JPH0545899Y2 - - Google Patents

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JPH0545899Y2
JPH0545899Y2 JP11036389U JP11036389U JPH0545899Y2 JP H0545899 Y2 JPH0545899 Y2 JP H0545899Y2 JP 11036389 U JP11036389 U JP 11036389U JP 11036389 U JP11036389 U JP 11036389U JP H0545899 Y2 JPH0545899 Y2 JP H0545899Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、圧力下排気用の弾性弁座に作用す
る押圧力を軽減し、該弁座の保護を図つてその寿
命を延ばすことができる急速空気弁に関するもの
である。
従来の技術 この種の急速空気弁は、送水管路に充水する際
に多量排気し、該管路から排水する際に多量吸気
するための大空気孔と、大空気孔が閉鎖された状
態で、加圧された管路水から分離した空気やガス
を圧力下排気するための小空気孔とを具え、第9
図のように構成されている。
すなわち、弁箱1aをその下部開口2aが図示
しない送水管路に立設した管と連通するように設
置し、上部開口には中央部に大空気孔3aを有す
るカバー4aが固定されている。弁箱1a内には
有底筒状のガイド部材6aが固定され、このガイ
ド部材6a内には大空気孔弁座5aとガイド部材
6aの内周壁に設けたストツパ11aの間を昇降
して大空気孔3aを開閉する筒状の遊動弁体10
aが収納されているとともに、該弁体10aの下
方位置に遊動弁体10aの上壁中央部に設けた弾
性の小空気孔弁座31aに当接して小空気孔32
aを開閉する球状のフロート弁13aが収納され
ている。7aはガイド部材6aと弁箱1a間に形
成された環状の流路、9aは充水孔である。
考案が解決しようとする課題 ところで、前記従来の急速空気弁においては、
小空気孔32aを開閉するフロート弁13aが遊
動弁体10aを載架した状態で水面に浮上する浮
力を生ずるようになつているので、小空気孔32
aを閉鎖する際に、小空気孔弁座31aに当接す
ることによつて作用する押圧力として、空気弁内
外の圧力差による押圧力(小空気孔の断面積に圧
力差を乗じた値)に前記フロート弁13aの浮力
による押圧力が加わるので、小空気孔弁座31a
の疲労が促進して、その寿命が短くなるという問
題点があつた。
そこで、この考案は、前記のような従来の問題
点を解決し、圧力下排気用の弾性弁座に作用する
押圧力をほぼ空気弁内外の圧力差による押圧力に
することによつて、該弁座に作用する押圧力を軽
減でき、その寿命を延ばすことができる急速空気
弁を提供することを目的とする。
課題を解決するための手段 前記目的を達成するため、第1の考案は、前記
のような急速空気弁において、遊動弁体の上壁中
央部に小空気孔を有する弾性の小空気孔弁座を設
け、遊動弁体の下方のガイド部材内にフロートを
昇降自在に設け、このフロートの前記遊動弁体の
小空気孔と対向する位置に上端面が遊動弁体の上
壁下面に当接する上下端開口の弁体収納室を有す
る保持部材を設立し、この保持部材の弁体収納室
に、上端面が小空気孔弁座に当接して小空気孔を
開閉する弁体をフロートの昇降ストロークよりも
小さなストロークをもつて昇降自在、かつ抜き出
し不能に収納し、この弁体より下方の弁体収納室
に送水管路に通水される前に弁体の上端面が保持
部材の上端面よりも所定量突出した位置となるよ
うに規制する位置規制部材及び該位置規制部材と
弁体の重量を支持する程度の付勢力を有する付勢
部材をそれぞれ設け、フロートの浮上により弁体
の上端面で小空気孔を閉鎖する状態から保持部材
の上端面が遊動弁体の上壁下面に当接する過程
で、弁体の上端面で小空気孔を閉鎖したままで弁
体が付勢部材の付勢力に抗して保持部材に対し相
対的に下降するようになつている。
第2の考案は、遊動弁体の上壁中央部に小空気
孔を設け、遊動弁体の下方のガイド部材内にフロ
ートを昇降自在に設け、このフロートの遊動弁体
の小空気孔と対向する位置に上端面が遊動弁体の
上壁下面に当接する上下端開口の弁体収納室を有
する保持部材を設立し、この保持部材の弁体収納
室に、上端部に弾性の弁体弁座を有し、該弁座が
小空気孔弁座に当接することによつて小空気孔を
開閉する弁体をフロートの昇降ストロークよりも
小さなストロークをもつて昇降自在、かつ抜き出
し不能に収納し、この弁体より下方の弁体収納室
に送水管路に通水される前に弁体上端の弁座が保
持部材の上端面よりも所定量突出した位置となる
ように規制する位置規制部材及び該位置規制部材
と弁体の重量を支持する程度の付勢力を有する付
勢部材をそれぞれ設け、フロートの浮上により弁
体弁座で小空気孔を閉鎖する状態から保持部材の
上端面が遊動弁体の上壁下面に当接する過程で、
弁体弁座で小空気孔を閉鎖したままで弁体が付勢
部材の付勢力に抗して保持部材に対し相対的に下
降するようになつている。
作 用 前記のように付勢部材の付勢力を弁体の重量を
支持する程度とすることによつて、第1の考案の
場合、フロートの浮上により弁体は保持部材とと
もに上昇し、まず弁体が小空気孔弁座に当接し、
さらに保持部材が上昇してその上端面が遊動弁体
の上壁下面に当接するが、弁体が小空気孔弁座に
当接後、弁体は付勢部材の付勢力に抗して弁体の
弁座面が小空気孔を閉鎖した状態で保持部材に対
し相対的に下降する。そのため、弁体の小空気孔
弁座に作用する押圧力としては、空気弁内外の圧
力差(弁箱内と大気圧との圧力差)による押圧力
のみとなり、フロートの浮力による押圧力は弁体
に加算されない。
第2の考案の場合も弾性弁座の位置が異なるだ
けで、作用は第1の考案と同様である。
考案の効果 前記のようにフロートの浮力による押圧力が圧
力下排気用の弾性弁座に作用しないため、該弁座
の疲労が遅れ、寿命が延びる。また、圧力下排気
の際、弁体は小空気孔を開放してから所定のスト
ローク降下するので、弁体の上端面と小空気孔と
の間隙が大きくなり、1回当たりの排気量が多く
なつて小空気孔を開閉する回数が著しく減少し、
従来のようなハンチング的な圧力下排気を防止す
ることができるという利点がある。
実施例 第1〜6図において1は空気弁の弁箱で、この
弁箱1は図示しない送水管路内と連通する下部開
口2を有し、かつその上部には大空気孔3を設け
たカバー4が固定されている。5は大空気孔弁座
である。6は弁箱1内に固定された有底筒状のガ
イド部材で、このガイド部材6の外周には環状の
流路7が形成されている。8はガイド部材6の上
部周壁に設けた、大空気孔3と環状流路7を連通
する流入孔、9はガイド部材6の下部底壁に設け
た充水孔である。
10はガイド部材6内に収納され、ガイド部材
6に案内されて大空気孔弁座5とガイド部材6に
設けたストツパ11の間を昇降して大空気孔3を
開閉する筒状の遊動弁体で、この遊動弁体10の
周壁には流入孔8を介して内部が流路7と連通す
る連通孔12が穿設されている。13は遊動弁体
10の下方位置にあつて、ガイド部材6に案内さ
れて昇降するフロートで、このフロート13の上
面中央部には保持部材14が立設されている。
保持部材14は第2図に拡大して示すようにフ
ロート13に固定された下部の台座15、中央部
の保持筒16、上部の保持リング17により構成
され、これらの部材はねじ結合によつて一体にな
つている。
保持筒16内は中央隔壁18によつて上部側が
保持リング17とで弁体収納室20に、下部側が
台座15とで後記する弁体押圧部材およびコイル
ばねの収納室24に形成されている。弁体収納室
20には下端外周に該収納室の内周面と摺接する
大径部19aを有する弁体19が、保持リング1
7の孔25から上方へ突出し、かつ大径部19a
が孔25の周縁に係合することによつて抜き出し
不能に収納されている。また、収納室24には中
央部外周に該収納室の内周面と摺接する大径部2
3aを有する断面十字形の弁体押圧部材23が、
大径部23aより上方の小径部分を中央隔壁18
に設けた孔22から弁体収納室20へ突出させて
収納されているとともに、該押圧部材23の下方
に押圧部材23を上方へ付勢するコイルばね21
が収納されている。このコイルばね21の付勢力
は弁体19と押圧部材23の重量を支持する程度
になつている。
弁体収納室20における弁体19の大径部19
aでセパレートされた上部室20aは保持リング
17の孔25と弁体19の間隙により、また下部
室20bは中央隔壁18付近の保持筒16の周壁
に穿設した複数の小孔26により、それぞれ弁体
収納室20の外側と連通している。一方、収納室
24における弁体押圧部材23の大径部23aで
セパレートされた上部室24a(第3図参照)は
中央隔壁18の孔22と押圧部材23の間隙によ
り、また下部室24bは押圧部材23の中央部を
上下に貫通する孔28および上端付近においてこ
れと連通して径方向に穿設した複数の小孔27に
より、それぞれ弁体収納室20の下部室20bと
連通している。
弁体19は上端に弁座面29を有し、この弁座
面29は弁体19が昇降することにより遊動弁体
10の上端中央部に固定部材30を介して固定し
た小空気孔弁座31に接離し、該弁座の小空気孔
32を開閉するようになつている。弁体19の昇
降ストロークl(第4図参照)はフロート13の
昇降ストロークL(第3図参照)よりも小さく、
また押圧部材23の押圧力に影響を受けない弁体
19の遊びの昇降ストロークS(第1,2,4図
参照)は前記の昇降ストロークlから押圧部材2
3の押圧量R(第2図に示すR1から第3図に示す
R2を減じた差)を減じた値になつている。
保持リング17の上端には円周方向に複数の突
起33が設けられ、これら突起33は小空気孔弁
座31の外周回りの遊動弁体10の下面(内面)
に当接して遊動弁体10を載架した状態で小空気
孔31と保持リング17の外側との連通を可能に
している。保持リング17の孔25と弁体19と
の間隙と、小孔26は弁体19が弁体収納室20
内を円滑かつ穏やかに移動するように緩衝孔の役
割りをしている。また、中央隔壁18の孔22と
押圧部材23との間隙と、小孔27,28は押圧
部材23が収納室24内を円滑かつ穏やかに移動
するように緩衝孔の役割りをしている。34は大
空気孔3に異物が落下することを防止することな
どの役割りをするカバーである。前記の中央隔壁
18と押圧部材23は送水管路に通水される前に
おいて、その上端の弁座面(弁体の上端面)29
が所定量上方に突出した弁体19の位置を規制す
る位置規制部材を構成する。
前記実施例において、第1図および第2図は送
水管路に通水されておらず、したがつて空気弁の
弁箱1内には水がない場合を示している。この状
態では遊動弁体10はストツパ11上に載置され
て大空気孔3を開放しているとともに、フロート
13はガイド部材6の底壁に載置されており、か
つ弁体19は前記位置規制部材によつて弁体収納
室20の最下位位置よりも押圧部材23の押圧量
R1だけ上方の位置にあつて小空気孔32を開放
している。
第1,2図の状態から通水が開始して管路内が
充水されてくると、管路内の空気は下部開口2か
ら弁箱1内に入り、そのほとんどが流路7、流入
孔8を介して大空気孔3から弁箱1外に急速に排
出される。
管路内が満水状態になり、水が弁箱1内に入つ
て来ると、ガイド部材6内には充水孔9から水が
入り、ガイド部材6内の水位は流路7とほぼ同じ
水位で上昇し、この水位の上昇によつてフロート
13は上昇して、弁体19の弁座面29が小空気
孔弁座31に当接した後、保持部材14の保持リ
ング17に設けた突起33が小空気孔弁座31の
周りの遊動弁体10の下面に当接し、遊動弁体1
0を小空気孔32が弁座面29で閉鎖された状態
で載架するように上昇させる。これにより、第3
図に示すように遊動弁体10が大空気孔弁座5に
当接して大空気孔3を閉鎖する。このとき、小空
気孔弁座31と弁体19の弁座面29との間に作
用する最大の押圧力はほぼ空気弁内外の圧力差
(弁箱1内と大気圧との圧力差)による押圧力と
同じになり、フロート13の浮力による押圧力は
加算されない。
弁箱1内が満水となつた第3図の状態で、水中
から分離した空気やガスが弁箱内の上部に溜り、
水位の降下によつて第4図に示すようにフロート
13が弁体19のストロークlだけ降下すると、
小空気孔弁座31と弁座面29の当接面に作用す
る弁箱1内と大気圧との差圧によつて弁座面29
を小空気孔弁座31に当接させようとする力と、
弁体19からフロート13までの部材の合計重量
がつり合う。つり合うまでは弁体19は弁箱1内
の圧力よりも大気圧が低いことから弁座面29を
小空気孔弁座31に当接させた状態を保つ。
この第4図の状態から水位がさらに降下して、
フロート13に作用する浮力が減少し、小空気孔
弁座31と弁座面29との間に作用する弁体19
からフロート13までの部材の合計重量が増加す
ると、第5図に示すように弁座面29は小空気孔
弁座31から離れ、ついで第6図に示すように弁
体19は緩やかに弁体収納室20の最下位位置に
降下(弁体19は弁体収納室20内を弁体19の
遊びSだけ降下)し、弁座面29と小空気孔弁座
31との間隙が大きくなり、圧力下排気が行なわ
れる。そのため、1回当りの排気量が多くなり、
小空気孔32を開閉する回数が著しく減少する。
すなわち、第9図に示す従来の空気弁では小空気
孔弁座31aとフロート弁13aが小開度の状態
でハンチング的に圧力下排気を繰り返すが、この
実施例では第3図から第4図に至るまでは排気が
行なわれず(小空気孔弁座31と弁座面29の接
離回数も0)、第5図に至つて初めて排気が行な
われる。しかも、弁座面29が小空気孔弁座31
から離れた後、弁体19は下降するので、弁体面
29と小空気孔弁座31との接離回数は著しく減
少する。
前記圧力下排気の際、たとえ管路の圧力が脈動
的に変動する場合でフロート13が水中に沈んだ
としても、弁体19の弁座面29は従来のものに
比べフロート13の上面よりも上方にあるから、
弁体19の弁座面29が水中に沈むようなことは
なく、管路内の水が空気やガスと一緒に排出され
るようなことはない。
圧力下排気が終わると、弁箱1内は再び水位が
上昇して第3図のように満水状態となり、大空気
孔3および小空気孔32は閉鎖される。
前記弁体19と孔25との間隙および小孔26
が緩衝孔の役割りをするから、フロート13が脈
動的に昇降して小空気孔32を開閉しようとして
も、弁体19が小空気孔弁座31に緩やかに接離
する。そのため、衝撃音を発するようなことがな
く、またより以上に小空気孔弁座31の寿命を延
ばすという利点がある。
第7,8図は別の実施例を示し、この実施例は
前記実施例の遊動弁体10に設けた小空気孔弁座
31および固定部材30を廃し、代わりに遊動弁
体10に小空気孔32のみを設けるとともに、こ
の小空気孔32を開閉する弁体19の上端面に弾
性の弁体弁座35を設けている。
そのほかの構成および作用は前記実施例と同様
であり、第7図が第1図と、第8図が第2図とそ
れぞれ対応する。
尚、前記各実施例は好ましい例を示したにすぎ
ず、細部の設計等は要旨を変更しない範囲で種々
に修正が可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示す縦断正面
図、第2図は同上の要部の拡大断面図、第3図乃
至第6図は同上の作用を説明する縦断正面図、第
7図は別の実施例を示す縦断正面図、第8図は第
2図と対応する同上の要部の拡大断面図、第9図
は従来例を示す縦断正面図である。 1……弁箱、2……下部開口、3……大空気
孔、5……大空気孔弁座、6……ガイド部材、1
0……遊動弁体、11……ストツパ、13……フ
ロート、14……保持部材、15……台座、16
……保持筒、17……保持リング、18……中央
隔壁、20……弁体収納室、21……コイルば
ね、23……押圧部材、29……弁座面、31…
…小空気孔弁座、32……小空気孔、33……突
起、35……弁体弁座。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 送水管路の上部に、該管路内と連通する下部
    開口を有する弁箱を設置し、この弁箱の上部を
    閉鎖する上壁中央部に大空気孔を設け、前記弁
    箱内にガイド部材を固定し、このガイド部材内
    に上端が上壁によつて閉塞され、かつ下端が開
    口した筒状の遊動弁体を前記大空気孔を閉鎖可
    能なように昇降自在に設けた急速空気弁におい
    て、 前記遊動弁体の上壁中央部に小空気孔を有す
    る弾性の小空気孔弁座を設け、前記遊動弁体の
    下方のガイド部材内にフロートを昇降自在に設
    け、このフロートの前記遊動弁体の小空気孔と
    対向する位置に上端面が遊動弁体の上壁下面に
    当接する上下端開口の弁体収納室を有する保持
    部材を設立し、この保持部材の弁体収納室に、
    上端面が前記小空気孔弁座に当接して小空気孔
    を開閉する弁体をフロートの昇降ストロークよ
    りも小さなストロークをもつて昇降自在、かつ
    抜き出し不能に収納し、この弁体より下方の弁
    体収納室に送水管路に通水される前に弁体の上
    端面が保持部材の上端面よりも所定量突出した
    位置となるように規制する位置規制部材及び該
    位置規制部材と弁体の重量を支持する程度の付
    勢力を有する付勢部材をそれぞれ設け、前記フ
    ロートの浮上により弁体の上端面で小空気孔を
    閉鎖する状態から保持部材の上端面が遊動弁体
    の上壁下面に当接する過程で、弁体の上端面で
    小空気孔を閉鎖したままで弁体が付勢部材の付
    勢力に抗して保持部材に対し相対的に下降する
    ようになつていることを特徴とする急速空気
    弁。 2 送水管路の上部に、該管路内と連通する下部
    開口を有する弁箱を設置し、この弁箱の上部を
    閉鎖する上壁中央部に大空気孔を設け、前記弁
    箱内にガイド部材を固定し、このガイド部材内
    に上端が上壁によつて閉塞され、かつ下端が開
    口した筒状の遊動弁体を前記大空気孔を閉鎖可
    能なように昇降自在に設けた急速空気弁におい
    て、 前記遊動弁体の上壁中央部に小空気孔を設
    け、前記遊動弁体の下方のガイド部材内にフロ
    ートを昇降自在に設け、このフロートの前記遊
    動弁体の小空気孔と対向する位置に上端面が遊
    動弁体の上壁下面に当接する上下端開口の弁体
    収納室を有する保持部材を設立し、この保持部
    材の弁体収納室に、上端部に弾性の弁体弁座を
    有し、該弁座が前記小空気孔弁座に当接するこ
    とによつて小空気孔を開閉する弁体をフロート
    の昇降ストロークよりも小さなストロークをも
    つて昇降自在、かつ抜き出し不能に収納し、こ
    の弁体より下方の弁体収納室に送水管路に通水
    される前に弁体上端の弁座が保持部材の上端面
    よりも所定量突出した位置となるように規制す
    る位置規制部材及び該位置規制部材と弁体の重
    量を支持する程度の付勢力を有する付勢部材を
    それぞれ設け、前記フロートの浮上により弁体
    弁座で小空気孔を閉鎖する状態から保持部材の
    上端面が遊動弁体の上壁下面に当接する過程
    で、弁体弁座で小空気孔を閉鎖したままで弁体
    が付勢部材の付勢力に抗して保持部材に対し相
    対的に下降するようになつていることを特徴と
    する急速空気弁。
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