JP5993311B2 - 建具 - Google Patents
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Description
このタイプの従来例として、サッシ枠の下枠と上枠の左右両側にそれぞれアームの一端部を枢着し、障子戸の下部と上部とをそれぞれ左右にガイド部材で案内し、これらのガイド部材にアームの他端部をそれぞれ枢着し、サッシ枠の四辺に沿って無端状の可撓性条体を設け、この可撓性条体とアームとを連結し、可撓性条体に連結されたハンドルをサッシ枠に設けた突き出し横引き切換窓がある(特許文献1)。
この特許文献1で示される従来例では、ハンドルを回動操作すると、サッシ枠に沿って可撓性条体が移動し、可撓性条体にそれぞれ連結された複数のアームが回動する。これらのアームが回動することによって、障子戸が支持されたガイド部材がサッシ枠から室外に突き出される。障子戸はガイド部材の長手方向に沿って移動される。
この特許文献2で示される従来例では、扉の戸先側上部と戸尻側上部と戸尻側下部とにそれぞれ設けられたヒンジにより、扉が扉枠から見込み方向に持ち出された後、扉がスライドガイド部材の長手方向に沿ってスライドする。
これにより、障子が枠体の見込み方向に移動するため、枠体の開口正面に障子を配置しながら、障子および枠体間の隙間を通じて換気等を行うことができる。さらに、障子をレール部材に対してスライドさせて開放操作することで、枠体の開口正面から障子を移動できるため、建具の開口窓が開放される。
枠体に対して障子を閉じるには、レール部材に対して障子を閉鎖位置までスライド移動させ、その後、レール部材を枠体に引き込む。すると、前述と同様に、第一リンク機構、第二リンク機構および連動機構が作動することになるが、連動機構では、第一リンケージバー、第二リンケージバーおよび第三リンケージバーは前述とは逆方向に移動することになる。建具の開口閉塞時でも、これらのリンケージバーが連動して移動することで、第一リンク機構と第二リンク機構との動きが同調することになり、障子はレール部材とともに枠体に引き込まれる。
しかも、本発明では、枠体からレール部材が突き出された状態では、障子と枠体との間には見込み方向に隙間ができるので、この隙間を通じて室内が換気されることになる。その上、一対のレール部材の間に形成される空間が障子で閉塞された状態では、室内外での人や物の移動が規制されるので、プライバシーの保護上や防犯上、さらには室内から室外への物の落下を規制する上で好ましい。
また、本発明では、第一レール部材および第二レール部材を室外側に突出させて枠体の室外側に移動すると、各レール部材の一端部間は開放されているため、枠体の縦枠等に阻害されることなく、障子を各レール部材に沿ってスライド移動させることができる。そのため、障子は、その一部が各レール部材の開放端を超えてもスライド可能となっているので、1枚の障子であっても窓を大きく開けることができる。しかも、障子を移動させるために上部ローラ部と下部ローラ部とが障子に設けられているので、障子の一部がレール部材の開放端から突出している状態にあっても、障子の残りの部分が上部ローラ部と下部ローラ部とを介して各レール部材に支持されることになるので、障子がレール部材から脱落することがない。
さらに、本発明では、複数のローラ体のうち第一ローラ体の周面一方が隅角部の一方のみに周面が当接し、第二ローラ体の周面他方が隅角部の他方のみに周面が当接するので、障子の移動に際して、摩擦、ガタが少なく、障子を円滑に移動することができる。
そのため、障子を、第一および第二レール部材とともに平行を維持しながら見込み方向に移動させることを、揺動リンクおよび回動リンクを用いた簡易な構造で実現することができる。
この構成では、第一リンケージバーと第三リンケージバーとがコーナー用連結部材で連結されており、同様に、第二リンケージバーと第三リンケージバーとがコーナー用連結部材で連結されており、これらのコーナー用連結部材が隣合う枠材の接続部分に固定された案内部材で案内される。そのため、互いに交差する方向に配置されている第一リンケージバーと第三リンケージバー、および第二リンケージバーと第三リンケージバーとの動きを正確にかつスムーズに連動させることができる。したがって、障子を案内するレール部材の枠体に対する見込み方向の移動を、平行状態を正確に維持しながらスムーズに行うことができる。
この構成では、施錠用ハンドルは、ロックピンを移動して枠体に係合させたり、その係合を解除させたりするのであって、ハンドルを操作することで第一リンク機構および第二リンク機構を操作するものではない。障子およびレール部材を枠体から突き出しあるいは引き込む際、および障子をレール部材に対しスライド移動させる際に、施錠用ハンドルをもつことがあるが、その際は、施錠用ハンドルは障子の持ち手として利用されるものであり、ハンドルの回動操作は必要とされない。したがって、障子の開閉操作を容易に行うことができる。
ここで、ガイド片部は、枠体の一部から構成されるものでもよく、あるいは、枠体とは別の部材から構成されるものであってもよい。
この構成では、障子およびレール部材を突き出しあるいは引き込む際に、障子およびレール部材の荷重をガイド機構で支持することになるので、第一リンク機構および第二リンク機構にかかる障子およびレール部材の支持荷重を少なくすることができるとともに、ガイドローラにより円滑に移動することができる。
図1から図7には、窓が開放された状態が示されている。
図1から図7において、建具1は、図示しない建物の外壁に取付けられる上枠材11および下枠材12と、左右縦枠材13,14とから枠組みされて成る矩形状の枠体10と、この枠体10の上枠材11および下枠材12に対してそれぞれ対向する位置に設けられ、室外に向けて突き出しおよび引き込みが可能に設けられた上下のレール部材21,22と、これらのレール部材21,22の間の空間20をスライド開閉する障子30と、枠体10に設けられレール部材21,22の枠体10からの突き出しおよび引き込みを案内するガイド機構40と、枠体10とレール部材21,22との間に設けられ障子30を枠体10から平行に突き出す突出機構50と、障子30を施錠する施錠機構3とを備えて構成されている。
なお、障子30がレール部材21,22の間の空間20に位置して枠体10と正対する正面に位置する場合が障子30の半閉鎖位置であり、障子30がレール部材21,22の間の空間20から移動して枠体10に対し最もスライドした状態が開放位置である。半閉鎖位置にある障子30が上下のレール部材21,22ごと枠体10に収納されている状態では、障子30と枠体10とは密閉される閉鎖位置であり、障子30が完全に閉じられている。そして、上枠材11で第一枠材が構成され、下枠材12で第二枠材が構成され、縦枠材14で第三枠材が構成され、縦枠材13で第四枠材が構成されている。
図2で左側(図3で右側)に配置された縦枠材13の内周面には、突き出された上下のレール部材21,22を、障子30が空間20に位置して枠体10と正対する正面に位置する半閉鎖位置の状態で枠体10への引きこみを許容し、障子30が空間20から移動して枠体10に対しスライドした状態で枠体10への引きこみを規制する突出維持部品7が設けられている。
なお、上・下・左右縦枠材11,12,左右縦枠材13,14および上・下・左右縦框31、32、33、34並びにレール部材21,22は、アルミや樹脂の押出し、引抜きの成形品或は木製の成形品等から成っている
図8において、施錠機構3は、施錠用ハンドル35と、この施錠用ハンドル35に連結され障子30の縦框34の上下に沿って進退自在に設けられた連結部材36と、施錠用ハンドルの回動操作を障子30が完全に閉じられている場合にのみ許容する操作部トリガー機構37と、障子30の枠体10からの突き出しを許容あるいは規制する錠機構38とを備える。
施錠用ハンドル35は、縦框34に設けられた基部350と、この基部350に回動自在に設けられたレバー部351とを備えている。レバー部351は、その先端が下方に向くオールロック状態(0°)と、長手方向が水平となる一部ロック状態(90°)と、その先端が上方に向くロック解除状態(180°)との3位置に切り換え可能である。
障子30の下框32には、ベース部材361に連結される第一リンク板383が設けられ、この第一リンク板383に連結される第二リンク板384が縦框33に設けられている。これらの第一リンク板383および第二リンク板384は、ベース部材361とともに連動するようになっている。
第二リンク板384には2本のピン部材386が設けられ、これらのピン部材386に係合可能な受材387が縦枠材13の内周面に2箇所設けられている。
レバー部351が0°の位置にあるオールロック状態では、ロックピン381は受部材382と同じ高さ位置であって受部材382より室内側にあり、同様に、ピン部材366は受材387とは同じ高さ位置であって受材387より室内側にあるため、障子30を室側に向けて押し出しても、障子30およびレール部材21,22の突き出しが規制される。レバー部351が図8で示される90°の位置にある一部ロック状態や、180°の位置にあるロック解除状態では、ロックピン381は受部材382より低い位置となり、ピン部材366は受材387より高い位置となるため、障子30を室外に向けて押し出すと、障子30およびレール部材21,22の突き出しが許容される。
図9において、突出機構50は、上枠材11とレール部材21との間に設けられた第一リンク機構51と、下枠材12とレール部材22との間に設けられた第二リンク機構52と、第一リンク機構51と第二リンク機構52とに連結される連動機構60とを備えている。第一リンク機構51と第二リンク機構52とは対となっている。
第一リンク機構51は、上枠材11の長手方向に沿って3個設けられており、3個の第一リンク機構51のうち2個が縦枠材13に近接配置され、残り1個が縦枠材14に近接配置されている。
第二リンク機構52は、下枠材12の長手方向に沿って3個設けられており、3個の第二リンク機構52のうち2個が縦枠材13に近接配置され、残り1個が縦枠材14に近接配置されている。
図9および図10に示される通り、第二リンク機構52は、レール部材22に一端部が回動自在に支持された揺動リンク53と、この揺動リンク53の長さ方向の中間部分に一端が回動自在に支持された回動リンク54と、この回動リンク54の他端部がピン54Aで回動自在に支持された長尺状の固定片55とを備えている。
固定片55は下枠材12の上面に固定されている。固定片55にはレール部材22の長手方向に沿って係合溝55Aが形成されている。この係合溝55Aには、揺動リンク53の他端部に設けられたピン53Aが長手方向に移動自在に係合されている。回動リンク54の他端部は固定片55に回動自在に支持されている。回動リンク54の回動支点であるピン54Aは、係合溝55Aの長手方向に沿った延長線上にある。
図9および図10において、連動機構60は、第一リンク機構51と第二リンク機構52とのレール部材21,22に対する突出と没入とを連動させるものであり、第一リンク機構51の揺動リンク53に連結された第一リンケージバー61と、第二リンク機構52の揺動リンク53に連結された第二リンケージバー62と、これらの第一リンケージバー61と第二リンケージバー62とを連結した第三枠材としての縦枠材14の上下方向に沿って往復動自在に設けられた第三リンケージバー63とを有する。
第二リンケージバー62と第二リンク機構52の揺動リンク53とは、固定片55の係合溝55Aに係合されたピン53Aで連結されている。第二リンケージバー62には、長手方向に沿って揺動リンク53の回動支点であるピン53Aが第二リンク機構52の数に応じて3箇所形成されている。同様に、第一リンケージバー61と第一リンク機構51の揺動リンク53とは、固定片55の係合溝55Aに係合された図示しないピンで連結されている。第一リンケージバー61にはその長手方向に沿って揺動リンク53の回動支点である図示しないピンが第一リンク機構51の数に応じて3箇所形成されている。
図11において、コーナー用連結部材65は、案内部材66に案内される長尺状ばね板材640と、この長尺状ばね板材640の一端部と第一リンケージバー61の端部とを接続する接続部材641と、長尺状ばね板材640の他端部と第三リンケージバー63の端部とを接続する接続部材642とを有する。長尺状ばね板材640は、湾曲した状態で第一リンケージバー61にかかる力を第三リンケージバー63に伝達する。
案内部材66は、上枠材11と縦枠材13との入隅角部に沿うように、L字形状とされており、その内部にはコーナー用連結部材65を移動自在に案内する図示しない案内溝が形成されている。なお、第二リンケージバー62と第三リンケージバー63とを連結するコーナー用連結部材65も図11のコーナー用連結部材65と同様の構造である。
図3から図7に戻り、障子30の上框31にはレール部材21に当接して転動する上部ローラ部23が設けられ、障子30の下框32にはレール部材22に当接して転動する下部ローラ部24が設けられている。
下のレール部材22と下部ローラ部24との関係が図12および図13にそれぞれ示されている。
第一鉛直部222と第二鉛直部224とは互いに対向されている。第一鉛直部222の内周面と水平部223の内周面とがなす隅角部22Aと、第二鉛直部224の内周面と折曲部225の内周面とがなす隅角部22Bとは互いに対向する。なお、上のレール部材21は下のレール部材22とは上下が逆となる形状である。
ローラ支持体243は下框32の長手方向に沿って配置されており、このローラ支持体243の長手方向に沿ってローラ体241,242が複数箇所配置されている。
上部ローラ部23は下部ローラ部24と同じ構造である。
図12および図14において、ガイド機構40は、下枠材12から室外側に突出して設けられたガイド片部41と、これらのガイド片部41の上面にそれぞれ転動するガイドローラ42とを有する。ガイド機構40は、図1では、下枠材12の両端側にそれぞれ設けられた2個からなるが、本実施形態では、下枠材12の中央部分に1個あるいは複数個追加したものでもよい。つまり、ガイド機構40の設置箇所は2箇所に限定されるものではなく3箇所、あるいはそれ以上であってもよい。
ガイドローラ42は、第二レール部材22の水平部223の下面に基端部が固定された取付片部421と、この取付片部421の室側側先端に設けられたローラ本体422とを有する。
本実施形態の建具1において、窓を全開するため、施錠用ハンドル35を回動操作してレール部材21,22が突き出し可能かつ障子30がスライド可能のロック解除状態にする。そのため、施錠用ハンドル35を180°回動操作してベース部材361、および第一から第三リンク板383,384,385を移動させる。すると、ロックピン381が受部材382から外れるとともに、ピン部材366が受材387から外れることになる。その後、適宜な場所、例えば、施錠用ハンドル35を持って障子30を枠体10に対し上下のレール部材21,22ごと室外に向けて押し出す。
障子30を押し出すことによって、第一リンク機構51および第二リンク機構52とともに連動機構60が作動する。
第二リンク機構52は第一リンク機構51と同様の動作をする。つまり、障子30とともにレール部材22が突き出されると、揺動リンク53は、レール部材22に回動自在に連結された一端部を回動中心として回動するが、この揺動リンク53は回動リンク54によって動きが規制されるため、揺動リンク53の他端部は下枠材12の長手方向に沿って移動することになり、揺動リンク53の一端部はレール部材22の長手方向に対して直角となるように室外に向けて真っ直ぐ移動する。3箇所設けられた第二リンク機構52は下枠材12と平行状態を維持した状態でレール部材22を室外に向けて真っ直ぐ押し出すことになる。
レール部材22が枠体10から突き出されるにあたり、レール部材22の下部に設けられたガイドローラ42が下枠材12に取り付けられたガイド片部41の上面を転動する。
障子30は、上框31に設けられた上部ローラ部23がレール部材21に案内され、下框32に設けられた下部ローラ部24がレール部材22に案内されているので、円滑にスライドする。
レール部材21,22が枠体10に引き込まれると、第一リンク機構51および第二リンク機構52は前述とは逆に作動し、第一リンケージバー61、第二リンケージバー62および第三リンケージバー63も前述とは逆方向、図8では、反時計回り方向に移動する。これにより、障子30は平行状態を維持しながらレール部材21,22とともに枠体10に引き込まれる。
枠体10に障子30が引き込まれたら、施錠用ハンドル35を操作して施錠する。
従って、本実施形態では次の作用効果を奏することができる。
(1)枠体10に対して室外に向けて平行に突き出し可能に設けられ互いに平行に配置されたレール部材21,22と、これらのレール部材21,22の長手方向に沿ってスライドする障子30と、枠体10の上枠材11と第一レール部材21との間に設けられ第一レール部材21を上枠材11に対して平行を維持しながら出没させる第一リンク機構51と、下枠材12と第二レール部材22との間に設けられレール部材22を下枠材12に対して平行を維持しながら出没させる第二リンク機構52と、第一リンク機構51と第二リンク機構52とのレール部材21,22の突出と没入とを連動させる連動機構60と、を備え、連動機構60を、第一リンク機構51に連結され上枠材11の長手方向に沿って往復動自在に設けられた第一リンケージバー61と、第二リンク機構52に連結され下枠材12の長手方向に沿って往復動自在に設けられた第二リンケージバー62と、第一リンケージバー61と第二リンケージバー62とを連結し縦枠材14の長手方向に沿って往復動自在に設けられた第三リンケージバー63とを有する構成とした。そのため、障子30を枠体10から突き出しあるいは引き込む際に、レール部材21とレール部材22とで室内外方向の移動量が同じになるので、平行を維持したまま障子30を突き出しあるいは引き込むことができる。さらに、レール部材21,22および障子30が枠体10に収まる構成であるため、突き出した障子30をスライドさせるためのレールや戸袋を枠体10に別途設けることを要しない。そのため、枠体10の見込み幅を小さくすることができ、外観が良好となるだけでなく、レールや戸袋を施工する手間が省ける。さらに、障子30をスライドさせる構成であるため、室内から障子30の外面清掃が可能である。
なお、本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる他の構成等を含み、以下に示すような変形等も本発明に含まれる。
例えば、前記実施形態では、障子30がスライド自在に設けられる第一レール部材および第二レール部材を上下に配置されたレール部材21,22としたが、本発明では、これに限定されるものではなく、例えば、第一レール部材および第二レール部材を左右に配置され上下に伸びるレール部材とし、これらのレール部材に沿って障子を上下にスライドさせ、枠体に障子30とのバランスをとるスパイラルバランサを設ける構成としてもよい。
前記実施形態では、ガイド機構40を構成するガイド片部41は、下枠材12とは別の部材で構成されているが、本発明のガイド片部は下枠材12の一部から構成されるものでもよい。また、ガイド片部41を、下枠材12とは別の部材で構成する場合にあっては、下枠材の見込み方向の寸法が大きい場合には、ガイド片部を下枠材より突出させることを要しない。さらに、ガイド片部41を構成する別の部材を下枠材12に取り付けるものに限定されるものではなく、下枠材12以外、例えば、外壁の躯体などに取り付けるものであってもよい。
また、下のレール部材22の枠体10からの突出没入を案内するガイド機構40は必ずしも設けることを要しない。
Claims (5)
- 互いに対向する上枠および下枠と、前記上枠および下枠の両端間を連結する左右の縦枠を有する枠体と、
前記上枠に対して見込み方向に沿って移動可能に設けられた第一レール部材と、
前記下枠に対して見込み方向に沿って移動可能に設けられた第二レール部材と、
前記第一レール部材および第二レール部材で案内されて前記各レール部材の長手方向に沿って移動する障子と、
前記上枠および前記第一レール部材間に設けられ、前記第一レール部材を前記上枠に対して見込み方向に移動させる第一リンク機構と、
前記下枠および前記第二レール部材間に設けられ、前記第二レール部材を前記下枠に対して見込み方向に移動させる第二リンク機構と、
前記第一リンク機構による前記第一レール部材の見込み方向の移動と、前記第二リンク機構による前記第二レール部材の見込み方向の移動とを連動させる連動機構と、を備え、
前記第一レール部材および前記第二レール部材は、互いに対向配置され、
前記連動機構は、
前記第一リンク機構に連結され、前記上枠の長手方向に沿って往復動自在に設けられた第一リンケージバーと、
前記第二リンク機構に連結され、前記下枠の長手方向に沿って往復動自在に設けられた第二リンケージバーと、
前記第一リンケージバーおよび第二リンケージバーを連結し、前記左右の縦枠のいずれか一方の長手方向に沿って往復動自在に設けられた第三リンケージバーとを有し、
前記障子は、前記第一レール部材に沿って転動する上部ローラ部と、前記第二レール部材に沿って転動する下部ローラ部とを備え、
前記第一レール部材は、互いに対向する隅角部が内側に形成された断面形状を有し、
前記第二レール部材は、互いに対向する隅角部が内側に形成された断面形状を有し、
前記上部ローラ部と前記下部ローラ部とは、それぞれ前記互いに対向する隅角部の一方のみに周面が当接する第一ローラ体と、前記互いに対向する隅角部の他方のみに周面が当接する第二ローラ体と、を有し、
前記第一ローラ体および前記第二ローラ体の回転軸の軸芯は、水平に対して斜めであって前記互いに対向する隅角部を結ぶ線分に対して直交する方向に沿って設けられる建具。 - 前記第一リンク機構は、
前記第一レール部材に一端部が回動自在に支持され、他端部が前記第一リンケージバーに回動自在に連結された揺動リンクと、
前記揺動リンクの中間部分に一端部が回動自在に支持され、他端部が前記上枠に回動自在に支持された回動リンクとを備え、
前記第二リンク機構は、
前記第二レール部材に一端部が回動自在に支持され、他端部が前記第二リンケージバーに回動自在に連結された揺動リンクと、
前記揺動リンクの中間部分に一端部が回動自在に支持され、他端部が前記下枠に回動自在に支持された回動リンクとを備える請求項1に記載の建具。 - 前記第一リンケージバーと前記第三リンケージバーとはコーナー用連結部材で連結され、このコーナー用連結部材は、前記上枠と前記縦枠との接続部分に固定された案内部材に案内され、
前記第二リンケージバーと前記第三リンケージバーとはコーナー用連結部材で連結され、このコーナー用連結部材は、前記下枠と前記縦枠との接続部分に固定された案内部材に案内される請求項1または請求項2に記載の建具。 - 前記障子は、ロックピンと、このロックピンを前記枠体に係合させあるいは係合を解除させる施錠用ハンドルとを有する請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の建具。
- 前記第二レール部材の前記枠体からの見込み方向の移動を案内するガイド機構を備え、
前記ガイド機構は、前記第二レール部材に設けられたガイドローラと、このガイドローラの転動を上面で支持するガイド片部とを有する請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の建具。
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