JPH0735669U - 引出しの引き出し規制装置 - Google Patents

引出しの引き出し規制装置

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JPH0735669U
JPH0735669U JP6574393U JP6574393U JPH0735669U JP H0735669 U JPH0735669 U JP H0735669U JP 6574393 U JP6574393 U JP 6574393U JP 6574393 U JP6574393 U JP 6574393U JP H0735669 U JPH0735669 U JP H0735669U
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box
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北畑豊
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 引出しの奥行幅をとらず、引出し箱の引き出
し規制を確実に行える斬新な構造の装置を提供する。 【構成】 引出し本体1の上壁部1aに、引出し本体1
の上下方向に揺動し、施錠装置17によって揺動が規制
される揺動板6を設ける。揺動板6の左右両端には引出
し本体1の側壁部に沿って縦動杆4を吊設する。縦動杆
4には引出し箱2に対応させてローラ8を回動自在に枢
着する。また、ローラ8の踏面を接離し、し、しかも、
接触方向に回動付勢した施錠金具9を引出し箱2の側面
に回動自在に装置する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、引出し本体に引き出し箱を摺嵌して構成した引出しの引き出し規制 装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
具体例を挙げるまでもなく、引出し本体に多段に引出し箱を配し、これら引出 し箱の引き出し規制を同時に行えるようにした構造のものは種々提案されている 。
【0003】 例えば、その一つとして実公平4−32465号公報所載の構造のものは、引 出し箱の後端にラッチ爪を突設し、このラッチ爪が係離する係合部材を引出し本 体の奥壁部に備え、該係合部材の回動をソレノイドによって規制する構造になっ ている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
前記の従来例は、係合部材の回動を規制して該係合部材からラッチ爪が外れな いようにして引出し箱の引き出し規制を行うものであるが、この規制装置が、引 出し箱の後部側に備えたものであるため、引出し本体の奥行幅が必要以上に広く せざるを得ない。
【0005】 本考案は、例えば斯様な点に着目し、斬新な構造の引出しの引き出し規制装置 を提供することを目的として案出したものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
引出し本体の上壁部に、引出し本体の上下方向に揺動し、施錠装置によって揺 動が規制される揺動板を設け、該揺動板の左右両端に、前記引出し本体の側壁部 に沿って縦動する縦動杆を吊設し、この縦動杆に引出し箱に対応させてローラを 回動自在に枢着し、該ローラの踏面を接離し、しかも、接触方向に回動付勢した 施錠金具を引出し箱の側面に回動自在に装置した構成にし、また、施錠装置を、 前記揺動板の中間部に横設した係合切欠と該係合切欠を係離するデッドボルトと 該デッドボルトを回動させるプランジャーを備えたソレノイドとで構成するので ある。
【0007】
【作用】
ソレノイドのプランジャーによってデッドボルトを回動させて揺動板の中間部 に横設した係合切欠に係合させると、揺動板は揺動が規制され、揺動板に吊設し たリンクは縦動が規制される。このとき、引出し本体より引出し箱を引き出そう としても、引出し箱の側面に装置した施錠金具は、前記リンクに設けたローラに 接触して引き出し動作が阻止される。
【0008】 また、前記ソレノイドのプランジャーを動作させて係合切欠よりデッドボルト を離脱させると、揺動板が揺動可能状態におかれる結果、リンクも縦動可能状態 におかれ、このため、施錠金具はローラに接触しつつこれを押し上げ、(この押 し上げによってリンクも上昇)ローラが変位することによって引出し箱は引出し 本体より引き出される。
【0009】
【実施例】
図面は本考案に係る引出しの引き出し規制装置の一実施例を示し、図1は施錠 装置の一部欠截平面図、図2は図1のa−a線断面図、図3は図1のb−b線断 面図、図4は図1の一部欠截正面図、図5は縦動杆と揺動板の関係を示す分解斜 視図、図6は施錠金具部の側面図、図7は図6のc−c線断面図、図8は各部の 配置関係を示す略示図である。
【0010】 実施例の引出しAは、引出し本体1の開口部に3段にして引出し箱2,2,2 を引き出し自在に摺嵌して構成したもので、引出し本体1を構成する側壁部1b ,1bの前部側に縦溝3を設け、該縦溝3に縦動杆4を縦動自在に係合し、この 縦動杆4の上端に設けた透孔5に揺動板6の端部に設けた突部片7を係合して縦 動杆4を揺動板6に連結してある。
【0011】 また、縦動杆4の上下方向の中間部には、前記各引出し箱2,2,2に対応さ せてローラ8,8,8を回動自在に枢着し、このローラ8の箱面を接離する施錠 金具9を引出し箱2の側面に回動自在に装置する。
【0012】 施錠金具9は引出し箱2側面に固着した支持金具10と該支持金具9に後端を 螺子止めした挾持金具11との間に介在され、支持金具10の前方側において各 金具9,10,11に貫通させた支軸12によって回動自在に引出し箱2の側面 に回動自在に装置したものである。
【0013】 施錠金具9は、また、支軸12によって支持金具10等に組付けた主体部9a の先端に、上方向に傾斜させた接触部片9bを連設し、後端には上下一対の突部 片9c,9dの接触部片9bに一端を係止し、他の一端を前記支持金具10に係 止させたコイルばね13の前記支軸12を中心とする回動付勢によって、接触部 片9bが該接触部片9bの近傍に位置する前記ローラ8の踏面を接離するように 配してある。
【0014】 コイルばね13による回動付勢は、前記支持金具10と挾持金具11にわたし たストッパー杆14に上突部片9cが接触して規制され、また、コイルばね13 の回動付勢に抗する施錠金具9の回動は、前記下突部片9dがストッパー杆14 に接触することによって規制されるようになっている。
【0015】 縦動杆4の上端を連結して、端部において該縦動杆4を吊設した前記揺動板6 は、引出し本体1の上壁部1aを構成する上枠1Aに係合し、該上枠1Aの後端 壁1A′に設けた透孔15を通じてバランサー16を接続し、このバランサー1 6の自重を負荷させたり、該負荷に対する外力を与えることによって揺動するよ うになっている。
【0016】 揺動板6の揺動動作は、施錠装置17によって規制される。
【0017】 施錠装置17は、前記上枠1Aの左右方向の中央部に設けた装置枠18に主要 部材が設けられており、図中、19は装置枠18に固定したソレノイドで、該ソ レノイド19のプランジャー20の先端にデッドボルト21の一端を回動自在に 枢着し、デッドボルト21は中間部において前記装置枠18に立設した主軸22 に回動自在に枢着し、前記一端に対応する他の一端の係止部片22を、揺動板6 の左右方向中間部に設けた窓口23に出入するように配し、窓口23の一端には 係止部片22が係離する係合切欠24を横設してある。
【0018】 また、前記プランジャー20の先端側には、該プランジャー20の先端に接離 する押圧金具25を配して、これを前記装置枠18に回動自在に支持させ、該押 圧金具25の部片25aを前記上枠1Aより導出し、前記引出し箱2,2,2中 、上段の引出し箱に備えた解錠部片26が該部片25aに接触して押圧金具25 を回動させ、その回動によってプランジャー20が後退するようにしてある。
【0019】 なお、ソレノイド19は、励磁信号を送ることによりプランジャー20が前進 し、また、逆励磁信号を送ることにより後退し、後退状態は永久磁石によって保 持するようになっている。
【0020】 しかして、施錠装置17を解錠状態すなわち、デッドボルト21の係止部片2 2を係合切欠24から離脱させた状態にあるとき、揺動板6は水平状態にあり、 係止部片22は係合切欠24に係合可能状態にあり、このとき、揺動板6は外力 を負荷させればバランサー16の釣合作用により自在に容易に揺動する(例えば 、図2鎖線)。この状態時に、引出し箱2を引出し本体1に押し込むと、側面に 装置した施錠金具9は縦動杆4に備えたローラ8に接触して引出し箱2の押し込 み操作が阻止されようとするが、揺動板6に連結した縦動杆4は縦動可能状態に あるため、施錠金具9はローラ8すなわち縦動杆4を押し上げ、引出し本体1に 引出し箱2は納まる。また、これと同時にバランサー16の作用によって、揺動 板6は原位置すなわち水平状態に復帰し、縦動杆4に備えたローラ8は施錠金具 9に再び移動上に位置することになる。
【0021】 そして、ソレノイド19に励磁信号を送ると、プランジャー20は前進して突 出し、該プランジャー20の先端側に一端を回動自在に枢着したデッドボルト2 1は主軸22を中心に回動し、デッドボルト21の係止部片22は、揺動板6に 備えた係合切欠24に係止、揺動板6の揺動を規制する。このとき、引出し箱2 を引出し本体1より引き出そうとしても、引出し箱2に伴う施錠金具9の移動上 にローラ8が存し、これに施錠金具9が当接してローラ8を押し上げようとして も、ローラ8を設けた縦動杆4は、揺動板6の前記揺動規制によって上昇が阻止 され、引出し箱2の引き出しはできない。すなわち、施錠状態となるのである。
【0022】 なお、係止部片22の係合切欠24に対する係止状態にあるとき、引出し箱2 が引き出し状態にあっても、押し込み操作によってローラ8に接する施錠金具9 はコイルバネ13の付勢に抗して回動し、引出し箱2は引出し本体1に収容され る。
【0023】 施錠状態時にあって、上段の引出し本体に備えた解錠部片26(なお、図中、 28は鍵孔を示す)を回動させて押圧金具25の部片25aを介して押圧金具2 5を回動させると、押圧金具25はソレノイド19に備えたスプリング29に抗 してプランジャー20を後退させ、該後退状態は永久磁石で保持される一方、プ ランジャー20の後退によって係止部片22は係合切欠24より離脱する。
【0024】 また、同じく施錠状態時に、ソレノイド19に逆励磁信号を送るとプランジャ ー20は後退し、この結果、デッドボルト21は回動し、デッドボルト21の係 止部片22は係合切欠24より外れる。
【0025】 デッドボルト21の係止部片22の係合切欠24からの離脱時に、引出し箱2 を引き出すと、施錠金具9が接して引き出しを阻止していたローラ8は縦動可能 状態におかれた縦動杆4に設けてあるため、縦動杆4と共に上昇し、引出し箱2 は引出し本体1より引き出される。
【0026】 なお、施錠金具9はコイルばね13によって回動付勢してあるが、該施錠金具 9それ自体の重量の分布によって回動付勢させるようにしても良い。
【0027】
【考案の効果】
本考案は前記の通りの構成であるから、引出しの奥行幅をとらず、引出し箱の 引き出し規制を確実に行える斬新な構造の装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】施錠装置の一部欠截平面図。
【図2】図1のa−a線断面図。
【図3】図1のb−b線断面図。
【図4】図1の一部欠截正面図。
【図5】縦動杆と揺動板の関係を示す分解斜視図。
【図6】施錠金具部の側面図。
【図7】図6のc−c線断面図。
【図8】各部の配置関係を示す略示図。
【符号の説明】
1 引出し本体 2 引出し箱 4 縦動杆 6 揺動板 8 ローラ 9 施錠金具 17 施錠装置 19 ソレノイド 20 プランジャー 21 デッドボルト 24 係合切欠

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 引出し本体の上壁部に、引出し本体の上
    下方向に揺動し、施錠装置によって揺動が規制される揺
    動板を設け、該揺動板の左右両端に、前記引出し本体の
    側壁部に沿って縦動する縦動杆を吊設し、この縦動杆に
    引出し箱に対応させてローラを回動自在に枢着し、該ロ
    ーラの踏面を接離し、しかも、接触方向に回動付勢した
    施錠金具を引出し箱の側面に回動自在に装置した、引出
    しの引き出し規制装置。
  2. 【請求項2】 揺動板の中間部に横設した係合切欠と該
    係合切欠を係離するデッドボルトと該デッドボルトを回
    動させるプランジャーを備えたソレノイドとから成る施
    錠装置を設けた、請求項1記載の引出しの引き出し規制
    装置。
JP1993065743U 1993-12-09 1993-12-09 引出しの引き出し規制装置 Expired - Lifetime JP2601880Y2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018105060A (ja) * 2016-12-28 2018-07-05 株式会社イトーキ キャビネットにおける引出しのオールロック装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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