JPH0737691B2 - ピツチ系活性炭繊維からなる不織布の製造方法 - Google Patents

ピツチ系活性炭繊維からなる不織布の製造方法

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JPH0737691B2 JP59251026A JP25102684A JPH0737691B2 JP H0737691 B2 JPH0737691 B2 JP H0737691B2 JP 59251026 A JP59251026 A JP 59251026A JP 25102684 A JP25102684 A JP 25102684A JP H0737691 B2 JPH0737691 B2 JP H0737691B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は,ピッチ系活性炭繊維からなる不織布(以後活
性炭繊維をACFと略記する。)の製造方法に関するもの
であり,とくに高軟化点の繊維形成性ピッチより高性能
の吸着材に適するACFからなる不織布を製造する方法に
関するものである。
(従来の技術) ACF及びその製品(織物,フェルト,マット等)は,レ
ーヨン,ポリアクリロニトリル,特殊フェノール樹脂な
どのような前駆体有機繊維又はその製品を原料として、
それらを耐炎化,焼成(炭素化)及び賦活することによ
り工業的に製造されている。これらのACF及び製品は,
原料である前駆体の種類や製造条件の多様性のため若干
のばらつきがあるが,在来の活性炭(粒状及び粉末)に
比較して優れた吸着力及び著しく優れた吸脱着速度を持
った高性能吸着材である。
特公昭51-33233号公報には,繊維形成性ピッチよりACF
のフェルトを製造する方法が記載されている。これは,
繊維形成性ピッチを溶融紡糸し,ピッチ繊維からなる不
織布を形成したのち,不融化及び焼成を行って,一旦,
炭素繊維(以後炭素繊維をCFと略記する。)の不織布を
得,次いで得られた炭素繊維の不織布をニードルパンチ
によりフェルト形成させ,さらに賦活してACFのフェル
トを得る方法である。
また,特開昭56-140019号公報には,石炭解重合物を溶
融紡糸した繊維を不融化した後,直接,賦活する方法及
び不融化,焼成を行い炭素化したのち賦活する方法の二
種の方法によりACFを得る製造方法の提案がなされてい
る。
(発明が解決しようとする問題点) レーヨン,ポリアクリロニトリル,特殊フェノール樹脂
等のような前駆体有機繊維からACF及びその製品を製造
する方法は,原料繊維がCF及びACF用の特殊銘柄であ
り,それ自身高価であるとともにACF及びその製品へ転
化させる際の収率が低く,したがって得られたACF及び
その製品が非常に高価なものになるので,工業材料とし
ての経済性を欠くという問題を持っている。
また,原料として安価な繊維形成性ピッチからACFのフ
ェルトを得る方法(特公昭51-33223号公報)は,一旦,C
Fの不織布をつくってCFの力学特性を発現させたのち,
ニードルパンチ等によりフェルトを形成し,しかる後,
さらに改めて賦活するものであるから,炭素化時に精製
する脱ガス細孔が部分的に焼結されてしまっており,通
常の賦活では高い吸着性能の製品が得難い。また,高い
吸着性能を得るために長時間,高温の賦活を行えば,収
率の低下とともに繊維の力学特性も低下するという問題
を有している。さらに,工程的にも炭素化工程を賦活工
程の二工程を要するので,エネルギーコストからみて工
業的には経済性にそぐわないものである。
また,石炭解重合物よりACFを製造する方法(特開昭56-
140019号公報)は,紡糸性が良く,かつ,高性能のACF
を得るに適した繊維形成性石炭解重合物を得るのに,多
大のエネルギーと労力を要するばかりではなく,得られ
たACFから織物,フェルト,マットなどに供する繊維製
品を製造する際,ACFは繊維としての力学特性が十分でな
いため,糸切れ,折損屑飛散などの種々の製造工程上の
問題が生じるという問題点を有している。
(問題を解決するための手段) 本発明者らは,これら従来技術の問題を克服し,安価
で,かつ,高性能のACFからなる不織布を繊維形成性ピ
ッチより直接製造する方法について鋭意研究の結果,こ
の分野の当業者にとって予想外のことながら,特定の軟
化点を有する繊維形成性ピッチを用いれば,(イ)溶融
紡糸にてスパンボンド不織布形成が可能であり,必要に
応じてニードルパンチ等の加工及びボビン巻取りも可能
であること,(ロ)区別した炭素化工程を経由すること
なく直接賦活によりACF化できることを見出し,本発明
に到達した。
すなわち本発明は,ベンゼン不溶分が70wt%以上で,か
つ軟化点が255℃以上,295℃以下の光学的に等方性で非
晶質の繊維形成性ピッチを溶融して紡糸ノズルより押し
出し,細化してピッチ繊維を得,得られたピッチ繊維を
開繊しつつ不織布形状になるよう捕集してピッチ繊維か
らなる不織布となし,ついで該不織布を不融化し,しか
るのち賦活することを特徴とするピッチ系ACFからなる
不織布の製造方法である。
本発明において使用する繊維形成性ピッチとは曳糸性を
有するピッチであり,石油系及び石炭系重質油,例えば
原油蒸溜残渣油,ナフサ分解残渣油,エチレンボトム
油,石炭液化油,コールタール等から濾過精製,蒸溜,
溶剤抽出,水添処理,加熱処理,活性又は不活性ガス添
加熱処理又は減圧熱処理等の工程を経て調製することが
できる。良好な紡糸,不融化,賦活,収率及び強度を得
る条件を総合的に考慮すると,本願発明に用いる繊維形
成性ピッチは,ベンゼン不溶分BIが70wt%以上で,かつ
軟化点が255℃以上,295℃以下,より好ましくは265℃以
上,295℃以下の光学的に等方性で非晶質のピッチであ
る。軟化点が下限値未満では揮発分の増加あるいは原料
ピッチの重合度の低下等により,不融化反応速度の低下
あるいは繊維強度の低下,歩留まりの低下,環境汚染の
増大等の問題が生じる。軟化点が上限値を超えると溶融
紡糸時に原料ピッチ中にメソフェーズ組織が発達しやす
くなり,紡糸不良,繊維強度の低下あるいは賦活速度の
低下等の問題が生じる。
ベンゼン不溶分BIは,紡糸性と不融化性から70wt%以
上,特に70〜90wt%が好ましい。
また,使用するピッチはキノリン不溶分QIが40wt%以下
(より好ましくは15〜30wt%)であることが好ましい。
本発明において,ピッチの溶融紡糸は公知の溶融紡糸法
に従って行うことができる。溶融紡糸機のピッチ溶融部
としては,例えば攪拌機付槽型溶融器,溶融格子,2軸な
いし単軸エクストルーダー等が用いられるが,これらに
限定されるものではない。溶融温度及び紡糸温度は,ピ
ッチの軟化点温度以上であり,望ましくは軟化点より30
〜100℃高温である。溶融したピッチは紡糸機のノズル
部へ送液され,多数の細孔を穿ったノズル面より紡糸温
度以下に制御された雰囲気中に繊維を形成しつつ吐出さ
れる。吐出された糸条の細化工程としては,例えば重力
による自然細化,引き取りローラー,エアサッカー,蒸
気サッカー等による牽引細化などの方法が採用しうる
が,これらに限定されるものではない。
細化したピッチ繊維は,開繊工程を経て,例えば連続的
に移動する不織布捕集面に捕集されて不織布が形成され
る。これは,いわゆるスパンボンド不織布形成工程であ
り,開繊方法としては,例えば静電気を利用するもの,
力学的開繊力を利用するもの等が利用できるし,また捕
集面としては例えばネット式ベルトコンベアー等が利用
できるが,これらに何ら限定されるものではない。不織
布形成工程において重要なのは,ピッチ繊維の力学特性
である。低い軟化点の,例えば軟化点が250℃未満のピ
ッチを用いた場合には,得られるピッチ繊維は著しくも
ろく,折損が多発し,不織布の形状を維持するものの取
り扱いが困難である。一方,ベンゼン不溶分が70wt%以
上で,かつ軟化点が255℃以上,295℃以下の光学的に等
方性で非晶質の繊維形成性ピッチを用いれば,力学特性
が改善され,しなやかな風合を呈し,必要に応じてニー
ドルパンチ等の加工も可能で,ボビンに巻取ることもで
きる。
このようにして得られたピッチ繊維からなる不織布は,
酸化性雰囲気中で熱処理されて不融化された不織布にな
る。不融化処理としては,例えば酸化剤溶液を塗布し,
しかるのち熱処理する湿式法,熱処理雰囲気中に酸化性
ガスを導入する乾式法,低温酸化性ガスプラズマ中で処
理する方法などを採用することができる。処理温度は40
0℃以下で,例えば紡糸用ピッチの軟化点以下の温度か
ら昇温し,軟化点以上400℃以下の温度で必要時間保持
する方法で行うのが好ましい。処理時間は使用する酸化
剤により異なるが,高い軟化点ピッチを用いる場合には
処理時間は著しく短くてよく,例えば加圧(1〜2kg/cm
2・ゲージ圧)熱処理や低温プラズマ処理で10分間以
内,大気圧以下の熱処理で90分間以内である。処理装置
としては,例えば回分式熱処理炉,連続式熱処理炉等を
使うことができる。酸化剤としては,例えば硝酸,硫
酸,空気,オゾン,酸素,NOx,SOx,塩素等を使用する
ことができるが,これらに限定されるものではない。不
融化は空気中でも当然可能である。
次いで本発明では,不融化された不織布を区別した炭素
化工程を経ることなく,直接賦活したACFからなる不織
布に転化させる。軟化点が255℃未満のピッチを原料に
すれば,一旦炭化しニードルパンチ等種々の製品加工を
行い,しかる後賦活するのが一般的である。これは,低
軟化点ピッチの芳香環網目構造の成長が不十分なため,
区別した炭素化工程によるCFの力学特性発現が製品加工
を施すために必要不可欠であるためと推定される。一
方,本発明のごとくベンゼン不溶分が70wt%以上で,か
つ軟化点が255℃以上,295℃以下の光学的に等方性で非
晶質の繊維形成性ピッチを用いる場合,このピッチの芳
香環網目構造がかなり発達しているので,炭素化反応と
賦活反応が競争的に共存する反応スキームを経由するた
めか,詳細な反応機構は不明ながら,結果として比表面
積(吸着力)の大きな実用に耐える力学特性を兼備した
ACFからなる不織布を得ることができる。賦活方法とし
ては,通常の水蒸気,炭酸ガス,酸素等による方法が適
用できる。好ましい賦活温度及び時間は,それぞれ700
〜1000℃及び15〜120分間である。賦活装置としては回
分式及び連続式賦活炉など公知の装置を適宜用いること
ができる。
(実施例) 以下,実施例をあげて本発明をさらに具体的に説明す
る。
実施例1〜7 コールタールを150℃にて加圧濾過して一次キノリン不
溶分(QI)を除去したタールを,減圧蒸溜し低沸点成分
を除去した。次いで,蒸気蒸溜残分をオートクレーブに
移し,オートクレーブ上部空間での空気の滞留時間が10
0分となるよう定流量にて空気を吹き込みつつ,攪拌下3
50℃で2時間熱処理して紡糸用ピッチを得た。得られた
ピッチの軟化点は287℃(メトラー法),一次キノリン
不溶分(QI)=38%,ベンゼン不溶分(BI)=80%であ
った。また,熱処理時間を変更して軟化点が255℃のピ
ッチ(実施例7用)を得た。これらのピッチを偏光顕微
鏡で観察した結果,いずれも光学的に等方性であった。
また,粉末X線回折図形は002反射に対応する巾広いア
モファス・ハローを示すのみで,非晶質であった。
このようにして得られた高い軟化点の繊維形成性ピッチ
を室温にて破砕し,溶融紡糸機の溶融部に供給した。溶
融温度及び紡糸温度を実施例1〜6は340℃,実施例7
は300℃に設定し,溶融ピッチを紡糸ノズル部に送液
し,細孔径0.3mm,孔数24ノズル口金より吐出し紡糸し
た。吐出糸条は,雰囲気制御した細化ゾーンを通過さ
せ,その間,牽引細化させて単糸径15μmのマルチフィ
ラメントを得た。得られたフィラメントを開繊器を通過
させ,定速で移動するネット上に巾50mmのスパンボンド
不織布として捕集した。得られた不織布は,かなりの力
学特性を持ち,しなやかな風合を呈し,ニードルパンチ
加工及びボビン巻き取りも可能であった。また,紡糸
時,60分間連続して糸切れは発生することがなく,さら
に,開繊,不織布形成の工程での単糸折損も少なかっ
た。
上記のようにして得られる不織布に希硝酸を散布し,室
温より250℃まで15分間で昇温し,さらに250℃から400
℃まで75分間で昇温させることにより,不融化された不
織布を得た。得られた不織布は融着部分も全くなく,し
なやかな風合を呈し,ブンゼンバーナの炎中に置いても
溶融することなく赤白色を呈し,完全に不融であった。
元素分析より得た酸素の含有量は10.1wt%であり,ESCA
スペクトル(島津製作所製ESCA 750にて測定)のO1S
びC1Sバンドの積分強度より求めた表面酸素含有量は12.
4mol%であった。
次いで,この不融化された不織布を水蒸気により賦活し
た。すなわち,回分式賦活炉を用い,窒素と水蒸気の混
合ガス(体積比10/7)を流し,炉中の滞留時間が9分間
になるよう混合ガスの流量を制御した。賦活温度及び時
間を表1に示すごとく種々変化させた試験を行い,表1
に示す結果を得た。ここで比表面積はQUANTA CHROME社
製QUANTASORBを用い,BET 1点法にて測定したものであ
る。収率は重量分析にて,単糸の引張強度はJIS R−760
1(炭素繊維試験方法,1980)に準じて測定した。
得られたACFからなる不織布はしなやかな風合を呈し,
取り扱いによる単糸折損も少なく,高性能吸着剤として
種々の用途に供せられるものであった。
比較例1 次に,キノリン不溶分除去タールをオートクレーブに仕
込み,3kg/cm2ゲージ圧の加圧下において,温度380℃で1
5時間熱処理し,熱処理タールを得た。次いで,得られ
た熱処理タールを蒸溜して沸点500℃以下の留分を除去
し,軟化点165℃の低軟化点の繊維形成性ピッチを得
た。得られたピッチは一次キノリン不溶分(QI)=1
%,ベンゼン不溶分(BI)=40%であり,光学的に等方
性であった。また,粉末X線回折図形は非晶質であるこ
とを示した。
このピッチを用い,溶融温度及び紡糸温度を200℃に設
定した以外,実施例1と同様の工程を経て不織布を作製
した。この場合,紡糸時,20回/時間の割合で糸切れが
発生し,また,得られた不織布は著しくもろく,折損が
多発し,取り扱いが困難であった。
また,不融化処理を実施例1と同じ方法にて行ったとこ
ろ,180℃に達した時点で完全に溶融してしまった。処理
時間を長くした方法,すなわち室温から150℃まで15分
間で昇温し,150℃から200℃までの昇温に120分間を費や
し,さらに200℃から400℃までを105分間で昇温すると
いう,合計240分間をかけた方法では不融化を達成する
ことができたが,得られた不織布は部分融着しており,
凝集状態で剛直,かつ著しくもろいものであった。
さらに昇温速度のおそい総処理時間480分間(室温→400
℃)の不融化処理を試みたが,不融化された不織布の性
状を改善するに至らなかった。
上記の総処理時間が240分間の不融化された不織布を,
実施例1と同様に水蒸気賦活した。賦活温度800℃,時
間30分にて収率62%,比表面積780m2/gであった。ま
た,賦活温度800℃,時間60分にて収率44%,比表面積1
100m2/gであった。しかし,得られたACFからなる不織布
は剛直で著しくもろく,高性能吸着材としての性能を示
すものの,使用時に要求される力学特性を満さず,実用
に耐え難いものであった。
比較例2 実施例1で得た不融化された不織布を回分式熱処理炉に
て,炉の空間での窒素流の滞留時間が30分間になるよう
に窒素を流通させ,1300℃で15分間熱処理してCFからな
る不織布を得た。得られた不織布は,しなやかでニード
ルパンチ等の加工が可能な性状であった。
次いで,この不織布を実施例1と同様にして水蒸気賦活
した。賦活温度800℃,時間60分にて収率43%(炭素化
及び賦活の合計),比表面積870m2/gであった。また,
賦活温度850℃,時間30分にて収率31%,比表面積1050m
2/gであった。これらの結果は,実施例1に比較して,
収率あたりの比表面積値がかなり劣るものであった。
比較例3 熱処理時間を変更した以外は実施例1と同様にして得た
軟化点が240℃のピッチを,紡糸温度290℃で連続して60
分間紡糸し,不織布を製造したが,糸切れが6回発生し
た。
また,得られた不織布を実施例7と同様にして不融化及
び賦活して比表面積1050m2/gの活性炭繊維を得た。
(発明の効果) 本発明によれば,高軟化点の繊維形成性ピッチを用いる
ことにより,(イ)溶融紡糸にてスパンボンド不織を形
成することが可能であり,不織布段階にてニードルパン
チ等の製品加工ができる,(ロ)不融化の処理時間を著
しく短縮できる,(ハ)一旦,区別した炭素化工程を経
ることなく,直接賦活することによりACFからなる不織
布の吸着性能及び実使用に耐える力学特性を発現でき
る。したがって,本発明は安価な繊維形成性ピッチより
簡素な工程を経て直接,低コストのACFからなる不織布
(すなわち高性能吸着材)を工業的に生産する道を開く
ものである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ベンゼン不溶分BIが70wt%以上で,かつ軟
    化点が255℃以上,295℃以下の光学的に等方性で非晶質
    の繊維形成性ピッチを溶融して紡糸ノズルより押し出
    し,細化してピッチ繊維を得,得られたピッチ繊維を開
    繊しつつ不織布の形状になるよう捕集してピッチ繊維か
    らなる不織布となし,ついで該不織布を不融化し,しか
    るのち賦活することを特徴とするピッチ系活性炭繊維か
    らなる不織布の製造方法。
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