JPH0732474A - 照明拡散板用賦型シート - Google Patents

照明拡散板用賦型シート

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JPH0732474A
JPH0732474A JP19993993A JP19993993A JPH0732474A JP H0732474 A JPH0732474 A JP H0732474A JP 19993993 A JP19993993 A JP 19993993A JP 19993993 A JP19993993 A JP 19993993A JP H0732474 A JPH0732474 A JP H0732474A
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JP
Japan
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ionizing radiation
plate
sheet
intaglio
substrate film
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP19993993A
Other languages
English (en)
Inventor
Hisanori Ishida
久憲 石田
Hiroyuki Amamiya
裕之 雨宮
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Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
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Publication date
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  • Shaping Of Tube Ends By Bending Or Straightening (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 安価で且つ拡散性又は集光性に優れたプラス
チック製照明拡散板を作る際の賦型シートを提供するこ
とを目的とする。 【構成】 基材フィルム2にグラビア印刷版16にて、
プライマー溶液3aを塗布して乾燥した後、この基材に
ロール凹版12を使用して、ノズル式塗工装置11で電
離放射線硬化性樹脂4aをコートし、ニップロール14
にて版の凹部13に充填し、この上に基材フィルム2を
接着させる。次に、基材フィルムの上から電離放射線照
射装置15によって電離放射線を照射して電離放射線硬
化性樹脂を硬化させると共に、基材フィルムに硬化樹脂
を接着させる。基材フィルム2をロール凹版12から剥
離して、凹凸形状のある電離放射線硬化性樹脂層4を有
する賦型シートを得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、安価で且つ容易に照明
用プラスチック拡散板を作るための賦型シートに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、照明用プラスチック拡散板は紙の
表面に無機質の粉末をコートした賦型紙を用いてプラス
チック板に加熱プレスを行う方法や、或いは賦型用フィ
ルムとして、プラスチック製フィルムにマット剤をコー
ティングしたフィルムを用いる方法、又は微細な凹凸を
有する金属板を用いてプラスチック板に加熱プレスを行
う方法で作られている。また、プラスチック板に光拡散
剤を混入して照明用プラスチック拡散板としている場合
もある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】賦型紙を用いてプラス
チック板に加熱プレスを行う方法は、賦型紙が耐久性に
乏しく、再利用出来る回数にバラツキがある。賦型シー
トとして、プラスチックフィルムにマット剤をコーティ
ングしたフィルムを用いる場合は、凹凸が細か過ぎるた
め十分な拡散効果が得られないという問題がある。ま
た、プラスチック板に光拡散剤を混入して照明用プラス
チック拡散板とする場合は、拡散剤の反射により照度が
落ちてしまう欠点がある。微細な凹凸を有する金属板を
用いてプラスチック板に加熱プレスを行う方法では、金
属板が高価である上に、重くて作業性が悪いという問題
がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】基材シートの表面に微細
な凹凸形状を有する電離放射線硬化性樹脂層を設けた賦
型シートを使用して、プラスチック製照明拡散板を作製
した。そしてその賦型シートは、 微細な凹凸形状を有
するロール凹版の凹部に電離放射線硬化性樹脂を充填す
ると共に、耐熱性を有し且つ寸法安定性のある基材シー
トを接触させ、該基材シートがロール凹版に接触してい
る間に、電離放射線を照射して凹版の凹部内で電離放射
線硬化性樹脂を硬化させると同時に、基材シートに硬化
した樹脂を接着させた後、基材シートを凹版から剥離し
て、基材シートに電離放射線硬化性樹脂からなる凹凸形
状を形成する構成とした。上記賦型シートは、ロール凹
版の凹凸形状を忠実に再現したものであり、凹凸形状の
硬度も高いので、賦型シートとして繰り返し使用がで
き、しかも光拡散効果や意匠性にすぐれ、透過光ロスの
少ない照明板を安価に得ることができる。
【0005】
【作用】本発明によれば、版の形状を忠実に再現できる
賦型用シートを用いるので、性能のよい照明拡散板を安
価に得ることができる。
【0006】
【実施例】以下、実施例に基づいて、図面を参照にして
本発明を詳しく説明する。図1は本発明の賦型シートの
一例を示す断面図である。図2はその賦型シートの製造
方法の一例を示す説明図である。図3〜図6は本発明の
賦型シートを使用して照明拡散板を作る場合の一例を示
す説明図である。
【0007】以下に、本発明の賦型シートを作る場合の
一例を示す。図2に示すように、先ず、基材フィルム2
にプライマー液3aをグラビア印刷方式でグラビア版1
6を用いてコートし、直ちに乾燥してプライマー層3を
形成する。次に、ドラムプリンティング法(図2に示す
ように、ノズル式塗工装置11にて電離放射線硬化性樹
脂4aをロール凹版12にコートして、ニップロール1
4にて電離放射線硬化性樹脂4aを版の凹部13に充填
し、それと同時に基材フィルムをロール凹版に密着さ
せ、フィルムの上から電離放射線照射装置15で電離放
射線を照射して凹部に充填された樹脂を硬化させると共
に基材フィルムに硬化樹脂を接着させて、凹版から基材
フィルムを剥離して、基材フィルムに電離放射線硬化性
樹脂からなる凹凸形状を形成させる方法をドラムプリン
ティング法とする)にて、基材フィルム2上に凹凸形状
のある電離放射線硬化性樹脂層4を形成して、図1に示
すような賦型シート1を作製する。
【0008】次に、図3に示すように、プラスチック板
5に上記賦型シート1を重ね合わせてプレス法にてプラ
スチック板に微細な凹凸形状を形成した後、図4に示す
ように、賦型シート1をプラスチック板より剥離して照
明拡散板6を作製する。また、図5に示すように、プラ
スチック板5の両面に表面の凹凸形状が異なる二枚の賦
型シートを重ね合わせてプレスし、両面物性の異なる照
明拡散板6を作ることもできる。例えば、片面をプリズ
ムレンズ形状の集光型とし、反対面を微細な凹凸形状を
設けた拡散型とすることもできる。この他にも、賦型シ
ートの形状を変えることにより、プラスチック板の片面
をプリズムレンズやかまぼこレンズ形状の集光型とし、
反対面に意匠性、拡散性、集光性を持たせた形状を形成
した照明板を作ることもできる。
【0009】本発明に使用する基材フィルムは、寸法安
定性、耐熱性を有し、電離放射線を透過するものであれ
ばよい。電離放射線として高圧水銀灯等の紫外線を使用
する場合は透明なポリエチレンテレフタレート(以下P
ETとする)、ポリアクリレート、ポリイミド等のフィ
ルムが主に用いられる。厚みは10〜200μmのもの
が使用できるが、賦型シート作製時及び再使用、コスト
を考慮すると50μmが望ましい。しかし、電離放射線
として、電子線を使用する場合は、電子線を透過するフ
ィルムであればよく、必ずしも透明である必要はない。
【0010】基材フィルム上に凹凸形状を形成する樹脂
層としては、電離放射線を透過して電離放射線により硬
化して凹凸形状を賦型できる樹脂であればよい。公知の
紫外線硬化性樹脂及び電子線硬化性樹脂が使用できる。
例えば、アクリレート、エポキシアクリレート、シリコ
ンアクリレート、シロキサン等の多官能単量体を主成分
とする高架橋型の樹脂を用いることが好ましい。電離放
射線として、高圧水銀灯等の紫外線を使用する場合は、
紫外線を透過して紫外線で硬化する必要があり、透明な
樹脂を使用し、光重合開始剤や増感剤等を添加する必要
がある。
【0011】基材フィルム上に凹凸形状を形成させるた
めのロール凹版は、彫刻、電鋳、サンドブラスト等によ
って作製し、微細な凹凸形状を有する凹版としたものが
使用できる。また、賦型シートにプリズムレンズやかま
ぼこレンズ等の比較的大きな凹凸形状を形成する場合
は、その形状に対応した版深の深い凹版を使用する必要
がある。
【0012】以下に本発明の賦型シート及びその賦型シ
ートを用いた照明拡散板を製造する際の具体例を示す。
先ず、賦型シートは、図2に示すように、基材フィルム
2としてPETフィルム(帝人(株)製「HP−7」)
50μmの片面に易接着性処理を施したものを使用し、
これにグラビア印刷方式でグラビア版16を用いてプラ
イマー液3a(ザ・インクテック(株)製の「ケミカル
メジウム」8部と「XEL硬化剤」1部の混合液)をコ
ートし、100℃で30秒間乾燥させてプライマー層3
を形成する。
【0013】次に、図2に示すように、ロール凹版12
を使用して、ドラムプリンティング法にてウレタンアク
リレート系紫外線硬化性樹脂4a(浅井物産(株)製
「DA−513」)をコートして版の凹部13に紫外線
硬化性樹脂4aを充填し、この上にPETフィルム2を
接触させ、PETフィルム2の上から紫外線照射装置の
高圧水銀灯16(160W/cm、2灯)で2秒照射し
て、紫外線硬化性樹脂を硬化させると共にPETフィル
ムに硬化樹脂を接着させる。紫外線硬化性樹脂が硬化後
に、PETフィルムをロール凹版から剥離して、図1に
示すように、凹凸形状を有する紫外線硬化性樹脂層4を
形成した賦型シート1を作製する。前記ロール凹版は版
深20〜50μmの精密エンボス版を使用した。
【0014】照明拡散板は、上記賦型シートを使用し
て、以下のようにして作製する。図3に示すように、ア
クリル板5の片面に賦型シート1の凹凸形成面が接する
ように重ね、更にその上にバッカー紙をのせ、加熱プレ
ス機にて、150℃、30分、18Kg/cm2 の条件
でプレス加工を行って、アクリル板に凹凸形状を形成さ
せた後、プレス機より取り出して図4に示すように、賦
型シート1を剥離して照明拡散板6を得た。
【0015】また、図4に示すように、アクリル板5の
両面に凹凸形状の異なる二枚の賦型シート1の凹凸形成
面を接触させ、更にその両面にバッカー紙を置いて、加
熱プレス機にて、150℃、30分、18Kg/cm2
の条件でプレス加工を行って、アクリル板に凹凸形状を
形成させた後、プレス機より取り出して図6に示すよう
に、賦型シート1を剥離して、上面が微細な凹凸形状7
を有する拡散型の表面で、下面がプリズムレンズ形状8
を有する集光型の表面からなる照明拡散板6を得た。
【0016】
【本発明の効果】以上説明したように、本発明の賦型シ
ートを使用することにより、安価で且つ拡散又は集光性
に優れたプラスチック製照明用拡散板を容易に生産でき
る。また、賦型シートが繰り返し使用できるので、製品
のコスト低減及び作業効率の向上が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による賦型シートの一例を示す断面図
【図2】賦型シートをドラムプリンティング法にて作る
場合の説明図
【図3】賦型シートを使用してプレス機にて照明拡散板
を作る場合の説明図
【図4】図3に示した方法で作製した照明拡散板から賦
型シートを剥離した図
【図5】二枚の賦型シートを使用してプレス機にて照明
拡散板を作る場合の説明図
【図6】図5に示した方法で作製した照明拡散板から賦
型シートを剥離した図
【符号の説明】
1 賦型シート 2 基材フィルム(PETフィルム) 3 プライマー層 3a プライマー液 4 電離放射線硬化性樹脂層(硬化後) 4a 電離放射線硬化性樹脂(硬化前) 5 プラスチック板(アクリル板) 6 照明拡散板 7 微細な凹凸形状(拡散型) 8 プリズムレンズ形状(集光型) 11 ノズル式塗工装置 12 ロール凹版 13 版の凹部 14 ニップロール 15 電離放射線照射装置(紫外線照射装置) 16 グラビア版 17 インキパン 21 プレス機の上面プレス板 22 プレス機の下面プレス板 23 バッカー紙

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基材シートの表面に微細な凹凸形状を有
    する電離放射線硬化性樹脂層を設けたことを特徴とする
    照明拡散板用賦型シート。
  2. 【請求項2】 微細な凹凸形状を有するロール凹版の凹
    部に電離放射線硬化性樹脂を充填すると共に、耐熱性を
    有し且つ寸法安定性のある基材シートを接触させ、該基
    材シートがロール凹版に接触している間に、電離放射線
    を照射して凹版の凹部内で電離放射線硬化性樹脂を硬化
    させると同時に、基材シートに硬化した樹脂を接着させ
    た後、基材シートを凹版から剥離して、基材シートに電
    離放射線硬化性樹脂からなる凹凸形状を形成したことを
    特徴とする照明拡散板用賦型シート。
JP19993993A 1993-07-20 1993-07-20 照明拡散板用賦型シート Withdrawn JPH0732474A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008024803A (ja) * 2006-07-20 2008-02-07 Taiyo Ink Mfg Ltd 活性エネルギー線硬化性樹脂組成物、その硬化物および硬化樹脂成型物の製造方法
KR101420336B1 (ko) * 2013-02-14 2014-07-17 서종일 스팽글 전사용 금형을 이용한 스팽글 필름 제조방법

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