JP3382825B2 - 車両用交流発電機の回転子 - Google Patents

車両用交流発電機の回転子

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用交流発電機
の回転子に係り、特に爪形磁極を用いる車両用交流発電
機の回転子に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車用交流発電機に用いられる回転子
としては、一般に、先端部分に複数のN極とS極を有す
る爪部を形成した一対の対向配置された爪形磁極からな
る回転ヨークと、この回転ヨークの内部のシャフト上に
巻回され、爪形磁極に磁化力を発生させる界磁コイルか
らなる爪形磁極回転子が用いられている。N極の爪形磁
極の爪部から出た磁束は、固定子磁極を通り、S極の爪
形磁極の爪部に戻る磁気回路を形成する。固定子磁極に
は、固定子巻線が巻回されており、磁気回路の磁束が固
定子巻線を差交することで固定子巻線に誘導起電力が発
生し、交流発電機となる。
【0003】しかしながら、爪形磁極の爪部から出た磁
束には、固定子磁極に入らずに、爪形磁極の爪部間で漏
洩する磁束があるため、この漏洩磁束を低減する方法と
して、対向する一対の爪形磁極の爪部間に永久磁石を配
置する方法が知られている。爪部間に配置された永久磁
石は、回転子の高速回転時の遠心力で飛散しないように
する必要があり、そのために、例えば、特開平7−31
2854号公報や特開平3−65450号公報に記載さ
れたように、永久磁石に保護カバーを配置することが知
られている。
【0004】特開平7−312854号公報に記載され
ている方法では、回転子の爪形磁極間に配置された永久
磁石の保護カバーに磁性体のステンレス製のものを用
い、この保護カバーを回転子の最外周部に配置するよう
にしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】一般に、車両用交流発
電機は高速で回転するため、高い剛性が要求されてい
る。そのために、爪磁極間に配置する永久磁石の飛散防
止に用いる保護カバーにも、堅牢なものが要求される。
【0006】そこで、特開平7−312854号公報に
記載されている方法では、保護カバーは、爪形磁極の爪
部の最外周表面を避けるように、セグメント状のカバー
となっているために、それぞれの爪形磁極の爪部と接す
る部分(爪磁極の両側の直線部)を溶接により固定して
いる。従って、保護カバーの数は、爪形磁極の極数と等
しいため、爪形磁極の極数が18とすると、保護カバー
の数も18必要となる。保護カバーの両側を爪形磁極と
溶接すると、36箇所の溶接作業が必要となり、作業性
が悪いという問題があった。
【0007】また、例えば、保護カバーを、セグメント
状に代えて、ジグザグ状とすることも考えられるが、ジ
グザグ状の板は取付け時の作業性が悪いだけでなく、そ
の場合にも、溶接の数は減らないという問題があった。
【0008】本発明の目的は、保護カバー取付時の作業
性が向上した車輌用交流発電機の回転子を提供すること
にある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
(1)上記目的を達成するために、本発明は、シャフト
に一体的に取り付けられ、外周部の先端部分に複数のN
極とS極を有する爪部が形成され、対向配置された1対
の爪形磁極と、上記1対の爪形磁極の内部に巻かれ、上
記爪形磁極に磁化力を発生させる界磁巻線と、上記爪形
磁極の爪部分の間に配置された永久磁石と、この永久磁
石の飛散を防止する保護カバーとを有する車両用交流発
電機の回転子において、上記保護カバーは、非磁性体に
よって構成され、略円筒形状を有するとともに上記爪形
磁極の爪部に対応する部分が打ち抜かれた形状を有し、
上記爪形磁極の外周側の端部には、上記保護カバーの厚
さとほぼ同一の深さを有する段落とし部を形成するよう
にしたものである。かかる構成により、略円筒形状であ
って、爪形磁極の爪部は打ち抜かれた非磁性体の保護カ
バーとすることにより、保護カバー取付時の作業性が向
上し得るものとなる。
【0010】(2)上記(1)において、好ましくは、
上記保護カバーの打ち抜かれる部分の一部を折曲げて上
記永久磁石を挟み込み保持するようにしたものである。
かかる構成により、永久磁石の取付を容易にし得るもの
となる。
【0011】(3)上記(1)において、好ましくは、
上記保護カバーの一部であって、永久磁石の長手方向の
端部の位置に、打ち抜き部を形成し、この打ち抜き部を
折曲げて上記永久磁石を挟み込み保持するようにしたも
のである。かかる構成により、永久磁石の取付を容易に
し得るものとなる。
【0012】(4)上記(1)において、好ましくは、
上記保護カバーは、複数分割されたものを組み合わせて
円筒形状としたものである。かかる形状により、保護カ
バー厚みが厚い場合にも、同様にして、保護カバーを形
成し得るものとなる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図9を用いて、本発
明の一実施形態による車両用交流発電機の回転子の構成
について説明する。最初に、図1を用いて、本発明の一
実施形態による車両用交流発電機の全体構成について説
明する。図1は、本発明の一実施形態による車両用交流
発電機の全体構成を示す縦断面図である。
【0014】回転子10を構成する一対の爪形磁極12
X,12Yは、交互にN極とS極の磁極をなすように、
互いに爪部が交互に位置するように、対向配置されてい
る。回転子10の中心部には、ヨーク14に一方向に連
続的に巻装される界磁巻線16が備えられている。ま
た、図2を用いて詳述するように、対向配置された爪形
磁極12Xと爪形磁極12Yの爪部間には、永久磁石1
8が配置されており、爪形磁極12X,12Yの爪部か
ら出た磁束が、爪形磁極12X,12Yの爪部間で漏洩
するのを低減している。回転子10は高速回転するた
め、永久磁石18が飛散するのを防止するために、永久
磁石18の外周には、保護カバー19が配置されてい
る。保護カバー19は、爪形磁極12X,12Yの爪部
分に対応する部分が打ち抜かれており、図2を用いて後
述するように、爪形磁極12X,12Yの爪部分の外周
部には配置されていない。従って、爪形磁極12X,1
2Yの爪部分は、僅かなギャップを隔てて、固定子磁極
32と対向している。
【0015】更に、回転子10は、その端面に冷却ファ
ン40X,40Yが固定配置されている。爪形磁極12
X,12Y及びヨーク14の材料としては、例えば、磁
性材料の軟鉄が用いられている。界磁巻線16の材料と
しては、例えば、抵抗値の低い銅が用いられる。保護カ
バー19は、非磁性体のステンレス鋼が用いられてい
る。
【0016】回転子10の中心部には、シャフト20が
圧入により、固定される。シャフト20は、ボールベア
リング22X,22Yによって、エンドブラケット24
X,24Yに回転自在に支承されている。シャフト20
の一端側には、エンジンからの回転力を受けるためのプ
ーリ26が固定配置されている。また、シャフト20の
他端側には、界磁巻線16に電力を供給するためにスリ
ップリング28A,28Bが固定配置されている。スリ
ップリング28A,28Bの外周面には、ブラシ29
A,29Bが接触配置されている。
【0017】また、固定子30は、固定子磁極32と、
固定子巻線34とで構成される。固定子磁極32の1つ
の固定子磁極には、固定子巻線34の1つのコイルが集
中的に巻装されており、集中巻を構成している。固定子
巻線34は、3相結線で結ばれている。固定子30は、
エンドブラケット24Xと、エンドブラケット24Yの
間に固定配置されている。冷却ファン40X,40Y
は、固定子30に配置される固定子巻線34を冷却する
ものである。固定子磁極32の材質としては、例えば、
けい素鋼板や低炭素鋼(SPCC材)が用いられる。固
定子巻線34の材質としては、例えば、銅が用いられ
る。
【0018】次に、本実施形態による自動車用交流発電
機の動作について説明する。エンジンの回転軸と発電機
のシャフト20に取り付けられたプーリ26は、ベルト
により接続される。よって、エンジン回転数とプーリ比
とによって、回転子10の回転が決定される。回転子1
0のヨーク14に巻装される界磁巻線16に、ブラシ2
9A,29B及びスリップリング28A,28Bを介し
て直流電流が流れると、軸方向に一方向磁束が発生す
る。その結果、爪形磁極12X,12Yの片側にはN極
が形成され、その反対側にはS極が形成される。従っ
て、固定子30からみると、N極とS極が交互に配置さ
れたものとなっている。
【0019】また、この爪形磁極12X,12Yによっ
て発生する磁界の強さは、先に説明した界磁巻線16を
流れる電流の電流値に比例する。また、固定子磁極(テ
ィース)32には、固定子巻線34が配置され、3相結
線されている。1つのコイルは1つの磁極に集中的に巻
装され、磁極を形成している。また、固定子巻線34の
3相の出力端は、図示しないダイオードにより全波整流
され、直流電圧が発生できるように構成されている。発
生した直流電圧は、バッテリに供給され、バッテリを充
電するものである。前述した界磁電流制御は、レギュレ
ータと呼ばれるICにより行われるものであり、ダイオ
ードの出力電圧を検出して一定電圧となるように界磁電
流を制御するものである。
【0020】次に、図2を用いて、本実施形態による回
転子の構成について説明する。図2は、本発明の一実施
形態による車両用交流発電機の回転子の外観形状を示す
側面図である。
【0021】シャフト20には、爪形磁極12X,12
Yと、スリップリング28A,28B及びベアリング2
2Yが固定配置されている。爪形磁極12X,12Yの
極間には、永久磁石18が配置される。永久磁石18の
極性は、爪形磁極12X,12Yの極性に対して接する
面が同極となるように配置される。永久磁石18の作用
としては、界磁巻線16が作る磁束を増磁するためのも
ので、発電電流の増加を狙ったものである。
【0022】爪形磁極12X,12Y間に配置される永
久磁石18は、回転子10が回転することにより、遠心
力で外周方向に飛び出そうとする。そのために、本実施
形態では、永久磁石18の飛び出し防止のために、ステ
ンレス製の保護カバー19を永久磁石18の外周側に配
置している。保護カバー19は、強磁極部,即ち、図示
するように、爪形磁極12X,12Yの中で、固定子磁
極と対向する略三角形状をしている爪部12X1,12
X2,…,12Y1,12Y2,12Y3,…において
開口しており、この強磁極部とは重ならないようにし
て、永久磁石18の上からかぶせられている。
【0023】また、回転子10の磁極数を12極とする
とき、保護カバー19は、保護カバー19A,19B,
…のように、複数個に分割されており、互いに、接続部
17A,…において溶接接続されている。
【0024】次に、図3〜図5を用いて、本実施形態に
用いる保護カバーと永久磁石の構成について説明する。
図3は、本発明の一実施形態による車両用交流発電機の
回転子に用いる保護カバーと永久磁石の構成を示す平面
図であり、図4は、図3のA−A’断面図であり、図5
は、図4の部分拡大図である。
【0025】保護カバー19は、帯状のステンレス板に
対して、爪形磁極の爪部の略三角形状とほぼ同じ大きさ
の穴19Xをプレスで打ち抜いて形成している。また、
三角形状の打ち抜き部19Xには、図中に一点鎖線で示
す磁石保持部19Y1,19Y2を打残すとともに、打
ち抜き部19Xの打ち抜き時に、左右に折曲げることに
よって、図4に示すように、永久磁石18を挟めるよう
な形状に加工してある。この折曲げられた磁石保持部1
9Y1,19Y2に、未着磁の永久磁石18を挟み込み
仮止めを施してある。これによって、永久磁石18が連
続的に固定された帯状のステンレス板からなる保護カバ
ー19が形成される。
【0026】なお、保護カバー19は、非磁性体の金属
を用いるとともに、ステンレス以外にも、チタン等も用
いることができる。
【0027】次に、図6を用いて、本実施形態に用いる
爪形磁極の形状について説明する。図6は、本発明の一
実施形態による車両用交流発電機の回転子に用いる一対
の爪形磁極の斜視図である。
【0028】一対の爪形磁極12X,12Yは、交互に
N極とS極の磁極をなすように、互いに爪形磁極12X
の爪部12X1,12X2と爪形磁極12Yの爪部12
Y2が交互に噛み合うようにして、所定の距離だけ離し
て、対向配置されている。また、爪形磁極12X,12
Yの基部,即ち、図示するように、三角形状をした爪部
12X1,12X2,12Y2の根元の部分には、段落
とし部12X1−P,12X2−P,12Y2−Pが形
成されている。段落とし部12X1−P,12X2−
P,12Y2−Pは、連続した帯状の溝であり、溝の深
さは、保護カバーの厚みに等しくなっている。
【0029】次に、図7を用いて、爪形磁極に保護カバ
ーを組み上げた状態について説明する。図7は、本発明
の一実施形態による車両用交流発電機の回転子における
爪形磁極と保護カバーの組立状態を示す部分断面図であ
り、図2の矢印A部の拡大断面図である。
【0030】爪形磁極12X2の端部には、冷却フィン
40Xが取り付けられている。爪形磁極12X2の外周
部には、図6において説明したように、段落とし部12
X2−Pが形成されている。この段落とし部12X2−
Pには、保護カバー19Aが収納されている。このよう
にすることで、ステンレス製の保護カバー19の表面
は、爪形磁極12の表面とほぼ同じ高さとなり、磁気的
なギャップが増えることはない。
【0031】次に、図8及び図9を用いて、本発明の他
の実施形態による保護カバーについて説明する。図8
は、本発明の他の実施形態による車両用交流発電機の回
転子に用いる保護カバーと永久磁石の構成を示す平面図
であり、図9は、図8の側面図である。
【0032】保護カバー19’は、帯状のステンレス板
に対して、爪形磁極の爪部の略三角形状とほぼ同じ大き
さの穴19X’をプレスで打ち抜いて形成している。ま
た、永久磁石18は、その長手方向で押さえるようにす
るために、磁石保持部用の打ち抜き部分19Z1,19
Z2を設けている。打ち抜き部分19Z1,19Z2
は、略台形状をしており、3辺は打ち抜かれるが、残り
の1辺は保護カバー19’と接続されており、この辺が
折曲げ部分となる。打ち抜き部分19Z1,19Z2の
打ち抜き時に、左右に折曲げることによって、図9に示
すように、永久磁石18を挟めるような形状に加工して
ある。この折曲げられた磁石保持部19Z1,19Z2
に、未着磁の永久磁石18を挟み込み仮止めを施してあ
る。これによって、永久磁石18が連続的に固定された
帯状のステンレス板からなる保護カバー19’が形成さ
れる。
【0033】なお、保護カバー19’は、非磁性体の金
属を用いるとともに、ステンレス以外にも、チタン等も
用いることができる。
【0034】この例では、磁石保持部用の打ち抜き部分
19Z1,19Z2を新たに作成しなければならない
が、爪形磁極との接する面に磁石保持部10が不要とな
るために永久磁石18の厚み(図8における短辺方向;
着磁方向の厚み)を大きくすることができる。
【0035】図3若しくは図8において示した永久磁石
18の固定されたステンレス製の保護カバー19,1
9’を、回転子10の外周部から巻き付けるようにして
固定し、図2に示したように接続部分17Aにおいて溶
接する。そして、界磁巻線16に逆方向から電流を流し
て、永久磁石18を着磁する。その後、ワニスによって
永久磁石18を最終固定し、保護カバー19,19’と
爪形磁極12の端面の隙間を充填し、滑らかな表面に仕
上げることによって回転子が作成される。
【0036】以上説明したように、本実施形態において
は、爪形磁極の表面に保護カバーが被さらないように穴
を開けた非磁性体の保護カバーとして、永久磁石の飛散
を防止するようにしている。さらに、爪形磁極の外周部
に段落とし部を設け、この段落とし部に保護カバーをは
め込むことにより、保護カバーの表面と爪形磁極の表面
は、ほぼ同一平面とすることができるため、磁気的なギ
ャップ長を低減できるため、出力を向上することができ
る。
【0037】また、厚めの保護カバーの場合には、ロー
タの外周面から連続した一枚のカバーでは巻き付けられ
ない場合もあるため、このような場合には、複数に分割
したものを連続的に配置して略円筒型にしても回転子の
外周に取り付ける。爪形磁極の磁極数が18極の場合、
図3若しくは図8に示した保護カバーの例では、3分割
すればよいため、保護カバー同士を溶接固定する際の溶
接箇所も少なくなり、製作時の作業性が向上する。な
お、保護カバーは、数カ所スポット溶接により爪形磁極
に固定する。
【0038】さらに、永久磁石は、保護カバーに予め固
定されるため、回転子の爪形磁極間への永久磁石の組込
みが容易となる。
【0039】
【発明の効果】本発明によれば、車両用交流発電機の回
転子の保護カバー取付時の作業性が向上することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態による車両用交流発電機の
全体構成を示す縦断面図である。
【図2】本発明の一実施形態による車両用交流発電機の
回転子の外観形状を示す側面図である。
【図3】本発明の一実施形態による車両用交流発電機の
回転子に用いる保護カバーと永久磁石の構成を示す平面
図である。
【図4】図3のA−A’断面図である。
【図5】図4の部分拡大図である。
【図6】本発明の一実施形態による車両用交流発電機の
回転子に用いる一対の爪形磁極の斜視図である。
【図7】本発明の一実施形態による車両用交流発電機の
回転子における爪形磁極と保護カバーの組立状態を示す
部分断面図であり、図2の矢印A部の拡大断面図であ
る。
【図8】本発明の他の実施形態による車両用交流発電機
の回転子に用いる保護カバーと永久磁石の構成を示す平
面図である。
【図9】図8の側面図である。
【符号の説明】
10…回転子 12X,12Y…爪形磁極 12X1ーP,12X2−P,12Y2−P…段落とし
部 14…ヨーク 16…界磁巻線 18…永久磁石 19…保護カバー 19X、19X’,19Z…打ち抜き部 19Y1,19Y2…折曲げ部 20…シャフト 22X,22Y…ボールベアリング 24X,24Y…エンドブラケット 26…プーリ 28A,28B…スリップリング 29A,29B…ブラシ 30…固定子 32…固定子磁極 34…固定子巻線 36…磁性リング 40X,40Y…冷却ファン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高野 雅美 茨城県ひたちなか市大字高場2520番地 株式会社 日立製作所 自動車機器事業 部内 (56)参考文献 特開 平4−197058(JP,A) 特開 平9−98556(JP,A) 特開 平7−312854(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02K 19/00 H02K 21/04

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シャフトに一体的に取り付けられ、外周部
    の先端部分に複数のN極とS極を有する爪部が形成さ
    れ、対向配置された1対の爪形磁極と、 上記1対の爪形磁極の内部に巻かれ、上記爪形磁極に磁
    化力を発生させる界磁巻線と、 上記爪形磁極の爪部分の間に配置された永久磁石と、 この永久磁石の飛散を防止する保護カバーとを有する車
    両用交流発電機の回転子において、 上記保護カバーは、非磁性体によって構成され、略円筒
    形状を有するとともに上記爪形磁極の爪部に対応する部
    分が打ち抜かれた形状を有し、 上記爪形磁極の外周側の端部には、上記保護カバーの厚
    さとほぼ同一の深さを有する段落とし部が形成されてい
    ることを特徴とする車両用交流発電機の回転子。
  2. 【請求項2】請求項1記載の車両用交流発電機の回転子
    において、 上記保護カバーの打ち抜かれる部分の一部を折曲げて上
    記永久磁石を挟み込み保持することを特徴とする車両用
    交流発電機の回転子。
  3. 【請求項3】請求項1記載の車両用交流発電機の回転子
    において、 上記保護カバーの一部であって、永久磁石の長手方向の
    端部の位置に、打ち抜き部を形成し、この打ち抜き部を
    折曲げて上記永久磁石を挟み込み保持することを特徴と
    する車両用交流発電機の回転子。
  4. 【請求項4】請求項1記載の車両用交流発電機の回転子
    において、 上記保護カバーは、複数分割されたものを組み合わせて
    円筒形状としたことを特徴とする車両用交流発電機の回
    転子。
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