JPH0430128Y2 - - Google Patents

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JPH0430128Y2
JPH0430128Y2 JP1984113950U JP11395084U JPH0430128Y2 JP H0430128 Y2 JPH0430128 Y2 JP H0430128Y2 JP 1984113950 U JP1984113950 U JP 1984113950U JP 11395084 U JP11395084 U JP 11395084U JP H0430128 Y2 JPH0430128 Y2 JP H0430128Y2
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JP
Japan
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seal ring
neck
cap
fillet
cap body
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JP1984113950U
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JPS6127854U (ja
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
  • Closures For Containers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 考案の技術分野 本考案は、自動車等の燃料タンクに用いられる
キヤツプのシール装置に関し、特に燃料タンクの
フイラネツクとこれを閉塞するキヤツプ体間に介
在されるシールリングの改良に関するものであ
る。
(ロ) 従来技術と問題点 燃料タンクのフイラネツクとこれに螺合される
キヤツプ体間のシールはO−リングによつて行な
われるのが一般であり、そのO−リング構造には
実開昭58−126973号公報に示される如く種々のも
のが提案されている。
第7図〜第9図はこのような従来のキヤツプ用
シールリングの例を示すもので、第7図に示すよ
うにシールリング1の断面形状を真円にしたも
の、第8図に示すようにシールリング1の外周側
にV字状のカツト溝2を形成したもの、あるいは
第9図に示す如くシールリング1の断面形状を略
逆L字状にしたものなどがあり、これらシールリ
ング1はキヤツプ体3の螺合部3aの首部分に装
着され、螺合部3aを燃料タンクのフイラネツク
4に螺し締め付けたとき、シールリング1を螺合
部3aの首部外周及びフイラネツク4の傾斜上端
面4aに圧接させることでキヤツプ体3とフイラ
ネツク4間のシールリングを行なうようになつて
いる。
しかし、上記第7図に示すシールリング1の場
合はキヤツプ体3の締付けによる弾性変形量が少
ないため、シールリング1が圧接するキヤツプ体
3及びフイラネツク4の接触面の精度が高くない
と、シール性能が低下し、そしてキヤツプ体3の
締付け力を大きくすると、フイラネツク4のシー
ルリング圧接面が変形してしまうなどの問題があ
る。
また、第8図、第9図に示すシールリング1の
場合は、真円のシールリングに比し変形し易く、
かつフイラネツク4の加工精度の影響を緩和でき
るが、いずれも片側(外周側)だけが切欠き構造
になつているため、外周側の圧縮変形は容易であ
るものの、傾斜上端面4a及び首部外周面に対す
る圧縮変形が十分でなくシール性能に問題があつ
た。
(ハ) 考案の目的 本考案は上記のような従来の問題を解決するた
めになされたもので、その目的とするところは、
シールリングの圧縮変形を容易にするとともにシ
ール性能の向上を図るようにしたキヤツプ用シー
ル装置を提供するにある。
(ニ) 考案の構成 上記目的を達成するために本考案のキヤツプ用
シール装置は、タンクのフイラネツクとこれに螺
着されるキヤツプ体間をシールリングによりシー
ルするキヤツプ用シール装置において、上記シー
ルリングに、その外周側斜め上方及び内周側斜め
下方に向け各別に開放する少なくとも1個のV字
状溝を全周に亘り形成したものである。
(ホ) 考案の実施例 以下、本考案の実施例を図面について説明す
る。
第1図〜第3図は本考案の一例を示すもので、
燃料タンク10のフイラネツク11にはキヤツプ
体12の螺合部12aが螺合され、そして上記フ
イラネツク11の傾斜端面11aとキヤツプ体1
2のフランジ部12bの間にはリング状のシール
リング13が介在されている。
上記シールリング13には、第2図に示す如く
外周側斜め上方及び内周側斜め下方に向け開放す
るV字状溝14,15がほぼ軸対称に全周に亘り
形成されている。
従つて、フイラネツク11の傾斜端面11aと
キヤツプ体12のフランジ部12b間に介在され
た上記シールリング13がキヤツプ体12のフイ
ラネツク11への螺入締付けに伴い加圧される
と、外周側及び内周側のV字状溝14,15が第
3図に示す如く閉じる状態に容易に変形されると
ともに、傾斜端面11aとキヤツプ体12の首部
外周面12cとで形成される鋭角状の空所16内
に楔状となつて押し込まれる。このため、傾斜端
面11a及び首部外周面に対する接触面積が大き
くなり、そのシール性能を良好にする。このと
き、シールリング13にはV字状溝15が設けて
あるため、鋭角状空所16に沿うシールリング1
3の弾性変形が容易となり、キヤツプ体12を強
く締め付けなくともシール性能を十分に発揮し得
るほか、フイラネツク11のシールリング接触面
を変形することもなくなる。しかも、V字状溝1
4と15は相対向する位置に設けられているた
め、シールリング13の鋭角状空所16に対する
変形をさらに容易にすることになる。
第4図〜第6図はそれぞれ本考案におけるシー
ルリングの他の実施例を示すもので、第4図はシ
ールリング13の外周側及び内周側に形成される
V字状溝14,15を軸非対称とし、かつ内周側
の溝15を外周側の溝14より小さくしたもので
ある。また、第5図はシールリング13の外周側
及び内周側に形成されるV字状溝14,15を軸
対称とし、そしてこれらV字状溝14,15の底
部を、これに亀裂が入りにくいように、かつシー
ルリング13が圧縮変形し易いように円形にした
ものであり、さらに第6図はシールリング13の
外周側及び外周側に形成されるV字状溝14,1
5を軸対称とし、その底部を円弧状にしたもので
ある。
上記の各実施例においても上記第2図の実施例
と同様な効果が得られる。
なお、本考案においてはV字状溝は2個以上で
あつても良い。
(ヘ) 考案の効果 以上説明した通り本考案によれば、シールリン
グに、その外周側斜め上方及び内周側斜め下方に
向け各別に開放する少なくとも1個のV字状溝を
形成し、このシールリングを用いてフイラネツク
とキヤツプ体間のシールを行なうようにしたの
で、シールリングの圧縮変形が容易となるととも
に、シール性能が向上し、かつキヤツプ体の締付
け力を大きくしなくともシール性能を十分に確保
でき、これに伴いフイラネツク側の変形によるガ
ス洩れを減少できるほかシールリングの径を小さ
くでき、コストダウンできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のキヤツプ用シール装置を備え
た燃料タンクフイラネツク部の断面図、第2図は
第1図におけるシールリングの拡大断面図、第3
図は本考案のシールリングの圧縮変形状態を示す
一部の拡大断面図、第4図〜第6図はそれぞれ本
考案におけるシールリングの他の実施例を示す要
部の断面図、第7図〜第9図はそれぞれ従来のキ
ヤツプ用シール装置の要部説明用断面図である。 10……燃料タンク、11……フイラネツク、
12……キヤツプ本体、13……シールリング、
14,15……V字状溝。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. タンクのフイラネツクとこれに螺着されるキヤ
    ツプ体間をシールリングによりシールするキヤツ
    プ用シール装置において、上記シールリングに、
    その外周側斜め上方及び内周側斜め下方に向け各
    別に開放する少なくとも1個のV字状溝を全周に
    亘り形成したことを特徴とするキヤツプ用シール
    装置。
JP11395084U 1984-07-26 1984-07-26 キヤツプ用シ−ル装置 Granted JPS6127854U (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11395084U JPS6127854U (ja) 1984-07-26 1984-07-26 キヤツプ用シ−ル装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11395084U JPS6127854U (ja) 1984-07-26 1984-07-26 キヤツプ用シ−ル装置

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Publication Number Publication Date
JPS6127854U JPS6127854U (ja) 1986-02-19
JPH0430128Y2 true JPH0430128Y2 (ja) 1992-07-21

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ID=30672978

Family Applications (1)

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JP11395084U Granted JPS6127854U (ja) 1984-07-26 1984-07-26 キヤツプ用シ−ル装置

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0723420Y2 (ja) * 1987-08-26 1995-05-31 オ−エム工業株式会社 自動車等の給油口キャップ

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5828987U (ja) * 1981-08-20 1983-02-24 和泉電気株式会社 ランプアダプタ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5882358U (ja) * 1981-11-29 1983-06-03 カルソニックカンセイ株式会社 燃料タンク用キヤツプ

Patent Citations (1)

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JPS5828987U (ja) * 1981-08-20 1983-02-24 和泉電気株式会社 ランプアダプタ

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Publication number Publication date
JPS6127854U (ja) 1986-02-19

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