JP4848416B2 - ケーブルリールの制御装置、ケーブルリールの制御方法、及び、タイヤ式クレーン - Google Patents

ケーブルリールの制御装置、ケーブルリールの制御方法、及び、タイヤ式クレーン Download PDF

Info

Publication number
JP4848416B2
JP4848416B2 JP2008321046A JP2008321046A JP4848416B2 JP 4848416 B2 JP4848416 B2 JP 4848416B2 JP 2008321046 A JP2008321046 A JP 2008321046A JP 2008321046 A JP2008321046 A JP 2008321046A JP 4848416 B2 JP4848416 B2 JP 4848416B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cable reel
value
cable
traveling
torque correction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2008321046A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010143682A (ja
Inventor
唯明 門前
伸郎 吉岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP2008321046A priority Critical patent/JP4848416B2/ja
Publication of JP2010143682A publication Critical patent/JP2010143682A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4848416B2 publication Critical patent/JP4848416B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Control And Safety Of Cranes (AREA)

Description

本発明は、走行車両に設けられて、外部との接続を行うケーブルの巻き取り、及び、巻き出しを行うケーブルリールを制御するケーブルリールの制御装置、ケーブルリールの制御方法、及び、制御装置を備えたタイヤ式クレーンに関する。
従来から、外部電源からの給電により所定のレーン内を走行するタイヤ式クレーンが知られている。より具体的には、タイヤ式クレーンには、外部電源と接続するための走行給電ケーブルと走行給電ケーブルの巻き取り、巻き出しを行うケーブルリールとが設けられている。そして、タイヤ式クレーンの移動に伴ってケーブルリールにより走行給電ケーブルを巻き取り、または、巻き出すことで、タイヤ式クレーンは、その位置に係らず走行給電ケーブルを介して外部給電から給電して、自走することが可能となっている(例えば、特許文献1参照)。ここで、ケーブルリールは、走行給電ケーブルを巻回するドラムと、ドラムを回転するモータとを備えており、モータによってドラムを回転駆動させることで、その回転方向により走行給電ケーブルを巻き取り、または、巻き出すことが可能となっている。
ところで、上記のような走行給電ケーブルは、タイヤ式クレーンに設けられたケーブルリールと、外部電源との間に配設されており、必要以上の張力が作用してしまうと、外部電源に接続されたコネクタが外れてしまい、また、走行給電ケーブルやケーブルリール自体が損傷を受けてしまうおそれもある。一方、作用する張力が小さい、または、全く張力が作用しない状態であると、走行給電ケーブルは弛んでしまい、タイヤ式クレーンとの接触や混線の原因となってしまう。また、走行給電ケーブルに作用する張力は、モータの出力を一定としてもドラムに巻回されている走行給電ケーブルの巻取半径に比例して変化することとなる。このため、従来ケーブルリールでは、モータ制御装置により、走行給電ケーブルの巻取半径に比例して出力が変化するようにモータを駆動させて、ドラムによって巻き取り、及び、巻き出しを行っていた。
特開2003−137493号公報
しかしながら、タイヤ式クレーンなどの走行車両では、その走行速度は運転操作に応じて変化し、また、吊り荷などの負荷が揺れたり、風が吹いたりすることによっても変化することとなる。このため、走行車両から延出されて外部と接続されるケーブルには、走行車両の走行速度の変動に伴って張力が変動して作用してしまう問題があった。
この発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであって、走行車両の走行速度の変動の影響を受けず、ケーブルリールによって、走行する走行車両と外部との間で作用する張力を安定させつつケーブルの巻き取り及び巻き出しを行わせることが可能なケーブルリールの制御装置、ケーブルリールの制御方法、及び、タイヤ式クレーンを提供するものである。
上記課題を解決するために、この発明は以下の手段を提案している。
本発明は、走行車両に設けられ、外部との接続を行うケーブルを巻回するドラムと、該ドラムを回転駆動させるモータとを有し、前記走行車両の走行に伴って前記ケーブルの巻き取り及び巻き出しを行うケーブルリールを制御するケーブルリールの制御装置であって、前記走行車両の速度または加速度を表わす走行データを取得し、該走行データに基づいて、予め設定された張力設定値と対応する基準トルク値に対するトルク補正値を演算するトルク補正演算手段と、前記基準トルク値を前記トルク補正値で補正して、前記張力設定値とするのに前記モータで発生すべきトルク指令値を求めるトルク指令値演算手段とを備えることを特徴としている。
また、本発明は、走行車両に設けられ、外部との接続を行うケーブルを巻回するドラムと、該ドラムを回転駆動させるモータとを有し、前記走行車両の走行に伴って前記ケーブルの巻き取り及び巻き出しを行うケーブルリールを制御するケーブルリールの制御方法であって、トルク補正演算手段が、前記走行車両の速度または加速度を表わす走行データを取得し、該走行データに基づいて、予め設定された張力設定値と対応する基準トルク値に対するトルク補正値を演算するトルク補正演算ステップと、トルク指令値演算手段が、前記基準トルク値を前記トルク補正値で補正して、前記張力設定値とするのに前記モータで発生すべきトルク指令値を求めるトルク指令値演算ステップとを備えることを特徴としている。
この構成及び方法によれば、トルク補正演算ステップにおいて、トルク補正演算手段によって、走行データを取得し、該走行データに基づいて、走行速度の変動に応じたトルク補正値を求めることができる。そして、トルク指令値演算ステップにおいて、トルク指令値演算手段により、予め設定された張力設定値と対応する基準トルク値をトルク補正値で補正してトルク指令値を求めることで、走行速度の変動の影響を考慮して、ケーブルの張力を張力設定値とするようにケーブルリールのモータを駆動させるトルク指令値を正確に求めることができる。このため、走行速度の変動の影響を控除してケーブルの張力が張力設定値で安定するようにケーブルリールのモータを制御することができる。
また、上記のケーブルリールの制御装置において、前記トルク補正演算手段は、前記ドラムに巻回されている前記ケーブルの巻取半径を取得し、該巻取半径及び前記走行データに基づいて前記ドラムの回転加速度を演算する回転加速度演算部と、前記巻取半径を取得し、該巻取半径に基づいて、前記ケーブルリールの前記ドラムを含む回転機構の回転機構慣性モーメント値を演算し、該回転機構慣性モーメント値と、前記回転加速度演算部で演算された前記ドラムの回転加速度とを乗じて前記トルク補正値を演算するトルク補正演算部とを有することがより好ましい。
また、上記のケーブルリールの制御方法において、前記トルク補正演算ステップでは、前記トルク補正演算手段が、前記ドラムに巻回されている前記ケーブルの巻取半径を取得し、該巻取半径及び前記走行データに基づいて前記ドラムの回転加速度を演算するとともに、前記巻取半径に基づいて前記ケーブルリールの前記ドラムを含む回転機構の回転機構慣性モーメント値を演算し、該回転機構慣性モーメント値と前記ドラムの回転加速度とを乗じて前記トルク補正値を演算することがより好ましい。
この構成及び方法によれば、トルク補正演算ステップでは、ドラムに巻回されているケーブルの巻取半径と、走行データとに基づいて、当該走行データと対応する走行車両の走行加速度に応じたドラムの回転加速度を正確に演算することができる。また、回転機構慣性モーメント値を演算するが、この際、取得した巻取半径に基づいて演算することで、ドラムに巻かれたケーブルを考慮して回転機構の回転機構慣性モーメント値を正確に演算することができる。そして、演算により求めた上記のドラムの回転加速度と回転機構慣性モーメント値とを乗じることにより、トルク補正値を正確に演算することができ、これにより、ケーブルリールのモータを駆動させるトルク指令値を正確に求めることができる。
また、上記のケーブルリールの制御装置において、前記トルク補正演算手段は、前記走行車両の前記ケーブルリールが設けられた側における前記走行データを取得し前記トルク補正値を演算していることがより好ましい。
また、上記のケーブルリールの制御方法において、前記トルク補正演算ステップでは、前記トルク補正演算手段は、前記走行車両の前記ケーブルリールが設けられた側における前記走行データを取得していることがより好ましい。
この構成及び方法によれば、トルク補正演算手段では、走行車両のケーブルリールが設けられた側の走行データを取得しているので、当該走行データに基づいて、速度の変動に応じて、ケーブルに作用する張力を張力設定値とするためのトルク補正値を、より正確に演算することができる。
また、本発明のタイヤ式クレーンは、上記のケーブルリールの制御装置と、該制御装置によって前記モータが制御されるケーブルリールと、前記制御装置及び前記ケーブルリールが設けられ、タイヤによる走行手段によって走行可能なクレーン本体とを備えることを特徴としている。
この構成によれば、制御装置による制御のもと、タイヤによる走行手段によって走行するクレーン本体に対して外部と接続されたケーブルを、走行速度の変動の影響を受けずに、張力が張力設定値となるように安定させた状態で、ケーブルリールにより巻き取り、また、巻き出すことができる。
本発明のケーブルリールの制御装置では、トルク補正演算手段とトルク指令値演算手段とを備えることで、走行車両の走行速度の変動の影響を受けず、ケーブルリールによって、走行する走行車両と外部との間で作用する張力を安定させつつケーブルの巻き取り及び巻き出しを行わせることができる。
また、本発明のケーブルリールの制御方法では、トルク補正演算ステップとトルク指令値演算ステップとを行うことで、走行車両の走行速度の変動の影響を受けず、ケーブルリールによって、走行する走行車両と外部との間で作用する張力を安定させつつケーブルの巻き取り及び巻き出しを行うことができる。
本発明のタイヤ式クレーンでは、上記制御装置を備えることで、走行車両の走行速度の変動に伴って、ケーブルが引っ張られて外部との接続が外れたり、弛んでクレーン本体との接触や混線等が発生してしまうことなく、ケーブルにより外部と接続された状態で好適にクレーン本体を走行させることができる。
以下、本発明に係るタイヤ式クレーンの実施形態を、図1〜図6を参照して説明する。図1は、本発明に係るタイヤ式クレーン(Rubber Tired Gantry Crane)の全体図である。
図1に示すように、本実施形態のタイヤ式クレーン1は、コンテナヤードY内の路面R上に設置された走行レーンLに外部電源2が設けられていて、該外部電源2からの給電を受けて、走行車両としてタイヤ6aによる走行手段6によって走行レーンL上を自走しつつ、コンテナCの積み下ろしを行うものである。より具体的には、タイヤ式クレーン1は、タイヤ6aにより路面R上を走行するクレーン本体3と、該クレーン本体3から延び外部電源2に接続されるケーブルである走行給電ケーブル4と、クレーン本体3に設けられて走行給電ケーブル4の巻き取り及び巻き出しを行うケーブルリール5と、ケーブルリール5を制御する制御装置20(図2参照)とを備える。
クレーン本体3は、タイヤ式の上記走行手段6と、互いに略平行に立設されて走行手段6によりそれぞれ走行可能な一対の脚部7と、該脚部7間に上部で架設された梁部8と、該梁部8に吊設された吊下機構9とを備えている。図1及び図2に示すように、走行手段6は、両脚部7のそれぞれに設けられ、垂直軸を中心として回転自在に支持されたタイヤ6aと、タイヤ6aの方向を変更させる方向調整機構(不図示)と、タイヤ6aを駆動させる車輪駆動モータ(不図示)と、これら方向調整機構及び車輪駆動モータを制御する走行手段制御部6bとを備える。そして、走行手段6の走行手段制御部6bでは、各走行レーンLに沿って配設された地上ガイドラインGとのズレ量を検出するRTG蛇行量検出センサ(不図示)からの検出信号に基づき、方向調整機構に対して走行車輪の方向を切り替えさせ、該地上ガイドラインGに沿うように、車輪駆動モータに対してタイヤ6aを、走行レーンLに沿うレーン内走行方向L1に横走行させる制御を行う。
また、車輪駆動モータ(不図示)には、エンコーダなどで構成される速度センサ10が設けられており、走行手段制御部6bは、速度センサ10からの入力により走行手段6によるクレーン本体3の走行速度を取得している。そして、走行手段制御部6bは、クレーン本体3の走行速度を表す走行方向データDdを制御装置20に出力している。なお、速度センサ10としては、ケーブルリール5が設けられた側の脚部7に取り付けられた車輪駆動モータ(不図示)に設けられていることが好ましい。このようにすることで、走行給電ケーブル4の繰り出し速度と対応した走行データDdを得ることができる。また、走行データDdが表わす走行速度は、走行方向L1のいずれの方へ走行するかによって異なり、一方側へ走行する時を正、他方側へ走行する時を負として表わされている。
また、図1に示すように、一対の脚部7は、梁部8及び吊下機構9を支持している。梁部8は、吊下機構9を吊り下げるように支持している。そして、梁部8には、該梁部8の長手方向に沿って吊下機構9が走行可能なように、ガイドレール8aが設けられている。吊下機構9は、図示しない給電部より受電することにより、コンテナCを積み降ろしするように作動する。より具体的に、吊下機構9は、梁部8のガイドレール8aに沿って走行可能トロリ9aと、コンテナCを把持するスプレッダー9bと、トロリ9aからスプレッダー9bを吊り下げている吊下ロープ9cと、該吊下ロープ9cの巻上げ及び巻出しを行う巻上機9dと、トロリ9a、スプレッダー9b及び巻上機9dの作動を制御する吊下機構制御部(図示せず)とを備えている。
また、走行給電ケーブル4は、先端に受電側コネクタ4aが設けられて、外部電源2の給電側コネクタ2aと接続されており、これにより外部電源2からの給電を行うことが可能となっている。図1及び図2に示すように、走行給電ケーブル4を収容するケーブルリール5は、一方の脚部7の外側面に設けられている。ケーブルリール5は、略水平な軸心を有して回転可能で走行給電ケーブル4が巻回されたドラム5aと、出力軸が減速機(図示せず)を介してドラム5aに接続され、該ドラム5aを回転させるモータ5bとを有している。モータ5bは、インバータ5cを介して制御装置20と接続されており、これにより制御装置20から出力されたトルク指令値Ctをトルク指令電流Itに変換して、モータ5bに出力することが可能となっている。そして、制御装置20による制御のもと、モータ5bを駆動させてドラム5aに所定のトルクを作用させることにより、クレーン本体3の走行に伴って、走行給電ケーブル4をドラム5aに巻き取り、または、巻き出すことが可能となっている。ドラム5aには、巻回されている走行給電ケーブル4の外径である巻取半径Rcを検出する巻取半径検出センサ5fが設けられており、これにより検出された巻取半径Rcは、制御装置20に入力されている。
次に、制御装置20の詳細について説明する。図3に示すように、制御装置20は、走行手段制御部6bから入力される走行データDdに基づいて、予め設定された張力設定値Ffと対応する基準トルク値Tsに対する補正分となるトルク補正値ΔTを演算するトルク補正演算手段21と、基準トルク値Tsをトルク補正値ΔTで補正して、張力設定値Ffとするのにモータで発生すべきトルク指令値Ctを演算し、インバータ5cを介してモータ5bに出力するトルク指令値演算手段22とを備える。
トルク補正演算手段21は、走行手段制御部6bから走行データDdに基づいて走行加速度を演算する走行加速度演算部23と、走行加速度演算部23で演算された走行加速度からドラムの回転加速度を演算する回転加速度演算部24と、回転加速度演算部24で演算した回転加速度からトルク補正値ΔTを演算するトルク補正演算部25とを有する。走行加速度演算部23は、具体的には微分器であり、入力された走行データDdである走行速度を微分処理することにより、クレーン本体3の走行加速度を演算する。ここで、走行加速度は、加速及び減速を含む概念であり、加速の際を正、減速の際を負として表わしている。また、回転加速度演算部24は、巻取半径検出センサ5fからドラム5aの巻取半径Rcを取得し、該巻取半径Rcと走行加速度演算部23で演算された走行加速度とを乗算することにより、クレーン本体3の走行に応じて回転して走行給電ケーブル4を繰り出すケーブルリール5のドラム5aの回転加速度を演算している。ここで、回転加速度は、走行加速度同様加速及び減速を含む概念であり、加速の際を正、減速の際を負として表わしている。
また、図示しないメモリには、ドラム5aを含む回転機構について、ドラム5aに走行給電ケーブル4が巻回されていない状態での慣性モーメントである基準慣性モーメント値と、走行給電ケーブル4として使用されているケーブルの単位長さ当りの重量が記憶されている。そして、トルク補正演算部25は、図示しないメモリから基準慣性モーメント値とケーブルの単位長さ当りの重量を参照するとともに、巻取半径検出センサ5fから巻取半径Rcを取得する。そして、トルク補正演算部25は、該巻取半径Rcと走行給電ケーブル4の単位長さ当りの重量とから、ドラム5aに巻回されている走行給電ケーブル4の重量を考慮して、回転機構全体の慣性モーメントを、回転機構慣性モーメント値として求める。そして、トルク補正演算部25は、この回転機構慣性モーメント値と、入力された回転加速度とを乗算することで、トルク補正値ΔTとして、ドラム5aの回転速度が変動、すなわち加減速することによって走行給電ケーブル4に作用するトルクの変化量を求めることができる。なお、トルク補正値ΔTとしては、回転機構慣性モーメント値と回転加速度との乗算結果にゲインを与えてトルク補正値ΔTとしても良い。
トルク指令値演算手段22は、張力設定値Ffに対応してモータ5bとして発生させるべきトルクの基準となる基準トルク値Tsを演算する基準トルク演算部26と、基準トルク値Tsを補正してトルク指令値Ctを演算するトルク指令値演算部27とを有する。張力設定値Ffは、図示しないメモリに記憶されており、張力が大きくなって走行給電ケーブル4が損傷し、若しくは、走行給電ケーブル4の外部電源2との接続がはずれてしまうことがなく、また、張力が小さくなって弛みが生じてしまわない大きさに設定されている。そして、基準トルク演算部26では、図示しないメモリから張力設定値Ffを参照するとともに、入力される巻取半径Rcを取得し、両者を乗ずることによって基準トルク値Tsを求めている。また、トルク指令値演算部27では、基準トルク値Tsを、トルク補正演算手段21で求めたトルク補正値ΔTで補正してトルク指令値Ctを求めてモータ5bに出力している。
以上のような構成によって、タイヤ式クレーン1の走行に伴って、ケーブルリール5によって所定の張力を与えつつ走行給電ケーブル4の巻き取り、及び、巻き出しを行う際の制御装置20の制御手順の詳細について図3に基づいて説明する。図3に示すように、タイヤ式クレーン1の走行が走行するのに応じて、ケーブルリール5のモータ5bが駆動すると、モータ5bからは張力設定値Ffと対応した所定のモータ発生トルクTmが出力される。そして、走行給電ケーブル4を巻回するドラム5aには、モータ5bからのモータ発生トルクTmと対応するトルクが作用することとなる。このため、走行給電ケーブル4は、タイヤ式クレーン1が走行方向L1に沿って外部電源2から遠ざかる方向に走行する場合には、対応する張力が作用しつつ巻き出され、また、外部電源2に近づく方向に走行する場合には、対応する張力が作用しつつ巻き取られることとなる。そして、上記のとおりモータ5bを駆動して走行給電ケーブル4の巻き取りまたは巻き出しを行う際に、クレーン本体3において走行手段6の走行手段制御部6bからは、測定された走行速度が走行データDdとして制御装置20に順次入力されていく。
そして、制御装置20は、トルク補正演算ステップとして、トルク補正演算手段21によって、取得した走行データDdからトルク補正値ΔTを求める。すなわち、まず、走行加速度演算部23に走行データDdが入力され、該走行データDdを微分処理することにより走行加速度を演算する。そして、回転加速度演算部24は、求められた走行加速度を巻取半径検出センサ5fから取得したドラム5aの巻取半径Rcで除してドラム5aの回転加速度を演算する。次に、トルク補正演算部25では、図示しないメモリから基準慣性モーメント値とケーブルの単位長さ当りの重量を参照するとともに、巻取半径検出センサ5fから巻取半径Rcを取得し、これらから回転機構慣性モーメント値を演算する。そして、トルク補正演算部25で、求めた回転機構慣性モーメント値に回転加速度演算部24で求められた回転加速度を乗ずることにより、トルク補正値ΔTが求められる。
次に、制御装置20は、トルク指令値演算ステップとして、トルク指令値演算手段22によってトルク指令値Ctを演算し、出力する。すなわち、まず基準トルク演算部26が、図示しないメモリに記憶された張力設定値Ffを参照するとともに、巻取半径検出センサ5fから巻取半径Rcを取得し、これらを乗じて基準トルク値Tsを求める。そして、トルク指令値演算部27で、基準トルク値Tsをトルク補正値ΔTで補正してトルク指令値Ctとすることで、走行速度の変動の影響を考慮して、走行給電ケーブル4の張力を張力設定値とするようにケーブルリール5のモータ5bを駆動させるトルク指令値を正確に求めることができる。このため、制御装置20では、クレーン本体3の走行速度の変動の影響を控除して走行給電ケーブル4の張力が張力設定値Ffで安定するようにケーブルリール5のモータ5bを制御することができる。
図4は、走行手段6によって、所定の速度まで加速し、定常速度で走行し、目標位置近傍で減速を行うような基本的な走行パターンにおいて、走行速度の経時変化と、対応して出力されるトルク指令値の経時変化を示している。図4に示すように、タイヤ式クレーン1は、操作入力などに応じた加速度及び速度で走行を行うとともに、時間Ta、Tb、Tcで示すように、吊り荷であるコンテナが揺れ、や、風などの影響を受けて変動する。しかしながら、本実施形態のタイヤ式クレーン1の制御装置20のように、走行速度を取得し、これに基づいてケーブルリール5のモータ5bに出力するトルク指令値Ctを変化させることができるので、僅かな走行速度の変動にも同期して、その影響も抑えて、走行給電ケーブル4の張力を張力設定値Ffで安定するようにすることができる。
以上のように、本実施形態のケーブルリール5の制御装置20では、トルク補正演算手段21とトルク指令値演算手段22とを備えることで、クレーン本体3の走行速度の変動の影響を受けず、ケーブルリール5によって、走行するクレーン本体3と外部との間で作用する張力を安定させつつ走行給電ケーブル4の巻き取り及び巻き出しを行わせることができる。特に、本実施形態の制御装置20では、トルク補正値ΔTを演算する際に、トルク補正演算部25で、巻取半径Rcを取得し、該巻取半径Rcに基づいて回転機構慣性モーメント値を正確に求めることができ、これにより回転機構慣性モーメント値と回転加速度とから、走行速度の変動に応じたトルク補正値ΔTをより正確に求めることができる。また、本実施形態では、トルク補正演算手段21が、クレーン本体3において、ケーブルリール5が設けられた側の走行データDdを取得しているので、当該走行データDdに基づいて、速度の変動に応じて、走行給電ケーブル4に作用する張力を張力設定値Ffとするためのトルク補正値ΔTを、より正確に演算することができる。
なお、本実施形態では、走行データDdとして、速度センサ10が検出し走行手段制御部6bから出力されたクレーン本体3の走行速度を取得し、これに基づいてトルク補正値ΔTを決定するものとしたが、これに限るものではない。図5は、本実施形態の変形例を示している。図5に示すように、この変形例のタイヤ式クレーンにおいては、加速度センサ11を有しており、走行手段制御部6bは、加速センサ11からの検出結果に基づいて走行データDd´として走行加速度を出力している。また、制御装置30では、トルク補正演算手段31では、回転加速度演算部32とトルク補正演算部25とを有している。そして、回転加速度演算部32は、走行手段制御部6bから直接走行データDd´として走行加速度を取得し、これに基づいて回転加速度を演算し、トルク補正演算部25がトルク補正値ΔTを演算することができる。このため、同様にトルク指令値演算手段22によってトルク指令値Ctを演算し、インバータ5cを介してモータ5bに出力することができる。
また、上記実施形態及びその変形例では、走行速度または走行加速度を検出し、これに基づいてトルク補正値ΔTを演算するものとしたが、これに限るものではなく、走行手段制御部6bがタイヤ6aを駆動させる図示しない車輪駆動モータに出力する速度指令値または加速度指令値を走行データとして取得し、これによりトルク補正値ΔTを演算するものとしても良い。
また、本実施形態では、ケーブルリール5及び制御装置20をタイヤ式クレーン1に搭載した例として説明しているが、これに限るものではなく、様々な走行車両に適用可能であり、当然にレール上を走行する門型クレーンなどにも適用可能である。しかしながら、上記のように走行速度の変動や蛇行による張力変動が大きいタイヤ式クレーンでより有効である。また、ケーブルリール5によって延出されるケーブルとして走行給電ケーブル4を例に挙げたが、これに限るものではなく、通信ケーブルなどに適用しても良い。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述したが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
本発明の実施形態のタイヤ式クレーンの全体を示す斜視図である。 本発明の実施形態のタイヤ式クレーンのブロック図である。 本発明の実施形態のタイヤ式クレーンにおいて、制御装置の制御ロジックの詳細を示すブロック図である。 本発明の実施形態のタイヤ式クレーンの制御装置の制御結果の一例として、時間と、走行速度及びトルク指令値との関係を示すグラフである。 本発明の実施形態の変形例のタイヤ式クレーンにおいて、制御装置の制御ロジックの詳細を示すブロック図である。
符号の説明
1 タイヤ式クレーン(走行車両)
3 クレーン本体
4 走行給電ケーブル(ケーブル)
5 ケーブルリール
6 走行手段
6a タイヤ
5a ドラム
5b モータ
20、30 制御装置
21、31 トルク補正演算手段
22 トルク指令値演算手段
24、32 回転加速度演算部
25 トルク指令値演算部

Claims (7)

  1. 走行車両に設けられ、外部との接続を行うケーブルを巻回するドラムと、該ドラムを回転駆動させるモータとを有し、前記走行車両の走行に伴って前記ケーブルの巻き取り及び巻き出しを行うケーブルリールを制御するケーブルリールの制御装置であって、
    前記走行車両の速度または加速度を表わす走行データを取得し、該走行データに基づいて、予め設定された張力設定値と対応する基準トルク値に対するトルク補正値を演算するトルク補正演算手段と、
    前記基準トルク値を前記トルク補正値で補正して、前記張力設定値とするのに前記モータで発生すべきトルク指令値を求めるトルク指令値演算手段とを備えることを特徴とするケーブルリールの制御装置。
  2. 請求項1に記載のケーブルリールの制御装置において、
    前記トルク補正演算手段は、前記ドラムに巻回されている前記ケーブルの巻取半径を取得し、該巻取半径及び前記走行データに基づいて前記ドラムの回転加速度を演算する回転加速度演算部と、
    前記巻取半径を取得し、該巻取半径に基づいて、前記ケーブルリールの前記ドラムを含む回転機構の回転機構慣性モーメント値を演算し、該回転機構慣性モーメント値と、前記回転加速度演算部で演算された前記ドラムの回転加速度とを乗じて前記トルク補正値を演算するトルク補正演算部とを有することを特徴とするケーブルリールの制御装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載のケーブルリールの制御装置において、
    前記トルク補正演算手段は、前記走行車両の前記ケーブルリールが設けられた側における前記走行データを取得し前記トルク補正値を演算していることを特徴とするケーブルリールの制御装置。
  4. 走行車両に設けられ、外部との接続を行うケーブルを巻回するドラムと、該ドラムを回転駆動させるモータとを有し、前記走行車両の走行に伴って前記ケーブルの巻き取り及び巻き出しを行うケーブルリールを制御するケーブルリールの制御方法であって、
    トルク補正演算手段が、前記走行車両の速度または加速度を表わす走行データを取得し、該走行データに基づいて、予め設定された張力設定値と対応する基準トルク値に対するトルク補正値を演算するトルク補正演算ステップと、
    トルク指令値演算手段が、前記基準トルク値を前記トルク補正値で補正して、前記張力設定値とするのに前記モータで発生すべきトルク指令値を求めるトルク指令値演算ステップとを備えることを特徴とするケーブルリールの制御方法。
  5. 請求項4に記載のケーブルリールの制御方法において、
    前記トルク補正演算ステップでは、前記トルク補正演算手段が、前記ドラムに巻回されている前記ケーブルの巻取半径を取得し、該巻取半径及び前記走行データに基づいて前記ドラムの回転加速度を演算するとともに、前記巻取半径に基づいて前記ケーブルリールの前記ドラムを含む回転機構の回転機構慣性モーメント値を演算し、該回転機構慣性モーメント値と前記ドラムの回転加速度とを乗じて前記トルク補正値を演算することを特徴とするケーブルリールの制御方法。
  6. 請求項4または請求項5に記載のケーブルリールの制御方法において、
    前記トルク補正演算ステップでは、前記トルク補正演算手段は、前記走行車両の前記ケーブルリールが設けられた側における前記走行データを取得していることを特徴とするケーブルリールの制御方法。
  7. 請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のケーブルリールの制御装置と、
    該制御装置によって前記モータが制御されるケーブルリールと、
    前記制御装置及び前記ケーブルリールが設けられ、タイヤによる走行手段によって走行可能なクレーン本体とを備えることを特徴とするタイヤ式クレーン。
JP2008321046A 2008-12-17 2008-12-17 ケーブルリールの制御装置、ケーブルリールの制御方法、及び、タイヤ式クレーン Active JP4848416B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008321046A JP4848416B2 (ja) 2008-12-17 2008-12-17 ケーブルリールの制御装置、ケーブルリールの制御方法、及び、タイヤ式クレーン

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008321046A JP4848416B2 (ja) 2008-12-17 2008-12-17 ケーブルリールの制御装置、ケーブルリールの制御方法、及び、タイヤ式クレーン

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010143682A JP2010143682A (ja) 2010-07-01
JP4848416B2 true JP4848416B2 (ja) 2011-12-28

Family

ID=42564515

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008321046A Active JP4848416B2 (ja) 2008-12-17 2008-12-17 ケーブルリールの制御装置、ケーブルリールの制御方法、及び、タイヤ式クレーン

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4848416B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9079745B2 (en) 2011-03-01 2015-07-14 Southwire Company, Llc Pay-off assembly
JP5779945B2 (ja) * 2011-04-05 2015-09-16 コベルコ建機株式会社 自走式作業機械の制御装置
US9758340B1 (en) 2013-10-08 2017-09-12 Southwire Company, Llc Capstan and system of capstans for use in spooling multiple conductors onto a single reel
JP6877055B2 (ja) * 2019-10-23 2021-05-26 海南エンジニアリング株式会社 トルク制御装置
CN115258826B (zh) * 2022-08-10 2023-08-01 江苏苏港智能装备产业创新中心有限公司 基于电缆长度的电缆卷盘电机输入转矩计算方法和系统

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4961264A (ja) * 1972-09-25 1974-06-13
JPS58161943A (ja) * 1982-03-16 1983-09-26 Iwaki Glass Kk 封着用ガラス組成物
JPH0234869B2 (ja) * 1982-04-23 1990-08-07 Yaskawa Denki Seisakusho Kk Idokikainokeebururiiruseigyosochi

Also Published As

Publication number Publication date
JP2010143682A (ja) 2010-07-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4848416B2 (ja) ケーブルリールの制御装置、ケーブルリールの制御方法、及び、タイヤ式クレーン
JP2010235249A (ja) クレーンの制御装置及びクレーン
JP6524116B2 (ja) 飛行ロボット装置
JP4386667B2 (ja) カテナリ取付け装置
JP4689485B2 (ja) シャシーダイナモメータの車両固定装置
JP2010070338A (ja) ケーブルリールの制御装置、ケーブルリールの制御方法、及び、タイヤ式クレーン
JP4898770B2 (ja) ケーブルリールの制御装置、ケーブルリールの制御方法、及び、タイヤ式クレーン
WO2021020060A1 (ja) コントローラ、ブーム装置、及びクレーン車
JP5768552B2 (ja) 荷役用クレーンの走行制御装置
JP5623451B2 (ja) パワーアシスト装置、その制御方法及びプログラム
JPH0740779A (ja) 車両用ケーブル巻取/繰出装置
WO2019138616A1 (ja) 巻上げ機
JP4277024B2 (ja) クレーンにおけるスプレッダの制御方法
JPH07300294A (ja) クレーンの振れ止め制御方法
JP6180960B2 (ja) 建設機械の信号処理装置および建設機械の過負荷防止装置
JP5823923B2 (ja) パワーアシスト装置、その制御方法及びプログラム
US11414309B2 (en) System for controlling the operation of an electric winch
JP7429529B2 (ja) 揺動制御装置
JP2007221949A (ja) 常時定荷重をかけながら架空送電線を電線移線する工法及びこれに使用する定荷重載荷装置
CN103612982A (zh) 载重小车及具有其的起重机的载重小车变幅系统、起重机
CN111836774B (zh) 起重机及起重机的控制方法
JP3022077B2 (ja) 遠隔操縦車両用ケーブル状態制御装置
JP2012140029A (ja) 探索装置と方法
CN112297881B (zh) 运载车组及其控制方法、计算机可读存储介质
DK180748B1 (en) A method for controlling the orientation of a load, a winch system and use thereof

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110914

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110927

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20111017

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141021

Year of fee payment: 3

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4848416

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141021

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141021

Year of fee payment: 3

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313114

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141021

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350