JP2511290Y2 - エアポンプ注液式ポット - Google Patents

エアポンプ注液式ポット

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JP2511290Y2 JP1993001916U JP191693U JP2511290Y2 JP 2511290 Y2 JP2511290 Y2 JP 2511290Y2 JP 1993001916 U JP1993001916 U JP 1993001916U JP 191693 U JP191693 U JP 191693U JP 2511290 Y2 JP2511290 Y2 JP 2511290Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本願考案は、液容器内の液体をエ
アポンプによって外部に押し出すようにされているエア
ポンプ注液式ポットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図3にはこの種のエアポンプ注液式ポッ
トの従来例におけるエアポンプ部分の構造が示されてい
る。
【0003】この従来構造のエアポンプ注液式ポットで
は、エアポンプ6としてベローズポンプが使用されてお
り、該エアポンプ6の天板22に形成した吸入口25に
は図4に拡大図示するようなフックバルブ70が装着さ
れている。このフックバルブ70は下方にフック71a
つきのフック脚71を一体形成するとともに、その下面
に吸入口25を密閉するリング状のパッキン72を組付
けている。
【0004】図3の従来構造のエアポンプ注液式ポット
では、ポンプ押板7を押し下げると、先ずパッキン72
が吸入口25を閉塞し、それに続いてエアポンプ6を圧
縮して液容器3内に加圧エアを送り込むようになってい
る。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】ところで、この従来例
で使用されているフックバルブ70は、ポンプ天板22
の吸入口25に装着するために、やや形状の複雑なフッ
ク脚71を有するとともに、別部材からなるパッキン7
2を組付けなければならないものであるが、本願考案
は、エアポンプ注液式ポットにおいて、このポンプ吸入
口開閉用のバルブ部分の構造の簡略化を図ることを目的
とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本願考案は、上記の課題
を達成するための手段として、図1および図2に例示す
るように、液容器3の上方を覆蓋する蓋ユニット2内に
天板22に吸入口25を設けたエアポンプ6を収容し、
ポンプ押板7によって前記エアポンプ6を押圧操作する
ことによって液容器3内に加圧空気を吹き込み、該液容
器3内の液体を液容器3内外を連通させる一連の注液通
路61を通して外部へ注出するようにしたエアポンプ注
液式ポットにおいて、前記エアポンプ6の吸入口25を
開閉する吸入弁27がゴム部材で形成されていて且つ前
記ポンプ押板7の下面に一体形成されている突子11に
嵌入してそのゴム弾性力によって止着されているととも
に、該吸入弁27がバネ31によって下方から前記ポン
プ押板7を押し上げる開弁方向に付勢されるていること
を特徴とするものである。
【0007】
【作用】本願考案のエアポンプ注液式ポットでは、ポン
プ押板7を押圧操作すると、エアポンプ6の吸入口25
が吸入弁27によって閉塞され、それに続いてエアポン
プ6が圧縮されて液容器3内に加圧エアが吹き込まれ
る。液容器3内の液体はその加圧エアによって、液容器
3内外を連通させる一連の注液通路61を通して外部へ
注出される。
【0008】
【考案の効果】本願考案のエアポンプ注液式ポットは、
ポンプ押板7に一体形成した突子11にゴム製の吸入弁
27を嵌入するようにしているので、従来構造のエアポ
ンプ注液式ポットに使用されているフックバルブ70に
おけるような複雑な形状のフック脚71を必要とせず、
しかも従来構造における場合のように、フックバルブ7
0とパッキン72との2部材が1つの吸入弁27のみで
代替され、構造が簡単になるという効果がある。又、本
願考案のエアポンプ注液式ポットでは、バネ31によっ
て吸入弁27を下方から前記ポンプ押板7を押し上げる
開弁方向に付勢するようにして、ポンプ押板7を押し上
げるバネ31を利用して吸入弁27を付勢するようにし
ているため、吸入弁27の脱落を防止するための格別の
手段を必要とせず、吸入弁27の組付けのための部品点
数及び組付け工数が低減され、製造費のコストダウンに
寄与する効果がある。
【0009】
【実施例】図1には本願考案の第1実施例にかかるエア
ポンプ注液式ポットが示されている。この第1実施例の
エアポンプ注液式ポットは、電気湯沸し型のものであ
り、そのポット本体1の液容器3の底部外周に電気ヒー
タ62を有している。
【0010】ポット本体1の上方は、内部にベローズ式
のエアポンプ6を装備した蓋ユニット2によって覆蓋さ
れている。蓋ユニット2は、蓋ケース4のほぼ中央部に
形成した円筒形のポンプ収容室8内にエアポンプ6と該
エアポンプ6を押圧操作するポンプ押板7とを収容し、
さらにポンプ底板を兼用する蓋中板23の下方に、加圧
空気を液容器3内に導入するための加圧エア通路43と
液容器3内で発生する蒸気を外気側へ放散させるための
蒸気通路44とを形成するための蓋下部通路ユニット4
2を設け、さらにその下方をステンレス鋼板製の内蓋4
1で覆蓋して構成されている。
【0011】蓋ユニット2は、ヒンジ14によってポッ
ト本体1に枢着され、さらに蓋ユニット2の前方側に
は、該蓋ユニット2を閉蓋状態でロックするためのロッ
ク装置5が設けられている。
【0012】エアポンプ6は、ベローズ筒21の上端に
ポンプ天板22を装着している。エアポンプ6の上方及
び側周は、逆容器状のポンプ押板7で覆われている。
【0013】ポンプ天板22のほぼ中心部には吸入口2
5が形成され、さらに該吸入口25から下方に向けて筒
状体30が一体形成されている。これに対して蓋中板2
3側からは筒状体30と同軸で且つやや小径の弁ロッド
29が延設されて筒状体30と嵌合している。この弁ロ
ッド29はその下端側を蓋中板23に形成した吐出口2
6から下方へ突出させ且つその下端部に吐出口26を開
閉する吐出弁28を装着している。
【0014】筒状体30の下端部は内向きのフランジ3
6となっており、これに対して弁ロッド29上端に形成
した外向きのフランジ35が係合している。
【0015】筒状体30と弁ロッド29の外側にはポン
プ天板22を上方に押し上げるための(エアポンプ膨張
用の)スプリング24が設けられている。エアポンプ6
の膨張時にはポンプバネ24によってポンプ天板22と
ともに筒状体30が上方に引き上げられ、それにともな
って弁ロッド29も上方に引き上げられる。そのとき、
エアポンプ6の吐出口26は吐出弁28によって閉塞さ
れる。
【0016】ポンプ押板7にはその下面ほぼ中央部に突
子11が下向きに一体形成されており、この突子11に
吸入口25を開閉するための吸入弁(材料=ゴム、有利
にはシリコンゴム)27が嵌入されてそのゴム弾性力に
よって止着されている。エアポンプ6側の弁ロッド29
と吸入弁27との間はバネ31が介設されていて通常時
は吸入弁27をバネ31によって下方からポンプ押板7
を押し上げる開弁方向に付勢して吸入口25を開放状態
に維持している。なお、ゴム部材により形成された吸入
弁27は、前記突子11への嵌入とともにこのバネ31
によって下方から付勢されて支持されている。
【0017】バネ31による吸入弁27とポンプ押板7
の上動はポンプ押板7の外周に形成されている押板リブ
9とポンプ収容室8の上端に形成されているリブ押さえ
10との係合によって規制されている。
【0018】蓋下部通路ユニット42には加圧エア通路
43と蒸気通路44を区画する画壁50が形成されてお
り、同画壁50には前記吐出弁28によって開閉される
連通口45が形成されている。
【0019】蓋下部通路ユニット42の一端側(加圧エ
ア通路43と液容器3内との間の位置)にはポット転倒
時に漏水を防止するための弁体47を収容する弁室46
が形成されている。この蓋下部通路ユニット42はその
下側に配置される内蓋41ととともにビス40によって
蓋中板23に取付けられている。
【0020】液容器3の底部には液体出口51が形成さ
れており、この液体出口51に液体注出用の一連の注液
通路61が連続されている。この注液通路61の中間部
にも注出口56が形成されていて、ポット転倒時に止水
作用をする液漏れ防止弁55が配置されている。
【0021】この第1実施例のエアポンプ注液式ポット
は、ポンプ押板7を押圧操作すると先ず吸入弁27が吸
入口25を閉じ、それに続いてポンプ天板22を押し下
げてエアポンプ6を圧縮し始める。ポンプ天板22の下
動につれて弁ロッド29も押し下げられ、それによって
エアポンプ6の吐出口26が開放されてエアポンプ6内
部が液容器3内部と連通すると同時に連通口45が閉じ
られて、液容器3内部と蒸気通路44との連通が遮断さ
れる。
【0022】エアポンプ6内から吐出される加圧空気は
加圧エア通路43、弁室46及び内蓋41に形成した通
気孔48から液容器3内に吹き込まれ、液容器3内の液
体を加圧して注液通路61から外部へ注出する。
【0023】ポンプ押板7に対する押圧力を解除する
と、先ずバネ31によってポンプ押板7と吸入弁27が
押し上げられて吸入口25が開放され、エアポンプ6内
への空気の流入が可能となる。この吸入口25の開放と
ほぼ同時に、ポンプバネ24によってポンプ天板22が
押し上げられエアポンプ6の吸気行程が行なわれる。こ
のポンプ天板22の上動行程の途中で筒状体30下端の
フランジ36と弁ロッド29上端のフランジ35との係
合による弁ロッド29の引き上げが行なわれ、それによ
って吐出口26が吐出弁28によって閉じられるととも
に、連通口45が開放されて液容器3内と蒸気通路44
とが連通する。吐出弁28が吐出口26を閉じるとポン
プ天板22の上動もそこで停止する。
【0024】ポンプ押板7と吸入弁27の上動は押板リ
ブ9とリブ押さえ10の係合によって停止する。弁ロッ
ド29の中間部にはエアポンプ6内へ外気を導入するた
めの通気孔32が形成されている。
【0025】なお、図1において符号51は液容器3の
底部に形成した液体出口パイプ、55は注液通路61の
途中に設けられたポット転倒時止水弁、56はその弁
室、57は液体注出口、63は温度センサー、64は温
度ヒューズ、65はリレーを示している。
【0026】図2には本願考案の第2実施例にかかるエ
アポンプ注液式ポットの要部が示されている。
【0027】この第2実施例のエアポンプ注液式ポット
における特徴は、エアポンプ6内を通って蒸気抜通路が
形成されている点である。
【0028】この実施例における蒸気抜通路の構成につ
いて説明すると、図2のエアポンプ注液式ポットでは、
液容器3内からの蒸気は、内蓋41に形成した通気孔4
8,48・・から弁ロッド29の下底部に形成した弁室
46(この弁室46内にポット転倒時止水用の弁体47
が収容されている)及び弁ロッド29の下段側面に形成
した通気口(下部通気口)52を通ってエアポンプ6内に
流入し、さらに、弁ロッド29の上段側通気孔32及び
筒状体30内部を通ってエアポンプ6外に流出し、ポン
プ押板7に形成した蒸気出口53を通って外部へ放出さ
れる。この実施例のエアポンプ注液式ポットは、エアポ
ンプ6内を蒸気抜通路に兼用した関係で非沸騰型の電気
ポットとされている。
【0029】なお、図1及び図2に示す各実施例のエア
ポンプ注液式ポットでは断面T形の吸入弁27を使用し
ているが、この吸入弁27は単なる平板円盤状のものを
使用してもよい。その場合は丸棒状の素材(シリコンゴ
ム)を単に輪切りにすることによって吸入弁27を製作
することができるのでその製作コストが安価になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願考案の第1実施例にかかるエアポンプ注液
式ポットの全体縦断面図である。
【図2】本願考案の第2実施例にかかるエアポンプ注液
式ポットの要部縦断面図である。
【図3】従来型エアポンプをそなえたエアポンプ注液式
ポットの要部縦断面図である。
【図4】図3中のエアポンプ吸入弁部分の拡大図であ
る。
【符号の説明】
1はポット本体、2は蓋ユニット、3は液容器、4は蓋
ケース、6はエアポンプ、7はポンプ押板、8はポンプ
収容室、11は突子、21はベローズ、22はポンプ天
板、23は蓋中板、24はポンプバネ、25は吸入口、
26は吐出口、27は吸入弁、28は吐出弁、29は弁
ロッド、30は筒状体、31はバネ、32は通気孔、3
5及び36はフランジ、41は内蓋、42は蓋下部通路
ユニット、43は加圧エア通路、44は蒸気通路、45
は連通口、46は弁室、47は弁体、48は通気孔、4
9は蒸気出口である。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液容器(3)の上方を覆蓋する蓋ユニット
    (2)内に天板(22)に吸入口(25)を設けたエアポンプ
    (6)を収容し、ポンプ押板(7)によって前記エアポンプ
    (6)を押圧操作することによって液容器(3)内に加圧空
    気を吹き込み、該液容器(3)内の液体を液容器(3)内外
    を連通させる一連の注液通路(61)を通して外部へ注出
    するようにされたエアポンプ注液式ポットであって、前
    記エアポンプ(6)の吸入口(25)を開閉する吸入弁(2
    7)がゴム部材で形成されていて且つ前記ポンプ押板
    (7)の下面に一体形成されている突子(11)に嵌入され
    そのゴム弾性力によって止着されているとともに、該
    吸入弁(27)がバネ(31)によって下方から前記ポン
    プ押板(7)を押し上げる開弁方向に付勢されるているこ
    とを特徴とするエアポンプ注液式ポット。
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