JPH0613118Y2 - キヤツプを有する容器 - Google Patents

キヤツプを有する容器

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JPH0613118Y2
JPH0613118Y2 JP1987035757U JP3575787U JPH0613118Y2 JP H0613118 Y2 JPH0613118 Y2 JP H0613118Y2 JP 1987035757 U JP1987035757 U JP 1987035757U JP 3575787 U JP3575787 U JP 3575787U JP H0613118 Y2 JPH0613118 Y2 JP H0613118Y2
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JP
Japan
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cap
container
mouth
sealing material
ceiling
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JP1987035757U
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JPS63144458U (ja
Inventor
文信 田中
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呉羽化学工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、ケチャップ、マヨネーズ、ドレッシング、食
用油などを内容物とする容器に係り、特に内容物を流出
させるノズルを備えたキャップが容器に対し常に同じ向
きに取付けられるようにしたキャップを有する容器に関
する。
〔考案の背景〕
第9図は、従来のキャップを有する容器の一例を斜視図
によって示している。
符号10は、ケチャップ、マヨネーズ、ドレッシング、
または食用油などを内容物とする容器であり、樹脂やガ
ラスによって形成されている。この容器10の流出部に
はキャップ1が螺着されている。キャップ1はキャップ
本体2と蓋体3とから構成されており、両者はヒンジ4
によって可動状態に接合されている。
キャップ本体2には内容物を流出させる円筒状のノズル
6が形成され、また蓋体3には栓体7が形成されてい
る。蓋体3を矢印方向へ閉じると栓体7がノズル6の内
部に嵌着されてノズル6が閉じられ、また蓋体3の内縁
部3bがキャップ本体2の外周段差2aの外側に合わせ
られる。
〔考案が解決しようとする問題点〕
この種の容器の使用方法は、蓋体3を親指によって開放
し、ヒンジ4が設けられている位置と逆側(A側)を下
向きにして容器10を傾け、容器10が樹脂製の場合に
は容器を指で押圧して内容物をノズル6から流出させ
る。このときキャップ1と容器10との位置関係として
は、容器10を手で持って傾けやすい方向にキャップ1
のA側が常に向けられていれば取扱いやすくなる。容器
10が第9図の形状の場合には、キャップ1のA側が容
器10の一定方向例えば狭側面10aの方向へ常に向い
ていれば、手で保持した容器をキャップ1のA側へ傾け
やすくなる。
しかしながら実際には、容器の流出部11に形成されて
いる雄ねじとキャップ本体2の内面に設けられている雌
ねじとの成形誤差によって、螺装されたキャップ1が容
器10に対して必ずしも同じ向きで装着されなくなる。
またケチャップの容器などの場合には、容器10の口部
にアルミ箔などのシール材が溶着されており、使用する
前にキャップ1を取外して口部からシール材を除去し、
再度キャップ1を装着してから使用するのが一般的であ
る。この場合、シール材の除去前と除去後とではシール
材の厚さ分だけキャップ1の締め付け量が変ることにな
る。またシール材が完全に除去しきれない場合には、完
全に除去されたものと除去されていないものとでキャッ
プ1の締め付け量が変わり、装着されたキャップ1の向
きを容器10に対して必ずしも一定の方向へ向けること
ができなくなる。
本考案は上記従来の問題点を解決するものであり、キャ
ップを容器に対して常に同じ向きに螺着できるように
し、しかもキャップの締付け力を常に適正に保つことが
できるようにしたキャップを有する容器を提供するもの
である。
〔問題点を解決するための具体的な手段〕
本考案によるキャップを有する容器は、互いに螺着され
るキャップと容器との間に、キャップの取付け方向を決
める凹凸嵌合部が設けられ、前記キャップは、容器に螺
着されるねじ部を有する筒部と、この筒部上端に接合さ
れて容器の口部を密封するシール層の上面に密着しまた
は前記口部上端に直接密着する天井部とから構成され、
この天井部には、容器の口部内に連通する内容物流出用
のノズルと、口部上端が密着する部分よりも外周側で且
つ前記筒部との接合部よりも内周側に位置するリング状
の弾性変形部とが形成されていることを特徴とするもの
である。
〔作用〕
この容器では、キャップと容器との間に設けられた凹凸
嵌合部によって、キャップが容器に対し常に同じ向きに
装着されるようになる。またこのとき、容器の口部の高
さの成形誤差や口部に取付けられるシール層の厚さまた
はねじの成形誤差により、締付け時においてキャップと
容器との凹凸嵌合部にずれが生じたとしても、キャップ
の締付けに応じてキャップに形成された弾性変形部が弾
性変形し、この弾性力によって、凹凸嵌合状態にて適正
なねじの締付け力を発揮できるようになる。よって例え
ば容器口部のシール層を除去した後も、キャップの天井
部が容器の口部上端に確実に密着して容器内部を密閉で
きるようになる。
〔考案の実施例〕
以下、本考案の実施例を第1図〜第8図の図面によって
説明する。
第1図は本考案によるキャップを有する容器の第一実施
例を示す分解斜視図、第2図はキャップを裏側から示す
斜視図、第3図はキャップが容器に装着された状態を示
す断面図である。
符号11は容器の流出部である。この流出部11は、第
9図に示したのと同様に、樹脂製またはガラス製の容器
10の一部分である。容器10の内容物は、例えばケチ
ャップ、マヨネーズ、ドレッシング、食用油などであ
る。流出部11では、キャップ装着部21に雄ねじ22
が形成されている。キャップ装着部21の上端には段差
23が形成され、この段差23の中央部には筒状の口部
24が形成されている。またキャップ装着部21の下縁
部にはほぼ矩形状の位置決め突部25が設けられてい
る。符号26はアルミ箔などによるシール材である。こ
のシール材26は、容器10に内容物が充填された後に
口部24の上縁部に固着される。容器10が樹脂製の場
合、このシール材26は熱溶着などによって固着され
る。
符号1は樹脂製のキャップである。このキャップ1は、
本考案に関係ない部分の構造が第9図の従来例と同じで
ある。すなわちキャップ1は、キャップ本体2と、これ
にヒンジ4で接合された蓋体3とから構成されている。
キャップ本体2の上面には円筒状のノズル6が一体に形
成され、また蓋体3の内面にはノズル6に嵌着される栓
体7が形成されている。また蓋体3のヒンジ4と逆の位
置(A側)には鍔3aが形成されている。
第2図に示すように、キャップ本体2の内周面には雌ね
じ31が形成されており、さらに内周面の下縁にはほぼ
矩形状の位置決め凹部32が形成されている。さらに、
第3図に示すように、キャップ本体2の上面には樹脂が
薄肉に形成された弾性変形部33が設けられている。こ
の弾性変形部33は、キャップ1が容器の流出部11に
装着されたときに口部24の外周に位置するようにリン
グ状に形成されているものである。
この種の容器では、ケチャップなどの内容物が充填され
た後に口部24の上縁部にシール材26が熱溶着などに
よって固着される。その後にキャップ1が容器の流出部
11に螺着される。さらに使用の際には、一度キャップ
1を外して口部24からシール材26を剥して除去した
後に、再度キャップ1を装着する。
キャップ1を装着する際、第3図に示すように、容器側
に設けられた位置決め突部25とキャップ側に設けられ
た位置決め凹部32とが嵌着され、キャップ1が容器1
0に対して常に同じ向きにて装着されるようになる。こ
のときキャップ1を軽く締めた段階で未だ位置決め突部
25と位置決め凹部32とが完全に嵌合されなくても、
さらにキャップ1を締付けることによってキャップ本体
2の上面に設けられた薄肉の弾性変形部33が変形し、
この変形によって突部25と凹部32とが確実に嵌合す
るまでキャップ1を締めることができるようになる。ま
た弾性変形部33が変形する際の弾性力によって雄ねじ
22と雌ねじ31との締め付け力が適正に発揮されるよ
うになる。したがって、第4図と第5図の拡大断面図に
示すように、キャップ1を締める際に、口部24とキャ
ップ本体2との当接部の高さH、Hに差が生じたと
しても、弾性変形部33が第4図あるいは第5図に示す
ように柔軟に変形し且つ適当な弾性力を発揮するように
なる。よってこのような場合であっても、突部25と凹
部32とを確実に嵌合させるまでキャップ1を締めるこ
とができ、また容器側の雄ねじ22とキャップ側の雌ね
じ31とが適正な圧力にて互いに圧接して、適度な締付
けトルクを得ることができるようになる。上記高さ
、Hの差は、例えばシール材26を除去する前と
除去した後でのシール材26の厚さ分によって生じる場
合もあるし、あるいはシール材26を除去した後であっ
ても、シール材26が完全に除去されず一部が残ること
によって生じることもある。さらに容器10が樹脂製の
場合、一般的には密封されて内部が殺菌されたものが口
部24から切断され、その後に内容物が充填されること
になるが、このときの口部24の切断位置の誤差によっ
ても、前記高さHとHの差が生じることになる。い
ずれにせよ、弾性変形部33を設けることによって、高
さHとHとの差が生じたとしても、キャップ装着の
際に確実に凹凸嵌合させることができ、またこのときに
締付けトルクが適正に発揮されるようになる。
また樹脂製の容器10の場合、筒状の口部24の下側に
位置している段差23を薄肉に形成してそれ自体が弾性
変形できるようにし、この段差23の弾性変形によって
雄ねじ22と雌ねじ31との圧接力を発揮させることも
可能である。この段差23の弾性とキャップ本体2に設
けられた弾性変形部33の弾性とを協動させることによ
って、口部の高さHとHの差が大きい場合であって
も、キャップ本体2を確実に凹凸嵌合させ、また適正な
ねじ締付けトルクを発揮させることができるようにな
る。
上記位置決め突部25と位置決め凹部32との嵌着によ
り、キャップ1は容器10に対して常に同じ向きに装着
できるようになる。よって第9図に示すような容器の形
状の場合、ノズル6からの流出方向(A方向)を容器1
0の一定方向例えば狭側面10aの方向へ常に向けるこ
とが可能となる。よって手で持った容器10を傾けやす
い方向へノズル6を向けることが可能となる。
なお、キャップ本体2に設けられる弾性変形部33は、
第6図の第二実施例に示すような断面S字形状にするこ
とも可能である。
また、第2図に示した実施例では、位置決め突部25と
位置決め凹部32が共にほぼ矩形状であるため、キャッ
プ本体2の締め付けの最終段階にてキャップ本体2の凹
部32が形成されている部分が外方向(第3図における
α方向)へ一旦弾性的に広がった後に、突部25と凹部
32とが嵌着されることになる。第7図に示す第三実施
例と第8図に示す第四実施例は、上記のようにキャップ
本体2がα方向へ変形しなくても凹凸嵌合できるように
したものである。第7図では位置決め突部25と位置決
め凹部32が共にほぼ台形になっている。この第7図の
形状ではキャップ1を締め付け方向ならびに弛み方向へ
回転させるときにキャップ本体2が外側へ広がり変形す
ることなく、位置決め凹部32が位置決め突部25に嵌
着し、または離脱できるようになる。また突部25と凹
部32の双方をほぼ三角形状にしても同様である。また
第8図では位置決め凹部32が三角形状で位置決め突部
25がほぼ矩形状である。第8図の形状では、キャップ
1を締付け方向(B方向)へ回転させたときに位置決
め突部25が凹部32のエッジ32aに当って、キャッ
プ1が位置決めされ、またキャップ1を弛み方向(B
方向)へ回転させるときには斜面32bによって位置決
め突部25から抵抗なく離脱できるようになる。
なお、図の実施例ではシール材26が口部24に固着さ
れている場合を示したが、シール材を使用しない容器で
あっても本考案を実施することは可能である。
また図の実施例ではキャップ本体2と蓋体3とから成る
キャップ1を示しているが、蓋体3が設けられておら
ず、キャップの側面などに内容物の流出口だけが設けら
れているものであっても、本考案を実施することは可能
である。
〔考案の効果〕
以上のように本考案によれば、キャップを容器に対して
常に同じ向きに装着できるようになり、内容物を流出さ
せる際に取扱いやすくなる。また弾性変形部によって常
に安定した締付け力を発揮でき、例えば口部にシール層
が設けられているときとシール層が除去された後のいず
れにおいても、キャップの天井部が容器の口部に確実に
密着できる。また、弾性変形部が口部が当たる部分より
も外周側に設けられていることにより、キャップが締め
付けられたときに天井部が変形することがなく、よって
天井部に形成されたノズルの形状が歪むようなこともな
い。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案によるキャップを有する容器の第一実施
例を示す分解斜視図、第2図は第1図のキャップを裏側
から見た斜視図、第3図は第1図に示すキャップと容器
とが装着された状態を示す断面図、第4図と第5図は弾
性変形部による弾性力の発揮作用を示す部分断面図、第
6図は第二実施例による弾性変形部を示す部分断面図、
第7図は第三実施例による位置決め凹部の形状を示すキ
ャップの部分断面図、第8図は第四実施例による位置決
め凹部の形状を示すキャップの部分断面図、第9図はキ
ャップを有する容器の全体を示す斜視図である。 1…キャップ、2…キャップ本体、3…蓋体、4…ヒン
ジ、6…ノズル、10…容器、22…雄ねじ、24…口
部、25…位置決め突部、31…雌ねじ、32…位置決
め凹部、33…弾性変形部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】互いに螺着されるキャップと容器との間
    に、キャップの取付け方向を決める凹凸嵌合部が設けら
    れ、前記キャップは、容器に螺着されるねじ部を有する
    筒部と、この筒部上端に接合されて容器の口部を密封す
    るシール層の上面に密着しまたは前記口部上端に直接密
    着する天井部とから構成され、この天井部には、容器の
    口部内に連通する内容物流出用のノズルと、口部上端が
    密着する部分よりも外周側で且つ前記筒部との接合部よ
    りも内周側に位置するリング状の弾性変形部とが形成さ
    れていることを特徴とするキャップを有する容器。
JP1987035757U 1987-03-10 1987-03-10 キヤツプを有する容器 Expired - Lifetime JPH0613118Y2 (ja)

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JPS63144458U JPS63144458U (ja) 1988-09-22
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Families Citing this family (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4431460B2 (ja) * 2004-08-06 2010-03-17 ハウス食品株式会社 シール付きガラス容器
JP5641784B2 (ja) * 2010-05-28 2014-12-17 花王株式会社 容器

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