JP7317164B2 - 建具 - Google Patents
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また、隠し框構造のサッシでは、隠し框部と戸先框とが重なる部分では、戸先框の手掛け部に手を掛けたまま障子を引き寄せて閉じることが難しい場合があり、その点で改善の余地があった。
また、本発明では、前述したように引寄せ機構によって隠し框部で障子が開閉方向に自動的に引き寄せられるので、戸先框に手掛けることなく引き寄せることが可能となる。そのため、戸先框の屋内側の面等に手掛け部を省略できる構成とすることができる。
また、本発明では、障子を全開操作する際に、前記領域(隠し框部)に戸先框を進入させる手前の位置まで障子を開く方向に移動させることで、引寄せ機構が作動して障子を縦枠側に引き込み全開状態にすることができる。
左右の縦枠23、24同士の間の左右方向X2の中間部分には、図6及び図7に示すように方立25が設けられている。方立25は、上枠21と下枠22とのそれぞれの左右方向X2の中間部分に連結されている。
第1縦枠23における第2縦枠24を向く面の内側には、全閉状態P1の障子3を開放方向に向けて押し出す押出し機構4(図1参照)が設けられている。
第1フランジ231の屋外側の外面231aには、障子3の戸先框33のパッキン33c(後述する)が接触される。
縦枠カバー26には、屋外側角部において屋外側に突出し、上下方向X3の全体にわたって延在する第1ヒレ部材261が設けられている。第1ヒレ部材261は、障子3の戸先框33の屋内側の面に接触可能に設けられている。
屋外側上枠部21Aにおける第1突起レール部212の屋内側には、後述するダンパー装置6を収納可能な上枠レール間カバー21Eが配置されるとともに左右方向X2に延びる上枠凹部213が設けられている。
上枠カバー21Cには、屋外側角部において屋外側に斜め上向きに突出し、左右方向X2の全体にわたって延在するヒレ部材215が設けられている。ヒレ部材215は、障子3の上框31の屋内側面31bに接触可能に設けられている。
屋外側下枠部22Aには、第2突起レール部222が設けられ、この第2突起レール部222の上端縁には、障子3の下框32に設けられる戸車36が屋内外方向X1への移動が規制された状態で左右方向X2に走行可能に載置されている。
上下左右の各框31~34には、それぞれガラス35を支持するための断面略コの字状の溝(図6及び図8に示すガラス保持溝G)が形成されている。各框31~34を形成する形の先端部が、屋内側から見て開口部2Aの屋外側に隠れるように構成されている。
また、障子3は、全開した状態(全開状態P2)において、戸先框33が屋内側から見て開口枠20の屋外側に隠れるように構成されている。
戸先框33は、屋外側に設けられアルミニウムを材料として形成された屋外側形材33Aと、屋外側形材33Aの屋内側に設けられ樹脂を材料として形成された屋内側形材33Bと、を有している。屋外側形材33Aおよび屋内側形材33Bは、上下方向X3に延在しているとともに、互いに係合し、ガラス35を係止している。
屋外側形材33Aには、屋外側に突出した状態で上下方向X3に延在するパッキン33cが設けられている。パッキン33cは、ゴム製の弾性部材から形成され、障子3が全閉状態P1において、第1縦枠23の第1フランジ231の外面231aに対して気密に接触している。
屋外側形材33Aと屋内側形材33Bとの召合框34側には、ガラス35を支持するための上述したガラス保持溝Gが形成されている。
召合框34は、アルミニウムを材料として形成された本体形材34Aを有している。本体形材34Aは、上下方向X3に延在してガラス35を係止している。
屋外側形材31Aの上部には、上枠21の第1突起レール部212に左右方向X2にスライド可能なスライド係止部317が設けられている。
外板部311の上部には、第1突起レール部212の屋外側の外面に気密に接する気密パッキン318が設けられている。
屋内側形材31Bは、ダンパー装置6のダンパー6Aの下方に位置し、上端31cにはダンパー6Aに対して左右方向X2に摺動自在なラッチ6Bが設けられている。
屋外側形材31Aと屋内側形材31Bとの下框32側には、ガラス35を支持するための上述したガラス保持溝Gが形成されている。
押出し機構4は、図9及び図10に示すように、左右方向X2で第1縦枠23に対して離間する方向(開放方向)に障子3を押し出す蹴出し部材40と、蹴出し部材40を連動させるとともに回動可能なハンドル部材41(操作部)と、ハンドル部材41を回転可能に駆動する駆動機構42と、を有している。
押出し機構4は、第1縦枠23の上下方向X3で障子3を開閉する使用者が手でハンドル部材41の把持部41Aを把持して操作し易い適宜な位置に配置されている。
図12乃至図14に示すように、ダンパー装置6は、障子3の戸先框33を第1縦枠23側に引き込ませる引寄せ機構である。ダンパー装置6は、上枠21に設けられるダンパー6Aと、障子3の上框31に設けられダンパー6Aにスライド可能に係止するラッチ6Bと、が設けられている。具体的なダンパー装置6の位置としては、図8に示すように、上枠21の第1突起レール部212の下端212aよりも上方で、かつ第1突起レール部212よりも屋内側に位置している。
また、ダンパー装置6は、図8に示すように、上框31に設けられる気密パッキン318が上枠21の第1突起レール部212に対して気密に接触する障子3の気密ラインよりも屋内側に設けられている。
ダンパー6Aは、図13及び図14に示すように、下方に左右方向X2に延びるスリット60aが形成されカバー体60と、カバー体60の内側に収容され第1縦枠23側に向けて所定の閉速度で伸長するシリンダ61と、シリンダ61の先端部61aに設けられた係止片62と、カバー体60に形成され係止片62を案内する案内溝63と、を備えている。
引込み完了位置U2は、シリンダ61の伸長により障子3を閉方向に移動させ、係止片62からラッチ6Bを解放した後の障子3が全閉状態P1の位置まで慣性力により移動することが可能な位置に決められている。
係止片62は、引込み開始位置U1で姿勢が傾くことにより、係止凹部62aから障子3とともに開方向に移動するラッチ6Bが外れ、あるいは閉方向に移動してきたラッチ6Bを係止凹部62aで係止させることができる。
障子3を開く際には、先ず、図9に示す収納位置Q1から図11に示す操作初期位置Q0に移動させた押出し機構4のハンドル部材41を手前に引いて回動させて押出位置Q2にする。これにより、ハンドル部材41と一体に設けられた蹴出し部材40も押出位置Q2に回動して、図10に示すように全閉状態P1の障子3の戸先框33を押圧して開方向に押し出す。押し出された障子3は、図15(a)に示すように、上框31に設けられるラッチ6Bが上枠21に設けられ引込み完了位置U2にあるダンパー6Aの係止片62の係止凹部62aに係止する。
そして、ダンパー6Aからラッチ6B(図15(b)の二点鎖線)が外れた状態のまま障子3は開方向へ移動させることができる。ダンパー6Aは、係止片62の第2摺動突起62Bが停止凹部63Bに嵌った状態ではシリンダ61の伸長が規制され、シリンダ61が縮減された状態で保持される。
本実施形態では、図15(a)~(d)に示すように、隠し框構造において障子3を閉じる際に、第1縦枠23に戸先框33が隠れる領域(隠し框部)内に戸先框33を移動させたときに、ダンパー装置6が作動して障子3を第1縦枠23側に引き込むことができる。そして、障子3のダンパー装置6による引込み終点位置を全閉となる位置に設定することで、障子3の閉じた状態を目視によって確認することなく障子3を確実に閉鎖することができる。
この場合、障子の全開操作時において、引寄せ機構による障子の引き込み開始位置は、障子を開く方向で、かつ障子の全開時において縦枠に戸先框が隠れる領域に重なる手前の位置とすることができる。これにより、障子を全開操作する際に、前記領域(隠し框部)に戸先框を進入させる手前の位置まで障子を開く方向に移動させることで、引寄せ機構が作動して障子を縦枠側に引き込み全開状態にすることができる。
また、引寄せ機構による障子の引き込み開始位置を、障子の全開時において縦枠に前記戸先框が隠れる領域内に設けられるようにしてもよい。この場合には、障子を全開操作する際に、縦枠に戸先框が隠れる領域(隠し框部)内に戸先框を移動させたときに、引寄せ機構が作動して障子を縦枠側に引き込むことができる。
2 枠体
2A 開口部
3 障子
3a 戸先端
4 押出し機構
6 ダンパー装置(引寄せ機構)
6A ダンパー
6B ラッチ
20 開口枠
21 上枠
22 下枠
23 第1縦枠
24 第2縦枠
31 上框
32 下框
33 戸先框
34 召合框
40 蹴出し部材
41 ハンドル部材
62 係止片
62a 係止凹部
63 案内溝
63A 直線部
63B 停止凹部
P1 全閉状態
P2 全開状態
U1 引込み開始位置
U2 引込み完了位置
X1 屋内外方向
X2 左右方向
X3 上下方向
Claims (4)
- 四方を枠組みして構成され、建物の開口部に沿って設けられる枠体と、前記枠体内で左右方向にスライド可能に配置される障子と、を備え、前記障子の全閉時及び全開時の少なくとも一方のときに屋内視で前記枠体の縦枠に前記障子の戸先框が隠れる建具であって、
前記戸先框を縦枠側に引き込ませる引寄せ機構を設け、
前記障子の全開操作時において、
前記引寄せ機構による前記障子の引き込み開始位置は、前記障子を開く方向で、かつ前記障子の全開時において前記縦枠に前記戸先框が隠れる領域に重なる手前の位置であることを特徴とする建具。 - 四方を枠組みして構成され、建物の開口部に沿って設けられる枠体と、前記枠体内で左右方向にスライド可能に配置される障子と、を備え、前記障子の全閉時及び全開時の少なくとも一方のときに屋内視で前記枠体の縦枠に前記障子の戸先框が隠れる建具であって、
前記戸先框を縦枠側に引き込ませる引寄せ機構を設け、
前記障子の全開操作時において、
前記引寄せ機構による前記障子の引き込み開始位置は、前記障子の全開時において前記縦枠に前記戸先框が隠れる領域内に設けられていることを特徴とする建具。 - 前記障子の全閉操作時において、
前記引寄せ機構による前記障子の引き込み開始位置は、前記障子を閉じる方向で、かつ前記障子の全閉時において前記縦枠に前記戸先框が隠れる領域に重なる手前の位置である請求項1または2に記載の建具。 - 前記引寄せ機構による前記障子の引き込み開始位置は、前記障子の全閉時において前記縦枠に前記戸先框が隠れる領域内に設けられる請求項1または2に記載の建具。
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