁層6は磁性層5を完全
に蔽つても支障がないため、このような点を配慮する必
要はない。また、さらに、第2の物質である絶縁層11
を露光、エツチングする場合、記録媒体摺接面近傍のみ
、導体層3と同じパターンの部分をエツチングするとい
つた新たなホトマスクを用いれば、導体層3としてはそ
の物質の選択はさらに自由度がひろがる。また、上述し
た方法では二回、第2の物質である絶縁層11,15を
エツチングして樹脂層の露呈を極めて少なくしたが、第
6図に示すように絶縁層11は省略し導体層3の上部の
絶縁層15をエツチングすることによつても、従来例と
比較すれば樹脂層7の露出が少ないヘツドが実現出来る
。以上のように本発明によれば、あるエツチング液に対
してエツチング速度の異なる第1および第2の物質を絶
縁層として用いることにより、ある層によつて少くとも
記録媒体摺接面側に段差部が生じた時、その上部にエツ
チング速度の遅い第1の物質の絶縁層を形成し、さらに
上部に前記層の厚みと同じ厚みのエツチング速度の早い
第2の物質を形成した後、前記層と同じパターンで前記
第2の物質をエツチングし、凹凸の極めて少ない面を得
ることが可能となる。
このため、本発明によれば記録媒体摺接面で樹脂層の露
呈している部分が従来例に比較して非常に少ない薄膜磁
気ヘツドを実現出来、樹脂層の欠落、摩耗そして、それ
に伴う周辺の層、あるいは保持板の端部の損傷を防ぐた
め、周辺の層の流れがなく、又記録媒体摺接面での面ア
レが少なく、記録媒体面を損うこともない。そして記録
再生時における空隙損失の少ない長寿命の磁気ヘツドを
提供することが出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来例の薄膜磁気ヘツドの斜視図、第2図は従
来例の薄膜磁気ヘツドの記録媒体摺接面の様子を示す正
面図、第3図および第4図は本発明の薄膜磁気ヘッドの
製造工程の途中段階を示す断面図、第5図は本発明の薄
膜磁気ヘツドの記録媒体摺接面の様子を示す正面図、第
6図は本発明の別の実施例を示す薄膜磁気ヘツドの記録
媒体摺接面の様子を示す正面図である。 1・・・・・・基板、2・・・・・・絶縁層、3・・・
・・・導体層、4・・・・・・絶縁層、11・・・・・
・絶縁層、12・・・・・・フオトレジスト。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 少なくとも記録媒体摺接面側で薄膜磁気ヘッドの構
    成要素を基板上に多層膜面で形成し、前記基板面上にお
    ける凹凸面を第1の絶縁層で覆い、さらに前記第1の絶
    縁層の上を第2の絶縁層で覆い、前記凹凸面の凸部に相
    当する部分の前記第2の絶縁層をエッチングし、前記多
    層膜面を略平面にすることを特徴とする薄膜磁気ヘッド
    の製造方法。 2 少なくとも記録媒体摺接面側で薄膜磁気ヘッドの構
    成要素を基板上に多層膜面で形成し、前記基板面上にお
    ける凹凸面を第1の絶縁層で覆い、さらに前記第1の絶
    縁層の上を、前記第1の絶縁層よりエッチングされやす
    い第2の絶縁層で覆い、前記凹凸面の凸部に相当する部
    分の前記第2の絶縁層をエッチングし、前記多層膜面を
    略平面にすることを特徴とする薄膜磁気ヘッドの製造方
    法。
JP15144975A 1975-12-17 1975-12-17 薄膜磁気ヘッドの製造方法 Expired JPS594767B2 (ja)

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JPS5274326A JPS5274326A (en) 1977-06-22
JPS594767B2 true JPS594767B2 (ja) 1984-01-31

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JPS6198208U (ja) * 1984-11-29 1986-06-24

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JPS5274326A (en) 1977-06-22

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