JPS6025968Y2 - サイフオン式ポツト - Google Patents
サイフオン式ポツトInfo
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- JPS6025968Y2 JPS6025968Y2 JP5403482U JP5403482U JPS6025968Y2 JP S6025968 Y2 JPS6025968 Y2 JP S6025968Y2 JP 5403482 U JP5403482 U JP 5403482U JP 5403482 U JP5403482 U JP 5403482U JP S6025968 Y2 JPS6025968 Y2 JP S6025968Y2
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- liquid
- guide tube
- tube
- siphon
- liquid guide
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Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、ポンプ装置のポンプ作用と液容器内外を連絡
する一連の液体注出通路のサイフオン作用とによって液
容器内の液体を連続的に注出し得るようにしたサイフオ
ン式ポットに関するものである。
する一連の液体注出通路のサイフオン作用とによって液
容器内の液体を連続的に注出し得るようにしたサイフオ
ン式ポットに関するものである。
従来のこの種のサイフオン式ポットにおいては、第1図
に示すように液容器5内の液体を外部へ案内するための
一連の液体注出通路10は、給液ロアを開閉する栓51
に縦向きの液体汲上管52と横向きの液体注出管53を
相互に連通状態で取付けてなる導液管ユニット50と、
上端が下口部材6の前部において上方に向けて開口する
如く配設された縦長の液体案内管54とによって構成さ
れており、導液管ユニット50をポット本体1にセット
したときに液体注出管53の先端吐出口53aが液体案
内管54の上端開口54aにリング状パツキン55を介
して気密的に連通ずるようになっている。
に示すように液容器5内の液体を外部へ案内するための
一連の液体注出通路10は、給液ロアを開閉する栓51
に縦向きの液体汲上管52と横向きの液体注出管53を
相互に連通状態で取付けてなる導液管ユニット50と、
上端が下口部材6の前部において上方に向けて開口する
如く配設された縦長の液体案内管54とによって構成さ
れており、導液管ユニット50をポット本体1にセット
したときに液体注出管53の先端吐出口53aが液体案
内管54の上端開口54aにリング状パツキン55を介
して気密的に連通ずるようになっている。
しかしながら、この従来のサイフオン式ポットでは、導
液管ユニット50のセット時に注出管53の先端吐出口
53aが案内管54の上端開口54aに対して確実に気
密的に連通ずるようにしなければならないため、各部材
の寸法精度を精密に形威しなければならず、又、長期間
使用しているとリング状パツキン55が注出管53又は
案内管54との間の摩擦によって摩耗し、そのときには
該パツキン55の気密作用が低下してそこから空気が流
入するおそれがあった。
液管ユニット50のセット時に注出管53の先端吐出口
53aが案内管54の上端開口54aに対して確実に気
密的に連通ずるようにしなければならないため、各部材
の寸法精度を精密に形威しなければならず、又、長期間
使用しているとリング状パツキン55が注出管53又は
案内管54との間の摩擦によって摩耗し、そのときには
該パツキン55の気密作用が低下してそこから空気が流
入するおそれがあった。
即ち、導液管ユニット50の栓51を給液ロアに嵌装さ
せた際に、例えば製作上の寸法誤差によってリング状パ
ツキン55と案内管上端開口54a(又は注出管先端開
口53a部分)との間に隙間が生じたり、或いはリング
状パツキン55が摩耗(又は損傷)したりした場合には
、その隙間から液体注出通路10中に空気が流入して連
続注液が遮断されることになる。
せた際に、例えば製作上の寸法誤差によってリング状パ
ツキン55と案内管上端開口54a(又は注出管先端開
口53a部分)との間に隙間が生じたり、或いはリング
状パツキン55が摩耗(又は損傷)したりした場合には
、その隙間から液体注出通路10中に空気が流入して連
続注液が遮断されることになる。
又、この従来のサイフオン式ポットでは、蓋体閉塞時に
、導液管ユニット50の栓51部分は蓋体下面によって
下方に付勢されるようにな−っているが、注出管先端開
口53a部分は該栓51から水平方向にかなり長い長さ
だけ離間しているため、閉蓋時において栓51部分に加
わる付勢力は注出管先端開口53a部分にはあまり働か
ず、従って該注出管先端開口53aと案内管上端間[1
54aとの間の気密保持作用が小さくなっていた。
、導液管ユニット50の栓51部分は蓋体下面によって
下方に付勢されるようにな−っているが、注出管先端開
口53a部分は該栓51から水平方向にかなり長い長さ
だけ離間しているため、閉蓋時において栓51部分に加
わる付勢力は注出管先端開口53a部分にはあまり働か
ず、従って該注出管先端開口53aと案内管上端間[1
54aとの間の気密保持作用が小さくなっていた。
本考案は、上記の如き従来のサイフオン式ポットの問題
点を改善することを目的としてなされたものであり、本
考案のサイフオン式ポットは、ポット本体に対して着脱
自在な導液管ユニットと縦長の液体案内管とをもつ一連
の液体注出通路によってサイフオン作用を行わしめると
ともに、導液管ユニットの先端吐出口と液体案内管の上
端開口とを、気密パツキンを介してしかも相互に分離可
能なる如くして接続させ、さらに蓋体に、該蓋体閉塞時
に導液管ユニットにおける横向きの液体注出管部分の上
部に衝合して先端吐出口を液体案内管の上端開口側に押
しつける作用をする押圧部を設け、もって該押圧部の押
圧作用のよって若干の製作寸法誤差であればこれを吸収
し得るようにするとともに、両管(注出管と案内管)を
より一層気密的に連通させることができるようにしたこ
とを特徴とするものである。
点を改善することを目的としてなされたものであり、本
考案のサイフオン式ポットは、ポット本体に対して着脱
自在な導液管ユニットと縦長の液体案内管とをもつ一連
の液体注出通路によってサイフオン作用を行わしめると
ともに、導液管ユニットの先端吐出口と液体案内管の上
端開口とを、気密パツキンを介してしかも相互に分離可
能なる如くして接続させ、さらに蓋体に、該蓋体閉塞時
に導液管ユニットにおける横向きの液体注出管部分の上
部に衝合して先端吐出口を液体案内管の上端開口側に押
しつける作用をする押圧部を設け、もって該押圧部の押
圧作用のよって若干の製作寸法誤差であればこれを吸収
し得るようにするとともに、両管(注出管と案内管)を
より一層気密的に連通させることができるようにしたこ
とを特徴とするものである。
以下、図示の実施例に基づいて本考案のサイフオン式ポ
ットを説明すると、第2図に示す実施例のサイフオン式
ポットにおいて、符号1はポット本体、2は蓋体で、該
蓋体2は蝶番3によってポット本体1の上部に枢着され
ている。
ットを説明すると、第2図に示す実施例のサイフオン式
ポットにおいて、符号1はポット本体、2は蓋体で、該
蓋体2は蝶番3によってポット本体1の上部に枢着され
ている。
ポット本体1の外ケース4内には真空二重瓶製の液容器
5が収容され、又、該外ケース4の上部には皿状の下口
部材6が載置固定されている。
5が収容され、又、該外ケース4の上部には皿状の下口
部材6が載置固定されている。
蓋体3内にはベローズ式のポンプ装置9が収容されてい
る。
る。
このポンプ装置9はそのポンプ天板の上部に載置された
ポンプ操作板2oによって押圧駆動される。
ポンプ操作板2oによって押圧駆動される。
前記下口部材6のほぼ中央部には給液ロアが形成されて
いる。
いる。
又、下口部材6の前部は前方に突出させており、該前方
突出部21には後述する液体案内管16の上端部を係止
するための穴22が形成されている。
突出部21には後述する液体案内管16の上端部を係止
するための穴22が形成されている。
給液ロアには導液管ユニット8の栓11が着脱自在に嵌
着されている。
着されている。
導液管ユニット8は、栓11に縦長の液体汲上管12と
横向きの液体注出管13とを取付けて構成している。
横向きの液体注出管13とを取付けて構成している。
該汲上管12と注出管13とは栓11内に形成した液通
路14を介して相互に連通させている。
路14を介して相互に連通させている。
注出管13の先端吐出口13aは下口部材前方突出部2
1に形成した穴22から下方に臨ませている。
1に形成した穴22から下方に臨ませている。
栓11には縦方向に貫通する空気通路15が形成されて
おり、閉塞時にはポンプ装置9と液容器5内とが該空気
通路15を介して連通ずるようにしている。
おり、閉塞時にはポンプ装置9と液容器5内とが該空気
通路15を介して連通ずるようにしている。
外ケース4の前側には導液管ユニット8の出口(注出管
13の先端吐出口)13aと連通ずる縦長の液体案内管
16が配設されている。
13の先端吐出口)13aと連通ずる縦長の液体案内管
16が配設されている。
なお、導液管ユニット8と液体案内管16とによってサ
イフオン作用を行う一連の液体注出通路10を構成する
ようにしている。
イフオン作用を行う一連の液体注出通路10を構成する
ようにしている。
液体案内管16の上部には環状の外向き段部23が形成
されている。
されている。
又、該外向き段部23の外周上部には筒壁24が形成さ
れ、さらに該筒壁24の上部には外向きフランジ25が
形成されている。
れ、さらに該筒壁24の上部には外向きフランジ25が
形成されている。
液体案内管16の下端16bには注口管17が螺合され
ている。
ている。
液体案内管16の外側には案内管カバー26が配設され
ている。
ている。
この案内管カバー26は、その上端を下口部材前方突出
部21の下面に係止するとともに、その下端を外ケース
4にビス29で固定して取付けている。
部21の下面に係止するとともに、その下端を外ケース
4にビス29で固定して取付けている。
この案内管カバー26の底板26aには液体案内管16
の下端16bを下方に臨ませるための穴27が形成され
ている。
の下端16bを下方に臨ませるための穴27が形成され
ている。
そして、この液体案内管16は、下口部材前方突出部2
1の穴22の上方から挿通させて案内管16の上端に形
成した外向きフランジ25を該穴22の口縁上部に係止
し、又、案内管16の下端16aをカバー底板26aの
穴27から下方に臨まさせた状態で該案内管下端16a
にカバー底板26aの下側から注口管17を螺合させる
ことにより、下口部材前方突出部21とカバー底板26
aの間で固定させている。
1の穴22の上方から挿通させて案内管16の上端に形
成した外向きフランジ25を該穴22の口縁上部に係止
し、又、案内管16の下端16aをカバー底板26aの
穴27から下方に臨まさせた状態で該案内管下端16a
にカバー底板26aの下側から注口管17を螺合させる
ことにより、下口部材前方突出部21とカバー底板26
aの間で固定させている。
なお、案内管16の下端16aの高さは前記液体汲上管
12の下端開口12aの高さとほぼ同じか或いはそれよ
りやや低くなるように決定されている。
12の下端開口12aの高さとほぼ同じか或いはそれよ
りやや低くなるように決定されている。
導液管ユニット8の出口(注出管先端吐出口)13aと
液体案内管16の上端開口16aとの間には、両者間を
気密にシールするための気密パツキン18が介設されて
いる。
液体案内管16の上端開口16aとの間には、両者間を
気密にシールするための気密パツキン18が介設されて
いる。
この気密パツキン18は、環状の取付基部18aに筒状
の弾性シール片19を一体に形成して構成されている。
の弾性シール片19を一体に形成して構成されている。
又、この気密パツキン18はその弾性シール片19が下
向きになるようにしてその取付基部18aを注出管先端
吐出口13aに嵌着して取付けている。
向きになるようにしてその取付基部18aを注出管先端
吐出口13aに嵌着して取付けている。
そして、導液管ユニット8のセット時には該気密パツキ
ン18の弾性シール片19下端が液体案内管16上部の
環状外向き段部23上面に気密的に圧接せしめられるよ
うになっている。
ン18の弾性シール片19下端が液体案内管16上部の
環状外向き段部23上面に気密的に圧接せしめられるよ
うになっている。
なお、導液管ユニット8のセット時には気密パツキン1
8の弾性シール片19が案内管16の上端開口16a(
段部23)に圧接せしめられて若干収縮するように各部
材(導液管ユニット8、案内管16、気密パツキン18
等)の寸法を決定すると、より確実にシールすることが
できる。
8の弾性シール片19が案内管16の上端開口16a(
段部23)に圧接せしめられて若干収縮するように各部
材(導液管ユニット8、案内管16、気密パツキン18
等)の寸法を決定すると、より確実にシールすることが
できる。
蓋体2の底板31の前部下面には、閉蓋時に注出管13
の先端側部分の上面を押圧することができる突起状の押
圧部32を形成しており、閉蓋時には該突起状の押圧部
32が注出管13の先端側部分を押圧して前記気密パツ
キン18のシール性をより確実にするようにしている。
の先端側部分の上面を押圧することができる突起状の押
圧部32を形成しており、閉蓋時には該突起状の押圧部
32が注出管13の先端側部分を押圧して前記気密パツ
キン18のシール性をより確実にするようにしている。
液体注出通路10の途中である栓内液通路14には、該
液通路14を開閉する弁体35が下動可能に配設されて
いる。
液通路14を開閉する弁体35が下動可能に配設されて
いる。
この弁体35はポット転倒時に液容器5内の液体Wが液
体注出通路10を通って流出するのを防止する作用をす
るもので、該弁体35は栓内液通路14中に形成した液
通口14aを開閉する弁部36と栓11の上方に突出せ
しめられた弁棒37とを有している。
体注出通路10を通って流出するのを防止する作用をす
るもので、該弁体35は栓内液通路14中に形成した液
通口14aを開閉する弁部36と栓11の上方に突出せ
しめられた弁棒37とを有している。
弁部36の下方には弁体35を上方に付勢するためのス
プリング38が配設されており、ポンプ休止時には弁部
36が液通口14aを閉止するようになっている。
プリング38が配設されており、ポンプ休止時には弁部
36が液通口14aを閉止するようになっている。
又、この弁体35はポンプ操作板20を押圧したときそ
れと連動して押し下げられる弁体押圧杆41によって開
弁せしめられるようになっている。
れと連動して押し下げられる弁体押圧杆41によって開
弁せしめられるようになっている。
即ち、ポンプ装置9の天板9aに設けたポンプ吸入弁4
0には、弁体弁棒37の直上方位置であってポンプ底板
9bを貫通して下方に突出する弁体押圧杆41が一体形
成されており、ポンプ操作板20を押圧するとポンプ装
置9の収縮にともなって弁体押圧杆41も下動せしめら
れ、該弁体押圧杆41の下端41aで弁体35を押し下
げるようになっている。
0には、弁体弁棒37の直上方位置であってポンプ底板
9bを貫通して下方に突出する弁体押圧杆41が一体形
成されており、ポンプ操作板20を押圧するとポンプ装
置9の収縮にともなって弁体押圧杆41も下動せしめら
れ、該弁体押圧杆41の下端41aで弁体35を押し下
げるようになっている。
栓11の上面には弁体弁棒37の上端をその上部から被
覆するようにして膜状のシールパツキン39が設けられ
ている。
覆するようにして膜状のシールパツキン39が設けられ
ている。
弁体弁棒37及びシールパツキン39には、栓内液通路
14と外部とを連通する送気通路42が形成されている
。
14と外部とを連通する送気通路42が形成されている
。
この送気通路42は栓内液通路14中に空気を流入させ
てサイフオン作用を遮断させるためのもので、該送気通
路42は、ポンプ操作板20の押圧時(第3図)には弁
体押圧杆41の下端41aによって閉塞され、又、ポン
プ操作板20の上動時(第2図)には開放されるように
なっている。
てサイフオン作用を遮断させるためのもので、該送気通
路42は、ポンプ操作板20の押圧時(第3図)には弁
体押圧杆41の下端41aによって閉塞され、又、ポン
プ操作板20の上動時(第2図)には開放されるように
なっている。
なお、符号43はポンプ吸入弁40を上方に付勢するた
めのスプリング、44はポンプ底板9bに設けた補助吸
入弁である。
めのスプリング、44はポンプ底板9bに設けた補助吸
入弁である。
次に第2図に示す実施例のサイフオン式ポットの作用を
第3図を併用して説明する。
第3図を併用して説明する。
まず、給液後に導液管ユニット8をポット本体1にセッ
トすると、給液ロアは栓11によって閉塞されるととも
に注出管先端吐出口13aに設けた気密パツキン18が
注出管13と案内管16とを気密に連通させる。
トすると、給液ロアは栓11によって閉塞されるととも
に注出管先端吐出口13aに設けた気密パツキン18が
注出管13と案内管16とを気密に連通させる。
なお、このとき、気密パツキン18の弾性シール片19
は案内管上端間口16aの環状段部23上に圧接せしめ
られるようになっている。
は案内管上端間口16aの環状段部23上に圧接せしめ
られるようになっている。
さらに、蓋体2を閉じると蓋体底板31の下面に形成し
た押圧部32が注出管13の先端側上部を押し付けて気
密パツキン18を案内管上端開口16a側により一層圧
接せしめるように作用する。
た押圧部32が注出管13の先端側上部を押し付けて気
密パツキン18を案内管上端開口16a側により一層圧
接せしめるように作用する。
そして、ポンプ操作板20を押圧すると、ポンプ装置9
が収縮してその加圧空気が液容器5内に吹き込まれる。
が収縮してその加圧空気が液容器5内に吹き込まれる。
そのとき弁体押圧杆41が下動してその押圧杆下端41
aが送気通路42を閉じるとともに弁体35を押し下げ
て栓内液通路14を開放する(第3図)。
aが送気通路42を閉じるとともに弁体35を押し下げ
て栓内液通路14を開放する(第3図)。
従って、ポンプ操作板20を押し下げると、ポンプ装置
9からの加圧空気によって液容器5内の液体Wを汲上管
12、栓内液通路14、注出管13及び案内管16を通
して押し出すように作用し、さらに、ポンプ操作板20
を押し下げたままでは、液容器内液体Wはサイフオン作
用によって連続して注出される。
9からの加圧空気によって液容器5内の液体Wを汲上管
12、栓内液通路14、注出管13及び案内管16を通
して押し出すように作用し、さらに、ポンプ操作板20
を押し下げたままでは、液容器内液体Wはサイフオン作
用によって連続して注出される。
なお、ポンプ底板9bに設けた補助吸入弁44は、ポン
プ装置9が高圧状態のときに閉弁し、該ポンプ装置9内
が負圧状態になると第3図に示すように開弁するように
なっており、ポンプ操作板20を押1゜下げた状態、即
ち、液体を連続注出しているときには液容器5内が負圧
になるのに伴って該補助吸入弁44から空気が吸引され
るようになっている。
プ装置9が高圧状態のときに閉弁し、該ポンプ装置9内
が負圧状態になると第3図に示すように開弁するように
なっており、ポンプ操作板20を押1゜下げた状態、即
ち、液体を連続注出しているときには液容器5内が負圧
になるのに伴って該補助吸入弁44から空気が吸引され
るようになっている。
そして、必要量だけ注液した後に、ポンプ操作板20か
ら手を離せばポンプ装置9の伸張とともに弁体押圧杆4
1も上動して送気通路42が開放されて該送気通路42
を通して栓内液通路14内に外気が流入し、サイフオン
作用が遮断されて注液は停止せしめられる。
ら手を離せばポンプ装置9の伸張とともに弁体押圧杆4
1も上動して送気通路42が開放されて該送気通路42
を通して栓内液通路14内に外気が流入し、サイフオン
作用が遮断されて注液は停止せしめられる。
なお、この実施例では、ポンプ操作板20の押圧操作に
連動して送気通路42を開閉し得るようにし、以って注
液作用あるいは止水作用を行わせるようにしているので
、その注液又は止水操作が簡単で、しかも、確実となる
。
連動して送気通路42を開閉し得るようにし、以って注
液作用あるいは止水作用を行わせるようにしているので
、その注液又は止水操作が簡単で、しかも、確実となる
。
第4図ないし第8図にはそれぞれ本考案の他の実施例を
示している。
示している。
第4図の実施例では、導液管ユニット8の出[」13a
と液体案内管16の上端開口16aの間を気密にシール
するための気密パツキン18を液体案内管16側に嵌着
するとともに、気密パツキン18の弾性シール片19を
上向きにして、導液管ユニット8のセット時にその出口
(注出管先端吐出口)13aが弾性シール片19に圧接
するようにしている。
と液体案内管16の上端開口16aの間を気密にシール
するための気密パツキン18を液体案内管16側に嵌着
するとともに、気密パツキン18の弾性シール片19を
上向きにして、導液管ユニット8のセット時にその出口
(注出管先端吐出口)13aが弾性シール片19に圧接
するようにしている。
第5図の実施例では、該気密パツキン18は、下口部材
前方突出部21に形成した穴22の口縁に嵌着させてい
る。
前方突出部21に形成した穴22の口縁に嵌着させてい
る。
液体案内管16は下口部材前方突出部21の下面に穴2
2を囲繞するようにして螺着し、該案内管16の上部に
形成した段部23の上面を気密パツキン18の取付基部
18a下面に圧接させている。
2を囲繞するようにして螺着し、該案内管16の上部に
形成した段部23の上面を気密パツキン18の取付基部
18a下面に圧接させている。
気密パツキン18の弾性シール片19は上向きに形成さ
れていて、導液管ユニット8のセット時に注出管13の
先端吐出口13aが該弾性シール片19に圧接されるよ
うにしている。
れていて、導液管ユニット8のセット時に注出管13の
先端吐出口13aが該弾性シール片19に圧接されるよ
うにしている。
第6図の実施例では、案内管16をスプリング48によ
って上方に付勢させて、該案内管16の上端開口16a
を注出管13の先端吐出口13aに取付けた気密パツキ
ン18の弾性シール片19に圧接せしめるようにしてい
る。
って上方に付勢させて、該案内管16の上端開口16a
を注出管13の先端吐出口13aに取付けた気密パツキ
ン18の弾性シール片19に圧接せしめるようにしてい
る。
即ち、案内管16は外ケース4の前面に固定したパイプ
ガイド部材45のガイド部46と案内管カバー26の底
板26aに形成した穴27とによって上下動自在にガイ
ドされ、且つスプリング48によって上方に付勢された
状態で配設されている。
ガイド部材45のガイド部46と案内管カバー26の底
板26aに形成した穴27とによって上下動自在にガイ
ドされ、且つスプリング48によって上方に付勢された
状態で配設されている。
なお、パイプガイド部材45には案内管16の上動範囲
を規制するためのストッパーとなる突出片47が一体形
成されている。
を規制するためのストッパーとなる突出片47が一体形
成されている。
そして、この実施例では、導液管ユニット8をセットす
ると、注出管13の先端吐出口13aで案内管16を若
干押し下げた状態で弾性シール片19の弾性力とスプリ
ング48の案内管押し上げ作用によって注出管先端吐出
口13aと案内管上端開口16aとがより一層気密的に
連通ずるようになっている。
ると、注出管13の先端吐出口13aで案内管16を若
干押し下げた状態で弾性シール片19の弾性力とスプリ
ング48の案内管押し上げ作用によって注出管先端吐出
口13aと案内管上端開口16aとがより一層気密的に
連通ずるようになっている。
第7図Aないし同りにはそれぞれ気密パツキン18の他
の形状を示しているが、第7図Aのものでは弾性シール
片19の先端が内側に曲げられており、第7図Bのもの
では弾性シール片19は直筒状に形成されており、第7
図Cのものでは弾性シール片19はラッパ状に形成され
ており、第7図りのものでは弾性シール片19はジャバ
ラ状に形成されている。
の形状を示しているが、第7図Aのものでは弾性シール
片19の先端が内側に曲げられており、第7図Bのもの
では弾性シール片19は直筒状に形成されており、第7
図Cのものでは弾性シール片19はラッパ状に形成され
ており、第7図りのものでは弾性シール片19はジャバ
ラ状に形成されている。
第8図A及び同Bにはそれぞれ注出管先端吐出口13a
と案内管上端開口16aとの直径が異なる場合における
気密パツキン18の形状及び接合構造を示しているが、
第8図Aに示すように注出管先端吐出口13aが案内管
上端開口16aより細いときには気密パツキン18を注
出管13側に嵌着するとともに外方に膨出させた弾性シ
ール片19を案内管上端間口16aの上面に圧接せしめ
るようにし、第8図Bに示すように注出管先端吐出口1
3aが案内管上端間口16aより細いときには気密パツ
キン18を案内管16側に嵌着するとともに外方に膨出
させた弾性シール片19に注出管先端吐出口13aを圧
接せしめるようにしている。
と案内管上端開口16aとの直径が異なる場合における
気密パツキン18の形状及び接合構造を示しているが、
第8図Aに示すように注出管先端吐出口13aが案内管
上端開口16aより細いときには気密パツキン18を注
出管13側に嵌着するとともに外方に膨出させた弾性シ
ール片19を案内管上端間口16aの上面に圧接せしめ
るようにし、第8図Bに示すように注出管先端吐出口1
3aが案内管上端間口16aより細いときには気密パツ
キン18を案内管16側に嵌着するとともに外方に膨出
させた弾性シール片19に注出管先端吐出口13aを圧
接せしめるようにしている。
続いて本考案の効果を説明すると、本考案のすイフオン
式ポットは、サイフオン作用を行う一連の液体注出通路
10において、導液管ユニット8の先端吐出口13aと
液体案内管16の上端開口16aとを、気密パツキン1
8を介してしかも相互に分離可能なる如くして接続させ
、さらに蓋体2に、該蓋体2の閉塞時に導液管ユニット
8における横向きの液体案内管13部分の上部に衝合し
てその先端吐出口13aを液体案内管16の上端開口1
6a側に押しつける作用をする押圧部32を設けている
ので、導液管ユニット8をセットした後、蓋体2を閉塞
することにより、押圧部32て導液管ユニット8の液体
注出管13部分を液体案内管上端開口16a側に押圧す
るようになり、各部材の少しの製作寸法誤差は吸収する
ことができるとともに、該導液管ユニット先端吐出口1
3aと液体案内管上端開口16a間の気密性がより一層
向上するという効果が得られる。
式ポットは、サイフオン作用を行う一連の液体注出通路
10において、導液管ユニット8の先端吐出口13aと
液体案内管16の上端開口16aとを、気密パツキン1
8を介してしかも相互に分離可能なる如くして接続させ
、さらに蓋体2に、該蓋体2の閉塞時に導液管ユニット
8における横向きの液体案内管13部分の上部に衝合し
てその先端吐出口13aを液体案内管16の上端開口1
6a側に押しつける作用をする押圧部32を設けている
ので、導液管ユニット8をセットした後、蓋体2を閉塞
することにより、押圧部32て導液管ユニット8の液体
注出管13部分を液体案内管上端開口16a側に押圧す
るようになり、各部材の少しの製作寸法誤差は吸収する
ことができるとともに、該導液管ユニット先端吐出口1
3aと液体案内管上端開口16a間の気密性がより一層
向上するという効果が得られる。
第1図は従来のサイフオン式ポットの縦断面図、第2図
は本考案の実施例にかかるサイフオン式ポットの縦断面
図、第3図は第2図のポットの作用説明図、第4図ない
し第6図はそれぞれ本考案の他の実施例を示すサイフオ
ン式ポットの一部縦断面図、第7図Aないし同りはそれ
ぞれ本考案の他の実施例で使用される気密パツキンの形
状図、第8図A及びBはそれぞれ本考案の他の実施例に
かかる導液管ユニットと液体案内管の接続構造を示す説
明図である。 1・・・・・・ポット本体、2・・・・・・蓋体、4・
・・・・・外ケース、5・・・・・・液容器、6・・・
・・・下口部材、8・・・・・・導液管ユニット、9・
・・・・・ポンプ装置、10・・・・・・液体注出通路
、11・・・・・・栓、13・・・・・・液体注出管、
13a・・・・・・導液管ユニット出口、16・・・・
・・液体案内管、16a・・・・・・上端開口、18・
・・・・・気密パツキン、19・・・・・・弾性シール
片、32・・・・・・押圧部。
は本考案の実施例にかかるサイフオン式ポットの縦断面
図、第3図は第2図のポットの作用説明図、第4図ない
し第6図はそれぞれ本考案の他の実施例を示すサイフオ
ン式ポットの一部縦断面図、第7図Aないし同りはそれ
ぞれ本考案の他の実施例で使用される気密パツキンの形
状図、第8図A及びBはそれぞれ本考案の他の実施例に
かかる導液管ユニットと液体案内管の接続構造を示す説
明図である。 1・・・・・・ポット本体、2・・・・・・蓋体、4・
・・・・・外ケース、5・・・・・・液容器、6・・・
・・・下口部材、8・・・・・・導液管ユニット、9・
・・・・・ポンプ装置、10・・・・・・液体注出通路
、11・・・・・・栓、13・・・・・・液体注出管、
13a・・・・・・導液管ユニット出口、16・・・・
・・液体案内管、16a・・・・・・上端開口、18・
・・・・・気密パツキン、19・・・・・・弾性シール
片、32・・・・・・押圧部。
Claims (1)
- 外ケース4内に収容した液容器5内の液体Wを、蓋体2
内に収容したポンプ装置9のポンプ作用と、前記液容器
5の内外を連絡し且つポット本体1に対して着脱自在と
された液体汲上用の導液管ユニット8と、前記外ケース
4外において下向きに配設された縦長の液体案内管16
とをもつ一連の液体注出通路10のサイフオン作用とに
よって外部へ連続的に注出し得るようにしたサイフオン
式ポットであって、前記液体案内管16し前記ポット本
体1側に固定的に取付ける一方、前記導液管ユニット8
の先端吐出口13aと前記液体案内管16の上端開口1
6aとを、外気に対して気密を保持する気密パツキン1
8を介して、しかも前記導液管ユニット8の装着時に相
互に接合され且つ該導液管ユニット8の取外し時に相互
に分離可能なる如くして接続されるとともに、前記液体
注出通路10中の適所には、適宜の操作手段によって開
閉せしめられるサイフオン作用遮断用の送気通路42を
設ける一方、前記蓋体2に、該蓋体2の閉塞時に前記導
液管ユニット8における横向きの液体注出管13部分の
上部に衝合してその先端吐出口13aを前記液体案内管
16の上端開口16a側に押しつける作用をする押圧部
32を設けたことを特徴とするサイフオン式ポット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5403482U JPS6025968Y2 (ja) | 1982-04-12 | 1982-04-12 | サイフオン式ポツト |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5403482U JPS6025968Y2 (ja) | 1982-04-12 | 1982-04-12 | サイフオン式ポツト |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58154745U JPS58154745U (ja) | 1983-10-15 |
JPS6025968Y2 true JPS6025968Y2 (ja) | 1985-08-05 |
Family
ID=30064669
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5403482U Expired JPS6025968Y2 (ja) | 1982-04-12 | 1982-04-12 | サイフオン式ポツト |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6025968Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0446707Y2 (ja) * | 1986-10-28 | 1992-11-04 |
-
1982
- 1982-04-12 JP JP5403482U patent/JPS6025968Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS58154745U (ja) | 1983-10-15 |
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