JPH0728637B2 - パン製造機 - Google Patents

パン製造機

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JPH0728637B2
JPH0728637B2 JP16652188A JP16652188A JPH0728637B2 JP H0728637 B2 JPH0728637 B2 JP H0728637B2 JP 16652188 A JP16652188 A JP 16652188A JP 16652188 A JP16652188 A JP 16652188A JP H0728637 B2 JPH0728637 B2 JP H0728637B2
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dough
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一義 入沢
元甫 田角
俊之 樋口
金雄 小田
道彦 鈴木
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東芝機器株式会社
東芝設備機器株式会社
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A21BAKING; EDIBLE DOUGHS
    • A21CMACHINES OR EQUIPMENT FOR MAKING OR PROCESSING DOUGHS; HANDLING BAKED ARTICLES MADE FROM DOUGH
    • A21C1/00Mixing or kneading machines for the preparation of dough
    • A21C1/003Plant; Systems, i.e. flow charts or diagrams

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  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Botany (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Food Science & Technology (AREA)
  • Manufacturing And Processing Devices For Dough (AREA)
  • Bakery Products And Manufacturing Methods Therefor (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は、パン生地作りからパン焼き上げまでを自動的
に行なうパン製造機に関する。
(従来の技術) 家庭やパン屋でパンを製造する場合、一般的に、パン生
地の練上げ、発酵、ガス抜きなどを手作業で行ない、そ
して、オーブンに入れて焼き上げるが、パン生地作りか
らパン焼き上がりまでには時間と手間がかかり、しか
も、良質のパンを焼き上げるには熟練が必要であった。
また、例えば特開昭62−41623号公報に示されるよう
に、パン生地作りから焼き上げまでを自動的に行なう家
庭用のパン製造機があり、家庭でパンが手軽にできる。
このパン製造機は、1つのパン型を機体内に収納し、こ
のパン型内に投入されたパン原料からパン型の底部の羽
根を回転させることによりパン生地を練上げ、そして、
このパン型内でパン生地を発酵させ、パン型の外側に配
設したヒータによりパン型を熱してパンを焼き上げる。
しかし、上記のような家庭用のパン製造機では、1つの
パン型で練上げから焼き上げまで行なうため、一度に製
造できるパンの数は1個で、例えばパン型が角形の食パ
ン形状であれば1斤程度であり、連続製造も行なえなか
った。なお、1つのパン型内で1個のパン生地から製造
できるパンの大きさには限度があり、パン形はあまり大
きくできない。
また、パン工場では、機械を導入して多量のパンを製造
できるが、大掛りな設備が必要となる。
さらに、従来、パン工場では、ピストンによりパン生地
をたとえば1斤分ずつ定量するための定量室にパン生地
を送り込んでいたが、初期の定量時は定量容量が少なく
なる欠点があり、何回か作動させた後、安定したパン生
地容量を得ていた。
(発明が解決しようとする課題) 上記のように、パンを自動的に製造する場合、家庭用の
パン製造機では一度に製造できるパンは例えば食パン1
斤程度で少ないとともに、連続製造も行なえず、また、
一度に多くのパンを製造するとなるとパン工場のような
大きな設備が必要となる。さらに、従来のパン工場で
は、ピストンにより定量室にパン生地を送り込んでいた
ため、始めは安定した定量を行なえなかった。
本発明は、上述のような点に鑑みなされたもので、一度
にあるいは連続的に多くのパンを製造することも可能
で、しかも、パンの製造を少ない工程と低いコストで全
自動化できるパン製造機を提供することを目的とするも
のである。さらに、パン生地の定量を始めから安定して
行なえるパン製造機を提供することを目的とするもので
ある。
〔発明の構成〕
(課題を解決するための手段) 本発明のパン製造機は、上記目的を達成するために、パ
ンの原料を撹拌してパン生地を造る撹拌装置を設け、こ
の撹拌装置から所定量のパン生地を受入れる定量装置を
設け、この定量装置から上記所定量のパン生地を受入れ
丸める丸め装置を設け、また、この丸め装置から丸めら
れたパン生地を受入れるパン型を設け、さらに、このパ
ン型に受入れられたパン生地をパンに焼き上げるオーブ
ン装置を設けたものである。
さらに、定量装置は、空気圧などの圧力をかけて撹拌装
置から定量装置の定量室にパン生地を送り出すコンプレ
ッサなどの加圧装置を有するものとしてもよい。
(作用) 本発明の請求項1のパン製造機では、撹拌装置がパンの
原料を撹拌してパン生地を造り、つぎに、定量装置が撹
拌装置から所定量のパン生地を受入れるとともに丸め装
置に送り出し、つぎに、この丸め装置がパン生地を丸
め、つぎに、丸め装置から丸められたパン生地がパン型
に送り出され、つぎに、オーブン装置がパン型内のパン
生地をパンに焼き上げる。
さらに、本発明の請求項2のパン製造機では、加圧装置
がかける圧力により、撹拌装置から定量装置の定量室に
所定量のパン生地が送り出される。
(実施例) 以下、本発明のパン製造機の一実施例を図面に基づいて
説明する。
第1図および第2図において、11は函状の機体で、この
機体11の内部は、水平な仕切板12,13により上下に並ぶ
3つの空間部14,15、16に区画されている。また、上記
機体11の少なくとも前面は開口されており、この前面は
上記各空間部14,15,16にそれぞれ対応する前面板17,18,
19により開閉自在に閉塞されている。
そして、上側の上記空間部14に、パンの原料を撹拌して
パン生地20を造る撹拌装置21が配設されている。また、
中間の上記空間部15の上側に、上記撹拌装置21から所定
量のパン生地20を受入れる定量装置22が配設されてい
る。また、同じ中間の空間部15の下部後側に、上記定量
装置22から所定量のパン生地20を受入れこのパン生地20
をガス抜きを行ないつつ丸める丸め装置23が配設されて
いる。また、下側の上記空間部16には、上記丸め装置23
から丸められたパン生地を受入れるパン型24が挿脱自在
に収納されている。さらに、同じ下側の空間部16の後側
に、上記パン型24に受入れられたパン生地20をパンに焼
き上げるオーブン装置25が配設されている。
つぎに、上記撹拌装置21について、主に第3図を参照し
て詳しく説明する。
上記上側の仕切板12の前面には、上下面を開口しかつ下
部が漏斗状になっている撹拌槽31が着脱自在に取付けら
れている。すなわち、上記上側の仕切板12上に固着され
た係止体32と、上記撹拌槽31の下端部に固着された被係
止体33とが、この被係止体33の回動に伴って係脱自在に
係合される構造となっている。そして、上記撹拌槽31の
下面の開口が上記上側の仕切板12に形成された開口部34
に重合されている。また、上記撹拌槽31の上面の開口
は、着脱自在の下蓋36により開閉自在に閉塞されてい
る。すなわち、上記撹拌槽31の上端部に形成されたフラ
ンジ部37と、上記下蓋36の周縁部に形成された溝部38と
が、上記下蓋36の手動による回動に伴って係脱自在に係
合される構造となっている。なお、これら下蓋36と撹拌
槽31との間には、両者間の気密性を保持するシールパッ
キング39が設けられている。
また、上記上側の仕切板12上には撹拌槽の後方に位置し
て支持体41が立設されており、この支持体41の上端部に
撹拌モータ取付板42がヒンジ43により上下回動自在に支
持されている。なお、この撹拌モータ取付板42は、水平
になって上記撹拌槽31に上方から対向する位置で回動が
止まるようになっている。そして、この撹拌モータ取付
板42上の中央部に支持体44を介して撹拌モータ45が固着
されており、この撹拌モータ45の下方へ突出したモータ
シャフト46の下部にはカップリング47が取付けられてい
る。また、このカップリング47の下側には上側撹拌シャ
フト48が連結され、この上側撹拌シャフト48の下側に着
脱自在に連結された下側撹拌シャフト49の下側には、上
記撹拌槽31内に位置する撹拌羽根50が取付けられてい
る。なお、上記撹拌シャフト48は上記撹拌モータ取付板
42に設けられたベアリング51により回動自在に支持され
ており、上記下側撹拌シャフト49は上記下蓋36の中心部
を回動自在に貫通している。なお、上記下側撹拌シャフ
ト49には、環状の上記下蓋36の内側に位置する鍔部52が
設けられている。
また、上記撹拌槽31の内周面上部には添加物容器固定板
56がスポット付けにより固着されている。そして、この
添加物容器固定板56上に第4図にも示すような添加物容
器57が着脱自在に装着されている。すなわち、この添加
物容器57の両側に形成された鍔部58が上記添加物容器固
定板56上に載りナイラッチにより固定されている。上記
添加物容器57には、上下へ開口した大、中、小の容量を
有する複数たとえば4つの添加物収容室59,59aが区画形
成されている。そして、これら添加物収容室59,59aの下
面の開口は、蝶番60により上記添加物容器57に上下動回
動自在に支持された開閉板61によりそれぞれ開閉自在に
閉塞されており、これら開閉板61はそれぞれスプリング
62により常時閉方向へ付勢されている。なお、これらス
プリング62の付勢力は、上記添加物収容室59,59aに入れ
られる添加物の重量よりも大きくなっている。さらに、
上記下蓋36の中央部には、上記全添加物収容室59,59aに
上方から対向する開口部63が形成されている。
また、上記撹拌モータ取付板42には撹拌シャフト48の外
周側に位置して、複数の上蓋シャフト66が軸受67を介し
て上下摺動自在に支持されている。そして、これら上蓋
シャフト66の下端には、上記下蓋36の開口部36を上方か
ら開閉自在に閉塞する上蓋68が固着されている。なお、
この上蓋68における開口部63を閉塞する位置にはシール
パッキング69が設けられている。また、上記モータ取付
板42上に支持体70を介して上下モータ71が固着されてお
り、この上下モータ71により上記上蓋シャフト66のうち
の1つが上下い駆動されるようになっている。さらに、
上記モータ取付板42上にマイクロスイッチ取付板72が立
設されており、このマイクロスイッチ取付板72に、上記
上下モータ71を制御する3つのマイクロスイッチ73,74,
75が上下に並んで固着されている。一方、上記上蓋シャ
フト66のうちの1つの上端部には、上記マイクロスイッ
チ73,74,75を押圧して作動させるドグ76が設けられてい
る。さらに、上記上蓋68には、上記下蓋36の開口部63を
通り上記開閉板61を上方から押圧して開く複数たとえば
5本の押し棒77,77aが垂設されている。そして、添加物
収容室59aに対応する1つの押し棒77aは、他の押し棒77
よりも長くなっている。
また、第1図および第2図に示すように、上記上側の仕
切板12上には上記撹拌槽31の近傍に位置して発酵ヒータ
81が固着されている。さらに、上記機体11内の上側の空
間部14においてさらに垂直仕切壁82と水平仕切壁83とに
より区画された後部上側の空間部には、上記撹拌槽31の
周辺に冷却風を供給する冷却装置84が配設されている。
また、上記撹拌槽31の外面には、上記発酵ヒータ81およ
び冷却装置84を制御するための感温素子85が固着されて
いる。
つぎに、上記定量装置22について、主に第5図ないし第
8図を参照して詳しく説明する。
第3図に示すように、上記上蓋68には、上記下蓋36の開
口部63内に一端部が挿入される空気供給ジョイント91が
貫通固定されており、この空気供給ジョイント91の他端
部には可撓な導管92が接続されている。そして、この導
管92は、第1図に示すように、上記機体11内においてた
とえば上側の空間部14の後部下側に配設された加圧装置
としてのコンプレッサ93に接続されている。
また、上記上側の仕切板12の下方には、スリーブ95およ
びボルト96により、ベース板97が上側の仕切板12との間
に所定間隔を保持して水平に固定されている。そして、
このベース板97には、上記上側の仕切板12の開口部34に
対向する開口部98が形成されているとともに、この開口
部98に臨んで函状の支持体99が固着されており、この支
持体99の下面に定量モータ100が固着されている。ま
た、この定量モータ100により上下動されるシャフト101
の上端には、上記上側の仕切板12の開口部34を閉塞する
位置から上記支持体99内まで移動するピストン102が固
着されている。このピストン102は、上端面にシールパ
ッキング103が設けられているとともに、周面にOリン
グ104が嵌着されており、2重シール構造となってい
る。また、上記ベース板97にはマイクロスイッチ取付板
105が垂設されており、このマイクロスイッチ取付板105
に、上記定量モータ100を制御する2つのマイクロスイ
ッチ106,107が上下に並んで固着されている。一方、上
記定量モータ100のシャフト101の下端部には、上記マイ
クロスイッチ106,107を押圧して作動させるドグ108が設
けらえている。
また、上記上側の仕切板12とベース板97との間にはスラ
イダ111が前後摺動自在に嵌合されている。そして、こ
のスライダ111には上下に開口した定量室112が形成され
ており、この定量室112は、上記上側の仕切板12および
ベース板97の開口部34,98に重合して、内部を上記ピス
トン102が上下に摺動するようになっている。なお、上
記スライダ111の定量室112より前方の長さは、そのスト
ロークよりも大きくなっている。また、上記上側の仕切
板12とベース板97との間の後端部には定量移動モータベ
ース体113が固着されており、このベース体113の後側に
支持体114を介して定量移動モータ115が固着されてい
る。そして、この定量移動モータ115により前後動され
るシャフト116の前端部にヒンジ117が着脱自在に連結さ
れており、このヒンジ117の前端部が上記スライダ111の
後端部に支軸118により上下回動自在に連結されてい
る。また、上記上側の仕切板12にはベース体113の後方
に位置して2つのマイクロスイッチ取付板119,120が前
後に並んで垂設されており、これらマイクロスイッチ取
付板119,120には、上記定量移動モータ115を制御するマ
イクロスイッチ121,122がそれぞれ固着されている。一
方、上記定量移動モータ115のシャフト116の後端部に
は、上記マイクロスイッチ121,122を押圧して作動させ
るドグ123が設けられている。
さらに、上記上側の仕切板12とベース板97とには上記開
口部34,98の後方に位置して、上記定量室112が重合され
る開口部126,127がそれぞれ形成されている。また、上
記上側の仕切板12上にはその開口部126に臨んで函状の
支持体128が固着されており、この支持体128上に排出モ
ータ129が固着されている。そして、この排出モータ129
により上下動されるシャフト130の上端には、上記支持
体128内に収納された位置から上記定量室112内を摺動し
て上記ベース板97の開口部127まで移動する排出ピスト
ン131が固着されている。また、上記上側の仕切板12に
はマイクロスイッチ取付板132が立設されており、この
マイクロスイッチ取付板132に、上記排出モータ129を制
御する2つのマイクロスイッチ133,134が上下に並んで
固着されている。一方、上記排出モータ129のシャフト1
30の上端部には、上記マイクロスイッチ133,134を押圧
して作動させるドグ135が設けられている。
つぎに、上記丸め装置23について、主に第9図および第
10図を参照して詳しく説明する。
上記下側の仕切板13上の上側には固定板141が固着され
ている。そして、この固定板141には支え軸受142が固着
されており、この軸受142の中央に回動自在に支持され
た左右回転シャフト143上に左右回転板144の後部が固着
されており、この左右回転板144が上記固定板141の上方
に左右回動自在に支持されている。また、この固定板14
1上の左端部には左右回転モータ145が固着されている。
そして、この左右回転モータ145の下方へ突出した左右
に回動するシャフト146に固着されたギヤ状プーリ147
と、上記左右回転シャフト143の下端部に固着されたギ
ヤ状プーリ148とにタイミングベルト149が掛け渡されて
いる。
また、上記左右回転板144の中央には回転板シャフト151
が回転自在に支持されているが、この回転板シャフト15
1より上記左右回転シャフト143は後方に位置している。
そして、上記回転板シャフト151の上端は丸め槽152の底
面中央部に固着されている。この丸め槽152は、その底
面部をなす回転円板153と、この回転板153の外周部に位
置して上記左右回転板144に固着された壁体154とからな
っており、上方へ開口している。そして、この丸め槽15
2の上面の開口の上方に上記ベース板97の後側の開口部1
27が位置している。また、上記回転円板153上には、そ
の中央より偏心した位置にほぼ円錐形状の丸め柱155が
立設されている。さらに、上記左右回転板144上の右側
には回転モータ156が固着されている。そして、この回
転モータ156の下方へ突出した回転シャフト157に固着さ
れたギヤ状プーリ158と、上記回転板シャフト151の下端
部に固着されたギヤ状プーリ159とにタイイングベルト1
60が掛け渡されている。
また、上記壁体154の前部には、排出口161が開口形成さ
れているとともに、この排出口161の下側に臨んでシュ
ータ162が固着されている。このシュータ162は、前方へ
向って下方へ傾斜しており、上記下側の仕切板13を貫通
して機体11内の下側の空間部16に突出している。
さらに、上記壁体154の外周面に沿って、上記排出口161
を開閉する扉体166が左右摺動自在に支持されている。
すなわち、上記左右回転板144上に固着された歯車押え
板167に、円弧状ラック168が上記壁体154の周方向へ摺
動自在に支持されており、この円弧状ラック168に上記
扉体166の下端部が固着されている。そして、上記左右
回転板144に回動自在に支持された扉開きシャフト169の
上端部に固着された歯車170が上記円弧状ラック168に噛
合されている。また、上記左右回転板144上の左側には
扉開きモータ171が固着されており、この扉開きモータ1
71の下方へ突出した左右回動するシャフト172に固着さ
れたギヤ状プーリ173と、上記扉開きシャフト169の下端
部に固着されたギヤ状プーリ174とにタイミングベルト1
75が掛け渡されている。
つぎに、上記パン型24が収納される部分について、第1
図および第2図を参照して詳しく説明する。
パン型24は、上面が開口した函状になっており、内部が
仕切壁181により前後に並んだたとえば3つの空間部に
区画されている。
上記機体11内の下側の空間部16の左右両側にはレール18
2がそれぞれ固着されている。また、183はパン型搬送台
で、このパン型搬送台183は、側面視ほぼL字形状にな
っており、両側部にそれぞれ複数軸着されたローラ184
が上記レール182に載って前後動自在に支持されてい
る。そして、上記パン型搬送台183には、上記パン型24
がたとえば3つの左右方向に並べて載せられるようにな
っている。また、上記下側の空間部16内に固定された水
平移動モータ186により正逆回転される歯車187には、左
右の上記レール182間の前側に軸架された前側シャフト1
88に固着された歯車189が噛合されている。さらに、左
右の上記レール182間の後側に後側シャフト190が軸架さ
れており、この後側シャフト190および上記前側シャフ
ト188の左右両側にそれぞれ固着されたギヤ状プーリ19
1,192にそれぞれタイミングベルト193が掛け渡されてい
る。そして、前後へ回行するこれらタイミングベルト19
3の上側に上記パン型搬送台183が連結体194を介して着
脱自在に連結されている。なお、上記タイミングベルト
193の上部はテンションローラ195により支えられてい
る。
つぎに、上記オーブン装置25について、同じく第1図お
よび第2図を参照して詳しく説明する。
上記機体11内の下側の空間部16には、函状仕切板201に
より、前方へ開口し上記パン型搬送台183が出入自在に
搬入されるオーブン室202が形成されているとともに、
このオーブン室202の外方周囲に冷却風路203が形成され
ている。そして、上記オーブン室202内の上部と下部と
にはオーブン室ヒータ204がヒータ支持体205により支持
固定されている。また、上記冷却風路203の上方には、
冷却風を生じさせるファンモータ206が配設されてい
る。
また、上記オーブン室202内の上部には、蓋上下モータ
(図示せず)により上下動される蓋セット装置211が設
けられており、この蓋セット装置211の下端部には、上
部パン型24の上面の開口を開閉自在に塞ぐパン型蓋212
が着脱自在に取付可能となっている。
さらに、上記機体11内の下側の空間部16の底部の左右両
側にはレール216がそれぞれ固着されている。そして、
このレール216上に皿体217の両側にそれぞれ軸着された
ローラ218が載って、この皿体217が前後動出入自在とな
っている。
つぎに、上記実施例のパン製造機の作動を説明する。
このパン製造機は、とくにパン屋などの店舗で業務用に
用いるのに適したものである。
まず、パンの全製造工程の概略を説明する。
撹拌モータ取付板42をヒンジ43を支点として後方へ回動
させて開け、小麦粉、ミルクなどのパンの原料を撹拌槽
31に入れる。また、イーストなどの添加物は添加物容器
57に入れ、この添加物容器57は撹拌槽31の上部に装着す
る。
ついで、下蓋36および撹拌モータ取付板42などを閉じた
後、電源スイッチをオンする。
そうすると、撹拌モータ45が回転し、パンの原料をこね
上げる。パン生地20をこねている途中に、上蓋68が上下
動し、添加物容器57の開閉板61を開いて、添加物をパン
生地に投入する。また、撹拌槽31の温度に応じて、発酵
ヒータ81または冷却装置84が作動する。こね上げ生地温
度は、たとえば28℃である。
これとともに、撹拌モータ45の作動により、パン生地20
からのガス抜きが行なわれる。
ついで、定量モータ100によりピストン102が下降し、か
つ、上蓋68が下降するとともに、コンプレッサ93が作動
して撹拌槽31に圧力を加え、定量室112にパン生地20を
送り込む。
ついで、定量移動モータ115により所定量のパン生地20
のはいった定量室112が後方へ移動する。
ついで、排出モータ129が作動し、排出ピストン131が定
量室112からパン生地20を押し出し、丸め槽152に落と
す。
ついで、この丸め槽152の回転円板153が回転し、ガス抜
きをしながらパン生地20を丸める。
ついで、丸め装置23の扉体166が回動して開き、パン生
地20をシュータ162を介してパン型24に落とす。パン生
地20の落下後、水平移動モータ182の回転によりパン型2
4が1ステップ後方へ移動する。こうして、1つのパン
型24内に前後に並んで3つのパン生地20がはいる。ま
た、シュータ162は始め中央にあるが、中央のパン型24
へのパン生地20の供給終了後、左右に回動し、左右のパ
ン型24の上方位置で停止し、その後、左右のパン型24へ
のパン生地20の供給が行なわれる。結局、3つのパン型
24に3つずつパン生地20がはいるから、定量から丸めは
9回繰り返される。
ついで、水平移動モータ186の回転により、パン型24が
搬送台183とともにオーブン室202に移動する。なお、角
形パンを製造する場合は、あらかじめパン型蓋212を蓋
セット装置211の蓋装置位置に挿入しておく。そうする
と、オーブン室202へのパン型24の移動後、このパン型2
4にパン型蓋212が上方から挿入される。
ついで、オーブン室ヒータ204がオンし、約37℃の温度
でパン生地20を成形発酵させる。
ついで、オーブン室ヒータ204が切り替わり、約200℃の
温度でパンを焼き上げる。
焼き上がったら、水平移動モータ186が作動して、パン
型24が前方へ移動する。
そして、図示しない焼き上げランプが点灯するととも
に、ブザーが鳴り、焼き上がったことを知らせる。
ここで、上記撹拌装置21の作動をより詳しく説明する。
まず、撹拌槽31内にその上面の開口を介してパンの原料
を入れる。また、添加物容器57の各添加物収容室59,59a
内にそれぞれ芳香剤などの各種添加物を入れる。とく
に、1つの添加物収容室59a内をはイーストを入れる。
そして、添加物容器57を撹拌槽31内に装着し、この撹拌
槽31上に下蓋36を装着するとともに、撹拌モータ45に連
結された上側撹拌シャフト48に、撹拌羽根50が連結され
た下側撹拌シャフト49を取付ける。
ついで、撹拌モータ45のモータフト46の回転が撹拌羽根
50に伝達され、回転するこの撹拌羽根50が、撹拌槽31内
でパンの原料を撹拌し、パン生地20が作られる。その
際、第1図および第2図に示すように、上蓋68は下蓋36
から離れて開いており、また、第5図にも示すように、
ピストン102は上昇した位置にあり、そのシールパッキ
ング103とOリング104とにより、撹拌槽31の下面の開口
が気密に閉塞されているとともに、パン生地20が保持さ
れる。
そして、撹拌開始後、数分ないし10分経過すると、撹拌
モータ45が停止するとともに、上下モータ71が作動し、
上蓋シャフト66と一体的に上蓋68が下降するが、上蓋シ
ャフト66のドグ76がマイクロスイッチ74を押圧すること
により、上下モータ71が停止する。このときは、上蓋68
は下蓋36に接するまでは下降せず、長い押し棒77aのみ
が添加物収容室59aの開閉板61を下方へ押して開き、イ
ーストが撹拌槽31内に供給される。これに対して、短い
押し棒77は開閉板61には達せず、他の添加物は供給され
ない。
イーストの供給後、上下モータ71が作動して上蓋68が再
び上方し、上蓋シャフト66のドグ76が、第1図に示すよ
うに、マイクロスイッチ73を押圧することにより、上下
モータ71が停止して、上蓋68が最も上昇した位置で停止
する。これによって、添加物収容室59aの開閉板61が閉
じるが、その後、撹拌モータ45が作動して撹拌が再開さ
れ、イーストがパン生地20に混入される。
この撹拌が終了すると、第3図に示すように、上下モー
タ71が作動して上蓋68が下蓋36に接するまで下降し、上
蓋シャフト66のドグ76がマイクロスイッチ75を押圧する
ことにより、上下モータ71が停止する。このときは、短
い押し棒77も添加物収容室59の開閉板61を下方へ押圧し
て開き、イースト以外の添加物が撹拌槽31内に供給され
る。
この添加物の供給終了後、上下モータ71が作動して上蓋
68が上昇し、ドグ76がマイクロスイッチ73を押圧するこ
とにより、上下モータ71が停止する。この上下モータ71
の停止後、撹拌モータ45が作動して撹拌羽根50が数回回
転し、添加物をパン生地20に混ぜ合わせる。添加物が混
ぜ合わされた後、発酵ヒータ81がオンになり、第1発酵
が行なわれる。その際、感温素子85が撹拌槽31の温度を
検知し、冷却装置84も適宜作動して適正な温度が保たれ
る。
この第1発酵の終了後、上下モータ71が作動して上蓋68
が下降し、この上蓋68のシールパッキング69が下蓋36お
よび撹拌シャフト49の鍔部52の上面に密接し、下蓋36の
開口部63が気密に閉塞される。ここまで上蓋68が下降す
ると、上述のように、上蓋シャフト66のドグ76がマイク
ロスイッチ75を押圧することにより上下モータ71が停止
する。
つぎに、上記定量装置22の作動をより詳しく説明する。
第5図に示すようにピストン102が上昇した状態で上記
第1発酵が行なわれるが、この第1発酵の終了後、第3
図および第6図に示すように、定量モータ100が作動し
てピストン102が下降し、定量室112が開放され撹拌槽31
内と連通される。ピストン102は、定量室112外の支持体
99内まで下降するが、ここで、第1図に鎖線で示すよう
に、定量モータ100のシャフト101のドグ108がマイクロ
スイッチ107を押圧することにより、定量モータ100が停
止する。なお、ピストン102の上昇時には、第5図など
に示すように、ドグ108がマイクロスイッチ106を押圧す
ることにより、定量モータ100が停止する。
こうしてピストン102が下降すると、コンプレッサ93が
作動し、導管92および空気供給ジョイント91を介して撹
拌槽31内に空気が送り込まれる。このとき、撹拌槽31の
下蓋36の開口部63は閉塞されているので、第3図および
第6図に鎖線で示すように、空気圧により撹拌槽31内の
パン生地20が定量室112内に送り込まれる。こうして、
所定のすなわち1斤分の容積を有する定量室112内にパ
ン生地20が送り込まれるこにより、このパン生地20の定
量が行なわれる。
定量室112内にパン生地20が挿入された後、コンプレッ
サ93が停止するとともに、第7図に示すように、定量移
動モータ115が作動して、定量室112を有するスライダ11
1が後方へ移動する。そして、定量室112が排出ピストン
131の下方に至ったところで、第1図に鎖線で示すよう
に、定量移動モータ115のシャフト116のドグ123がマイ
クロスイッチ122を押圧することにより、定量移動モー
タ115が停止する。なお、スライダ111の前進時には、そ
の定量室112が撹拌槽31の下方に至ったときに、第5図
等に示すように、ドグ123がマイクロスイッチ121を押圧
することにより、定量移動モータ115が停止する。この
ようにスライダ111が後退すると、パン生地20が上側の
仕切板12と交差するため、パン生地20が切断され、所定
量のパン生地20が定量室112内に残る。すなわち、スラ
イダ111の移動によりパン生地20は自動的に切断され
る。また、定量室112が排出ピストン131のところまで後
退しても、スライダ111が前方へ十分長くなっており、
このスライダ111により撹拌槽31の下側の開口部34が閉
塞され続けるので、撹拌槽31からのパン生地20の流出は
防止される。
ついで、第8図に示すように、排出モータ129が作動し
て排出ピストン131が下降し、定量室112内のパン生地20
をベース板97の開口部127から下方へ押し出していく。
排出ピストン131は開口部127まで下降し、そこで、排出
モータ129のシャフト130のドグ135がマイクロスイッチ1
34を押圧することにより、排出モータ129が停止する。
なお、排出ピストン131の上昇時には、第5図などに示
すように、ドグ135がマイクロスイッチ133を押圧するこ
とにより、排出ピストン131が上側の仕切板12の開口部1
26に至ったところで排出モータ129が停止する。こうし
て排出ピストン130により押し出された1斤分のパン生
地20は下方へ落下し、。丸め槽152内にはいる。
本実施例では、定量室112の容積が1斤分であるため、
上記第1発酵終了後、上述の定量工程が複数回にたとえ
ば9回繰り返される。すなわち、1斤分のパン生地20が
排出された後、排出モータ129が作動して排出ピストン1
31が上昇し、ついで、定量移動モータ115が作動してス
ライダ111が前進し定量室112が撹拌槽31の下方に移動す
る。ついで、定量室112の移動終了後、コンプレッサ93
が空気圧をかけて再びパン生地20が定量され、ついで、
定量移動モータ115が作動してスライダ111が後退し、つ
いで、排出モータ129が作動して排出ピストン131が下降
しパン生地20を落下させる。これが、複数回繰り返され
る。
なお、スライダ111と定量移動モータ115のシャフト116
とを連結しているヒンジ117は、このヒンジ117を支軸11
8を支点として第5図に矢印Aで示すように上方へ回動
させると、シャフト116から外すことができる。そし
て、この状態で、スライダ111を前方すなわち矢印Bで
示す方向へ引っ張れば、スライダ111を外すことがで
き、定量室112を有するこのスライダ111を水洗いするこ
とができる。
つぎに、上記丸め装置23およびパン型24の作動をより詳
しく説明する。
定量装置22からパン生地20が落下し、丸め槽152の回転
円板153上に載ると、回転モータ156が作動し、そのシャ
フト157からプーリ158,159およびベルト160を介して回
転板シャフト151に回転が伝達され、第9図に示すよう
に、回転円板153が回転する。こうして、回転円板153が
回転すると、パン生地20は、遠心力により外周側へ飛び
出ようとするので、丸め槽152の壁体154にぶつかる。そ
して、回転円板153が回っているので、パン生地20は回
転円板153と壁体154とにより丸められる。さらに、丸め
柱155があることにより、パン生地20は丸め柱155と壁体
154との間に挟まりながら回転してより確実に丸くな
る。これとともに、丸め柱155と壁体154との間でつぶれ
ることにより、パン生地20からのガス抜きが行なわれ
る。
パン生地20が丸まると、回転モータ156が停止して回転
円板153が停止する。なお、図示しない透過センサの検
知により、パン生地20が扉体166により閉じられている
壁体154の排出口161近傍以外の位置で止まるように、回
転円板153が停止される。ついで、扉開きモータ171が作
動し、そのシャフト172からプーリ173,174、ベルト17
5、扉開きシャフト169、歯車170および円弧状ラック168
を介して扉体166に回転が伝達され、この扉体166が回動
して開く。なお、この扉体166の回動は図示しないマイ
クロスイッチにより制御される。
こうして扉体166が回動して排出口161が開放されると、
再び回転モータ156が作動して回転円板153が回転し、パ
ン生地20を回転させながら遠心力により排出口161を介
してシュータ162に送り出す。送り出されたパン生地20
は、下方へ傾斜したシュータ162に案内されつつパン型2
4内に落下し、このパン型24内に丸くセットされる。
その後、扉体166が閉じて、再び定量装置22からパン生
地20が丸め槽152内に落下し、上述の丸めの工程が繰り
返される。
ところで、最初、左右回転板144はシュータ162が中央の
パン型24に向いた位置にあり、したがって、この中央の
パン型24にパン生地20が供給される。さらに、この中央
のパン型24においては、最初、その仕切壁181により区
画された前後に並ぶ3つの空間部のうちの後側の空間部
にパン生地20が供給される。そして、この後側の空間部
にパン生地20が供給された後、水平移動モータ186が作
動して、このモータ186から歯車187、189を介して前側
シャフト188に回転が伝達され、この前側シャフト188の
プーリ191と後側シャフト190のプーリ192とに掛け渡さ
れたベルト193が回行し、パン型24を載せたパン型搬送
台183が1ステップすなわちパン型24内の1つの空間部
の前後方の長さだけ後退する。したがって、中央のパン
型24の後側の空間部へのパン生地20の供給のつぎには、
同じ中央のパン型24の中央の空間部へパン生地20が供給
される。さらに、その後、パン型搬送台183が1ステッ
プ後退し、つぎは、中央のパン型24の前側の区間部にパ
ン生地20が供給される。
こうして中央のパン型24内に一連3個の丸められたパン
生地20が繰り返し供給された後、水平移動モータ186が
作動してパン搬送台183は前進し、始めの位置に戻る。
これとともに、左右回転モータ145が作動して、そのシ
ャフト146からプーリ147,148およびベルト149を介して
左右回転シャフト143に回転が伝達され、第9図に鎖線
で示すように、左右回転板144がたとえば時計廻り方向
へ所定角度回動し、シュータ162が左のパン型24に向
く。なお、左右回転モータ145の制御すなわち左右回転
板144の設定位置での停止は、図示しないマイクロスイ
ッチによって行なわれる。そして、左右回転板144の停
止後、丸め槽152にパン生地20が落下し、回転円板153が
回転してパン生地20の丸め作業が開始される。こうし
て、今度は、中央のパン型24の場合と同様にして、左の
パン型24に前後に並んで3つのパン生地20が供給され
る。
さらに、左のパン型24へのパン生地20の供給後、左右回
転板144が反時計廻り方向へ回動し、シュータ162が右の
パン型24に向き、この右のパン型24に前後に並んで3つ
のパン生地20が供給される。
こうして、3つのパン型24に3つずつパン生地20が供給
された後、水平移動モータ186が作動して、第1図に鎖
線で示すように、パン型搬送台183がオーブン室202内に
移動し、先に説明したように、パン生地20の第2発酵と
焼き上げとが行なわれる。
なお、焼き上げ後には、ファンモータ206が作動してオ
ーブン室202の周囲の冷却風路203内に矢印で示すような
気流を生じさせ、パン型24を冷却する。
そして、水平移動モータ186が作動してパン型搬送台183
が前進し、焼き上げランプが点灯したら、機体11の前面
板19を開けて、パン型24のパン型搬送台183とともに取
出す。
上記パン製造機によれば、撹拌装置21、定量装置22、丸
め装置23、パン型24、オーブン装置25がそれぞれ独立し
ており、これら装置等でパン生地20が授受されるので、
一度にかつ連続的に多くの食パンなどのパンを製造する
ことができる。そして、こねから焼き上げるまで、少な
い工程と低いコストでパンの製造を全自動化することが
できる。
また、上記撹拌装置21の構成によれば、とくに添加物の
供給について、つぎのような効果が得られる。
従来は、パン工場においても、ホームベーカリーと称す
る家庭用パン製造機においても、手でイーストなどの添
加物を適当なときに入れていたが、上記撹拌装置21で
は、添加物を自動供給することができ、添加物の供給作
業が容易になる。
しかも、撹拌槽31の下蓋36の開口部63を密閉するための
上蓋68を利用して添加物を供給するので、別個の供給装
置を必要とせず、構造が簡単であるとともに、安価にで
きる。
さらに、撹拌槽31の内部に添加物容器57があるので、ス
ペースを節約することができる。
また、上記定量装置22の構成によれば、つぎのような効
果が得られる。
従来、パン工場では、ピストンにより定量室にパン生地
を送り込んでいたが、初期の定量時は定量容量が少なく
なる欠点があり、何回か作動させた後、安定したパン生
地容量を得ていた。これに対して、本定量装置22では、
空気圧により定量室112にパン生地20を送り込むので、
初回から安定した一定の定量を行なえる。
また、パン生地20を空気圧を加えるだけで定量できるの
で、機械的構造が簡単である。
また、少しは残るものの、撹拌槽31内に残るパン生地20
の量を少なくできる。
さらに、パン生地を傷めるとパンのでき上がりが悪くな
るが、スクリューなどで送り出すのと違い、パン生地20
を傷めることがない。
また、定量室112を有するスライダ111および排出ピスト
ン131などからなる排出機構の構成によれば、従来、パ
ン工場において定量後ベルトコンベアによりパン生地を
運搬し他工程に送っていたのと異なり、撹拌槽31の下方
の小さなスペースで、パン生地20を次工程に供給するこ
とができる。
しかも、先に説明したように、定量室112の移動に伴っ
て、自動的に1斤分のパン生地20を切断し分割すること
ができる。
また、定量後定量室112が移動しても、撹拌槽31からパ
ン生地20が落下することがない。
また、ピストン102により撹拌槽31の下側の開口部34が
気密に閉塞されるので、撹拌時にパン生地20が撹拌槽31
から漏れることがない。
また、第6図に示す状態で、定量室112のあるスライダ1
11を取り外すことができるので、清掃が容易である。
また、スライダ111を交換することにより、定量室112の
容積を変えることができる。
さらに、撹拌槽31から直接定量するので、パン生地20の
損失の無駄が少ない。
さらに、上記丸め装置23の構成によれば、つぎのような
効果が得られる。
従来、パン工場では手作業でパン型にパン生地を供給し
ていたが、本丸め装置23では自動的にパン型24に供給で
きる。しかも、中央に位置する丸め槽152の位置を変え
ることなく、たとえば3つのパン型24にそれぞれ丸めら
れたパン生地20を供給することができる。
さらに、丸めた後扉体166を開いてパン生地20を落下さ
せるとき、回転円板153で、しかも、この回転円板153を
丸め時と同方向に回転させるだけで、パン生地20を送り
出すことができ、丸め装置23からパン型24にパン生地20
を供給するための別個の装置が必要ない。
そして、パン生地20を丸めながら、そのガス抜きをお行
なうことができ、簡単な構造で、品質のよいパンが製造
できる。
しかも、パン生地20を傷めずにガス抜きと丸めることが
できるため、パンのでき上がりがより一層よくなる。
なお、回転円板153および壁体154の内面にテフロンコー
ティングを施せば、パン生地20が滑りやすくなり、汚れ
にくくなるとともに、パン生地20のはり付きを防止で
き、はり付き防止用の粉を使わなくともパン生地20を丸
めることができる。
ところで、上記実施例では、パン型24を複数にしたが、
パン型24は1つにしてもよい。すなわち、1個ずつパン
を焼くようにしてもよい。
また、空気圧ではなく、加圧装置としてのダイヤフラム
などにより供給される水などの他の流体の圧力によっ
て、撹拌槽31から定量室112にパン生地20を送り出して
もよい。
〔発明の効果〕
本発明の請求項1のパン製造機によれば、パン生地を造
る撹拌装置と、パン生地を所定量供給する定量装置と、
パン生地を丸める丸め装置と、パン型と、焼き上げ用の
オーブン装置とを備えており、これら装置等間でパン生
地が授受されるので、一度にあるいは連続的に多くのパ
ンを製造することも可能で、しかも、パンの製造を少な
い工程と低いコストで全自動化することができる。ま
た、とくにパン生地を丸める丸め装置を有していること
により、品質のよいパンを製造することができる。
さらに、本発明の請求項2のパン製造機によれば、空気
圧などの圧力により撹拌装置から定量装置の定量室にパ
ン生地を送り出すので、簡単な構造で、始めから安定し
たパン生地の定量を行なえるとともに、定量に際してパ
ン生地を傷めることがない。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明のパン製造機の一実施例を示すもので、第
1図は全体の側面方向断面図、第2図は全体の正面方向
断面図、第3図は撹拌装置の断面図、第4図はその添加
物容器と上蓋の斜視図、第5図ないし第8図は定量装置
の断面図、第9図は丸め装置の平面図、第10図は同じく
丸め装置の断面図である。 20……パン生地、21……撹拌装置、22……定量装置、23
……丸め装置、24……パン型、25……オーブン装置、93
……加圧装置としてのコンプレッサ、112……定量室。
フロントページの続き (72)発明者 樋口 俊之 群馬県前橋市古市町180番地 東芝機器株 式会社内 (72)発明者 小田 金雄 群馬県前橋市古市町180番地 東芝機器株 式会社内 (72)発明者 鈴木 道彦 東京都品川区東五反田1丁目11番15号 東 芝設備機器株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】パンの原料を撹拌してパン生地を造る撹拌
    装置と、 この撹拌装置から所定量のパン生地を受入れる定量装置
    と、 この定量装置から上記所定量のパン生地を受入れ丸める
    丸め装置と、 この丸め装置から丸められたパン生地を受入れるパン型
    と、 このパン型に受入れられたパン生地をパンに焼き上げる
    オーブン装置と、 を備えたことを特徴とするパン製造機。
  2. 【請求項2】定量装置は、圧力をかけて撹拌装置から定
    量装置の定量室にパン生地を送り出す加圧装置を有する
    ことを特徴とする請求項1記載のパン製造機。
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