JP2505929Y2 - ベロ―ズポンプのロッドパッキンシ―ル構造 - Google Patents

ベロ―ズポンプのロッドパッキンシ―ル構造

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JP2505929Y2
JP2505929Y2 JP1990123260U JP12326090U JP2505929Y2 JP 2505929 Y2 JP2505929 Y2 JP 2505929Y2 JP 1990123260 U JP1990123260 U JP 1990123260U JP 12326090 U JP12326090 U JP 12326090U JP 2505929 Y2 JP2505929 Y2 JP 2505929Y2
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rod
rod packing
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bellows
steam
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邦博 星加
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Zojirushi Corp
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Zojirushi Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、電気エアーポット等に用いられるベローズ
ポンプのロッドパッキンシール構造に関するものであ
る。
(従来の技術) 従来の電気エアーポットは、第2図に示すように、本
体1に蓋体2がヒンジピン3を中心に回動自在に取り付
けられている。この蓋体2には、ベローズポンプ4が内
蔵され、該ベローズポンプ4の下板5に蒸気ケース6
と、内蓋9が取付ねじ10aによりシールパッキン10を介
して取り付けられている。蒸気ケース6は下板5の貫通
孔5aを覆うように取り付けられ、内蓋9は外周に装着し
た内蓋パッキン7を介して内容器8の上端に圧接するよ
うに取り付けられている。内蓋9と下板5の間には、内
蓋パッキン7によりシールされた空間が形成されてい
る。また、内蓋9の中央の凹部9aと蒸気ケース6との間
の空間は、シールパッキン10でシールされている。ま
た、この蓋体2には、前記内蓋9に設けた通気口11か
ら、蒸気ケース6の底面及び側面にそれぞれ設けた通気
穴12,蒸気穴13を通り、下板5と内蓋9の間の空間及び
蒸気パイプ14を経て、外面に設けた蒸気口15に至る蒸気
通路Aが形成されている。
前記ベローズポンプ4の内部には、ロッド16とベロー
ズスプリング17が収容されるとともに、上板18に設けた
吸気口19に吸気弁20が取り付けられている。ロッド16は
通気穴21を有する円筒状で、その下端は下板5に設けた
貫通孔5aを貫通して蒸気ケース6内に突入し、上端は上
板18から垂下したガイド筒22に摺動可能に嵌合するとと
もに、ロッドスプリング23により下方に付勢されて、ガ
イド筒22の下端に係止している。また、このロッド16の
下端には、蒸気ケース6の通気穴12の周囲に圧接してシ
ール可能なロッドパッキン24が取り付けられている。な
お、25は転倒時に通気穴12を閉塞して漏水を防止するボ
ールである。
この電気エアーポットにおいて、加熱時に発生する蒸
気は内蓋9の通気口11から蒸気通路Aを通って蒸気口15
から流出する。また、ベローズポンプ4を押圧すると、
ガイド筒22とロッド16の係合が解除され、ロッド16はロ
ッドスプリング23に押されて下方に移動し、ロッドパッ
キン24が通気穴12の周囲に圧接する。この結果、蒸気通
路Aが閉じられ、ベローズ内の空気はロッド16の内部及
び通気穴12を通って通気口11から内容器8内に送り込ま
れる。これにより、内容器8内が加圧されて内部のお湯
は揚水管26を経て注口27から吐出する。
(考案が解決しようとする課題) このように、従来の電気エアーポットでは、吐出操作
時に加圧された空気が蒸気通路Aを通って外に漏れない
ように、蒸気通路に蒸気ケース6を設け、ベローズポン
プ4の押下げ動作に連動してロッド16のロッドパッキン
24が当該蒸気ケース6の通気穴12をシールして蒸気通路
Aを閉塞する機構が採用されている。このため、ベロー
ズポンプ4の構造が極めて複雑で大型であり、高価にな
っていた。
本考案はかかる問題点に鑑みてなされたもので、ベロ
ーズポンプの構造が簡単で安価なロッドパッキンシール
構造を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 前記目的を達成するため、本考案は、ベローズの下板
を貫通して設けられ、ベローズの押下げに連動して降下
するロッドの下端に設けたロッドパッキンが、蒸気通路
を圧接シールすることにより、ベローズ内の空気がロッ
ド内部を通って容器内に送り込まれ、空気が加圧されて
内部の液体が吐出するようにしたベローズポンプのロッ
ドパッキンシール構造において、 ロッドの下端に設けたロッドパッキンの外周端を内蓋
とともに取付ねじにより下板の環状の取付座に取り付
け、内蓋とロッドパッキンとの間に蒸気逃がし隙間を設
けるとともに、内蓋に設けた通気口の周囲に、降下した
ロッドパッキンが圧接して蒸気通路をシールするように
したものである。
(実施例) 次に、本考案の実施例を添付図面に従って説明する。
第1図は本考案に係るロッドパッキンシール構造を採
用した電気エアーポットを示し、第2図に示す従来のも
のとは、蒸気ケースが無く、下板31,ロッドパッキン32,
内蓋33の構造及び転倒時漏れ防止用ボール25の位置が異
なる以外は実質的に同一であり、対応する部分には同一
符号が付してある。
下板31には、ロッド16が貫通する貫通孔5aの周囲に環
状の取付座34が突設され、また端部に蒸気パイプ35が一
体に形成されている。
ロッドパッキン32は、従来と同様、ロッド16の下端に
装着されているが、その蛇腹部の外周端が後述する内蓋
33とともに取付ねじ10aにより下板31の取付座34に取り
付けられている。これにより、ロッドパッキン32の外周
端は下板31と内蓋33との間に挟まれた状態になるので、
ポンプ操作時に外れることがない。
内蓋33は、中央に通気口36が設けられているだけで、
従来のような凹部はなく、略平坦であり、下板31の取付
座34にロッドパッキン32を介して取付ねじ10aで取り付
けられている。前記ロッドパッキン32とこの内蓋33との
間には、ロッド16が上方に復帰しているときに、蒸気逃
がし隙間37が形成されるようになっている。
また、この内蓋33と取付座34がロッドパッキン32を介
して接触する部分の一部には、容器内側に向かって突き
出されることにより凹部38が設けられ、これにより内蓋
33の通気口36から蒸気逃がし隙間37、凹部38及び蒸気パ
イプ35を経て蒸気口15に至る蒸気通路Aが形成されてい
る。
転倒時漏水防止用ボール25は、下板31の蒸気パイプ35
内に収容され、ポットの正立時には内蓋33の外周の内蓋
パッキン7の一部によって落下が阻止され、蒸気パイプ
35の下端部に静止している。この状態では、ボール25の
両側、すなわち内蓋パッキン7に沿った方向の両側に蒸
気通路が確保されている。ポットが転倒した時には、第
1図中2点鎖線で示すように、蒸気パイプ35の上端を塞
ぐ結果、内部のお湯が漏出しないようになっている。
このように、ボール25が蒸気パイプ35の下端部に位置
したことにより、内蓋33の中央に従来のような凹部9a
(第2図参照)が無くなり、その分だけ蓋体2を小さく
コンパクトにすることができる。
この電気エアーポットでは、加熱,沸騰時に発生する
蒸気は通気口36から蒸気通路Aを通って蒸気口15から流
出する。
ベローズポンプ4を押圧すると、従来と同様、ガイド
筒22とロッド16の係合が解除され、ロッド16はロッドス
プリング23に押されて降下する。これにより、蒸気逃が
し隙間37が無くなり、ロッドパッキン32が内蓋33の通気
口36の周囲に圧接して蒸気通路Aが閉じられる。従っ
て、ベローズ内の空気は通気穴21からロッド16の内部を
通って通気口36から内容器8内に送り込まれる。この結
果、内容器8内が加圧され、内部のお湯が吐出する。
(考案の効果) 以上の説明から明らかなように、本考案によれば、ロ
ッドパッキンが直接内蓋の通気口の周囲に圧接してシー
ルするようにしたので、従来設けられていた蒸気ケース
やこれに取り付けるパッキンが不要となり、部品点数が
減少し、構造が極めて簡単で、安価となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る構造を備えた電気エアーポットの
断面図、第2図は従来の電気エアーポットの断面図であ
る。 4……ベローズポンプ、8……内容器、10a……取付ね
じ、16……ロッド、31……下板、32……ロッドパッキ
ン、33……内蓋、36……通気口、37……蒸気逃がし隙
間、A……蒸気通路。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ベローズの下板を貫通して設けられ、ベロ
    ーズの押下げに連動して降下するロッドの下端に設けた
    ロッドパッキンが、蒸気通路を圧接シールすることによ
    り、ベローズ内の空気がロッド内部を通って容器内に送
    り込まれ、空気が加圧されて内部の液体が吐出するよう
    にしたベローズポンプのロッドパッキンシール構造にお
    いて、 ロッドの下端に設けたロッドパッキンの外周端を内蓋と
    ともに取付ねじにより下板の環状の取付座に取り付け、
    内蓋とロッドパッキンとの間に蒸気逃がし隙間を設ける
    とともに、内蓋に設けた通気口の周囲に、降下したロッ
    ドパッキンが圧接して蒸気通路をシールするようにした
    ことを特徴とするベローズポンプのロッドパッキンシー
    ル構造。
JP1990123260U 1990-11-21 1990-11-21 ベロ―ズポンプのロッドパッキンシ―ル構造 Expired - Lifetime JP2505929Y2 (ja)

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