JPH0610518Y2 - テ−プ駆動装置 - Google Patents

テ−プ駆動装置

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JPH0610518Y2
JPH0610518Y2 JP1987065700U JP6570087U JPH0610518Y2 JP H0610518 Y2 JPH0610518 Y2 JP H0610518Y2 JP 1987065700 U JP1987065700 U JP 1987065700U JP 6570087 U JP6570087 U JP 6570087U JP H0610518 Y2 JPH0610518 Y2 JP H0610518Y2
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JP
Japan
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tape
reel
tension
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reel drive
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Application number
JP1987065700U
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JPS63173734U (ja
Inventor
陽一 藤岡
茂章 竹村
Original Assignee
小谷電機株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) 本考案はテープ駆動装置に関するものである。
(従来の技術及びその問題点) 一対のリールの間にテープを張り渡して走行させるテー
プ駆動装置においては、常にテープの張力を一定に保つ
必要がある。そのための従来から知られていた手段とし
ては例えば特開昭56-114147がある。これはリールがあ
る角度回転する間のテープの走行量からリールの巻き径
を計算し、巻き径に応じた力でリールを駆動することに
より、どのような巻き径においてもテープの張力を一定
に保つようにしたものである。
以上に述べたようなテープ駆動装置においては正しいリ
ールの巻き径を計算するために、正しいテープの走行量
の検出と正しいリールの回転数の検出が必要となる。テ
ープの走行量検出には通常テープとの摩擦によってテー
プの走行と共に回転するローラが用いられるが、正しい
テープ走行量検出のためには走行量検出時に前記ローラ
がテープに対して空回りしていないことが条件になる。
そのためにはリールモータを駆動状態として、テープを
弛みなく張り渡した後に巻き径の計算をする必要があっ
た。ところで、停止状態でもテープに一定張力をかける
テープ駆動装置においては、リールを駆動状態とするの
はテープを定速走行する前の準備段階であり、単にリー
ルモータを駆動状態としただけならばテープは停止した
ままであるのが望ましい。しかし、テープを装置に初め
て装着する場合のように、未だ巻き径の計算ができてい
ない状態で、巻き径を検出するためにリールモータをと
りあえず左右均等なトルクで駆動すると、一般には左右
のリールの巻き径の差によって、双方のリールが前記テ
ープに与える張力にアンバランスが生じて、巻き径の検
出が終了するまではテープがどちらかに走行してしまう
という欠点があった。このため、テープ装着時にリール
を回して頭出しを行っておいても、前記欠点により頭出
しが無駄になるという問題が生じていた。
そこで本考案では、リールを駆動状態とした後に直ちに
正しいリールの巻き径によってリールモータを駆動可能
とし、つねにテープの張力を一定に保つことが可能なテ
ープ駆動装置を得ることを目的とする。
[考案の構成] (問題点を解決するための手段) 前記目的を達成するために本考案は、第1及び第2のテ
ープリールと、前記第1及び第2のテープリールを駆動
するための第1及び第2のリール駆動モータと、前記第
1及び第2のリール駆動モータの回転数を検出する第1
及び第2のリール駆動モータ回転数検出手段と、テープ
の走行量を検出するテープ走行量検出手段と、テープの
張力を検出するテープ張力検出手段と、前記第1及び第
2のリール駆動モータの制御を行なう制御手段から構成
され、前記制御手段は、前記第1及び第2のリール駆動
モータが駆動状態になる前に、外力による前記第1及び
第2のテープリールが回転するときに、前記張力検出手
段により前記テープの張力を検出し、前記テープの張力
が予め設定した張力を超えたときに前記第1のリール駆
動モータ回転数検出手段及び前記テープ走行量検出手段
の出力結果に基づいて前記第1のテープリールの巻き径
を検出し、かつ前記第2のリール駆動モータ回転数検出
手段及び前記テープ走行量検出手段の出力結果に基づい
て前記第2のテープリールの巻き径を検出し、その後駆
動状態になると前記第1及び第2のテープリールの巻き
径に応じて前記第1及び第2のリール駆動モータを駆動
制御することを特徴とするものである。
(作用) リール駆動モータが非駆動状態であっても、テープ走行
が行なわれ、かつ、各検出手段が能動状態になっていれ
ば、巻き径の計算を行うことができる。
(実施例) 以下に本考案の実施例を示す。
第1図は本考案の実施例を示すブロック図である。1は
テープである。テープ1は一対のリール2,3の間に張
り渡される。4及び5はリールモータである。このリー
ルモータは非駆動状態でも外力を加えることによって回
転可能となっている。リールモータ4,5は各々リール
2,3を駆動するようになっている。6及び7はモータ
駆動回路である。モータ駆動回路6,7は各々リールモ
ータ4,5を駆動する。8はタコローラである。タコロ
ーラ8は装置本体に回転自在に保持されておりテープ1
に接してテープ1の走行と共に回転する。9はスリット
板である。スリット板9はタコローラ8に同軸に取り付
けられておりタコローラ8と一体となって回転する。ス
リット板9には放射状のスリット10が設けられてお
り、スリット10はフォトセンサ11によって検出可能
である。タコローラ8,スリット板9,フォトセンサ1
1は走行量検出手段を構成する。12及び13はスリッ
ト板である。スリット板12,13は各々リールモータ
4,5に取りつけられており、リールモータ4,5によ
ってリール2,3と共に回転する。フォトセンサ14,
15は各々リールモータ4,5の回転数を検出する。ス
リット板12,13とフォトセンサ14,15は回転数
検出手段を構成する。16は張力検出手段である。
第2図は張力検出手段16をテープ1の断面方向から見
た図である。アーム17は支持軸18によって回転自在
に保持されており、ばね19によって矢印aの方向に付
勢されている。21は遮光板であり、アーム17に取り
付けられている。フォトセンサ20は遮光板21の位置
を検出する。フォトセンサ20はテープ1がばね19の
付勢に逆らってアーム17を押していることを検出可能
な位置に固定されている。ばね19の強さは、テープ1
の張力がタコローラ8をスリップすることなく回転させ
る値以上であるとき、フォトセンサ20が遮光板21を
検出するように調整されている。アーム17,支持軸1
8,ばね19,フォトセンサ20,遮光板21は張力検
出手段を構成する。
22は制御手段である。制御手段22はマイクロプロセ
ッサによって構成されている。制御手段22はフォトセ
ンサ11,14,15及びリールモータ4,5を駆動状
態とするか非駆動状態とするかを決めるロードスイッチ
23からの信号を入力として、モータ駆動回路6,7に
対して信号を出力する。この制御手段は、リール駆動モ
ータが駆動状態であるか非駆動状態であるかに関係なく
いずれの場合でも前記各検出手段の出力が能動状態にな
っていることを条件として、各リールの巻き径を計算す
るようになっている。
以下前記装置の作用を説明する。
前記テープ1をテープ駆動装置に装着する場合には、前
記テープ1を長尺に巻いた片方の前記リール3から他方
の空の前記リール2に張り渡し、それから手動で何回か
空の前記リール2を回転して巻きつける。この段階では
リールモータ4,5は非駆動状態となっているが、外力
によって回転する。空の前記リール2が手動によって回
転するのに伴って、前記テープ1は弛なく張り渡されて
走行する。この時に、前記張力検出手段16は前記テー
プ1の張力が前記走行量検出手段(8,9,11)が正
常に働く値以上であることを検出し、前記回転数検出手
段(12,13,14,15)が双方の前記リールが回
転していることを検出し、前記走行量検出手段が前記テ
ープが走行していることを検出する。前記制御手段は、
前記回転数検出手段と前記走行量検出手段と前記張力検
出手段の出力が出揃ったならば(各検出手段の出力が能
動状態となったとき)各々の前記リールの巻き径を計算
する。巻き径の計算は前記リールがある角度回転する間
の前記テープの走行量から行われる。そして前記ロード
スイッチによって前記リールの駆動状態が指示されたな
らば前記モータ駆動回路に対して計算した巻き径を出力
する。前記モータ駆動回路は前記制御手段からの信号に
よって前記リールモータを駆動する。
ここで前記制御手段の動作を中心として第3図のフロー
チャートを用いて説明する。
まず初期状態(ST1)は電源投入後の状態である。こ
こでリール2及び3にかけてテープ1を張り渡す。その
過程において張力検出手段16がテープ1の張力が設定
値以上であることを検出し(ST2)、かつ前記回転数
検出手段がリール2及び3が回転していることを検出し
(ST3)、かつ前記走行量検出手段がテープ1が走行
していることを検出したならば(ST4)、リール2,
3の各々の巻き径を計算する(ST5)。リール2、あ
るいは3の巻き径は、リール2、あるいは3が一定角度
回転する間のテープ1の走行量を検出することによって
計算できる。このときにリールモータ4,5は駆動状態
ではないが、前記張力検出手段によって、テープ1が弛
むことなく張り渡され前記走行量検出手段のローラ8が
テープ1に対してスリップなく回転したことが補償され
ている。その後、ロードスイッチ23によってリールモ
ータ4,5を駆動状態とするように指示すると(ST
6)、直ちにモータ駆動回路6,7に対して各々の巻き
径に応じた制御信号を出力し(ST8)、リールモータ
4,5を駆動状態とするまでの巻き径検出動作は終了す
る(ST9)。ロードスイッチ23がオンにならない場
合は、出力を出さないまま待ち状態となる(ST7)。
[考案の効果] 本考案装置によれば、リールモータが駆動状態であって
も、又は非駆動状態であってもリールへのテープの巻き
径を検出して、テープ走行時のテープ張力を常に一定に
保つことができる。従って、例えばテープをリールに装
着している時にリールの巻き径の計算を行うことが可能
となり、装着終了時には既にこの巻き径に基づいた駆動
力をモータに加え、テープの張力を一定に保つ状態とな
っている。このことは、テープを最初にセット(装着)
した際の初期段階のみならず、その後手動等によりテー
プを先に進めたり、あるいは戻したりして頭出しを行っ
た場合でも、頭出し等の停止位置から確実に最適の駆動
条件のもとに走行を始めるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のブロック図である。第2図は張力検出
手段の側面図である。第3図は制御手段のフローチャー
トである。 1……テープ、2,3……リール、 4……リールモータ、6,7……モータ駆動回路、 8……タコローラ、9,12,13……スリット板、 11,14,15……フォトセンサ、 16……張力検出手段,17……アーム、 19……ばね、20……フォトセンサ、 21……遮光板、22……制御手段、 23……ロードスイッチ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1及び第2のテープリールと、前記第1
    及び第2のテープリールを駆動するための第1及び第2
    のリール駆動モータと、前記第1及び第2のリール駆動
    モータの回転数を検出する第1及び第2のリール駆動モ
    ータ回転数検出手段と、テープの走行量を検出するテー
    プ走行量検出手段と、テープの張力を検出するテープ張
    力検出手段と、前記第1及び第2のリール駆動モータの
    制御を行なう制御手段から構成され、前記制御手段は、
    前記第1及び第2のリール駆動モータが駆動状態になる
    前に、外力による前記第1及び第2のテープリールが回
    転するときに、前記張力検出手段により前記テープの張
    力を検出し、前記テープの張力が予め設定した張力を超
    えたときに前記第1のリール駆動モータ回転数検出手段
    及び前記テープ走行量検出手段の出力結果に基づいて前
    記第1のテープリールの巻き径を検出し、かつ前記第2
    のリール駆動モータ回転数検出手段及び前記テープ走行
    量検出手段の出力結果に基づいて前記第2のテープリー
    ルの巻き径を検出し、その後駆動状態になると前記第1
    及び第2のテープリールの巻き径に応じて前記第1及び
    第2のリール駆動モータを駆動制御するテープ駆動装
    置。
JP1987065700U 1987-04-28 1987-04-28 テ−プ駆動装置 Expired - Lifetime JPH0610518Y2 (ja)

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