JPH09126336A - 空気弁の排気構造 - Google Patents

空気弁の排気構造

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JPH09126336A
JPH09126336A JP28542895A JP28542895A JPH09126336A JP H09126336 A JPH09126336 A JP H09126336A JP 28542895 A JP28542895 A JP 28542895A JP 28542895 A JP28542895 A JP 28542895A JP H09126336 A JPH09126336 A JP H09126336A
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JP
Japan
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float
valve body
valve
valve element
pin
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Pending
Application number
JP28542895A
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English (en)
Inventor
Kazumi Tajiri
和美 田尻
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Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 小型化しても安定した動作を得ることができ
る空気弁の排気構造を提供する。 【解決手段】 上部に外部と連通する大径空気孔4を有
し下部において配管内に連通する弁箱2と、遊動弁体8
と、遊動弁体8に形成してなる小空気孔9と、遊動弁体
8を下方から支持するフロート7と、ガイド弁体10
と、遊動弁体8とガイド弁体10とフロート7を連結す
るピン11とを備え、遊動弁体8は、両側下部に形成し
たピン保持孔8a、8bにおいて、フロート7を水平方
向に貫通する前記ピン11の両側を上下に適当距離だけ
移動可能に保持し、ガイド弁体10は、一側下部に形成
した連結孔12において、遊動弁体8の一側部とフロー
ト7との間における前記ピン11に連結し、前記連結孔
12はガイド弁体10の傾動を許容するに充分な口径に
形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、産業用配管などに
配設される空気弁の排気構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】空気弁の役割は、充水時の管路内空気の
排出、排水時の管路への空気の給気、および流水時の水
中混入空気の排出等を自動的に行って、管路の安全と円
滑な通水を行うことにあり、例えば、従来の空気弁に
は、図5に示したようなものがあった。
【0003】図5において、20は産業用などの配管2
1に配設された空気弁であり、その弁箱22は、上端部
に大径空気孔23を貫設し、下部において連通孔24を
通じて配管21内に連通している。弁箱22は内部に、
大径空気孔23と同心状に案内筒体25を配設してお
り、案内筒体25は上部に流通孔26を有し、内部に、
小空気孔27を形成した遊動弁体28とフロート29と
を昇降自在に配設していて、遊動弁体28が大径空気孔
23を開閉し、フロート29が小空気孔27を開閉する
ようになっている。
【0004】上記構成において、管路全体への充水を行
う場合など、多量の排気が行われるときは、図示したよ
うに遊動弁体28とフロート29がともに案内筒体25
内の下部に位置する状態において、配管21からの空気
が、連通孔24より弁箱22の内部に流入し、次いで流
通孔26より案内筒体25の内部に流入し、大径空気孔
23を通じて弁箱22の外部に放出される。
【0005】一方、管路全体に充水が行われて満水近く
になると、空気弁20の弁箱22内に水が進入上昇して
いき、弁箱22内の水位の変動によりフロート29が昇
降して、遊動弁体28を昇降させながらその小空気孔2
7を開閉する。その後、さらに弁箱22内に水が進入し
てほぼ充満してくると、遊動弁体28が上部に位置して
大径空気孔23を閉じるとともに、フロート29が上部
に位置して小空気孔27を閉じ、完全に止水される。
【0006】遊動弁体28により大径空気孔23が閉じ
られた状態において、弁箱22内に徐々に空気がたまっ
て水位が下がると、フロート29が下降して小空気孔2
7を開き、この小空気孔27を通じて空気が弁箱22外
へ放出される。空気が放出された後は弁箱22内の水位
が上がるので、フロート29が上昇して、再び小空気孔
27を閉じる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
の空気弁20の排気構造では、例えば、空気弁20の設
置スペースを低減するため、その空気弁20を小型化す
る場合には、内部部品も小型化する必要があり、このよ
うに、内部部品を小型化すると、以下のような問題点が
あった。
【0008】第1に、フロート29の大きさを小さくす
ると、フロート29自身の重量が減少し、圧力がかかっ
た状態でフロート29が落下せず、圧力下排気ができな
くなるという問題点と、第2に、遊動弁体28の大きさ
を小さくすると、遊動弁体28自身の重量が減少し、多
量排気の際に、流路の流れによって生じる負圧により、
遊動弁体28の吸い付きが発生するという問題点を有し
ていた。
【0009】本発明は、上記した課題を解決するもの
で、空気弁を小型化しても、圧力下排気ができなくなっ
たり遊動弁体の吸い付きが発生したりせずに、空気弁と
しての安定した動作を得ることができる空気弁の排気構
造を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決する
ために、本発明に係る空気弁の排気構造は、上部に外部
と連通する大径空気孔を有し下部において配管内に連通
する弁箱と、弁箱内で上下動して大径空気孔を開閉する
遊動弁体と、遊動弁体に形成してなり大径空気孔と弁箱
内部とを連通する小空気孔と、遊動弁体を下方から支持
して弁箱内の水位に伴って昇降するフロートと、フロー
トとともに昇降して前記小空気孔を開閉しフロートの頂
部に接合離間自在に冠したガイド弁体と、遊動弁体とガ
イド弁体とフロートを連結するピンとを備え、遊動弁体
は、両側下部に形成したピン保持孔において、フロート
を水平方向に貫通する前記ピンの両側を上下に適当距離
だけ移動可能に保持し、ガイド弁体は、一側下部に形成
した連結孔において、遊動弁体の一側部とフロートとの
間における前記ピンに連結し、前記連結孔はガイド弁体
の傾動を許容するに充分な口径に形成したものである。
【0011】また、大径空気孔と同心状に配置し内部に
遊動弁体とガイド弁体とフロートを設けた案内筒体を設
け、フロートの一側面に、案内筒体の内側面と当接する
ように突起を設け、ピンがガイド弁体のピン保持孔の下
面を支点として回転することを防止したものである。
【0012】さらに、突起の形状は、摺動抵抗が少なく
かつ、フロートの昇降に合わせた球形状もしくは線状に
したものである。上記した空気弁によると、フロートの
重量が、ガイド弁体の一側においてのみ偏荷重するた
め、ガイド弁体が傾斜した状態で小空気孔を開放し、こ
の小空気孔から排気する。その後、ピンを介してフロー
トと連結されている遊動弁体およびガイド弁体が下降す
る。
【0013】この時、遊動弁体とガイド弁体およびフロ
ートとが互いにピンを介して一体化しているため、これ
ら個々の重量が合計された総重量が遊動弁体を下方に付
勢する力として作用し、大径空気孔からの遊動弁体の離
脱を容易なものとすることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1に示すように、本発明におけ
る空気弁1は配管に配設しており、弁箱2は上部に外部
と連通する大径空気孔4を貫設し、下部において配管内
に連通孔3を通じて連通している。弁箱2内には、上部
に流通孔5を有する案内筒体6を大径空気孔4と同心状
に配設して設けている。また、この案内筒体6内には、
弁箱2内の水位に伴って昇降するフロート7および遊動
弁体8が設けられている。遊動弁体8は、フロート7に
よって下方から支持され、このフロート7の昇降によっ
てともに昇降し大径空気孔4を開閉する。さらに、この
遊動弁体8には、大径空気孔4と弁箱2内を連通する小
空気孔9を形成している。遊動弁体8とフロート7の間
には、フロート7の頂部に対して、ガイド弁体10が接
合離間自在に設けられており、このガイド弁体10はこ
のフロート7とともに昇降して遊動弁体8の小空気孔9
を開閉する。
【0015】遊動弁体8の両側下部にはピン保持孔8
a、8bを設けており、このピン保持孔8a、8bは、
フロート7の上部を水平方向に貫通しているピン11の
両端を上下に適当距離だけ移動可能に保持している。ガ
イド弁体10の一側下部には連結孔12を設けており、
この連結孔12もフロート7を貫通しているピン11を
保持し、ガイド弁体10の傾動を充分に許容できる口径
に形成してある。フロート7の一側面には、案内筒体6
の内側面と当接するように球形状の突起13が2個設け
られており、この突起13は、ガイド弁体10のピン保
持孔8aの下面を支点として回転するピン11の回転を
防止している。また、フロート7の上部を貫通したピン
11の両端は、遊動弁体8とガイド弁体10のそれぞれ
に設けられたピン保持孔8a、8b、連結孔12に通
り、遊動弁体8とガイド弁体10とフロート7とを互い
に連結している。
【0016】以下、上記構成における作用を説明する。
管路全体への充水を行う場合、管路から空気弁を通じて
多量の排気が行われる。図1に示すように、この場合に
は、遊動弁体8とガイド弁体10とフロート7がともに
案内筒体6内の下部に位置する状態にあり、このような
状態において、配管からの空気が、連通孔3より弁箱2
の内部に流入し、次いで流通孔5より案内筒体6の内部
に流入し、大径空気孔4を通じて弁箱2の外部に放出さ
れる。
【0017】図2に示すように、管路全体に充水が行わ
れて管路内が満水近くになると、配管から空気弁1の弁
箱2内に水が進入し、この弁箱2内の水位の上昇に伴っ
て、ピン11によりガイド弁体10と遊動弁体8を連結
しているフロート7が上昇する。そして、弁箱2内に水
が進入しほぼ充満してくると、遊動弁体8は案内筒体6
の上部の位置にまで上昇することによって大径空気孔4
を閉じ、ガイド弁体10は遊動弁体8の小空気孔9に当
接し閉塞する。このようにして、配管から弁箱2の内部
に進入した水は完全に止水される。
【0018】上記のように、遊動弁体8により大径空気
孔4が閉じられ、同時にガイド弁体10により遊動弁体
8の小空気孔7が閉じられた状態において、弁箱2内に
徐々に配管からの空気がたまって水位が下がる。
【0019】図3に示すように、弁箱2内の水位の低下
とともにフロート7が下降してくると、フロート7を貫
通して取り付けられたピン11の片端(図3においては
右側)がガイド弁体10の一側部に設けられた連結孔1
2の下面側に当るため、フロートの重量がガイド弁体1
0の一側においてのみ偏荷重する。このとき、ピン保持
孔8aの下面を支点にしてピン11が回転し、ガイド弁
体10にかかる偏荷重が小さくなるためフロート7は傾
こうとする。しかし、フロート7の一側面に案内筒体6
の内側面と当接するように設けた2個の突起13によ
り、ピン11の回転は防がれるため、フロート7の傾き
は抑制され、フロート7は少ない摺動抵抗で下降する。
そして、このような状態から、ガイド弁体10は傾斜し
て小空気孔9を開放すると、ガイド弁体10の上下面の
差圧がなくなり自重で、図4に示すように、ガイド弁体
10も下降してくる。
【0020】上記実施の形態では、突起の形状を球形状
としたが、線状の突起でもよく、また、個数は2個であ
るが2個以上設けてもよい。このような構成および作用
により、空気弁を小型化しても、圧力排気下ができなく
なったり遊動弁体の吸い付きが発生したりせずに、空気
弁としての安定した動作を得ることができる。
【0021】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、フロー
トの重量が、ガイド弁体の一側においてのみ偏荷重する
ことによって、ガイド弁体が傾斜した状態で小空気孔を
開放し、この小空気孔から排気することができるため、
空気弁を小型化しても空気弁としての安定した動作を得
ることができる。
【0022】また、遊動弁体とガイド弁体およびフロー
トとが互いにピンを介して一体化しているため、これら
個々の重量が合計された総重量が遊動弁体を下方に付勢
する力として作用し、大径空気孔からの遊動弁体の離脱
を容易なものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す空気弁の排気構造に
おける水が空時の縦断面図である。
【図2】同実施の形態の満水時の縦断面図である。
【図3】同実施の形態において空気が徐々にたまる場合
の縦断面図である。
【図4】同実施の形態における圧力下排気時の縦断面図
である。
【図5】従来の空気弁の排気構造を示した縦断面図であ
る。
【符号の説明】
2 弁箱 4 大径空気孔 7 フロート 8 遊動弁体 8a、8b ピン保持孔 9 小空気孔 10 ガイド弁体 11 ピン 12 連結孔 13 突起

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上部に外部と連通する大径空気孔を有し
    下部において配管内に連通する弁箱と、弁箱内で上下動
    して大径空気孔を開閉する遊動弁体と、遊動弁体に形成
    してなり大径空気孔と弁箱内部とを連通する小空気孔
    と、遊動弁体を下方から支持して弁箱内の水位に伴って
    昇降するフロートと、フロートとともに昇降して前記小
    空気孔を開閉しフロートの頂部に接合離間自在に冠した
    ガイド弁体と、遊動弁体とガイド弁体とフロートを連結
    するピンとを備え、遊動弁体は、両側下部に形成したピ
    ン保持孔において、フロートを水平方向に貫通する前記
    ピンの両側を上下に適当距離だけ移動可能に保持し、ガ
    イド弁体は、一側下部に形成した連結孔において、遊動
    弁体の一側部とフロートとの間における前記ピンに連結
    し、前記連結孔はガイド弁体の傾動を許容するに充分な
    口径に形成したことを特徴とする空気弁の排気構造。
  2. 【請求項2】大径空気孔と同心状に配置し内部に遊動弁
    体とガイド弁体とフロートを設けた案内筒体を設け、フ
    ロートの一側面に、案内筒体の内側面と当接するように
    突起を設け、ピンがガイド弁体のピン保持孔の下面を支
    点として回転することを防止したことを特徴とする請求
    項1記載の空気弁の排気構造。
  3. 【請求項3】 突起の形状は、摺動抵抗が少なくかつ、
    フロートの昇降に合わせた球形状もしくは線状にしたこ
    とを特徴とする請求項1、請求項2記載の空気弁の排気
    構造。
JP28542895A 1995-11-02 1995-11-02 空気弁の排気構造 Pending JPH09126336A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006108223A1 (en) * 2005-04-11 2006-10-19 Geoffrey Francis Herlihy Vent valve
AU2006235205B2 (en) * 2005-04-11 2012-05-17 P.I.H.A. Pty Ltd Vent valve
KR101390436B1 (ko) * 2013-03-28 2014-04-30 린나이코리아 주식회사 상향식 보일러용 공기배출장치
CN106764005A (zh) * 2016-12-28 2017-05-31 杭州春江阀门有限公司 用于倾斜管道的多功能复合式高速排气进气阀

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