JPH074394Y2 - 止水栓 - Google Patents

止水栓

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JPH074394Y2
JPH074394Y2 JP10051089U JP10051089U JPH074394Y2 JP H074394 Y2 JPH074394 Y2 JP H074394Y2 JP 10051089 U JP10051089 U JP 10051089U JP 10051089 U JP10051089 U JP 10051089U JP H074394 Y2 JPH074394 Y2 JP H074394Y2
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flange
flanges
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吉正 吉田
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有限会社インター工業
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【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) 本考案は、鋼管内への異物の流入等を防止するための止
水栓に関する。
(従来の技術) 配管の端部をシールすることにより、配管内への土砂や
水の流入を防止したり、あるいは配管内の残留ガスの外
部への漏洩を防止するための装置として、第3図に示す
ような止水栓1が知られている。
第3図に示す従来の止水栓1は、皿状に形成された2つ
のフランジ2,3のうちの一方のフランジ2に、通孔4を
貫通してボルト5が溶接により固着されており、このボ
ルト5の先端は、他方のフランジ3に穿設された通孔6
を介して蝶ナット7が螺合するようになっている。ま
た、半断面が「C」型である環状に成形されたゴム製の
シール材8は、両フランジ2,3の外周に形成された保持
部10に保持されており、この状態から、蝶ナット7を締
め付けると、両フランジ2,3の保持部10で前記シール材
8の両側を挟圧し、これによってシール材8が放射状に
膨出して、配管11とのシールを行うようになっている。
(考案が解決しようとする課題) このように従来の止水栓にあっては、フランジを互いに
近接させることによりシール材の両側を挟圧し、この力
によって膨出するシール材の弾性力を利用して配管との
シールを行っている。すなわち、シール材と配管との接
触部分に止水栓の半径方向に加わる力は、ゴム製のシー
ル材が有する弾性力のみであることから、水、ガス等の
漏洩に対しては十分なシール性を有しているとはいえな
かった。
また、密閉すべき配管側に位置するフランジ(第3図に
示す止水栓にあってはフランジ2)に通孔4を穿設して
ボルト5を溶接固着する構造を採用した場合、通孔4と
ボルト5とのシールが不十分であると、この通孔4から
通孔6を介して、水、ガス等が配管の外部に漏洩すると
いう不具合が生じる。
本考案は、このような従来技術の問題点に鑑みてなされ
たものであり、シール性に優れた止水栓を提供すること
を目的とする。
[考案の構成] (課題を解決するための手段) 上記目的を達成するための本考案は、2つのフランジ
と、当該両フランジを連結すると共に近接離間移動させ
る締結手段と、両フランジ間に挟持されると共にシール
すべき配管の内面に当接するシール部を形成したシール
材と、両フランジ間に位置すると共に一方のフランジに
当接して該フランジの移動に伴なって移動する中間フラ
ンジとからなる止水栓であって、前記シール材には、前
記シール部の内面に摺接面を形成すると共に、前記中間
フランジに当接する環状突起を形成し、前記中間フラン
ジには、前記シール材の摺接面に沿って前記シール部を
配管の内面側に押圧する摺接面を形成したことを特徴と
する止水栓である。
また、締結手段は、一方のフランジの内面に固着したボ
ルトを他方のフランジに穿設した通孔に挿通させ、この
ボルトにナットを螺合させることが好ましい。
(作用) このように構成した本考案にあっては、締結手段を締結
すると、中間フランジがシール材の環状突起を押し潰し
ながら両フランジがシール部の両側を挟圧すると共に、
シール部は中間フランジの摺接面によって止水栓の半径
方向に押圧されて配管の内面と当接する。したがって、
シール部と配管の内面との圧接力は止水栓の半径方向に
作用することとなり、従来の止水栓に比べシール性に優
れたものとなる。
(実施例) 以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は、本考案の一実施例を示す縦断面図、第2図
は、同実施例の作用を説明する半断面図である。
第1図に示すように、本実施例の止水栓は、中央に凹所
32を有する円板状のフランジ20と、このフランジ20と同
一形状であって中央に通孔31を穿設したフランジ21とを
有している。両フランジ20,21には、凹所32から放射状
に補強用リブ33を形成しており、両フランジ20,21を後
述する締結手段24によって圧接した場合にあっても十分
な剛性をもってシール材26を挟圧し得るようになってい
る。
一方のフランジ20の内側には、締結手段24であるボルト
22を溶接固着しており、その先端を他方のフランジ21の
通孔31を挿通させた状態で、他方の締結手段であるナッ
ト23を螺合している。本実施例においては、六角ナット
23を用いたが、蝶ナットを用いれば工具を用いることな
く締付できるためより便利である。また、締結手段24
は、本実施例に限定されることなく種々の手段を用いる
ことができる。
両フランジ20,21間には、皿状に形成し、その外周縁に
配管11の内面と当接するシール部25を形成すると共に、
一方のフランジ20に当接する薄肉の底部26aに環状突起3
0を形成したゴム製シール材26を挟持している。シール
部25には、複数の「ひだ」を形成し、両フランジ20,21
の外周縁にて挟圧した際にシール部25が止水栓の軸方向
に自由に伸縮し得るように構成している。また、薄肉の
底部26aに形成した環状突起30の先端は、後述する中間
フランジ27の底部27aに当接し、この中間フランジ27が
環状突起30の先端を押圧すると、弾性変形してシール部
25が半径方向に伸縮し得るようになっている。シール材
26のシール部25の内側には、フランジ21側に向かって拡
開するテーパ面(摺接面)28を形成しており、中間フラ
ンジ27の外周縁に形成したテーパ面(摺接面)29と対応
するようになっている。なお、「34」は、このシール材
26にボルト22を挿通させるための通孔である。
中間フランジ27は、薄板を皿状にプレス成形したもので
あって、その外周縁には、前述したようにシール材26の
テーパ面28と対応したテーパ面29を形成している。この
中間フランジ27のテーパ面29は、シール材26に外力が加
わらない状態において、中間フランジ27の底部27aが環
状突起30に当接し、かつシール材26のテーパ面28と当接
するように形成することが望ましい。また、本実施例の
ようにテーパ形状とすれば、プレス成形時の抜きが容易
となる効果も備えることとなる。
「35」は、中間フランジ27にボルト22を挿通させるため
の通孔である。中間フランジ27は、金属、あるいは合成
樹脂により構成することができ、何れにあっても、環状
突起30を押圧してシール部25を半径方向に伸縮させ、か
つシール材26のテーパ面28を押圧してシール部25を配管
11の内面に向かって十分な力で押圧し得る剛性を有して
いれば良い。
次に、第2図を参照しつつ本実施例の作用を説明する。
このように構成した本実施例に係る止水栓にあっては、
止水栓を配管11内に挿入し、ボルト22とナット23とを締
め付けて行くと、中間フランジ27がシール材26の環状突
起30を押し潰しながら両フランジ20,21がシール部25の
両側を挟圧する。ここで、環状突起30が押し潰される
と、シール材26のシール部25は、半径方向に伸長し得る
状態となるが、このとき中間フランジ27のテーパ面29が
シール材26のテーパ面28と摺接しながらシール部25を半
径方向外側に押圧するため、シール部25は配管11の内面
と当接する。このように、両フランジ20,21をボルト22
とナット23とを締め付けることにより近接させると、中
間フランジ27のテーパ面29がシール材26のテーパ面28を
止水栓の半径方向に押圧することとなり、しかもこのと
き中間フランジ27は環状突起30を押し潰すことによりシ
ール部25の半径方向の伸縮を自由にしているため、シー
ル部25と配管11の内面との圧接力は、従来の止水栓に比
べ十分大きいものとなる。
また、シール材26のシール部25を中間フランジ27によっ
てその背面から支える構成としていることから、当該シ
ール部25およびシール材26全体を薄肉化することも可能
となり、ゴムの加硫工程における加工時間を短縮できる
という効果をも備えている。
さらに、フランジ20に溶接したボルト22は、当該フラン
ジ20に通孔を穿設することなくその内側に固着している
ことから、密閉すべき配管11から水、ガス等の流体がフ
ランジ20を通過する虞れもなく、さらにシール性に優れ
たものとなる。
なお、本考案は、上述した実施例に限定されるものでは
なく、本考案の範囲内で種々に改変することが可能であ
る。例えば、上述した実施例においては、シール材26に
テーパ面28を形成し、中間フランジ27にテーパ面29を形
成したが、本考案にいう摺接面はこのようなテーパ面で
ある必要はなく、シール部25の内面を受圧する形状であ
れば良い。
[考案の効果] 以上述べたように本考案によれば、2つのフランジと、
当該両フランジを連結すると共に近接離間移動させる締
結手段と、両フランジ間に挟持されると共にシールすべ
き配管の内面に当接するシール部を形成したシール材
と、両フランジ間に位置すると共に一方のフランジに当
接して該フランジの移動に伴なって移動する中間フラン
ジとからなる止水栓であって、前記シール材には、前記
シール部の内面に摺接面を形成すると共に、前記中間フ
ランジに当接るう環状突起を形成し、前記中間フランジ
には、前記シール材の摺接面に沿って前記シール部を配
管の内面側に押圧する摺接面を形成したため、シール部
と配管の内面との圧接力は止水栓の半径方向に作用する
こととなり、従来の止水栓に比べシール性に優れたもの
となる。
また、一方のフランジの内面に固着したボルトを他方の
フランジに穿設した通孔に挿通させ、このボルトにナッ
トを螺合させることにより締結手段を構成した本考案に
あっては、一方のフランジに通孔を穿設する必要がない
ため、シール性がより向上すると共に、ボルト溶接時の
シール精度が不必要となってコストダウンに寄与するこ
ととなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の一実施例を示す縦断面図、第2図
は、同実施例の作用を説明する半断面図、第3図は、従
来の止水栓を示す縦断面図である。 11…配管、20,21…フランジ、22…ボルト、23…ナッ
ト、24…締結手段、25…シール部、26…シール材、27…
中間フランジ、28,29…テーパ面(摺接面)、30…環状
突起、31…通孔。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】2つのフランジ(20,21)と、当該両フラ
    ンジ(20,21)を連結すると共に近接離間移動させる締
    結手段(24)と、両フランジ(20,21)間に挟持される
    と共にシールすべき配管(11)の内面に当接するシール
    部(25)を形成したシール材(26)と、両フランジ(2
    0,21)間に位置すると共に一方のフランジ(21)に当接
    して該フランジ(21)の移動に伴なって移動する中間フ
    ランジ(27)とからなる止水栓であって、 前記シール材(26)には、前記シール部(25)の内面に
    摺接面(28)を形成すると共に、前記中間フランジ(2
    7)に当接する環状突起(30)を形成し、 前記中間フランジ(27)には、前記シール材(26)の摺
    接面(28)に沿って前記シール部(25)を配管(11)の
    内面側に押圧する摺接面(29)を形成したことを特徴と
    する止水栓。
  2. 【請求項2】前記締結手段は、一方のフランジの内面に
    固着したボルトを他方のフランジに穿設した通孔に挿通
    させ、このボルトにナットを螺合させてなることを特徴
    とする請求項第1項記載の止水栓。
JP10051089U 1989-08-30 1989-08-30 止水栓 Expired - Lifetime JPH074394Y2 (ja)

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JP3325160B2 (ja) * 1995-07-03 2002-09-17 クロダイト工業株式会社 止水バッグ挿通孔の止水栓装置及びそれに用いる止水栓

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