JPH0741257A - 無人車両 - Google Patents

無人車両

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JPH0741257A
JPH0741257A JP20870793A JP20870793A JPH0741257A JP H0741257 A JPH0741257 A JP H0741257A JP 20870793 A JP20870793 A JP 20870793A JP 20870793 A JP20870793 A JP 20870793A JP H0741257 A JPH0741257 A JP H0741257A
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秀尚 鈴木
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 旋回動作や方向転換動作を円滑に行うことを
可能とすると共に、路面の状況如何に関わらず的確な走
行を可能とする。 【構成】 無人車両1を、車体2に垂設した支持軸9の
回りに回転自在なケーブルドラム8と、ケーブルドラム
8を回転駆動するドラム駆動モータ11と、支持軸9の
回りに回転自在な台座7と、台座7に一体に配設された
ガイドアーム12と、ガイドアーム12が一体化された
台座7を回転駆動する台座モータ10と、ガイドアーム
内のケーブル張力を検出する張力検出用ポテンショメー
タ29と、ガイドアーム先端部のケーブルの横方向への
振れを検出する振れ検出用ポテンショメータ57と、両
ポテンショメータ29,57の検出出力に基づきドラム
駆動モータ11,台座駆動モータ10を独立して駆動制
御する制御部54とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、無人車両に係り、特
に、所定の操縦装置へ接続したケーブルを介して遠隔操
縦される無人車両に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、所定の操縦装置へ接続したケーブ
ルを介して遠隔操縦される無人車両としては、例えば図
17或いは図18に示す無人車両が開発されている。図
17に示す無人車両(履帯車両)は、ケーブルCの巻取
/繰出を行うケーブルドラム100を、車体101の上
面部に横置き状態(ドラム回転軸が水平状態)に支持部
材102,103を介して固定すると共に、ケーブルC
をガイドするガイドアーム104を、車体101の後端
部に支持軸105を介して車体幅方向へ回動自在に装着
したものであり、前輪106,後輪107及び両輪に掛
け渡したベルト108から成る右側キャタピラ(登録商
標)109,左側キャタピラ110により走行するよう
になっている。
【0003】また、図18に示す無人車両は、ケーブル
Cの巻取/繰出を行うケーブルドラム111を、車体1
12の上面部に横置き状態(ドラム回転軸が水平状態)
に支持部材113,114を介して固定すると共に、ケ
ーブルCをガイドするガイドアーム115を、車体11
2の後端部に支持軸116を介して車体幅方向へ回動自
在に装着したものであり、前輪117(他方の前輪は図
示略),後輪118,119により走行するようになっ
ている。前述した各無人車両の走行時には、ガイドアー
ム先端部から繰出したケーブルを地面上に置きながら走
行するようになっている。
【0004】上記図17の無人車両(履帯車両)が超信
地旋回(車両が停止状態で行う旋回)する場合は、図1
9(a)〜(d)に示す如く、超信地旋回動作に応じて
ガイドアーム104を回動させるようになっている。ま
た、上記図18の無人車両が例えば右側へ方向転換する
場合は、図20(a)〜(c)に示す如く、方向転換動
作に応じてガイドアーム115を車体112の右側後輪
方向へ回動させることにより、無人車両が走行した経路
上へケーブルCを置いて行くようになっている。
【0005】他方、例えば特願平5−62884号に記
載の如く、無人車両の後端部に自重で地面上へ垂下する
上下方向へ回動自在なガイドアームを装着すると共に、
ガイドアームの後端部(地面側)に回転自在な圧着ロー
ラを配設し、車両走行時には圧着ローラによりケーブル
を地面上へ圧着しながら当該ケーブルを車両走行経路上
へ置いて行くようにした無人車両も開発されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た従来技術には、下記各項の問題があった。 上記図17に示した無人車両(履帯車両)では、ケー
ブルドラムは車体に固定した状態でガイドアームのみを
車体の動きに応じて回動させる構造であると共に,ガイ
ドアームの回動角度には制限があるため、前述した超信
地旋回時においては、図19(d)に示す如くケーブル
がキャタピラで踏まれたりケーブルにねじれが発生する
虞れがあり、円滑な超信地旋回を行うことができない場
合が生ずる問題があった。 上記図18に示した無人車両では、車両の方向転換動
作に応じて単にガイドアームを車体幅方向へ回動させる
だけであるため、ガイドアーム後端部から垂下したケー
ブルの車体幅方向への動きに当該ガイドアームを的確に
追従させることができず、この結果、前進走行時にケー
ブルを車両走行経路に沿って置いて行くことができなく
なる場合が生じ、後進走行時(帰還時)には前進走行時
の経路に沿って後退させることができない問題があっ
た。 上記特願平5−62884号に記載の無人車両では、
圧着ローラによりケーブルを地面上へ圧着しながら当該
ケーブルを車両走行経路上へ置いて行く構造であるた
め、例えば凹凸や段差等がある不整地の走行時には、ケ
ーブルを地面上に圧着することが難しく、上記と同様
の問題が発生すると共に円滑な走行ができない問題があ
った。
【0007】
【発明の目的】本発明は、上記従来例の有する不都合を
改善し、特に、旋回動作や方向転換動作を円滑に行うこ
とを可能とすると共に、路面の状況如何に関わらず的確
な走行を可能とした無人車両の提供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、車体に垂直状
態に装備された支持軸に回転自在に支持され,一端が車
体外の定位置に接続されたケーブルの巻取/繰出を行う
ケーブルドラムと、該ケーブルドラムを回転駆動するド
ラム駆動モータと、前記ケーブルドラムの下方部に配設
され,前記支持軸に回転自在に支持された台座と、該台
座を回転駆動する台座駆動モータと、前記台座に一体に
配設され,前記ケーブルドラムから繰出されたケーブル
をガイドするガイドアームとを具備する構成としてい
る。これにより、前述した目的を達成しようとするもの
である。
【0009】
【作用】本発明によれば、ケーブルドラムと,ガイドア
ームが一体化された台座とを支持軸に回転自在に各々配
設すると共に,ドラム駆動モータ及び台座駆動モータを
各々配設した構造であるため、ケーブルドラムと,ガイ
ドアームが一体化された台座とを各々独立して回転させ
ることが可能となる。この結果、例えば無人車両の旋回
時には、車体の旋回方向に応じてガイドアームが一体化
された台座を回転させると共に,ケーブルドラムも回転
させれば、従来のようにガイドアーム後端部から地面へ
垂下したケーブルに旋回動作に伴いねじれが発生したり
する等の不具合を解消でき、円滑な旋回動作を行うこと
が可能となる。
【0010】
【実施例】以下、本発明を適用してなる各実施例を図面
に基づいて説明する。
【0011】(1)第1実施例。 本第1実施例における無人車両(履帯車両)の構成を図
1乃至図4に基づき説明すると、無人車両1は、車体2
の両側部に各々装備した前輪3,後輪4及び両輪の間に
掛け渡したベルト5から構成される1対のキャタピラ6
により走行するものであり、所定の操縦装置(図示略)
へ接続されたケーブルCを介して遠隔操縦されるように
なっている。車体2の上面部には、後述のガイドアーム
12が一体に装着された円板状の台座7が回転自在に配
設されると共に、台座7の上面部には、ケーブルCの巻
取/繰出を行う縦置構造(ドラム支持軸が垂直状態)の
ケーブルドラム8が回転自在に配設されている。
【0012】台座7及びケーブルドラム8の中央部の上
下方向に貫通状態に形成された空間部には、車体2の上
面部に固定状態に垂設された支持軸9が貫通状態で配置
されており、台座7を貫通した支持軸9及び台座内周部
には、ガイドアーム12が一体化された台座7を車体上
面と平行に回転させる直接駆動式の台座駆動モータ10
が配設されている。また、ケーブルドラム8を貫通した
支持軸9及びケーブルドラム内周部には、ケーブルドラ
ム8を車体上面と平行に回転させる直接駆動式のドラム
駆動モータ11が配設されている。
【0013】台座駆動モータ10には、当該モータ10
の回転数を検出する台座用回転数検出センサ59(図4
参照)が付設され、ドラム駆動モータ11には、当該モ
ータ11の回転数を検出するドラム用回転数検出センサ
58(図4参照)が付設されている。台座7は、台座駆
動モータ10により支持軸9を中心として回転駆動さ
れ、ケーブルドラム8は、ドラム駆動モータ11により
支持軸9を中心として回転駆動されるようになってい
る。この場合、ガイドアーム12が一体化された台座7
とケーブルドラム8とは、図1矢印で示す如く、各々独
立して回転駆動されるようになっている。
【0014】ここで、ケーブルドラム8及び台座7等の
内部構造を図2に基づき詳述すると、支持軸9の台座側
部分の外周部には、ステータ10Aが固定されると共
に、台座7の内周部のステータ10Aとの対向箇所に
は、ロータ10Bが固定されており、ステータ10A及
びロータ10Bが直接駆動式の台座駆動モータ10を構
成している。更に、支持軸9の台座側部分の外周部と台
座7の内周部との間には、1対の軸受60,61が台座
駆動モータ10を挟む状態で配設されており、これによ
り、台座7は、支持軸9の回りに回転自在に支持されて
いる。
【0015】また、支持軸9のケーブルドラム側部分の
外周部には、ステータ11Aが固定されると共に、ケー
ブルドラム8の内周部のステータ11Aとの対向箇所に
は、ロータ11Bが固定されており、ステータ11A及
びロータ11Bが直接駆動式のドラム駆動モータ11を
構成している。更に、支持軸9のケーブルドラム側部分
の外周部とケーブルドラム8の内周部との間には、1対
の軸受62,63がドラム駆動モータ11を挟む状態で
配設されており、これにより、ケーブルドラム8は、支
持軸9の回りに回転自在に支持されている。
【0016】台座駆動モータ10の作動時には、支持軸
9の外周部に固定したステータ10Aの回りを台座7の
内周部に固定したロータ10Bが回転し、これに伴い支
持軸9を中心としてガイドアーム12が一体化された台
座7が回転するようになっている。また、ドラム駆動モ
ータ11の作動時には、支持軸9の外周部に固定したス
テータ11Aの回りをケーブルドラム8の内周部に固定
したロータ11Bが回転し、これに伴い支持軸9を中心
としてケーブルドラム8が回転するようになっている。
【0017】また、ケーブルドラム8のケーブル繰出側
には、ガイドアーム12が台座7に対し一体に配設され
ており、ガイドアーム12は、台座7の回転と一体とな
って回転するようになっている。ガイドアーム12の基
端部側の内部には、2本のガイド軸13,14が垂設さ
れており、ガイド軸13には、トラバーサ15が軸方向
へ移動自在に配設され、ガイド軸14には、支持部材1
6が軸方向へ移動自在に配設されている。トラバーサ1
5と支持部材16との間には、ケーブルCを挟持する一
方向回転抵抗プーリ17及び密着プーリ18が回転軸
(図示略)を介して回転自在に配設されており、一方向
回転抵抗プーリ17は、ケーブル繰出時にはケーブルC
を円滑に通過させ,ケーブル巻取時にはケーブルCに適
度な摩擦力を付与するようになっている。
【0018】トラバーサ15を支持するガイド軸13の
下端部に固定されたプーリ19とドラム駆動モータ11
に固定されたプーリ(図示略)との間には、無端のベル
ト20が巻き掛けされており、トラバーサ15は、ドラ
ム駆動モータ11の回転駆動に伴いガイド軸13に沿っ
て図中上下方向へ移動するようになっている。これによ
り、ケーブル巻取時には、ケーブルドラム8に対しケー
ブルCを均一に巻取らせるようになっている。図中符号
21はケーブルガイド用のプーリを示す。一方向回転抵
抗プーリ17及び密着プーリ18のケーブル繰出側に
は、ケーブルガイド用の1対のプーリ22,23が支持
部材24等を介して回転自在に配設されている。
【0019】更に、プーリ22,23のケーブル繰出側
には、第1張力検出用プーリ25,第2張力検出用プー
リ26,第1ステイ27,第2ステイ28,ポテンショ
メータ29,第1調整用ネジ30,第1圧縮バネ31,
第2調整用ネジ32,第2圧縮バネ33,1対の補助プ
ーリ34,35,1対の補助プーリ36,37,補助プ
ーリ38,基台39等から構成されたケーブル張力検出
部40が配設されている。
【0020】ケーブル張力検出部40のケーブル繰出側
には、ケーブルCの地面垂下部分におけるたるみ調整用
の1対のプーリ41,42が配設されると共に、当該プ
ーリ41には、プーリ駆動モータ43が同軸に装着され
ており、プーリ駆動モータ43を適宜回転駆動すること
により、ケーブルCの地面への垂下部分のたるみ状態を
調整するようになっている。プーリ41,42のケーブ
ル繰出側,即ちガイドアーム12の先端部の下方側に
は、ケーブル繰出用穴部44が配設されており、ケーブ
ルCは、ケーブル繰出用穴部44を介してガイドアーム
12の外部へ繰出され、地面上へ垂れ下がるようになっ
ている。
【0021】更に、ガイドアーム12の先端部には、当
該ガイドアーム12の幅方向(図1矢印方向)へ回動自
在にケーブル支持部材56が軸支されており、ケーブル
支持部材56の下端部に一体に設けられた支持リング5
6Aには、ガイドアーム12のケーブル繰出用穴部44
から繰出されたケーブルCが挿通されている。ケーブル
支持部材56の軸支箇所には、振れ検出用ポテンショメ
ータ57が配設されており、車体2の旋回動作に伴うケ
ーブルCの横方向への振れを検出し、後述の制御部54
へ出力するようになっている。
【0022】また、車体2の内部には、後述の制御部5
4及び記憶部55等を収納した制御ボックス45が設置
されており、制御部54は、ケーブル張力検出部40の
ポテンショメータ29の出力に基づきドラム駆動モータ
11の回転制御(巻取/繰出速度制御)を行うと共に、
振れ検出用ポテンショメータ57の出力に基づき台座駆
動モータ10の回転制御を行うようになっている。
【0023】前述したケーブル張力検出部40は、図3
に示す如く、基台39の長手方向中央部には、凹部46
が形成されており、凹部46には、略L字状の第1ステ
イ27の長手方向中央部の下方突出部47が、軸受48
を介して回動自在に配設されている。第1ステイ27の
長手方向中央部の上方突出部49には、凹部50が形成
されており、凹部50には、張力検出用ポテンショメー
タ29の取付軸29Aが装着されている。略L字状の第
2ステイ28の長手方向中央部には、孔部51が形成さ
れており、孔部51には、張力検出用ポテンショメータ
29の下端部が嵌合している。第2ステイ28は、第1
ステイ27の長手方向中央部の上方突出部49の外周部
に軸受52を介して回動自在に配設されている。
【0024】第1ステイ27の一方の端部には、回転軸
27Aを介して第1張力検出用プーリ25が回転自在に
支持されており、第1ステイ27の他方の端部には、ネ
ジ穴27Bが形成されると共に、ネジ穴27Bには、バ
ネ張力調整用の第1調整用ネジ30が螺合している。同
様に、第2ステイ28の一方の端部には、回転軸28A
を介して第2張力検出用プーリ26が回転自在に支持さ
れており、第2ステイ28の他方の端部には、ネジ穴2
8Bが形成されると共に、ネジ穴28Bには、バネ張力
調整用の第2調整用ネジ32が螺合している。
【0025】第1調整用ネジ30の一方の端部には、第
1圧縮バネ31の一方の端部が固定されると共に、第1
圧縮バネ31の他方の端部は、基台39に一体に設けら
れた突出部39Aの穴部39Bに固定されている。同様
に、第2調整用ネジ32の一方の端部には、第2圧縮バ
ネ33の一方の端部が固定されると共に、第2圧縮バネ
33の他方の端部は、基台39に一体に設けられた突出
部39Aの穴部39Bに固定されている。
【0026】第1ステイ27には、通常時は第1圧縮バ
ネ31の作用により図1反時計方向へ回動するような力
が付与されており、ケーブルCの張力の高低に応じて図
1矢印方向へ回動するようになっている。また、第2ス
テイ28には、通常時は第2圧縮バネ33の作用により
図1時計方向へ回動するような力が付与されており、ケ
ーブルCの張力の高低に応じて図1矢印方向へ回動する
ようになっている。即ち、第1ステイ27及び第2ステ
イ28が形成する相対開き角度θが、ケーブル張力の高
低に応じて変化するため、相対開き角度θの変化に応じ
た電圧が張力検出用ポテンショメータ29から後述の制
御部54へ出力されるようになっている。
【0027】更に、基台39には、突出部39Aと反対
側に支持部材53が装着され、支持部材53には、回転
軸53Aを介して補助プーリ38が回転自在に支持され
ている。基台39の第1張力検出用プーリ25の近傍に
は、支持部材39Cが一体に設けられ、支持部材39C
には、回転軸39D,39Eを介して補助プーリ34,
35が回転自在に支持されている。また、基台39の第
2張力検出用プーリ26の近傍には、支持部材39Fが
一体に設けられ、支持部材39Fには、回転軸39G,
39Hを介して補助プーリ36,37が回転自在に支持
されている。
【0028】ケーブルドラム8から繰出されたケーブル
Cは、補助プーリ34,35により挟持され、第1張力
検出用プーリ25,補助プーリ38,第2張力検出用プ
ーリ26により圧接状態でガイドされ、補助プーリ3
6,37により挟持された後、プーリ41,42により
ガイドされガイドアーム12のケーブル繰出用穴部44
を介して外部へ導出されるようになっている。
【0029】次に、本第1実施例における無人車両1の
主要部の制御系の構成を図4に基づき説明すると、制御
ボックス45の内部には、制御部54及び記憶部55等
が収納されており、張力検出用ポテンショメータ29
は、ケーブル張力の高低に応じて変化する第1ステイ2
7及び第2ステイ28における相対開き角度θの変化に
対応した電圧を制御部54へ出力し、振れ検出用ポテン
ショメータ57は、車体2の旋回動作等に伴うケーブル
Cの横方向(車体幅方向)への振れに対応した電圧を制
御部54へ出力するようになっている。
【0030】ドラム用回転数検出センサ58は、ドラム
駆動モータ11の回転数を検出して検出信号を制御部5
4へ出力し、台座用回転数検出センサ59は、台座駆動
モータ10の回転数を検出して検出信号を制御部54へ
出力するようになっている。制御部54は、張力検出用
ポテンショメータ29の出力とドラム用回転数検出セン
サ58の出力とに基づき、補助プーリ34,35及び補
助プーリ36,37間のケーブル張力が所定張力となる
ようにドラム駆動モータ11の回転数及び回転方向を制
御し、振れ検出用ポテンショメータ57の出力と台座用
回転数検出センサ59の出力とに基づき、ガイドアーム
12がケーブルCの動きに追従するように台座駆動モー
タ7の回転数及び回転方向を制御するようになってい
る。
【0031】記憶部55には、張力検出用ポテンショメ
ータ29の検出データ,振れ検出用ポテンショメータ5
7の検出データ,ドラム用回転数検出センサ58の検出
データ,台座用回転数検出センサ59の検出データ等が
記憶されるようになっている。また、記憶部55には、
補助プーリ34,35及び補助プーリ36,37間の適
正なケーブル張力に関するデータ,張力検出用ポテンシ
ョメータ29の出力に応じたドラム駆動モータ11の回
転数及び回転方向に関するデータ,振れ検出用ポテンシ
ョメータ57の出力に応じた台座駆動モータ10の回転
数及び回転方向に関するデータ等が予め記憶されてい
る。
【0032】次に、上記構成による本第1実施例におけ
る無人車両の動作を説明する。
【0033】例えば無人車両1の前進走行時において、
ガイドアーム12の内部の張力検出用ポテンショメータ
29は、補助プーリ34,35及び補助プーリ36,3
7間におけるケーブルCの張力の変動に伴う第1及び第
2ステイ27,28の相対開き角度を常時検出してお
り、検出信号を制御部54へ出力する。又、ガイドアー
ム12の後端部の振れ検出用ポテンショメータ57は、
ケーブルCの横方向(車体幅方向)への振れを常時検出
しており、検出信号を制御部54へ出力する。
【0034】制御部54は、張力検出用ポテンショメー
タ29の出力に基づき、例えば補助プーリ34,35及
び補助プーリ36,37間のケーブルCにたるみが発生
したと判定すると、前記補助プーリ間のケーブル張力が
記憶部55に予め記憶してある所定張力となるように、
ドラム駆動モータ11を制御してケーブルドラム8をケ
ーブル巻取方向へ回転させる。これにより、前記補助プ
ーリ間のケーブル張力は所定張力に矯正される。
【0035】また、制御部54は、振れ検出用ポテンシ
ョメータ57の出力に基づき、例えばガイドアーム12
の先端部から地面上へ垂下したケーブルCが車両進行方
向に対して左側へ振れたと判定すると、ガイドアーム1
2の動きがケーブルCの振れに追従するように、台座駆
動モータ10を制御して台座7を所定方向(図1時計方
向)へ回転させる。これにより、台座7に一体化された
ガイドアーム12は、台座7の回転に伴い車両進行方向
に対して左側へ回動し、ケーブルCの動きに追従する。
【0036】他方、例えば無人車両1の超信地旋回(車
両が停止した状態での旋回)時において、車体2が当該
地点で例えば時計回りに超信地旋回動作を行うと、ガイ
ドアーム12の先端部の振れ検出用ポテンショメータ5
7は、車体2の超信地旋回動作に伴うケーブルCの振れ
に応じた検出信号を制御部54へ出力する。制御部54
は、ガイドアーム12の動きがケーブルCの振れに追従
するように、台座駆動モータ10を制御して台座7を反
時計回りに回転させる。これにより、台座7に一体化さ
れたガイドアーム12は、台座7と共に回転し、ケーブ
ルCの動きに追従する。
【0037】上述したように、本第1実施例によれば、
台座駆動モータ10及びドラム駆動モータ11により,
ガイドアーム12が一体化された台座7及びケーブルド
ラム8を各々独立して回転駆動する構造としているた
め、例えば無人車両1を超信地旋回させる場合には、旋
回動作に伴うケーブルの動きに応じて台座7と一体にガ
イドアーム12を回転させ,またケーブルドラム8も必
要に応じて回転させれば、従来の如く超信地旋回動作時
にケーブルにねじれが発生したりケーブルがキャタピラ
で踏まれる等の不具合を引き起こすことなく、円滑な超
信地旋回動作を行うことができる。
【0038】また、本第1実施例によれば、無人車両1
の走行時には、張力検出用ポテンショメータ29により
ガイドアーム12内部のケーブルのたるみ度合いを常時
検出すると共に,振れ検出用ポテンショメータ57によ
りガイドアーム12先端部から地面上へ垂下したケーブ
ルの横方向への振れ度合いを常時検出し、各ポテンショ
メータ29,57の検出出力に基づきケーブルドラム8
によるケーブル巻取/繰出動作とガイドアーム12の回
動動作とを制御するため、無人車両1の前進走行時には
走行経路の中心線に沿ってケーブルを置きながら前進で
き、また、後進走行時には前記走行経路に置かれている
ケーブルを巻取りながら後進することができ、この結
果、無人車両1の走行性の向上を図ることが可能とな
る。
【0039】更に、本第1実施例によれば、ガイドアー
ム12及び台座7回転用の台座駆動モータ10とケーブ
ルドラム8回転用のドラム駆動モータ11とを各々別個
に装備しているため、各モータ10,11の負担を軽減
することができると共に、小型化を図ることができ、こ
れにより、無人車両全体の小型化を推進することも可能
となる。
【0040】更にまた、本第1実施例によれば、ケーブ
ルドラム8を車体上に垂設した支持軸9により回転自在
に支持する縦置構造とすると共に,ケーブルドラム8上
面部までの車高を低くした構造としているため、従来の
如くケーブルドラムの支持軸を水平状態とすると共に当
該ケーブルドラムを車体上に垂設した支持部材を介して
車体に配設した場合と比較し、車体2の重心位置を低く
することが可能となり、これにより、無人車両1の走行
性を向上させることが可能となる。
【0041】(2)第2実施例。 本第2実施例における無人車両(履帯車両)の構成を図
5乃至図7に基づき説明すると、無人車両71は、車体
72の両側部に各々装備した前輪73,後輪74及び両
輪の間に掛け渡したベルト75から構成される1対のキ
ャタピラ76により走行するものであり、所定の操縦装
置(図示略)へ接続されたケーブルCを介して遠隔操縦
されるようになっている。この場合、本第2実施例にお
ける後述のガイドアーム内部の構成及び制御系の構成
は、第1実施例と基本的に同様構成であるため、図示及
び説明を省略する。
【0042】車体72の上面部には、ガイドアーム79
が一体に装着された円板状の台座77が回転自在に配設
されると共に、台座77の上面部には、ケーブルCの巻
取/繰出を行う横置構造(ドラム支持軸が水平状態)の
ケーブルドラム78が台座77に一体に垂設された1対
の支持部材77Aに支持された支持軸77Bを介して回
転自在に配設されている。また、ケーブルドラム78の
内周部にはロータが配設されると共に、支持軸77Bの
外周部にはステータが配設されており、これらロータ及
びステータが直接駆動式のドラム駆動モータ83を構成
し、ケーブルドラム78に対するケーブルCの巻取/繰
出を行うようになっている。
【0043】台座77の中心部には、回転軸77Cが配
設されており、車体72の内部における台座77の回転
軸77Cと対向する箇所には、台座駆動モータ80が配
設されると共に、台座駆動モータ80の駆動軸(図示
略)は、台座77の回転軸77Cに対し同軸に連結され
ている。台座駆動モータ80は、ガイドアーム79が一
体化された台座77及び当該台座77の上部に支持され
たケーブルドラム78を、車体上面と平行に回転駆動さ
せるようになっている。
【0044】更に、ガイドアーム79の先端部には、当
該ガイドアーム79の幅方向(図7矢印方向)へ回動自
在にケーブル支持部材81が軸支されており、ケーブル
支持部材81の下端部に一体に設けられた支持リング8
1Aには、ガイドアーム79のケーブル繰出用穴部79
Aから繰出されたケーブルCが挿通されている。ケーブ
ル支持部材81の軸支箇所には、振れ検出用ポテンショ
メータ82が配設されており、車体72の旋回動作に伴
うケーブルCの横方向への振れを検出し、制御部(図示
略)へ出力するようになっている。
【0045】次に、上記構成による本第2実施例におけ
る無人車両の動作を図8及び図9に基づき説明する。
【0046】例えば無人車両71の超信地旋回時におい
て、車体72が当該地点で図8(a)に示す如く時計回
りに超信地旋回動作を開始すると、ガイドアーム79の
先端部の振れ検出用ポテンショメータ82は、車体72
の超信地旋回動作に伴うケーブルCの振れに応じた検出
信号を制御部(図示略)へ出力する。
【0047】制御部は、ガイドアーム79の動きがケー
ブルCの振れに追従するように、台座駆動モータ80を
制御し、ガイドアーム79が一体化された台座77を図
8(b),(c)に示す如く反時計回りに回転させる。
この時、台座77の上部に固定されたケーブルドラム7
8も台座77と一体となって反時計回りに回転する。こ
れにより、ガイドアーム79及びケーブルドラム78
は、ケーブルCの動きに追従する。この場合、ガイドア
ーム79を充分な長さに設定しておけば、ケーブルCの
ねじれ等の発生を防止できる。
【0048】そして、車体72が当該地点で元の位置か
ら180度旋回すると、ガイドアーム79が一体化され
た台座77及び台座77の上部に固定されたケーブルド
ラム78も、図8(d)に示す如く元の位置から180
度回転する。この結果、車体72の先端部から車両後進
方向へ繰出されていた状態にあったケーブルCは、車体
72の前端部から車両前進方向へ繰出された状態とな
る。これにより、無人車両71の超信地旋回が完了す
る。
【0049】上述した無人車両71の超信地旋回動作に
伴う制御は図9に示す流れで行われる。即ち、振れ検出
用ポテンショメータ57でガイドアーム79先端部のケ
ーブルの車体幅方向への振れの度合いが計測されると
(ステップSA1)、制御部は、計測値に基づきケーブ
ルに振れが無いか否か判定し(ステップSA2)、振れ
が無い場合はステップSA1へ戻り、振れが有る場合は
ケーブルの振れ方向を判定し(ステップSA3)、振れ
方向へ台座駆動モータ80を回転駆動する(ステップS
A4)。これにより、車体72上の台座77,ガイドア
ーム79,ケーブルドラム78が一体となってケーブル
振れに追従して回転する。
【0050】上述したように、本第2実施例によれば、
台座77にガイドアーム79を一体化し,台座77の上
部にケーブルドラム78を回転自在に支持すると共に,
台座77を車体72の上面と平行に回転自在とした構造
であるため、例えば例えば無人車両71を超信地旋回さ
せる場合には、旋回動作に伴うケーブルの動きに応じて
台座77を回転させれば、ガイドアーム79及びケーブ
ルドラム78も台座77と一体に回転するため、従来の
如く超信地旋回動作時にケーブルにねじれが発生したり
ケーブルがキャタピラで踏まれる等の不具合を引き起こ
すことなく、円滑な超信地旋回動作を行うことができ
る。
【0051】(3)第3実施例。 本第3実施例における無人車両の構成を図10乃至図1
1に基づき説明すると、無人車両91は、車体92の両
側部に各々装備した操舵輪(図示略),駆動輪93によ
り走行するものであり、所定の操縦装置(図示略)へ接
続されたケーブルCを介して遠隔操縦されるようになっ
ている。この場合、本第3実施例における後述のガイド
アーム内部の構成及び制御系の構成は、第1実施例と同
様構成であるため、図示及び説明を省略する。
【0052】車体92の上面部には、1対の支持部材9
2A,92B及び回転軸92Cを介してケーブルドラム
94が回転自在に配設されており、ケーブルCの巻取/
繰出を行うようになっている。車体92の後端部には、
ガイドアーム95が支持軸95E,支持部材95A,支
持ロッド95Bを介して車体幅方向へ回動自在に装着さ
れており、車体92の後端部に装備されたサーボモータ
96により駆動されるようになっている。また、車体9
2の上面部には、ケーブルドラム94へのケーブルCの
巻取/繰出を行うドラム駆動モータ(図示略)が設置さ
れている。
【0053】サーボモータ96の駆動軸(図示略)に
は、支持部材95Aの一端部が水平に回動自在に連結さ
れ、支持部材95Aの他端部には、支持ロッド95Bの
一端部が水平に回動自在に連結され、支持ロッド95B
の他端部には、ガイドアーム95の側部に配設された取
付部材95Cが連結されている。サーボモータ96の駆
動時には、ガイドアーム95が支持軸95E,支持部材
95A,支持ロッド95Bを介して車体幅方向へ回動さ
れるようになっている。
【0054】ガイドアーム95の先端部には、ガイドア
ーム95内部に配設された支持部材95Dを介し、縦振
れ検出用ポテンショメータ97が配設されている。縦振
れ検出用ポテンショメータ97の軸には、第1ステイ9
8Aの一端部が図中矢印方向へ回動自在に装着され、第
1ステイ98Aの他端部には、横振れ検出用ポテンショ
メータ99が配設されている。横振れ検出用ポテンショ
メータ99の軸には、第2ステイ98Bの一端部が図中
矢印方向へ回動自在に装着され、第2ステイ98Bの他
端部には、ケーブルCが挿通される支持リング98Cが
一体に配設されている。
【0055】縦振れ検出用ポテンショメータ97は、図
12に示す如く、ガイドアーム95の先端部から地面上
へ垂下したケーブルCの縦方向の振れを検出し、縦振れ
に応じた検出信号を制御部(図示略)へ出力するように
なっている。また、横振れ検出用ポテンショメータ99
は、ガイドアーム95の先端部から地面上へ垂下したケ
ーブルCの横方向の振れを検出し、横振れに応じた検出
信号を前記制御部へ出力するようになっている。
【0056】制御部は、横振れ検出用ポテンショメータ
99の検出出力に基づき、ガイドアーム95がケーブル
Cの振れに追従するように、サーボモータ96の動作を
制御するようになっている。また、制御部は、縦振れ検
出用ポテンショメータ99の検出出力に基づき、ガイド
アーム95先端部から地面上へ垂下したケーブルCのた
るみ状態が適正状態となるように、上述したドラム駆動
モータ(図示略)の動作(巻取/繰出)を制御するよう
になっている。
【0057】次に、上記構成による本第3実施例におけ
る無人車両の動作を図14乃至図16に基づき説明す
る。
【0058】例えば無人車両91の前進走行時におい
て、横振れ検出用ポテンショメータ99は、ガイドアー
ム95の先端部から地面上へ垂下したケーブルCの横振
れの度合いを常時検出しており、検出信号を制御部へ出
力する。また、縦振れ検出用ポテンショメータ97は、
ガイドアーム95の先端部から地面上へ垂下したケーブ
ルCの縦振れの度合いを常時検出しており、検出信号を
制御部へ出力する。
【0059】制御部は、サーボモータ96からの入力信
号に基づき、図15に示す如く、車体走行方向中心線L
1とガイドアーム95との成す角度θ1を算出し(ステ
ップSB1)、横振れ検出用ポテンショメータ99の検
出出力に基づき、ガイドアーム95の軸方向中心線L2
とケーブルCとの成す角度θ2を算出する(ステップS
B2)。
【0060】次に、制御部は、角度θ1と角度θ2との
大小関係を比較し(ステップSB3)、θ1>θ2の場
合は、サーボモータ96を駆動してガイドアーム95を
走行方向に対して右側へ所定量だけ回動させ(ステップ
SB4)、θ1<θ2の場合は、サーボモータ96を駆
動してガイドアーム95を走行方向に対して左側へ所定
量だけ回動させ(ステップSB5)、θ1=θ2の場合
は、ステップSB1以降の処理を繰返す。
【0061】上述したように、本第3実施例によれば、
無人車両91の前進走行時には、ガイドアーム95の先
端部から地面上へ垂下したケーブルCの動き(横振れ)
に追従するようにガイドアーム95を適宜回動させるた
め、図16に実線で示す如く前進走行経路の中心線(破
線)の内側に沿った地面上にケーブルCを置いて行くこ
とができ、また、無人車両91の後進走行時には、前進
走行経路の中心線の内側に沿った地面上に置かれている
ケーブルCを巻取りながら後進することができる。従っ
て、車体後端部にガイドアームを固定した従来の無人車
両のように、地面上に繰出されたケーブルが、図16に
1点鎖線で示す如く車両走行経路の中心線(破線)の外
側へ外れる現象を防止することができる。
【0062】また、本第3実施例によれば、ケーブルC
をガイドアーム95の支持軸側と後端部側との2箇所で
曲げるようにしているため、無人車両91の円旋回時や
スキッド旋回時においても、1箇所当たりの曲げ角度が
小さくて済み、ケーブルCに対する負担や摩擦抵抗を低
減することができる。更に、無人車両91の後進走行時
には、地面上に置かれているケーブルCを巻取る際にガ
イドアーム95が当該ケーブルCに追従して動くため、
操舵輪の細かいステアリング制御が不要となる。更にま
た、無人車両91の不連続な旋回時においても、ケーブ
ルCを最短長さで地面上に繰出して行くことが可能とな
る。
【0063】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の無人車両
によれば、ケーブルドラムと,ガイドアームが一体化さ
れた台座とを支持軸に回転自在に配設すると共に,ドラ
ム駆動モータ及び台座駆動モータを配設した構造である
ため、ケーブルドラムと,ガイドアームが一体化された
台座とを各々独立して回転させることが可能となり、こ
の結果、例えば無人車両の旋回時には,車体の旋回方向
に応じてガイドアームが一体化された台座を回転させる
と共に,ケーブルドラムも回転させれば、従来のように
ガイドアーム後端部から地面へ垂下したケーブルに旋回
動作に伴いねじれが発生したりする等の不具合を解消で
き、円滑な旋回動作を行うことが可能となる、という効
果を奏することができる。
【0064】また、本発明の無人車両において、ガイド
アームにおけるケーブルの張力に応じてドラム駆動モー
タの回転を制御し,ガイドアーム後端部から地面上へ垂
下したケーブルの振れに応じて台座駆動モータの回転を
制御するようにした場合には、ケーブルドラムから繰出
されたケーブルを適正なたるみ状態とすることが可能と
なると共に、ガイドアームをケーブルの振れに追従させ
ることが可能となり、この結果、無人車両の前進走行時
には走行経路の中心線に沿ってケーブルを置きながら前
進でき、また、後進走行時には前進走行時に走行経路に
置かれているケーブルに沿って当該ケーブルを巻取りな
がら後進することができ、この結果、無人車両の走行性
の向上を図ることが可能となる、という効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した第1実施例における無人車両
の構成を示す斜視図である。
【図2】第1実施例における台座駆動モータ及びドラム
駆動モータの取付状態を示す説明図である。
【図3】第1実施例におけるガイドアーム内部の構成を
示す説明図である。
【図4】第1実施例における制御ブロック図である。
【図5】第2実施例における無人車両の構成を示す斜視
図である。
【図6】第2実施例における台座駆動モータの取付状態
を示す説明図である。
【図7】第2実施例における振れ検出用ポテンショメー
タの取付状態を示す説明図である。
【図8】第2実施例における無人車両の超信地旋回動作
を示し、図8(a)は超信地旋回開始前、図8(b)及
び図8(c)は超信地旋回中、図8(d)は超信地旋回
完了後の状態を各々示す説明図である。
【図9】第2実施例における台座駆動モータ制御の流れ
図である。
【図10】第3実施例における無人車両の構成を示す斜
視図である。
【図11】第3実施例における縦振れ検出用ポテンショ
メータ及び横振れ検出用ポテンショメータの取付状態を
示す説明図である。
【図12】第3実施例におけるケーブルの横振れ検出を
示す説明図である。
【図13】第3実施例におけるケーブルの縦振れ検出を
示す説明図である。
【図14】第3実施例における台座駆動モータ制御の流
れ図である。
【図15】車体走行方向中心線とガイドアームとの成す
角度及びガイドアーム軸方向中心線とケーブルとの成す
角度の説明図である。
【図16】可動式ガイドアーム付き無人車両及び固定式
ガイドアーム付き無人車両における地面上へ繰出したケ
ーブルの配置状態を示し、図16(a)は円弧状に方向
転換する場合のケーブルの配置状態、図16(b)は直
線状に方向転換する場合のケーブルの配置状態を示す説
明図である。
【図17】従来例におけるキャタピラ走行式の無人車両
の構成を示す斜視図である。
【図18】従来例における車輪走行式の無人車両の構成
を示す斜視図である。
【図19】従来例における無人車両の超信地旋回動作を
示し、図19(a)は超信地旋回開始前、図19(b)
及び図19(c)は超信地旋回中、図19(d)は超信
地旋回完了後の状態を各々示す説明図である。
【図20】従来例における無人車両の方向転換動作を示
し、図20(a)は方向転換開始前、図20(b)は方
向転換中、図20(c)は方向転換完了後の状態を各々
示す説明図である。
【符号の説明】
1,71,91 無人車両 2,72,92 車体 7,77 台座 8,78,94 ケーブルドラム 9 支持軸 10,80 台座駆動モータ 11,83 ドラム駆動モータ 12,79,95 ガイドアーム 29 張力検出センサとしての張力検出用ポテンショメ
ータ 57,82 振れ検出センサとしての振れ検出用ポテン
ショメータ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体に垂直状態に装備された支持軸に回
    転自在に支持され,一端が車体外の定位置に接続された
    ケーブルの巻取/繰出を行うケーブルドラムと、該ケー
    ブルドラムを回転駆動するドラム駆動モータと、前記ケ
    ーブルドラムの下方部に配設され,前記支持軸に回転自
    在に支持された台座と、該台座を回転駆動する台座駆動
    モータと、前記台座に一体に配設され,前記ケーブルド
    ラムから繰出されたケーブルをガイドするガイドアーム
    とを具備したことを特徴とする無人車両。
  2. 【請求項2】 車体に垂直状態に装備された支持軸に回
    転自在に支持され,一端が車体外の定位置に接続された
    ケーブルの巻取/繰出を行うケーブルドラムと、該ケー
    ブルドラムを回転駆動するドラム駆動モータと、前記ケ
    ーブルドラムの下方部に配設され,前記支持軸に回転自
    在に支持された台座と、該台座を回転駆動する台座駆動
    モータと、前記台座に一体に配設され,前記ケーブルド
    ラムから繰出されたケーブルをガイドするガイドアーム
    とを具備し、 前記ガイドアームにおけるケーブルの張力を検出する張
    力検出センサと、前記ガイドアーム先端部から地面上へ
    垂下したケーブルの車体幅方向への振れを検出する振れ
    検出センサとを備え、 前記張力検出センサの出力データに基づき前記ドラム駆
    動モータの回転を制御すると共に,前記振れ検出センサ
    の出力データに基づき前記台座駆動モータの回転を制御
    するモータ制御機能を有する制御手段を具備したことを
    特徴とする無人車両。
  3. 【請求項3】 車体に水平状態に装備された支持軸に回
    転自在に支持され,一端が車体外の定位置に接続された
    ケーブルの巻取/繰出を行うケーブルドラムと、該ケー
    ブルドラムを回転駆動するドラム駆動モータと、前記ケ
    ーブルドラムを前記支持軸の両端部を介して支持する台
    座と、該台座を回転駆動する台座駆動モータと、前記台
    座に一体に配設され,前記ケーブルドラムから繰出され
    たケーブルをガイドするガイドアームとを具備したこと
    を特徴とする無人車両。
  4. 【請求項4】 車体に水平状態に装備された支持軸に回
    転自在に支持され,一端が車体外の定位置に接続された
    ケーブルの巻取/繰出を行うケーブルドラムと、該ケー
    ブルドラムを回転駆動するドラム駆動モータと、前記ケ
    ーブルドラムを前記支持軸の両端部を介して支持する台
    座と、該台座を回転駆動する台座駆動モータと、前記台
    座に一体に配設され,前記ケーブルドラムから繰出され
    たケーブルをガイドするガイドアームとを具備し、 前記ガイドアーム後端部から地面上へ垂下したケーブル
    の車体幅方向への振れを検出する振れ検出センサとを備
    え、 前記振れ検出センサの出力データに基づき前記台座駆動
    モータの回転を制御するモータ制御機能を有する制御手
    段を具備したことを特徴とする無人車両。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016108101A (ja) * 2014-12-08 2016-06-20 住友重機械搬送システム株式会社 ケーブルガイド装置
JP2018038173A (ja) * 2016-08-31 2018-03-08 株式会社Ihiエアロスペース ケーブル繰り出し装置
CN108821036A (zh) * 2018-07-02 2018-11-16 合肥瀚翔智能科技有限公司 一种系留无人机用全自动缆绳收放装置
CN114436069A (zh) * 2021-12-21 2022-05-06 国网福建省电力有限公司 一种绝缘电阻测试仪连接线的收放卷装置

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