JPH07316153A - 2−ジフェニルメチル−n−フェニルメチル−1−アザビシクロ[2,2,2オクタン−3−アミン化合物類のシス化合物の製造方法 - Google Patents
2−ジフェニルメチル−n−フェニルメチル−1−アザビシクロ[2,2,2オクタン−3−アミン化合物類のシス化合物の製造方法Info
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- JPH07316153A JPH07316153A JP6322353A JP32235394A JPH07316153A JP H07316153 A JPH07316153 A JP H07316153A JP 6322353 A JP6322353 A JP 6322353A JP 32235394 A JP32235394 A JP 32235394A JP H07316153 A JPH07316153 A JP H07316153A
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- A61P25/06—Antimigraine agents
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、2−ジフェニルメチル−N−フェ
ニルメチル−1−アザビシクロ[2,2,2]オクタン
−3−アミン化合物類のシス化合物の製造方法を提供す
ることを目的とする。 【構成】 本発明は、式: 【化1】 で示される化合物をトリアセトキシホウ水素化ナトリウ
ムと酢酸とによって還元することによる、式: 【化2】 [式中、R1 、R2 及びR3 は独立的に水素、又はフッ
素、塩素、臭素、トリフルオロメチル、炭素数1〜3の
アルキル又は炭素数1〜3のアルコキシから成る群から
選択される1個もしくは2個の置換基である]で示され
るシス化合物のラセミ混合物の製造方法に関する。
ニルメチル−1−アザビシクロ[2,2,2]オクタン
−3−アミン化合物類のシス化合物の製造方法を提供す
ることを目的とする。 【構成】 本発明は、式: 【化1】 で示される化合物をトリアセトキシホウ水素化ナトリウ
ムと酢酸とによって還元することによる、式: 【化2】 [式中、R1 、R2 及びR3 は独立的に水素、又はフッ
素、塩素、臭素、トリフルオロメチル、炭素数1〜3の
アルキル又は炭素数1〜3のアルコキシから成る群から
選択される1個もしくは2個の置換基である]で示され
るシス化合物のラセミ混合物の製造方法に関する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野及び従来の技術】本発明は、サブス
タンスP拮抗性を有する置換2−ジフェニルメチル−N
−フェニルメチル−1−アザビシクロ[2,2,2]オ
クタン−3−アミン化合物類(“最終化合物”)のシス
化合物を製造する方法に関する。最終化合物は、中間体
であるアザビシクロ[2,2,2]オクタン−3−イミ
ン類から製造できる。中間体アザビシクロ[2,2,
2]オクタン−3−イミン類はフェニルメチレンイミン
中間体から製造できる。本発明のシス化合物のラセミ混
合物はさらに分割することができる。
タンスP拮抗性を有する置換2−ジフェニルメチル−N
−フェニルメチル−1−アザビシクロ[2,2,2]オ
クタン−3−アミン化合物類(“最終化合物”)のシス
化合物を製造する方法に関する。最終化合物は、中間体
であるアザビシクロ[2,2,2]オクタン−3−イミ
ン類から製造できる。中間体アザビシクロ[2,2,
2]オクタン−3−イミン類はフェニルメチレンイミン
中間体から製造できる。本発明のシス化合物のラセミ混
合物はさらに分割することができる。
【0002】最終化合物、それらの製造方法、及びそれ
らのサブスタンスP拮抗能力は国際出願公開公報第WO
90/05729号に開示されている。これらの化合物
は過剰なサブスタンスPによって惹起される疾患の治療
に有効である。サブスタンスPはタキキニン系ペプチド
に属する、天然に産生するウンデカペプチドであり、タ
キキニン系ペプチドは平滑筋組織に対するそれらの迅速
な刺激作用のためにこのように呼ばれる。さらに詳しく
は、サブスタンスPは哺乳動物において産生される(本
来、腸から単離される)薬理学的活性な神経ペプチドで
あり、特徴的なアミノ酸配列を有する。多くの疾患の病
態生理学にサブスタンスPとその他のタキキニンが広範
囲に関係していることは当該技術分野において詳細に実
証されている。このような疾患の例は精神病、偏頭痛、
リウマチ性関節炎及び潰瘍性大腸炎である。
らのサブスタンスP拮抗能力は国際出願公開公報第WO
90/05729号に開示されている。これらの化合物
は過剰なサブスタンスPによって惹起される疾患の治療
に有効である。サブスタンスPはタキキニン系ペプチド
に属する、天然に産生するウンデカペプチドであり、タ
キキニン系ペプチドは平滑筋組織に対するそれらの迅速
な刺激作用のためにこのように呼ばれる。さらに詳しく
は、サブスタンスPは哺乳動物において産生される(本
来、腸から単離される)薬理学的活性な神経ペプチドで
あり、特徴的なアミノ酸配列を有する。多くの疾患の病
態生理学にサブスタンスPとその他のタキキニンが広範
囲に関係していることは当該技術分野において詳細に実
証されている。このような疾患の例は精神病、偏頭痛、
リウマチ性関節炎及び潰瘍性大腸炎である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題及び課題を解決するため
の手段】本発明は、式:
の手段】本発明は、式:
【化3】 で示される化合物をトリアセトキシホウ水素化ナトリウ
ムと酢酸とによって還元することによる、式:
ムと酢酸とによって還元することによる、式:
【化4】 [式中、R1 、R2 及びR3 は独立的に水素、又はフッ
素、塩素、臭素、トリフルオロメチル、炭素数1〜3の
アルキル又は炭素数1〜3のアルコキシから成る群から
選択される1個もしくは2個の置換基である]で示され
るシス化合物のラセミ混合物の製造方法に関する。この
方法の特定の実施態様では、R1 はオルト置換基、例え
ばo−メトキシ又はo−ハロ、例えばo−クロロであ
り、R2 とR3 はそれぞれ水素である。もう一つの実施
態様では、R1 は1個のアルコキシ、例えばo−メトキ
シと1個のハロとによる2置換基であるか、又はR1 は
2個のアルコキシによる2置換基であり、例えばR1 は
2,5−ジメトキシである。
素、塩素、臭素、トリフルオロメチル、炭素数1〜3の
アルキル又は炭素数1〜3のアルコキシから成る群から
選択される1個もしくは2個の置換基である]で示され
るシス化合物のラセミ混合物の製造方法に関する。この
方法の特定の実施態様では、R1 はオルト置換基、例え
ばo−メトキシ又はo−ハロ、例えばo−クロロであ
り、R2 とR3 はそれぞれ水素である。もう一つの実施
態様では、R1 は1個のアルコキシ、例えばo−メトキ
シと1個のハロとによる2置換基であるか、又はR1 は
2個のアルコキシによる2置換基であり、例えばR1 は
2,5−ジメトキシである。
【0004】上記反応に用いる出発化合物Iは次のよう
にして製造できる。即ち、式:
にして製造できる。即ち、式:
【化5】 [式中、R1 とR2 は下記で定義する通りである]で示
される化合物と、式:
される化合物と、式:
【化6】 [式中、R3 は下記で定義する通りであり、AはMgC
l、MgBr又はリチウムである]で示される化合物と
を反応させることによって、本発明の出発物質である、
式:
l、MgBr又はリチウムである]で示される化合物と
を反応させることによって、本発明の出発物質である、
式:
【化7】 [式中、R1 、R2 及びR3 は独立的に水素、又はフッ
素、塩素、臭素、トリフルオロメチル、炭素数1〜3の
アルキル及び炭素数1〜3のアルコキシから成る群から
選択される1個もしくは2個の置換基である]で示され
る化合物を製造することができる。
素、塩素、臭素、トリフルオロメチル、炭素数1〜3の
アルキル及び炭素数1〜3のアルコキシから成る群から
選択される1個もしくは2個の置換基である]で示され
る化合物を製造することができる。
【0005】この製造方法の特定の実施態様では、R1
はオルト置換基、例えばo−メトキシ又はo−ハロ、例
えばo−クロロであり、R2 とR3 はそれぞれ水素であ
る。他の特定の実施態様では、R1 は1個のアルコキ
シ、例えばo−メトキシと1個のハロ、例えば5−ハロ
であるか、又はR1 は2個のアルコキシ、例えば2,5
−ジメトキシである。
はオルト置換基、例えばo−メトキシ又はo−ハロ、例
えばo−クロロであり、R2 とR3 はそれぞれ水素であ
る。他の特定の実施態様では、R1 は1個のアルコキ
シ、例えばo−メトキシと1個のハロ、例えば5−ハロ
であるか、又はR1 は2個のアルコキシ、例えば2,5
−ジメトキシである。
【0006】式〓化合物の製造に用いる、式:
【化8】 [式中、R1 とR2 は独立的に水素、又はフッ素、塩
素、臭素、トリフルオロメチル、炭素数1〜3のアルキ
ル及び炭素数1〜3のアルコキシから成る群から選択さ
れる1個もしくは2個の置換基である]で示される化合
物は、式:
素、臭素、トリフルオロメチル、炭素数1〜3のアルキ
ル及び炭素数1〜3のアルコキシから成る群から選択さ
れる1個もしくは2個の置換基である]で示される化合
物は、式:
【化9】 [式中、R2 は式Iに関連して上記で定義する通りであ
る]で示される化合物と、式:
る]で示される化合物と、式:
【化10】 [式中、R1 は式Iに関連して上記で定義する通りであ
る]で示される化合物とを反応させることによって製造
することができる。
る]で示される化合物とを反応させることによって製造
することができる。
【0007】この化合物の特定の実施態様では、R1 は
オルト置換基、例えばo−メトキシ又はo−ハロ、例え
ばo−クロロであり、R2 は水素である。もう一つの実
施態様では、R1 は1個のアルコキシ、例えばo−メト
キシと1個のハロとによる2置換基であるか、又はR1
は2個のアルコキシによる2置換基であり、例えばR1
は2,5−ジメトキシである。
オルト置換基、例えばo−メトキシ又はo−ハロ、例え
ばo−クロロであり、R2 は水素である。もう一つの実
施態様では、R1 は1個のアルコキシ、例えばo−メト
キシと1個のハロとによる2置換基であるか、又はR1
は2個のアルコキシによる2置換基であり、例えばR1
は2,5−ジメトキシである。
【0008】本発明の方法によって製造される化合物の
うち、式:
うち、式:
【化11】 で示されるcis−化合物のラセミ混合物は、さらに
(−)マンデル酸と反応させ、式VII 化合物の(−)マ
ンデル酸塩を精製し、(−)マンデル酸塩を強塩基で処
理し、式VII の(−)化合物を回収することによって光
学分割をすることができる。
(−)マンデル酸と反応させ、式VII 化合物の(−)マ
ンデル酸塩を精製し、(−)マンデル酸塩を強塩基で処
理し、式VII の(−)化合物を回収することによって光
学分割をすることができる。
【0009】発明の詳細な説明 式II化合物と式III 化合物との反応は、式III のグリニ
ャール試薬を溶解させることができる反応に不活性な溶
剤中で実施される。適当な溶剤は例えばジ(C1 −C
6 )アルキルエーテル又は環状エーテル例えばテトラヒ
ドロフランもしくはジオキサンのようなエーテルであ
る。他の適当な溶剤はトルエン、ジメトキシ−エタン及
びグリムである。これらの溶剤の混合物も同様に使用可
能である。反応温度は一般に約0℃から室温までの範囲
である。反応速度を高めるためには、約50℃以上の高
い反応温度も使用可能である。
ャール試薬を溶解させることができる反応に不活性な溶
剤中で実施される。適当な溶剤は例えばジ(C1 −C
6 )アルキルエーテル又は環状エーテル例えばテトラヒ
ドロフランもしくはジオキサンのようなエーテルであ
る。他の適当な溶剤はトルエン、ジメトキシ−エタン及
びグリムである。これらの溶剤の混合物も同様に使用可
能である。反応温度は一般に約0℃から室温までの範囲
である。反応速度を高めるためには、約50℃以上の高
い反応温度も使用可能である。
【0010】式IV化合物と式V化合物との反応は、例え
ば芳香族炭化水素(例えばトルエン、キシレン又はベン
ゼン)のような、反応に不活性な溶剤中で実施される。
この反応は一般に室温から反応に不活性な溶剤の還流温
度までの範囲内の温度において実施される。この反応中
には、一般に酸触媒が存在する。このような触媒の例は
例えば樟脳スルホン酸及びp−トルエンスルホン酸のよ
うなスルホン酸である。
ば芳香族炭化水素(例えばトルエン、キシレン又はベン
ゼン)のような、反応に不活性な溶剤中で実施される。
この反応は一般に室温から反応に不活性な溶剤の還流温
度までの範囲内の温度において実施される。この反応中
には、一般に酸触媒が存在する。このような触媒の例は
例えば樟脳スルホン酸及びp−トルエンスルホン酸のよ
うなスルホン酸である。
【0011】式I化合物のトリアセトキシホウ水素化ナ
トリウムと酢酸とによる還元は、一般に約5〜約50
℃、通常は約20〜約25℃、例えば室温において実施
される。
トリウムと酢酸とによる還元は、一般に約5〜約50
℃、通常は約20〜約25℃、例えば室温において実施
される。
【0012】式VII 化合物と(−)マンデル酸との反応
は一般に酢酸エチル中で実施される。この後の精製は一
般に、酢酸エチル中で還流温度において(−)マンデル
酸塩をスラリー化することによって実施される。この精
製された塩を強塩基で処理して、式VII の(−)化合物
を回収する。この処理は一般にpH10〜12において
実施される。強塩基の例は例えばアルカリ金属水酸化物
(例えば水酸化カリウム)のような強無機塩基と、例え
ば炭酸カリウムのようなアルカリ金属炭酸塩である。
は一般に酢酸エチル中で実施される。この後の精製は一
般に、酢酸エチル中で還流温度において(−)マンデル
酸塩をスラリー化することによって実施される。この精
製された塩を強塩基で処理して、式VII の(−)化合物
を回収する。この処理は一般にpH10〜12において
実施される。強塩基の例は例えばアルカリ金属水酸化物
(例えば水酸化カリウム)のような強無機塩基と、例え
ば炭酸カリウムのようなアルカリ金属炭酸塩である。
【0013】本発明の最終化合物は、上記国際出願公開
公報第WO90/05729号にさらに詳細に説明され
るように、約5.0mg/日〜約1500mg/日の範
囲内の用量で、経口経路、非経口経路又は局所経路のい
ずれかで投与されることができる。
公報第WO90/05729号にさらに詳細に説明され
るように、約5.0mg/日〜約1500mg/日の範
囲内の用量で、経口経路、非経口経路又は局所経路のい
ずれかで投与されることができる。
【0014】サブスタンスPアンタゴニストとしての本
発明の最終化合物の活性は、ウシ尾組織のサブスタンス
Pの受容体部位におけるサブスタンスPの結合を阻止す
るそれらの能力によって、オートラジオグラフィーによ
ってタキキニン受容体を可視化するために放射性リガン
ドを用いて評価される。ここに述べるキヌクリジン化合
物類のサブスタンスPアンタゴニスト活性はJourn
al of Biological Chemistr
y,258巻,5158頁(1983)に報告される、
M.A.Cascieri等が述べる標準分析方法を用
いて評価される。この方法は本質的に、前記単離ウシ組
織のサブスタンスP受容体部位における放射性標識サブ
スタンスPリガンド量を50%減ずるために必要な個々
の化合物濃度を測定し、それによって各供試化合物の特
徴的IC50を得ることを含む。
発明の最終化合物の活性は、ウシ尾組織のサブスタンス
Pの受容体部位におけるサブスタンスPの結合を阻止す
るそれらの能力によって、オートラジオグラフィーによ
ってタキキニン受容体を可視化するために放射性リガン
ドを用いて評価される。ここに述べるキヌクリジン化合
物類のサブスタンスPアンタゴニスト活性はJourn
al of Biological Chemistr
y,258巻,5158頁(1983)に報告される、
M.A.Cascieri等が述べる標準分析方法を用
いて評価される。この方法は本質的に、前記単離ウシ組
織のサブスタンスP受容体部位における放射性標識サブ
スタンスPリガンド量を50%減ずるために必要な個々
の化合物濃度を測定し、それによって各供試化合物の特
徴的IC50を得ることを含む。
【0015】下記実施例によって、本発明を説明する。
【0016】
【実施例】実施例1 A.N−[(2−メトキシフェニル)メチル]−2−フ
ェニルメチレン−1−アザビシクロ[2,2,2]−オ
クタン−3−イミン メカニカルスターラー、温度計、冷却管、Dean S
tarkトラップを備えた12L三つ口丸底フラスコ
(3nrbf)に、トルエン 5.9L、2−フェニル
メチレン−1−アザビシクロ[2,2,2]−オクタン
−3−イミン 791.8g(3.7モル)、2−メト
キシベンジルアミン 764g(5.6モル、1.5当
量)、及び(+)樟脳スルホン酸 8.8g(0.00
39モル)を装入した。この溶液を還流するまで(11
6℃)加熱し、42時間還流させた。Dean Sta
rkトラップには全体で75mlの水が回収され、反応
が進行していることを示した。標題生成物を含む溶液を
室温に冷却した。
ェニルメチレン−1−アザビシクロ[2,2,2]−オ
クタン−3−イミン メカニカルスターラー、温度計、冷却管、Dean S
tarkトラップを備えた12L三つ口丸底フラスコ
(3nrbf)に、トルエン 5.9L、2−フェニル
メチレン−1−アザビシクロ[2,2,2]−オクタン
−3−イミン 791.8g(3.7モル)、2−メト
キシベンジルアミン 764g(5.6モル、1.5当
量)、及び(+)樟脳スルホン酸 8.8g(0.00
39モル)を装入した。この溶液を還流するまで(11
6℃)加熱し、42時間還流させた。Dean Sta
rkトラップには全体で75mlの水が回収され、反応
が進行していることを示した。標題生成物を含む溶液を
室温に冷却した。
【0017】単離した場合に、下記NMRデータが得ら
れた: 1H NMR(CDCl3 ):8.05(d,2
H),7.40−6.80(m,9H),4.80
(s,2H),3.80(s,3H),3.25−2.
95(m,5H),1.90−1.70(m,4H)。
れた: 1H NMR(CDCl3 ):8.05(d,2
H),7.40−6.80(m,9H),4.80
(s,2H),3.80(s,3H),3.25−2.
95(m,5H),1.90−1.70(m,4H)。
【0018】B.2−(ジフェニルメチル)−N−
[(2−メトキシフェニル)メチル]−1−アザビシク
ロ[2,2,2]−オクタン−3−イミン 5℃の3Mフェニルマグネシウムブロミド/ジエチルエ
ーテル溶液1.8L(5.6モル,1.5当量)を含む
22L三つ口丸底フラスコに、この実施例のパートAで
得られた溶液を装入した。このトルエン溶液は、温度を
10℃未満に維持しながら、1.5時間にわたって加え
た。トルエン溶液の約半分を加えた後に、黄褐色スラリ
ーが得られた。反応を室温に加温しながら12〜18時
間攪拌した。黄褐色スラリーを5℃に冷却し、6.1L
の水によって徐々に反応を停止させた。停止した反応に
Celite 500g量を加え、これを30℃に加温
し、30℃において30分間攪拌した。このスラリーを
Celiteに通して濾過し、トルエンによって洗浄し
た。層を分離し、水層をトルエン1Lによって洗浄し、
有機層を一緒にし、硫酸マグネシウム500gによって
30分間乾燥させた。このスラリーを濾過し、濾液を濃
厚な油性固体になるまで真空蒸発させた。この濃厚な油
性固体にイソプロパノール(4.5L)を加え、得られ
たスラリーを5℃に冷却し、この温度において1時間顆
粒化させた。固体を濾別し、冷イソプロパノール0.5
Lで洗浄し、50℃において真空蒸発させて、標題化合
物494.9g(2工程にわたって30.5%)を得
た。融点:154−158℃。 1H NMR(CDCl
3 ):7.45−6.70(m,14H),4.65
(d,1H),4.45(q,2H),4.25(d,
2H),3.80(s,3H),3.15−3.00
(m,3H),2.70−2.35(m,2H),1.
85−1.65(m,4H)。
[(2−メトキシフェニル)メチル]−1−アザビシク
ロ[2,2,2]−オクタン−3−イミン 5℃の3Mフェニルマグネシウムブロミド/ジエチルエ
ーテル溶液1.8L(5.6モル,1.5当量)を含む
22L三つ口丸底フラスコに、この実施例のパートAで
得られた溶液を装入した。このトルエン溶液は、温度を
10℃未満に維持しながら、1.5時間にわたって加え
た。トルエン溶液の約半分を加えた後に、黄褐色スラリ
ーが得られた。反応を室温に加温しながら12〜18時
間攪拌した。黄褐色スラリーを5℃に冷却し、6.1L
の水によって徐々に反応を停止させた。停止した反応に
Celite 500g量を加え、これを30℃に加温
し、30℃において30分間攪拌した。このスラリーを
Celiteに通して濾過し、トルエンによって洗浄し
た。層を分離し、水層をトルエン1Lによって洗浄し、
有機層を一緒にし、硫酸マグネシウム500gによって
30分間乾燥させた。このスラリーを濾過し、濾液を濃
厚な油性固体になるまで真空蒸発させた。この濃厚な油
性固体にイソプロパノール(4.5L)を加え、得られ
たスラリーを5℃に冷却し、この温度において1時間顆
粒化させた。固体を濾別し、冷イソプロパノール0.5
Lで洗浄し、50℃において真空蒸発させて、標題化合
物494.9g(2工程にわたって30.5%)を得
た。融点:154−158℃。 1H NMR(CDCl
3 ):7.45−6.70(m,14H),4.65
(d,1H),4.45(q,2H),4.25(d,
2H),3.80(s,3H),3.15−3.00
(m,3H),2.70−2.35(m,2H),1.
85−1.65(m,4H)。
【0019】実施例2 2−ジフェニルメチル−N−[(2−メトキシフェニ
ル)メチル]−1−アザビシクロ[2,2,2]−オク
タン−3−アミン 22L三つ口丸底フラスコに、酢酸10.3Lを装入し
た後に、トリアセトキシホウ水素化ナトリウム531.
1g(2.5モル)を15分間にわたって加えた。この
溶液に実施例1Bの標題化合物411.5g(1.0モ
ル)を20分間にわたって加えた。この添加中に温度は
25℃から30℃に上昇した。反応を周囲温度において
4.5時間攪拌し、次に濃厚な油状物に成るまで濃縮し
た。この油状物を塩化メチレン3.1Lと水6.3Lと
に分配した。この混合物のpHを50%水酸化ナトリウ
ム645mlによって4.2から8.4に調節した。層
を分離し、水層を塩化メチレン1.4Lによって洗浄
し、有機層を一緒にし、硫酸マグネシウム500gによ
って30分間乾燥させた。このスラリーを濾過し、濾液
を油状物になるまで真空蒸発させた。この油状物をイソ
プロパノール3.3Lで希釈すると、白色固体の濃厚な
沈殿が生じた。このスラリーを真空下で35℃に加熱し
て、残留塩化メチレンを除去し、5℃に冷却し、30分
間顆粒化させた。白色固体を濾過によって単離させ、冷
イソプロパノールで洗浄し、45℃において真空乾燥さ
せて、標題化合物(ラセミ混合物)356gを86.1
%収率で得た。融点は133−135℃であった。
ル)メチル]−1−アザビシクロ[2,2,2]−オク
タン−3−アミン 22L三つ口丸底フラスコに、酢酸10.3Lを装入し
た後に、トリアセトキシホウ水素化ナトリウム531.
1g(2.5モル)を15分間にわたって加えた。この
溶液に実施例1Bの標題化合物411.5g(1.0モ
ル)を20分間にわたって加えた。この添加中に温度は
25℃から30℃に上昇した。反応を周囲温度において
4.5時間攪拌し、次に濃厚な油状物に成るまで濃縮し
た。この油状物を塩化メチレン3.1Lと水6.3Lと
に分配した。この混合物のpHを50%水酸化ナトリウ
ム645mlによって4.2から8.4に調節した。層
を分離し、水層を塩化メチレン1.4Lによって洗浄
し、有機層を一緒にし、硫酸マグネシウム500gによ
って30分間乾燥させた。このスラリーを濾過し、濾液
を油状物になるまで真空蒸発させた。この油状物をイソ
プロパノール3.3Lで希釈すると、白色固体の濃厚な
沈殿が生じた。このスラリーを真空下で35℃に加熱し
て、残留塩化メチレンを除去し、5℃に冷却し、30分
間顆粒化させた。白色固体を濾過によって単離させ、冷
イソプロパノールで洗浄し、45℃において真空乾燥さ
せて、標題化合物(ラセミ混合物)356gを86.1
%収率で得た。融点は133−135℃であった。
【0020】実施例3 (−)−2−ジフェニルメチル−N−[(2−メトキシ
フェニル)メチル]−1−アザビシクロ[2,2,2]
−オクタン−3−アミン メカニカルスターラーと温度計とを装備した22L三つ
口丸底フラスコに、実施例2の標題化合物345g
(0.84モル)と酢酸エチル10.4Lとを装入し
た。反応を25℃において10分間攪拌すると、濁りを
帯びた溶液が生じた。この溶液に(−)マンデル酸12
7.2g(0.84モル)を装入し、20−25℃にお
いて約4分間攪拌した後に、白色スラリーが生じた。こ
の反応混合物をこの温度において2時間攪拌してから、
白色固体を濾過によって単離させ、酢酸エチルによって
洗浄し、風乾させて、マンデル酸塩386g(81.8
%)を得た。この収率は理論収量が236gである目的
ジアステレオマー塩の31.8%過剰を表す。
フェニル)メチル]−1−アザビシクロ[2,2,2]
−オクタン−3−アミン メカニカルスターラーと温度計とを装備した22L三つ
口丸底フラスコに、実施例2の標題化合物345g
(0.84モル)と酢酸エチル10.4Lとを装入し
た。反応を25℃において10分間攪拌すると、濁りを
帯びた溶液が生じた。この溶液に(−)マンデル酸12
7.2g(0.84モル)を装入し、20−25℃にお
いて約4分間攪拌した後に、白色スラリーが生じた。こ
の反応混合物をこの温度において2時間攪拌してから、
白色固体を濾過によって単離させ、酢酸エチルによって
洗浄し、風乾させて、マンデル酸塩386g(81.8
%)を得た。この収率は理論収量が236gである目的
ジアステレオマー塩の31.8%過剰を表す。
【0021】この塩を下記方法によって精製した。不純
なマンデル酸塩(386g)を還流酢酸エチル7.7L
中で45分間スラリー化し、1時間にわたって20−2
5℃に冷却し、濾過し、酢酸エチル約1Lで洗浄した。
溶媒で湿ったケーキを還流酢酸エチル5.5L中で45
分間スラリー化し、1時間にわたって20−25℃に冷
却し、濾過し、酢酸エチル約1Lで洗浄した。溶媒で湿
ったケーキを還流酢酸エチル4.0L中で45分間スラ
リー化し、1時間にわたって20−25℃に冷却し、濾
過し、酢酸エチル約1Lで洗浄し、風乾させて、目的ジ
アステレオマー塩199.6g(84.6%収率)を得
た。このマンデル酸塩の比旋光度(specific
rotation)は[α]D =−51.5゜(CH2
Cl2 ,c=0.55)であり、融点は196−198
であった。
なマンデル酸塩(386g)を還流酢酸エチル7.7L
中で45分間スラリー化し、1時間にわたって20−2
5℃に冷却し、濾過し、酢酸エチル約1Lで洗浄した。
溶媒で湿ったケーキを還流酢酸エチル5.5L中で45
分間スラリー化し、1時間にわたって20−25℃に冷
却し、濾過し、酢酸エチル約1Lで洗浄した。溶媒で湿
ったケーキを還流酢酸エチル4.0L中で45分間スラ
リー化し、1時間にわたって20−25℃に冷却し、濾
過し、酢酸エチル約1Lで洗浄し、風乾させて、目的ジ
アステレオマー塩199.6g(84.6%収率)を得
た。このマンデル酸塩の比旋光度(specific
rotation)は[α]D =−51.5゜(CH2
Cl2 ,c=0.55)であり、融点は196−198
であった。
【0022】12L三つ口丸底フラスコにメカニカルス
ターラー、温度計、pH計を装備した。このフラスコ
に、精製マンデル酸塩198.6g(0.35モル)、
水3.97L及び塩化メチレン3.4Lを装入した。こ
の二相混合物のpHは5.2であり、これを50%水酸
化ナトリウム44mlによってpH13−14に調節し
た。水酸化ナトリウム添加中の温度は18℃であった。
層を分離し、水層を塩化メチレン1.7Lによって洗浄
した。有機層を一緒にし、水2Lによって逆洗し、硫酸
マグネシウムによって乾燥させ、濾過した。濾液を大気
中で約0.5Lに濃縮し、イソプロパノール約0.5L
によって0.5L量及び60℃温度になるように置換し
た。さらにイソプロパノール0.5Lを加え、反応を
1.5時間かけて20−25℃に冷却させた。この冷却
期間中に、白色スラリーが発現し、これを濾過によって
単離させ、イソプロパノールによって洗浄し、真空乾燥
させて、ラセミ出発物質345gから可能な172.5
gから、目的鏡像異性体である標題化合物115.5g
(67.0%収率)を得た。この物質の比旋光度は
[α]D =−22.2゜(CH2 Cl2 ,c=0.5
0)であり、融点は155−157℃であった。
ターラー、温度計、pH計を装備した。このフラスコ
に、精製マンデル酸塩198.6g(0.35モル)、
水3.97L及び塩化メチレン3.4Lを装入した。こ
の二相混合物のpHは5.2であり、これを50%水酸
化ナトリウム44mlによってpH13−14に調節し
た。水酸化ナトリウム添加中の温度は18℃であった。
層を分離し、水層を塩化メチレン1.7Lによって洗浄
した。有機層を一緒にし、水2Lによって逆洗し、硫酸
マグネシウムによって乾燥させ、濾過した。濾液を大気
中で約0.5Lに濃縮し、イソプロパノール約0.5L
によって0.5L量及び60℃温度になるように置換し
た。さらにイソプロパノール0.5Lを加え、反応を
1.5時間かけて20−25℃に冷却させた。この冷却
期間中に、白色スラリーが発現し、これを濾過によって
単離させ、イソプロパノールによって洗浄し、真空乾燥
させて、ラセミ出発物質345gから可能な172.5
gから、目的鏡像異性体である標題化合物115.5g
(67.0%収率)を得た。この物質の比旋光度は
[α]D =−22.2゜(CH2 Cl2 ,c=0.5
0)であり、融点は155−157℃であった。
【0023】実施例4 メカニカルスターラー、温度計、添加ロート及びスチー
ムバスを装備した5L三つ口丸底フラスコに、実施例3
の標題化合物123.3g(0.30モル)とアセトン
3.1Lとを装入した。このスラリーを溶解のために3
0℃に加熱してから、再び24℃に冷却した。アセトン
252mlに溶解したメタンスルホン酸58.6g
(0.60モル)の溶液を5分間で加えた。この反応は
24℃から32℃に温度上昇し、濃厚な白色スラリーに
なった、これを周囲温度において2時間攪拌した。反応
を大気中で300−400mlのスラリー量及び60℃
の温度に成るまで濃縮した。このスラリーに、固体物質
を溶解するメタノール750mlを加えた。この溶液を
濾過によって“小粒(speck)含まず”にし、15
0−200ml量になるまで大気中で濃縮した。濾過済
みイソプロパノール500ml量を加え、反応を150
−200mlになるまで真空濃縮した。さらに濾過済み
イソプロパノール500ml量を加え、反応を最終量の
500ml及び温度45℃に成るまで真空濃縮した。反
応を冷却すると、結晶化が生じた。このスラリーを周囲
温度に冷却しながら1.5時間攪拌し、次に5℃におい
て45分間攪拌した。生成物を濾過によって単離し、ケ
ーキを濾過済み冷イソプロパノール200mlによって
2回洗浄した。45℃において12時間真空乾燥した後
に、実施例3の標題生成物のメタンスルホン酸塩17
0.7g(94.4%)が得られた。融点は244.5
〜246℃であり、比旋光度は[α]D =−25.8゜
(CH3 OH,c=1.1)であった。
ムバスを装備した5L三つ口丸底フラスコに、実施例3
の標題化合物123.3g(0.30モル)とアセトン
3.1Lとを装入した。このスラリーを溶解のために3
0℃に加熱してから、再び24℃に冷却した。アセトン
252mlに溶解したメタンスルホン酸58.6g
(0.60モル)の溶液を5分間で加えた。この反応は
24℃から32℃に温度上昇し、濃厚な白色スラリーに
なった、これを周囲温度において2時間攪拌した。反応
を大気中で300−400mlのスラリー量及び60℃
の温度に成るまで濃縮した。このスラリーに、固体物質
を溶解するメタノール750mlを加えた。この溶液を
濾過によって“小粒(speck)含まず”にし、15
0−200ml量になるまで大気中で濃縮した。濾過済
みイソプロパノール500ml量を加え、反応を150
−200mlになるまで真空濃縮した。さらに濾過済み
イソプロパノール500ml量を加え、反応を最終量の
500ml及び温度45℃に成るまで真空濃縮した。反
応を冷却すると、結晶化が生じた。このスラリーを周囲
温度に冷却しながら1.5時間攪拌し、次に5℃におい
て45分間攪拌した。生成物を濾過によって単離し、ケ
ーキを濾過済み冷イソプロパノール200mlによって
2回洗浄した。45℃において12時間真空乾燥した後
に、実施例3の標題生成物のメタンスルホン酸塩17
0.7g(94.4%)が得られた。融点は244.5
〜246℃であり、比旋光度は[α]D =−25.8゜
(CH3 OH,c=1.1)であった。
【手続補正書】
【提出日】平成7年1月11日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】式I化合物の製造に用いる、式:
【化8】 [式中、R1 とR2 は独立的に水素、又はフッ素、塩
素、臭素、トリフルオロメチル、炭素数1〜3のアルキ
ル及び炭素数1〜3のアルコキシから成る群から選択さ
れる1個もしくは2個の置換基である]で示される化合
物は、式:
素、臭素、トリフルオロメチル、炭素数1〜3のアルキ
ル及び炭素数1〜3のアルコキシから成る群から選択さ
れる1個もしくは2個の置換基である]で示される化合
物は、式:
【化9】 [式中、R2 は式Iに関連して上記で定義する通りであ
る]で示される化合物と、式:
る]で示される化合物と、式:
【化10】 [式中、R1 は式Iに関連して上記で定義する通りであ
る]で示される化合物とを反応させることによって製造
することができる。
る]で示される化合物とを反応させることによって製造
することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 マーティアショー,チャールズ・ダブリュ ー アメリカ合衆国コネチカット州06359,ノ ース・ストニントン,ノーリッチ−ウエス タリー・ロード 274
Claims (2)
- 【請求項1】式: 【化1】 で示される化合物をトリアセトキシホウ水素化ナトリウ
ムと酢酸とによって還元することによる、式: 【化2】 [式中、R1 、R2 及びR3 は独立的に水素、又はフッ
素、塩素、臭素、トリフルオロメチル、炭素数1〜3の
アルキル又は炭素数1〜3のアルコキシから成る群から
選択される1個もしくは2個の置換基である]で示され
るラセミシス化合物の製造方法。 - 【請求項2】R1 がオルト−置換基であり、R2 とR3
がそれぞれ水素である請求項1記載の方法。
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US07/637,102 US5138060A (en) | 1991-01-03 | 1991-01-03 | Process and intermediates for preparing azabicyclo(2.2.2)octan-3-imines |
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JP6322353A Expired - Fee Related JP2583026B2 (ja) | 1991-01-03 | 1994-12-26 | 2−ジフェニルメチル−n−フェニルメチル−1−アザビシクロ[2,2,2]オクタン−3−アミン化合物類のシス化合物の製造方法 |
JP6322350A Expired - Fee Related JP2845425B2 (ja) | 1991-01-03 | 1994-12-26 | アザビシクロ[2,2,2]オクタン−3−イミン類を製造するための中間体の製造方法 |
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JP6322355A Expired - Fee Related JP2703193B2 (ja) | 1991-01-03 | 1994-12-26 | 2−ジフェニルメチル−n−[(2−メトキシフェニル)メチル]−1−アザビシクロ[2,2,2]オクタン−3−アミンのシス化合物のラセミ混合物の分割方法 |
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