JPH0243307Y2 - - Google Patents

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JPH0243307Y2
JPH0243307Y2 JP1982035757U JP3575782U JPH0243307Y2 JP H0243307 Y2 JPH0243307 Y2 JP H0243307Y2 JP 1982035757 U JP1982035757 U JP 1982035757U JP 3575782 U JP3575782 U JP 3575782U JP H0243307 Y2 JPH0243307 Y2 JP H0243307Y2
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liquid
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splash prevention
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、空気ポンプとこのポンプからの給気
路、揚液及び注液の通路が貫通する栓体とを備え
てユニツト化された蓋体を有する空気ポンプ式魔
法瓶などの空気ポンプ式液体容器に関する。
(従来の技術) この種の空気ポンプ式液体容器は、例えば実開
昭54−103664号公報で知られている。これら従来
のものは、蓋体のユニツト化によつて給、排液の
際の容器口の開閉操作が蓋体1つの着脱だけで達
成され、使用に便利である。
(考案が解決しようとする課題) ところが従来の蓋体をユニツト化したもので
は、通路は単に内容液の注出が可能なように蓋体
にユニツト化して設けられているだけである。上
記公報に開示のものは、実開昭51−112262号公報
に開示のスプラツシユ防止用の拡張空間に似た部
分を持つている。しかしこの部分は注出口に伸縮
構造上、注出口が使用のために引き出された際に
形成されるだけで、実開昭51−112262号公報にも
ののように外気に通じるものでないし、その状態
で外気に通じたとしても液流の勢いの減衰や混入
空気の抜けにはなつても、液流が外部へ流れ出て
しまう形状でしかない。
したがつてスプラツシユ防止の機能は全くな
い。
また前記実開昭51−112262号公報に記載のもの
を採用しようとしても、スプラツシユ防止拡張空
間が蓋体の外に位置し上記ユニツトタイプの場合
では外観を損なつてしまうし、スプラツシユ防止
拡張空間が蓋体外に常時上向きに開放されたまま
となるので、ゴミの侵入等の不都合た生じる。
これを解消するのにスプラツシユ防止拡張空間
を蓋体内に設けることが考えられる。しかし実開
昭51−112262号公報に記載のものでは、スプラツ
シユ防止拡張空間が通路の上部を上方に拡張して
形成され、この拡張部の天井部の一部を開放して
いる。こんため、スプラツシユ防止拡張空間は注
出内容液が充満し易い構造であつて、注出内容液
が充満してしまうと前記開放部から漏れ出る嫌い
があり、蓋体内にはにわかに採用しにくい。これ
を解消するのにスプラツシユ防止空間を内容液が
少し強く注出されたぐらいでは充満しないように
大きく形成しておくことも考えられるが、これも
蓋体の大型化につながり採用しにくい。
そこで本考案は、スプラツシユ防止拡張空間に
設置のしかたや空気抜き構造を工夫して前記のよ
うな問題を一挙に解消することができる空気ポン
プ式液体容器を提供することを課題とするもので
ある。
(課題を解決するための手段) この考案は上記の課題を達成するために、空気
ポンプとこのポンプからの給気液及び注液の通路
が貫通する栓体とを備えてユニツト化された蓋体
を有する空気ポンプ式液体容器において、揚液及
び液注の通路が蓋体内を通つて外部に出ており、
この通路の蓋体内を通つている部分に通路断面積
が下流側に向け少なくとも上方に急増するスプラ
ツシユ防止拡張空間を設け、このスプラツシユ防
止空間の前記上方への通路断面積急増部に開口し
かつ前記通路とは隔絶した経路で蓋体内に開放す
る空気逃げ路を形成したことを特徴とするもので
ある。
(作用) 本考案の上記構成によれば、スプラツシユ防止
拡張空間が蓋体内の通路部分に位置していて自身
は蓋体の外に出ることはないし、空気逃げ路も蓋
体内に開放されて蓋体外に露出しないようにする
ことができる。さらにスプラツシユ防止拡張空間
は通路の通路断面積が下流側に向かつて少なくと
も上方に急増する形状に形成されているので、下
流へ向かう液流を通路断面積の急増による流路の
急激な拡がりによつて一時的な解放状態にしてそ
の勢いを減衰させるとともに空気の発散を促進す
ることができるし、空気逃げ路は前記スプラツシ
ユ防止拡張空間の液流離れのよい通路断面積の急
増部に開口して、液流とはほぼ反対の方向に前記
発散空気を抜くので、通路を強く注出される内容
液でも侵入しにくい位置および向きにあり、通路
やスプラツシユ防止拡張空間が狭くても内容液の
侵入はなく、内容液中の空気のみを蓋体内に難無
く抜けるようにすることができる。
(実施例) 以下、本考案の実施例を第1図及び第2図に基
いて説明する。
第1図は、空気ポンプ式魔法瓶に係るものであ
つて、容器本体5の内部に二重真空ガラス瓶より
なる中瓶9を有している。容器本体5の上端部6
は外装ケース10に固着した下口部材6aにより
構成されているが、この下口部材6aの中央には
中瓶9の瓶口11に連通する下口部開口2を開設
し、また、下口部材6aの外周には螺条13を形
成している。中瓶9の上端面と下口部材6aの下
口部開口周縁部32下面との間には瓶口パツキン
14を介在させ、両者間をシールしている。
蓋体4は円筒状主体部15、主体部15の上端
に無理嵌め結合される蓋キヤツプ16、主体部1
5の下端より若干上方位置にあつて蓋体4の底部
を覆う下板部7及び下板部7の中央に位置して下
方に突出する栓体部3を有している。前記主体部
15の下端部内面には前記螺条13に螺合する螺
条31を形成し、これら螺条13,31の螺合に
より、蓋体4を容器本体5の上端部6(具体的に
は下口部材側周壁部12)に着脱可能に取付けて
いる。前記主体部15、下板部7及び栓体部3の
筒体17は一体形成されている。栓体部3は、前
記筒体17の下方を覆うための栓キヤツプ18を
無理嵌めし、且つ筒部17と栓キヤツプ18間に
栓パツキン19を固定して構成されている。
この栓パツキン19は、蓋体4を容器本体5の
上端部6に螺し、これを締めつけたとき、前記下
口部開口周縁部32の上面に着座して、下口部開
口2を閉塞する作用を営む、栓体部3の頂壁20
の中心にはベローズポンプ1の底部1aの筒状吐
出口を嵌合わせるための給気用筒部22を設ける
と共に、前記頂壁20の適所にパイプ挿通筒部2
3を設けている。また、栓キヤツプ18には通気
孔24,24……およびパイプ挿通孔25を設け
ている。栓体部3の内部に形成される送気室26
は前記筒状吐出口21を通じて、ベローズ27、
底部1a内空間に連通すると共に、前記通気孔2
4,24を通じて中瓶9内空間に連通する。
蓋体4内には、押板28、フツクバルブ体2
9、復元バネ30、ベローズ27からなるベロー
ズポンプ1を配している。前記押板28は蓋体4
の頂部に位置し、その上方への動きは所定位置に
おいて、環状キヤツプ16により規制されてい
る。
33は合成樹脂製パイプ(金属製でもよい)
で、第1図に示す如く、L形に形成されている。
このパイプ33の揚液管部34は前記パイプ挿通
管部23及びパイプ挿通孔25を貫通して、中瓶
9内を下方に伸び、その下端は瓶底近くに達して
いる。
一方、前記パイプ33の注液管部35はベロー
ズ27と前記下板部7との間に配置されて前方
(第1図左方)に伸び、その先端部36にはスプ
ラツシユ防止用拡張空間60を基端41に有した
口先パイプ40が接続されている。口先パイプ4
0はその基端41が前記主体部15に設けたパイ
プ挿込部37に外方から挿入され、前記注液管部
35の先端と接続されている。前記スプラツシユ
防止用拡張空間60は、注液管部35の先端に対
し通路断面積が下流側に向け上方へ急増する形状
に形成されている。
このスプラツシユ防止用拡張空間60は、下流
へ向かう液流を通路断面積の急増による流路の急
激な拡がりによつて一時的な解放状態にしてその
勢いを減衰させるとともに空気の発散を促進する
ことができる。
また注液管部35の前記口先パイプ40の基端
41との接続部には、前記スプラツシユ防止用拡
張空間60の通路断面積の急増部に開口し、注液
管部35の注出通路とは隔絶して後方に延びる空
気逃げ路62を形成している。61は空気逃げ路
62の一部が蓋体4内に開放される空気逃げ孔を
示している。
前記空気逃げ路62は、前記スプラツシユ防止
用拡張空間60の液流離れのよい通路断面積の急
増部に開口して、液流とはほぼ反対の方向に前記
発散空気を抜くので、注液管部35を強く注出さ
れる内容液でも侵入しにくい位置および向きにあ
り、パイプ33やスプラツシユ防止用拡張空間6
0が狭くても内容液の侵入はなく、内容液中の空
気のみを蓋体4内に難無く抜けるようにすること
ができる。
前記下板部7の上面には、複数のパイプ保持部
38,38を一体形成し、このパイプ保持部38
の両側部に設けたリブ39,39に前記パイプ3
3を嵌着して、このパイプ33を所定位置に保持
している(第2図)。口先パイプ内40の先端部
42は下方に屈曲している。前記揚液管部34、
注液管部35、口先パイプ40内には、ベローズ
ポンプ1の押動操作時に中瓶9内の液体を外部に
注出する注液通路8が形成されるが、この注液通
路8は注液管部35において、前記下板部7とベ
ローズポンプ1との間の筒状吐出口21と前記給
気用筒部22との嵌合せ部により形成されるスペ
ース部を通過している。
なお第1図における43,44はパツキンであ
る。
なお前記スプラツシユ防止用拡張空間60は、
それがパイプ33の蓋体4内を通つている部分に
設けられる限り、上記実施例で示した態様のもの
に限定されない。
(考案の効果) 本考案によれば、スプラツシユ防止拡張空間が
蓋体内の通路部分に位置していて自身は蓋体の外
に出ることはないし、空気逃げ路も蓋体内に開放
されて蓋体外に露出しないようにするので、外観
を損なつたり、空気逃げ路が蓋外に常時開放され
てゴミが侵入するような不都合を解消することが
できる。さらにスプラツシユ防止拡張空間は通路
の通路断面積が下流側に向かつて少なくとも上方
に急増する形状に形成されているので、下流へ向
かう液流を通路断面積の急増による流路の急激な
拡がりによつて一時的な解放状態にしてその勢い
を減衰させるとともに空気の発散を促進すること
ができるし、空気逃げ路は前記スプラツシユ防止
拡張空間の液流離れのよい通路断面積の急増部に
開口して、液流とはほぼ反対の方向に前記発散空
気を抜くので、通路を強く注出される内容液でも
侵入しにくい位置および向きにあり、通路やスプ
ラツシユ防止拡張空間が狭くても内容液の侵入は
なく、内容液中の空気のみを蓋体内に難無く抜け
るようにしてスプラツシユを防止するので、蓋体
の大型化なしにスプラツシユを充分防止すること
ができ、かつ内容液の液漏れも確実に防止して蓋
体内に空気逃げ路が開放されていることによる問
題を解消することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例の縦断側面図、第2図
は第1図の−線横断端面図である。 1……ベローズポンプ、3……栓体部、4……
蓋体、{22……給気用筒部、24……通気孔}
給気路、26……送気室、34……揚液管部、3
5……注液管部、40……口先パイプ、60……
スプラツシユ防止拡張空間、61……空気抜き
孔、62……空気逃げ路。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 空気ポンプとこのポンプからの給気液及び注液
    の通路が貫通する栓体とを備えてユニツト化され
    た蓋体を有する空気ポンプ式液体容器において、 揚液及び注液の通路が蓋体内を通つて外部に出
    ており、この通路の蓋体内を通つている部分に通
    路断面積が下流側に向け少なくとも上方に急増す
    るスプラツシユ防止拡張空間を設け、このスプラ
    ツシユ防止空間の前記上方への通路断面積急増部
    に開口しかつ前記通路とは隔絶した経路で蓋体内
    に開放する空気逃げ路を形成したことを特徴とす
    る空気ポンプ式液体容器。
JP3575782U 1982-03-12 1982-03-12 空気ポンプ式液体容器 Granted JPS58138532U (ja)

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JP3575782U JPS58138532U (ja) 1982-03-12 1982-03-12 空気ポンプ式液体容器

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