JPS6244926Y2 - - Google Patents

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JPS6244926Y2
JPS6244926Y2 JP5367983U JP5367983U JPS6244926Y2 JP S6244926 Y2 JPS6244926 Y2 JP S6244926Y2 JP 5367983 U JP5367983 U JP 5367983U JP 5367983 U JP5367983 U JP 5367983U JP S6244926 Y2 JPS6244926 Y2 JP S6244926Y2
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JP
Japan
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sliding
guide
groove
container
lid
Prior art date
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JP5367983U
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JPS59159548U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、振り出し容器用キヤツプの改良に関
するものである。
[従来の技術] 例えば、香辛料や化学調味料等の振り出し容器
に使用されるキヤツプとして、従来、キヤツプ本
体の頂部に摺動溝を切設し、この摺動溝の底壁に
容器内容物の振り出し孔を穿設すると共に、摺動
溝内に該振り出し孔を開閉するための摺動蓋を摺
動自在に嵌装したものは知られている(実開昭58
−65246号公報参照)。
この種のキヤツプは、通常合成樹脂によつて成
形されるが、合成樹脂の冷却硬化に伴う収縮等に
よつて成形誤差が生じ易いため、摺動蓋の嵌合精
度を出すのが非常に難しく、遊びによる隙間の形
成によつて内容物の漏出を生じたり、逆に摺動抵
抗が大きすぎて開閉操作を円滑に行いにくいとい
う問題があつた。また、仮に適度の嵌合精度を出
し得たとしても、使用と共に摩耗を生じ、精度の
低下を来すのが避けられなかつた。
特に、上記公報に開示されているキヤツプのよ
うに、摺動溝の側壁の案内溝に摺動蓋の側面の突
起を単に嵌合させた状態で該摺動蓋を開閉操作す
るように構成したものにおいては、上記成形誤差
や摩耗が摺動蓋の開閉状態に直ちに影響を及ぼ
し、摺動抵抗が大きすぎて開閉が不円滑になつた
り、遊びが大きすぎて蓋ががたつくなどのケース
が多かつた。
[考案が解決しようとする問題点] 本考案の課題は、若干の成形誤差や摩耗等に拘
らず、摺動溝と摺動蓋との適度な嵌合精度を長期
間にわたつて維持することのできる振り出し容器
用キヤツプを提供することにある。
[問題点を解決するための手段] 上記課題を解決するため、本考案のキヤツプ
は、振り出し容器に被着するためのキヤツプ本体
の頂部に摺動溝を切設し、該摺動溝の底壁に容器
内容物の振り出し孔を穿設すると共に、摺動溝内
に該振り出し孔を開閉するための摺動蓋を嵌装し
たものにおいて、上記摺動溝の側壁及び摺動蓋の
側面の一方に弾性変形可能な案内突起を上下に一
定間隔で並設すると共に、他方に、上記案内突起
の外縁間隔よりも若干狭い溝幅の案内溝を設け、
該案内溝内に上記案内突起を弾性変形させた状態
で摺動可能に嵌合させたことを特徴とするもので
ある。
[作用] 摺動溝内に摺動蓋を嵌装するに当たり、それら
の一方に並設した案内突起を、他方に設けた案内
溝内に弾性変形させた状態で嵌合させるようにし
たので、上記案内突起の弾性変形により、成形誤
差や摩耗に伴う寸法変化等が吸収補償され、略一
定の嵌合精度が長時間にわたつて維持される。ま
た、摺動蓋の移動時には、該摺動蓋が案内溝に嵌
合した案内突起を撓ませながら摺動するため、適
度の摺動抵抗が与えられ、これらの案内溝及び案
内突起が摩耗した場合でも、それらの寸法変化が
上記案内突起の弾性復元力により吸収されるか
ら、常に一定大きさの摺動抵抗が保持されること
になる。
[実施例] 以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳細に
説明する。
第1図に示すように、本考案のキヤツプ1は振
り出し容器2に被着するための合成樹脂製のキヤ
ツプ本体3と、該キヤツプ本体3に取付けた合成
樹脂製の摺動蓋4とによつて構成されている。
上記キヤツプ本体3は、第2図に示すように、
その頂部に上記摺動蓋4を嵌装するための摺動溝
5を有し、該摺動溝5における底壁の一端に容器
内容物を振り出すための大径の振り出し孔6を設
けると共に、その他端に小径の振り出し孔7を複
数設け、これらの振り出し孔6,7を上記摺動蓋
4によつて選択的に開閉するように構成してお
り、該摺動蓋4を摺動自在に取付けるに当り、上
記摺動溝5における左右の側壁5aには、第3図
及び第4図からも明らかなように、弾性変形可能
な一対の案内突起8a,8bを一定間隔で上下に
列設し、これに対して摺動蓋4の側面には、その
中間位置に、上記案内突起8a,8bの外縁間隔
aよりも若干狭い間隔で対向する上下一対の摺動
突起9a,9bを設け、これらの摺動突起9a,
9bの間に形成された案内溝9c内に上記案内突
起8a,8bを内側に弾性変形させた状態(第5
図参照)で摺動可能に嵌合させている。この際、
案内突起8a,8bは、確実にその弾性変形が行
われるようにするため、第3図に示すように先細
り状に形成するのが望ましい。
また、上記摺動溝5における側壁5aの両端に
は、移動端での摺動蓋4の抜脱を防止するため、
下方の摺動突起9bが当接するストツパ10,1
1をそれぞれ設け、上方の案内突起8aの上縁に
は、その中央部と左右両端部とに凹部12,1
3,14を設け、これらの凹部への上方の摺動突
起9aの係合によつて摺動蓋4を閉鎖位置と2つ
の開放位置とに安定的に保持させ得るようにして
いる。
さらに、上記側壁5aの一端においては、上記
凹部14と重複する位置に案内溝15を切設し、
該案内溝15を通じて下方の摺動突起9bを出し
入れすることにより摺動蓋4の着脱を行うように
している。この場合、案内溝15を凹部14と重
複する位置に設けているため、案内突起8a,8
bの外縁間隔a(第3図)が該案内溝15の位置
で若干狭められることになり、従つて、摺動蓋4
を上記の如く装着して移動させるだけで、摺動突
起9a,9bを案内突起8a,8bに自動的に嵌
合させることができる。また、上記案内溝15の
巾は、一旦挿入した摺動突起9bが不必要に抜脱
するのを防止するため、該摺動突起9bの巾より
若干小さく形成してある。
而して、上記摺動蓋4の周囲には、摺動溝5の
側壁5aとの間に広い隙間が形成されるのを防止
するための張出縁16を突設し、摺動蓋4の上面
には、指による摺動操作を容易にするための多数
の突条17を設けている。
上記構成を有するキヤツプにおいて、摺動蓋4
が第4図に示すように摺動溝5の中央位置にある
場合には、振り出し孔6,7はいずれも閉鎖され
ている。このとき、上方の摺動突起9aが中央の
凹部12に係合し、摺動蓋4はこの位置に安定的
に保持される。
この状態から、摺動突起9aが一方の凹部14
に係合する位置まで摺動蓋4を矢印Xの方向へ移
動させた場合には、大径の振り出し孔6が開口
し、逆に、摺動突起9aが他方の凹部13に係合
する位置まで摺動蓋4を矢印Yの方向へ移動させ
た場合には、小径の振り出し孔7が開口する。そ
して、上記摺動蓋4の移動時には、第4図に鎖線
で示すように、上下の摺動突起9a,9bがそれ
らの間に嵌合した案内突起8a,8bを撓ませな
がら摺動し、それによつて適度の摺動抵抗が与え
られる。しかも、上記案内突起8a,8bの弾性
変形により、成形誤差や摩耗に伴う寸法変化等も
吸収補償され、略一定の嵌合精度が長期間にわた
つて維持されることになる。
第6図は、上記案内突起8a,8bを多数の小
片18a,18bによつて形成した場合を示して
いる。この場合、摺動蓋4の移動を円滑に行うた
めには、各小片18a,18a及び18b,18
b間の間隔を摺動突起9a,9bの巾より小さく
形成するのが望ましい。
なお、上記各実施例とは逆に、案内突起8a,
8bを摺動蓋4側に設け、摺動突起9a,9bを
摺動溝5側に設けた場合でも同様の作用、効果を
得ることができる。
[考案の効果] 以上に詳述したように、本考案によれば、摺動
溝の側壁と摺動蓋の側面とに、弾性変形可能に並
設された案内突起と、これらの案内突起の外縁間
隔よりも若干狭い溝幅の案内溝とを設け、該該案
内溝内に上記案内突起を弾性変形させた状態で摺
動可能に嵌合させているので、上記案内突起の弾
性変形によつてキヤツプの成形誤差や摩耗に伴う
寸法誤差等を吸収させ、適度の嵌合精度と摺動抵
抗とを長期間にわたつて維持させることができ、
これによつて、摺動蓋の操作性とそれによる内容
物の遮断性とを著しく高めることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のキヤツプの一実施例を示す使
用状態での斜視図、第2図はキヤツプの分解斜視
図、第3図は案内突起と摺動突起の非嵌合状態で
の要部拡大断面図、第4図は摺動蓋の取付け状態
における要部拡大断面図、第5図は第4図におけ
るA−A線での断面図、第6図は本考案の別実施
例を示す要部斜視図である。 1……キヤツプ、2……振り出し容器、3……
キヤツプ本体、4……摺動蓋、5……摺動溝、
6,7……振り出し孔、8a,8b……案内突
起、9a,9b……摺動突起、9c……案内溝。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 振り出し容器に被着するためのキヤツプ本体の
    頂部に摺動溝を切設し、該摺動溝の底壁に容器内
    容物の振り出し孔を穿設すると共に、摺動溝内に
    該振り出し孔を開閉するための摺動蓋を嵌装した
    ものにおいて、上記摺動溝の側壁及び摺動蓋の側
    面の一方に弾性変形可能な案内突起を上下に一定
    間隔で並設すると共に、他方に、上記案内突起の
    外縁間隔よりも若干狭い溝幅の案内溝を設け、該
    案内溝内に上記案内突起を弾性変形させた状態で
    摺動可能に嵌合させたことを特徴とする振り出し
    容器用キヤツプ。
JP5367983U 1983-04-11 1983-04-11 振り出し容器用キヤツプ Granted JPS59159548U (ja)

Priority Applications (1)

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JP5367983U JPS59159548U (ja) 1983-04-11 1983-04-11 振り出し容器用キヤツプ

Applications Claiming Priority (1)

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JP5367983U JPS59159548U (ja) 1983-04-11 1983-04-11 振り出し容器用キヤツプ

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JPS59159548U JPS59159548U (ja) 1984-10-25
JPS6244926Y2 true JPS6244926Y2 (ja) 1987-11-30

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ID=30184024

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JP5367983U Granted JPS59159548U (ja) 1983-04-11 1983-04-11 振り出し容器用キヤツプ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP5431098B2 (ja) * 2009-09-30 2014-03-05 株式会社吉野工業所 合成樹脂製チューブ容器
JP5873123B2 (ja) * 2014-03-04 2016-03-01 サーモス株式会社 飲料用容器の蓋体構造
JP5748875B1 (ja) 2014-03-04 2015-07-15 サーモス株式会社 飲料用容器の蓋体構造
JP6726514B2 (ja) * 2016-04-25 2020-07-22 株式会社マーレ フィルターシステムズ キャップ構造
JP2022180974A (ja) * 2021-05-25 2022-12-07 サーモス株式会社 キャップユニット及びキャップ付き容器

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JPS59159548U (ja) 1984-10-25

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