JPH074135B2 - パン製造機 - Google Patents

パン製造機

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JPH074135B2
JPH074135B2 JP63043129A JP4312988A JPH074135B2 JP H074135 B2 JPH074135 B2 JP H074135B2 JP 63043129 A JP63043129 A JP 63043129A JP 4312988 A JP4312988 A JP 4312988A JP H074135 B2 JPH074135 B2 JP H074135B2
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bread
dough
chamber
conduit
shutter
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一義 入沢
元甫 田角
成二 笠原
俊之 樋口
金雄 小田
孝夫 中林
道彦 鈴木
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東芝機器株式会社
東芝設備機器株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、パン生地造りからパン焼き上げまでを自動的
に行なうパン製造機に関する。
(従来の技術) 家庭やパン屋でパンを製造する場合、一般的に、パン生
地の練上げ、発酵、ガス抜きなどを手作業で行ない、そ
して、オーブンに入れて焼き上げるが、パン生地造りか
らパン焼き上がりまでには時間と手間がかかり、しか
も、良質のパンを焼き上げるには熟練が必要であった。
また、例えば特開昭62−41623号公報に記載されている
ように、パン生地造りから焼き上げまでを自動的に行な
い、家庭でパンが手軽にできる家庭用のパン製造機が知
られている。このパン製造機は、1つのパン型を機体内
に収納し、このパン型内に投入されたパン原料からパン
型の底部の羽根を回転させることによりパン生地を練上
げ、そして、このパン型内でパン生地を発酵させ、パン
型の外側に配設したヒータによりパン型を熱してパンを
焼き上げる構造が採られている。
しかし、上記家庭用のパン製造機では、一度に製造でき
るパンの数は1個で、例えばパン型が角形の食パン形状
であれば一斤程度であった。なお、1つのパン型内で1
個のパン生地から製造できるパンの大きさには限界があ
り、例えば3斤用のパン型を用いたとしても、パン型が
長くなるためパン生地の攪拌不良や型内でも偏りが生じ
やすく、パン型を大きくするほどパンの出来が低下する
問題がある。
また、パン工場では、機械を導入して多量のパンを製造
できるが、大掛りな設備が必要となる問題がある。
(発明が解決しようとする課題) 上記のように、パンを自動的に製造する場合、家庭用の
パン製造機では製造できるパンは例えば食パン1斤程度
と少なく、また、一度に多くのパンを製造するとなると
パン工場のような大きな設備が必要となる問題がある。
本発明は、上述のような点に鑑みなされたもので、一度
に多くのパンを自動的に製造することができ、しかも、
構造が簡素なパン製造機を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 本発明のパン製造機は、機体内の上部に配置され、下面
にシャッタを開閉可能に有しパン生地の原料を攪拌する
攪拌器を設けるとともに、この攪拌器からシャッタの開
放によりパン生地を受入れて生地導管にパン生地を押出
す押出し機構を設け、かつ、上記生地導管に連通しこの
生地導管を通じて所定量のパン生地が送り込まれるとパ
ン生地の受入れを規制するカッターを有するとともに下
面に扉体を開閉可能に有する定量室を設けたパン生地供
給装置と、上記機体内において上記パン生地供給装置を
水平移動させる供給移動機構と、上記機体内において上
記供給移動機構による上記定量室の移動域下方に複数並
設され、定量室から扉体の開放により供給されるパン生
地を受入れるパン型と、上記機体内に設けられ上記複数
のパン型を収容してパンを焼き上げるオーブン室とを具
備したものである。
(作用) 本発明のパン製造機では、パン生地供給装置の攪拌器で
パン生地を攪拌し、この攪拌器から受入れたパン生地を
押出し機構により生地導管を通じて定量室に押出し、こ
の定量室でパン生地を定量に分離してパン生地供給装置
の下方のパン型に供給する。さらに、パン生地供給装置
を複数並設された各パン型上で順次水平移動させるとと
もに、パン生地供給装置の定量室での定量のパン生地の
分離を複数回繰返し、複数並設された各パン型にパン生
地を供給する。そして、ピン生地が供給された複数のパ
ン型をオーブン室に入れてパンを焼き上げる。
(実施例) 以下、本発明の一実施例の構成を図面を参照して説明す
る。
第1図において、1はパン製造機の機体で、この機体1
の内部の前側上部には機体1の前面に対して平行に移動
可能とするパン生地供給装置2が配設されている。
このパン生地供給装置2は上部に攪拌器3を有し、この
攪拌器3は、上下方向に開口し周壁の下部間隔が狭くな
るように設けられた攪拌槽4を備えており、この攪拌槽
4の内側には攪拌羽根5が回転自在に架設され、攪拌槽
4の前側に配設されたモータ6の回転駆動によって攪拌
羽根5が回動し、攪拌槽4の内部でパン生地を攪拌す
る。また、上記攪拌槽4の底部はシャッタ7によって構
成され、このシャッタ7は、攪拌槽4の側方に開放スラ
イド可能とし、攪拌槽4の側部から突出する下面部にラ
ック8が設けられ、このラック8に螺合するピニオンギ
ア9がモータ10によって正逆回転駆動されることによ
り、攪拌槽4の底面を開閉する。
上記攪拌槽4の上部には水や添加物などの供給機構11が
設けられ、第2図および第3図にも示すように、この供
給機構11は攪拌槽4の上端外縁部に水槽12を有し、この
水槽12の下部に上記攪拌羽根5の上方に先端部が臨む給
水管13が連通され、そして、給水管13の途中に設けられ
た電磁弁14の開放により、水槽12内の水を給水管13を通
じて攪拌槽4内に供給する。また、供給機構11は攪拌槽
4の上端縁部に攪拌槽4の上面に突出して設けられた添
加物容器15を有し、この添加物容器15は、底部に放出口
16を有する箱体からなり、この放出口16をソレノイド17
によってスライド駆動されるシャッタ18が開閉する。な
お、この添加物容器15のシャッタ開放方向の内壁には先
端部をシャッタ18の上面に近接させて落し板19が設けら
れ、この落し板19によってシャッタ18の開放時にシャッ
タ18上の添加物を放出口16に落し込む。
上記パン生地供給装置2は攪拌器3の下部に押出し機構
20を有し、この押出し機構20は、攪拌槽4の下部に連設
された導入シュート21の下面に連通して左右方向に細長
い押出し室22を有し、この押出し室22内にはコイル状の
スクリュー23が回転自在に架設され、このスクリュー23
に連結されたモータ24の回転駆動によって攪拌槽4から
押出し室22に導入されたパン生地を左方に向けて押出し
移送する。また、押出し室22の左端下面に連通して生地
導管25が設けられ、この生地導管25は下部側が前後方向
に拡開して設けられている。
上記パン生地供給装置2は生地導管25の下部に前後方向
に沿って複数の定量室26を有し、この各定量室26は、生
地導管25の下面を覆う覆い板27に上端が固着され生地導
管25の内部と連通する円筒状の定量筒28の内部で構成さ
れ、例えば角形の食パン1斤分に相当する量のパン生地
を収容する。この各定量筒28と生地導管25との連通は覆
い板27の上面にスライド可能に配設されたカッター29に
よって開閉可能とされ、このカッター29は、生地導管25
と覆い板27との間の側部から突出する下面部にラック30
が設けられ、このラック30に螺合するピニオンギヤ31が
モータ32によって正逆回転駆動されることにより、各定
量室26と生地導管25とを一体的に開閉する。また、各定
量筒28の底面は扉体33によって構成され、この扉体33
は、回転軸34を中心に揺動可能に支持され、この回転軸
34をモータ35によって正逆回転駆動することにより、定
量室26の下面を開閉する。
また、第4図に示すように、定量筒28の上端近傍に設け
られた窓孔36に例えばゴムからなる押動体37が密着固定
され、定量室26内に所定量のパン生地が押込まれて押動
体37を押圧すると、この押動体37に取付けられた押し棒
38がマイクロスイッチ39を押し、上記スクリュー23のモ
ータ24を停止させるとともに、モータ32を始動させてカ
ッター29で定量室26の上面を閉鎖させる。
上記パン生地供給装置2は供給移動機構41によって機体
1内の上部で左右方向に移動可能に支持されており、こ
の供給移動機構41は、機体1の左右内側間に架設された
一対のガイドレール42を有し、このガイドレール42上を
摺動自在とするレール受部材43を攪拌槽4の上端縁部に
取付け、また、各ガイドレール42の両端下部に回転自在
に軸着した歯車44,45間にタイミングベルト46を張設
し、このタイミングベルト46にレール受部材43を連結
し、そして、歯車45に連結されたモータ47の駆動によっ
てタイミングベルト46が正逆回転し、このタイミングベ
ルト46と一体的にパン生地供給装置2が機体1の内部で
左右方向に移動する。
上記機体1の内部の下部域には複数のパン型51が移動機
構52によって前後方向に移動可能に配設されている。こ
のパン型51は、上面を開口する長方形箱状に設けられ、
例えば長手方向に3斤の食パンを製造できる形状寸法に
なっており、上記各定量室26の移動域下方に複数並設さ
れている。また、第5図および第6図に示すように、上
記移動機構52は上記にパン型51が位置決め配置される移
動台53を有し、この移動台53は、左右両縁部が機体1の
両内側に回転自在に軸着された複数のローラ54上に前後
方向にスライド自在に支持され、そして、移動台53の下
面中央から突出するレバー55に固着した歯車56が機体1
の底板上の歯車57間に前後方向に沿って張設したタイミ
ングベルト58に螺合し、歯車57に連結されたモータ59の
正逆回転駆動によって機体1の内部で前後方向に移動す
る。
また、移動台53の前端部には支軸60を支点としてオーブ
ン室用扉体61が揺動開閉可能に取付けられ、この扉体61
は直立姿勢で上端部がパン型51よりも上方に突出し、こ
の扉体61の直立姿勢では後方への回動が図示しないスト
ッパで規制されるとともに、第7図のように、扉体61の
前方への回動は扉体61の端面に回転自在に支持されたス
トッパ金具62の爪63が移動台53の端面に突設された軸64
に係着することにより規制され、このストッパ金具62は
スプリング65によって爪63が軸64に係着する方向に付勢
されており、ストッパ金具62の解除操作により扉体61を
前方に回動開放することができる。
上記機体1内の後側下部にはオーブン室71が設けられ、
このオーブン室71は、前面に上記パン型51および移動台
53が進入移動可能とする開口部72を有するオーブン枠73
の内部に設けられ、移動台53の進入域の上下面にヒータ
74が架設されている。なお、ヒータ74は、直管形であ
り、上記各パン型51の間および両外側のパン型51の外側
の位置に対応してそれぞれ架設されている。
上記オーブン室71には上記パン型51の上面を閉塞する複
数の角形パン製造用の蓋体75を有し、この各蓋体75はオ
ーブン枠73の上面にスライド部材76を介して上下動可能
に貫通する一対のシャフト77によって支持され、この各
シャフト77は上端部が横枠78によって一体的に連結さ
れ、この横枠78に取付けられたラック79に噛合するピニ
オンギヤ80がモータ81によって駆動されることにより、
複数の蓋体75が一体的に上下動する。
また、上記オーブン室71には移動台53の進入移動方向の
側壁にマイクロスイッチ82が設けられ、移動台53がオー
ブン室71の内部に進入移動した際に、移動台53の下面に
取付けられた作動片83がマイクロスイッチ82を押し、そ
れによって角形の食パンの製造が選定されている場合に
限りモータ81の駆動が開始されて蓋体75が下降する。ま
た、オーブン枠73の上面にはマイクロスイッチ84が取付
けられ、蓋体75の下降時に横枠78から突設された作動片
85がマイクロスイッチ84を押し、蓋体75がパン型51の上
面を閉塞するのに合わせてモータ81の駆動が停止され
る。
なお、上記移動台53がオーブン室71に進入した状態で
は、移動台53の扉体61がオーブン枠73の開口部72を閉塞
し、また、この扉体61が開口部72を閉塞した時点で、扉
体61に取付けられた作動片86がオーブン枠73に取付けら
れたマイクロスイッチ87を押すことにより、上記ヒータ
74への通電回路が閉成され通電が許容される。
また、上記機体1の上面前部には攪拌器3および添加物
容器15などの上面に臨んで蓋体91が開閉可能に設けら
れ、さらに、機体1の前面下部にはパン型51を出入れす
るための一対の扉体92が観音開きに開閉可能に設けられ
ている。
次に、パンの製造工程を第8図を参照して説明する。
製造するパンは角形の食パンとした場合、その選定モー
タを製造機に予めセットし、パン型51を移動台53上に位
置決め配置しておく。
一方、攪拌槽4には小麦粉、塩、スキムミルク、砂糖、
バターなどを所定量ずつ投入し、また、水槽12には所定
量の水を入れるとともに、添加物容器15にドライイース
ト、レーズン、ショートニング、芳香材などの各種添加
物を所定量ずつ入れる。
なお、パン生地供給装置2は右方位置に待機しており、
各定量室26が最も右側のパン型51上にある。
そして、スタート操作あるいはタイマの設定による自動
運転によって攪拌羽根5の回転が開始されると、電磁弁
14が開放されて水槽12の水が給水管13を通じて攪拌槽4
に供給され、上記小麦粉などとこね合わせる。このと
き、水は給水管13によって攪拌羽根5の上部に供給され
るため、小麦粉などと容易かつ良好にこね合わせること
ができ、しかも、供給された水は直ぐに小麦粉などとこ
ね合わせられるため、攪拌槽4からの水漏れのおそれが
少なく、攪拌槽4自体および攪拌槽4とシャッタ7との
間のシールを簡易にすることができる。また、上記給水
管13の先端にノズルを設けて水をシャワー状態で供給す
ることにより、小麦粉などとより容易かつ良好にこね合
わせることができる。
上記攪拌槽4の内部でパン生地を所定時間攪拌した後、
攪拌羽根5の回転を停止し、パン生地を所定時間ねかせ
る。
ついで、攪拌羽根5の回転を再開するとともに、添加物
容器15に収容されている各種添加物を攪拌槽4内に投入
し、パン生地と添加物とを攪拌する。この添加物容器15
からの添加物の投入は、シャッタ18の開放によって行な
われるが、添加物が例えば油などの粘性のあるものであ
っても落し板19によってシャッタ18の上面から剥離させ
て確実に投入することができる。
上記攪拌槽4の内部でパン生地を所定時間攪拌した後、
攪拌羽根5の回転を停止し、例えば40℃の発酵温度雰囲
気中においてイースト菌の予備発酵(一次発酵)を所定
時間行なう。なお、この発酵温度雰囲気を作るには、攪
拌器3の近傍に別途設けたヒータに通電することにより
行なうか、あるいは、開口部72が開放状態にあるオーブ
ン室71のヒータ74に通電して行なう。
ついで、攪拌槽4の底部のシャッタ7を開放し、攪拌し
たパン生地を導入シュート21を通じて押出し室22に導入
する。
ついで、スクリュー23を回転させ、押出し室22に導入さ
れたパン生地を生地導管25に向けて押出すとともに、そ
の押出し動作によりパン生地のガス抜きを同時に行な
う。
上記スクリュー23の回転によって押出されるパン生地は
生地導管25を通じて各定量室26にそれぞれ押込まれてい
く。このとき、カッター29は開放状態にある。そして、
定量室26内に所定量のパン生地が入ると、そのパン生地
によって定量筒28に設けられた押動体37を外方へ変位さ
せてマイクロスイッチ39を押し、それによってスクリュ
ー23の回転を停止させてパン生地の押出しを停止すると
ともに、カッター29を閉鎖移動させて各定量室26内への
パン生地の進入を遮断する。そのため、各定量室26内に
1斤分に相当する量のパン生地が分離される。
ついで、各定量室26の底部の扉体33を開放し、複数のパ
ン生地を最も右側のパン型51の内部に自重によって一度
に落し込む。その後、供給移動機構41によってパン生地
供給装置2を左方に向かって所定距離すなわちパン生地
を供給した最も右側のパン型51の左側に隣接するパン型
51の上方に定量室26が臨む位置まで移動させ、扉体33で
定量室26の底面を閉塞するとともにカッター29を開放移
動させ、スクリュー23を回転させて再び定量室26にパン
生地を押込み、上記のように各定量室26に1斤分に相当
する量のパン生地をそれぞれ分離し、その複数のパン生
地をパン型51の内部に一度に落し込む。同様にしてパン
生地供給装置2を左方に向かって所定距離ずつすなわち
前回パン生地を供給したパン型51の左側に隣接するパン
型51の上方に定量室26が臨む位置まで順次移動させ、パ
ン型51の内部に複数のパン生地を一度に落し込む。この
ようにして、全てのパン型51に対して1斤分ずつ均等に
分けたパン生地を複数個ずつ所定の各内部位置に自動供
給することができる。
ついで、移動台53をオーブン室71に向けて移動させ、複
数のパン型51をオーブン室71に入れる。移動台53がオー
ブン室71に入り、マイクロスイッチ82を押すと、蓋体75
が下降して各パン型51の上面を閉塞する。なお、この蓋
体75は、角形の食パンの製造が選定されている場合にの
みマイクロスイッチ82を押すことによって自動的に下降
し、角形の食パン以外の山形のパンなどの製造が選定さ
れている場合にはマイクロスイッチ82を押しても下降し
ない。また、移動台53がオーブン室71に入ることによ
り、扉体61でオーブン室71の開口部72を閉塞するととも
に、作動片86でマイクロスイッチ87を押してヒータ74の
通電回路を閉成する。
ついで、パン生地を所定時間ねかせた後、上記予備発酵
と同様に例えば40℃の発酵温度雰囲気中においてイース
ト菌の成形発酵を所定時間行なう。この発酵温度雰囲気
を作るにはヒータ74への通電制御により行なう。
上記成形発酵の完了後、ヒータ74への通電制御により、
オーブン室71の温度を例えば180℃の温度に上昇させ、
パンを焼く。
パンを焼き上げた後、蓋体75を上昇させ、移動台53を前
方に移動させてパン型51をオーブン室71から前方へ取出
す。
ついで、図示しない冷却ファンを回転させ、パン型51を
冷却する。
そして、機体1の扉体92を開放し、移動台53に止まって
いるストッパ金具62を解除して扉体61を前方に倒し、各
パン型51を取出す。
以上のように、パン材料を投入しておけばスタート操作
あるいはタイマの設定による自動運転に基づいて、攪拌
器3でパン生地を作り、押出し機構20で生地導管25を通
じて各定量室26にパン生地を押出すとともにガス抜きを
同時に行ない、定量室26でパン生地を所定量ずつに分離
し、パン生地供給装置2を供給移動機構41によって移動
させながら定量室26で分離した複数のパン生地を各パン
型51に順次供給し、オーブン室71に入れて焼くことによ
り、一度に多くのパンを自動的に製造することができ、
すなわち上記実施例では3斤用のパンを6本製造するこ
とができる。
また、熟練を必要とすることなく良質のパンを製造する
ことができ、しかも、定量室26によってパン生地が所定
量ずつに分離されるため、パン型51内で略均等のパンを
製造することができる。
なお、上記のように、タイマセットで自動的に運転開始
するようにすれば、人手を必要とすることなく所要の時
間にパンを焼き上げることができる。
また、上部が山形のパンを製造する場合には、その選定
モードを製造機に予めセットしておくことにより、パン
生地を収容したパン型51をオーブン室71に入れた際に蓋
体75は下降せず、パン型51の上面が開放状態のまま焼き
上げる。
また、定量室26の数、パン型51の大きさや数などは製造
するパンの大きさや数によって任意に選定できる。
(発明の効果) 本発明によれば、一つの機体内にパン生地供給装置、パ
ン生地供給装置を移動させる供給移動機構、複数のパン
型およびオーブン室などを備え、パン生地供給装置の攪
拌器で攪拌したパン生地を定量室で定量に分離してパン
生地供給装置の下方のパン型に供給するとともに、この
パン生地供給装置を複数並設された各パン型上で順次水
平移動させて複数並設された各パン型にパン生地を供給
し、パン生地が供6された複数のパン型をオーブン室に
入れてパンを焼くため、一度に多くのパンを自動的に製
造することができ、しかも、その構造は簡素にできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のパン製造機の一実施例を示す斜視図、
第2図および第3図はパン生地製造供給部分の断面図、
第4図は定量室の一部の断面図、第5図はパン型移動部
分の断面図、第6図はオーブン室の断面図、第7図は移
動台の一部の斜視図、第8図はパン製造の工程図であ
る。 1……機体、2……パン生地供給装置、3……攪拌器、
7……シャッタ、20……押出し機構、25……生地導管、
26……定量室、29……カッター、33……扉体、41……供
給移動機構、51……パン型、71……オーブン室。
フロントページの続き (72)発明者 笠原 成二 群馬県前橋市古市町180番地 東芝機器株 式会社内 (72)発明者 樋口 俊之 群馬県前橋市古市町180番地 東芝機器株 式会社内 (72)発明者 小田 金雄 群馬県前橋市古市町180番地 東芝機器株 式会社内 (72)発明者 中林 孝夫 群馬県前橋市古市町180番地 東芝機器株 式会社内 (72)発明者 鈴木 道彦 東京都品川区東五反田1丁目11番15号 東 芝設備機器株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】機体内の上部に配置され、下面にシャッタ
    を開閉可能に有しパン生地の原料を攪拌する攪拌器を設
    けるとともに、この攪拌器からシャッタの開放によりパ
    ン生地を受入れて生地導管にパン生地を押出す押出し機
    構を設け、かつ、上記生地導管に連通しこの生地導管を
    通じて所定量のパン生地が送り込まれるとパン生地の受
    入れを規制するカッターを有するとともに下面に扉体を
    開閉可能に有する定量室を設けたパン生地供給装置と、 上記機体内において上記パン生地供給装置を水平移動さ
    せる供給移動機構と、 上記機体内において上記供給移動機構による上記定量室
    の移動域下方に複数並設され、定量室から扉体の開放に
    より供給されるパン生地を受入れるパン型と、 上記機体内に設けられ上記複数のパン型を収容してパン
    を焼き上げるオーブン室と、 を具備したことを特徴とするパン製造機。
JP63043129A 1988-02-25 1988-02-25 パン製造機 Expired - Lifetime JPH074135B2 (ja)

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JP63043129A JPH074135B2 (ja) 1988-02-25 1988-02-25 パン製造機

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JPH01218536A JPH01218536A (ja) 1989-08-31
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS53104781A (en) * 1977-02-24 1978-09-12 Fujisawa Mfg Apparatus for filling bread dough into mold
JPS60164423A (ja) * 1984-02-06 1985-08-27 松下電器産業株式会社 食品加工調理装置

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JPH01218536A (ja) 1989-08-31

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