JP4508965B2 - 弁のシール構造 - Google Patents

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Description

本発明は、流体の力によって弁体が弁座に押付けられて流通孔を閉鎖する弁のシール構造に関する。
従来、流体の力によって弁体が弁座に押付けられて流通孔を閉鎖する弁の一例として、図7,図8に示す空気弁1がある。この空気弁1は、弁箱2の下部に下水配管(図示せず)への接続用フランジ部3を有し、弁箱2の上部に弁箱カバー4を有している。弁箱カバー4には、排気孔5を形成する弁座6が設けられている。排気孔5を開閉する弁体7は弁軸部分7aの上端部にダイヤフラム8を固定しており、ダイヤフラム8の上部に大気への圧力抜き孔9aを有する蓋部材9を配置して、弁軸部分7aに貫設した小径空気孔10を通して弁箱2の内部に連通する圧力室11を形成している。
弁箱2の内部には、液位の変動に応じて上下動し、浮力により弁体7を閉方向Sへ上昇させて押圧するフロート12を配置している。フロート12を支持するシャフト13は、長孔14において弁体7のピン15に係合し、弁体7に対して上下方向に一定範囲内で相対移動可能に設けられている。シャフト13の上端面13aが小径空気孔弁座10aに当接離間することにより小径空気孔10を開閉する。
弁箱カバー4の下方には飛沫除け16を配置しており、飛沫除け16には通気孔16aを形成し、通気孔16aの上方には、ゴミ等の異物を捕捉するストレーナ17を取り付けている。また、フロート12の下端にはフラッパー18を設けている。
次に、上記構成の空気弁1の動作について説明する。
配管への充水時には、図7に示すように、フロート12および弁体7が下動して、弁体7が弁座6から離間し、排気孔5が開放されているので、配管中の空気は弁箱2の排気孔5を通して外部に多量排気される。
充水が進行して弁箱2の内部の水位が上昇すると、図8に示すように、フロート12に浮力が働いてフロート12が上動し、シャフト13が上端面13aで小径空気孔弁座10aに当接して小径空気孔10を閉じるとともに弁体7を押し上げ、弁体7が弁座6に押付けられて排気孔5を閉じる。
充水完了後において、配管を流れる液体中の空気が弁箱2へ流入して内部に溜まると液位が低下し、液位の低下によってフロート12が下動する。これに伴って、シャフト13も一緒に下動し、その上端面13aが小径空気孔弁座10aから離間して小径空気孔10を開放する。この小径空気孔10の開放により弁箱2の内部圧力が小径空気孔10を通じて圧力室11に作用し、ダイヤフラム8を介して下向きの力が弁体7に作用する。
このため、弁体7にはダイヤフラム8を介して作用する下向きの力と、弁箱2の内部圧力によって作用する上向きの力とが働き、図7に示すように、その差分の力と弁体7およびフロート12の重量が弁体7を押し下げ、弁体7が下降して弁座6から離間し、排気孔5が開き、排気孔5を通して弁箱2の内部に溜まった多量の空気が排出される。
空気の排出に伴って弁箱2の内部の液位が上昇し、フロート12の上動によってシャフト13が上端面13aで小径空気孔10を閉じるとともに弁体7を押し上げる。弁体7は閉動によって弁座6に押付けられて排気孔5を閉じるとともにダイヤフラム8を押し上げ、圧力室11に溜まった空気が圧力抜き孔9aを通して排出される。
尚、上記のような構成の空気弁1は下記特許文献1に記載されている。
しかしながら上記の従来形式では、空気弁1を下水配管に据え付けた際、空気弁1が鉛直軸に対して僅かに傾斜して据え付けられることがある。この場合、弁体7に対して弁座6が僅かに傾く虞があり、弁体7で排気孔5を閉じている状態で、弁体7と弁座6との間に隙間が形成されてしまう。低圧時においては、弁体7の弁座6への押圧力が小さく、上記隙間が無くならないため止水性が低下し、この隙間から水が漏れるという問題があった。
これに対し、上記弁体7と弁座6との間の止水性を向上させるシール構造として、図9,図10に示すように、弁体7に円環状のシール部材21を設けたものがある。このシール部材21の上部21aは山形状に形成されており、図10に示すように、弁体7が上動して排気孔5を閉じている場合、シール部材21の上部21aが弁座6に押圧される。
しかしながら上記のシール構造では、図10に示すように、排気孔5を閉じた際、シール部材21の上部21aは弁体7の閉方向Sと同じ方向(すなわちシール部材21の高さ方向)へ圧縮されて変形するため、弁体7に作用するシール部材21の下向きの反力が大きく、例えば弁箱2の内部圧力が低くて弁体7の閉方向Sへの押圧力が小さい場合、シール部材21の上部21aが十分に圧縮されない虞れがあり、これにより、止水性を十分に保つことができないといった問題がある。
特公平7−65691号公報
本発明は、弁体と弁座との間の漏れを確実に防止して止水性をより一段と向上させることが可能な弁のシール構造を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本第1発明は、流体の力によって弁体が弁座に押付けられて流通孔を閉鎖する弁のシール構造であって、
上記弁座は流通孔の周囲を取り囲むように形成され、
弁体又は弁座のいずれかに形成された溝に、環状のシール部材が嵌め込まれ、
シール部材は弁座又は弁体に対して当接離間自在な突起部を全周にわたり有しており、
突起部は、外周側又は内周側のいずれかに傾斜しており、弁座又は弁体のいずれかに当接した際、上記傾斜している側へ倒れるように構成され、
突起部の傾斜している側からその反対側へ向かって弁箱の内部圧力が作用し、
溝は、突起部の隣りに位置し且つ内部圧力作用側とは反対側から突起部に対向する壁面を有しているものである。
これによると、弁体で流通孔を閉鎖した際、シール部材の突起部が、弁座又は弁体のいずれかに当接して、傾斜している側の方向に弾性変形して倒れる。これにより、弁体と弁座とが相対的に傾斜して、全閉時、弁体と弁座との間に隙間が発生しても、上記のようにシール部材の突起部が弁座又は弁体のいずれかに当接しているため、漏れが防止されて止水性が向上する。
また、全閉時、シール部材の突起部は、弁体の閉方向と同一方向ではなく、異なった特定方向(すなわち傾斜している側の方向)に弾性変形して倒れる。このため、弁体に作用するシール部材の反力を小さくすることができ、弁体の閉方向への押圧力が小さい場合であっても、シール部材の突起部は容易に弾性変形して倒れ、これにより、止水性を十分に保つことができる。
また、突起部が弁座又は弁体のいずれかに当接して倒れた状態で、弁箱の内部圧力が突起部の傾斜している側からその反対側へ向かって作用することにより、突起部が上記内部圧力によって倒れ方向から起立方向へ押し返される。したがって、上記内部圧力が高圧になるほど突起部へ作用する起立方向への押し返し力が増大し、この押し返し力によって突起部が弁座又は弁体のいずれかに一段と強く押圧されるため、突起部による自己止水機能が向上する。
本第発明は、弁座に弁座側シート面が形成され、
弁体は弁座側シート面に対して当接離間自在な弁体側シート面を有し、
溝の壁面は弁座側シート面又は弁体側シート面に対して直交しているものである。
以上のように本発明によると、弁体と弁座との間の漏れを確実に防止して止水性をより一段と向上させることができ、また、突起部による自己止水機能を向上させることもできる。
以下、本発明における実施の形態を図面に基いて説明する。尚、従来と同じ部材については同一の符号を付記して説明を省略する。
(第1の実施の形態)
図1に示すように、空気弁1の弁座6と弁体7とのシール構造は以下のように構成されている。
弁座6の下端面には、弁座側シート面31が排気孔5(流通孔の一例)の周囲を取り囲むように形成されている。弁体7は、弁座側シート面31に対して直交方向(上下方向)から接近離間自在であり、弁座側シート面31に対して下方から当接離間自在な弁体側シート面32を有している。
弁体7には円環状のシール部材33が設けられている。図2に示すように、このシール部材33は、材質にゴム等の弾性体を用いており、本体部33aと、本体部33aの上端部(一端部)の内周寄りに全周にわたって形成された突起部33bと、本体部33aの下部(他端部)に形成されて外周側へ突出した鍔部33cとを有している。
突起部33bは、鉛直方向の断面形状が三角形であり、シール部材33の外周側(特定方向Aの一例)に傾斜しており、上端ほど細くなって尖っている。また、突起部33bの内周面(すなわち傾斜している側とは反対側の面)はシール面34として形成されており、このシール面34は、先端ほど外側へ傾斜しており、弁座側シート面31に対して下方から当接離間自在である。尚、突起部33bの外周面も先端ほど外側へ傾斜している。
図1に示すように、上記弁体7は、弁体本体部7bと、この弁体本体部7bの外周縁部に設けられたリング状の押え部材7cとで構成されている。この押え部材7cは複数の ねじ7dによって弁体本体部7bに取付けられている。弁体7には、弁体本体部7bと押え部材7cとによって、上部が開放された溝35が全周にわたり形成される。上記シール部材33は溝35に嵌め込まれて弁体7に保持され、突起部33bは弁体側シート面32から弁座側シート面31に向かって上方へ突出している。
シール部材33の本体部33aの上面は弁体側シート面32よりも下方へ落ち込んでおり、これにより、上記本体部33aの上面と弁体側シート面32との間に凹形状のスペース36が確保される。
以下、上記構成における作用を説明する。
図1(b)に示すように、弁体7が閉方向Sへ押し上げられ、弁体側シート面32が弁座側シート面31に当接して、排気孔5が閉鎖された際、シール部材33の突起部33bが弁座側シート面31に当接して特定方向A(すなわち外周側の方向)へ弾性変形して倒れる。これにより、弁体7と弁座6とが相対的に傾斜して、全閉時、弁体7と弁座6との間に隙間が発生しても、上記のように突起部33bのシール面34が弁座側シート面31に当接しているため、漏れが防止されて止水性が向上する。
また、排気孔5を弁体7で閉鎖した時、上記突起部33bは、弁体7の閉方向S(すなわち上方向)と同一方向ではなく、上記閉方向Sに直交する特定方向A(すなわち閉方向Sと異なる方向)へ弾性変形して倒れるため、弁体7に作用するシール部材33の下向きの反力を小さくすることができ、例えば弁箱2の内部圧力が低くて弁体7の閉方向Sへの押圧力が小さい場合であっても、上記突起部33bは容易に弾性変形して倒れる。これにより、止水性を十分に保つことができる。この際、突起部33bはスペース36内に倒れ込むため、弁体側シート面32が弁座側シート面31に確実に当接する。
さらに、排気孔5が弁体7で閉鎖されて充水が完了した場合、弁箱2の内部圧力が突起部33bの外周側から内周側(すなわち傾斜している側からその反対側)へ向かって作用することにより、突起部33bが上記内部圧力によって倒れ方向から起立方向Bへ押し返される。したがって、上記内部圧力が高圧になるほど突起部33bへ作用する起立方向Bへの押し返し力が増大し、この押し返し力によって突起部33bが弁座側シート面31に一段と強く押圧されるため、突起部33bによる自己止水機能が向上する。
上記第1の実施の形態では、シール部材33を弁体7に設けているが、弁座6に設けても良い。
次に、上記第1の実施の形態の空気弁1とは異なるタイプの空気弁の構成とシール構造とを説明する。
(第2の実施の形態)
図3に示すように、空気弁50は、弁箱51内に案内筒52とフロート53と遊動弁体54とを具備してなり、配管(図示省略)に接続される。弁箱51の底部には、配管に連通する流体流入孔55が形成されている。また、案内筒52は、底部の下部開口56と、側壁上部の上部開口57と、上端部の弁座58とを有している。この弁座58は弁箱51の上端部にはめ込まれて支持されている。
弁箱51の上部には蓋59が設けられ、この蓋59には、案内筒52内と外部の大気とに連通する排気孔60(流通孔の一例)が形成されている。上記弁座58は、弁箱51の上端部と蓋59とで挟まれて固定されており、排気孔60の周囲を取り囲むように形成されている。
上記フロート53は、球状に形成され、案内筒52内に昇降可能に配置されている。また、遊動弁体54は、中心部に小径空気孔61を有し、フロート53上に載置されており、フロート53の浮力により閉方向Sへ上昇して排気孔60を閉じる。上記小径空気孔61は遊動弁体54の上下両方へ連通しており、小径空気孔61の下端開口部には小径空気孔弁座61aが設けられている。
空気弁50の遊動弁体54と弁座58とのシール構造は以下のように構成されている。尚、先に説明したものと同じ部材については、同一の符号を付記して説明を省略する。
図4に示すように、弁座58の下端面には弁座側シート面63が形成されている。遊動弁体54は、弁座側シート面63に対して直交方向(上下方向)から接近離間自在であり、弁座側シート面63に対して下方から当接離間自在な弁体側シート面64を有している。
弁座58には円環状のシール部材33が設けられている。このシール部材33は、本体部33aと、本体部33aの下端部(一端部)の内周寄りに全周にわたって形成された突起部33bと、本体部33aの上部(他端部)に形成されて内周側へ突出した鍔部33cとを有している。突起部33bは弁座側シート面63から弁体側シート面64に向かって下方へ突出している。
上記弁座58は、弁座本体部58aと、この弁座本体部58aの内周縁部に設けられたリング状の押え部材58bとで構成されている。この押え部材58bは複数のねじ58cによって弁座本体部58aに取付けられている。
以下、上記構成における作用を説明する。
通常、図3に示すように、フロート53および遊動弁体54は下降しており、この状態で、配管内に充水すると、配管内の空気は流体流入孔55から弁箱51内に流入し、案内筒52の上部開口57を経由して排気孔60から大気中に多量排気される。排気がほぼ終わって弁箱51内に水が流入して来ると、この水は下部開口56および上部開口57から案内筒52内に流入し、フロート53が浮上して遊動弁体54を閉方向Sへ押し上げ、図4(b)に示すように、弁体側シート面64が弁座側シート面63に当接して、排気孔60が遊動弁体54で閉鎖される。
この際、シール部材33の突起部33bが弁体側シート面64に当接して特定方向Aへ弾性変形して倒れるため、遊動弁体54と弁座58とが相対的に傾斜して、全閉時、遊動弁体54と弁座58との間に隙間が発生しても、上記のように突起部33bのシール面34が弁体側シート面64に当接しているため、漏れが防止されて止水性が向上する。
また、遊動弁体54に作用するシール部材33の下向きの反力を小さくすることができ、例えば弁箱51の内部圧力が低くて遊動弁体54の閉方向Sへの押圧力が小さい場合であっても、上記突起部33bは容易に弾性変形して倒れ、これにより、止水性を十分に保つことができる。
さらに、排気孔60が遊動弁体54で閉鎖されて充水が完了した場合、弁箱51の内部圧力が突起部33bの外周側から内周側へ向かって作用することにより、突起部33bが上記内部圧力によって倒れ方向から起立方向Bへ押し返され、この時の押し返し力によって突起部33bが弁体側シート面64に一段と強く押圧されるため、突起部33bによる自己止水機能が向上する。尚、上記のように排気孔60が遊動弁体54で閉鎖された際、フロート53が小径空気孔弁座61aに当接して小径空気孔61を閉じている。
次に、配管内の空気が弁箱51内に溜まってくると、液面が下がり、フロート53が下降する。しかし、遊動弁体54は、その下面に配管の内圧が作用しているため下降せず、排気孔60を閉じたままである。これにより、フロート53は遊動弁体54の小径空気孔弁座61aから下方へ離間して小径空気孔61を開き、弁箱51内の空気は小径空気孔61から大気中に少量排気される。これに伴って弁箱51内の液面が上昇すると、フロート53が浮上して小径空気孔61を閉じる。
上記第2の実施の形態では、シール部材33を弁座58に設けているが、遊動弁体54に設けても良い。
上記第1および第2の実施の形態では、シール部材33の突起部33bの先端は尖っているが丸く形成してもよい。また、突起部33bはシール部材33の外周側に傾斜しているが内周側に傾斜してもよい。この場合、突起部33bが弁座6又は遊動弁体54に当接すると、内周側へ倒れる。
次に、シール部材33の他の実施の形態を説明する。
(第3の実施の形態)
図5に示すように、シール部材33の本体部33aと突起部33bの外周面とのコーナー部分に、シール部材33よりも柔軟な材質(例えばスポンジ等)からなる円環状のコーナー覆い部材68が設けられている。
これによると、コーナー覆い部材68を設けることにより、ゴミ等の異物がシール部材33の本体部33aと突起部33bの外周面とのコーナー部分に滞留するのを防止することができる。
尚、第3の実施の形態では、突起部33bをシール部材33の外周側に傾斜させているが、突起部33bを内周側に傾斜させた場合は、コーナー覆い部材68を本体部33aと突起部33bの内周面とのコーナー部分に設ければよい。
(第4の実施の形態)
図6に示すように、シール部材33の突起部33bは、鉛直方向の断面形状が三角形であり、傾斜せずに直立している。本体部33aには、突起部33bを特定方向A(すなわち外周側)へ倒すための溝69が全周にわたり形成されている。この溝69は、上面が開放されており、突起部33bの根元から突起部33bの外周側にかけて形成されている。
これによると、突起部33bは、弁座6(又は弁体54)に当接した際、容易に特定方向Aへ倒れる。この際、突起部33bは溝69内に倒れ込む。
尚、第4の実施の形態では、突起部33bが倒れる特定方向Aを外周側にしているが、内周側にしてもよい。この場合、上記溝69を突起部33bの根元から突起部33bの内周側にかけて形成すればよい。
上記各実施の形態では、シール部材33に突起部33bを1本形成しているが、内外に複数本(例えば内周側の突起部33bと外周側の突起部33bとの2本)形成してもよい。
上記各実施の形態では、空気弁1,50のシール構造を示したが、空気弁以外の他の形式の弁に適用してもよい。
本発明の第1の実施の形態における空気弁のシール構造の拡大図であり、(a)は排気孔を開いた状態、(b)は排気孔を弁体で閉じた状態を示す。 同、空気弁のシール構造のシール部材の断面図である。 本発明の第2の実施の形態におけるシール構造を備えた空気弁の図である。 同、空気弁のシール構造の拡大図であり、(a)は排気孔を開いた状態、(b)は排気孔を弁体で閉じた状態を示す。 本発明の第3の実施の形態におけるシール構造のシール部材の断面図である。 本発明の第4の実施の形態におけるシール構造のシール部材の断面図である。 従来の空気弁の断面図であり、排気孔を開いた状態を示す。 同、空気弁の断面図であり、排気孔を弁体で閉じた状態を示す。 従来の空気弁の断面図であり、弁体にシール部材を設けたものである。 同、空気弁のシール構造の拡大図であり、排気孔を弁体で閉じた状態を示す。
符号の説明
1 空気弁
5 排気孔(流通孔)
6 弁座
7 弁体
33 シール部材
33b 突起部
50 空気弁
54 遊動弁体
58 弁座
60 排気孔(流通孔)
A 特定方向
S 閉方向

Claims (2)

  1. 流体の力によって弁体が弁座に押付けられて流通孔を閉鎖する弁のシール構造であって、
    上記弁座は流通孔の周囲を取り囲むように形成され、
    弁体又は弁座のいずれかに形成された溝に、環状のシール部材が嵌め込まれ、
    シール部材は弁座又は弁体に対して当接離間自在な突起部を全周にわたり有しており、
    突起部は、外周側又は内周側のいずれかに傾斜しており、弁座又は弁体のいずれかに当接した際、上記傾斜している側へ倒れるように構成され、
    突起部の傾斜している側からその反対側へ向かって弁箱の内部圧力が作用し、
    溝は、突起部の隣りに位置し且つ内部圧力作用側とは反対側から突起部に対向する壁面を有していることを特徴とする弁のシール構造。
  2. 弁座に弁座側シート面が形成され、
    弁体は弁座側シート面に対して当接離間自在な弁体側シート面を有し、
    溝の壁面は弁座側シート面又は弁体側シート面に対して直交していることを特徴とする請求項1記載の弁のシール構造。
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