JP4147852B2 - 錠剤容器 - Google Patents

錠剤容器 Download PDF

Info

Publication number
JP4147852B2
JP4147852B2 JP2002215036A JP2002215036A JP4147852B2 JP 4147852 B2 JP4147852 B2 JP 4147852B2 JP 2002215036 A JP2002215036 A JP 2002215036A JP 2002215036 A JP2002215036 A JP 2002215036A JP 4147852 B2 JP4147852 B2 JP 4147852B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
container
tablet
slide cap
container body
opening
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2002215036A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2004051207A (ja
Inventor
武彦 土山
裕雄 野口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toppan Inc filed Critical Toppan Inc
Priority to JP2002215036A priority Critical patent/JP4147852B2/ja
Publication of JP2004051207A publication Critical patent/JP2004051207A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4147852B2 publication Critical patent/JP4147852B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Closures For Containers (AREA)
  • Medical Preparation Storing Or Oral Administration Devices (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は錠剤を充填し、この錠剤を1個ずつ容易に取り出せるようにした容器に関し、特にシール性や錠剤の取り出し簡便性が要求される錠剤容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、薬或いは錠剤状のガム、錠剤形状の口臭防止剤等を充填して必要に応じて蓋板を開き取り出せるようにしたプラスチック製や厚紙製等の多くの錠剤容器が公知である。これらの錠剤容器はシール性や耐久性等を考慮して現在はプラスチック製が多く使用されている。
【0003】
現状多く使用されている容器においては、シール性は高いがシンプルな構造になり、美粧性等が低い容器となっている。一例を挙げて説明すると、図3に示すように、本体容器(28)とL字型のスライドキャップ(21)からなり、この容器本体に挿入されるスライドキャップは、本体容器に当接して挿入嵌合される錠剤取り出し口(23)を形成した胴部(24)を設けたものである。また、この側面には上下に簡単にスライドさせるためのローレット(R)を設け、さらに、容器本体の側面に溝部(26)を上下二箇所に設けて、スライドキャップの側面内側の突起で所定の範囲内でストップできるようにして、また、錠剤等を取り出す際にスライドキャップが抜け落ちないようにしたものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、図4(A)(B)に示すように、本体容器(28)内周面とスライドキャップの胴部(24)の外周囲は当接してぴったりと挿入されるが、滑らかにスライドすることが必要である。しかし面同士が当接している関係で擦り合わせ等の高度な成形技術が必要であり、精度が低いと摩擦等によりスムーズな動きがとれない。さらに、容器本体上から覆い被せるようなアウターシール部の形成が難しい。すなわち、従来の容器の場合、非常に高度な寸法精度が要求される容器本体の上部開口面の擦り合わせによるシールでは、高レベルのシール性は期待できない。しかも、本体容器(28)の内周囲面とスライドキャップの胴部(24)の外周囲面の摩擦によりスムーズなスライドも難しい。
【0005】
すなわち、キャップをスライドタイプとして、しかも形状をL字型にして、スライドキャップ特有の擦り合わせによる容器シールを使用することなくアウターシール構造を使うことができることに着目したものである。
本発明は、上記の問題を解決するために、キャップをスライドタイプとし、しかも形状をL字型にして高度なシールをアウターシールで実現させ、かつ開放方向とキャップスライド方向を同一にすることにより、シール性と片手で容易にスライド操作を可能ととし、簡単に錠剤の取り出しができる錠剤容器を提供するものである。
【0006】
上記目的を達成するために本発明においては、
錠剤収納する開口部を有する偏平形状の容器本体(18)と、前記開口部を上から覆う上板を有するスライドキャップ(11)とからなり、この容器本体にスライドキャップを嵌合することで構成される錠剤容器において、前記開口部近くの前記容器本体(18)の壁面が上下方向の直線に平行であり、前記スライドキャップ(11)が、前記上板に下方向に接続され上下方向の直線に平行な壁面から成る、前記開口部近くの前記容器本体(18)の壁面の内側に接して嵌合する胴部(14)と、前記容器本体(18)の壁面の外側に接して嵌合するアウターシール部(15)とを備え、前記胴部(14)の壁面の外側に、前記容器本体(18)の壁面の内側に接する慴動突起(t,t)を有し、前記アウターシール部(15)の前記上板の部分が下方向に延長されたカバー部(17)を備え、前記カバー部(17)に下方向に伸びる長孔のレール部(12)を設け、前記カバー部(17)にローレット(R)を形成して、さらに、スライドキャップ(11)の胴部(14)に錠剤取り出し口(13)設け、前記本体容器(18)の外側に固定突起(16)を設けて前記レール部(12)に嵌め込ませ、前記スライドキャップ(11)をスライドする錠剤容器構成であって、前記スライドキャップの胴部(14)外周囲の所定箇所の動突起(t,t)を設けスライドを容易にしたことを特徴とする錠剤容器である。
【0007】
また、前記アウターシール部(15)が、容器本体の開口部外周囲とアウターシール部内周囲が当接してシールすることでシール性を向上させたことを特徴とするものである。
【0008】
さらに、前記スライドキャップ(11)は、レール部(12)の長孔の範囲内で上下方向にスライドし、かつ錠剤を取り出せる範囲内に取り出し口(13)が露出することを特徴とするものである。
【0009】
【発明の実施の形態】
本発明の錠剤容器は、キャップをスライドタイプとし、しかも形状をL字型にして、スライドキャップ特有の擦り合わせによる容器シールを使用することなくアウターシール構造を使うことができることに着目したものである。すなわち、容器本体(18)と、この容器本体の開口部外周囲を覆うようなアウターシール部(15)を有するL字形状のスライドキャップ(11)で構成され、この容器本体にスライドキャップを嵌合することで構成される錠剤容器である。このL字形状のスライドキャップ(11)は正面カバー(17)には長孔のレール部(12)と側面にはローレット(R)を形成し、さらに、スライドキャップ(11)のアウターシール部(15)内側垂直方向に、錠剤等の取り出し口(13)と容器本体に挿入する胴部(14)とを設け、容器本体にスライドキャップを覆うように嵌合し、前記レール部(12)に本体容器の上部側辺に設けた固定突起(16)を嵌め込むことで構成されるものであり、特にスライドキャップの胴部(14)周囲の所定箇所の垂直方向に設けた複数本の慴動突起(t,t)によるもので、このスライドキャップの胴部に設けた慴動突起による容器本体との摩擦抵抗の低減と、このレール部の動きでスライドキャップの上下の動きがスムーズ、かつ確実になる。スライドキャップのスムーズなスライドを容易にしたも錠剤容器である。
【0010】
図に基づき本発明の実施の形態を詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施例による錠剤容器を示すもので、(A)は錠剤容器の構造を示す説明図であり、(B)はそのL−L断面図である。また、図2は、上記錠剤容器を側面から見た概略説明図である。
【0011】
【実施例】
実施例に基づき本発明を詳細に説明する。
先ず、図1(A)に示すように、錠剤等を収納する開口部を有する偏平形状とした容器本体(18)と、この容器本体の開口部外周囲を覆うようなアウターシール部(15)を有するL字形状のスライドキャップ(11)とからなり、この容器本体にスライドキャップを嵌合することで構成される錠剤容器である。また、このL字形状のスライドキャップ(11)の正面カバー(17)には、長孔の切り込み溝によるレール部(12)と、スライドキャップ(11)の側面には、指先で容易にスライドさせることができるように凹凸溝によるローレット(R)を形成した。さらに、スライドキャップ(11)のアウターシール部(15)の内側垂直方向に、容器本体に挿入嵌合させる胴部(14)(形状に合わせて周壁形状に)を設け、さらにこの胴部の一部に錠剤等の取り出し口(13)を半円長孔形状に設けたものである。
【0012】
次に、この容器本体(18)の開口部上からスライドキャップ(11)のアウターシール部(15)で覆うように、またスライドキャップの胴部(14)を容器の開口部内に挿入嵌合し、さらに、前記レール部(12)の溝に本体容器の上部側辺に設けた固定突起(16)を嵌め込むことで構成される錠剤容器(10)であり、長孔のシール部の範囲内で上下のスライドを可能とした。
【0013】
さらに、前記スライドキャップ(11)の胴部(14)外周囲の所定箇所に、垂直方向で、かつ複数本の慴動突起(t,t)を設けることによりキャツプのスライドを容易にした錠剤容器である。この慴動突起(t,t)は、限定はしないが、図1(B)の断面図に示すように実施例においては、スライドキャップの胴部(14)の両側面と前面及び後面に合わせて複数本(5乃至6本)設けたものである。すなわち、この慴動突起(t,t)を設けることで、スライドキャップ特有の擦り合わせによるシール部の形成を行うこと無く、アウターシール構造とすることが可能となる。
【0014】
また、前記アウターシール部(15)は、容器本体の開口部外周囲と当接(本体の開口部外周とアウターシール部の内周囲が内接により嵌合する)した状態でシールされるものであり、この嵌合によって容器のシール性が向上するものである。
【0015】
さらに、前記スライドキャップ(11)は、長孔状のレール部(12)に容器本体部分から突出させた固定突起(16)を嵌め込むことにより、このレールの範囲内でスライドキャップの上下のスライドが慴動突起との相乗効果により滑らかになり、またスライドキャップをスライドさせ過ぎて脱落することも防止できる。さらに、上方にスライドさせた際に、錠剤を取り出せる範囲に取り出し口(13)が露出することを特徴とするものである。
【0016】
【発明の効果】
本発明は、錠剤を収納する容器本体にL字形状のスライドキャップを嵌合させる形状の錠剤容器であり、スライドキャップの垂直方向に切り溝によるレール部を設け、ここに容器本体から突出させた固定突起を嵌合させたものである。従って、スライドキャップの胴部に設けた慴動突起による容器本体との摩擦抵抗の低減と、このレール部の動きでスライドキャップの上下の動きがスムーズ、かつ確実になる。また、一定のレール部の長さの範囲内でスライドは停止するのでスライドキャップの脱落を防止することができる。
さらに、L字形状のスライドキャップのアウターシール部は、容器本体の開口部の外周にアウターシール部の内周が当接して嵌合するので、容器の高いシール性を確保することができるものである。すなわち、本発明の錠剤容器においては、容器本体を片手で保持しながら親指を使ってスライドキャップを押し上げて、錠剤取り出し口を開放する操作は両手を必要としない動きが可能となる等の種々の優れた効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による錠剤容器を示すもので、(A)は錠剤容器の構造を示す説明図であり、(B)はそのL−L断面図である。
【図2】本発明の同実施例を示す錠剤容器を側面から見た概略説明図である。
【図3】従来の錠剤容器の一例を示す説明図である。
【図4】上記錠剤容器の一例を示すもので、(A)は構造の説明図であり、(B)はそのT−T断面説明図である。
【符号の説明】
10,20……錠剤容器
11,21……スライドキャップ
12……レール部
13,23……錠剤取り出し口
14,24……スライドキャップの胴部
15……アウターシール部
16……固定突起
17……カバー部
18,28……容器本体
R……ローレット
t……慴動突起

Claims (3)

  1. 錠剤収納する開口部を有する偏平形状の容器本体(18)と、前記開口部を上から覆う上板を有するスライドキャップ(11)とからなり、該スライドキャップを容器本体に嵌合することで構成される錠剤容器(10)において、前記開口部近くの前記容器本体(18)の壁面が上下方向の直線に平行であり、前記スライドキャップ(11)が、前記上板に下方向に接続され上下方向の直線に平行な壁面から成る、前記開口部近くの前記容器本体(18)の壁面の内側に接して嵌合する胴部(14)と、前記容器本体(18)の壁面の外側に接して嵌合するアウターシール部(15)とを備え、前記胴部(14)の壁面の外側に、前記容器本体(18)の壁面の内側に接する慴動突起(t,t)を有し、前記アウターシール部(15)の前記上板の部分が下方向に延長されたカバー部(17)を備え、前記カバー部(17)に下方向に伸びる長孔のレール部(12)を設け、前記カバー部(17)にローレット(R)を形成して、さらに、スライドキャップ(11)の胴部(14)に錠剤取り出し口(13)設け、前記本体容器(18)の外側に固定突起(16)を設けて前記レール部(12)に嵌め込ませ、前記スライドキャップ(11)を上下にスライドする構造を有することを特徴とする錠剤容器。
  2. 前記アウターシール部(15)が、容器本体の開口部外周囲とアウターシール部内周囲が当接してシールすることを特徴とする請求項1に記載の錠剤容器。
  3. 前記スライドキャップ(11)は、レール部(12)の長孔の範囲内で上下方向スライドし、かつ錠剤を取り出せる範囲内に取り出し口(13)が露出することを特徴とする請求項1又は2に記載の錠剤容器。
JP2002215036A 2002-07-24 2002-07-24 錠剤容器 Expired - Fee Related JP4147852B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002215036A JP4147852B2 (ja) 2002-07-24 2002-07-24 錠剤容器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002215036A JP4147852B2 (ja) 2002-07-24 2002-07-24 錠剤容器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2004051207A JP2004051207A (ja) 2004-02-19
JP4147852B2 true JP4147852B2 (ja) 2008-09-10

Family

ID=31937167

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002215036A Expired - Fee Related JP4147852B2 (ja) 2002-07-24 2002-07-24 錠剤容器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4147852B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4654760B2 (ja) * 2005-05-18 2011-03-23 凸版印刷株式会社 携帯用振出し容器

Also Published As

Publication number Publication date
JP2004051207A (ja) 2004-02-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS6159989B2 (ja)
TWI664122B (zh) 容器
JPH08310553A (ja) 容器用キャップ
JPH04227208A (ja) 容器
EA010747B1 (ru) Устройство для упаковки и раздачи твердых тел определенной формы, в особенности таблеток и/или капсул для перорального введения
US7571825B2 (en) Safety container
EA019743B1 (ru) Тумблерное выдачное укупорочное устройство с шарнирным задним краем
JP2016164081A (ja) ねじ式キャップ容器
JP4147852B2 (ja) 錠剤容器
JP2007217031A (ja) 気密容器
JPH0232591Y2 (ja)
JPH1059501A (ja) 密封容器の蓋
JP2599569Y2 (ja) 液用詰め替え容器
JPS6244926Y2 (ja)
JP4823820B2 (ja) キャップ
JP4534703B2 (ja) ワンプッシュオープンヒンジキャップ
JP3936232B2 (ja) 粒状物用容器
JP3215841U (ja) ポケッタブル容器。
JP4236027B2 (ja) 注出キャップ
JP2011098785A (ja) 気密性カード状振り出し容器
JP7370509B2 (ja) ボトルキャップ
JP7137973B2 (ja) 容器蓋
JP4803325B2 (ja) 気密性カード状振り出し容器
KR200259215Y1 (ko) 밀폐용기용 잠금장치
JP2008189318A (ja) 振り出し容器用キャップ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050621

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080401

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080509

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080603

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080616

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110704

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110704

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120704

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120704

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130704

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140704

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees