JP2022076155A - 密閉式容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】高い気密性を有しつつ、簡素な構造で、かつ多種多様なキャップの装着構造にも対応できる密閉式容器を提供する。【解決手段】先端が開口する首部23を備えた容器本体2、下端側が凸となる形状の部位36を内方に備えて首部に装着されるキャップ3、パッキン4を備えた密閉式容器1であって、口元24の縦断面は上方に凸となる曲線状で、パッキンは、上面外周縁に形成された第1凹部42aと第1凹部と底部46を共有して下面に形成された第2凹部42bと、中心から第1凹部と第2凹部とが形成されている領域に至る途上に形成された屈曲部43とを備え、第1凹部を拡幅させる応力によって第2凹部を縮幅させる応力を発生させ、周回突起は、先端に向かって縮幅する形状に形成され、第2凹部の内面を口元に内接させた状態でキャップが装着されると、周回突起が第1凹部内に挿入されて第1凹部を拡幅させる。【選択図】図5

Description

本発明は密閉式容器に関する。
典型的な密閉式容器は、内容物が収納される容器本体と、容器本体の開口を、パッキンを介して密封するキャップとを備える。密閉式容器は、キャップが装着される筒状の首部を備え、首部の先端が開口している。
ところで、筒状の首部の筒軸方向を上下方向とし、首部の上方に内容物の収納空間に連続する開口が設けられていることとすると、密閉式容器には、筒軸を含む面で首部を切断したときの首部の開口端の断面形状が上方に凸の曲線となるものがある。以下の特許文献1~4には、この種の密閉式容器の開口を密封するためのパッキン(罐口封緘用パッキン、開閉蓋用パッキング、)や、パッキンを備えたキャップ(開閉蓋、開閉蓋装置)について記載されている。そして、特許文献1~4に記載されたパッキンは、円板状で、下面外周側に首部の開口端の曲面形状に沿う凹部が形成されており、キャップが装着されると、この凹部の内面が開口端の形状に沿って密着するように構成されている。
実開昭57-101767号公報 実開昭59-60158号公報 実開昭58-125156号公報 実開昭60-35056号公報
密閉式容器には、キャップ装着時において、転倒などによって内容物が漏出しないような気密性が求められている。そして、特許文献1~4に記載された従来の密閉式容器では、キャップの装着時にパッキンを下方に押圧し、パッキンの下面側に形成された凹部を首部の開口端の形状に沿わせて密着させることで気密性を確保している。また、特許文献1に記載されたパッキンでは、下方への押圧力を増強させるために、上面にも上方に開口する凹部が形成されている。
しかし、従来の密閉式容器では、高地や航空機の貨物室などの減圧環境下では、容器本体内の気圧を十分に維持することができない可能性がある。より高い気密性を確保するために、キャップの装着構造を複雑なものにしたり、高い気密性を実現するために多くの部品を用いたりすれば、密閉式容器を安価に提供することが難しくなる。また、特許文献1~4に記載のキャップは、全て「クラウンキャップ」と呼ばれるものであり、キャップが装着される容器本体側の開口端(以下、「口元」ということがある)は、JIS Z 1607に規定されるB型口金などに限定される。しかし、キャップの装着構造は多種多様であることから、密閉式容器には、多種多様なキャップの装着構造にも対応できる汎用性も必要となる。
そこで、本発明は、高い気密性を有しつつ、簡素な構造で、かつ多種多様なキャップの装着構造にも対応できる密閉式容器を提供することを目的としている。
上記目的を達成するための本発明の一態様は、先端に開口を有する筒状の首部を備えた容器本体と、前記首部に着脱自在に装着されるキャップと、前記開口を封止するパッキンとを備えた密閉式容器であって、
前記首部の筒軸方向を上下方向とし、前記開口が上方に開口していることとして、
上下方向を含む面で切断した縦断面において、前記開口の口元は、上方に凸となる曲線状に形成され、
前記パッキンは、表面に凹凸が形成された平板状で、上面外周縁に筒軸周りに周回して形成された溝状の第1凹部と、下面外周縁に前記第1凹部と底部を共有して筒軸周りに周回して形成された溝状の第2凹部と、中心から前記第1凹部と前記第2凹部とが形成されている領域に至る途上で下方を底として溝状に屈曲する屈曲部とを備え、
前記屈曲部の外周側の側壁は、前記第1凹部の内周側の側壁と共有し、当該側壁の上端が前記第1凹部の内周側の側壁に連続し、前記第1凹部を拡幅させる応力によって前記第2凹部を縮幅させる応力を発生させ、
前記キャップは、内方に、筒軸周りに周回しつつ下端側が凸となる形状の部位が形成され、
前記下端側が凸となる形状の部位は、先端に向かって縮幅する形状に形成され、
前記第2凹部の内面を前記口元に内接させた状態で前記キャップが前記首部に装着されると、前記周回突起が第1凹部内に挿入されて当該第1凹部を拡幅させる、
ことを特徴とする密閉式容器としている。
前記キャップは、下方に開口する中空筒状のキャップ本体と、当該キャップ本体内に 筒軸方向を法線として配置されて、平面形状が円形又は円環状となる平板状の押圧部材とで構成され、前記下端側が凸となる形状の部位として、前記押圧部材の下面周縁に周回する突起が形成されていてもよい。あるいは、前記キャップは、下方に開口する中空筒状のキャップ本体と、当該キャップ本体内に 筒軸方向を法線として配置される平面形状が環状の押圧部材とで構成され、前記押圧部材は、上下方向を含む面で切断した縦断面形状が、前記下端側が凸となる形状に形成されていてもよい。
さらに、前記キャップ本体は、内方に、前記天面から下方に垂設された柱部を備え、前記柱部は、前記キャップが装着されている状態で、下端が前記押圧部材の上面に当接して、当該押圧部材を下方に押圧する密閉式容器とすることもできる。
好ましくは、前記首部は円筒状で、前記開口、前記周回突起、及び前記パッキンは、上下方向から見たときの平面形状が円形である密閉式容器とすることである。前記キャップが、前記首部の外周面に形成された雄ねじと螺合するスクリュー式であればより好ましい。
本発明によれば、高い気密性を有しつつ、簡素な構造で、かつ多種多様なキャップの装着構造にも対応できる密閉式容器が提供される。なお、その他の効果については以下の記載で明らかにする。
図1(A)は、実施例に係る密閉式容器を構成するキャップとパッキンとを外した状態の外観を示す斜視図である。図1(B)は、キャップを装着した状態の上記密閉式容器の外観を示す斜視図である。 上記密閉式容器の構成を示す分解斜視図である。 上記密閉式容器の構成を示す分解斜視図である。 上記密閉式容器を構成するパッキンの構造を示す断面図である。 密封されていない状態における上記密閉式容器の密封構造を示す断面図である。図5(A)は密閉式容器全体の断面図であり、図5(B)は密閉式容器の要部断面図である。 密封されている状態における上記密閉式容器の密封構造を示す断面図である。図6(A)は密閉式容器全体の断面図であり、図6(B)は密閉式容器の要部断面図である。 上記密封構造の動作を説明するための断面図である。 上記パッキンの各部位の厚さを示す断面図である。 比較例に係る密閉式容器の密封構造を示す断面図である。 実施例に係る密閉式容器におけるキャップの締め付けトルクと気密性との関係を示す図である。 実施例に係る密閉式容器を構成する押圧部材の変形例を示す図である。図11(A)は押圧部材の斜視図であり、図11(B)は押圧部材の一部についての縦断面図である。 実施例に係る密閉式容器を構成する押圧部材の変形例を示す図である。図12(A)は押圧部材の斜視図であり、図12(B)は押圧部材の一部についての縦断面図である。
本発明の実施例について、添付図面を参照しつつ説明する。なお、以下の説明に用いた図面において、同一又は類似の部分に同一の符号を付して重複する説明を省略することがある。ある図面において符号を付した部分について、不要であれば他の図面ではその部分に符号を付さない場合もある。
===実施例===
図1は、実施例に係る密閉式容器(以下、容器1と言うことがある)の外観図である。図1(A)は、容器本体2からキャップ3が取り外された状態にある容器1を示しており、図1(B)は、キャップ3が容器本体2に装着されている状態の容器1を示している。図1(A)に示したように、容器1は、内容物が収納される容器本体2と、天面31を有する有底円筒状のキャップ3と、円板状のパッキン4とを備える。
容器本体2には、例えば、化粧料などが収納され、容器本体2は、外装体2aと、外装体2a内に収納されて実質的な内容物の収納部となるカップ部材2bとで構成されている。外装体2aは、底部21に向かって緩やかに縮径する椀状の胴部22と、当該胴部22に対して縮径された円筒状の首部23とが同軸となるように、肩部27を介して一体的に形成された構造を有する。ここで、首部23の円筒軸(以下、軸100と言うことがある)方向を上下方向とし、容器本体2が上方に開口していることとして、上下の各方向を規定すると、カップ部材2bの上端が首部23の上端よりも上方に突出し、当該突出した領域の上端側周縁が容器本体2の口元24となる。
なお、実施例に係る容器1のキャップ3は、所謂スクリュー式であり、首部23の外周面には雄ねじ25が形成され、キャップ3の内周面には、この雄ねじ25と螺合する雌ねじが形成されている。キャップ3を首部23に対してねじ込むと、図1(B)に示したように、キャップ3が容器本体2に装着され、口元24がパッキン4の外周縁側の下面に密着して容器本体2が密閉される。そして、実施例に係る容器1は、キャップ3とパッキン4の構造に特徴を有して、キャップ3を装着した際の気密性が極めて高いものとなっている。
<密閉式容器の構成>
図2、図3は、容器1の構成を示す斜視図であり、図2は、容器1を上方から見たときの斜視図であり、図3は、容器1を下方から見たときの斜視図である。そして、図2、図3では、容器本体2とキャップ3を分解斜視図によって示した。また、図2には、円で囲った領域(101~103)に対応する容器1の各部位の拡大図も示した。なお、これらの各部位の拡大図では、軸100を含む面で容器1を切断したときの縦断面が示されている。
図2、図3に示したように、容器本体2は、外装体2aとカップ部材2bとで構成されている。外装体2a、及びカップ部材2bは、例えば、ポリケトン(POK)、ポリアセタール(POM)、ABS、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレンテフタレート(PET)、アクリロニトリルスチレン(AS)、ポリメタクリル酸メチル(PMMA)などの硬質の樹脂からなる成形品で構成することができる。外装体2aは、首部23の開口形状を維持して胴部22内方に連続する円筒状の空間26を有し、この空間26にカップ部材2bが収納されることで容器本体2が構成される。なお、カップ部材2bは、外装体2aに対して着脱自在に構成されていてもよいし、接着されるなどして外装体2aに固定されていてもよい。
カップ部材2bは、有底中空円筒状で、上端側の領域は、肉厚となるように放射外方向に張り出している。この肉厚の領域の下端側は、首部23の上端面に当接する。それによって、カップ部材2bが外装体2aに収納されると、カップ部材2bにおける上記の肉厚の領域の上端側が首部23の上端より上方に突出して口元24を形成する。当該口元24は、上方に凸となる曲面形状に形成されている。すなわち、図2における領域103の拡大図に示したように、軸100を含む面で切断したときの縦断面が上方に凸の曲線状となる形状となっている。なお、容器本体2は、外装体2aとカップ部材2bとで構成されていなくてもよい。外装体2aの内部空間を内容物の収容空間として、外装体2aが容器本体2であってもよい。いずれにしても、口元24が上方に凸となる曲面形状に形成されていればよい。
キャップ3は、天面31を有して下方に開口する有底円筒状のキャップ本体3aと、そのキャップ本体3a内に同軸配置される円板状の部材3bとで構成される。キャップ本体3aや円板状の部材3bは、POK、POM、ABS、PE、PP、PET、AS、ポリエステル系、アイオノマーなどの熱可塑性の樹脂で構成することができる。
図3に示したように、キャップ本体3aの内周面32には、首部23の雄ねじ25と螺合する雌ねじ33が形成されている。キャップ本体3aは、天面31の下面中央に中空円筒状の柱部34が垂設されている。図2に示したように、円板状の部材3bの上面中央には、円形の凹部35が形成され、円板状の部材3bは、軸100方向を法線としつつ、この凹部35の底面に柱部34の下端が当接した状態でキャップ本体内に配置される。なお、円板状の部材3bは、接着や嵌着などの方法でキャップ本体3aに固定されていてもよいし、キャップ本体3aに対して着脱自在に嵌着されていてもよい。
円板状の部材3bは、下面の外周縁に、下方に突出する突起36が軸100周りに環状に形成されている。この突起36の縦断面は、図2における領域101の拡大図に示したように、下方を頂部としつつ上方に向かって放射内外の方向に向かって拡幅する三角形状となっている。そして、当該円板状の部材3bは、キャップ3が容器本体2の首部23に装着された際にパッキン4の上面に当接して当該パッキン4を下方に押圧する。以下、当該円板状の部材3bを押圧部材3bと称し、押圧部材3bの下面の外周縁に形成されている突起36を周回突起36と称することとする。
パッキン4は、可撓性を有する素材からなる一体成形品で、例えば、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレンテレフタレート(PET)などの樹脂や、エストラマー、NBR、IIR、天然ゴム、フッ素ゴム、フッ素ゴムなどの弾性素材などで構成することができる。図4にパッキン4の縦断面図を示した。図2~図4に示したように、パッキン4は、表面に凹凸形状を有する円板状で、図2における領域102の拡大図や図4に示したように、上面の周縁側に、軸100周りに周回する二つの突起(41i,41o)が同心円状に形成されている。それによって、パッキン4の外周縁の上面にはU字状の凹部42aが形成されている。以下、当該凹部42aを第1凹部42aと称することとし、第1凹部42aを形成する内周側及び外周側の突起(41i,41o)を、それぞれ、上面内側突起41i及び上面外側突起41oと称することとする。
またパッキン4は、中央から放射外方向に向かって概ね平坦な形状を維持した後、U字状に大きく屈曲した上で第1凹部42aが形成された領域に至る。そして、第1凹部42aが形成された領域からさらに放射外方向に向かい、最外周の下方に屈曲する縁端部44に至る。さらに、パッキン4の下面において、上記の大きく屈曲した領域(以下、屈曲部43ということがある)から縁端部44に至る途上に下方に突出する突起45oが形成されている。それによって、屈曲部43における放射外方向の壁部45iと上記突起45oとによって、第1凹部42aと底部46を共有する逆U字型の凹部42bが形成される。また、実施例に係る容器1のパッキン4は、壁部45iの上端が上面内側突起41iに連続している。
以下では、中央から屈曲部43に至る領域を平坦部47と称し、パッキン4の下面外周側の下面に形成された逆U字状の凹部42bを第2凹部42bと称することとする。また、第2凹部42bを形成する外周側の突起45oを下面外側突起45oと称し、屈曲部43と第2凹部42bとで共有する壁部45iを共有壁部45iと称することとする。
なお、図2~図4に示したように、パッキン4は、一般的な円板状のパッキンと同様に、補強や下方に押圧された際に応力を分散させることなどを目的とした凹凸が各所に形成されている。例えば、平坦部47の下面には放射状のリブ48が形成され、平坦部47の上面中央には、環状の凸部49が形成されている。また、本実施例では、図2における領域102の拡大図や図4に示したように、屈曲部43の放射内方向の側壁には、放射内方向に向かって突出する肉厚部50が形成されている。
<密封構造>
次に容器本体2の密封構造について説明する。上述した構成の容器1では、キャップ3を容器本体2に装着する際、パッキン4の第2凹部42bを口元24に当接させつつ、キャップ3を首部23にねじ込む。それによって、パッキン4が口元24と押圧部材3bとに狭持されて容器本体2が気密状態となる。図5、図6は、容器の密封構造を説明するための図である。図5は容器本体2が密封されていないときの容器1の縦断面を示す図であり、図6は密封状態にあるときの容器1の縦断面を示している。また、図5(A)、図6(A)は容器1全体の縦断面図であり、図5(B)、及び図6(B)は、それぞれ、図5(A)における円104内、及び図6(A)における円105内を拡大した図である。
上述したようにキャップ3はスクリュー式であり、キャップ3を容器本体2に装着する際には、図5(A)に示したように、カップ部材2bの口元24にパッキン4を載置しつつキャップ3で首部23を覆う。このとき、カップ部材2bの口元24は、パッキン4の第2凹部42bと対向し、押圧部材3bの周回突起36がパッキン4の第1凹部42aに対向する。なお、キャップ3を首部23に被せただけの状態では、キャップ3の下端は、容器本体2の外装体2aの肩部27に対して上方に離隔している。また、図5(B)に示したように、パッキン4は、押圧部材3bによって下方に押圧されておらず、当初の形状を維持して口元24に載置されたままの状態となっている。
次に、図6(A)に示したように、キャップ3を所定の閉止位置まで首部24にねじ込んでいくと、図6(B)に示したように、上方に向かって拡幅する周回突起36が第1凹部42aに入り込んで、当該第1凹部42aにおける上面内側突起41iと上面外側突起41oとの間隔を押し広げていく。そして、実施例に係る容器1における密封機構は、第1凹部42aが拡幅する動作に連動して第2凹部42bが口元24により強固に密着し、容器本体2の気密性をより高めるものである。
図7に容器1における密封構造の動作を示した。図7は、押圧部材3bによって第1凹部42aを拡幅させる動作と、第2凹部42bが口元24により強固に密着する動作との関係を示しており、押圧部材3bとパッキン4を除く容器1の構成を省略している。図7(A)は、キャップ3が装着される前のパッキン4の形状を示しており、図7(B)は、キャップ3の装着動作に伴うパッキン4の変形を示している。図7(A)に示したように、キャップ3が完全に装着される前の状態では、押圧部材3bの周回突起36が第1凹部42aに内接しているものの、パッキン4は当初の形状を維持している。図7(B)に示したように、スクリュー式のキャップ3を首部23にねじ込んでいくと、周回突起36が、第1凹部42aに圧入されながらパッキン4を下方に押圧する。周回突起36の上端側の幅は、第1凹部42aの上面内側突起41iと上面外側突起41oとの間隔よりも広くなっており、周回突起36は、図中黒塗り矢印で示したように、パッキン4を下方に押圧しながら、第1凹部42aの上面内側突起41iと上面外側突起41oとを放射内外の方向に撓ませ、第1凹部42aが拡幅していく。
第1凹部42aが当初の形状に対して拡幅すると、図中白抜き矢印で示したように、共有壁部45i、および下面外側突起45oに上方への応力が発生する。そして、その応力により、図中編み目矢印で示したように、第2凹部42bが縮幅するように変形する。このとき、第2凹部42bの内面に口元24が接していれば、第2凹部42bを変形させようとする応力は、口元24を放射内外の方向から狭持する力となる。そのため、口元24が第2凹部42bにおける共有壁部45iの放射外方の面と、下面外側突起45oの放射内方の面に強固に密着し、容器本体2の気密性が増強される。なお、実施例に係る容器1では、第1凹部42aの変形に伴って第2凹部42bを変形させるために、パッキン4の各部位の厚さを調整している。
図8にパッキン4の各部位の厚さの一例を示した。実施例に係る容器1では、屈曲部43の底部の厚さt1=0.3mm、共有壁部45i上端の厚さt2=0.6mm、第1凹部42aと第2凹部42bとが共有する底部46の厚さt3=0.4mmとなっている。もちろん、パッキン4の各部位の厚さは図8に示した例に限らない。パッキン4の径、装着時のキャップ3の締め付けトルク、求められる気密性などに応じて適宜に調整すればよい。いずれにしても、パッキン4の外周側の上面と下面とに、底部46を共有する第1凹部42aと第2凹部42bとが形成され、パッキン4の中央から第1凹部42aと第2凹部42bとが形成されている領域に至る途上に屈曲部43が形成されていればよい。そして、屈曲部43は、放射外方向に向かって下方に屈曲した後に上方に屈曲して共有壁部45iを形成し、当該共有壁部45iの上端が第1凹部42aの上面内側突起41iに連続していればよい。
また、第1凹部42aや第2凹部42bの縦断面形状は、V字型や逆V字型、あるいは上方や下方に開放するコの字型など、U字型や逆U字型でなくてもよい。屈曲部43についてもU字型に限らない。
<気密性能>
次に、実施例に係る容器1の気密性能を評価するために、実施例に係る容器1とは密封構造が異なる4種類の容器を比較例として作製した。図9に作製した比較例に係る容器1a~1dの密閉構造を示した。図9は、図5(A)における円104内の領域に対応している。また図9では、キャップ本体3aと外装体2aとを省略し、押圧部材3c、パッキン4、及びカップ部材2bは断面のみを示した。なお、比較例に係る容器1a~1dの容器本体2やキャップ本体3aの構成は、実施例のものと同様である。そして、実施例に係る容器1と、図9に示した比較例に係る容器1a~1dとについて、キャップ3を装着して容器本体2の開口を密閉した上で各容器(1,1a~1d)を減圧環境下に置く減圧試験を行い、容器本体2内の内容物が漏れ出す気圧を測定した。
図9に示したように、比較例に係る容器1a~1dの押圧部材3cには周回突起36が形成されていない。また容器1a~1dは、実施例に係る容器1のものと同じパッキン4を備えているものの、図中、斜線ハッチングで示した部分は、弾性変形できないように、接着剤が硬化した状態で充填されている。
そして、実施例に係る容器1と比較例に係る容器1a~1dとに対し減圧試験を行ったところ、容器1aと容器1dは、350hPaの気圧まで気密性を維持した。しかし、容器1bと容器1cは、350hPaの気圧に減圧するまでに内容物が漏出した。そして、実施例に係る容器1では、80hPaの極めて低い気圧に減圧するまで気密性を維持した。標準気圧が約1013hPaであることを考えれば、容器1aと容器1dは、十分な気密性能を備えていると言えるが、実施例に係る容器1では、容器1a、1dに対して1/4以下の極めて低い気圧においても密封状態を維持できる。
ここで各種容器(1、1a~1d)に対する減圧試験の結果について考察すると、まず、容器1a~1dの試験結果から、十分な気密性を確保するためには、屈曲部43が弾性変形できることが必要となることがわかった。言い換えれば、パッキン4に屈曲部43が形成されていることが必要であることがわかった。そして実施例に係る容器1の試験結果から、屈曲部43と第1凹部42aとが弾性変形し、かつ押圧部材3bの周回突起36が第1凹部42aを強制的に拡幅することで極めて高い気密性能が得られることがわかった。
===その他の実施例===
実施例に係る容器1のキャップ3は、キャップ本体3aと周回突起36を備えた押圧部材3bとで構成されていたが、周回突起36は、キャップ本体3aの天面31の内方に一体的に形成されていてもよい。それによって、押圧部材3bが不要となり、容器1を構成する部品点数を少なくすることができる。なお、周回突起36がキャップ本体3aに一体的に形成されている場合、キャップ本体3aの内面における天面31の形状は、パッキン4の平坦部47に当接するように平坦であることが望ましい。一方、押圧部材3bを備えたキャップ3では、天面31の内方を平坦にする必要がなく、キャップ本体3a内に押圧部材3bを保持する構造を設けておけば、キャップ本体3aの外観形状をより自由に設定することができる。いずれにしても、押圧部材3bの有無は、容器1の外観など応じて適宜に決定することができる。
容器1がスクリュー式のキャップ3と押圧部材3bとを備える場合、押圧部材3bの外周端面とキャップ本体3aの内周面32との間に若干の遊びを設けてもよい。それによって、キャップ本体3aをねじ込んでいく過程で、周回突起36と第1凹部42aとの摩擦が大きくなった際、キャップ本体3aと押圧部材3bとが相対的に軸100周りに回転し、より円滑にキャップ3を首部23に装着することができる。
実施例に係る容器1は、スクリュー式のキャップ3を備えていたが、キャップ3の装着構造は、例えば、首部23の外周面に形成された凹部にキャップ本体3aに形成されたフックを係脱自在に係合させるものなどであってもよい。実施例に係る容器1は、第1凹部42a、第2凹部42b、及び屈曲部43を備えたパッキン4と、第1凹部42a内に押し込まれて当該第1凹部42aを拡幅させる周回突起36とからなる密封構造を備えていればよく、その密封構造は、キャップ3の装着構造がどのようなものであっても汎用的に適用できるものとなっている。
容器1において、キャップ3には、減圧環境下などで容器本体2内の圧力が相対的に上がったときに、上方へ押し上げられようとするパッキン4を下方に押さえつけておく機能が求められる。上述したフックなどを用いたキャップ3の装着構造では、容器本体2内と外方との気圧差が極めて大きい場合、キャップ3と首部23との係合が外れる可能性がある。上記実施例に係る容器1では、スクリュー式のキャップ3を用いており、キャップ本体3aなどが破損しない限り装着状態を維持することができる。
さらに、キャップ3をスクリュー式とすれば、締め付けトルクに応じて気密性を調整することもできる。そのため、パッキン4や容器本体2の口元24の形状を変更することなく、用途に応じて容器1の気密性を柔軟に設定することができる。例えば、ねじ込み量が異なる種々の容器本体2とキャップ本体3aとを用意しておくだけで、押圧部材3bとパッキン4とを汎用的に利用することができる。異なる容器1を設計する際に、容器本体2の口元24の形状を変更する必要がなく、設計コストの増加を抑制することもできる。参考までに、図10に、実施例に係る容器1における、キャップ3の締め付けトルクと気密性との関係を示した。図10に示したように、締め付けトルクの増大に伴って気密性が高くなっていることがわかる。
可撓性を有するパッキン4は、減圧環境下において、平坦部47が上方に変形しようとする。押圧部材3bは、この平坦部47に当接してパッキン4の変形を抑制する。しかし、容器本体2内方の圧力が外方の気圧に対して極めて大きい場合、押圧部材3bの肉厚が薄い場合、押圧部材3b自体が変形してしまう可能性もある。そこで上記実施例に係る容器1では、キャップ本体3aの内方に、天面31から垂設された中空円筒状の柱部34が形成されており、図5、図6に示したように、この柱部34の下端が押圧部材3bの上面中央の凹部35の底部に当接し、押圧部材3bが上方に凸となるように変形するのを抑止している。それによって、気圧が極めて低い場所での使用を想定した容器1であっても、押圧部材3bの肉厚を厚くするなどして、押圧部材3bの強度を上げる必要がない。
パッキン4とキャップ3とを別体とせず、例えば、キャップ本体3aの内周面32にパッキン4の周縁を下支えする突起を設けるなどして、キャップ3にパッキン4が取り付けられていてもよい。接着などの方法によって押圧部材3bの下面にパッキン4が取り付けられていてもよい。いずれにしても、押圧部材3bが下方に押し込まれた際に、パッキン4の屈曲部43、第1凹部42a、及び第2凹部42bの弾性変形が阻害されなければ、パッキン4は、キャップ3に一体的に取り付けられていても別体であってもよい。
押圧部材3bの平面形状は、中空部を有する環状であってもよい。また、平面形状が環状の押圧部材3bは平板状でなくてよい。すなわち縦断面形状が矩形以外の形状であってもよい。例えば、押圧部材3b自体が円環体(Oリング状、トーラス状)であれば、平面形状が円環状で、縦断面形状が円形となる。もちろん、平面形状が円環状であっても縦断面形状は円形に限らない。図11と図12に、中空部37を有して平面が円環状で縦断面が円形ではない押圧部材3bの例を示した。図11に示した押圧部材3dでは、図11(A)に示したように平面形状が円環状であるものの、図11(B)に示したように、縦断面(図11(A )におけるa-a矢視断面)の形状がU字状になっている。また、図12に示した押圧部材3eは、図12(A)に示したように、平面形状が円環状であるものの、図12(B)に示したように、縦断面(図12(A)におけるb-b矢視断面)の形状が下方を上底とした逆台形となっている。いずれにしても、押圧部材(3b、3d、3e)は、中空部37の有無や縦断面形状に拘わらず上下に扁平な側面形状を有していればよい。
なお、図11、図12に示した押圧部材(3d、3e)では、自身の形状自体が周回突起36と同様に機能する。いずれにしても、押圧部材(3b、3d、3e)の下面周縁には、第1凹部42aの内方に挿入される部位(36、36b)があり、その部位(36、36b)の縦断面形状が下端に向かって縮幅していればよい。言い換えれば、押圧部材(3b、3d、3e)の下面には、下方に向かって凸となる形状の部位がある。 さらに、この部位(36、36b)の上端は必ずしも下端に対して拡幅している必要はない。押圧部材(3b、3d、3e)において、平板状の押圧部材3bにおける周回突起36や、環状の押圧部材3bにおいて周回突起36と同様の機能を有する部位36bの縦断面形状としては、五角形以上の多角形や下端側を頂部とする菱形なども考えられる。すなわち、押圧部材(3b、3d、3e)は、キャップ本体3aによって下方に押圧される力によって第1凹部42aに入り込んだ部位(36、36b)がパッキン4の第1凹部42aを放射内外の方向に押し広げて第2凹部42bを口元24に密着させるように構成されていればよい。なお、押圧部材3bの平面形状が環状で、キャップ本体3aに柱部34が形成されている場合には、当然のことながら、柱部34の下端は、押圧部材3bの上面において、中空部37が形成されていない位置に当接することになる。
上記実施例に係る容器1は、キャップ3が容器本体2に装着されると、容器本体2とキャップ3とが軸100に対して同軸に配置されるように構成されていたが、首部23は、筒状であれば、容器本体2に対して斜めの方向など、適宜な方向に突出して形成されていてもよい。そして、首部23に装着されるキャップ3の軸100方向を上下方向とすればよい。また、容器本体2の胴部22の形状は、角筒状、円筒状、球状など、椀状に限らない。キャップ本体3aの外観形状も円筒状に限らない。
容器1における外観上のデザイン、あるいはキャップ3の装着構造のデザインなどに応じ、容器本体2の開口(口元24)の平面形状は、円形でなくてもよく、押圧部材3b、パッキン4の平面形状は、口元24の形状に合わせて適宜に変更すればよい。例えば、口元24の平面形状が矩形であれば、パッキン4の外形も矩形となる。いずれにしても、容器本体2の開口形状が同じ場合、周回突起36を有する押圧部材3bと、第1凹部42a、第2凹部42b、及び屈曲部43を有するパッキン4を採用することで、容器1の気密性を高められることは明確である。
もちろん、容器本体2の開口形状が円形で、押圧部材3bの平面形状が円形あるいは円環状など外形が円形で、及びパッキン4の平面形状が円形であれば、容器本体2内の内圧が開口から均一にパッキン4に加わり、この内圧に対して押圧部材3bの周回突起36がパッキン4の第1凹部42aを均一に変形させることができる。そのため、極めて過酷な減圧環境下においても容器本体2内の気密性を確保することができる。
上記実施例において、押圧部材3bの周回突起36の縦断面形状は、幅の広い上端側から下端側に向かって徐々に縮幅するV字状であったが、周回突起36は、第1凹部42aの内方に押し込まれた際に、当該第1凹部42aを形成する上面内側突起41i、上面外側突起41oを放射内外の方向に押し広げるような形状であればよく、周回突起36の縦断面形状は、例えば、U字状や逆台形であってもよい。あるいは、Oリング状の外観を有して、縦断面形状が円形あるいは中空のリング状などであってもよい。
上記実施例に係る容器1では、外装体2a、カップ部材2b、キャップ本体3a、押圧部材3bが樹脂の成形品であったが、これらの部材(2a,2b,3a,3b)のいずれか、あるいは全ては、樹脂に限らず、金属やガラスなどの素材でできていてもよい。また、外装体2a、カップ部材2b、キャップ本体3a、押圧部材3bは、例えば、部位に応じて異なる素材が用いられるなど、複数の素材で構成されていてもよい。
また、押圧部材3bは、弾性素材で構成されていてもよい。押圧部材3bは、例えば、パッキン4よりも硬度の高い素材で構成されるなどして、パッキン4を押圧してパッキン4を変形させることができればよい。そして、自身に加わる押圧力が解除されれば当初の形状に復帰できるように設計されていればよい。
1,1a~1d 密閉式容器、2 容器本体、2a 外装体、2b カップ部材 3 キャップ、3a キャップ本体、3b~3e 押圧部材、4 パッキン、23 首部、24 口元、25 雄ねじ、33 雌ねじ、34 柱部、36 周回突起、
36b 環状の押圧部材における下端側が凸となる形状の部位、37 中空部、
41i 上面内側突起、41o 上面外側突起、42a 第1凹部、
42b 第2凹部、43 屈曲部、45i 共有壁部、45o 下面外側突起、
47 平坦部

Claims (5)

  1. 先端に開口を有する筒状の首部を備えた容器本体と、前記首部に着脱自在に装着されるキャップと、前記開口を封止するパッキンとを備えた密閉式容器であって、
    前記首部の筒軸方向を上下方向とし、前記開口が上方に開口していることとして、
    上下方向を含む面で切断した縦断面において、前記開口の口元は、上方に凸となる曲線状に形成され、
    前記パッキンは、表面に凹凸が形成された平板状で、上面外周縁に筒軸周りに周回して形成された溝状の第1凹部と、下面外周縁に前記第1凹部と底部を共有して筒軸周りに周回して形成された溝状の第2凹部と、中心から前記第1凹部と前記第2凹部とが形成されている領域に至る途上で下方を底として溝状に屈曲する屈曲部とを備え、
    前記屈曲部の外周側の側壁は、前記第1凹部の内周側の側壁と共有し、当該側壁の上端が前記第1凹部の内周側の側壁に連続し、前記第1凹部を拡幅させる応力によって前記第2凹部を縮幅させる応力を発生させ、
    前記キャップは、内方に、筒軸周りに周回しつつ下端側が凸となる形状の部位が形成され、
    前記下端側が凸となる形状の部位は、先端に向かって縮幅する形状に形成され、
    前記第2凹部の内面を前記口元に内接させた状態で前記キャップが前記首部に装着されると、前記周回突起が第1凹部内に挿入されて当該第1凹部を拡幅させる、
    ことを特徴とする密閉式容器。
  2. 請求項1に記載の密閉式容器であって、
    前記キャップは、下方に開口する中空筒状のキャップ本体と、当該キャップ本体内に 筒軸方向を法線として配置されて、平面形状が円形又は円環状となる平板状の押圧部材とで構成され、
    前記下端側が凸となる形状の部位として、前記押圧部材の下面周縁に周回する突起が形成されている、
    ことを特徴とする密閉式容器。
  3. 請求項1に記載の密閉式容器であって、
    前記キャップは、下方に開口する中空筒状のキャップ本体と、当該キャップ本体内に 筒軸方向を法線として配置される平面形状が環状の押圧部材とで構成され、
    前記押圧部材は、上下方向を含む面で切断した縦断面形状が、前記下端側が凸となる形状に形成されている、
    ことを特徴とする密閉式容器。
  4. 請求項2又は3に記載の密閉式容器であって、
    前記キャップ本体は、内方に、前記天面から下方に垂設された柱部を備え、
    前記柱部は、前記キャップが装着されている状態で、下端が前記押圧部材の上面に当接して、当該押圧部材を下方に押圧する、
    ことを特徴とする密閉式容器。
  5. 請求項4に記載の密閉式容器であって、前記キャップは、前記首部の外周面に形成された雄ねじと螺合するスクリュー式であることを特徴とする密閉式容器。
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