JPS5833081Y2 - タンクフタのシ−ル装置 - Google Patents
タンクフタのシ−ル装置Info
- Publication number
- JPS5833081Y2 JPS5833081Y2 JP1048279U JP1048279U JPS5833081Y2 JP S5833081 Y2 JPS5833081 Y2 JP S5833081Y2 JP 1048279 U JP1048279 U JP 1048279U JP 1048279 U JP1048279 U JP 1048279U JP S5833081 Y2 JPS5833081 Y2 JP S5833081Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tank
- tank lid
- lid
- sealing device
- ring
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、フタを有する比較的薄肉の内圧タンクにおけ
るタンクフタのシール装置に係り、特にシール部材とし
てOリング等の可撓性を有するリング状シール部材を使
用するシール装置に関する。
るタンクフタのシール装置に係り、特にシール部材とし
てOリング等の可撓性を有するリング状シール部材を使
用するシール装置に関する。
従来、フタを有する比較的薄肉の内圧タンクにおけるタ
ンク本体とタンクフタとの間のシール手段として、第1
図ないし第3図に示すように、Oリング等のリング状シ
ール部材1を用い、該リング状シール部材に適合したシ
ール溝2を設け、かつリング状シール部材に適合したつ
ぶし代を設けてシールする方法が取られてきたが、これ
らには次のような欠点があった。
ンク本体とタンクフタとの間のシール手段として、第1
図ないし第3図に示すように、Oリング等のリング状シ
ール部材1を用い、該リング状シール部材に適合したシ
ール溝2を設け、かつリング状シール部材に適合したつ
ぶし代を設けてシールする方法が取られてきたが、これ
らには次のような欠点があった。
すなわち、第1図および第2図のように、リング状シー
ル部材1を使用し、シール溝2に相当する部分を持った
タンク本体3とタンクフタ4をプレス成形しだものにあ
っては、シール溝を有する結果として、タンク本体3お
よびタンクフタ4の・フランジ部3a、4aの直径が大
きくなり、かつこの両者をネジ5で締結する締結点がタ
ンクの中心から遠くなるため、フランジ部3 a 、4
aが内圧に対して変形し易い構造となり、またリング
状シール部材1のつぶし代を大きく取ろうとすると、そ
れに対応した剛性をフランジ部3 a 、4 aに与え
るため、肉厚を厚くしなければならなくなる。
ル部材1を使用し、シール溝2に相当する部分を持った
タンク本体3とタンクフタ4をプレス成形しだものにあ
っては、シール溝を有する結果として、タンク本体3お
よびタンクフタ4の・フランジ部3a、4aの直径が大
きくなり、かつこの両者をネジ5で締結する締結点がタ
ンクの中心から遠くなるため、フランジ部3 a 、4
aが内圧に対して変形し易い構造となり、またリング
状シール部材1のつぶし代を大きく取ろうとすると、そ
れに対応した剛性をフランジ部3 a 、4 aに与え
るため、肉厚を厚くしなければならなくなる。
さらに、シール溝2に相当する部分はプレス成形せねば
ならず、特に第2図に示す1ような場合にはプレス型が
複雑かつ精度を要し、高価となる欠点を有している。
ならず、特に第2図に示す1ような場合にはプレス型が
複雑かつ精度を要し、高価となる欠点を有している。
他方、第3図に示すように、プレス型を使用せず、シー
ル溝2を切削によって加工する場合、シール溝2の加工
を施すフランジリング6の板厚は厚くなり、加工費、材
料費共に高くなり、しかもタンク本体3と溶接を行なわ
なければならないので、溶接の手間を要すると共に、溶
接による歪が発生してフランジリング6が歪み、フラン
ジ面の平面性が失なわれ、シール不良を起こす恐れがあ
った。
ル溝2を切削によって加工する場合、シール溝2の加工
を施すフランジリング6の板厚は厚くなり、加工費、材
料費共に高くなり、しかもタンク本体3と溶接を行なわ
なければならないので、溶接の手間を要すると共に、溶
接による歪が発生してフランジリング6が歪み、フラン
ジ面の平面性が失なわれ、シール不良を起こす恐れがあ
った。
本考案は、前述したような欠点を除去し、構造簡単にし
て確実なシール性を有し、安価に製造することので゛き
るタンクフタのシール装置を提出するものである。
て確実なシール性を有し、安価に製造することので゛き
るタンクフタのシール装置を提出するものである。
以下本考案の一実施例を示す第4図について説明する。
13はタンク本体、14はタンクフタであり、これらは
共に薄板金属板からプレス成形によって製作され、両者
には締結のための平らなフランジ部13 a 、14
aが一体成形されている。
共に薄板金属板からプレス成形によって製作され、両者
には締結のための平らなフランジ部13 a 、14
aが一体成形されている。
フランジ部13 a 、14 aの互いに接触する平ら
な部分である締結面とタンク本体13およびタンクフタ
14の内面(第4図においては円筒部内面)との間には
、後述するようにリング状シール部材1を嵌入するのに
適した曲率を有する曲面13b、14bが形成されてい
る。
な部分である締結面とタンク本体13およびタンクフタ
14の内面(第4図においては円筒部内面)との間には
、後述するようにリング状シール部材1を嵌入するのに
適した曲率を有する曲面13b、14bが形成されてい
る。
またタンク本体13には、タンク内径と同径の外径を有
する円筒状のバックアップ筒7が、例えばスポット溶接
などにより取付けられている。
する円筒状のバックアップ筒7が、例えばスポット溶接
などにより取付けられている。
なお、このバックアップ筒7は、タンク本体13にタン
クフタ14を組付けたとき、両者の前記締結面から内方
に伸びる前記曲面13 b 、14 bの部分を少なく
とも半分以上被うようになっている。
クフタ14を組付けたとき、両者の前記締結面から内方
に伸びる前記曲面13 b 、14 bの部分を少なく
とも半分以上被うようになっている。
本考案は、前記タンク本体13およびタンクフタ14の
曲面13b、14bとバックアップ筒7によって形成さ
れる環状溝12内にリング状シール部材1を嵌入し、フ
ランジ部13 a 、14 aをその締結面が密着する
まで、両者をネジ5にて締付けることにより、シールを
行なうようにしたものである。
曲面13b、14bとバックアップ筒7によって形成さ
れる環状溝12内にリング状シール部材1を嵌入し、フ
ランジ部13 a 、14 aをその締結面が密着する
まで、両者をネジ5にて締付けることにより、シールを
行なうようにしたものである。
すなわち、タンクフタ14を取付ける前に、リング状シ
ール部材1をバックアップ筒7の外周に嵌め、該バック
アップ筒7とタンク本体13の曲面13bにて形成され
る溝内に前記リング状シール部材1をのぞませ、次いで
タンクフタ14を被せ、ネジ5にてフランジ部13 a
、14 aを締付ければ、リング状シール部材1はバ
ックアップ筒7にてリング内径を拘速されているため、
側曲面13b、14bの挟圧により適当なつぶし代を与
えられ、タンク内圧のシールを行なう。
ール部材1をバックアップ筒7の外周に嵌め、該バック
アップ筒7とタンク本体13の曲面13bにて形成され
る溝内に前記リング状シール部材1をのぞませ、次いで
タンクフタ14を被せ、ネジ5にてフランジ部13 a
、14 aを締付ければ、リング状シール部材1はバ
ックアップ筒7にてリング内径を拘速されているため、
側曲面13b、14bの挟圧により適当なつぶし代を与
えられ、タンク内圧のシールを行なう。
前記曲面13 b 、14 bの曲率半径は、リング状
シール部材1の太さと、そのつぶし代によって幾何学的
に決定される。
シール部材1の太さと、そのつぶし代によって幾何学的
に決定される。
なお、第4図に示した実施例においては、プレス成形性
とリング状シール部材1に対する曲面13 b 、14
bの面圧を高めてシール効果を高めるため、前記曲面
13 b 、14 bをリング状シール部材1に対して
凸の曲面としたが、これとは逆に凹の曲面または単なる
傾斜面、さらには段状の凹面としてもよいことは言うま
でもない。
とリング状シール部材1に対する曲面13 b 、14
bの面圧を高めてシール効果を高めるため、前記曲面
13 b 、14 bをリング状シール部材1に対して
凸の曲面としたが、これとは逆に凹の曲面または単なる
傾斜面、さらには段状の凹面としてもよいことは言うま
でもない。
またバックアップ筒7は曲面13b、14bを完全に被
う必要はないが、第4図に示したように、その先端をそ
れが対向するタンクフタ14の内面に係合するようにし
ておけば、該タンクフタ14をタンク本体13に組付け
る際の正確な位置合せの役割を果し、特別な組立技術を
要しない利点が得られ、容易に完全なシールが可能とな
る。
う必要はないが、第4図に示したように、その先端をそ
れが対向するタンクフタ14の内面に係合するようにし
ておけば、該タンクフタ14をタンク本体13に組付け
る際の正確な位置合せの役割を果し、特別な組立技術を
要しない利点が得られ、容易に完全なシールが可能とな
る。
なお、バックアップ筒7とタンク本体13との間の取付
けには気密性を要さず、前述したようにスポット溶接等
にて固設するのみでよい。
けには気密性を要さず、前述したようにスポット溶接等
にて固設するのみでよい。
さらにまた、前述した実施例においては、タンク本体1
3とタンクフタ14の両方に対称的に曲面13 b 、
14 bおよびそれに続くフランジ部13 a 、14
aを設けた例を示したが、いずれか一方は、他方のフラ
ンジ部の締結面に接する平面から直接内面となるように
してもよいことは言うまでもなく、この場合、平面側の
方にバックアップ筒7を設けてもよいことはもちろんで
ある。
3とタンクフタ14の両方に対称的に曲面13 b 、
14 bおよびそれに続くフランジ部13 a 、14
aを設けた例を示したが、いずれか一方は、他方のフラ
ンジ部の締結面に接する平面から直接内面となるように
してもよいことは言うまでもなく、この場合、平面側の
方にバックアップ筒7を設けてもよいことはもちろんで
ある。
以上述べたようなシール装置とすることにより、フラン
ジ径が小さくなり、ネジによる締結点を内側に寄せるこ
とができることと、曲面または傾斜面等のリブ効果およ
びタンク内面により近い部分がリング状シール部材に接
触するため、該リング状シール部材が接触するシール部
の剛性を高くでき、このため内圧によるシール部の変形
量を小さくでき、したがって同一タンク板厚でより高圧
まで使用することが可能となる。
ジ径が小さくなり、ネジによる締結点を内側に寄せるこ
とができることと、曲面または傾斜面等のリブ効果およ
びタンク内面により近い部分がリング状シール部材に接
触するため、該リング状シール部材が接触するシール部
の剛性を高くでき、このため内圧によるシール部の変形
量を小さくでき、したがって同一タンク板厚でより高圧
まで使用することが可能となる。
またフランジ部の平面度が少々悪くても、シール面は内
面により近い位置で、プレス成形により比較的正確に成
形されているのでシール性には影響せず、かつ前記リブ
効果によりフランジ部の部分的な締付けによる波打ちの
影響もほとんど受けないので、特別に高度の組立技術を
要することなく、確実なシールができる。
面により近い位置で、プレス成形により比較的正確に成
形されているのでシール性には影響せず、かつ前記リブ
効果によりフランジ部の部分的な締付けによる波打ちの
影響もほとんど受けないので、特別に高度の組立技術を
要することなく、確実なシールができる。
さらにまた、タンク本体およびタンクフタの形状は簡単
であり、これらの一方に筒状のバックアップ筒を取付け
るだけであるため、構造が簡単で、安価に製作し得る等
、非常に大きな効果が得られる。
であり、これらの一方に筒状のバックアップ筒を取付け
るだけであるため、構造が簡単で、安価に製作し得る等
、非常に大きな効果が得られる。
第1図ないし第3図は従来のタンクフタのシール装置の
それぞれ異なる例を示す断面図、第4図は本考案の一実
施例を示す断面図である。 1・・・・・・リング状シール部材、2・・・・・・シ
ール溝、3゜13・・・・・・タンク本体、4.14・
・−・タンクフタ、3 a 、4a 、13 a 、1
4 a・・・・・・フランジ部、13b、14b・・・
・・・曲面、5・・・・・・ネジ、6・・・・・・フラ
ンジリング、7・・・・・・バックアップ筒。
それぞれ異なる例を示す断面図、第4図は本考案の一実
施例を示す断面図である。 1・・・・・・リング状シール部材、2・・・・・・シ
ール溝、3゜13・・・・・・タンク本体、4.14・
・−・タンクフタ、3 a 、4a 、13 a 、1
4 a・・・・・・フランジ部、13b、14b・・・
・・・曲面、5・・・・・・ネジ、6・・・・・・フラ
ンジリング、7・・・・・・バックアップ筒。
Claims (1)
- 1.少なくともいずれか一方にフランジ部を一体成形し
たタンク本体とタンクフタを該フランジ部にて締結して
構成される薄肉の内圧タンクにおけるタンクフタのシー
ル装置において、フランジ部の締結面からタンク本体お
よび/またはタンクフタの内面につながる部分に傾斜面
、段状凹面または適当な曲率を有する曲面を設けると共
に、前記タンク本体またはタンクフタのいずれか一方に
前記傾斜面等とにより環状溝を形成するバックアップ筒
を設け、前記環状溝内にリング状シール部材を嵌入する
ようにしたことを特徴とするタンクフタのシール装置。 2、バックアップ筒の先端が、これに対向するタンクフ
タまたはタンク本体の内面に係合するように構成されて
いる実用新案登録請求の範囲第1項記載のタンクフタの
シール装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1048279U JPS5833081Y2 (ja) | 1979-01-30 | 1979-01-30 | タンクフタのシ−ル装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1048279U JPS5833081Y2 (ja) | 1979-01-30 | 1979-01-30 | タンクフタのシ−ル装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS55110470U JPS55110470U (ja) | 1980-08-02 |
JPS5833081Y2 true JPS5833081Y2 (ja) | 1983-07-23 |
Family
ID=28823157
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1048279U Expired JPS5833081Y2 (ja) | 1979-01-30 | 1979-01-30 | タンクフタのシ−ル装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5833081Y2 (ja) |
-
1979
- 1979-01-30 JP JP1048279U patent/JPS5833081Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS55110470U (ja) | 1980-08-02 |
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