JPH0752669Y2 - 電気ポット - Google Patents

電気ポット

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JPH0752669Y2
JPH0752669Y2 JP5698790U JP5698790U JPH0752669Y2 JP H0752669 Y2 JPH0752669 Y2 JP H0752669Y2 JP 5698790 U JP5698790 U JP 5698790U JP 5698790 U JP5698790 U JP 5698790U JP H0752669 Y2 JPH0752669 Y2 JP H0752669Y2
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JP
Japan
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steam
exhaust rod
bellows pump
hole
case
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邦男 奥谷
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は電気ポットに関し、特に転倒時の湯の流出防
止装置に関するものである。
〔従来の技術〕
電気ポットにおいて、ポット転倒時に湯の流出を防止す
るため、従来から第2図に示すごとき流出防止装置が採
用されている。
即ち、蓋1内のベローズポンプ2の下部に設けられた蒸
気ケース3の蒸気孔4と、内蓋5との間に弁室6を設
け、その弁室6に止水ボール7を収納している。ポット
の転倒時に止水ボール7が水圧と自重により矢印の方向
に移動し、蒸気孔4を閉塞する。
上記の装置によると、転倒時の湯の流出を最小限(例え
ば、10秒間に50cc以内)に抑えることができる。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかし、上記構造によると、蒸気ケース3と内蓋5とに
より弁室6を構成しなければならず、また止水ボール7
が必要となる。このため内蓋5の中央部に下方へ突き出
した弁室6の部分が存在し、また止水ボール7が部品増
加の一因となっている。
そこで、この考案は止水ボール7を使用することなく、
湯の流出を防止できるようにすることにより、上記の問
題点を解消することを技術的課題とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記の課題を解決するために、この考案は蓋内部に設け
たベローズポンプの下部に蒸気通路に通じた蒸気ケース
を設け、ベローズポンプの排気ロッドを蒸気ケース内部
と連通せしめ、蒸気ケースに容器内部と通じた蒸気孔を
設けた電気ポットにおいて、蒸気ケースの蒸気孔に排気
ロッド内部へ遊嵌される案内パイプを設けた構成とした
ものである。
〔作用〕
通常の状態において、蒸気は蒸気孔から、案内パイプ、
排気ロッド、蒸気ケース内及び蒸気通路を通って蓋外部
に排出される。
ポット転倒時は、湯は案内パイプ、排気ロッドを経てベ
ローズポンプ内に流入し、その内部に溜まることにより
外部への流出が避けられる。
〔実施例〕
第1図に示す実施例において、湯の流出防止装置に関す
る部分以外は従来公知の電気ポットと同様である。
即ち、ポットの肩体10に蓋12がヒンジピン11により開閉
自在に取付けられ、その蓋12の内部にベローズポンプ13
が収納されている。ベローズポンプ13の下板14に内蓋15
が固着される。ベローズポンプ13の上板16はポンプ内部
のコイルバネ17により上向きに付勢され、蓋12のプッシ
ュボタン18の案内筒19の下端で受けられる。上板16の下
面には支持筒20が設けられその支持筒20の下端内周縁に
排気ロッド21の上端が係合される。排気ロッド21の下半
分は円筒形をなし、その下端は下板14を自由に貫通して
いる。また、排気ロッド21の円筒部分には連通孔22が設
けられ、ベローズポンプ13の内部と連通する。
下板14と前述の内蓋15との間に蒸気ケース23が取付けら
れ、その蒸気ケース23に設けた周壁24により蒸気室25を
形成する。上述の排気ロッド21の下端は可撓性パッキン
26により気密を保持した状態でその蒸気室25に臨む。蒸
気室25を形成する周壁24に連通孔27が設けられ、その連
通孔27は蒸気通路28に連通している。
また、蒸気ケース23の下方において、内蓋15に孔29が設
けられ、蒸気室25はその孔29を通じて容器30の内部と通
じている。
蒸気ケース23の上面中央部分に設けた蒸気孔31の上面に
案内パイプ32が上向きに突設される。この案内パイプ32
の上端部分は、排気ロッド21の下端部分に遊嵌される。
即ち、案内パイプ32は排気ロッド21内面との間に蒸気の
通過すき間をおいて緩く嵌っている。
実施例の電気ポットは以上のごときものであり、容器30
内部で発生した蒸気は、実線矢印で示すように、内蓋15
の孔29、案内パイプ32、排気ロッド21、蒸気室25、連通
孔27の順に通過し、蒸気通路28を経て外部へ排気され
る。
また、プッシュボタン18を押し下げると上板16が下降
し、同時に排気ロッド21も下降する。排気ロッド21の下
端のパッキン26が案内パイプ32の周囲において蒸気ケー
ス23の上面に気密状態に接触すると、ベローズポンプ13
内の空気は、排気ロッド21の連通孔22から排気ロッド2
1、案内パイプ32、内蓋15の孔29の順に通過して容器30
内部の圧力を高め、注水口33から湯を吐出させる。
また、ポットが転倒すると、容器30内の湯は、内蓋15の
孔29、案内パイプ32、排気ロッド21、連通孔22を経て一
点鎖線の矢印で示すようにベローズポンプ13内へ流入
し、その内部に溜まる。
ベローズポンプ13から溢れると蒸気通路28へ流出する場
合もあるが、その場合の流出量は、例えば、案内パイプ
32と排気ロッド21間のすき間を狭くするなどして、所定
の規定量になるよう制限する。
〔考案の効果〕
以上のように、この考案は、蒸気ケースの蒸気孔に案内
パイプを設け、その案内パイプをベローズポンプの排気
ロッドの内部へ遊嵌したことにより、ポット転倒時に容
器から流出した湯をベローズポンプ内へ案内することが
でき、湯が外部へ流出することを最小限に抑えることが
できる。
また、従来必要であった止水ボールを廃止することがで
き、コストダウン及び組立の作業性の改善を図ることが
できる。更に、案内パイプは排気ロッドの上下動の案内
の役目も果たすので、排気ロッドの傾きによる吐出不良
を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例の一部省略断面図、第2図は従来例の一
部省略断面図である。 10……肩体、11……ヒンジピン、12……蓋、13……ベロ
ーズポンプ、14……下板、15……内蓋、16……上板、17
……コイルバネ、18……プッシュボタン、19……案内
筒、20……支持筒、21……排気ロッド、22……連通孔、
23……蒸気ケース、24……周壁、25……蒸気室、26……
パッキン、27……連通孔、28……蒸気通路、29……孔、
30……容器、31……蒸気孔、32……案内パイプ、33……
注水口。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】蓋内部に設けたベローズポンプの下部に蒸
    気通路に通じた蒸気ケースを設け、ベローズポンプの排
    気ロッドを蒸気ケース内部と連通せしめ、蒸気ケースに
    容器内部と通じた蒸気孔を設けた電気ポットにおいて、
    蒸気ケースの蒸気孔に排気ロッド内部へ遊嵌される案内
    パイプを設けたことを特徴とする電気ポット。
JP5698790U 1990-05-29 1990-05-29 電気ポット Expired - Fee Related JPH0752669Y2 (ja)

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JPH0417721U JPH0417721U (ja) 1992-02-14
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