JPH0740853A - 作業車の旋回操作構造 - Google Patents

作業車の旋回操作構造

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JPH0740853A
JPH0740853A JP18571893A JP18571893A JPH0740853A JP H0740853 A JPH0740853 A JP H0740853A JP 18571893 A JP18571893 A JP 18571893A JP 18571893 A JP18571893 A JP 18571893A JP H0740853 A JPH0740853 A JP H0740853A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 左右一対の走行装置を備えた作業車におい
て、作業地の走行抵抗の大小に関係なく旋回操作用の操
作レバーを中立位置から左右に操作するほど、機体の旋
回半径が小さくなっていくように構成する。 【構成】 旋回操作用の操作レバー40を中立位置Nか
ら右又は左の第1操作位置R1,L1に操作すると、走
行装置の一方のサイドクラッチ21が切り操作されて機
体が向きを変え、操作レバー40を右又は左の第2操作
位置R2,L2に操作すると、緩旋回機構により一方の
走行装置が低速で正転駆動されて機体が緩旋回を開始す
る。そして、操作レバー40を右又は左の第3操作位置
R3,L3に操作すると、制動機構により一方の走行装
置に制動が掛かり機体が信地旋回を開始するように構成
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、片側4輪の多輪式やク
ローラ式等の走行装置を左右一対備えた作業車の旋回操
作構造に関する。
【0002】
【従来の技術】前述のような作業車の一例としてクロー
ラ式の走行装置を左右一対装備したコンバインがあり、
その旋回操作構造の一例が特開平2−45276号公報
に開示されている。このコンバインにおいては、選択さ
れた一方への伝動を遮断するサイドクラッチ(前記公報
の第1図及び第13図中の25R,25L)、選択され
た一方の走行装置に制動を掛ける制動機構(前記公報の
第1図及び第13図中の28)、選択された一方の走行
装置に逆転動力を伝達する逆転機構(前記公報の第1図
及び第13図中の30)を備えている。
【0003】これにより、操作レバー(前記公報の第2
図中の39)(旋回操作具に相当)を中立位置から例え
ば右の第1操作位置(前記公報の第2図中の(右サイド
クラッチ切))に操作すると、サイドクラッチにより右
の走行装置への伝動が遮断されて、機体は右に向きを変
える。そして、操作レバーを右の第2操作位置(前記公
報の第2図中の(右側制動))に操作すると、制動機構
により右の走行装置に制動が掛かり機体は右に信地旋回
していくのであり、操作レバーを右の第3操作位置(前
記公報の第2図中の(右側逆転))に操作すると、逆転
機構により右の走行装置が逆転駆動されて機体は右に超
信地旋回していくのである。この場合、サイドクラッチ
による機体の向き変更、制動機構による信地旋回及び逆
転機構による超信地旋回の順番で、機体の旋回半径が小
さくなっていくのであり、操作レバーを中立位置から右
又は左に大きく操作していくほど、機体が小さく旋回し
ていくのである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述のように、サイド
クラッチによる機体の向き変更、制動機構による信地旋
回、逆転機構による超信地旋回の順番で機体の旋回半径
が小さくなっていく状態は、一般に舗装路や乾いた圃場
等のように比較的走行抵抗が小さい条件の良い作業地を
走行した場合である。
【0005】これに対して湿田等のように走行抵抗の大
きな作業地の場合では、サイドクラッチにより一方の走
行装置への伝動を遮断して機体の向きを少し変えようと
しても、地面からの大きな走行抵抗により伝動遮断側の
走行装置が停止してしまい、一方の走行装置に制動を掛
けた信地旋回と略同じ状態となって、作業者が予期して
いる状態よりも機体が大きく向きを変えてしまう状態に
なる。これにより、走行抵抗の大きな作業地において機
体の向きを少し変えることのできる状態が無くなり、旋
回操作具を中立位置から右又は左に大きく操作していく
ほど機体が小さく旋回していくと言う状態が無くなって
しまう。本発明は特に走行抵抗の大きな作業地において
も、旋回操作具を中立位置から右又は左に大きく操作し
ていくほど機体が小さく旋回していくように構成するこ
とを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴は以上のよ
うな作業車の旋回操作構造において、次のように構成す
ることにある。つまり、左右一対の走行装置のうちの選
択された一方への伝動を遮断するサイドクラッチと、左
右一対の走行装置のうちの選択された一方に他方よりも
低速の正転動力を伝達する緩旋回機構と、左右一対の走
行装置のうちの選択された一方に制動を掛ける制動機構
と、人為的に右又は左に操作される単一の旋回操作具と
を備えると共に、旋回操作具が中立位置から右又は左の
第1操作位置に操作されると、サイドクラッチにより旋
回操作具の操作側の走行装置への伝動が遮断されるよう
に、旋回操作具が右又は左の第1操作位置から右又は左
の第2操作位置に操作されると、緩旋回機構により旋回
操作具の操作側の走行装置が低速で正転駆動されるよう
に、旋回操作具が右又は左の第2操作位置から右又は左
の第3操作位置に操作されると、制動機構により旋回操
作具の操作側の走行装置に制動が掛けられるように、旋
回操作具とサイドクラッチ、緩旋回機構及び制動機構と
を連係する連係手段を備えてある。
【0007】
【作用】本発明のように構成すると、旋回操作具を中立
位置から右又は左に操作していけば、サイドクラッチに
よる機体の向き変更状態、緩旋回機構による緩旋回状態
及び制動機構による信地旋回状態の順番で切り換わって
いくのであり、この順番で機体の旋回半径が小さくなっ
ていく。
【0008】この場合、一方の走行装置への伝動を遮断
しこの走行装置を自由回転状態にするサイドクラッチに
対して、緩旋回機構は一方の走行装置を低速で正転駆動
し左右の走行装置の駆動速度の差により機体を旋回させ
るものである。これにより、舗装路や乾いた圃場等のよ
うに走行抵抗が小さい作業地では、サイドクラッチによ
る機体の向き変更に比べて、緩旋回機構による緩旋回の
方が旋回半径が小さくなることはある。しかし、湿田の
ように走行抵抗の大きな作業地の場合、サイドクラッチ
による機体の向き変更は前述のように信地旋回と略同じ
ような小さな旋回半径となってしまうのに対して、緩旋
回機構による緩旋回は左右の走行装置を駆動しているの
で(旋回中心側の走行装置が低速で正転駆動)、走行抵
抗の大きな作業地でも走行抵抗の小さな作業地と同様な
旋回半径となるのである。
【0009】従って、走行抵抗の大きな作業地で、旋回
操作具を第1操作位置に操作しサイドクラッチにより機
体の向きを少し変えようとして、機体が予想外に向きを
変え始めた場合には、旋回操作具を第1操作位置から第
2操作位置に操作して、緩旋回機構による緩旋回を行え
ばよい。これにより、走行抵抗の大きな作業地において
も緩旋回機構により、機体の向きを少し変えると言うよ
うな操作を行うことができる。そして、旋回操作具を第
2操作位置から第3操作位置に操作すると、制動機構に
より一方の走行装置に制動が掛かり、緩旋回機構による
緩旋回よりも旋回半径の小さい信地旋回が行われるので
ある。
【0010】
【発明の効果】以上のように、一方の走行装置を低速で
正転駆動する緩旋回機構を備えることによって、走行抵
抗の大きな作業地においても緩旋回機構により機体の向
きを少し変えると言う操作が行えるようになり、作業車
の旋回性能を向上させることができた。そして、走行抵
抗の小さな作業地及び走行抵抗の大きな作業地の両方
で、旋回操作具を中立位置から右又は左に操作していく
ほど機体が小さく旋回していくと言う状態(走行抵抗の
小さな作業地ではサイドクラッチによる機体の向き変
更、緩旋回及び信地旋回、走行抵抗の大きな作業地では
緩旋回及び信地旋回)が得られるので、作業車の旋回性
能をさらに向上させることができる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。 (1)図2は作業車の1つであるコンバインの走行系の
ミッションケース1内の構造を示しており、エンジン
(図示せず)からの動力がテンションクラッチを備えた
ベルト伝動機構(図示せず)を介して、ベルト式無段変
速装置2の入力プーリー3に伝達される。ベルト式無段
変速装置2の出力軸4からの動力は第1伝動軸5及び第
2伝動軸6、出力プーリー7を介して刈取部(図示せ
ず)に伝達されて行く。
【0012】第2伝動軸6に前進用ギヤ8が相対回転自
在に外嵌され、第3伝動軸11の入力ギヤ12に前進用
ギヤ8が咬合しており、第2伝動軸6にシフトギヤ10
がスプライン構造にてスライド操作自在に外嵌されてい
る。第1伝動軸5に後進用ギヤ9が相対回転自在に外嵌
されて、第3伝動軸11の入力ギヤ13に後進用ギヤ9
が咬合している。以上の構造により、シフトギヤ10を
前進用ギヤ8に咬合させると、第2伝動軸6の動力が前
進状態で第3伝動軸11に伝達される。逆に、シフトギ
ヤ10を後進用ギヤ9に咬合させると、第2伝動軸6の
動力が逆転の後進状態で後進用ギヤ9を介して第3伝動
軸11に伝達される。
【0013】第3伝動軸11には第1高速ギヤ16が相
対回転自在に外嵌され、シフトギヤ14がスプライン構
造にてスライド操作自在に外嵌されている。これに対
し、第4伝動軸15に、第1高速ギヤ16に咬合する第
2高速ギヤ17、中速ギヤ18及び低速ギヤ19が固定
されている。これにより、シフトギヤ14をスライド操
作して第1高速ギヤ16、中速ギヤ18及び低速ギヤ1
9に咬合させることにより、第3伝動軸11からの動力
が高中低の3段に変速されて第4伝動軸15に伝達され
るのであり、この動力が中速ギヤ18から第1伝動ギヤ
20に伝達される。
【0014】第1伝動ギヤ20を支持する支持軸25
に、右及び左のサイドギヤ26が相対回転自在に外嵌さ
れており、左右のクローラ式の走行装置27の入力ギヤ
28が左右のサイドギヤ26に常時咬合している。これ
により、左右のサイドギヤ26と第1伝動ギヤ20との
間に左右一対のサイドクラッチ21が構成されることに
なるのであり、左右のサイドギヤ26を第1伝動ギヤ2
0に咬合させると、直進用の動力が左右のクローラ式の
走行装置27に伝達されて機体が直進する。又、バネ2
9はサイドギヤ26を第1伝動ギヤ20側に付勢するも
のである。
【0015】(2)次に、一方の走行装置27を低速で
正転駆動して機体を緩旋回させる緩旋回構造、及び一方
の走行装置27に制動を掛けて機体を信地旋回させる制
動構造について説明する。図2に示すように支持軸25
の左右に一対の第2伝動ギヤ30が外嵌されて、左右の
第2伝動ギヤ30とサイドギヤ26の間に多板式の摩擦
クラッチ31が設けられている。第5伝動軸32の両端
に固定された旋回用ギヤ22が左右の第2伝動ギヤ30
に咬合し、第5伝動軸32にシフトギヤ23(緩旋回機
構及び制動機構に相当)がスプライン構造にてスライド
操作自在に外嵌されており、第5伝動軸32に相対回転
自在に外嵌された緩旋回ギヤ39(緩旋回機構に相当)
が、第1伝動ギヤ20に固定された出力ギヤ20aに咬
合している。
【0016】以上の構造により、シフトギヤ23を紙面
右方にスライド操作して緩旋回ギヤ39に咬合させる
と、第1伝動ギヤ20に伝達されてくる直進用の正転動
力が出力ギヤ20a、緩旋回ギヤ39、シフトギヤ23
及び左右の旋回ギヤ22を介して低速の正転動力に変換
されて、左右の第2伝動ギヤ30に伝達される。この状
態で、例えば左のサイドギヤ26を第1伝動ギヤ20か
ら離し操作し、左のサイドギヤ26の押圧部43で摩擦
クラッチ31を押圧入り操作すると、左の第2伝動ギヤ
30の低速の正転動力が左の走行装置27に伝達され
る。この場合、右のサイドギヤ26は第1伝動ギヤ20
に咬合して右の走行装置27が所定の速度で正転駆動さ
れているので、左右の走行装置27の駆動速度の差によ
り機体は左に緩旋回して行く。
【0017】次に、シフトギヤ23を紙面左方にスライ
ド操作して、ミッションケース1の固定部24(制動機
構に相当)に咬合させると、シフトギヤ23、第5伝動
軸32、左右の旋回用ギヤ22により左右の第2伝動ギ
ヤ30が停止保持される。この状態で、例えば左のサイ
ドギヤ26を第1伝動ギヤ20から離し操作し、左のサ
イドギヤ26の押圧部43で摩擦クラッチ31を押圧入
り操作すると、左の走行装置27に制動が掛かる。この
場合、右のサイドギヤ26は第1伝動ギヤ20に咬合し
て右の走行装置27が所定の速度で正転駆動されている
ので、機体は左に信地旋回して行く。
【0018】(3)次に、左右のサイドギヤ26のスラ
イド操作系、及びシフトギヤ23の操作系の構造につい
て説明する。図1に示すようにポンプ34からの作動油
が切換弁35を介して、左右のサイドギヤ26に対する
油圧シリンダ33に供給されており、サイドギヤ26が
第1伝動ギヤ20から離れ、且つ、摩擦クラッチ31を
押圧入り操作しない中立停止位置に動くまで油圧シリン
ダ33が伸張すると、この油圧シリンダ33から作動油
を抜いて油圧シリンダ33を中立停止位置で停止させる
ドレン油路36が設けられており、このドレン油路36
に可変リリーフ弁37が設けられている。図2のシフト
ギヤ23に対して図1に示すように、スライド操作用の
操作アーム44が備えられており、操作アーム44がバ
ネ45で緩旋回ギヤ39との咬合側に付勢されている。
【0019】機体の操縦部の横軸芯P1周りに左右揺動
自在に操作レバー40(旋回操作具に相当)が支持さ
れ、操作レバー40に固定されたアーム40aのピン4
0bと切換弁35とが、プッシュプルワイヤ41により
連動連結されている。横軸芯P1周りに一対の操作アー
ム42が操作レバー40とは独立に揺動自在支持され、
操作レバー40側のピン40bを操作アーム42が挟み
込むように、両操作アーム42に亘ってバネ46が接続
されている。
【0020】可変リリーフ弁37のバネ受け部材を紙面
左方に押し操作する切換アーム47が備えられており、
レリーズワイヤ48のインナーが一方の操作アーム42
に接続され、アウターが他方の操作アーム42に接続さ
れて、このレリーズワイヤ48のインナーが切換アーム
47に接続されている。そして、レリーズワイヤ49の
インナーが一方の操作アーム42に接続され、アウター
が他方の操作アーム42に接続されて、このレリーズワ
イヤ49のインナーが操作アーム42に接続されてい
る。
【0021】(4)−1 次に、操作レバー40による旋回操作について説明す
る。図1に示す状態は操作レバー40を中立位置Nに操
作している状態である。この状態で切換弁35も中立位
置に操作され左右の油圧シリンダ33が収縮して、左右
のサイドギヤ26が第1伝動ギヤ20に咬合している。
これにより、第1伝動ギヤ20に伝達されてくる正転動
力が左右の走行装置27に伝達され、左右の走行装置2
7が同速度で駆動されて機体は直進している。
【0022】次に、操作レバー40を中立位置Nから右
の第1操作位置R1又は左の第1操作位置L1に操作す
ると、切換弁35のみが切換操作されて油圧シリンダ3
3により右又は左の操作部38を介して、第1伝動ギヤ
20に咬合していた右又は左のサイドギヤ26が、第1
伝動ギヤ20から離れる。
【0023】このように操作レバー40を操作すると操
作レバー40のピン40bにより一方の操作アーム42
が押し操作され、他方の操作アーム42が機体側の固定
部50に接当しその位置に残されて、レリーズワイヤ4
8,49のインナーが操作アーム42側に引き操作され
る。この場合、レリーズワイヤ48のインナーの引き操
作により切換アーム47が揺動操作されても、切換アー
ム47と可変リリーフ弁37のバネ受け部材との間に予
め設けていた隙間が消えるだけで、可変リリーフ弁37
のバネ受け部材は操作されない。そして、レリーズワイ
ヤ49のインナーが操作アーム42側に引き操作されて
も、レリーズワイヤ49のインナーと操作アーム44と
の間に備えられている融通により、操作アーム44は操
作されず図1の状態に残る。
【0024】このように、操作レバー40を右又は左の
第1操作位置R1,L1に操作しても、可変リリーフ弁
37が全開状態にあるので、右又は左のサイドギヤ26
が摩擦クラッチ31を押圧する前の中立停止位置で、ド
レン油路36が開き可変リリーフ弁37から作動油が抜
けて、サイドギヤ26が中立停止位置(サイドクラッチ
21の伝動遮断状態)で停止する。これにより、右又は
左の走行装置27への伝動が断たれた状態となって、機
体は右又は左に緩やかに向きを変えていく。
【0025】(4)−2 次に、操作レバー40を右又は左の第1操作位置R1,
L1から右又は左の第2操作位置R2,L2に操作した
とする。このように操作すると、操作レバー40のピン
40bにより一方の操作アーム42がさらに揺動操作さ
れレリーズワイヤ48,49のインナーがさらに引き操
作される。
【0026】この場合、切換弁35においてはプッシュ
プルワイヤ41と切換弁35との間に設けられている融
通により、操作レバー40の右又は左の第2操作位置R
2,L2への操作が吸収されている。又、このようにレ
リーズワイヤ49のインナーが操作アーム42側に引き
操作されても、レリーズワイヤ49のインナーと操作ア
ーム44との間に備えられている融通により、操作アー
ム44は操作されず図1の状態に残っている。
【0027】これに対し、切換アーム47と可変リリー
フ弁37のバネ受け部材との間は既に隙間が消失してい
るので、レリーズワイヤ48のインナーの引き操作によ
り切換アーム47が揺動操作されると、切換アーム47
が可変リリーフ弁37のバネ受け部材を紙面左方に押し
操作し可変リリーフ弁37が絞り操作されて、油圧シリ
ンダ33が前述の中立停止位置から伸張して、サイドギ
ヤ26により右又は左の摩擦クラッチ31が押圧入り操
作される。
【0028】この場合、図1に示すようにシフトギヤ2
3が緩旋回ギヤ39に咬合して左右の第2伝動ギヤ30
に低速の正転動力が伝達されているので、前述のように
サイドギヤ26により一方の摩擦クラッチ31を押圧入
り操作すると、右又は左の走行装置27が低速で正転駆
動されて、機体が右又は左に緩旋回していく。そして、
第1操作位置R1,L1と第2操作位置R2,L2との
間で操作レバー40を操作すると、前述の状態から作動
油が油圧シリンダ33より抜かれて摩擦クラッチ31へ
の押圧力が弱められる。これにより、摩擦クラッチ31
が滑って右又は左の走行装置27の正転速度を変更でき
るのである。
【0029】(4)−3 次に、操作レバー40を右又は左の第2操作位置R2,
L2から右又は左の第3操作位置R3,L3に操作した
とする。このように操作すると、操作レバー40のピン
40bにより一方の操作アーム42がさらに揺動操作さ
れ、レリーズワイヤ48,49のインナーがさらに引き
操作される。切換弁35においてはプッシュプルワイヤ
41と切換弁35との間に設けられている融通により、
操作レバー40の右又は左の第3操作位置R3,L3へ
の操作が吸収されている。
【0030】以上のようにしてレリーズワイヤ48,4
9のインナーが引き操作されると、操作アーム44が紙
面左方に揺動操作されてシフトギヤ23が固定部24に
咬合し、左右の第2伝動ギヤ30が停止操作される。そ
して、切換アーム47により可変リリーフ弁37のバネ
受け部材が図1の紙面左方にさらに押し操作されて、可
変リリーフ弁37がさらに絞り操作され、油圧シリンダ
33及びサイドギヤ26により右又は左の摩擦クラッチ
31がさらに強く押圧入り操作される。
【0031】これにより、右又は左の走行装置27に制
動が掛かり、機体は右又は左に信地旋回していくのであ
る。そして、操作レバー40を第2及び第3操作位置R
2,L2,R3,L3の間に位置させると、前述と同様
に摩擦クラッチ31が滑って右又は左の走行装置27に
対する制動力を変更できる。
【0032】〔別実施例〕図1及び図2に示すシフトギ
ヤ23付近の構造を、図3に示すように構成してもよ
い。図3に示すように、シフトギヤ23と緩旋回ギヤ3
9との間に摩擦クラッチ51を設け、第5伝動軸32に
外嵌したバネ52により。シフトギヤ23を摩擦クラッ
チ51の押圧入り操作側に付勢する構造である。
【0033】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にする為に符号を記すが、該記入により本発明は添
付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】左右のサイドギヤ用の油圧シリンダ、切換弁、
可変リリーフ弁及び操作レバーの油圧回路及び連係回路
【図2】ミッションケース内の伝動構造を示す概略図
【図3】別実施例におけるシフトギヤ、緩旋回ギヤ及び
固定部付近の概略図
【符号の説明】
21 サイドクラッチ 23,24 制動機構 23,39 緩旋回機構 27 走行装置 40 旋回操作具 N 中立位置 R1,L1 第1操作位置 R2,L2 第2操作位置 R3,L3 第3操作位置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右一対の走行装置(27)のうちの選
    択された一方への伝動を遮断するサイドクラッチ(2
    1)と、前記左右一対の走行装置(27)のうちの選択
    された一方に他方よりも低速の正転動力を伝達する緩旋
    回機構(23),(39)と、前記左右一対の走行装置
    (27)のうちの選択された一方に制動を掛ける制動機
    構(23),(24)と、人為的に右又は左に操作され
    る単一の旋回操作具(40)とを備えると共に、 前記旋回操作具(40)が中立位置(N)から右又は左
    の第1操作位置(R1),(L1)に操作されると、前
    記サイドクラッチ(21)により旋回操作具(40)の
    操作側の走行装置(27)への伝動が遮断されるよう
    に、 前記旋回操作具(40)が前記右又は左の第1操作位置
    (R1),(L1)から右又は左の第2操作位置(R
    2),(L2)に操作されると、前記緩旋回機構(2
    3),(39)により旋回操作具(40)の操作側の走
    行装置(27)が低速で正転駆動されるように、 前記旋回操作具(40)が前記右又は左の第2操作位置
    (R2),(L2)から右又は左の第3操作位置(R
    3),(L3)に操作されると、前記制動機構(2
    3),(24)により旋回操作具(40)の操作側の走
    行装置(27)に制動が掛けられるように、前記旋回操
    作具(40)とサイドクラッチ(21)、緩旋回機構
    (23),(39)及び制動機構(23),(24)と
    を連係する連係手段を備えてある作業車の旋回操作構
    造。
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EP1890350A2 (en) 1997-02-03 2008-02-20 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. The manufacturing method of active materials for the positive electrode in alkaline storage batteries

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