JPH0644852Y2 - パッキン付蓋 - Google Patents

パッキン付蓋

Info

Publication number
JPH0644852Y2
JPH0644852Y2 JP1988054146U JP5414688U JPH0644852Y2 JP H0644852 Y2 JPH0644852 Y2 JP H0644852Y2 JP 1988054146 U JP1988054146 U JP 1988054146U JP 5414688 U JP5414688 U JP 5414688U JP H0644852 Y2 JPH0644852 Y2 JP H0644852Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
packing
lid
hole
main body
lid body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1988054146U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH01158460U (ja
Inventor
登美雄 田原
Original Assignee
釜屋化学工業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 釜屋化学工業株式会社 filed Critical 釜屋化学工業株式会社
Priority to JP1988054146U priority Critical patent/JPH0644852Y2/ja
Publication of JPH01158460U publication Critical patent/JPH01158460U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0644852Y2 publication Critical patent/JPH0644852Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Closures For Containers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この考案は、化粧品等を収容する容器の蓋に係り、特に
蓋の内面にパッキンが装着されているパッキン付蓋に関
するものである。
「従来の技術」 従来、化粧品等を収容する容器に用いられるパッキン付
蓋として、第4図に示すような構造のものが知られてい
る。
第4図に示すパッキン付蓋は、有頭円筒状の蓋本体1
と、蓋本体1の天部1a内面から垂設された突出部2と、
この突出部2に嵌合されて天部1a内面に当接するパッキ
ン3と、前記突出部2の下端に固着されてパッキン3を
下方から支持するパッキン押さえ4とから構成されてお
り、容器5の口部6に、前記パッキン3を口部6の上端
に当接した状態で、ネジ嵌合されるようになっている。
このようなパッキン付蓋にあっては、蓋のデザインに合
わせて、蓋本体1の天部1a上面に飾りパーツなどを貼っ
て色彩や模様の装飾を施すようにしている。
「考案が解決しようとする課題」 ところが、上記従来構成のパッキン付蓋1によると、そ
の製作においてパッキン4を装着する工程と、蓋体2の
天部2aに飾りパーツ等装飾を施す工程とがある他、各パ
ーツの増加によって製作コストが高くなりがちであっ
た。
この考案は上記事情に鑑みてなされたもので、省パーツ
化することによって製作コストを低減させることのでき
るパッキン付蓋を提供することを目的としている。
「課題を解決するための手段」 この考案は、上下に貫通する貫通孔を有する蓋本体と、
この蓋本体の上壁内面に設けられて嵌合孔を有するパッ
キンと、このパッキンを下方から支持するパッキン支持
部材とを備えた構成とし、該パッキン支持部材を、前記
貫通孔および前記嵌合孔を貫通して蓋本体に固定されそ
の一部が蓋本体の上面に露出する突出部と、蓋本体との
間に前記パッキンを密接的に挟み込むフランジ部とを一
体成形したものとした。
「実施例」 以下、この考案の実施例について図面を参照して説明す
る。
第1図はこの考案に係るパッキン付蓋を液状化粧料を収
容するビン容器に適用したものである。この図におい
て、符合10は液状化粧料を収容する容器本体、符合11は
蓋(蓋本体)をそれぞれ示すものである。
容器本体10は、有底筒状に形成されているもので、容器
本体10の上端部には縮径された口部12が形成され、この
口部12の外周面にはねじ部13が設けられている。蓋11
は、有頭筒状に形成されているもので、側壁11aの内径
が前記口部12の外径よりも少し大きく設定されており、
側壁11aの内周面には前記ねじ部13に螺合するねじ部14
が形成されている。蓋11の天部11bのほぼ中央には上下
に貫通する貫通孔15が設けられている。
これらの容器本体10と蓋11の間には、容器本体10内の内
容物の漏れを防止するパッキン16が介在されている。パ
ッキン16は、ゴムやフェルトによって形成され、口部12
の外径とほぼ等しい外径を有しかつ中心に前記蓋11の貫
通孔15と等しい嵌合孔17を有する円板である。パッキン
16の下面縁部には前記口部12の上端部に圧接する下部周
突条16aが突設され、パッキン16の上面縁部には前記蓋1
1の天部11b下面に圧接する上部周突条16bが突設されて
いる。このパッキン16は前記貫通孔15および嵌合孔17に
配置されたパッキン押さえ(パッキン支持部材)18によ
って、蓋11の天部11bの内面に装着されている。パッキ
ン押さえ18は合成樹脂からなり、かつ、貫通孔15および
孔17を貫通して蓋11の天部11bよりも上方へ突出する有
頭筒状の本体部(突出部)18aと、本体部18aの側面上端
に突設されて蓋11の貫通孔15縁部に係止する周突条18b
と、本体部18aの側面下端に設けられて前記パッキン16
を上面に乗せて支持するフランジ部18cとが一体成形さ
れて構成されている。また、周突条18bとフランジ部18c
との間の高さ寸法は、蓋11の天部11bとパッキン16の厚
さ合計とほぼ等しいかわずかに小さく設定され、パッキ
ン16を蓋11の天部11b下面とフランジ部18c上面との間に
密接した状態で配置させるようになっている。なお、パ
ッキン16の嵌合孔17下端部周囲にはフランジ部18cを位
置決めして収納する収納凹所16cが形成されている。
次に、上記構成のパッキン付蓋の使用状態について説明
すると、蓋11のねじ部14を化粧料が収納された容器本体
10のねじ部13と螺合し、蓋11を容器本体10の口部12に装
着して口部12の開口部を閉塞する。この状態において、
パッキン16の下部周突条16aが口部12の上面に圧接し、
パッキン押さえ18のフランジ部18c上面がパッキン16の
下面に圧接するので、それらのパッキン効果により容器
本体10内の内容物の漏れが防止される。また、パッキン
16がフランジ部18cと蓋11の天部11bとの間に常に圧接さ
れた状態で配置されているので、万一、容器本体10内の
内容物が貫通孔15から外部に漏れる心配もない。さら
に、パッキン押さえ18の本体部18aが蓋11の天部11bより
露出しているので、本体部18aの天部を飾り部分として
兼用することができる。これにより、飾り(装飾)部分
とパッキン押さえ18を一体に構成できて省パーツ化が可
能となる。
第2図はこの考案に係るパッキン付蓋をコンパクト容器
に適用した例を示すものである。図中、符合20は容器本
体、符合21は蓋体(蓋本体)をそれぞれ示している。
容器本体20は、上面開口部を有する偏平箱型状に形成さ
れたもので、内部に粉状化粧料を収容する中皿22が着脱
自在に収納されている。容器本体20の前壁部20aには蓋
体21を係止するフック23が設けられている。中皿22は有
底筒状に形成されているもので、中皿22の側面上端には
屈曲部22aが設けられ、この屈曲部22aが容器本体20の上
面開口縁部に係止される。
容器本体20の上面開口部を覆う蓋体21は、容器本体20の
後端部20bにヒンジピン24により縦回動自在にヒンジ結
合されているもので、蓋体21の前壁部(自由端)21aに
は前記フック23に係合するフック25が設けられている。
また、蓋体21のほぼ中央には上下に貫通する貫通孔26が
形成されている。
これらの容器本体20と蓋体21との間には、中心に前記貫
通孔26と同径な嵌合孔27を有し、かつ、容器本体20の上
面開口部(中皿22の上面開口部)を覆う矩形状のパッキ
ン28が介在されている。このパッキン28は貫通孔26およ
び嵌合孔27を貫通して蓋21の上面より突出するパッキン
押さえ(パッキン支持部材)29によって、蓋21の内面に
装着されている。パッキン押さえ29は、貫通孔26および
嵌合孔27を貫通して蓋21よりも上方へ突出する本体部
(突出部)29aと、本体部29aの側面上端に突設されて貫
通孔26縁部に係止する周突条29bと、本体部29aの側面下
端に設けられ蓋21との間にパッキン28を密接的に挟み込
むフランジ部29cとが一体成形されて構成されている。
この実施例におけるパッキン付蓋の作用および効果につ
いては、前記第1実施例と同様であるのでその説明を省
略する。
第3図はこの考案の第3実施例を示すもので、蓋(蓋本
体)30と、この蓋30の貫通孔31から上方へ突出するパッ
キン押さえ(パッキン支持部材)32とを、パッキン33を
介在させた状態で、超音波溶着等の手段によって前記両
者を互いに接合したものである。パッキン押さえ32は、
本体部(突出部)32aとフランジ部32cとが一体成形され
て構成され、フランジ部32cと蓋30との間にパッキン33
を挟み込んでいる。パッキン押さえ32は、蓋30との接着
面積を広く取るために、側壁32aに段部34を形成し、段
部34の分だけパッキン33の嵌合孔35の径を貫通孔31より
も大きくしてある。
この実施例によると、側壁32aに段部34を形成したの
で、パッキン押さえ32の位置決めが容易である。
「考案の効果」 以上詳細に説明したように、この考案によれば上下に貫
通する貫通孔を有する蓋本体と、この蓋本体の上壁内面
に設けられて嵌合孔を有するパッキンと、このパッキン
を下方から支持するパッキン支持部材とを備え、該パッ
キン支持部材を、前記貫通孔および前記嵌合孔を貫通し
て蓋本体に固定されその一部が蓋本体の上面に露出する
突出部と、蓋本体との間にパッキンを密接的に挟み込む
フランジ部とを一体成形したものとしたから、パッキン
支持部材における突出部の露出部分を蓋上面の装飾部分
として利用することができ、かつパッキン効果が発揮さ
れ、すなわち1つの蓋で装飾とパッキンの2通りの機能
を持たすことができるので、省パーツ化が実現できると
ともに製造コストの低減化が図られる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の第1実施例を示すビン容器の断面
図、第2図はこの考案の第2実施例を示すコンパクト容
器の断面図、第3図はこの考案の第3実施例を示す蓋の
要部断面図、第4図はこの考案の従来例を示す蓋の断面
図である。 11,21,30……蓋本体、15,26,31……貫通孔、16,28,33…
…パッキン、17,27,35……嵌合孔、18,29,32……パッキ
ン支持部材(パッキン押さえ)、18a、29a、32a……本
体部(突出部)、18c、29c、32c……フランジ部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】上下に貫通する貫通孔(15)を有する蓋本
    体(11)と、この蓋本体(11)の上壁内面に設けられて
    嵌合孔(17)を有するパッキン(16)と、このパッキン
    (16)を下方から支持するパッキン支持部材(18)とを
    備え、 該パッキン支持部材(18)は、前記貫通孔(15)および
    前記嵌合孔(17)を貫通して蓋本体(11)に固定されそ
    の一部が蓋本体(11)の上面に露出する突出部(18a)
    と、蓋本体(11)との間に前記パッキン(16)を密接的
    に挟み込むフランジ部(18c)とが一体成形されたもの
    であることを特徴とするパッキン付蓋。
JP1988054146U 1988-04-22 1988-04-22 パッキン付蓋 Expired - Lifetime JPH0644852Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988054146U JPH0644852Y2 (ja) 1988-04-22 1988-04-22 パッキン付蓋

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988054146U JPH0644852Y2 (ja) 1988-04-22 1988-04-22 パッキン付蓋

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01158460U JPH01158460U (ja) 1989-11-01
JPH0644852Y2 true JPH0644852Y2 (ja) 1994-11-16

Family

ID=31280083

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1988054146U Expired - Lifetime JPH0644852Y2 (ja) 1988-04-22 1988-04-22 パッキン付蓋

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0644852Y2 (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59162438U (ja) * 1983-04-14 1984-10-31 小川 潔 金属板製缶の注出具
JPS6070541U (ja) * 1983-10-22 1985-05-18 アロン化成株式会社 密封容器

Also Published As

Publication number Publication date
JPH01158460U (ja) 1989-11-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS6340354U (ja)
JPH0644852Y2 (ja) パッキン付蓋
JPH0350038Y2 (ja)
JPS6420461U (ja)
JPH0310999Y2 (ja)
JPH0625216Y2 (ja) コンパクト容器
JPH0628459Y2 (ja) パツキン
JPS628951U (ja)
JPH0229607U (ja)
JPS63141178U (ja)
JPH0433058Y2 (ja)
JPH062578Y2 (ja) 化粧料容器
JPH072445Y2 (ja) 二重蓋
JPS6452312U (ja)
JPS628964U (ja)
JPH0335057U (ja)
JPH05246448A (ja) 容器の中栓付キャップ
JPH0640093Y2 (ja) 紙製容器
JPS5831799Y2 (ja) 容器用キヤツプのパツキング構造
JPH0387658U (ja)
JP3200710B2 (ja) 容器蓋
JPS6397655U (ja)
JPH0243249U (ja)
JPS6337565U (ja)
JPS59109654U (ja) 瓶蓋