JPH0738182Y2 - 密封容器 - Google Patents

密封容器

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JPH0738182Y2
JPH0738182Y2 JP1988028466U JP2846688U JPH0738182Y2 JP H0738182 Y2 JPH0738182 Y2 JP H0738182Y2 JP 1988028466 U JP1988028466 U JP 1988028466U JP 2846688 U JP2846688 U JP 2846688U JP H0738182 Y2 JPH0738182 Y2 JP H0738182Y2
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JP
Japan
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lid
container
packing
fitted
pressing
Prior art date
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JP1988028466U
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English (en)
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JPH01130961U (ja
Inventor
弘年 城倉
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Koa Glass Co Ltd
Original Assignee
Koa Glass Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、食品等を入れておく容器として使用され、
構成簡素にして、密封、その解除をワンタッチで行い、
しかも確実な密封を行う密封容器に関する。
(従来の技術) 食品等を入れておく容器として使用される従来の密封容
器は、先ず容器本体と蓋とが緊密に嵌合するように形成
され、その他に容器本体と蓋とを何等かの止着手段によ
り止着し密封するように形成されている。例えば、蓋本
体にレバーやネジ等の締め付け手段を設け、この締め付
け手段で容器の開口部をシールするシール部材が配され
た密封容器は、実開昭51-75701号公報や実開昭56-12164
8号公報に記載されている。一方、蓋体と容器との間に
弾性材を介し、この弾性材を蓋体で押圧することで密封
効果を高める容器の蓋が実公昭47-35363号に記載されて
いる。
(考案が解決しようとする問題点) ところが、容器の開口部をシールするシール部材が配さ
れた密封容器は、シール部材の周縁を容器の内周面に密
着して密封するから、このシールが僅かでも変形してし
まうと、シール部材の密封性能は極端に落ちてしまう不
都合があった。
また、蓋体と容器との間に弾性材を介した密封容器は、
この弾性材を押圧した変形によって密封効果を高めるも
のであるから、密封効果を高めるほど、この容器と蓋体
との密封部分に、大きな圧力がかかるものになってい
る。したがって、蓋体の内周部に設けた弾性材を容器の
開口部外周に接するようにした従来の蓋では、この密封
時の圧力で、容器開口部や蓋体の容器重合部分が変形す
る虞があった。
そこで、この考案は、上述した問題点等に鑑み、蓋体や
容器の変形を防止しながら確実な密封力を有し、構成簡
素にして、密封、及びその解除をワンタッチで行うこと
ができる密封容器の提供を目的とするものである。
(問題点を解決するための手段) 上述の目的を達成すべくこの考案は、容器本体と、この
容器本体の開口部に嵌入可能な蓋本体と、蓋本体の上面
に配されて容器本体を密封するパッキングと、容器本体
の開口部に嵌入可能で且つパッキングを蓋本体とにより
挾んで押圧する押圧蓋とからなり、容器本体は、その内
面の開口部近傍に、前記蓋本体がそれ以上容器本体内部
に落ちないように段差を設け、蓋本体にはカムを設けた
偏心加圧レバーを軸支し、パッキングは、中空状の弾性
変形可能な材料にて容器本体の開口部に嵌入可能に形成
され、蓋本体の上面に周設した保持壁の外側面に沿って
配設し、押圧蓋は、蓋本体の上面に周設した保持壁の内
側面に沿って上下スライド自在に配すると共に、偏心加
圧レバーのカムにより蓋本体と押圧蓋との間の間隔を狭
めるように形成し、押圧蓋の押圧によって拡張するパッ
キンの外周が圧接する容器内側面に、パッキンが変形嵌
入する封止溝を周設したものである。
(作用) この考案に係る密封容器は、パッキングを蓋本体と押圧
蓋との間に挾んで配して容器本体内に嵌入し、蓋本体に
軸支した偏心加圧レバーによりパッキングを押圧する。
そうすると、先ず、蓋本体がそれ以上容器本体内部に落
ちないように設けた段差に蓋本体が圧接されその部分で
密封構造が確保され、そこで、弾性変形可能な材料にて
外形が容器本体の開口部に嵌入可能となっている中空状
のパッキングの外周が容器本体の開口部内周面に圧接密
封され、この内周面に周設された封止溝にパッキングが
変形嵌入して、密封するものである。
(実施例) 以下、図面を参照してこの考案の実施例を説明すると次
の通りである。
すなわち、図に示す符号1は容器本体であり、例えば、
図示の如く有底円筒体に形成してある。
この容器本体1には、その開口部を断差4を設けて若干
径を大きくした広口部2が形成され、その内周面には、
周方向へ封止溝3が刻設されている。
一方、この広口部2に嵌合される円盤状の蓋本体5を形
成し、この蓋本体5の中央には軸支突起6を突設させ、
そして、この蓋本体5の円盤上略外周寄りに、同心円に
て保持壁7を立設する。しかも、この蓋本体5は、断差
4にてそれ以上は容器本体1内に落ちないように形成さ
れている。
又、蓋本体5上には、保持壁7の外側面に沿って中空状
のパッキング8が配されている。このパッキング8材質
には、弾性変形可能な可撓性合成樹脂材を使用する。
一方、パッキング8を挾んで蓋本体5の反対側には、広
口部2に嵌入可能な大きさで円盤状の押圧蓋9を配し、
保持壁の内側面に沿って上下スライド自在に設けてい
る。その中心には、前記軸支突起6を貫通させる軸支突
起突出孔10が開穿されている。
そして、蓋本体5の上にパッキング8を載置し、そこに
押圧蓋9を被せ、その時に軸支突起突出孔10を貫通して
突出した軸支突起6にピン12により偏心加圧レバー13を
軸支する。
この偏心加圧レバー13は、その軸支部分を偏心カム形状
にしてカム部14を形成しこれを押圧手段とし、偏心加圧
レバー13が直立したときには、第1図に示すように、パ
ッキング8を蓋本体5と押圧蓋9とにより挾んでもパッ
キング8に圧力を加えず、第2図に示すように、偏心加
圧レバー13をほぼ水平に倒した時に、カム部14により蓋
本体5に対して押圧蓋9を近ずけるようにしてパッキン
グ8に圧力を加えるべく形成する。
そうすると、偏心加圧レバー13を水平に倒そうとする力
が加わると蓋本体5が前記断差4に当接するのでその部
分で密封状態が確保され、その状態でパッキング8の外
径は拡張し、パッキング8の外側面は広口部2の内周面
に圧接され、封止溝3内にパッキング8の一部が侵入
し、それによって容器本体1とパッキング8とは密封さ
れ、全体で二重密封状態となり、しかも、その蓋本体5
の密封面とパッキング8の密封面とが共に容器本体1内
に位置するので使用者にとっても安心感を与えるもので
ある。
又、パッキング8自体は、蓋本体5と押圧蓋9とによっ
て加圧状態で挾まれているので、これらの間でも密封さ
れることになる。そうすると、偏心加圧レバー13を倒す
だけで容器本体1をワンタッチで密封することができる
ものである。
そして、これらの密封を解除するときには、偏心加圧レ
バー13を直立させれば良く、それもワンタッチで行うこ
とができる。
(考案の効果) この考案は、上述の如く構成したことにより、蓋体や容
器の変形を防止しながら確実な密封力を有するものにな
った。すなわち、パッキング8は、中空状の弾性変形可
能な材料にて形成され、容器本体1内側面の封止溝3内
に変形嵌入して密封するから、パッキン8の押圧力と共
に、封止溝3内に嵌入したパッキング8との係合力が相
互にはたらき、密封効果を高めることができる。
しかも、このパッキング8は、蓋本体5の上面に周設し
た保持壁7の外側面に沿って配設し、保持壁7の内側面
には、押圧蓋9を上下スライド自在に配してあるから、
密封時には、この押圧蓋9と保持壁7とが一体になっ
て、拡張するパッキング8を支持し、密封部分の構造を
強化している。
更に、蓋本体5にはカム14を設けた偏心加圧レバー13を
軸支しているから、ワンタッチで密封状態を確保し、全
体で容器本体1を密封することができるものである。
従って、その操作はワンタッチであり、しかも、構造自
体が簡単であり、更には、パッキング8の外周面を拡張
することで密封するので容器と蓋とを精密に作る必要が
ないから、嵌合寸法公差は厳しくする必要がなく、その
ため、成形用金型の精度を厳しくする必要がないからコ
ストダウンも図れるものである。
このように、この考案によれば、食品等を入れておくも
のとして使用される容器において、蓋体や容器の変形を
防止しながら確実な密封力を有し、構成簡素にして、密
封、及びその解除をワンタッチで行うことができるなど
といった実用上有益な効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の実施例を示すもので、第1図は密閉前
の断面図、第2図は密閉時の断面図である。 1……容器本体、2……広口部、3……封止溝、4……
断差、5……蓋本体、6……軸支突起、7……保持壁、
8……パッキング、9……押圧蓋、10……軸支突起突出
孔、12……ピン、13……偏心加圧レバー、14……カム
部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】容器本体と、この容器本体の開口部に嵌入
    可能な蓋本体と、蓋本体の上面に配されて容器本体を密
    封するパッキングと、容器本体の開口部に嵌入可能で且
    つパッキングを蓋本体とにより挾んで押圧する押圧蓋と
    からなり、容器本体は、その内面の開口部近傍に、前記
    蓋本体がそれ以上容器本体内部に落ちないように段差を
    設け、蓋本体にはカムを設けた偏心加圧レバーを軸支
    し、パッキングは、中空状の弾性変形可能な材料にて容
    器本体の開口部に嵌入可能に形成され、蓋本体の上面に
    周設した保持壁の外側面に沿って配設し、押圧蓋は、蓋
    本体の上面に周設した保持壁の内側面に沿って上下スラ
    イド自在に配すると共に、偏心加圧レバーのカムにより
    蓋本体と押圧蓋との間の間隔を狭めるように形成し、押
    圧蓋の押圧によって拡張するパッキンの外周が圧接する
    容器内側面に、パッキンが変形嵌入する封止溝を周設し
    たことを特徴とする密封容器。
JP1988028466U 1988-03-03 1988-03-03 密封容器 Expired - Lifetime JPH0738182Y2 (ja)

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JP1988028466U JPH0738182Y2 (ja) 1988-03-03 1988-03-03 密封容器

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JP1988028466U JPH0738182Y2 (ja) 1988-03-03 1988-03-03 密封容器

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JPH01130961U JPH01130961U (ja) 1989-09-06
JPH0738182Y2 true JPH0738182Y2 (ja) 1995-08-30

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ID=31251857

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JP1988028466U Expired - Lifetime JPH0738182Y2 (ja) 1988-03-03 1988-03-03 密封容器

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