JPS6240924Y2 - - Google Patents
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- JPS6240924Y2 JPS6240924Y2 JP17949383U JP17949383U JPS6240924Y2 JP S6240924 Y2 JPS6240924 Y2 JP S6240924Y2 JP 17949383 U JP17949383 U JP 17949383U JP 17949383 U JP17949383 U JP 17949383U JP S6240924 Y2 JPS6240924 Y2 JP S6240924Y2
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- container
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- 238000012856 packing Methods 0.000 claims description 29
- 238000003780 insertion Methods 0.000 claims description 6
- 230000037431 insertion Effects 0.000 claims description 6
- 238000004806 packaging method and process Methods 0.000 description 3
- 238000007789 sealing Methods 0.000 description 3
- 239000007788 liquid Substances 0.000 description 2
- 238000013022 venting Methods 0.000 description 2
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 1
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 239000013013 elastic material Substances 0.000 description 1
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- Closures For Containers (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は容器内外の圧力差を解消するエアバル
ブを具えた密封容器に関する。
ブを具えた密封容器に関する。
弁当箱などの食品用容器にあつては、内容物と
して汁等の出るものを入れることもあるから密封
性にすぐれていることが必要である。通常このよ
うな容器の密封は、蓋側に設けたパツキンを容器
本体の上端面つまり開口縁面に押し当てて掛け止
め具等によつて密着させることにより行つてい
る。ところがこの種密封容器では、当初暖かつた
内容物の温度が時間の経過とともに低下すること
により、容器内外に圧力差が生じて内部が減圧状
態となり、蓋が容器本体に強力に密着してしまつ
て蓋を開けることが困難となる場合がある。この
問題を解決するため従来、蓋に空気孔を穿設する
と共にその空気孔に弾性体よりなる栓を装着し、
通常は栓により容器の気密を保つようにする一
方、必要に応じて外部から指で栓を押圧すること
により栓を弾性変形させて栓と空気孔との間に隙
間を生じさせ、その隙間により容器内外を連通さ
せて減圧状態を解消し得る密封容器が提案されて
いる。しかしながらこれは空気孔に装着した栓自
体の弾性力により空気孔の気密を保つ構造のため
気密保持力が弱く、また度重なる使用等によつて
栓が塑性変形して、栓と空気孔との間に隙間がで
きてしまうと、密封容器として使用不能となると
いう欠点を有していた。
して汁等の出るものを入れることもあるから密封
性にすぐれていることが必要である。通常このよ
うな容器の密封は、蓋側に設けたパツキンを容器
本体の上端面つまり開口縁面に押し当てて掛け止
め具等によつて密着させることにより行つてい
る。ところがこの種密封容器では、当初暖かつた
内容物の温度が時間の経過とともに低下すること
により、容器内外に圧力差が生じて内部が減圧状
態となり、蓋が容器本体に強力に密着してしまつ
て蓋を開けることが困難となる場合がある。この
問題を解決するため従来、蓋に空気孔を穿設する
と共にその空気孔に弾性体よりなる栓を装着し、
通常は栓により容器の気密を保つようにする一
方、必要に応じて外部から指で栓を押圧すること
により栓を弾性変形させて栓と空気孔との間に隙
間を生じさせ、その隙間により容器内外を連通さ
せて減圧状態を解消し得る密封容器が提案されて
いる。しかしながらこれは空気孔に装着した栓自
体の弾性力により空気孔の気密を保つ構造のため
気密保持力が弱く、また度重なる使用等によつて
栓が塑性変形して、栓と空気孔との間に隙間がで
きてしまうと、密封容器として使用不能となると
いう欠点を有していた。
本考案は上述の点に鑑みて成されたもので、容
器内外の圧力差を解消すると共に、密封時の気密
性を損うことのないエアバルブを具えた密封容器
を提供することを目的としている。かかる目的を
達成するための本考案の密封容器の構成は、容器
本体と、この容器本体の開口を覆う蓋と、この蓋
の縁全周に沿つて設けられたパツキン収納溝内に
嵌め込まれ且つ前記容器本体の開口縁面に押圧さ
れてこれら容器本体と蓋との間を密封するパツキ
ンとを具えた密封容器において、前記蓋に穿設さ
れて前記パツキン収納溝と外部とを連通する開口
と、前記パツキン収納溝内に嵌め込まれた前記パ
ツキンと該パツキン収納溝底部との間に介在する
挾入片を有し該パツキン収納溝の深さ方向に沿つ
て移動可能に前記蓋に装着された弁体とが設けら
れると共に、前記弁体の移動により前記挾入片が
該パツキン収納溝底部から離反する方向に移動し
た時にそれによつて押圧される前記パツキンと該
パツキン収納溝底部との間に生じる空隙を介して
前記開口と容器本体内部とが連通されることを特
徴とする。
器内外の圧力差を解消すると共に、密封時の気密
性を損うことのないエアバルブを具えた密封容器
を提供することを目的としている。かかる目的を
達成するための本考案の密封容器の構成は、容器
本体と、この容器本体の開口を覆う蓋と、この蓋
の縁全周に沿つて設けられたパツキン収納溝内に
嵌め込まれ且つ前記容器本体の開口縁面に押圧さ
れてこれら容器本体と蓋との間を密封するパツキ
ンとを具えた密封容器において、前記蓋に穿設さ
れて前記パツキン収納溝と外部とを連通する開口
と、前記パツキン収納溝内に嵌め込まれた前記パ
ツキンと該パツキン収納溝底部との間に介在する
挾入片を有し該パツキン収納溝の深さ方向に沿つ
て移動可能に前記蓋に装着された弁体とが設けら
れると共に、前記弁体の移動により前記挾入片が
該パツキン収納溝底部から離反する方向に移動し
た時にそれによつて押圧される前記パツキンと該
パツキン収納溝底部との間に生じる空隙を介して
前記開口と容器本体内部とが連通されることを特
徴とする。
以下本考案の実施例を図面に基づき詳細に説明
する。第1図〜第4図は本考案の一実施例に係
り、第1図aは密封容器の平面図、第1図bはそ
の正面の半截断面図、第1図cは同じくその側面
の半截断面図、第2図aは蓋の弁体取付部の拡大
平面図、第2図bはその正面図、第3図aは弁体
の拡大平面図、第3図bはその正面図、第4図は
弁体を装着した蓋の側面からみた拡大断面図であ
る。
する。第1図〜第4図は本考案の一実施例に係
り、第1図aは密封容器の平面図、第1図bはそ
の正面の半截断面図、第1図cは同じくその側面
の半截断面図、第2図aは蓋の弁体取付部の拡大
平面図、第2図bはその正面図、第3図aは弁体
の拡大平面図、第3図bはその正面図、第4図は
弁体を装着した蓋の側面からみた拡大断面図であ
る。
第1図〜第4図において、容器本体1は上下二
段に重ねられる二箇の箱状容器2,3を具え、下
段の容器2の上面開口には中蓋4が被せられると
共にその上に上段の容器3が載せられ、下段の容
器2と中蓋4、及び中蓋4と上段の容器3との接
触面にはそれぞれ互いに嵌合する凹凸を形成して
相互の位置決めを行つている。そして容器本体1
の上段容器3にはその上面開口を覆う箱状の蓋5
が被せられて密封容器が構成される。
段に重ねられる二箇の箱状容器2,3を具え、下
段の容器2の上面開口には中蓋4が被せられると
共にその上に上段の容器3が載せられ、下段の容
器2と中蓋4、及び中蓋4と上段の容器3との接
触面にはそれぞれ互いに嵌合する凹凸を形成して
相互の位置決めを行つている。そして容器本体1
の上段容器3にはその上面開口を覆う箱状の蓋5
が被せられて密封容器が構成される。
蓋5の内面の容器本体1の上段容器3の開口縁
面(上端面)3aと対向する部分には、蓋側壁5
aの内側に突壁5bをその側壁5aと平行して全
周に亘つて形成して側壁5aと突壁5bとで容器
3の開口縁面3aの嵌入するパツキン収納溝5c
を構成し、その中に弾性体よりなる輪状のパツキ
ン6を嵌め込んで装着する。また、本実施例にお
いては容器本体1及び蓋5の外形平面形状は角に
丸味を付けた長方形であつて、下段の容器2の長
さの長い方の対向する側壁2aの外面の上端部に
はそれぞれ板状の受部2bが横に突設されてい
る。一方、蓋5の側壁5aの外面にはその容器2
の受部2bに対応してヒンジ取付部5dを突設す
ると共にそこに掛け止め具7の外周に沿つて取付
けたロツクばね軸8を枢支しており、掛け止め具
7を回動して受部2bに引掛けることによりロツ
クばね軸8のばね力で蓋5のパツキン6を容器3
の開口縁面3aに圧接して蓋5で容器3を密封し
且つ蓋5と容器本体1とが一体化されるようにな
つている。
面(上端面)3aと対向する部分には、蓋側壁5
aの内側に突壁5bをその側壁5aと平行して全
周に亘つて形成して側壁5aと突壁5bとで容器
3の開口縁面3aの嵌入するパツキン収納溝5c
を構成し、その中に弾性体よりなる輪状のパツキ
ン6を嵌め込んで装着する。また、本実施例にお
いては容器本体1及び蓋5の外形平面形状は角に
丸味を付けた長方形であつて、下段の容器2の長
さの長い方の対向する側壁2aの外面の上端部に
はそれぞれ板状の受部2bが横に突設されてい
る。一方、蓋5の側壁5aの外面にはその容器2
の受部2bに対応してヒンジ取付部5dを突設す
ると共にそこに掛け止め具7の外周に沿つて取付
けたロツクばね軸8を枢支しており、掛け止め具
7を回動して受部2bに引掛けることによりロツ
クばね軸8のばね力で蓋5のパツキン6を容器3
の開口縁面3aに圧接して蓋5で容器3を密封し
且つ蓋5と容器本体1とが一体化されるようにな
つている。
蓋5の外側壁5aの一部には内部のパツキン収
納溝5cと外部とを連通する開口5eが穿設され
ると共に、その開口5eを覆つて弁体9が蓋5に
取付けられ、弁体9の移動により開口5eを開閉
可能とする。弁体9は蓋5の外面角部に位置する
操作部9aと、蓋5のパツキン収納溝5cの底部
とパツキン6との間に介在すると共にパツキン6
との対向面に一対の突起9bが形成された挾入片
9cと、下方に延びた支持部9dとを有し、支持
部9dを蓋5の開口5e下方に形成した案内溝5
f内に擢動自在に嵌入することにより弁体9はそ
の挾入片9cがパツキン収納溝5c底部に対して
接近離反できるようにパツキン収納溝5cの深さ
方向に沿つて移動可能に蓋5に取付けられる。ま
た、パツキン収納溝5cの内側の突壁5bには弁
体9に対向する位置に空気抜き用の溝5gを突壁
5bの自由端からその中間部まで凹設する。
納溝5cと外部とを連通する開口5eが穿設され
ると共に、その開口5eを覆つて弁体9が蓋5に
取付けられ、弁体9の移動により開口5eを開閉
可能とする。弁体9は蓋5の外面角部に位置する
操作部9aと、蓋5のパツキン収納溝5cの底部
とパツキン6との間に介在すると共にパツキン6
との対向面に一対の突起9bが形成された挾入片
9cと、下方に延びた支持部9dとを有し、支持
部9dを蓋5の開口5e下方に形成した案内溝5
f内に擢動自在に嵌入することにより弁体9はそ
の挾入片9cがパツキン収納溝5c底部に対して
接近離反できるようにパツキン収納溝5cの深さ
方向に沿つて移動可能に蓋5に取付けられる。ま
た、パツキン収納溝5cの内側の突壁5bには弁
体9に対向する位置に空気抜き用の溝5gを突壁
5bの自由端からその中間部まで凹設する。
而して、蓋5を閉めて容器3の開口縁面3aが
パツキン6を押圧すると、弁体9は第4図に示す
ように、パツキン6とパツキン収納溝5cの底部
との間に介在する挾入片9cがパツキン6に押上
げられることにより上方へ移動し、その挾入片9
cが蓋5のパツキン収納溝5cの底部に当接して
弁体9で開口5eを覆うと共に、パツキン収納溝
5c内にパツキン6が圧入されて容器3がシール
される。一方、操作部9aを押して弁体9を下方
に押下げるとその挾入片9cがパツキン収納溝5
c底部から離反する方向に動き、その突起9bを
介してパツキン6を押下げてそこを局部的に弾性
変形させ、パツキン6上面とパツキン収納溝5c
の底部との間に空隙を生じさせる。そして、パツ
キン6上面が突壁5bの溝5gまで下降すると、
蓋5の開口5e、パツキン収納溝5cの底部の空
隙、突壁5bの溝5gを通じて蓋5の内外が連通
される。従つて、容器3内が減圧状態になつてい
るときでも、弁体9を押下げることにより外気と
の圧力差が解消される。
パツキン6を押圧すると、弁体9は第4図に示す
ように、パツキン6とパツキン収納溝5cの底部
との間に介在する挾入片9cがパツキン6に押上
げられることにより上方へ移動し、その挾入片9
cが蓋5のパツキン収納溝5cの底部に当接して
弁体9で開口5eを覆うと共に、パツキン収納溝
5c内にパツキン6が圧入されて容器3がシール
される。一方、操作部9aを押して弁体9を下方
に押下げるとその挾入片9cがパツキン収納溝5
c底部から離反する方向に動き、その突起9bを
介してパツキン6を押下げてそこを局部的に弾性
変形させ、パツキン6上面とパツキン収納溝5c
の底部との間に空隙を生じさせる。そして、パツ
キン6上面が突壁5bの溝5gまで下降すると、
蓋5の開口5e、パツキン収納溝5cの底部の空
隙、突壁5bの溝5gを通じて蓋5の内外が連通
される。従つて、容器3内が減圧状態になつてい
るときでも、弁体9を押下げることにより外気と
の圧力差が解消される。
また、本実施例では構成部品は弁体9を追加す
るのみでなく、構造が簡単であつて低コストで製
造できるという利点がある。一方、パツキン6の
交換時等においてパツキン6をパツキン収納溝5
cから取出す場合、弁体9を押下げればその部分
のパツキン6がパツキン収納溝5cから押出さ
れ、そこを持つて容易にパツキン6を取出すこと
ができる。
るのみでなく、構造が簡単であつて低コストで製
造できるという利点がある。一方、パツキン6の
交換時等においてパツキン6をパツキン収納溝5
cから取出す場合、弁体9を押下げればその部分
のパツキン6がパツキン収納溝5cから押出さ
れ、そこを持つて容易にパツキン6を取出すこと
ができる。
第5図,第6図は本考案の他の実施例に係るも
ので、第5図は弁体取付部の側面からみた拡大断
面図、第6図は掛け止め具とそのロツクばね軸の
斜視図である。
ので、第5図は弁体取付部の側面からみた拡大断
面図、第6図は掛け止め具とそのロツクばね軸の
斜視図である。
前述の実施例は弁体を手動操作で押下げるもの
であつたが、本実施例は蓋の掛け止め具の回動操
作に連動して弁体を移動させるようにしたもので
ある。以下詳細に説明するが、第5図,第6図で
は前述の実施例と同一部分には同一番号を付して
その重複する説明は省略する。第5図,第6図に
おいて、蓋5にはそのヒンジ取付部5dに隣接し
て開口5eを穿設すると共に、そこに弁体9を装
着する。弁体9はその支持部9dの下部をヒンジ
取付部5d内に延出させ、その上面に切欠9eを
形成する。一方、掛け止め具7の外周に取付けら
れたロツクばね軸8の一端部には前記弁体9の切
欠9eと係合する係合部8aを折曲して形成し、
掛け止め具7の回動により係合部8a先端を略上
下に移動させて弁体9を移動させるようにする。
すなわち、第5図aに示すように、掛け止め具7
を図示しない容器本体の受部に引掛けて容器本体
に蓋5を装着したときは、ロツクばね軸8の係合
部8aを弁体9とは離間させてその切欠9eの上
方に位置させると共に、掛け止め具7を受部から
解除すべく掛け止め具7を第5図中反時計方向
(上方向)に回動させると、ロツクばね軸8の係
合部8aは下方に旋回して弁体9の切欠9eに当
接し、さらに弁体9を下方に押下げて前述の如く
開口5e、突壁5bの溝5gを通じて蓋5の内外
に連通させる。また、第5図bに示すように、掛
け止め具7をさらに反時計方向に回動させると係
合部8aと切欠9eの係合が解除されるが、掛け
止め具7を時計方向に戻せば弁体9の弾性復元力
により弁体9の切欠9eは再び係合部8aの下方
に復帰する。
であつたが、本実施例は蓋の掛け止め具の回動操
作に連動して弁体を移動させるようにしたもので
ある。以下詳細に説明するが、第5図,第6図で
は前述の実施例と同一部分には同一番号を付して
その重複する説明は省略する。第5図,第6図に
おいて、蓋5にはそのヒンジ取付部5dに隣接し
て開口5eを穿設すると共に、そこに弁体9を装
着する。弁体9はその支持部9dの下部をヒンジ
取付部5d内に延出させ、その上面に切欠9eを
形成する。一方、掛け止め具7の外周に取付けら
れたロツクばね軸8の一端部には前記弁体9の切
欠9eと係合する係合部8aを折曲して形成し、
掛け止め具7の回動により係合部8a先端を略上
下に移動させて弁体9を移動させるようにする。
すなわち、第5図aに示すように、掛け止め具7
を図示しない容器本体の受部に引掛けて容器本体
に蓋5を装着したときは、ロツクばね軸8の係合
部8aを弁体9とは離間させてその切欠9eの上
方に位置させると共に、掛け止め具7を受部から
解除すべく掛け止め具7を第5図中反時計方向
(上方向)に回動させると、ロツクばね軸8の係
合部8aは下方に旋回して弁体9の切欠9eに当
接し、さらに弁体9を下方に押下げて前述の如く
開口5e、突壁5bの溝5gを通じて蓋5の内外
に連通させる。また、第5図bに示すように、掛
け止め具7をさらに反時計方向に回動させると係
合部8aと切欠9eの係合が解除されるが、掛け
止め具7を時計方向に戻せば弁体9の弾性復元力
により弁体9の切欠9eは再び係合部8aの下方
に復帰する。
従つて本実施例では、蓋5を開けるときの掛け
止め具7の回動操作に連動して弁体9が押下げら
れるのでその都度意識することなしに容器3内外
の圧力差が解消され、蓋5を容易に開けることが
可能となる。
止め具7の回動操作に連動して弁体9が押下げら
れるのでその都度意識することなしに容器3内外
の圧力差が解消され、蓋5を容易に開けることが
可能となる。
尚、上記実施例ではパツキン収納溝5cの内側
壁面、すなわち突壁5bのパツキン6との当接面
に空気抜き用の溝5gを形成しているが、本考案
においては溝を設けるかわりに突壁5bのその部
分を切欠いたり、あるいは溝5gの端部に空気抜
き孔を穿設してもよく、さらにパツキン収納溝が
パツキンに対して比較的浅ければ、溝凹設等の特
別な手段を講じなくともよい。また、弁体9の形
状は図示例のものに限定されるものでなく、パツ
キン収納溝5cの底部とパツキン6との間に介在
する挾入片9cを有すると共にその挾入片9cが
パツキン収納溝5cの底部に対して接近離反可能
に蓋5に取付け得るものであれば他の形状とする
こともできる。またさらに、上記実施例において
は、容器本体1は容器2,3を重ねた二段重ね構
造とし、蓋5と下段容器2とを掛け止め具7で係
止しているが、本考案の密封容器の容器本体は二
段重ねのものに限られるものではなくその形状も
自由であり、容器本体と蓋との係止手段も他の構
造のものとすることができることは勿論である。
壁面、すなわち突壁5bのパツキン6との当接面
に空気抜き用の溝5gを形成しているが、本考案
においては溝を設けるかわりに突壁5bのその部
分を切欠いたり、あるいは溝5gの端部に空気抜
き孔を穿設してもよく、さらにパツキン収納溝が
パツキンに対して比較的浅ければ、溝凹設等の特
別な手段を講じなくともよい。また、弁体9の形
状は図示例のものに限定されるものでなく、パツ
キン収納溝5cの底部とパツキン6との間に介在
する挾入片9cを有すると共にその挾入片9cが
パツキン収納溝5cの底部に対して接近離反可能
に蓋5に取付け得るものであれば他の形状とする
こともできる。またさらに、上記実施例において
は、容器本体1は容器2,3を重ねた二段重ね構
造とし、蓋5と下段容器2とを掛け止め具7で係
止しているが、本考案の密封容器の容器本体は二
段重ねのものに限られるものではなくその形状も
自由であり、容器本体と蓋との係止手段も他の構
造のものとすることができることは勿論である。
以上実施例を挙げて具体的に説明したように本
考案によれば、パツキンと蓋に形成されたパツキ
ン収納溝底部との間に介在する挾入片を有する弁
体がパツキン収納溝の深さ方向に沿つて移動可能
に蓋に取付けられると共に、蓋の外壁には挾入片
がパツキン収納溝底部から離反したときに形成さ
れるパツキン収納溝底部とパツキンとの間の空隙
を通じて容器本体内部と連通する開口が穿設され
たので、弁体をその挾入片がパツキン収納溝底部
から離反する方向に移動するよう操作すれば蓋の
開口を通じて容器の内外を連通させて容器内外の
圧力差を解消することができる。また、蓋を閉め
た密封時には、弁体はパツキンにより押圧されて
蓋のパツキン収納溝の底部に押付けられると共
に、蓋に穿設された開口はパツキンで密封される
ので完全に気密に保つことができる。さらに弁体
は構造が簡単であり低コストで製造することが可
能であり、また弁体の操作は掛け止め具等の他の
操作部材の操作に連動させて使用勝手の向上も図
れる。
考案によれば、パツキンと蓋に形成されたパツキ
ン収納溝底部との間に介在する挾入片を有する弁
体がパツキン収納溝の深さ方向に沿つて移動可能
に蓋に取付けられると共に、蓋の外壁には挾入片
がパツキン収納溝底部から離反したときに形成さ
れるパツキン収納溝底部とパツキンとの間の空隙
を通じて容器本体内部と連通する開口が穿設され
たので、弁体をその挾入片がパツキン収納溝底部
から離反する方向に移動するよう操作すれば蓋の
開口を通じて容器の内外を連通させて容器内外の
圧力差を解消することができる。また、蓋を閉め
た密封時には、弁体はパツキンにより押圧されて
蓋のパツキン収納溝の底部に押付けられると共
に、蓋に穿設された開口はパツキンで密封される
ので完全に気密に保つことができる。さらに弁体
は構造が簡単であり低コストで製造することが可
能であり、また弁体の操作は掛け止め具等の他の
操作部材の操作に連動させて使用勝手の向上も図
れる。
第1図〜第4図は本考案の一実施例に係り、第
1図aは密封容器の平面図、第1図bはその正面
の半截断面図、第1図cは同じくその側面の半截
断面図、第2図aは蓋の弁体取付部の拡大平面
図、第2図bはその正面図、第3図aは弁体の拡
大平面図、第3図bはその正面図、第4図は弁体
を装着した蓋の側面からみた拡大断面図である。
また、第5図,第6図は本考案の他の実施例に係
るもので、第5図a,bはそれぞれ弁体取付部の
側面からみた拡大断面図、第6図は掛け止め具と
そのロツクばね軸の斜視図である。 図面中、1は容器本体、2は下段の容器、2b
は受部、3は上段の容器、3aは開口縁面、4は
中蓋、5は蓋、5cはパツキン収納溝、5eは開
口、6はパツキン、7は掛け止め具、8はロツク
ばね軸、9は弁体、9cは挾入片である。
1図aは密封容器の平面図、第1図bはその正面
の半截断面図、第1図cは同じくその側面の半截
断面図、第2図aは蓋の弁体取付部の拡大平面
図、第2図bはその正面図、第3図aは弁体の拡
大平面図、第3図bはその正面図、第4図は弁体
を装着した蓋の側面からみた拡大断面図である。
また、第5図,第6図は本考案の他の実施例に係
るもので、第5図a,bはそれぞれ弁体取付部の
側面からみた拡大断面図、第6図は掛け止め具と
そのロツクばね軸の斜視図である。 図面中、1は容器本体、2は下段の容器、2b
は受部、3は上段の容器、3aは開口縁面、4は
中蓋、5は蓋、5cはパツキン収納溝、5eは開
口、6はパツキン、7は掛け止め具、8はロツク
ばね軸、9は弁体、9cは挾入片である。
Claims (1)
- 容器本体と、この容器本体の開口を覆う蓋と、
この蓋の縁全周に沿つて設けられたパツキン収納
溝内に嵌め込まれ且つ前記容器本体の開口縁面に
押圧されてこれら容器本体と蓋との間を密封する
パツキンとを具えた密封容器において、前記蓋に
穿設されて前記パツキン収納溝と外部とを連通す
る開口と、前記パツキン収納溝内に嵌め込まれた
前記パツキンと該パツキン収納溝底部との間に介
在する挾入片を有し該パツキン収納溝の深さ方向
に沿つて移動可能に前記蓋に装着された弁体とが
設けられると共に、前記弁体の移動により前記挾
入片が該パツキン収納溝底部から離反する方向に
移動した時にそれによつて押圧される前記パツキ
ンと該パツキン収納溝底部との間に生じる空隙を
介して前記開口と容器本体内部とが連通されるこ
とを特徴とする密封容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17949383U JPS6089155U (ja) | 1983-11-22 | 1983-11-22 | 密封容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17949383U JPS6089155U (ja) | 1983-11-22 | 1983-11-22 | 密封容器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6089155U JPS6089155U (ja) | 1985-06-19 |
JPS6240924Y2 true JPS6240924Y2 (ja) | 1987-10-20 |
Family
ID=30389435
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17949383U Granted JPS6089155U (ja) | 1983-11-22 | 1983-11-22 | 密封容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6089155U (ja) |
-
1983
- 1983-11-22 JP JP17949383U patent/JPS6089155U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6089155U (ja) | 1985-06-19 |
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