JPS6326121Y2 - - Google Patents

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JPS6326121Y2
JPS6326121Y2 JP1983196861U JP19686183U JPS6326121Y2 JP S6326121 Y2 JPS6326121 Y2 JP S6326121Y2 JP 1983196861 U JP1983196861 U JP 1983196861U JP 19686183 U JP19686183 U JP 19686183U JP S6326121 Y2 JPS6326121 Y2 JP S6326121Y2
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JP
Japan
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bottle
outer case
tightening
tightening body
thermos flask
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JP1983196861U
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JPS60103436U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 技術分野 本考案は魔法瓶の底部構造に関するものであ
る。
従来技術およびその問題点 一般に、携帯用や卓上用等として用いられる魔
法瓶の構造の1つとして、内容物を収容する中瓶
が、外装ケース内でその底部に設けられた締上げ
体により押し上げられて、上記外装ケース内に固
定された、所謂中瓶締上げ式と呼ばれるものが知
られている。
第1図ないし第3図は、この種の魔法瓶の構造
の一例を示すものである。
第1図において図中符号1が中瓶締上げ式の魔
法瓶を示すもので、この魔法瓶1では、ステンレ
ス等の金属からなる真空二重構造の中瓶2がポリ
プロピレン等の硬質の合成樹脂からなる外装ケー
ス3内に設けられ、この外装ケース3の底部には
底蓋4が螺合されている。そして第2図にその底
部構造として示すように、この底蓋4はその中央
部が開口され、この開口部にこれから連続して上
方に延びる円筒状の内壁部4aが形成されてい
る。この内壁部4aにはその上端部から下方に所
定長さねじ部4bが形成されこのねじ部4bに締
上げ体5が螺合されている。この締上げ体5は第
3図にその詳細を示すように、その外観が略円筒
状のもので、その外周部に設けられたねじ部5a
により上記底蓋4のねじ部4bに螺合されてい
る。そしてこの締上げ体5の上端面が上記中瓶2
の底面2aに接してこれを押し上げて保持する支
持面5bとされ、さらにこの締上げ体5の内部に
は上記支持面5bから幾分下方に位置する段部5
c,5cが形成されている。この段部5c,5c
はそれぞれの上面が所定幅を有する円弧状のもの
で、この締上げ体5の底部中央に設けられた略円
形状の底板部5dを挾んで互いに対峙するように
して設けられている。そしてこの段部5c,5c
はそれぞれ中空の段部とされ、その底部が開口さ
れて開口部6,6が形成されている。そしてこの
締上げ体5は第1図に示すように、その開口部
6,6に図示されない治具が係合されて回動さ
れ、上方へと締め込まれる。これにより上記中瓶
2はその底面2aが上記締上げ体5の支持面5b
で押し上げられ、その上端部が上記外装ケース3
上端縁部に設けられたパツキン7を押圧するよう
にされている。よつてこの中瓶2はその上端部と
外装ケース3の上端部との間が押圧された上記パ
ツキン7で気密にされ、この外装ケース3内に固
定されている。
このような底部構造を有する魔法瓶1は、その
締上げ体5を締め込むことにより中瓶2が押し上
げられ、上端部がパツキン7を押圧して、この外
装ケース3内に固定されると共に、外装ケース3
との気密性を保つようにされている。したがつて
このような構台の魔法瓶1では、その中瓶2や外
装ケース3の加工精度に多少の誤差が生じても、
締上げ体5の締め込み程度を調整することによる
パツキン7の収縮量により、ある程度はその誤差
を吸収することができるという利点があつた。
しかしながら、このうな魔法瓶1では、室内で
使用される場合、および特にその使用温度範囲が
広い携帯用の魔法瓶として用いられる場合、この
使用温度の変化に起因する中瓶2と外装ケース3
との熱膨張差により、その気密性が損なわれる恐
れがあつた。すなわち、上記中瓶2として用いら
れるステンレス鋼の線膨張係数は約16×10-6であ
り、上記外装ケース3として用いられるポリプロ
ピレンのそれは約11×10-5であるため、例えば20
℃にて組み立てられた長さが300mmの魔法瓶が夏
期の自動車内等の周囲温度が80℃の場所に置かれ
た場合を仮定すると、これらの最大熱膨張差は約
1.7mmとなり、よつて外装ケース3は中瓶2より
相対的に1.7mm余分に伸びることになる。このた
め、周囲温度が上昇すると中瓶2がパツキン7を
押圧する力は減少し、気密性が低下する。また、
この際に外部よりこの魔法瓶に何等かの衝撃が加
わると、内容物を収容した中瓶2には、外装ケー
ス3内でその慣性力に起因するこれを移動させる
力が加わる。このため中瓶2とパツキン7との間
が瞬間的に隔れ、内容物の漏洩を生じたり、また
パツキン7が損傷したり、さらに著るしい場合に
は、中瓶2と外装ケース3との位置ズレを起こし
たりする恐れがあつた。
考案の目的 本考案は上記事情に鑑みてなされたもので、外
部から受ける温度変化や衝撃に対しても確実に中
瓶と外装ケースとの間の気密性を保持し得る魔法
瓶の底部構造を提供することを目的とするもので
ある。
考案の構成 本考案に係る魔法瓶の底部構造は、内容物を収
容する金属製の中瓶を外装ケース内に挿入し、こ
の中瓶の底部を上記外装ケース底部に設けられた
締上げ体の支持面で押し上げて上記外装ケース内
に一体的に固定してなる中瓶締上げ式の魔法瓶の
底部構造であつて、上記締上げ体の一部に、上記
中瓶を上方に付勢する弾性支持体を上記締上げ体
の支持面上に突出するように設け、かつ少なくと
も常温時に上記締上げ体の支持面を上記中瓶の底
部に当接させてなるものである。
考案の具体的な構成 第4図および第5図は本考案の魔法瓶の底部構
造の一実施例を示すものであり、第1図ないし第
3図に示したものと同一構成部分には同一符号を
付してその説明を簡略化する。
第4図および第5図において、この魔法瓶の底
部構造では、さらに弾性支持体8が設けられてい
る。この弾性支持体8は、ゴムやコイルバネ等の
所要の弾力性を有する材料からなる円筒状のもの
で、その外径は上記締上げ体5の底板部5dの外
径と略等しくされている。これにより、この弾性
支持体8は第5図に示すように、上記締上げ体5
の段部5c,5c間に挿入され、その底板部5d
上に載置される。そしてこの弾性支持体8の自由
高さは上記締上げ体5の支持面5b位置よりも高
いものとされ、その差は上述の中瓶2と外装ケー
ス3との最大熱膨張差より幾分大きいものとされ
ている。したがつてこの弾性支持体8の載置され
た締上げ体5は、その開口部6,6に係合された
治具により回動され、上記底蓋4に締め込まれる
に従つて、先ず上記弾性支持体8の上端面が上記
中瓶2の底面2aに当接する。そして再に上記締
上げ体5が締め込まれるに連れて中瓶2は上記弾
性支持体8により押し上げられ、その上端部が上
記パツキン7を押圧するとともに、この弾性支持
体8は次第に、自らも除々に圧縮され、所定長さ
圧縮されると次に締上げ体5の支持面5bがこの
中瓶2の底面2aに当接する。そして更にこの締
上げ体5を所定位置まで締め込むことにより中瓶
2は、外装ケース3内に強固に固定されることに
なる。
考案の具体的な作用 このような底部構造の魔法瓶では、その弾性支
持体8を、この魔法瓶が使用される温度範囲にお
ける中瓶2と外装ケース3との最大熱膨張差以上
に圧縮して中瓶2の下部に取り付けてある。この
ため仮に外装ケース3が中瓶2に対して最大に変
位しても、末だこの弾性支持体8は中瓶2と締上
げ体5との間で、圧縮された状態に保たれてい
る。従つてこの弾性支持体8は、この魔法瓶の使
用される周囲温度が変化しても、常に中瓶2を押
し上げるようにされているので、パツキン7は常
に押圧されており、よつて中瓶2と外装ケース3
との間に気密性が損なわれることがない。
しかもこの魔法瓶では、常にその中瓶2が上記
の圧縮された弾性支持体8の付勢力で押し上げら
れているので、従来の底部構造の魔法瓶に比べ、
外装ケースの内により強固に固定されており、よ
つて外部よりの衝撃に対してより強い構造とされ
ている。
発明の効果 以上説明したように本考案の魔法瓶の底部構造
は、内容物を収容する金属製の中瓶を外装ケース
に挿入し、この中瓶の底部を上記外装ケース底部
に設けられた締上げ体の支持面で押し上げて上記
外装ケース内に一体的に固定してなる中瓶締上げ
式の魔法瓶の底部構造であつて、上記締上げ体の
一部に、上記中瓶を上方に付勢する弾性支持体を
上記締上げ体の支持面上に突出するように設け、
かつ少なくとも常温時に上記締上げ体の支持面を
上記中瓶の底部に当接させてなるものである。
よつてこの魔法瓶は、その使用される周囲温度
が変化しても、上記外装ケースと上記中瓶との間
には常に押圧力が保持されているため、気密性が
損なわれることがない。
しかも、この中瓶は上記締上げ体による押し上
げ力と上記弾性支持体の付勢力との合力により押
し上げられ、上記外装ケース内に強固に一体化し
た状態で固定され、外部からの衝撃に対して強い
ものとされているので、携帯用等の比較的乱暴な
取扱いを受ける用途の魔法瓶としても極めて優れ
たものである。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は従来の中瓶締上げ式の魔
法瓶の構造の一例を示すもので、第1図はその全
体の構造を示す概略断面図、第2図はその底部構
造を示す概略断面図、第3図は締上げ体の構造を
示す斜視図、第4図および第5図は本考案の魔法
瓶の底部構造の一実施例を示すもので、第4図は
その概略断面図、第5図は締上げ体および弾性支
持体の係合状態を示す斜視図である。 1……魔法瓶、2……中瓶、3……外装ケー
ス、5……締上げ体、5b……支持面、5d……
底板部、8……弾性支持体、2a……底面。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 内容物を収容する金属製の中瓶を外装ケース内
    に挿入し、この中瓶の底部を上記外装ケース底部
    に設けられた締上げ体の支持面で押し上げて上記
    外装ケース内に一体的に固定してなる中瓶締上げ
    式の魔法瓶の底部構造であつて、上記締上げ体の
    一部に、上記中瓶を上方に付勢する弾性支持体を
    上記締上げ体の支持面上に突出するように設け、
    かつ少なくとも常温時に上記締上げ体の支持面を
    上記中瓶の底部に当接させてなることを特徴とす
    る魔法瓶の底部構造。
JP19686183U 1983-12-21 1983-12-21 魔法瓶の底部構造 Granted JPS60103436U (ja)

Priority Applications (1)

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JP19686183U JPS60103436U (ja) 1983-12-21 1983-12-21 魔法瓶の底部構造

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JP19686183U JPS60103436U (ja) 1983-12-21 1983-12-21 魔法瓶の底部構造

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Publication Number Publication Date
JPS60103436U JPS60103436U (ja) 1985-07-15
JPS6326121Y2 true JPS6326121Y2 (ja) 1988-07-15

Family

ID=30422107

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JP19686183U Granted JPS60103436U (ja) 1983-12-21 1983-12-21 魔法瓶の底部構造

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS489700U (ja) * 1971-06-16 1973-02-02
JPS5426930U (ja) * 1977-07-27 1979-02-22

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58167633U (ja) * 1982-05-01 1983-11-08 タケフジ産業株式会社 保温性ポツト

Patent Citations (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS489700U (ja) * 1971-06-16 1973-02-02
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JPS60103436U (ja) 1985-07-15

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