JP6180960B2 - 建設機械の信号処理装置および建設機械の過負荷防止装置 - Google Patents
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請求項2に記載の建設機械の信号処理装置は、請求項1に記載の建設機械の信号処理装置において、AD変換器に入力されるアナロググランド信号の電位の最小値が正の電位となるようにアナロググランド信号をプルアップするプルアップ回路と、AD変換器で変換されたデジタルグランド信号と、センサに電力を供給する電源回路の電位とからプルアップされる前のアナロググランド信号の電位を演算するグランド信号演算部と、を備え、減算部は、AD変換器で変換されたデジタル検出信号と、グランド信号演算部で演算されたデジタルグランド信号との差分を演算して、演算結果をセンサからの検出結果として出力する。
請求項3に記載の建設機械の信号処理装置は、請求項2に記載の建設機械の信号処理装置において、センサのセンサグランドとAD変換器とを接続するグランドラインの断線を検出する断線検出部をさらに備え、断線検出部によりグランドラインの断線が検出された場合に、AD変換器で変換されたデジタル検出信号を、センサからの検出結果として出力する。
請求項4に記載の建設機械の過負荷防止装置は、請求項1ないし3のいずれか1項に記載の建設機械の信号処理装置を備え、センサは、吊り荷の荷重を検出する荷重センサ、および、ブームの起伏角度を検出する角度センサのうちの少なくともいずれかであり、荷重センサで検出された荷重および角度センサで検出された角度に基づいて、ブームの倒伏動作を制限する制限部を備える。
−第1の実施の形態−
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る過負荷防止装置を搭載した建設機械の一例であるタワークレーン(以下、クレーン100と記す)の外観を示す側面図である。以下では、図1の作業姿勢を基準にして上下前後方向を定義する。クレーン100は、図示するように、ほぼ水平の地面に接地した状態で作業が行われる。
また、たとえば、図4(c)に示すように、センサグランドの電位Vgに所定量だけ電位をドリフトするノイズ(以下、ドリフトノイズと記す)が重畳すると、図4(d)に示すように、検出信号にドリフトノイズの影響が表れ、ドリフトノイズの分だけ加算された検出信号の電位Vdが出力される。なお、振動ノイズとドリフトノイズの両者がセンサグランドの電位Vgに重畳して検出信号の電位Vdに影響を及ぼすこともある。
デジタル検出信号と、デジタルグランド信号との差分を演算して、演算結果をセンサSからの検出結果として出力するようにしたので、センサグランドSGに重畳したノイズの影響を検出信号から取り除くことができる。これにより、ノイズの影響を低減して、適正な検出結果を得ることができる。その結果、センサSの検出結果を利用する装置、たとえば、タワー角度センサ131、ジブ角度センサ181および荷重センサ171の検出結果を利用するモーメントリミッタ120のウインチ制御部121の動作を精密に行えるようになり、作業範囲の拡大を図ることができる。
図6を参照して本発明の第2の実施の形態について説明する。なお、第1の実施の形態と同一もしくは相当部分には同一符号を付し、第1の実施の形態との相違点について主に説明する。図6は、本発明の第2の実施の形態に係るモーメントリミッタ220の構成を示すブロック図である。第2の実施の形態に係るモーメントリミッタ220は、第1の実施の形態に係るモーメントリミッタ120と同様の構成を備え、さらに、グランド信号演算部225と、プルアップ回路PCとを備えている。グランド信号演算部225は、不図示のCPUおよびその周辺回路等で構成されている。
Vh=(Vg+Vp)/2 ・・・(1)
式(1)を変形すると、式(2)のようになる。
Vg=2・Vh−Vp ・・・(2)
AD変換器122に入力されるアナロググランド信号の電位の最小値が正の電位となるようにアナロググランド信号をプルアップし、プルアップ電位Vhと電源電位Vpとからプルアップされる前のアナロググランド信号の電位Vgを演算するようにした。これにより、AD変換器122に正の電位のみをデジタル信号に変換できるAD変換器を採用することができる。正の電位のみをデジタル信号に変換できるAD変換器の構成は、正負の電位をデジタル信号に変換できるAD変換器の構成に比べて簡素であり、コストを抑えることができる。その結果、モーメントリミッタ220のコストの低減を図ることができる。
図7を参照して本発明の第3の実施の形態について説明する。なお、第2の実施の形態と同一もしくは相当部分には同一符号を付し、第2の実施の形態との相違点について主に説明する。図7は、本発明の第3の実施の形態に係るモーメントリミッタ320の構成を示すブロック図である。第3の実施の形態に係るモーメントリミッタ320は、第2の実施の形態に係るモーメントリミッタ220と同様の構成を備え、さらに、断線判定部328と、切換部329と、表示部330とを備えている。断線判定部328は、不図示のCPUおよびその周辺回路等で構成されている。
断線検出を行わない場合、第1グランドラインGL1が断線すると、グランド信号演算部225で演算される電位に大きな誤差が生じ、モーメントリミッタの動作が不安定になるおそれがある。これに対して、本実施の形態では、第1グランドラインGL1の断線を検出し、第1グランドラインGL1の断線が検出された場合に、AD変換器122で変換されたデジタル検出信号の電位Vdを、センサSからの検出結果として出力するようにした。このため、第1グランドラインGL1が断線した場合に、モーメントリミッタの動作が不安定になることを防止できる。なお、第1グランドラインGL1が断線した場合に、表示部330の表示画面に警告画像が表示されるため、オペレータへの注意喚起を行うことができる。
(1)上述した実施の形態では、吊り荷の荷重を検出するための荷重センサ171、タワー103の起伏角度を検出するタワー角度センサ131、および、ジブ108の起伏角度を検出するジブ角度センサ181のそれぞれから出力される検出信号の全てを補正する例について説明したが、本発明はこれに限定されない。補正の対象となるセンサは、荷重センサ171、タワー角度センサ131、および、ジブ角度センサ181のうちの少なくともいずれかであればよい。
Claims (4)
- 検出したアナログ検出信号を出力する出力端子部と、シャーシグランドに接続されてアナロググランド信号を出力するセンサグランドと、を有するセンサと、
前記シャーシグランドに接続され、前記出力端子部からの前記アナログ検出信号をデジタル検出信号に変換すると共に、前記センサグランドからの前記アナロググランド信号をデジタルグランド信号に変換するAD変換器と、
前記デジタル検出信号と、前記シャーシグランドに接続された前記AD変換器のグランド電位に対して変化する電位を有する前記デジタルグランド信号との差分を演算して、演算結果を前記センサからの検出結果として出力する減算部と、を備える
建設機械の信号処理装置。 - 請求項1に記載の建設機械の信号処理装置において、
前記AD変換器に入力される前記アナロググランド信号の電位の最小値が正の電位となるように前記アナロググランド信号をプルアップするプルアップ回路と、
前記AD変換器で変換された前記デジタルグランド信号と、前記センサに電力を供給する電源回路の電位とから前記プルアップされる前の前記アナロググランド信号の電位を演算するグランド信号演算部と、を備え、
前記減算部は、前記AD変換器で変換された前記デジタル検出信号と、前記グランド信号演算部で演算された前記デジタルグランド信号との差分を演算して、演算結果を前記センサからの検出結果として出力する
建設機械の信号処理装置。 - 請求項2に記載の建設機械の信号処理装置において、
前記センサの前記センサグランドと前記AD変換器とを接続するグランドラインの断線を検出する断線検出部をさらに備え、
前記断線検出部により前記グランドラインの断線が検出された場合に、前記AD変換器で変換された前記デジタル検出信号を、前記センサからの検出結果として出力する
建設機械の信号処理装置。 - 請求項1ないし3のいずれか1項に記載の建設機械の信号処理装置を備え、
前記センサは、吊り荷の荷重を検出する荷重センサ、および、ブームの起伏角度を検出する角度センサのうちの少なくともいずれかであり、
前記荷重センサで検出された荷重および前記角度センサで検出された角度に基づいて、前記ブームの倒伏動作を制限する制限部を備える
建設機械の過負荷防止装置。
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