JPH0131151Y2 - - Google Patents

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JPH0131151Y2
JPH0131151Y2 JP1984063365U JP6336584U JPH0131151Y2 JP H0131151 Y2 JPH0131151 Y2 JP H0131151Y2 JP 1984063365 U JP1984063365 U JP 1984063365U JP 6336584 U JP6336584 U JP 6336584U JP H0131151 Y2 JPH0131151 Y2 JP H0131151Y2
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cylindrical
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pipe
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JP1984063365U
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、ポツト上部に装備したベローズポン
プにより中瓶内の液体を汲上管によりポツト外へ
汲出すようにしたポツトにおいて、ポツトが転倒
したとき、汲上管、中栓内通路、注出管を通つて
液体が漏出しないようにする転倒漏水防止装置に
関する。
〔従来の技術〕
従来より、ポツトにおける転倒漏水防止装置と
しては、実開昭56−58926号公報や実開昭58−
3132号公報等に示されるものが公知である。
〔考案が解決しようとする課題〕
従来公知のポツトにおける転倒漏水防止装置
は、何れも構造が複雑で部品点数が多く、特に、
組付け作業を容易とすることについて何ら考慮さ
れていない。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、構造簡単にして部品点数を必要最少
限とするため、必要構成部品を、中栓と、補助栓
と、閉子とで足りるように構成し、しかも、組付
け作業を容易とするため、中栓の所定個所に閉子
を挿入した状態で、該中栓の下部に補助栓を装着
するだけで転倒漏水防止装置が組立てられるよう
にしたものである。
即ち、本考案が構成したところは、ポツト上部
に装備されたベローズポンプにより中瓶内の液体
を中栓に設けた汲上管及び中栓内通路を経て注出
管より瓶外へ汲出すようにしたポツトにおいて:
前記中栓が、上下に開口して前記ポンプを中瓶に
連通せしめる内腔を形成する胴部と、該胴部内で
前記内腔より隔絶され且つ下方に開口する中栓内
通路を上下方向に形成する筒壁と、前記中栓内通
路の上端近傍に開口する基部口より胴部の外側に
延びる注出路を形成する注出管とを一体に備えて
成り;前記中栓の下部に装着される補助栓が、前
記筒壁を抱持する筒体と、該筒体の下方において
中栓内通路よりも小径となる液体流出口を備えた
異径段部と、該異径段部より下方に延長された筒
状保持部とを一体に備え、該筒状保持部に汲上管
の上端を固定して成り;前記中栓内通路に軸方向
に摺動自在に挿入された筒形閉子が、該閉子の下
端を前記異径段部に載置された状態で前記基部口
を開放する一方、該閉子を上方に摺動せしめた状
態で前記基部口を閉塞する外壁と、前記基部口を
開放した状態で汲上管を注出路に連通せしめる筒
孔とを一体に備え、該筒孔の内径を前記補助栓の
液体流出口の内径よりも大径且つ汲上管の内径よ
りも大径に形成して成る;点にある。
〔実施例〕
以下図面に基づいて本考案の1実施例を詳述す
る。
1は本体3に嵌設した中空状の蓋体であり、内
側にベローズポンプ2を有し、同ポンプの下部は
蓋体1の内底の空気口に通じ、上部には蓋体1の
上方筒部に上下スライド自在且つ脱出不能に取付
けた筒形押板4が結合されている。5は押板4上
に上下スライド自在に取付けた帽状押板で、一体
的に垂下させた軸部6が押板4の中央の環状弁座
7に緩く嵌合し、ベローズ内のばね8によつて押
上げられて軸部6下端の膨出部6aが弁座7の下
面に当たつている。9は環状の弁であり、常時は
弁座7より離れている。10は本体3の肩板であ
り、本体3の上方開口部に固定され、中央口11
に中瓶、即ち魔法瓶12の口部を固定している。
13は弾性リング14を介して中央口11に嵌着
される中栓である。
第2図に分解断面図を示すように、前記中栓1
3は、上下に開口して前記ポンプ2を中瓶12に
連通せしめる内腔15を形成する胴部25と、該
胴部25内で前記内腔15より隔離され且つ下方
に開口する中栓内通路21を上下方向に形成する
筒壁26と、前記中栓内通路21の上端近傍に開
口する基部口23より胴部25の外側に延びる注
出路27を形成する注出管22とを一体に備えて
いる。即ち、中栓13はこのような構成のものと
して合成樹脂等により一体成形されている。尚、
図例において、前記胴部25は内腔15の上部に
て内周に張り出す内フランジ16を備え、該内フ
ランジ16の内周部の開口は前記ポンプ2の下部
と連通している。また、胴部25の下端内周部に
は周溝33が形成されている。
前記中栓13の下部には補助栓28が装着さ
れ、この補助栓28は、前記胴部25の周溝33
に嵌着され且つ前記内腔15を中瓶12に連通せ
しめる通孔20を備えたフランジ17と、前記筒
壁26を抱持する筒体18と、該筒体18の下方
において中栓内通路21よりも小径となる流体流
出口29aを備えた異径段部29と、該異径段部
29より下方に延長された筒状保持部30とを一
体に備えている。即ち、補助栓28はこのような
構成のものとして合成樹脂等により一体成形され
ている。尚、前記筒状保持部30に汲上管19の
上端が挿着される。
前記中栓内通路21には筒形閉子24が軸方向
に摺動自在に挿入され、この閉子は24は、該閉
子24の下端を前記異径段部29に載置された状
態で前記基部口23を開放する一方、該閉子24
を上方に摺動せしめた状態で前記基部口23を閉
塞する外壁31と、前記基部口23を開放した状
態で汲上管19を注出管27に連通せしめる筒孔
32とを一体に備え、該筒孔32の内径を前記補
助栓28の液体流出口29aの内径よりも大径且
つ汲上管19の内径よりも大径に形成している。
即ち、閉子24は、比較的重量物、例えば金属等
により一体に形成されている。尚、図例におい
て、閉子24の筒形外壁31は下端近傍部におい
て下方に小径となるテーパ面34を有する。
〔作用〕
以上の構成に基づき装置を組付けるには、中栓
13の筒壁26内の中栓内通路21に閉子24を
挿入すると共に、汲上管19を固着した補助栓2
8を中栓13の下部に装着するだけで足りる。具
体的には、補助栓28の筒体18を筒壁26に外
挿せしめると共に、フランジ17を周溝33に嵌
着すれば良い。
ポツトの使用時において、常時は第1図示のよ
うに、筒形閉子24が異径段部29上に載置さ
れ、基部口23を開放しているので、ベローズポ
ンプ2を圧縮せしめることにより、内腔15及び
通孔20を介して中瓶12内に空気が圧送され、
中瓶12内の液体は汲上管19より閉子24の筒
孔32を経て注出路27に送られ、注出管22か
ら瓶外へと注出される。この際、閉子24は比較
的重量物であるため、汲上げ中の水の抵抗により
上昇することはない。
一方、ポツトが転倒すると、閉子24はポツト
の頭部方向への慣性によつて上昇移動し、基部口
23を閉塞するので、中瓶12内の液体は注出路
27へ漏出することはない。
〔考案の効果〕
本考案は以上のように構成した結果、次の効果
を奏する。
転倒漏水防止装置を構成する部品は、胴部2
5と筒壁26と注出管22とを一体に備えた中
栓13と、筒体18と異径段部29と筒状保持
部30とを一体に備えた補助栓28と、外壁3
1と筒孔32とを一体に備えた筒形の閉子24
との、三部品で足りるので、従来公知のものに
比して部品点数が少なくて足りる。就中、転倒
漏水防止装置を有しないポツトにおいても、中
栓と該中栓の下部を閉塞する部材(補助栓)と
の二部品は必須であるから、本考案の場合、中
栓13と補助栓28を上述のように構成した上
で、これに閉子24の1部品を加えるだけで転
倒漏水防止装置を構成することができるもので
あり、部品点数の増加を極力抑制し得たもので
ある。
転倒漏水防止装置を組付けるに際して、中栓
13の筒壁26内に閉子24を挿入する作業
と、中栓13の下部に補助栓28を装着する作
業との、2作業で足り、組付作業が極めて容易
であり簡易迅速に行うことができる。
更に、上記のような簡便な構造において、閉
子24の筒孔32の内径を補助栓28の液体流
出口29aの内径よりも大径且つ汲上管19の
内径よりも大径に形成したものであるから、液
体の汲み上げ時に閉子24が持上げられて基部
口23を閉塞してしまう虞れがない。
即ち、ベローズポンプ2を作動して中瓶12
内の液体を汲み上げるに際し、該液体は閉子2
4の筒孔32を通過するので、閉子24を持上
げる傾向を生じることになるが、本考案の場
合、汲上管19内を上昇して閉子24に至る液
体は、吸上管19よりも筒孔32が大径化され
ているので、液体の流速を低下せしめられ、従
つて、液体の流れに沿つて閉子24を持上げる
傾向を軽減することができ、液体を基部口23
より好適に注出せしめることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の1実施例の要部を示す縦断面
図、第2図は同要部を分解して示す断面図であ
る。 2……ベローズポンプ、12……中瓶、13…
…中栓、15……内腔、19……汲上管、21…
…中栓内通路、22……注出管、23……基部
口、24……閉子、25……胴部、26……筒
壁、27……注出路、28……補助栓、29……
異径段部、30……筒状保持部、31……外壁、
32……筒孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ポツト上部に装備されたベローズポンプにより
    中瓶内の液体を中栓に設けた汲上管及び中栓内通
    路を経て注出管より瓶外へ汲出すようにしたポツ
    トにおいて:前記中栓13が、上下に開口して前
    記ポンプを中瓶に連通せしめる内腔15を形成す
    る胴部25と、該胴部内で前記内腔より隔離され
    且つ下方に開口する中栓内通路21を上下方向に
    形成する筒壁26と、前記中栓内通路の上端近傍
    に開口する基部口23より胴部の外側に延びる注
    出路27を形成する注出管22とを一体に備えて
    成り;前記中栓の下部に装着される補助栓28
    が、前記筒壁を抱持する筒体18と、該筒体の下
    方において中栓内通路21よりも小径となる液体
    流出口29aを備えた異径段部29と、該異径段
    部より下方に延長された筒状保持部30とを一体
    に備え、該筒状保持部に汲上管19の上端を固定
    して成り;前記中栓内通路に軸方向に摺動自在に
    挿入された筒形閉子24が、該閉子の下端を前記
    異径段部に載置された状態で前記基部口を開放す
    る一方、該閉子を上方に摺動せしめた状態で前記
    基部口を閉塞する外壁31と、前記基部口を開放
    した状態で汲上管を注出管に連通せしめる筒孔3
    2とを一体に備え、該筒孔32の内径を前記補助
    栓28の液体流出口29aの内径よりも大径且つ
    前記汲上管19の内径よりも大径に形成して成
    る;ことを特徴とするポツトの転倒漏水防止装
    置。
JP6336584U 1984-04-27 1984-04-27 ポツトの転倒漏水防止装置 Granted JPS60176737U (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6336584U JPS60176737U (ja) 1984-04-27 1984-04-27 ポツトの転倒漏水防止装置

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Publication Number Publication Date
JPS60176737U JPS60176737U (ja) 1985-11-22
JPH0131151Y2 true JPH0131151Y2 (ja) 1989-09-25

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS583132B2 (ja) * 1975-02-18 1983-01-20 トキコ株式会社 キカイシキデイスクブレ−キ

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5639486Y2 (ja) * 1977-05-13 1981-09-14
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JPS60176737U (ja) 1985-11-22

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