JPH0751580Y2 - キヤビネットシステムにおけるオールロック装置 - Google Patents

キヤビネットシステムにおけるオールロック装置

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JPH0751580Y2
JPH0751580Y2 JP15206389U JP15206389U JPH0751580Y2 JP H0751580 Y2 JPH0751580 Y2 JP H0751580Y2 JP 15206389 U JP15206389 U JP 15206389U JP 15206389 U JP15206389 U JP 15206389U JP H0751580 Y2 JPH0751580 Y2 JP H0751580Y2
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和史 冨松
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株式会社イトーキクレビオ
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、左右に並設し又は上下2段に積み重ねたもの
を左右に並設し複数のキヤビネット本体のうち、開閉扉
及び/引戸を備えたキヤビネット本体に、当該開閉扉又
は引戸をロックする係脱手段を設け、前記キヤビネット
本体の上部または下部に沿って左右長手の中空状の偏平
ユニット体を配設し、該偏平ユニット体内にはその前面
の操作部からの操作にて左右移動する作動杆と、該作動
杆の左右移動に応じて前記係脱手段をロック位置とロッ
ク解除位置とに作動させる中間連動機構とを設けて成る
キヤビネットシステムにおけるオールロック装置の構造
に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、開閉扉を備えたキヤビネット本体や引戸を備えた
キヤビネット本体を左右に並設したキヤビネットシステ
ムにおいて、前記キヤビネット本体箇所ごとに前記開閉
扉や引戸をロックする係脱手段を設けたものはあった
が、このシステムの一箇所の操作部で、機械的連動機構
を介して前記複数のキヤビネット本体に対して一斉にロ
ックし及びロック解除するように構成したオールロック
装置がなかった。
そこで、本出願人は、先に特願平1−86146号におい
て、左右に並設し又は上下2段に積み重ねたものを左右
に並設した複数のキヤビネット本体のうち、開閉扉及び
/又は引戸を備えたキヤビネット本体に、当該開閉扉又
は引戸をロックする係脱手段を設け、前記キヤビネット
本体の上部または下部に沿って左右長手の中空状の偏平
ユニット体を配設し、該偏平ユニット体内にはその前面
の操作部からの操作にて左右移動する作動杆と、該作動
杆の左右移動に応じて前記係脱手段をロック位置とロッ
ク解除位置とに作動させる中間連動機構を設けることを
提案した。
〔考案が解決しようとする課題〕
この先行技術における中間連動機構では、開閉扉や引戸
の係脱手段に対する押圧片を偏平ユニット体に上下回動
自在に設けると共に、前記作動杆から前向きに突出させ
た軸の前部側面を前記押圧片に接当させ、作動杆をロッ
ク方向に移動させるとき、前記軸で押圧片を押圧して前
記係脱手段をロック方向に作動させるように構成したも
のであった。
しかしながら、この軸が作動杆と一体的に左右移動する
ものであり、この軸が前後に長いため、この軸の左右移
動区間内には当該軸と干渉する物品を配置することがで
きず、中間連動機構として無駄な空間が多くなるのであ
った。
本考案はこの問題を解決することを目的とするものであ
る。
〔課題を解決するための手段〕
前記の目的を達成するため本考案は、左右に並設し又は
上下2段に積み重ねたものを左右に並設した複数のキヤ
ビネット本体のうち、開閉扉及び/又は引戸を備えたキ
ヤビネット本体に、当該開閉扉又は引戸をロックする係
脱手段を設け、前記キヤビネット本体の上部または下部
に沿って左右長手の中空状の偏平ユニット体を配設し、
該偏平ユニット体内にはその前面の操作部からの操作に
て左右移動する作動杆と、該作動杆の左右移動に応じて
前記係脱手段をロック位置とロック解除位置とに作動さ
せる中間連動機構とを設けて成るキヤビネットシステム
において、前記中間連動機構を、作動杆に取付くガイド
体と、該ガイド体におけるガイド部に突起部が嵌挿して
作動杆と同方向に左右移動するカム体と、該カム体の先
端に接当し、且つ前記ガイド部に載置する一方のクラン
ク軸部を備えて作動杆の移動方向と直角な水平軸線廻り
に回動自在な連動リンクとにより構成し、該連動リンク
の他方のクランク軸部を上下回動して前記係脱手段をロ
ック位置とロック解除位置とに位置保持するように構成
し、前記ガイド部には、ロック方向に移動するガイド体
を介してカム体の先端で押圧された一方のクランク軸部
を横伏のロック姿勢に保持する底部と、ガイド体がロッ
ク解除方向に移動するとき一方のクランク軸部をロック
解除方向に立ち上げ回動するように誘導するロック解除
接当部とを形成したものである。
〔考案の作用及び効果〕
この構成によれば、他方のクランク軸部を上下回動して
係脱手段をロック位置とロック解除位置とに位置保持す
るように構成した連動リンクは、作動杆の移動方向と直
角な水平軸線廻りに回動自在であると共に、作動杆に取
付くガイド体におけるガイド部に前記連動リンクの一方
のクランク軸部が載置されるもので、このガイド部の底
部とロック解除接当部との間に位置するように前記一方
のクランク軸部が回動するだけで、従来と異なり、連動
リンクは作動杆と一体的に左右移動することがない。
従って、連動リンクを前後に長く形成しても、従来のよ
うに中間連動機構に無駄な空間を確保する必要がなく、
当該中間連動機構をコンパクトなものにすることができ
るという効果を奏するのである。
また、前記ガイド部にカム体の突起部が嵌挿すること
で、当該カム体は作動杆に接近させた位置で作動杆と同
方向に左右移動させることができ、これによっても中間
連動機構をコンパクトにすることができるという効果を
奏するのである。
〔実施例〕
次に実施例について説明すると、第1図に示すキヤビネ
ットシステム1は、前面に左右一対の観音開き式の回動
式の開閉扉3,3を備えたキヤビネット本体2若しくは前
面に左右一対の引戸4,4を備えたキヤビネット本体2若
しくは多段の抽斗5を備えたキヤビネット本体2を、同
種または異種の任意の組合せで、左右に並設し又は上下
2段に積み重ねたものを左右に並設したものであり、符
号9は上下段のキヤビネット本体2,2間に配設する中空
状の偏平ユニット体である。
なお、キヤビネット本体2を1段で左右に並設する場合
には、その列に沿ってキヤビネット本体2の上面に前記
偏平ユニット体9を載置するものである。
前記各キヤビネット本体2には、各々開閉扉3,3や引戸
4,4をロックするための係脱手段10や多段の抽斗5を一
斉にロックするためのオールロック機構が備えられてい
る。
前記偏平ユニット体9内には、前記各キヤビネット本体
2の係脱手段10等に関連させる中間連動機構11を設け、
この中間連動機構11を偏平ユニット体9内に横一列状に
連結された複数の作動杆12でロック方向とロック解除方
向とに作動させる。
この作動杆12は、偏平ユニット体9の前面左右任意箇所
に設けた操作部13により左右移動操作ができるものであ
る。
第2図から第5図までは前記操作部13を示し、符号14は
平面視扇状にリンクで該リンク14は、その基端を軸15箇
所で左右水平回動自在に支持し、リンク14中途部の長溝
孔16に作動杆12から突出するピン17を係合し、リンク14
の前端に操作把手18を取付けし、他方偏平ユニット体9
の前面板9aに穿設した横長孔に嵌る合成樹脂製の枠部19
における平面視円弧状のガイドレール20に跨がらせた前
記操作把手18を前向きに突設してあり、該操作把手18の
横移動にて作動杆12をロック方向(矢印A方向)とロッ
ク解除方向(矢印B方向)とにストローク(Lo)だけ横
移動させるものである。
符号21は操作把手18に取付き一体的に移動する平面視円
弧状の表示板であり、操作把手18をロック位置(第3図
の実線参照)に移動させると表示板21表面の「LOCK」の
文字が見えるようにしている。
符号22は前記リンク14をロック位置(第3図の実線位
置)及びロック解除位置(第3図の一点鎖線位置)で位
置保持するためのシリンダ錠で、該シリンダ錠22後端の
ロック爪23をロック解除位置ではリンク14前端の切欠き
係止部14aに勘合し、ロック位置ではリンク14の右端面
に係止する。
符号24はリンク14の浮き上がりを防止する押さえばね
板、符号25は作動杆12を摺動自在に案内する合成樹脂製
のガイド体である。
次に第6図から第8図までに開閉扉3,3に対する係脱手
段10を示す。
左右開閉扉3,3のうちいずれか一方の扉には、上下一対
のラッチ杆26,26を軸線廻りに回動自在に装着し、上ラ
ッチ杆26の上端及び下ラッチ杆26の下端には各々ラッチ
爪27,27を固着し、開閉扉3を閉じたとき両ラッチ爪27,
27がキヤビネット本体2における上下框2aの前面に穿設
された係合孔28に嵌合して開不能に係止するように構成
してある(第12図参照)。
前記上ラッチ杆26の下端と下ラッチ杆26の上端とを引手
片29にて連結し、該引手29を開閉扉3の表示板に設けた
引手枠30内に臨ませ、この引手片29を付勢ばね31力に抗
して前向き回動させるとき、前記両ラッチ爪27,27が係
合孔28から外れるようになっている。
なお、開閉扉3に取付く錠前32の閂杆33がラッチ杆26に
取付く係止片34に接当することにより、ラッチ杆26を回
動不能にしてキヤビネット本体2ごとにロックすること
ができるものである。
第9図から第13図までに前記開閉扉3の係脱手段10に対
する中間連動機構11を示す。
この中間連動機構11を、作動杆12に取付くガイド体50
と、該ガイド体50におけるガイド部51に突起部56が嵌挿
して作動杆12と同方向に左右移動するカム体53と、該カ
ム体53の先端に接当し、且つ前記ガイド部51に載置する
後部クランク軸部45aを備え、且つ作動杆12の移動方向
と直角な水平軸線廻りに回動自在な第2連動リンク45と
により構成するものである。
即ち、符号36は偏平ユニット体9内に固定した支持枠、
符号37,37は前記支持枠36のスタンド部38に各々枢軸39
を介して前後回動自在に支持された上下一対のストッパ
片で、該各ストッパ片37はねじりばね40にて先端が前記
ラッチ爪27の背面に臨むように起立方向に付勢されてい
る。
符号41,42は前記上下一対のストッパ片37,37の姿勢を変
更させるための上下一対のてこ杆で、上てこ杆41は左右
長手の中途部を支軸43廻りに上下回動自在に支持され、
正面視右端部が前記上ストッパ片37のL字状の下部を下
向きに押し下げるように係合し、上てこ杆41の左端部の
係合溝44には、第2連動リンク45の前部クランク軸部45
bが係合している。
下てこ杆42は正面視で右端部を支軸46廻りに上下回動自
在に支持され、下てこ杆42の左右中途部が下ストッパ片
37のL字状の上部を上向きに押し上げるように係合し、
下てこ杆42の左端部の係合溝44には、同じく別の第2連
動リンク45の前部クランク軸部45bが係合している。
前記2つの第2連動リンク45は、第9図及び第11図で示
すように、各々その前後中途部を、上向き半円状の軸受
部を有する前後一対の軸受板47,47で回動自在に支持さ
れ、カバー状上半軸受板48,48で外れ不能に覆ってい
る。
前記2つの第2連動リンク45における各後部クランク軸
部45a,45aは、前記作動杆12の側面にボルト49固定され
た合成樹脂製のガイド体50,50における上向き開放状の
ガイド部51,51に各々摺動自在に接当載置されている。
各ガイド部51は、正面視で略水平状の底部51aと、その
右側の略垂直状のロック接当位置51cと、左側の上向き
円弧状のロック解除接当部51bとからなり、作動杆12が
ロック方向(矢印A方向)に移動するとき、前記各後部
クランク軸部45aが前記底部51aに載置接当し、且つこの
後部クランク軸部45aが横伏せ状に倒伏する姿勢となり
る。そして、作動杆12がロック解除方向(矢印B方向)
に移動するときには、上向き円弧状のロック解除接当部
51bの上面に沿って前記各後部クランク部45aが摺動移動
するように誘導されて起立姿勢となるように形成するも
のである。
前記後部クランク軸部45aと前部クランク軸部45bとの起
伏姿勢は略一致するもので、第10図に示す実線位置が前
部クランク軸部45bの横伏姿勢で、上下てこ杆41,42を介
して上下一対のストッパ片37,38を起立させラッチ爪27,
27を回動不能(ロック保持)にし、第10図の一点鎖線位
置では、前部クランク軸部45bが起立姿勢となり、上下
一対のストッパ片37,38を傾動させてラッチ爪27,27の背
面から離れさせ、当該ラッチ爪27は回動可能となるよう
にするのである。
前記第2連動リンク45と平行に前記軸受板47及び上半軸
受板48にて回動自在に支持された第1連動リンク52,52
の各後部クランク軸部52aには、側面視ハンマー状のカ
ム体53,53を各々摺動自在に被嵌し、長溝55に嵌る係合
ピン54で抜け不能にしている。
前記各後部クランク軸部52aが横向きの倒伏姿勢を取る
とき、その後部クランク軸部52aに摺動自在(左右移動
自在)な各カム体53の後面に突出させた突起片56を前記
ガイド体50におけるガイド部51に嵌挿し、作動杆12のロ
ック方向への移動につれてカム体52もロック方向に移動
するように構成すると共に、この突起片56の上面に前記
各ガイド体50における下向き規制片57の先端を接当させ
て、この状態で作動杆12がロック方向に移動するとき、
カム体53の先端面で前記第2連動リンク45の後部クラン
ク部45aが起立しないように押圧規制するものである。
なお符号58は、作動杆12が上下動しないで円滑に左右移
動するようにコロ59の上下面を案内する規制ガイド片で
ある。
第14図は、下段キヤビネット本体2における引き違い引
戸4,4の上端に対する係脱手段10′及び上段キヤビネッ
ト本体2における引き違い引戸4,4の下端に対する係脱
手段10″に関連させる中間連動機構11′の平面図であ
り、その構成は前記開閉扉3に対する中間連動機構11の
ものと全く同一の部品を使用するので、各部品の構成の
説明は省略する。
第15図及び第16図は下段キヤビネット本体2における引
き違い引戸4,4の上端に対する係脱手段10′であって、
符号60は前記引戸4,4の上部を案内する鴨居部材で鴨居
部材60に吊支するコロを介して引戸4,4を左右移動自在
に構成しても良いし、各引戸4,4の下端を敷居部材72に
乗るコロ73にて支持しても良い。
符号61,61は偏平ユニット体9内に立設した左右一対の
縦ガイド体で該一対の縦ガイド体61,61の相対向する溝6
2,62に嵌って上下動する昇降体63に表裏両面には、一対
の側面視横向きL字状等の閂体64,64の基端を各々ピン6
5,65箇所で上下回動自在に装着し、各閂体64の中途部を
案内軸66及び縦長溝67を介して上下方向に移動自在に案
内する。この各閂体64は、その先端(下端)を偏平ユニ
ット体9の孔68及び鴨居部材60の孔69から下向きに臨ま
せ、各引戸4,4の上端面に穿設した係止孔70,70に落ち込
み係止する構造である。
符号71は前記昇降体63から後向き水平突出した接当片
で、この接当片71下面を前記第2連動リンク45の前部ク
ランク軸部45bに支持させてあり、前述したように作動
杆12がロック方向(矢印A方向)に移動すれば、該前部
クランク軸部45bが横伏し状に倒伏する姿勢となって、
昇降体63が下降し、これにつれて一対の閂体64,64の下
端が自重により引戸4,4の係止孔70,70に嵌挿し、両引戸
4,4が開き方向に移動不能となる(第15図及び第16図の
実線状態参照)。
反対に、前記作動杆12をロック解除方向(矢印B方向)
に移動すれば、該前部クランク軸部45bが立ち上がり起
立する姿勢となって、昇降体63が上昇し、これにつれて
一対の閂体64,64の下端が両引戸4,4の係止孔70,70から
抜け出すから、両引戸4,4は左右移動可能となるのであ
る(第15図及び第16図の一点鎖線参照)。
第17図及び第18図は、上段キヤビネット本体2における
引き違い引戸4,4の下端に対する係脱手段10″であっ
て、各引戸4,4の下端は敷居部材72に乗るコロ73にて支
持され左右移動自在にとなっている。
符号74,74は各引戸4,4の下部隅部内面にピン75,75によ
り回動自在に装着された閂体で、該各閂体74の下端部74
aは、当該閂体74の自重により敷居部材72に穿設した係
止孔76に嵌り係止できる構成である。
符号77は、前記敷居部材72の下面に設けた縦ガイド体78
に嵌挿され、且つ前記係止孔76に対して遠近自在に昇降
する昇降体で、ばね79により下向きに付勢され、且つ落
下不能に留められている。
符号80は前記偏平ユニット体9内で前記昇降体77に下面
に左右長手の中途部を支持させ、基端を枢軸81で回動自
在に支持させたてこ杆で、該てこ杆80の先端に成形した
ガイド溝82に前記第2連動リンク45の前部クランク軸部
45bを嵌挿係合する。
この構成により、前述したように作動杆12がロック方向
(矢印A方向)に移動すれば、該前部クランク軸部45b
が横伏し状に倒伏する姿勢となって、てこ杆80の先端側
が下向きに下降し、このてこ杆80の長手中途部で支持さ
れた昇降体77はばね79力により下降し、これにつれて一
対の閂体74,74の下端が自重により敷居部材72の係止孔7
6,76に嵌挿し、両引戸4,4が開き方向に移動不能となる
(第17図及び第18図の実線状態参照)。
反対に、前記作動杆12をロック解除方向(矢印B方向)
に移動すれば、該前部クランク軸部45bが立ち上がり起
立する姿勢となって、てこ杆80の先端側を上昇させ、こ
れにより昇降体77を押し上げる。この上昇した昇降体77
の上面にて一対の閂体64,64の下端を敷居部材73の係止
孔76,76から抜け出すように押し上げるから、両引戸4,4
は左右移動可能となるのである(第17図及び第18図の一
点鎖線参照)。
なお、偏平ユニット体9の前面9aに回動自在に設けた選
択カム90に後向きに突出させた一対の規制ピン91,92の
うち一方の規制ピン91が前記第1連動リンク52における
前部クランク軸部52bに接当して起立しているときには
(第19図参照)、後部クランク軸部52aは横向きに倒伏
し、カム体53が第19図の実線状態で示す横向き倒伏姿勢
を保持し、第20図に示すようにカム体53の突起部56がガ
イド体50におけるガイド部51に嵌り、作動杆12がロック
方向に移動すると、突起部56が前記ガイド部のロック接
当部51cに押圧されてロック方向(矢印A方向)するか
ら、前記第2連動リンク45における後部クランク軸部45
a(ガイド部51における底部51aに接当している)は前記
カム体52の先端面に押圧され、上向き回動することが阻
止される(第20図の実線及び一点鎖線参照)。
反対に、選択カム90を正面視略90度右回動すると、他方
の規制ピン92で前部クランク軸部45bを正面視略45度傾
斜状態に保持し、後部クランク軸部52aはその先端側が
上向き傾斜するように立ち上がり(第21図参照)、カム
体53における突起部56が前記ガイド体50における規制片
57より上側に位置し、前記第2連動リンク45の回動が自
由となるように放任することになる。
従って、作動杆12をロック解除方向(矢印B方向)に移
動し、第22図の二点鎖線の位置にガイド体50を持って来
ると、ガイド部におけるロック解除接当部51bに沿って
前記第2連動リンク45における後部クランク軸部45aは
上向きの位置まで押し上げられ、いわゆるロック禁止の
姿勢を取ることができるのである。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示し、第1図はキヤビネットシ
ステムの一部切欠き正面図、第2図は偏平ユニット体の
一部切欠き正面図、第3図は第2図のIII−III視平面
図、第4図は第3図のIV−IV視断面図、第5図は第3図
のV−V視断面図、第6図は開閉扉の裏面図、第7図は
第6図のVII−VII視断面図、第8図は第6図のVIII−VI
II視断面図、第9図は開閉扉に対する中間連動機構の平
面図、第10図は第9図のX−X視断面図、第11図は第9
図のXI−XI視断面図、第12図は第10図のXII−XII視断面
図、第13図は中間連動機構の部品の斜視図、第14図は引
戸に対する中間連動機構の平面図、第15図は第14図のXV
−XV視一部切欠き正面図、第16図は第15図のXVI−XVI視
断面図、第17図は第15図のXVII−XVII視断面図、第18図
は第17図のXVIII−XVIII視断面図、第19図は第14図のXI
X−XIX視で示す作用説明図、第20図は第14図のXX−XX視
で示す作用説明図、第21図及び第22図はロック解除状態
の作用説明図である。 1……キヤビネットシステム、2……キヤビネット本
体、3,3……開閉扉、4,4……引戸、9……偏平ユニット
体、10,10′,10″……係脱手段、11……中間連動機構、
12……作動杆、13……操作部、14……リンク、18……操
作把手、26……ラッチ杆、27……ラッチ爪、37……スト
ッパ片、41、42……上下てこ杆、45……第2連動リン
ク、45a……後部クランク軸部、45b……前部クランク軸
部、50……ガイド体、51……ガイド部、51a……底部、5
1b……ロック解除接当部、51c……ロック接当部、52…
…第1連動リンク、53……カム体、56……突起部、61,7
8……縦ガイド体、63,77……昇降体、64,74……閂体、8
0……てこ杆。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】左右に並設し又は上下2段に積み重ねたも
    のを左右に並設した複数のキヤビネット本体のうち、開
    閉扉及び/又は引戸を備えたキヤビネット本体に、当該
    開閉扉又は引戸をロックする係脱手段を設け、前記キヤ
    ビネット本体の上部または下部に沿って左右長手の中空
    状の偏平ユニット体を配設し、該偏平ユニット体内には
    その前面の操作部からの操作にて左右移動する作動杆
    と、該作動杆の左右移動に応じて前記係脱手段をロック
    位置とロック解除位置とに作動させる中間連動機構とを
    設けて成るキヤビネットシステムにおいて、前記中間連
    動機構を、作動杆に取付くガイド体と、該ガイド体にお
    けるガイド部に突起部が嵌挿して作動杆と同方向に左右
    移動するカム体と、該カム体の先端に接当し、且つ前記
    ガイド部に載置する一方のクランク軸部を備えて作動杆
    の移動方向と直角な水平軸線廻りに回動自在な連動リン
    クとにより構成し、該連動リンクの他方のクランク軸部
    を上下回動して前記係脱手段をロック位置とロック解除
    位置とに位置保持するように構成し、前記ガイド部に
    は、ロック方向に移動するガイド体を介してカム体の先
    端で押圧された一方のクランク軸部を横伏のロック姿勢
    に保持する底部と、ガイド体がロック解除方向に移動す
    るとき一方のクランク軸部をロック解除方向に立ち上げ
    回動するように誘導するロック解除接当部とを形成した
    ことを特徴とするキヤビネットシステムにおけるオール
    ロック装置。
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