JP3022077B2 - 遠隔操縦車両用ケーブル状態制御装置 - Google Patents

遠隔操縦車両用ケーブル状態制御装置

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JP3022077B2
JP3022077B2 JP5201065A JP20106593A JP3022077B2 JP 3022077 B2 JP3022077 B2 JP 3022077B2 JP 5201065 A JP5201065 A JP 5201065A JP 20106593 A JP20106593 A JP 20106593A JP 3022077 B2 JP3022077 B2 JP 3022077B2
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弘晃 司茂
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、遠隔操縦車両用ケーブ
ル状態制御装置に係り、特に、操縦基地に設置した操縦
装置によりケーブルを介して遠隔操縦される遠隔操縦車
両に用いて好適な遠隔操縦車両用ケーブル状態制御装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、屋外を走行させて所定の作業を行
わせる遠隔操縦車両が開発されているが、この種の遠隔
操縦車両では、車体に搭載したケーブル巻取/繰出用の
ケーブルドラムと,所定の操縦基地に設置された操縦装
置との間が,操縦装置から発信される遠隔操縦信号等を
伝送する通信用の光ファイバを内部に収納したケーブル
を介して接続されている。遠隔操縦車両の走行時には、
車体に搭載されたケーブルドラム駆動モータが、前記遠
隔操縦信号に基づきケーブルドラムに対してケーブルを
適宜巻取/繰出を行うことにより走行するようになって
いる。この場合、遠隔操縦車両は、車体後端部から地面
へ垂れ下がったケーブルが地面を引き摺った状態で走行
するようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た従来の遠隔操縦車両においては、例えば路面に凹凸や
段差等が存在する不整地を走行させる際に、それまで走
行してきた比較的平坦な路面の状態が凹凸や段差等があ
る路面状態に急に変化した場合、車体後端部から地面に
垂れ下がったケーブルの張力を路面の状況変化に応じて
適正な張力に保つことができないため、ケーブルに必要
以上の張力が加わったり、逆にケーブルに必要以上のた
るみが生じたりする問題があった。このため、遠隔操縦
車両を特に不整地等で走行させる場合に、走行が円滑に
いかない場合も生ずるという問題があった。
【0004】
【発明の目的】本発明は、かかる従来例の有する不都合
を改善し、特に、遠隔操縦車両の車体後端部から地面に
垂下したケーブルの張力を適正な張力に保つことによ
り、遠隔操縦車両を路面の状態如何に関わらず円滑に走
行させることを可能とした遠隔操縦車両用ケーブル状態
制御装置の提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、遠隔操縦車両
の後進方向へ突出され,且つ車体幅方向へ揺動自在に車
体後端部に軸支されると共に前記遠隔操縦車両に搭載さ
れたケーブルをガイドするガイドアームと、該ガイドア
ームに付設されケーブルを挟持するガイドプーリと、該
ガイドプーリを回転駆動するプーリ駆動モータと、該プ
ーリ駆動モータの回転数を検出する回転数検出センサ
と、前記遠隔操縦車両の車速を検出する車速検出センサ
とを備え、前記車速検出センサにより検出された前記遠
隔操縦車両の車速に応じて前記プーリ駆動モータの目標
回転数を算定する回転数算定機能,及び前記回転数検出
センサにより検出された前記プーリ駆動モータの検出回
転数と前記目標回転数との差が0となるように前記プー
リ駆動モータを制御してその回転数を増減する回転制御
機能を有する制御手段を具備する構成としている。これ
により、前述した目的を達成しようとするものである。
【0006】
【作用】本発明によれば、遠隔操縦車両の走行時におい
て、車速検出センサが遠隔操縦車両の車速を検出する
と、制御手段は、遠隔操縦車両に搭載されたケーブルを
ガイドするガイドプーリを回転駆動するプーリ駆動モー
タの目標回転数を算定し、更に、回転数検出センサによ
り検出されたプーリ駆動モータの検出回転数と目標回転
数との差が0となるように、プーリ駆動モータの回転数
を増減する。これにより、遠隔操縦車両のガイドアーム
後端部から地面に垂下したケーブルの張力が常時適正な
状態に保持される。従って、遠隔操縦車両を例えば凹凸
や段差等がある不整地を走行させる場合に際しても、ガ
イドアーム後端部から地面に垂下したケーブルの張力が
必要以上に緊張状態となったり逆に必要以上に弛緩状態
となったりすることを防止することが可能となるため、
遠隔操縦車両を路面の状況如何に関わらず円滑に走行さ
せることが可能となる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の遠隔操縦車両用ケーブル状態
制御装置を遠隔操縦車両に適用してなる実施例を図面に
基づいて説明する。
【0008】本実施例における遠隔操縦車両の構成を図
1及び図2に基づき説明すると、遠隔操縦車両1は、所
定の操縦基地に設置された操縦装置による遠隔操縦に基
づき、1個の前輪2と,2個の後輪3により屋外を走行
するようになっており、車体4には、前輪2を操舵する
ステアリング機構,後輪3を回転させる後輪駆動モー
タ,後輪3の回転速度及び回転方向を非接触で検出して
車速及び進行方向を計測する例えばフォトセンサ等から
成る車速センサ5,操縦装置から発信された遠隔操縦信
号等が伝送される光ファイバを収納した光ファイバケー
ブルC(以下ケーブルCと略称)の巻取/繰出が行われ
るケーブルドラム6,ケーブルドラム6を回転駆動する
ドラム駆動モータ7,車両各部を制御する後述の制御部
52等を収納した制御ボックス8等が装備されている。
【0009】遠隔操縦車両1の構成を詳述すると、車体
4の上面部には、1対の支持板9,10が一体に垂設さ
れると共に、両支持板9,10の間には、取付軸11が
水平に配設されており、取付軸11には、ケーブルドラ
ム6が支持されている。また、両支持板9,10の間に
は、ガイド軸12,13が水平に配設されており、ガイ
ド軸12には、トラバーサ14が当該ガイド軸方向へ移
動自在に支持されている。トラバーサ14は、ガイド軸
12の軸方向へ移動してケーブルCを当該ガイド軸方向
へ適宜振らせることにより、ケーブルドラム6にケーブ
ルCを均一な状態で巻取らせるようになっている。
【0010】トラバーサ14の近傍には、取付軸(図示
略)を介してケーブル密着プーリ15が配設されると共
に、取付軸(図示略)を介して一方向回転抵抗プーリ1
6及び一方向クラッチ付ロータリダンパ(図示略)が配
設されている。ケーブル密着プーリ15は、一方向回転
抵抗プーリ16と協働してケーブルCを挟持すると共に
ケーブルCを一方向回転抵抗プーリ16側へ常時付勢す
るようになっている。一方向回転抵抗プーリ16は、ケ
ーブル繰出時にはケーブルCに摩擦力を付与せずケーブ
ルドラム6から円滑に繰出す機能を有し、ケーブル巻取
時にはロータリダンパの作用によりケーブルCに適度な
摩擦力を付与しケーブルドラム6に緊密に巻取らせる機
能を有している。
【0011】車体4の上面部のケーブルドラム6の近傍
には、ケーブルドラム及びトラバーサ駆動用のドラム駆
動モータ7が配設されており、ドラム駆動モータ7の駆
動軸17の一端部に装着されたプーリ18とケーブルド
ラム6の取付軸11に装着されたプーリ19との間に
は、無端ベルト20が巻き掛けされると共に、取付軸1
1に装着されたプーリ21とガイド軸12に装着された
プーリ22との間には、無端ベルト23が巻き掛けされ
ている。ドラム駆動モータ7の駆動時には、前述した機
構によりケーブルドラム6が回転すると共にトラバーサ
14がガイド軸方向へ移動するようになっている。
【0012】更に、ドラム駆動モータ7の駆動軸17の
他端部には、ロータリエンコーダ66が配設されてお
り、ドラム駆動モータ7の回転数を検出するようになっ
ている。また、ケーブルドラム6の取付軸11のプーリ
19,21取付側と反対側の軸方向端部には、ロータリ
ジョイント(図示略)が装着されており、ケーブルドラ
ム6の内部から引出されたケーブルCは、当該ロータリ
ジョイントを介して車体4の適所に配設された通信系統
へ接続されている。
【0013】車体4の後端部には、支持機構24を介し
て第1アーム25が配設されており、遠隔操縦車両1の
旋回時等において、後述のアーム駆動モータ60により
車体の向きに応じて図中矢印方向へ駆動されるようにな
っている。支持機構24の下方部には、振れ角検出用ポ
テンショメータ26が配設されており、第1アーム25
の振れ角を検出するようになっている。
【0014】更に、車体4の後端部の幅方向一方の端部
側には、アーム駆動モータ60が配設されると共に、当
該アーム駆動モータ60の駆動軸61には、回動部材6
2の一端部が固定されている。更に、回動部材62の他
端部には、取付軸63を介してロッド64の一端部が当
該取付軸63を中心として回動自在に装着されると共
に、当該ロッド64の他端部は、第1アーム25の板面
に対し垂直状態に当該第1アーム25の側部に配設され
た取付軸65に回動自在に装着されている。
【0015】遠隔操縦車両1の旋回時には、後述の制御
部52の制御によりアーム駆動モータ60が駆動される
と回動部材62が矢印方向へ回動するため、第1アーム
25は、ロッド64を介して回動部材62と共に矢印方
向へ回動するようになっている。この場合、第1アーム
25のロッド64取付側と反対側には、原位置復帰用バ
ネ(図示略)が配設されており、アーム駆動モータ60
の非駆動時には、第1アーム25を上述した車体中心線
と一致する位置に復帰させるようになっている。
【0016】第1アーム25の基端部側上面部には、ケ
ーブルCをガイドする1対のガイドプーリ27,28が
取付軸27a,28aを介して配設されると共に、第1
アーム25の中央側上面部には、取付軸29a,取付部
材29b,取付軸29cを介してダンスローラ30が配
設されている。第1アーム25の取付軸29aには、ダ
ンスローラ30のハンチング防止用のロータリダンパ3
1が配設されると共に、取付軸29aの下方部には、張
力検出用ポテンショメータ32が配設されており、ケー
ブルCの張力を検出するようになっている。この場合、
ダンスローラ30,取付部材29b,張力検出用ポテン
ショメータ32等がケーブル張力検出部54を構成して
いる。
【0017】また、第1アーム25の先端部側上面部に
は、ケーブルCをガイドする1対のガイドプーリ33,
34が取付軸33a,34aを介して配設されている。
更に、第1アーム25の先端部側と取付部材29bとの
間には、スプリング35が張設されている。張力検出用
ポテンショメータ32は、取付部材29bの揺動角度に
基づきケーブルCの張力を検出するようになっている。
【0018】第1アーム25の最先端部には、取付軸3
6を介して第2アーム37が垂直方向へ回動自在に配設
されており、第1アーム25及び第2アーム37が、ケ
ーブルCをガイドするガイドアーム50としての機能を
有している。第2アーム37の基端部側と第1アーム2
5の先端部側との間には、振動吸収用のサスペンション
38が装着されている。第2アーム37の基端部側の側
面部には、ケーブルCをガイドする1対のガイドプーリ
39,40が取付軸39a,40aを介して配設されて
いる。
【0019】ガイドプーリ39の取付軸39aと第2ア
ーム37に固定された支持部材41との間には、ガイド
プーリ39をガイドプーリ40側へ付勢するバネ42が
張設され、ガイドプーリ40の取付軸40aには、プー
リ駆動モータ43及び当該モータ43の回転数を検出す
るロータリエンコーダ44が取付けられている。プーリ
駆動モータ43は、図中時計方向へ正転駆動又は図中反
時計方向へ逆転駆動されるようになっており、正転時に
はケーブルCがケーブルドラム6へ巻取られ、逆転時に
はケーブルCがケーブルドラム6から繰出されるように
なっている。
【0020】更に、第2アーム37には、第1ステイ4
5が取付軸45aを介して垂直方向(縦方向)に回動自
在に装着されており、当該取付軸45には、縦振れ用ポ
テンショメータ46が配設されている。第1ステイ45
の下端部には、第2ステイ47が取付軸(図示略)を介
して水平方向(横方向)に回動自在に連結されており、
当該取付軸には、横揺れ用ポテンショメータ48が配設
されている。更に、第2ステイ47の下端部には、1対
のプーリ39,40のガイド部分から垂れ下がったケー
ブルCが緩挿状態に挿入されるリング49が一体に配設
されている。
【0021】縦振れ用ポテンショメータ46は、遠隔操
縦車両1の路面の凹凸部分や段差等の走行時にケーブル
Cの垂直方向への縦振れに伴う第1ステイ45の垂直方
向への縦振れを検出し、縦振れに対応した電圧を後述の
制御部へ出力するようになっている。横振れ用ポテンシ
ョメータ48は、遠隔操縦車両1の曲進走行等によるケ
ーブルCの水平方向への横振れに伴う第2ステイ47の
水平方向への横振れを検出し、横振れに対応した電圧を
後述の制御部へ出力するようになっている。この場合、
縦振れ用,横振れ用ポテンショメータ46,48が、ケ
ーブル振れセンサとしての機能を有している。
【0022】ケーブルドラム6から繰出されたケーブル
Cは、第1アーム25及び第2アーム37から構成され
るガイドアーム50によりガイドされ、第1ステイ45
へ連結された第2ステイ47下端部のリング49に支持
された状態で自重により地面に垂れ下がるようになって
いる。地面に垂れ下がったケーブルCは、操縦基地の操
縦装置へ接続されている。即ち、遠隔操縦車両1は、車
体2の後端部から地面に垂れ下がったケーブルCが地面
を引き摺るような状態で走行するようになっている。
【0023】次に、本実施例における遠隔操縦車両1の
要部の制御系の構成を図3に基づき説明すると、車体4
に装備された制御ボックス8の内部には、制御部52及
び記憶部53が配設されており、制御部52は、車速セ
ンサ5,縦振れ用ポテンショメータ46,横振れ用ポテ
ンショメータ48,ケーブル張力検出部54の各検出信
号を入力して各種演算等を行うと共に、モータドライバ
を介してプーリ駆動モータ43を駆動制御し,アクチュ
エータドライバを介してアーム駆動モータ60を駆動制
御し,モータドライバを介してドラム駆動モータ7を駆
動制御するようになっている。この場合、前記の各ドラ
イバは、各モータ,アクチュエータに付設されており図
示は省略する。
【0024】ケーブル張力検出部54は、ケーブルドラ
ム6とプーリ39,40との間のケーブルCの張力を検
出し、張力信号を制御部52へ出力するようになってい
る。制御部52は、前記張力が適正となるような回転駆
動信号をモータドライバを介してドラム駆動モータ7へ
出力するようになっている。これにより、ドラム駆動モ
ータ7は、ケーブルドラム6を所定方向へ回転すること
により、ケーブルドラム6とプーリ39,40との間の
ケーブルCの張力が適正となるようにケーブルドラム6
に対しケーブルCの巻取/繰出をおこなわせるようにな
っている。
【0025】車速センサ5は、計測した遠隔操縦車両1
の車速及び進行方向に対応する車速信号を制御部52へ
出力するようになっている。また、ケーブル振れセンサ
としての縦振れ用ポテンショメータ46は、遠隔操縦車
両1の路面の凹凸部分や段差等の走行によるケーブルC
の垂直方向への振れに伴う第1ステイ45の垂直方向
(縦方向)への振れに対応した縦振れ信号(電圧)を制
御部52へ出力するようになっている。また、ケーブル
振れセンサとしての横振れ用ポテンショメータ48は、
遠隔操縦車両1の曲進走行等によるケーブルCの水平方
向(横方向)への振れに伴う第2ステイ47の水平方向
(横方向)への振れに対応した横振れ信号(電圧)を制
御部52へ出力するようになっている。
【0026】制御部52は、ケーブルドラム6に対する
ケーブル巻取時またはケーブル繰出時において、車速セ
ンサ5から入力した車速信号に対応した遠隔操縦車両1
の車速及び進行方向に基づきプーリ駆動モータ43の目
標回転数及び回転方向を決定し、駆動信号をモータドラ
イバを介してプーリ駆動モータ43へ出力するようにな
っている。また、制御部52は、縦振れ用ポテンショメ
ータ46から出力される縦振れ信号に基づきプーリ駆動
モータ43の目標回転数の補正を行うようになってい
る。これにより、プーリ駆動モータ43は、ガイドプー
リ40をケーブル巻取方向またはケーブル繰出方向へ回
転させるようになっている。
【0027】また、制御部52は、横揺れ信号に基づき
アクチュエータドライバを介してアーム駆動モータ60
へ駆動信号を出力するようになっている。これにより、
アーム駆動モータ60は、ガイドアーム50を所定方向
へ回動させるようになっている。更に、制御部52は、
ケーブル張力検出部54により検出されたケーブルドラ
ム6とプーリ39,40との間のケーブルCの張力が適
正な状態となるように、モータドライバを介してドラム
駆動モータ7へ駆動信号を出力するようになっている。
これにより、ドラム駆動モータ7は、ケーブルドラム6
を図1時計方向又は反時計方向へ回転駆動し、当該ケー
ブルドラム7に対するケーブルCの巻取/繰出を行うよ
うになっている。
【0028】この場合、制御部52は、ケーブルドラム
6に対するケーブル巻取時には、算定したプーリ駆動モ
ータ43の目標回転数の値を所定割合減少(例えば3%
程度)させ、ケーブルドラム6に例えばケーブル繰出時
には、算定したプーリ駆動モータ43の目標回転数を所
定割合増加(例えば3%程度)させるようになってい
る。これにより、ケーブル巻取/繰出制御系の応答遅れ
に対応するようになっている。
【0029】記憶部53には、車速センサ5から出力さ
れる車速及び進行方向信号に対応したデータ,縦振れ用
ポテンショメータ46から出力される縦振れ信号に対応
した縦振れデータ,横振れ用ポテンショメータ48から
出力される横振れ信号に対応した横振れデータ,ケーブ
ル張力検出部54から出力される張力信号に対応したデ
ータ,ケーブルCの縦方向への振れ幅に対応したプーリ
駆動モータ43の目標回転数の補正データ等が記憶され
るようになっている。
【0030】本実施例では、ケーブルドラム6に対する
ケーブルの巻取時及び繰出時には、ケーブルドラム6と
プーリ39,40との間のケーブルの張力を適正に保持
しながら、プーリ39,40から地面に垂下したケーブ
ルの張力を適正な張力(緊張状態と弛緩状態との中間の
中立状態の張力)に保持するようになっている。これに
より、遠隔操縦車両1の前進走行時には、遠隔操縦車両
1の走行経路の略中心線に沿った地面上にケーブルを繰
出しながら前進走行するようになっている。また、遠隔
操縦車両1の後進走行時には、遠隔操縦車両1の走行経
路の略中心線に沿った地面上に載置されているケーブル
を巻取りながら後進走行するようになっている。
【0031】次に、上記の如く構成した本実施例におけ
るケーブル繰出制御の場合を例に上げ説明する。
【0032】遠隔操縦車両1のケーブル繰出時におい
て、車速センサ5が遠隔操縦車両1の車速及び進行方向
を計測し(ステップS1)、計測した車速及び進行方向
に対応した車速信号を制御部52へ出力すると、制御部
52は、車速が0でないか否かすなわち遠隔操縦車両1
が走行中か否かを判定し(ステップS2)、車速が0で
ない場合すなわち遠隔操縦車両1が走行中の場合は、ス
テップS3の処理へ移行する一方、車速が0の場合すな
わち遠隔操縦車両1が走行中でない場合は、ステップS
17の処理へ移行する。
【0033】遠隔操縦車両1の車速が0でない場合すな
わち遠隔操縦車両1が走行中の場合は、制御部52は、
車速センサ5の車速信号に基づき遠隔操縦車両1の進行
方向を判別し(ステップS3)、遠隔操縦車両1の車速
及び進行方向に基づき、プーリ駆動モータ43の目標回
転数及び回転方向を決定する(ステップS4)。この
後、制御部52は、内蔵のモータドライバによりプーリ
駆動モータ43を回転駆動する(ステップS5)。これ
により、ケーブルドラム7からケーブルCが繰出され
る。
【0034】次に、制御部52は、縦振れ用ポテンショ
メータ46(ケーブル振れセンサ)の計測信号を入力し
(ステップS6)、ガイドアーム50の後端部から地面
に垂れ下がったケーブルCに垂直方向(縦方向)の振れ
が有るか否かを判定し(ステップS7)、ケーブルCに
垂直方向(縦方向)の振れが無い場合は、上記ステップ
S1で車速センサ5により計測した実測車速を演算車速
として設定し(ステップS8)、ステップS12以降の
処理を行う。
【0035】制御部52は、ステップS8の判定でケー
ブルCに垂直方向(縦方向)の振れが有る場合は、縦振
れ用ポテンショメータ46の計測信号に基づきケーブル
Cの垂直方向(縦方向)の振れ幅を算定し(ステップS
9)、算定した垂直方向(縦方向)の振れ幅を考慮に入
れて遠隔操縦車両1の目標車速に補正を加え(ステップ
S10)、上記ステップS1で計測した実測車速に車速
補正値を加算して演算車速を算定する(ステップS1
1)。
【0036】次に、制御部52は、遠隔操縦車両1の車
速が演算車速となるようにプーリ駆動モータ43の目標
回転数を算定し(ステップS12)、ロータリエンコー
ダ44の計測信号に基づきプーリ駆動モータ43の実測
回転数を算定し(ステップS13)、ステップS12で
変換したプーリ駆動モータ43の目標回転数と,ステッ
プS13で算定したプーリ駆動モータ43の実測回転数
との偏差を演算する(ステップS14)。
【0037】次に、制御部52は、プーリ駆動モータ4
3の目標回転数と実測回転数との偏差が0か否かを判定
し(ステップS15)、偏差が0の場合は、上記ステッ
プS1の処理へ戻る一方、偏差が0で無い場合は、当該
偏差に応じてプーリ駆動モータ43の回転数を増減する
(ステップS16)。この後、上記ステップS1の処理
へ戻る。
【0038】他方、遠隔操縦車両1の車速が0の場合す
なわち遠隔操縦車両1が走行中でない場合は、制御部5
2は、縦振れ用ポテンショメータ46(ケーブル振れセ
ンサ)の計測信号を入力し(ステップS17)、ガイド
アーム50の後端部から地面に垂れ下がったケーブルC
に垂直方向(縦方向)の振れが有るか否かを判定し(ス
テップS18)、ケーブルCに垂直方向(縦方向)の振
れが無い場合は、上記ステップS1の処理へ戻る。
【0039】制御部52は、ステップS18の判定でケ
ーブルCに垂直方向(縦方向)の振れが有る場合は、縦
振れ用ポテンショメータ46の計測信号に基づきケーブ
ルCの垂直方向(縦方向)の振れ幅を算定し(ステップ
S19)、算定した垂直方向(縦方向)の振れ幅を車速
に変換する(ステップS20)。この場合、遠隔操縦車
両1は走行中ではないが、当該遠隔操縦車両1が例えば
不整地の凹凸部分や段差部分で停止中に、ガイドアーム
50の後端部から車両後方へ繰出されているケーブルC
が必要以上に緊張状態となったり逆に弛緩状態となった
りするため、ケーブルCの垂直方向(縦方向)の振れ幅
を,車両走行中と仮定した場合の車速に変換する。この
後、上記ステップS4以降の処理を行う。
【0040】上記図4に示した処理がケーブル繰出時に
おける制御であるが、ケーブル巻取時における制御も上
記図4と同様の手順で行うことが可能である。この場
合、ケーブル繰出時には、算定したプーリ駆動モータ4
3の目標回転数の値を所定割合(例えば3%程度)増加
させて繰出制御を行い、ケーブル巻取時には、算定した
プーリ駆動モータ43の目標回転数の値を所定割合(例
えば3%程度)減少させて巻取制御を行うようにするこ
とで、ケーブル巻取/繰出制御系の応答遅れに対応する
ことが可能である。
【0041】この場合、図4の処理では、プーリ駆動モ
ータ43の目標回転数及び回転方向を決定すると共に,
ケーブルの縦方向の振れ幅に応じて目標回転数に補正を
加え,補正目標回転数と検出回転数との偏差が0となる
ようにプーリ駆動モータ43の回転数を増減する制御を
行ったが、プーリ駆動モータ43及びドラム駆動モータ
66の各目標回転数及び各回転方向を決定すると共に,
ケーブルの縦方向の振れ幅に応じて各目標回転数に補正
を加え,各補正目標回転数と各検出回転数との偏差が各
々0となるようにプーリ駆動モータ43及びドラム駆動
モータ66の回転数を増減する制御を行うことも可能で
ある。
【0042】次に、上述した本実施例を具体例を上げて
説明すると、ケーブルCの垂直方向(縦方向)の振れを
検出する縦振れ用ポテンショメータ46(ケーブル振れ
センサ)の出力電圧が2.5[V]の場合は、ケーブル
Cが中立位置状態すなわちケーブルCに垂直方向(縦方
向)の振れが無い状態と判断する。ケーブルCが前記中
立位置から車体後側方向へ振れた時は、縦振れ用ポテン
ショメータ46の出力電圧は最大3.5[V]まで増加
し、ケーブルCが前記中立位置から車体前側方向へ振れ
た時は、縦振れ用ポテンショメータ46の出力電圧は最
小1.5[V]まで減少する。
【0043】例えば、ケーブルドラム6からのケーブル
Cの繰出時において、縦振れ用ポテンショメータ46の
出力電圧が増加した場合は、目標車速(プーリ駆動モー
タ43の回転数)が低過ぎると判断できるため、目標車
速を増加させるように補正する。他方、縦振れ用ポテン
ショメータ46の出力電圧が減少した場合は、目標車速
が高過ぎると判断できるため、目標車速を減少させるよ
うに補正する。
【0044】例えば、ケーブルドラム6に対するケーブ
ルCの巻取時において、縦振れ用ポテンショメータ46
の出力電圧が増加した場合は、目標車速(プーリ駆動モ
ータ15の回転数)が高過ぎると判断できるため、目標
車速を減少させるように補正する。他方、縦振れ用ポテ
ンショメータ46の出力電圧が減少した場合は、目標車
速が低過ぎると判断できるため、目標車速を増加させる
ように補正する。
【0045】この場合、車速の補正を行う割合は、縦振
れ用ポテンショメータ46の出力が例えば0.05
[V]変化する度に1[%]の車速補正を行うようにし
てもよい。即ち、縦振れ用ポテンショメータ46の出力
変化は最大で±1[V]であるから、車速補正は最大で
±20[%]となる。
【0046】上述したように、本実施例によれば、遠隔
操縦車両1の車速及びケーブルの垂直方向(縦方向)に
対する振れの度合いに応じてプーリ駆動モータ43の回
転数を制御するため、車体後端部から地面に垂れ下がっ
たケーブルの張力を常時適正な張力に,換言すればケー
ブルの自重による張力に保つことが可能となる。この結
果、遠隔操縦車両1を凹凸や段差等がある不整地を走行
させる場合に際しても、車体後端部から地面に垂れ下が
ったケーブルの張力が必要以上に緊張状態となったり逆
に弛緩状態となったりすることを防止することができる
ため、特に、遠隔操縦車両1の前進時には走行経路に沿
った地面上にケーブルを這わせて行くことが可能とな
り、遠隔操縦車両1を路面の状況如何に関わらず円滑に
走行させることが可能となる。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の遠隔操縦
車両用ケーブル状態制御装置によれば、遠隔操縦車両の
車速に応じてプーリ駆動モータの回転数を制御するた
め、ガイドアーム後端部から地面に垂下したケーブルの
張力を常時適正な状態に保つことが可能となり、この結
果、遠隔操縦車両を例えば凹凸や段差等がある不整地を
走行させる場合に際しても、ガイドアーム後端部から地
面に垂下したケーブルの張力が必要以上に緊張状態とな
ったり逆に必要以上に弛緩状態となったりすることを防
止することができるため、遠隔操縦車両を路面の状態如
何に関わらず円滑に走行させることが可能となり、従っ
て、遠隔操縦車両の走行経路が不整地等であっても、遠
隔操縦車両の前進走行時には車両走行経路の略中心線に
沿った地面上にケーブルを繰出しながら前進走行させる
ことが可能となると共に、遠隔操縦車両の後進走行時に
は車両走行経路の略中心線に沿った地面上に載置されて
いるケーブルを巻取りながら後進走行させることが可能
となるため、遠隔操縦車両の操縦性を向上させることが
できる、という効果を奏することができる。
【0048】また、本発明において、遠隔操縦車両の車
速に応じてプーリ駆動モータ及びドラム駆動モータの各
目標回転数及び各回転方向を算定し,ケーブルの垂直方
向への振れの度合いに応じて両モータの各目標回転数に
補正を加えて各補正目標回転数を算定し,両モータの各
回転数と各補正目標回転数との差が0となるように両モ
ータの各回転数を制御するようにした場合には、更に精
密に、遠隔操縦車両の車体後端部から地面に垂下したケ
ーブルの張力を常時適正な状態に保つことが可能とな
り、従って、上記と同様に遠隔操縦車両を路面の状況如
何に関わらず円滑に走行させることが可能となる、とい
う効果がある。
【0049】また、本発明において、遠隔操縦車両の車
速に応じてプーリ駆動モータ及びドラム駆動モータの各
目標回転数及び各回転方向を算定し,ケーブルの垂直方
向への振れの度合いに応じて両モータの各目標回転数に
補正を加えて各補正目標回転数を算定し,両モータの各
回転数と各補正目標回転数との差が0となるように両モ
ータの各回転数を制御するようにした場合には、遠隔操
縦車両の車体後端部から地面に垂下したケーブルの張力
を常時適正な状態に保つことが可能となると共に、ケー
ブルドラム及びガイドプーリ間の張力を適正に保つこと
が可能となり、従って、上記と同様に遠隔操縦車両を路
面の状況如何に関わらず円滑に走行させることが可能と
なる、という効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例における遠隔操縦車両の全体構
成を示す概略図である。
【図2】本実施例におけるケーブル振れ検出機構の構成
を示す説明図である。
【図3】本実施例における制御系の構成を示すブロック
図である。
【図4】本実施例におけるケーブル繰出制御の流れ図で
ある。
【符号の説明】
1 遠隔操縦車両 4 車体 5 車速検出センサとしての車速センサ 6 ケーブルドラム 7 ドラム駆動モータ 16 摩擦力付与手段としての一方向回転抵抗プーリ 39,40 ガイドプーリ 43 プーリ駆動モータ 44 プーリ用回転数検出センサとしてのロータリエン
コーダ 46 ケーブル振れ検出センサとしての縦振れ用ポテン
ショメータ 50 ガイドアーム 52 制御手段としての制御部 66 ドラム用回転数検出センサとしてのロータリエン
コーダ
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65H 59/00 - 59/40 B65H 75/34 - 75/50 B60P 3/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遠隔操縦車両の後進方向へ突出され,且
    つ車体幅方向へ揺動自在に車体後端部に軸支されると共
    に前記遠隔操縦車両に搭載されたケーブルをガイドする
    ガイドアームと、該ガイドアームに付設されケーブルを
    挟持するガイドプーリと、該ガイドプーリを回転駆動す
    るプーリ駆動モータと、該プーリ駆動モータの回転数を
    検出するプーリ用回転数検出センサと、前記遠隔操縦車
    両の車速を検出する車速検出センサとを備え、 前記車速検出センサにより検出された前記遠隔操縦車両
    の車速に応じて前記プーリ駆動モータの目標回転数を算
    定する回転数算定機能,及び前記回転数検出センサによ
    り検出された前記プーリ駆動モータの検出回転数と前記
    目標回転数との差が0となるように前記プーリ駆動モー
    タを制御してその回転数を増減する回転制御機能を有す
    る制御手段を具備したことを特徴とする遠隔操縦車両用
    ケーブル状態制御装置。
  2. 【請求項2】 遠隔操縦車両の後進方向へ突出され,且
    つ車体幅方向へ揺動自在に車体後端部に軸支されると共
    に前記遠隔操縦車両に搭載されたケーブルをガイドする
    ガイドアームと、該ガイドアームに付設されケーブルを
    挟持するガイドプーリと、該ガイドプーリを回転駆動す
    るプーリ駆動モータと、該プーリ駆動モータの回転数を
    検出するプーリ用回転数検出センサと、前記遠隔操縦車
    両の車速を検出する車速検出センサと、前記ガイドアー
    ムの後端部から地面上に垂下したケーブルの垂直方向へ
    の振れを検出するケーブル振れ検出センサとを備え、 前記車速検出センサにより検出された前記遠隔操縦車両
    の車速に応じて前記プーリ駆動モータの目標回転数を算
    定する回転数算定機能,前記ケーブル振れ検出センサに
    より検出された前記ケーブルの垂直方向への振れの度合
    いに応じて前記目標回転数に補正を加えて補正目標回転
    数を算定する補正回転数算定機能,及び前記プーリ用回
    転数検出センサにより検出された前記プーリ駆動モータ
    の検出回転数と前記補正目標回転数との差が0となるよ
    うに当該プーリ駆動モータを制御してその回転数を増減
    する回転制御機能を有する制御手段を具備したことを特
    徴とする遠隔操縦車両用ケーブル状態制御装置。
  3. 【請求項3】 遠隔操縦車両に搭載され所定の遠隔操縦
    装置へ接続されたケーブルの巻取/繰出を行うケーブル
    ドラムと、該ケーブルドラムを回転駆動するドラム駆動
    モータと、該ドラム駆動モータの回転数を検出するドラ
    ム用回転数検出センサと、前記遠隔操縦車両の後進方向
    へ突出され,且つ車体幅方向へ揺動自在に車体後端部に
    軸支されると共にケーブルをガイドするガイドアーム
    と、該ガイドアームに付設されケーブルを挟持するガイ
    ドプーリと、該ガイドプーリを回転駆動するプーリ駆動
    モータと、該プーリ駆動モータの回転数を検出するプー
    リ用回転数検出センサとを備え、 前記車速検出センサにより検出された前記遠隔操縦車両
    の車速に応じて前記プーリ駆動モータ及び前記ドラム駆
    動モータの各目標回転数及び各回転方向を算定する回転
    データ算定機能,及び前記プーリ用回転数検出センサ,
    前記ドラム用回転数検出センサにより各々検出された前
    記プーリ駆動モータ,前記ドラム駆動モータの各検出回
    転数と前記各目標回転数との差が0となるように前記プ
    ーリ駆動モータ,前記ドラム駆動モータを制御してその
    回転数を増減する回転制御機能を有する制御手段を具備
    したことを特徴とする遠隔操縦車両用ケーブル状態制御
    装置。
  4. 【請求項4】 遠隔操縦車両に搭載され所定の遠隔操縦
    装置へ接続されたケーブルの巻取/繰出を行うケーブル
    ドラムと、該ケーブルドラムを回転駆動するドラム駆動
    モータと、該ドラム駆動モータの回転数を検出するドラ
    ム用回転数検出センサと、前記遠隔操縦車両の後進方向
    へ突出され,且つ車体幅方向へ揺動自在に車体後端部に
    軸支されると共にケーブルをガイドするガイドアーム
    と、該ガイドアームに付設されケーブルを挟持するガイ
    ドプーリと、該ガイドプーリを回転駆動するプーリ駆動
    モータと、該プーリ駆動モータの回転数を検出する回転
    数検出センサと、前記遠隔操縦車両の車速を検出する車
    速検出センサと、前記ガイドアームの後端部から地面上
    に垂下したケーブルの垂直方向への振れを検出するケー
    ブル振れ検出センサとを備え、 前記車速検出センサにより検出された前記遠隔操縦車両
    の車速に応じて前記プーリ駆動モータ及び前記ドラム駆
    動モータの各目標回転数及び各回転方向を算定する回転
    データ算定機能,前記ケーブル振れ検出センサにより検
    出された前記ケーブルの垂直方向への振れの度合いに応
    じて前記プーリ駆動モータ及び前記ドラム駆動モータの
    各目標回転数に補正を加えて各補正目標回転数を算定す
    る補正回転数算定機能,及び前記プーリ用回転数検出セ
    ンサ,前記ドラム用回転数検出センサにより各々検出さ
    れた前記プーリ駆動モータ,前記ドラム駆動モータの各
    検出回転数と前記各補正目標回転数との差が0となるよ
    うに前記プーリ駆動モータ,前記ドラム駆動モータを制
    御してその回転数を増減する回転制御機能を有する制御
    手段を具備したことを特徴とする遠隔操縦車両用ケーブ
    ル状態制御装置。
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