JPH033464Y2 - - Google Patents

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JPH033464Y2
JPH033464Y2 JP1983010085U JP1008583U JPH033464Y2 JP H033464 Y2 JPH033464 Y2 JP H033464Y2 JP 1983010085 U JP1983010085 U JP 1983010085U JP 1008583 U JP1008583 U JP 1008583U JP H033464 Y2 JPH033464 Y2 JP H033464Y2
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JP
Japan
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container
lid
inner container
outer container
elastic body
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JP1983010085U
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JPS59118725U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は化粧料、食品等の内容物を気密的に収
納保持する収納容器に係るものである。
従来の技術 従来、化粧料、食品等の内容物を気密的に収納
保持する為の収納容器には、大別して2つの方法
が存在する。1つの方法は、実公昭12−5276号公
報記載の考案のごとく、収納部と蓋体とを螺着方
法により固定するものである。この方法は、パツ
キング部に強く容器の開口端を押圧することがで
き、工作精度が多少悪いものであつても、容器に
対して蓋体を進退させ、高い気密性を保持させる
ことができる利点を有している。しかしながら、
この螺着方法は収納容器の形状が、円形である場
合に限定されるとともにパツキング部に、強く容
器の開口端を押圧し過ぎて、パツキング部を変形
し気密性を損なうものとなる欠点を有していた。
また他の1つの方法は、容器の開口縁外周に係
合凹凸を形成し、この係合凹凸に、蓋体に設けた
係合凹凸を嵌合することにより、容器の開口縁
に、軸方向の位置移動を困難に蓋体を被覆嵌合し
て構成する方法である。この方法は収納容器の形
状に囚われずに蓋体の密閉ができる利点を有して
いる。しかしながら、蓋体は、容器の開口縁に、
軸方向の位置移動を困難に被覆嵌合するものであ
るから、極めて高い工作精度を要求されるものと
なる。また使用中の変形等が僅かに生じた場合に
も、気密性を保持させることが出来なくなつた
り、パツキング部に、容器の開口端を強く押圧し
過ぎてパツキング部を変形させてしまい、気密性
を損なうものとなる欠点を有していた。
考案が解決しようとする課題 本考案は上述のごとき問題点を解決しようとす
るものであつて、外容器の開口縁外周に係合凹凸
を形成し、この係合凹凸に、蓋体に設けた係合凹
凸を嵌合することにより、外容器の開口縁に、軸
方向の位置移動を困難に蓋体を被覆嵌合して構成
する収納容器に於いて、高い工作精度を必要とせ
ずに、長期間に渡つて良好な気密性を保持させる
ことが出来るようにしようとするものである。
課題を解決するための手段 本考案は上述のごとき課題を解決するため、外
容器の開口縁外周に係合凹凸を形成し、この係合
凹凸に、蓋体に設けた係合凹凸を嵌合することに
より、外容器の開口縁に、軸方向の位置移動を困
難に蓋体を被覆嵌合して構成したものに於いて、
外容器内に摺動自在に内容器を挿入し、この内容
器の下底外面と外容器の下底内面との間隔に弾性
体を挿入し、この弾性体により、外容器の開口部
方向に内容器を付勢するとともに蓋体の閉止状態
に於いて、弾性体の付勢力で蓋体の内面に設けた
パツキング部に、内容器の開口端を押圧密接し得
るようにして成るものである。
作 用 本考案は上述のごとく構成したものであるか
ら、外容器の開口縁外周に係合凹凸を形成し、こ
の係合凹凸に、蓋体に設けた係合凹凸を嵌合する
ことにより、外容器の開口縁に、軸方向の位置移
動を困難に蓋体を被覆嵌合して構成したものに於
いて、外容器の開口縁に蓋体を押圧すると、外容
器と蓋体の係合凹凸が相互に係合し、蓋体は外容
器の開口縁に被覆嵌合する。
この被覆嵌合に於いて、外容器内に摺動自在に
挿入している内容器を、蓋体が押圧して外容器の
内部方向に押圧摺動する。そして内容器の下底外
面と外容器の下底内面との間隔には、弾性体が装
着してあるから、この弾性体により内容器は、外
容器の開口部方向に内容器を付勢する。この内容
器の付勢力により、蓋体の内面に設けたパツキン
グ部に、内容器の開口端を押圧密接する。
このように、弾性体の付勢力で内容器の開口端
を蓋体のパツキング部に押圧付勢するものである
から、比較的弱い力で内容器を押圧しても確実に
全面を密接することができ、収納容器を長期間使
用しても、パツキングを変形したりすることがな
く気密性の保持を長期間確実に保つことができ
る。また、弾性体により内容器を付勢するもので
あるから、気密性を保持したままでの内容器の摺
動可能な範囲が比較的長いものとなり、収納容器
を構成する外容器、内容器、蓋体等の部材に、工
作上の誤差、時間の経過による材質変化等によつ
て、多少の寸法上の誤差、変形等が生じた場合に
も十分対応し得るものとなる。
実施例 以下本考案の一実施例を第1図、第2図に於い
て説明すれば、1は内容器で、化粧料、食品等の
内容物を収納する収納部2を形成するとともに外
周には、係合突部3を環状に若しくは一定間隔で
突出している。4は内容器1と別体に構成した外
容器で、内容器1を摺動自在に挿入するとともに
底壁5の内面と、内容器1の下底壁7外面との間
隔に、板バネで形成した弾性体8を介装してい
る。この弾性体8により、内容器1を常時は開口
部9方向に付勢し、この開口部9方向の内方に突
出した受突部10と、内容器1の係合突部3とを
係合することで、内容器1が外容器4から離脱す
ることを防止している。
11は蓋体で、断面コ字型に形成し、一端を外
容器4の上端に支持軸13を介して開閉自在に軸
支するとともに外容器4の上端から外方に突出し
た内容器1の開口端14を、内面に設けたパツキ
ング部15で気密的に密閉する。この蓋体11に
よる内容器1の密閉は、弾性体8の復元力に抗し
て、パツキング部15を内容器1の開口端14に
押圧し、蓋体11の下端内方に設けた係合凹凸1
6と、外容器4上端に設けた係合凹凸17とを係
合する。この係合により、内容器1の開口端14
は、蓋体11のパツキング部15に密接し気密性
が確実に保持される。
上述のごとく、上記実施例の前提技術は、外容
器4の開口部9外周に係合凹凸17を形成し、こ
の係合凹凸17に、蓋体11に設けた係合凹凸1
6を嵌合することにより、外容器4の開口部9
に、軸方向の位置移動を困難に蓋体11を被覆嵌
合して構成したものである。
従つて容器に蓋体を螺着する方式のものに比較
し、容器の形状を円形に限定されない利点は有す
るものの、蓋体11は外容器4の開口部9に、軸
方向の位置移動を困難に被覆嵌合するものである
から、気密性を保つために本来は高度の工作精度
を要求されるものである。
しかしながら、上記実施例では外容器4内に摺
動自在に内容器1を挿入し、この内容器1を弾性
体8により、外容器4の開口部方向に付勢するも
のである。従つて、外容器4の開口部9に蓋体1
1を閉止押圧すると、蓋体11は、外容器4の開
口部9に被覆嵌合するとともに外容器4内に摺動
自在に挿入している内容器1を、押圧して外容器
4の内部方向に押圧摺動する。この内容器1の付
勢力により、蓋体11の内面に設けたパツキング
部15に、内容器の開口端14を押圧密接する。
このように、弾性体8の付勢力で内容器1の開口
端14を蓋体11のパツキング部15に押圧付勢
するものであるから、比較的弱い力で内容器1を
押圧しても、確実に全面を密接することができ、
収納容器を長期間使用してもパツキング部15を
変形したりすることがなく、気密性の保持を長期
間確実に保つことができる。
また、弾性体8により内容器1を付勢するもの
であるから、気密性を保持した状態での内容器1
の摺動可能な範囲が、比較的長いものとなり、収
納容器を構成する外容器4、内容器1、蓋体11
等の部材に、工作上の誤差、時間の経過による材
質変化等によつて、多少の寸法上の誤差、変形等
が生じた場合にも十分対応し得るものとなる。
また上記実施例に於ては、弾性体8に板バネを
使用したが、他の異なる実施例に於いては、第3
図に示す如く、コイルスプリングを弾性体8とし
て使用している。
また更に異なる他の実施例に於いては、第4図
に示す如く弾力性を有するウレタン連続発泡体、
スポンジ、軟弾性ゴム等を弾性体8として使用す
ることができる。
考案の効果 本考案は上述の如く、容器の開口縁に、軸方向
の位置移動を困難に蓋体を被覆嵌合するものであ
り、容器に蓋体を螺着する方式のものに比較し、
容器の形状を円形に限定されず、自由な形状の容
器に蓋対を設置できる利点を有している。
しかしながら、この方式の蓋体嵌合は、外容器
の開口縁に、軸方向の位置移動を困難に被覆嵌合
するものであるから、気密性を保つために本来は
高度の工作精度を要求されるものである。
そこで本考案は、外容器内に摺動自在に内容器
を挿入し、この内容器を弾性体により、外容器の
開口部方向に付勢するものとした。従つて、内容
器は弾性体の付勢力で開口端を蓋体のパツキング
部に押圧付勢するものであるから、比較的弱い力
で内容器を押圧しても確実に開口端の全面を密接
することができ、収納容器を長期間使用してもパ
ツキングを変形したりすることがなく、気密性の
保持を長期間確実に保つことができる。
また、弾性体により内容器を付勢するものであ
るから、気密性を保持したままでの内容器の摺動
可能な範囲が比較的長いものとなり、収納容器を
構成する外容器、内容器、蓋体等の部材に、工作
上の誤差、時間の経過による材質変化等によつ
て、多少の寸法上の誤差、変形等が生じた場合に
も十分対応し得るものとなる。
したがつて本考案は形状を制限されない自由な
形態を用いながら、高度な工作精度を要求される
事なく、優れた気密性を有する収納容器を廉価に
提供出来るものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すもので、第1図
は蓋体の開放状態を示す断面図、第2図は蓋体の
閉止状態を示す断面図、第3図と第4図は弾性体
の他の実施例を示す断面図である。 1……内容器、4……外容器、8……弾性体、
9……開口部、11……蓋体、14……開口端。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 外容器の開口縁外周に係合凹凸を形成し、この
    係合凹凸に、蓋体に設けた係合凹凸を嵌合するこ
    とにより、外容器の開口縁に、軸方向の位置移動
    を困難に蓋体を被覆嵌合して構成したものに於い
    て、外容器内に摺動自在に内容器を挿入し、この
    内容器の下底外面と外容器の下底内面との間隔に
    弾性体を挿入し、この弾性体により、外容器の開
    口部方向に内容器を付勢するとともに蓋体の閉止
    状態に於いて、弾性体の付勢力で蓋体の内面に設
    けたパツキング部に、内容器の開口端を押圧密接
    し得るようにしたことを特徴とする収納容器。
JP1008583U 1983-01-28 1983-01-28 収納容器 Granted JPS59118725U (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1008583U JPS59118725U (ja) 1983-01-28 1983-01-28 収納容器

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JP1008583U JPS59118725U (ja) 1983-01-28 1983-01-28 収納容器

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Publication Number Publication Date
JPS59118725U JPS59118725U (ja) 1984-08-10
JPH033464Y2 true JPH033464Y2 (ja) 1991-01-29

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ID=30141536

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JP1008583U Granted JPS59118725U (ja) 1983-01-28 1983-01-28 収納容器

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Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3842033B2 (ja) * 2000-10-31 2006-11-08 株式会社吉野工業所 内容器体交換式容器
JP2012250733A (ja) * 2011-06-02 2012-12-20 Narumi China Corp 容器およびその製造方法
WO2015165801A1 (en) * 2014-04-29 2015-11-05 Jt International S.A. Packaging assembly

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5711863U (ja) * 1980-06-24 1982-01-21

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5711863U (ja) * 1980-06-24 1982-01-21

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JPS59118725U (ja) 1984-08-10

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