JPH0748200Y2 - 電気エアーポットにおける蓋セットのシール構造 - Google Patents

電気エアーポットにおける蓋セットのシール構造

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JPH0748200Y2
JPH0748200Y2 JP10139690U JP10139690U JPH0748200Y2 JP H0748200 Y2 JPH0748200 Y2 JP H0748200Y2 JP 10139690 U JP10139690 U JP 10139690U JP 10139690 U JP10139690 U JP 10139690U JP H0748200 Y2 JPH0748200 Y2 JP H0748200Y2
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JP
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lower plate
packing
lid
inner lid
electric air
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JP10139690U
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善一 川田
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Zojirushi Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は電気エアーポットにおける蓋セットのシール
構造に関するものである。
〔従来の技術〕
第6図は従来から知られている電気エアーポットの蓋セ
ットを示すものである。この蓋セットは、外蓋1の下面
に嵌合された下板2及びその下板2の下面に取付けられ
た内蓋3を有し、外蓋1と下板2との間の空所にベロー
ズポンプ4が収納される。
下板2の中央部にエアー穴5が設けられ、そのエアー穴
5の下面外周に設けられた筒部6と内蓋3の凹所7との
間にボール8が収納される。また凹所7にもエアー穴9
が設けられる。
上記の凹所7の外周部と下板2との間に環状の第1パッ
キン10が介在され、その第1パッキン10の部分でビス11
により内蓋3を下板2に固定する。また、内蓋3の外周
縁に第2パッキン12が取付けられ、これにより内蓋3と
ポットの容器13との間をシールする。上記の第1パッキ
ン10及び第2パッキン12により蓋セットのシール構造を
構成する。
上記の蓋セットは、ヒンジ14によりポットの肩部材15に
開閉自在に取付けられ、これを閉めた状態で押しボタン
16を押し下げるとベローズポンプ4が圧縮され、エアー
穴5、9を通って加圧エアーが容器13内に送り込まれ
る。これにより容器13内の圧力が上昇し、湯を吐出させ
る。このとき、加圧エアーは第1パッキン10でシールさ
れる。
また、電気エアーポットが転倒したときはボール8がエ
アー穴5を閉塞し、湯がベローズポンプ4を経て外部へ
漏れ出すことを防止する。
第2パッキン12は図示のように下板2と内蓋3との間に
も介在されるので、第1パッキン10を省略しても加圧エ
アーに対するシールが図れるように見えるが、内蓋3を
ビス11により下板2に締付けるだけでは、外周縁に取付
けられた第2パッキン12に十分な締付け力を及ぼすこと
ができず、また実使用において熱の影響によるビス11の
緩みが発生するため、加圧エアーに対するシールは不完
全である。
このため、従来は第1パッキン10を設けることにより加
圧エアーに対するシールを図ることとし、第2パッキン
12は専ら内蓋3と容器13間のシールを図る機能を担って
いた。
しかし、第2パッキン12の加圧エアーに対するシール作
用が確実であるならば、第1パッキン10を省略すること
ができ、製品のコストを低減できるはずである。
そこで、この考案は第2パッキン12の形状に改良を加え
ることにより、第1パッキン10を省略し、コストの低減
を図ることを技術的課題とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記の課題を解決するために、この考案は外蓋と下板と
の間にポンプ装置を収納すると共に、下板の下面に内蓋
を取付け、下板と内蓋にエアー穴を設け、これらのエア
ー穴を取囲むシール部材を下板と内蓋との間に介在して
なる電気エアーポットにおける蓋セットのシール構造に
おいて、上記のシール部材として内蓋外周縁と下板との
間に介在されるパッキンの内周縁に、薄肉部を形成した
構成としたものである。
〔作用〕
ベローズポンプを押圧すると、加圧エアーは従来の場合
と同様に、下板のエアー穴及び内蓋のエアー穴を経て容
器内部に送り込まれる。このとき、従来の第2パッキン
に相当する内蓋外周縁のパッキンの薄肉部に加圧エアー
が作用しシールを図る。
〔実施例〕
第1図に示すように、実施例の蓋セットは、外蓋1の下
面に嵌合された下板2及びその下板2の下面に取付けら
れた内蓋3を有し、外蓋1と下板2との間の空所にベロ
ーズポンプ4が収納される。
下板2の中央部から偏心した位置にエアー穴5が設けら
れ、その下板2の下面にビス11により内蓋3が取付けら
れる。内蓋3にもエアー穴9が設けられる。従来の場合
と異なり、下板2と内蓋3との間に転倒時の漏出防止の
ための弁装置を設けていないのは、エアー穴5、9から
逆流した湯はベローズポンプ4の内部に溜り、その後徐
々に外部に漏出することになるので、十分安全が見込め
るからである。
一方、内蓋3の外周縁に装着されるパッキン17は、第2
図に示すように、断面形状が逆L形部18の水平部分の内
周縁に薄肉部19を形成すると共に、垂直部分の下方に内
方へわん曲したわん曲部20を形成したものである。薄肉
部19は自然の状態において図の実線で示すように逆L形
部18の水平部分よりも上向きに反っている。
上記のパッキン17はその逆L形部18を内蓋3の外周縁に
嵌めることにより取付けられ、その内蓋3をビス11によ
り下板2の下面に固定すると、薄肉部19が水平状態に押
し戻され、下板2の下面に押圧される。このような取付
状態において加圧エアーが作用すると、矢印で示すよう
に、薄肉部19が一層強く下板2に押圧されるので、シー
ル効果が増す。また、加圧エアーが薄肉部19の面に確実
に作用するようにするため、薄肉部19の内側において下
板2にリブ21ないし壁を設けることが望ましい。
上記のようにしてパッキン17により加圧エアーに対する
シールを図ることができるので、下板2のエアー穴5の
まわりに、従来のごときパッキン(第6図の第1パッキ
ン10)を省略することができる。
なお、上記のパッキン17のわん曲部20は、従来の場合と
同様に容器13の開口部のつばに押圧され、内蓋3と容器
13間のシールを図る。
第3図に示す第2実施例は、下板2の下面に傾斜面22を
形成することにより、薄肉部19の押圧力を一層大きくし
たものである。
第4図に示す第3実施例は、下板2の下面に前記と逆勾
配の傾斜面23を形成することにより、加圧エアーが薄肉
部19の面に確実に作用するようにしたものである。
第5図に示す第4実施例は、薄肉部19を押圧させる下板
2の面が、上述のごとくその下面の水平部のみならず、
下面の垂直部に押圧させてもよいことを示すものであ
り、この場合の薄肉部19は逆L形屈曲部18の水平部から
逆向きに折り返された形状になる。
なお、上記の各実施例におけるポンプ装置は、ベローズ
ポンプであるが、電動ポンプ等を使用してもよい。
〔考案の効果〕
以上のように、この考案は内蓋外周縁に取付けたパッキ
ンの逆L形屈曲部の水平部に薄肉部を形成したことよ
り、加圧エアーの作用による押圧が加わり、十分なシー
ル効果を得ることができる。このため、従来下板のエア
ー穴のまわりに装着していたパッキンを省略することが
でき、部品点数の減少及び製品コストの低減に役立つ効
果がある。
【図面の簡単な説明】 第1図は実施例の断面図、第2図から第5図はパッキン
の諸例を示す拡大断面図、第6図は従来例の断面図であ
る。 1……外蓋、2……下板、3……内蓋、4……ベローズ
ポンプ、5……エアー穴、6……筒部、7……凹所、8
……ボール、9……エアー穴、10……第1パッキン、11
……ビス、12……第2パッキン、13……容器、14……ヒ
ンジ、15……肩部材、16……押しボタン、17……パッキ
ン、18……逆L形部、19……薄肉部、20……わん曲部、
21……リブ、22、23……傾斜面。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】外蓋と下板との間にポンプ装置を収納する
    と共に、下板の下面に内蓋を取付け、下板と内蓋にエア
    ー穴を設け、これらのエアー穴を取囲むシール部材を下
    板と内蓋との間に介在してなる電気エアーポットにおけ
    る蓋セットのシール構造において、上記のシール部材と
    して内蓋外周縁と下板との間に介在されるパッキンの内
    周縁に、薄肉部を形成したことを特徴とする電気エアー
    ポットにおける蓋セットのシール構造。
JP10139690U 1990-09-26 1990-09-26 電気エアーポットにおける蓋セットのシール構造 Expired - Lifetime JPH0748200Y2 (ja)

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JPH0460130U JPH0460130U (ja) 1992-05-22
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JP3603881B2 (ja) * 2002-05-29 2004-12-22 松下電器産業株式会社 電気湯沸かし器

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