JPH07312854A - 自動車用オルタネータ - Google Patents

自動車用オルタネータ

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JPH07312854A
JPH07312854A JP6228304A JP22830494A JPH07312854A JP H07312854 A JPH07312854 A JP H07312854A JP 6228304 A JP6228304 A JP 6228304A JP 22830494 A JP22830494 A JP 22830494A JP H07312854 A JPH07312854 A JP H07312854A
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shaped magnetic
alternator
permanent magnet
magnetic pole
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宏至 金澤
Kazuo Tawara
和雄 田原
Fumio Tajima
文男 田島
Yoshiaki Honda
義明 本田
Hideaki Kanbara
秀明 蒲原
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    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
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    • H02K1/06Details of the magnetic circuit characterised by the shape, form or construction
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    • HELECTRICITY
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  • Permanent Field Magnets Of Synchronous Machinery (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 自動車用オルタネータにおいて、高速回転で
も耐久性がありかつ高い発電効率を得られるようにす
る。 【構成】 回転ヨーク6は1対の対向配置された爪形磁
極6A,6Bからなり、この爪形磁極6A,6Bは先端
部分に複数のN極及びS極を持つ爪部8A,8Bを形成
している。異なる爪形磁極6A,6Bの隣合う爪部8間
(爪部8Aと爪部8Bの間)部分には永久磁石11が隣
合う爪部8と極性が等しくなるように配置され、永久磁
石11の外面側には保護カバー12が配置されている。
保護カバー12は爪形磁極6A,6Bの爪部8間にジグ
ザグ状に連続して配置された帯状のシートであり、爪形
磁極6A,6Bの爪部8間の磁極側面に保護カバー12
の外面が爪部8の外周面と面一になるようスポット溶接
により接合されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は爪形磁極を有する自動車
用オルタネータに係り、特に永久磁石により爪形磁極の
爪部間の漏洩磁束を低減する自動車用オルタネータに関
する。
【0002】
【従来の技術】自動車用オルタネータは、一般的に、先
端部分に複数のN極及びS極を持つ爪部を形成した1対
の対向配置された爪形磁極からなる回転ヨークと、回転
ヨークの内部に巻かれ爪形磁極に磁化力を発生させる界
磁巻線と、回転ヨークとは一定のギャップを隔てて配置
された固定子磁極を有している。N極の爪形磁極の爪部
から出た磁束は固定子磁極を通りS極の爪形磁極の爪部
に戻る磁気回路を形成する。固定子磁極には固定子巻線
が巻かれており、磁気回路の磁束が固定子巻線を差交す
ることで固定子巻線には誘導起電力が発生し、交流発電
機となる。
【0003】以上のような構成による自動車用オルタネ
ータにおいては、固定子巻線を差交する磁束が有効磁束
として発電電圧に影響する。しかし、爪形磁極の爪部か
ら出た磁束には固定子磁極に入らずに爪形磁極の爪部間
で漏洩する磁束があり、発電効率を高めるためには、こ
の漏洩磁束を低減することが必要である。
【0004】従来の自動車用オルタネータにおいて、爪
形磁極の爪部間の漏洩磁束を低減するものとしては、
特開昭54−116610号公報、特開昭61−85
045号公報、特開平3−251067号公報、特
開平2−159950号公報に開示のものがある。公知
技術は爪形磁極の爪部間に硬磁性材料を含んだ接着剤
を充填したものを配置したものであり、公知技術及び
は爪形磁極の爪部間に永久磁石を配置したものであ
り、公知技術は爪形磁極の爪部の外周面上に永久磁石
を配置したものである。
【0005】また、爪形磁極の爪部間に永久磁石を配置
し、かつ高速回転時の遠心力による永久磁石の破壊及び
飛散を防止するものとしては、特開平4−25155
3号公報、特開平3−265450号公報、特開平
5−207716号公報に開示のものがある。公知技術
はメタルテンションテープ等の非磁性材料を永久磁石
及び爪形磁極の爪部の外周に円筒状に配置したものであ
り、公知技術及びは爪形磁極の爪部の端面と側面と
に当接する略径方向に凹凸形状の非磁性体リングを、永
久磁石の外周に爪形磁極の爪部の外周面と面一となるよ
うに配置したものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記公
知技術においては、以下の問題点が存在する。上記公知
技術においては硬磁性材料を含んだ接着剤を充填した
ものが、上記公知技術〜においては永久磁石が、高
速回転時の遠心力により破壊し飛散するという問題が生
じる。
【0007】また、上記公知技術〜においては、メ
タルテンションテープ等の飛出防止材又は非磁性体リン
グを永久磁石の外周部に配置しており、これにより上記
問題点は解決される。しかし、公知技術においては、
飛出防止材の厚さの分だけ爪形磁極の爪部と固定子磁極
とのギャップが大きくなるので、爪形磁極の爪部と固定
子磁極間の磁気抵抗が増大して、有効磁束が低下し、こ
れにより発電効率が低下するという問題が生じる。ま
た、公知技術及びにおいては、凹凸形状の非磁性体
リングの中に永久磁石を配置しているので、永久磁石が
小さくならざるを得ず、このため漏洩磁束を低減すると
共に有効磁束を増大させる効果が小さくなり、この場合
にも発電効率が低下するという問題が生じる。さらに、
公知技術〜においては、高速回転時の遠心力により
爪形磁極の爪部が起き上がるという問題も生じる。
【0008】本発明の目的は、高速回転でも耐久性があ
りかつ発電効率の高い自動車用オルタネータを提供する
ことにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の概念によ
る自動車用オルタネータは、上記の目的を達成するため
に次の構成を採用する。すなわち、シャフトに一体回転
可能に取り付けられ先端部分に複数のN極及びS極を持
つ爪部を形成した1対の対向配置された爪形磁極からな
る回転ヨークと、前記回転ヨークの内部に巻かれ前記爪
形磁極に磁化力を発生させる界磁巻線と、前記回転ヨー
クとは一定のギャップを隔てて配置された固定子磁極と
を備えた自動車用オルタネータにおいて、前記爪形磁極
の爪部間に配置され漏洩磁束を低減する永久磁石と、前
記永久磁石の外面側に配置され、前記永久磁石の飛び出
し及び前記爪形磁極の爪部の起き上がりを防止する保護
カバーとを備え、前記保護カバーを前記爪形磁極の爪部
間の爪部側面に保護カバーの外面が爪部の外周面より高
くならないように溶接により接合した構成とする。
【0010】この場合、例えば、前記保護カバーは前記
爪形磁極の爪部間にジグザグ状に連続して配置された帯
状のシートである。
【0011】また、前記保護カバーは前記爪形磁極の爪
部間の爪部側面部分のみに配置されたセグメント状のシ
ートであってもよい。
【0012】また、この場合、例えば、前記永久磁石は
前記爪形磁極の爪部間に1つおきに配置されている。
【0013】本発明の第2の概念による自動車用オルタ
ネータは、上記の目的を達成するために次の構成を採用
する。すなわち、シャフトに一体回転可能に取り付けら
れ先端部分に複数のN極及びS極を持つ爪部を形成した
1対の対向配置された爪形磁極からなる回転ヨークと、
前記回転ヨークの内部に巻かれ前記爪形磁極に磁化力を
発生させる界磁巻線と、前記回転ヨークとは一定のギャ
ップを隔てて配置された固定子磁極とを備えた自動車用
オルタネータにおいて、前記回転ヨークの両端のうちの
少なくとも一端側で前記爪形磁極の爪部間に配置され漏
洩磁束を低減する永久磁石と、前記回転ヨークの同じ一
端側で前記永久磁石の外面側に配置され永久磁石の飛び
出しを防止する保護カバーとを備える構成とする。
【0014】この場合、例えば、前記保護カバーは前記
永久磁石及び爪形磁極の爪部の外周部に配置された円周
状の連続した部材である。
【0015】また、前記保護カバーは前記爪形磁極の爪
部間の爪部側面に保護カバーの外面が爪部の外周面より
高くならないように溶接により接合されたセグメント状
のシートであってもよい。
【0016】また、この場合、例えば、前記永久磁石は
前記回転ヨークの両端側で前記爪形磁極の爪部間に配置
され、前記保護カバーは前記回転ヨークの両端側のそれ
ぞれで前記永久磁石の外面側に配置されている。
【0017】また、前記永久磁石は前記回転ヨークの両
端側で前記爪形磁極の爪部間に交互に配置され、前記保
護カバーは前記回転ヨークの両端側のそれぞれで前記永
久磁石の外面側に配置されていてもよい。
【0018】また、前記永久磁石は前記回転ヨークの一
端側で前記爪形磁極の爪部間に配置され、前記保護カバ
ーは前記回転ヨークの同じ一端側で前記永久磁石の外面
側に配置されていてもよい。
【0019】また、上記第1及び第2の概念による自動
車用オルタネータにおいて、例えば、前記保護カバーの
材質は非磁性体である。
【0020】また、上記第1及び第2の概念による自動
車用オルタネータにおいて、前記保護カバーの材質は磁
性体であってもよい。
【0021】本発明の第3の概念による自動車用オルタ
ネータは、上記の目的を達成するために次の構成を採用
する。すなわち、シャフトに一体回転可能に取り付けら
れ先端部分に複数のN極及びS極を持つ爪部を形成した
1対の対向配置された爪形磁極からなる回転ヨークと、
前記回転ヨークの内部に巻かれ前記爪形磁極に磁化力を
発生させる界磁巻線と、前記回転ヨークとは一定のギャ
ップを隔てて配置された固定子磁極とを備えた自動車用
オルタネータにおいて、前記爪形磁極の爪部と前記界磁
巻線との間に漏洩磁束を低減する永久磁石を配置した構
成とする。
【0022】また、上記第1〜第3の概念による自動車
用オルタネータにおいて、前記永久磁石の代わりに反磁
性体を設けてもよい。
【0023】また、上記第1〜第3の概念による自動車
用オルタネータにおいて、前記永久磁石の代わりに超電
導体を設けてもよい。
【0024】
【作用】以上のように構成した本発明の第1の概念によ
る自動車用オルタネータにおいては、爪形磁極の爪部間
に配置された永久磁石は爪形磁極の爪部間の漏洩磁束を
低減させ発電効率を高める。また、永久磁石は界磁巻線
以外の起磁力源として爪形磁極に起磁力を発生させるこ
とでトータルの磁束量を増大させ、これでも発電効率を
高める作用もある。このような自動車用オルタネータに
おいて、永久磁石の外面側に保護カバーを配置し、この
保護カバーを爪形磁極の爪部間の磁極側面に溶接して接
合することにより、遠心力による永久磁石の破壊及び飛
散が防止されると共に、遠心力による爪形磁極の爪部の
起き上がりが防止され、高速回転時の耐久性が向上す
る。また、保護カバーの外面が爪形磁極の爪部の外周面
より高くならないようすることにより、爪形磁極の爪部
と固定子磁極間のギャップが小さく保たれ、爪形磁極の
爪部間の漏洩磁束を低減しつつ、爪形磁極の爪部と固定
子磁極間の磁気抵抗の増大も防止される。以上により高
速回転でも耐久性がありかつ高い発電効率が得られる。
【0025】また、本発明の第2の概念による自動車用
オルタネータにおいては、回転ヨークの少なくとも一端
側で爪形磁極の爪部間に配置された永久磁石は上記第1
の概念と同様発電効率を高める作用がある。このような
自動車用オルタネータにおいて、永久磁石を回転ヨーク
の両端のうちの少なくとも一端側で爪形磁極の爪部間に
配置することにより、回転ヨークの中央部における爪形
磁極の爪部間には永久磁石を配置しないので、この部分
に保護カバーを配置する必要がなく、爪形磁極の爪部と
固定子磁極間のギャップは増大せず、爪形磁極の爪部と
固定子磁極間の磁気抵抗の増大も防止され、これによ
り、いっそう高い発電効率が得られる。また、回転ヨー
クの両端のうちの少なくとも一端側で永久磁石の外周部
に保護カバーを配置することにより、遠心力による永久
磁石の破壊及び飛散が防止され、高速回転時の耐久性が
向上する。
【0026】また、本発明の第3の概念による自動車用
オルタネータにおいては、爪形磁極の爪部と界磁巻線と
の間に配置された永久磁石は上記第1の概念と同様発電
効率を高める作用がある。このような自動車用オルタネ
ータにおいて、永久磁石を爪形磁極の爪部と界磁巻線と
の間に配置することにより、爪形磁極の爪部下部の磁気
パスがなくなるため、磁路面積が減少し有効の通るパス
の磁気抵抗が等価的に小さくなり、かつ爪形磁極の爪部
間に永久磁石を配置しないので、この部分に保護カバー
を配置する必要がなく、爪形磁極の爪部と固定子磁極間
のギャップは増大せず、爪形磁極の爪部と固定子磁極間
の磁気抵抗の増大も防止し、これらにより、いっそう高
い発電効率が得られる。また、遠心力による永久磁石の
破壊及び飛散が防止され、高速回転時の耐久性が向上す
る。
【0027】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。まず、本発明の第1の実施例を図1〜図4により
説明する。図1において、本実施例の自動車用オルタネ
ータはハウジング1を有し、ハウジング1の中央部には
シャフト2がベアリング3を介して固定されている。シ
ャフト2にはハウジング1の外部のプーリー4と、ハウ
ジング1の内部のスリップリング5及び回転ヨーク6が
一体回転可能に取り付けられている。プーリー4は図示
しないベルトを介してエンジンの出力軸と接続され、エ
ンジン回転数に比例して回転する。スリップリング5は
ブラシ7と電気的に接続され、ブラシ7から回転ヨーク
6の内部に設けた界磁巻線9に直流電流を供給する。回
転ヨーク6の側部には冷却ファン13が取り付けられて
いる。
【0028】回転ヨーク6は図1に示すように、1対の
対向配置された爪形磁極6A,6Bからなり、この爪形
磁極6A,6Bは図2に示すように、先端部分に複数の
N極及びS極を持つ爪部8A,8B(両方を総称して爪
部8とする)を形成している。回転ヨーク6の内部には
界磁巻線9がシャフト2を中心に軸方向に巻かれ、界磁
巻線9はスリップリング5からの直流電流を通電するこ
とにより、爪形磁極6A,6Bに磁化力を発生させる。
図2及び図3に示すように、異なる爪形磁極6A,6B
の隣合う爪部8間(爪部8Aと爪部8Bの間)部分には
永久磁石11が隣合う爪部8と極性が等しくなるように
配置され、永久磁石11の外面側には保護カバー12が
配置されている。保護カバー12は図4に示すように、
爪形磁極6A,6Bの爪部8間にジグザグ状に連続して
配置された帯状のシートであり、永久磁石11が接着又
はネジ止め等で固定され、爪形磁極6A,6Bの爪部8
間の磁極側面に保護カバー12の外面が爪部8の外周面
と面一になるようスポット溶接により接合されている。
永久磁石11としては通常の磁石でもよいが、ゴムやプ
ラスチックが含有されているものでよい。また、保護カ
バー12の材質としては、機械的強度のある鉄等の磁性
体やステンレス、アルミニウム、チタン等の非磁性体で
あればよい。
【0029】ハウジング1の中央部には固定子14が設
けられ、固定子14は回転ヨーク6と一定のギャップを
隔て取り付けられ、固定子14には凹凸状の固定子磁極
15が複数配置され、その凹部には固定子巻線16が波
状に巻かれている。
【0030】次に、本実施例の自動車用オルタネータの
動作を説明する。プーリー4が回転するとシャフト2は
回転ヨーク6及びスリップリング5と一緒に回転し、ブ
ラシ7からの直流電流が界磁巻線9に通電され、界磁巻
線9は回転ヨーク6の爪形磁極6A,6BにN極とS極
を交互に発生させる。この界磁巻線9による磁束はN極
の爪形磁極6Aの爪部8Aから出たものが、固定子磁極
15を通りS極の爪形磁極6Bの爪部8Bに戻る磁気回
路を形成し、磁気回路の磁束が固定子巻線16を差交す
ることにより、固定子巻線16に誘導起電力が発生し交
流発電機となる。誘導起電力は界磁巻線9の電流が一定
ならば回転ヨーク6の回転数に比例した電圧を発生し、
回転数を一定にして界磁巻線9に流す電流を増減させる
と、出力電圧も変化させることができるが、通常はエン
ジンの回転数と負荷電流に応じて界磁巻線9の電流を制
御し、図示しない整流回路を介した後で出力電圧がほぼ
一定の14V程度になるようにしている。
【0031】上記動作において、固定子巻線16を差交
する磁束が有効磁束として発電電圧に影響するが、界磁
巻線9の磁束の中には、図5に示すように、N極の爪形
磁極6Aの爪部8Aから出たものが、固定子磁極15を
通らずに、S極側の爪形磁極6Bの爪部8Bに戻る漏洩
磁束も存在する。また、爪形磁極6A,6Bの爪部8と
固定子磁極15との間のギャップが大きいと爪部8と固
定子磁極15間の磁気抵抗が増大して、有効磁束が低下
するので、発電効率が低下する。
【0032】このため、異なる爪形磁極6A,6Bの隣
合う爪部8間に永久磁石11を配置し、有効磁束を増大
させ爪形磁極6Aの爪部8Aから出た磁束が効率よく固
定子磁極15に入るようしている。これにより、図3に
示すように、爪形磁極6A,6Bの爪部8間に配置され
た永久磁石11の磁束は実線で示した様にN極からS極
に入り、また、N極の爪形磁極6Aの爪部8Aの磁束は
波線で示した様に固定子磁極15を通りS極の爪形磁極
6Bの爪部8Bに入り、結果的に爪形磁極6A,6Bの
爪部8間の漏洩磁束は低減され発電効率が高まる。ま
た、永久磁石11は界磁巻線9以外の起磁力源として爪
形磁極6A,6Bに起磁力を発生させトータルの磁束量
を増大させ、これでも発電効率を高める作用もある。
【0033】また、保護カバー12を爪形磁極6A,6
Bの爪部8間に保護カバー12の外面が爪形磁極6A,
6Bの爪部8の外周面と面一になるよう配置し、爪形磁
極6A,6Bの爪部8と固定子磁極15との間のギャッ
プを小さく保つようにしている。これにより、爪形磁極
6A,6Bの爪部8と固定子磁極15間の磁気抵抗の増
大を防止すると共に、高速回転時の遠心力による永久磁
石11の破壊及び飛散を防止する。また、保護カバー1
2を配置することにより回転ヨーク6の風損を低減する
作用、及び遠心力による爪形磁極6A,6Bの爪部8の
起き上がりを防止する作用もある。
【0034】以上のように第1の実施例によれば、爪形
磁極6A,6Bの爪部8間の漏洩磁束が低減されかつト
ータルの磁束量が増大されると共に、爪形磁極6A,6
Bの爪部8と固定子磁極15間の磁気抵抗の増大も防止
され、さらに回転ヨーク6の風損も低減され、これらに
より高い発電効率が得られる。また、遠心力による永久
磁石11の破壊及び飛散が防止されると共に、遠心力に
よる爪形磁極6A,6Bの爪部8の起き上がりが防止さ
れ、高速回転時の耐久性が向上する。
【0035】第1の実施例の変形を図6及び図7に示
す。この変形実施例は第1の実施例において、保護カバ
ー12を帯状のシートの代わりに、異なる爪形磁極6
A,6Bの爪部8間の爪部側面のみに配置された図7に
示すようなセグメント状のシートとし、異なる爪形磁極
6A,6Bの爪部8間の爪部側面に保護カバー12の外
面が爪部8の外周面と面一になるようスポット溶接によ
り接合したものである。この実施例においても、第1の
実施例と同様の効果が得られる。
【0036】第1の実施例の他の変形を図8に示す。こ
の変形実施例は図6において、永久磁石11及び保護カ
バー12を爪形磁極6A,6Bの爪部8間に1つおきに
配置したものである。ここで、冷却ファン13(図1参
照)により生じる風の流れ方向を図示D方向とし、回転
ヨーク6の回転方向を図示R方向とすると、永久磁石1
1及び保護カバー12をその風の通りにくい側である爪
形磁極6A,6Bの爪部8間に配置し、風の通りやすい
側の爪部8間を風の通路としてあけておく。
【0037】この実施例においても、第1の実施例と同
様の効果が得られる。また、この実施例においては、回
転ヨーク6のR方向の回転により、永久磁石11及び保
護カバー12が配置されていない爪形磁極6A,6Bの
爪部8間には遠心ファンの原理で図示W方向の風の流れ
が生じ、永久磁石11及び界磁巻線9が冷却されるとい
う効果が得られる。また、このとき、上記のようにD方
向の風の流れに対して永久磁石11及び保護カバー12
が配置される爪形磁極6A,6Bの爪部8間の位置を選
択したので、風の一部が永久磁石11及び保護カバー1
2が配置されていない側の爪形磁極6A,6Bの爪部8
間に流入し、上記冷却効果がいっそう向上する。
【0038】なお、第1の実施例において、保護カバー
12を爪形磁極6A,6Bの爪部8間に保護カバー12
の外面が爪形磁極6A,6Bの爪部8の外周面と面一に
なるよう配置したが、保護カバー12の外面が爪形磁極
6A,6Bの爪部8の外周面より低くても同様の効果が
得られ、要は保護カバー12の外面が爪形磁極6A,6
Bの爪部8より高くならないよう配置すればよいもので
ある。
【0039】本発明の第2の実施例を図9〜図11によ
り説明する。図中、図1〜図5に示す部材と同等の部材
には同じ符号を付している。また、第1の実施例と同様
の構成及び動作を有するものについては、その説明を省
略する。
【0040】本実施例の自動車用オルタネータは、図9
及び図10に示すように、回転ヨーク6の両端側で同じ
爪形磁極6A,6Bの隣合う爪部8間(隣合う爪部8A
間及び隣合う爪部8B間)に略立方体の永久磁石21が
対向する爪形磁極6B,6Aの爪部8(爪部8B,8
A)の先端に当接しかつ該爪部8と極性が等しくなるよ
うに配置され、回転ヨーク6の両端側のそれぞれで永久
磁石21及び爪形磁極6A,6Bの爪部8の外周部に保
護カバー22が筒状に配置されスポット溶接により固定
されている。保護カバー22の材質としては、鉄等の磁
性体やステンレス、アルミニウム、チタン等の非磁性体
が用いられる。
【0041】回転ヨーク6の両端側で同じ爪形磁極6
A,6Bの隣合う爪部8間に配置された永久磁石21
は、図11に示すように、爪形磁極6A,6Bの爪部8
の端部付近における漏洩磁束を低減させ発電効率を高め
る。また、永久磁石21は界磁巻線9以外の起磁力源と
して爪形磁極6A,6Bに起磁力を発生させトータルの
磁束量を増大させ、これでも発電効率を高める作用もあ
る。
【0042】この実施例では、回転ヨーク6の中央部の
爪形磁極6A,6Bの爪部8間には永久磁石を配置しな
いので、この部分に保護カバーを配置する必要はなく、
爪形磁極6A,6Bの爪部8と固定子磁極15間のギャ
ップは増大せず、爪形磁極6A,6Bの爪部8と固定子
磁極15間の磁気抵抗の増大が防止される。
【0043】また、回転ヨーク6の両端側のそれぞれで
永久磁石21及び爪形磁極6A,6Bの爪部8の外周部
に保護カバー22を筒状に配置したので、高速回転時の
遠心力による永久磁石21の破壊及び飛散が防止され
る。保護カバー22の厚み方向は固定子14によって制
約されないので多少厚くすることができ、これにより、
アルミニウム等の多少機械的強度が低くても厚みを厚く
することで機械的強度が確保される。また、この厚みを
回転ヨーク6のバランス取りに利用することもできる。
【0044】以上のように第2の実施例によれば、爪形
磁極6A,6Bの爪部8間の漏洩磁束が低減されかつト
ータルの磁束量が増大されると共に、爪形磁極6A,6
Bの爪部8と固定子磁極15間の磁気抵抗の増大も防止
され、高い発電効率が得られる。また、遠心力による永
久磁石21の破壊及び飛散が防止され、高速回転時の耐
久性が向上する。また、保護カバー22としてアルミニ
ウム等の機械的強度の低い材質が使用でき製作が容易に
なると共に、保護カバー22を厚くしてその厚みを回転
ヨーク6のバランス取りに利用できる。
【0045】第2の実施例の変形を図12に示す。この
変形実施例は第2の実施例において、永久磁石21を回
転ヨーク6の両端側で同じ爪形磁極6A,6Bの隣合う
爪部8間に配置し、保護カバー22を回転ヨーク6の両
端側のそれぞれで永久磁石21及び爪形磁極6A,6B
の爪部8の外周部に配置する代わりに、永久磁石21を
回転ヨーク6の両端側で同じ爪形磁極6A,6Bの隣合
う爪部8間に交互に配置し、保護カバー22を回転ヨー
ク6の両端側のそれぞれで永久磁石21及び爪形磁極6
A,6Bの爪部8の外周部に配置したものである。ま
た、図示しないが、永久磁石21を回転ヨーク6の一端
側で同じ爪形磁極6A,6Bの隣合う爪部8間に配置
し、保護カバー22を回転ヨーク6の同じ一端側で永久
磁石21及び爪形磁極6A,6Bの爪部8の外周部に配
置してもよい。これらの実施例においても、第2の実施
例とほぼ同様の効果が得られる。
【0046】また、永久磁石21を両端側で交互に配置
した場合には前述の如く爪形磁極6A,6Bの爪部8間
で風の通路が確保され、永久磁石21及び界磁巻線9の
冷却効果が向上し、一端側で配置した場合には使用する
永久磁石21の量と保護カバー22の選定等から比較的
作り易くなる。
【0047】なお、第2の実施例において、保護カバー
22を筒状の部材としたが、これに限らず、円周状の連
続した部材であれば他のものであってもよく、例えば保
護カバー22をバインド線状の部材とし永久磁石21及
び爪形磁極6A,6Bの爪部8の外周部に配置してもよ
い。
【0048】また、保護カバー22をセグメント状のシ
ートとし永久磁石21の外面側のみに配置してもよい。
この場合は、図13及び図14に示すように、略立方体
の永久磁石21を回転ヨーク6の少なくとも一端側で同
じ爪形磁極6A,6Bの隣合う爪部8間に配置し、保護
カバー22を同じ一端側で同じ爪形磁極6A,6Bの隣
合う爪部8間で爪部側面にスポット溶接により接合す
る。この場合には、爪形磁極6A,6Bを組み込む前に
保護カバー22を接合することが可能となるので、保護
カバー22の取付作業が容易になる利点がある。
【0049】本発明の第3の実施例を図15〜図17に
より説明する。図中、図1〜図5に示す部材と同等の部
材には同じ符号を付している。また、第1の実施例と同
様の構成及び動作を有するものについては、その説明を
省略する。
【0050】本実施例の自動車用オルタネータは、図1
5〜図17に示すように、爪形磁極6A,6Bの爪部8
と界磁巻線9との間に永久磁石31を爪形磁極6A,6
Bの爪部8の極性と同じ極が向かい合うように配置した
ものである。
【0051】上記のように、界磁巻線9から発生した磁
束はN極の爪形磁極6Aの爪部8Aから出て固定子磁極
15に巻かれている固定子巻線16を差交する有効磁束
と、固定子磁極15を通らないでS極の爪形磁極6Bの
爪部8Bに戻る漏洩磁束となるが、爪形磁極6A,6B
の爪部8と界磁巻線9との間に永久磁石31を配置する
と、有効磁束が増大すると共に、N極の爪形磁極6Aの
爪部8Aから見たS極の爪形磁極6Bの爪部8Bまでの
漏れの磁気抵抗は爪形磁極6A,6Bの爪部8下部の磁
気パスが無くなるために磁路面積が減少し磁気抵抗が大
きくなる。その結果、有効磁束の通るパスの磁気抵抗が
等価的に小さくなるので、漏洩磁束は低減され発電効率
が高まる。また、永久磁石31は界磁巻線9以外の起磁
力源として爪形磁極6A,6Bに起磁力を発生させトー
タルの磁束量を増大させ、これでも発電効率を高める作
用もある。
【0052】この実施例では、爪形磁極6A,6Bの爪
部8間には永久磁石を配置しないので、この部分に保護
カバーを配置する必要はなく、爪形磁極6A,6Bの爪
部8と固定子磁極15間のギャップは増大せず、爪形磁
極6A,6Bの爪部8と固定子磁極15間の磁気抵抗の
増大が防止される。また、爪形磁極6A,6Bの爪部8
と界磁巻線9との間に永久磁石31を配置するので、高
速回転時の遠心力による永久磁石31の破壊及び飛散が
防止される。
【0053】以上のように第3の実施例によれば、爪形
磁極6A,6Bの爪部8間の漏洩磁束が低減されかつト
ータルの磁束量が増大されると共に、爪形磁極6A,6
Bの爪部8と固定子磁極15間の磁気抵抗の増大も防止
され、高い発電効率が得られる。また、遠心力による永
久磁石21の破壊及び飛散が防止され、高速回転時の耐
久性が向上する。
【0054】なお、第1〜第3の実施例において、爪形
磁極6A,6Bの爪部8間の漏洩磁束を低減しかつトー
タルの磁束量を増大させるために永久磁石11;21;
31を配置する構成としたが、代わりに磁束を通さない
材質である反磁性体又は超電導体を配置する構成として
もよい。
【0055】また、第1及び第2の実施例において、保
護カバー12;22の接合をスポット溶接により行うも
のとしたが、代わりにレーザ溶接により連続的に行って
もよい。この場合には、接合強度及び生産性が向上す
る。
【0056】
【発明の効果】本発明によれば、永久磁石の配置により
爪形磁極の爪部間の漏洩磁束を低減しかつトータルの磁
束量を増大させると共に、爪形磁極の爪部と固定子磁極
との間のギャップを小さく保てるので、高い発電効率が
得られる。また、保護カバーにより永久磁石の飛び出し
が防止されるので、高速回転での耐久性を向上させるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例による自動車用オルタネ
ータの部分縦断面図である。
【図2】図1に示す自動車用オルタネータの回転ヨーク
の上面図である。
【図3】図2のIII−III線断面図である。
【図4】図2に示す回転ヨークに設けられた保護カバー
の裏面図である。
【図5】爪形磁極の爪部間に永久磁石を配置しないとき
の漏洩磁束の様子を示す図である。
【図6】本発明の第1の実施例の変形による自動車用オ
ルタネータの回転ヨークの上面図である。
【図7】図6に示す回転ヨークに設けられた保護カバー
の斜視図である。
【図8】本発明の第1の実施例の他の変形による自動車
用オルタネータの要部の正面図である。
【図9】本発明の第2の実施例による自動車用オルタネ
ータの要部の正面図である。
【図10】図9に示す自動車用オルタネータの回転ヨー
クの部分斜視図である。
【図11】図9に示す永久磁石の配置により漏洩磁束が
低減する様子を示す図である。
【図12】本発明の第2の実施例の変形による自動車用
オルタネータの要部の正面図である。
【図13】本発明の第2の実施例の他の変形による自動
車用オルタネータの要部の正面図である。
【図14】図13に示す回転ヨークの部分断面図であ
る。
【図15】本発明の第3の実施例による自動車用オルタ
ネータの部分縦断面図である。
【図16】図15に示す自動車用オルタネータの回転ヨ
ークの上面図である。
【図17】図16のXVII−XVII線断面図である。
【符号の説明】
2 シャフト 6 回転ヨーク 6A N極の爪形磁極 6B S極の爪形磁極 8 爪部 8A N極の爪部 8B S極の爪部 9 界磁巻線 11 永久磁石 12 保護カバー 14 固定子 15 固定子磁極 16 固定子巻線 21 永久磁石 22 保護カバー 31 永久磁石
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 本田 義明 茨城県勝田市大字高場2520番地 株式会社 日立製作所自動車機器事業部内 (72)発明者 蒲原 秀明 茨城県勝田市大字高場2520番地 株式会社 日立製作所自動車機器事業部内

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シャフトに一体回転可能に取り付けられ
    先端部分に複数のN極及びS極を持つ爪部を形成した1
    対の対向配置された爪形磁極からなる回転ヨークと、前
    記回転ヨークの内部に巻かれ前記爪形磁極に磁化力を発
    生させる界磁巻線と、前記回転ヨークとは一定のギャッ
    プを隔てて配置された固定子磁極とを備えた自動車用オ
    ルタネータにおいて、 前記爪形磁極の爪部間に配置され漏洩磁束を低減する永
    久磁石と、前記永久磁石の外面側に配置され、前記永久
    磁石の飛び出し及び前記爪形磁極の爪部の起き上がりを
    防止する保護カバーとを備え、前記保護カバーを前記爪
    形磁極の爪部間の爪部側面に保護カバーの外面が爪部の
    外周面より高くならないように溶接により接合したこと
    を特徴とする自動車用オルタネータ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の自動車用オルタネータに
    おいて、前記保護カバーは前記爪形磁極の爪部間にジグ
    ザグ状に連続して配置された帯状のシートであることを
    特徴とする自動車用オルタネータ。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の自動車用オルタネータに
    おいて、前記保護カバーは前記爪形磁極の爪部間の爪部
    側面部分のみに配置されたセグメント状のシートである
    ことを特徴とする自動車用オルタネータ。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の自動車用オルタネータに
    おいて、前記永久磁石は前記爪形磁極の爪部間に1つお
    きに配置されていることを特徴とする自動車用オルタネ
    ータ。
  5. 【請求項5】 シャフトに一体回転可能に取り付けられ
    先端部分に複数のN極及びS極を持つ爪部を形成した1
    対の対向配置された爪形磁極からなる回転ヨークと、前
    記回転ヨークの内部に巻かれ前記爪形磁極に磁化力を発
    生させる界磁巻線と、前記回転ヨークとは一定のギャッ
    プを隔てて配置された固定子磁極とを備えた自動車用オ
    ルタネータにおいて、 前記回転ヨークの両端のうちの少なくとも一端側で前記
    爪形磁極の爪部間に配置され漏洩磁束を低減する永久磁
    石と、前記回転ヨークの同じ一端側で前記永久磁石の外
    面側に配置され永久磁石の飛び出しを防止する保護カバ
    ーとを備えることを特徴とする自動車用オルタネータ。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の自動車用オルタネータに
    おいて、前記保護カバーは前記永久磁石及び爪形磁極の
    爪部の外周部に配置された円周状の連続した部材である
    ことを特徴とする自動車用オルタネータ。
  7. 【請求項7】 請求項5記載の自動車用オルタネータに
    おいて、前記保護カバーは前記爪形磁極の爪部間の爪部
    側面に保護カバーの外面が爪部の外周面より高くならな
    いように溶接により接合されたセグメント状のシートで
    あることを特徴とする自動車用オルタネータ。
  8. 【請求項8】 請求項5記載の自動車用オルタネータに
    おいて、前記永久磁石は前記回転ヨークの両端側で前記
    爪形磁極の爪部間に配置され、前記保護カバーは前記回
    転ヨークの両端側のそれぞれで前記永久磁石の外面側に
    配置されていることを特徴とする自動車用オルタネー
    タ。
  9. 【請求項9】 請求項5記載の自動車用オルタネータに
    おいて、前記永久磁石は前記回転ヨークの両端側で前記
    爪形磁極の爪部間に交互に配置され、前記保護カバーは
    前記回転ヨークの両端側のそれぞれで前記永久磁石の外
    面側に配置されていることを特徴とする自動車用オルタ
    ネータ。
  10. 【請求項10】 請求項5記載の自動車用オルタネータ
    において、前記永久磁石は前記回転ヨークの一端側で前
    記爪形磁極の爪部間に配置され、前記保護カバーは前記
    回転ヨークの同じ一端側で前記永久磁石の外面側に配置
    されていることを特徴とする自動車用オルタネータ。
  11. 【請求項11】 請求項1又は5記載の自動車用オルタ
    ネータにおいて、前記保護カバーの材質は非磁性体であ
    ることを特徴とする自動車用オルタネータ。
  12. 【請求項12】 請求項1又は5記載の自動車用オルタ
    ネータにおいて、前記保護カバーの材質は磁性体である
    ことを特徴とする自動車用オルタネータ。
  13. 【請求項13】 シャフトに一体回転可能に取り付けら
    れ先端部分に複数のN極及びS極を持つ爪部を形成した
    1対の対向配置された爪形磁極からなる回転ヨークと、
    前記回転ヨークの内部に巻かれ前記爪形磁極に磁化力を
    発生させる界磁巻線と、前記回転ヨークとは一定のギャ
    ップを隔てて配置された固定子磁極とを備えた自動車用
    オルタネータにおいて、 前記爪形磁極の爪部と前記界磁巻線との間に漏洩磁束を
    低減する永久磁石を配置したことを特徴とする自動車用
    オルタネータ。
  14. 【請求項14】 請求項1,5及び13のいずれか1項
    記載の自動車用オルタネータにおいて、前記永久磁石の
    代わりに反磁性体を設けたことを特徴とする自動車用オ
    ルタネータ。
  15. 【請求項15】 請求項1,5及び13のいずれか1項
    記載の自動車用オルタネータにおいて、前記永久磁石の
    代わりに超電導体を設けたことを特徴とする自動車用オ
    ルタネータ。
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