JPH1198787A - 車両用交流発電機 - Google Patents

車両用交流発電機

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Publication number
JPH1198787A
JPH1198787A JP9256585A JP25658597A JPH1198787A JP H1198787 A JPH1198787 A JP H1198787A JP 9256585 A JP9256585 A JP 9256585A JP 25658597 A JP25658597 A JP 25658597A JP H1198787 A JPH1198787 A JP H1198787A
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JP
Japan
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claw
shaped magnetic
magnetic poles
permanent magnet
distance
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Application number
JP9256585A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Kanazawa
宏至 金澤
Kazuo Tawara
和雄 田原
Yoshiaki Honda
義明 本田
Masami Takano
雅美 高野
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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  • Permanent Magnet Type Synchronous Machine (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明の目的は、温時の特性が改善されるとと
もに、発電出力の向上した車両用交流発電機を提供する
ことにある。 【解決手段】固定子磁極の内周側に、一定のギャップを
隔てて配置された回転子10は、シャフトに一体的に取
り付けられ、先端部分に複数のN極及びS極を持つ爪部
12X1,12X2,12Y1を形成した1対の対向配
置された爪形磁極12X,12Yと、この爪形磁極に磁
化力を発生させる界磁巻線16と、対向配置された爪形
磁極の爪部間に交互に配置された永久磁石18とから構
成される。永久磁石18が配置される対向配置された爪
形磁極の爪部12X1,12Y1間の距離L1を、永久
磁石が配置されない対向配置された爪形磁極の爪部12
Y1,12X2間の距離L2よりも狭くしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用交流発電機
に係り、特に、自動車用発電装置として用いるに好適な
車両用交流発電機に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車用交流発電機は、一般的に先端部
分に複数のN極及びS極を持つ爪部を形成した1対の対
向配置された爪形磁極と、この爪形磁極の内部に巻か
れ、爪形磁極に磁化力を発生させる界磁巻線とから構成
されている回転子を有している。また、自動車用交流発
電機は、この回転子とは一定のギャップを隔てて配置さ
れた固定子磁極を有している。
【0003】N極の爪形磁極の爪部から出た磁束は、固
定子磁極を通り、S極の爪形磁極の爪部に戻る磁気回路
を形成する。固定子磁極には固定子巻線が巻かれてお
り、磁気回路の磁束が固定子巻線を差交することで、固
定子巻線には誘導起電力が発生し、交流発電機となる。
【0004】以上のような構成においては、固定子巻線
を差交する磁束が有効磁束として発電電圧に影響する。
しかし、爪形磁極の爪部から出た磁束には固定子磁極に
入らずに爪形磁極間で漏洩する磁束があるため、発電効
率を低下させる原因となっている。そこで、従来の車両
用交流発電機においては、例えば、特開平7−3128
54号公報に開示されているように、全部の爪形磁極間
に永久磁石を配置して、漏洩磁束を低減し、発電効率を
向上させるようにしている。
【0005】しかしながら、爪形磁極間に永久磁石を配
置した場合、冷時の発電特性は良好となるが、界磁巻線
の放熱が悪くなり、温時(最大出力時で熱的に飽和した
とき)の特性は、冷時の特性に比べ極端に低下してする
ことになる。そのために、温時では永久磁石を配置した
効果を十分に得ることができないことになる。
【0006】それに対して、例えば、特開平7−312
854号公報に記載されているように、爪形磁極の爪部
間に、一つ置きに永久磁石を配置することにより、永久
磁石の配置された爪部間と、永久磁石の配置されていな
い爪部間を交互に設けるようにし、永久磁石の配置され
ていない爪部間を流れる空気流により回転子の冷却を行
うことも知られている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記の特開平7−31
2854号公報に記載されているように、永久磁石の配
置されていない爪部間を設け、この間を流れる空気流に
より回転子の冷却することにより、温時の特性の改善を
図ることが可能である。しかしながら、空気流が流れる
爪部間には、永久磁石が配置されていないため、漏れ磁
束を低減することができず、発電出力が低下するという
問題がある。
【0008】本発明の目的は、温時の特性が改善される
とともに、発電出力の向上した車両用交流発電機を提供
することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】 (1)上記目的を達成するために、本発明は、回転子
と、この回転子に対して一定のギャップを隔てて配置さ
れた固定子磁極とから構成され、上記回転子は、シャフ
トに一体的に取り付けられ、先端部分に複数のN極及び
S極を持つ爪部を形成した1対の対向配置された爪形磁
極と、この爪形磁極に磁化力を発生させる界磁巻線と、
上記対向配置された爪形磁極の爪部間に交互に配置され
た永久磁石とから構成される車輌用交流発電機におい
て、上記永久磁石が配置される上記対向配置された爪形
磁極の爪部間の距離L1を、上記永久磁石が配置されな
い上記対向配置された爪形磁極の爪部間の距離L2より
も狭くしたものである。かかる構成により、永久磁石の
配置されていない部分の爪形磁極の磁極間を広くするこ
とにより、漏れ磁束を低減して、発電出力を向上するこ
とができ、また、永久磁石の配置されていない部分の爪
形磁極の磁極間を広くすることにより、この磁極間に流
入する空気量を増加して、温時特性を改善することがで
きる。さらに、爪形磁極の磁極間の一方の幅を広くする
ために、他方の幅は狭くなるが、この幅の狭い部分に
は、ネオジム磁石を配置することにより、漏れ磁束を低
減して、発電出力を向上することができる。従って、発
電出力の向上と温時特性の改善を達成し得るものとな
る。
【0010】(2)上記(1)において、好ましくは、
上記永久磁石をネオジム磁石とし、その厚さを2mm以
上としたものである。かかる構成により、永久磁石の厚
さを減磁耐力以上の厚さとし得るものとなる。
【0011】(3)上記(1)において、好ましくは、
上記永久磁石が配置されない上記対向配置された爪形磁
極の爪部間の距離L2を10mm以上としたものであ
る。かかる構成により、漏れ磁束低減による発電出力の
向上と冷却による温時特性の改善を行い得るものとな
る。
【0012】(4)上記(1)において、好ましくは、
上記永久磁石の厚さを、上記永久磁石が配置される上記
対向配置された爪形磁極の爪部間の距離L1と等しく
し、上記永久磁石を上記対向配置された爪形磁極の爪部
間に圧入固定するようにしたものである。かかる構成に
より、永久磁石の保持を強固なものとし、信頼性を向上
し得るものとなる。
【0013】(5)上記(1)において、好ましくは、
さらに、上記永久磁石が配置されない上記対向配置され
た爪形磁極の端面に固定配置された冷却ファンを備える
ようにしたものである。かかる構成により、永久磁石が
配置されない上記対向配置された爪形磁極の磁極間への
空気流の導入を容易にして、界磁巻線の冷却が促進さ
れ、温時の発電特性の低下を抑制し得るものとなる。
【0014】(6)上記(5)において、好ましくは、
さらに、上記永久磁石の配置されていない爪形磁極の磁
極間で、爪形磁極の表面に近い部分に設けられたファン
ガイドを備えるようにしたものである。かかる構成によ
り、冷却ファンが導いた風が円周方向に流れないで、回
転子の軸方向に流れるように風のガイドとなるため、界
磁巻線の冷却は良好となり、冷却を促進することで、温
時特性をさらに改善し得るものとなる。
【0015】(7)上記(5)において、好ましくは、
上記冷却ファンは、上記永久磁石が配置されない上記対
向配置された爪形磁極の爪部間の距離L2の側に風が流
れるように爪形磁極の端面に固定配置するようにしたも
のである。かかる構成により、永久磁石の配置されない
空間から界磁巻線を冷却可能となる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図3を用いて、本発
明の一実施形態による車両用交流発電機の構成について
説明する。最初に、図1を用いて、本発明の一実施形態
による車両用交流発電機の全体構成について説明する。
図1は、本発明の一実施形態による車両用交流発電機の
全体構成を示す縦断面図である。
【0017】回転子10を構成する一対の爪形磁極12
X,12Yは、交互にN極とS極の磁極をなすように、
互いに爪部が交互に位置するように、対向配置されてい
る。回転子10の中心部には、ヨーク14に一方向に連
続的に巻装される界磁巻線16が備えられている。ま
た、図2を用いて詳述するように、対向配置された爪形
磁極12Xと爪形磁極12Yの爪部間には、永久磁石1
8が配置されており、爪形磁極12X,12Yの爪部か
ら出た磁束が、爪形磁極12X,12Yの爪部間で漏洩
するのを低減している。爪部間には、永久磁石が配置さ
れている部分と、永久磁石が配置されていない部分があ
り、両部分は交互に配置されている。回転子10は高速
回転するため、永久磁石18が飛散するのを防止するた
めに、永久磁石18の外周には、保護カバー19が配置
されている。爪形磁極12X,12Yの爪部分は、僅か
なギャップを隔てて、固定子磁極32と対向している。
【0018】更に、回転子10は、その端面に冷却ファ
ン40X,40Yが固定配置されている。爪形磁極12
X,12Y及びヨーク14の材料としては、例えば、磁
性材料の軟鉄が用いられている。界磁巻線16の材料と
しては、例えば、抵抗値の低い銅が用いられる。保護カ
バー19は、非磁性体のステンレス鋼が用いられてい
る。
【0019】回転子10の中心部には、シャフト20が
圧入により、固定される。シャフト20は、ボールベア
リング22X,22Yによって、エンドブラケット24
X,24Yに回転自在に支承されている。シャフト20
の一端側には、エンジンからの回転力を受けるためのプ
ーリ26が固定配置されている。また、シャフト20の
他端側には、界磁巻線16に電力を供給するためにスリ
ップリング28A,28Bが固定配置されている。スリ
ップリング28A,28Bの外周面には、ブラシ29
A,29Bが接触配置されている。
【0020】また、固定子30は、固定子磁極32と、
固定子巻線34とで構成される。固定子磁極32の1つ
の固定子磁極には、固定子巻線34の1つのコイルが集
中的に巻装されており、集中巻を構成している。固定子
巻線34は、3相結線で結ばれている。固定子30は、
エンドブラケット24Xと、エンドブラケット24Yの
間に固定配置されている。冷却ファン40X,40Y
は、固定子30に配置される固定子巻線34を冷却する
ものである。固定子磁極32の材質としては、例えば、
けい素鋼板や低炭素鋼(SPCC材)が用いられる。固
定子巻線34の材質としては、例えば、銅が用いられ
る。
【0021】次に、本実施形態による自動車用交流発電
機の動作について説明する。エンジンの回転軸と発電機
のシャフト20に取り付けられたプーリ26は、ベルト
により接続される。よって、エンジン回転数とプーリ比
とによって、回転子10の回転が決定される。回転子1
0のヨーク14に巻装される界磁巻線16に、ブラシ2
9A,29B及びスリップリング28A,28Bを介し
て直流電流が流れると、軸方向に一方向磁束が発生す
る。その結果、爪形磁極12X,12Yの片側にはN極
が形成され、その反対側にはS極が形成される。従っ
て、固定子30からみると、N極とS極が交互に配置さ
れたものとなっている。
【0022】また、この爪形磁極12X,12Yによっ
て発生する磁界の強さは、先に説明した界磁巻線16を
流れる電流の電流値に比例する。また、固定子磁極(テ
ィース)32には、固定子巻線34が配置され、3相結
線されている。1つのコイルは1つの磁極に集中的に巻
装され、磁極を形成している。また、固定子巻線34の
3相の出力端は、図示しないダイオードにより全波整流
され、直流電圧が発生できるように構成されている。発
生した直流電圧は、バッテリに供給され、バッテリを充
電するものである。前述した界磁電流制御は、レギュレ
ータと呼ばれるICにより行われるものであり、ダイオ
ードの出力電圧を検出して一定電圧となるように界磁電
流を制御するものである。
【0023】次に、図2を用いて、本実施形態による回
転子の要部の構成について説明する。図2は、本発明の
一実施形態による車両用交流発電機の回転子の要部の拡
大斜視図である。
【0024】一対の爪形磁極12X,12Yは、対称構
造を有している。爪形磁極12Xの爪部12X1,12
X2はN極をなし、爪形磁極12Yの爪部12Y1は、
S極をなす。N極とS極が交互に配置されるように、互
いに爪形磁極12X,12Yの爪部12X1,12X
2,12Y1が交互に噛み合うようにして、所定の距離
だけ離して、対向配置されている。爪形磁極12Xの爪
部12X1と爪形磁極12Yの爪部12Y1の磁極間の
距離をL1として、爪形磁極12Xの爪部12X2と爪
形磁極12Yの爪部12Y1の磁極間の距離をL2とす
ると、隣合う磁極間の幅L1,L2が互いに異なるよう
に、爪形磁極12X,12Yは、シャフト20及びヨー
ク14で圧入固定されている。ここで、幅L1は、幅L
2よりも狭く(L1<L2)となるように設定されてい
る。爪形磁極間の距離は、回転子の外周方向に、交互
に、距離L1と距離L2を繰り返している。また、爪形
磁極12Yの端面には冷却ファン40Yが配置される。
【0025】幅L1が狭い側の爪形磁極12X1,12
Y1間には、永久磁石18が配置されており、永久磁石
18の外周部には、補強カバー19が配置されている。
また、幅L2が広い側の爪形磁極12Y1,12X2間
には、何も配置されていない。即ち、爪形磁極の磁極間
は、永久磁石の配置されている部分と、永久磁石の配置
されていない部分があり、両部分は、交互に配置されて
いる。そして、2種類の幅を有する爪形磁極の磁極間の
部分の内、永久磁石18は、狭い側の爪形磁極間に配置
されている。
【0026】狭い側の爪形磁極間に配置された永久磁石
18は、爪形磁極12X,12Yの爪部12X1,12
Y1の極性と合わせて着磁されて配置されており、爪形
磁極間の漏れ磁束を低減する。また、反対側の広く開い
た爪形磁極間は、永久磁石18が配置された爪形磁極間
の幅L1に比べて、幅L2を広くすることにより、漏れ
磁束が低減する構成とするとともに、永久磁石が配置さ
れていないため、爪形磁極間の内周側に配置される界磁
巻線16の冷却を促進できるように冷却風が通りやすい
ようになっている。
【0027】図2に示す状態において、回転子10は図
示した矢印の方向に回転する。奥手左側から手前の右側
に回転するとした場合には、爪形磁極12Yの根元部分
に設けた冷却ファン40Yが風を受けて、爪形磁極12
Yの爪部12Y1と爪形磁極12Xの爪部12X2の間
を風が流れるようになる。他の爪形磁極部12Yにも同
様な冷却ファン40Yのフィンが設けられており、同様
に風が広い側の爪形磁極間を通りやすくしている。これ
により、界磁巻線16の表面を風が通ることで冷却は促
進され、温時の発電特性の低下を抑制することができ
る。
【0028】ここで、爪形磁極の磁極間の幅L1,L2
の具体例について説明する。図1に示した回転子10の
外径は、φ110mmである。一般に、自動車用発電装
置は、その車載スペースの制限があるため、その外径寸
法は、ほぼ決まっており、そのときの回転子10の外径
もほぼφ110mmとなっている。また、従来例に示し
たように、爪形磁極の磁極間の距離が全て等しいものに
おいては、爪形磁極の磁極数を12極とすると、爪形磁
極の磁極間の距離は、8mmとなっている。従って、従
来と同様にして、爪形磁極の磁極数を12極とすると、
隣合う爪形磁極の磁極間の幅の和(L1+L2)は、1
6mmである。
【0029】本実施形態においては、永久磁石18が配
置される狭い側の爪形磁極12X1,12Y1の磁極間
の幅L1を3mmとし、永久磁石18が配置されない広
い側の爪形磁極12X2,12Y1の磁極間の幅L2を
13mmとしている。また、狭い側の爪形磁極12X
1,12Y1の磁極間に配置される永久磁石18の厚さ
は、幅L1に等しい3mmとしている。
【0030】永久磁石18としては、ネオジム磁石を用
いている。ネオジム磁石は、鉄(Fe)に希土類元素で
あるネオジム(Nd)が含まれてる希土類磁石であり、
さらに、ボロン(B)等も含まれている。従来用いられ
ている磁石は、フェライト磁石である。フェライト磁石
は、ネオジム磁石に比べて安価であるため、車両用交流
発電機等において用いるのに好適である。しかしなが
ら、フェライト磁石は、厚さを薄くすると、減磁耐力が
低下するものである。
【0031】従来のように、爪形磁極の磁極間の距離が
8mmあり、フェライト磁石の厚さが8mmの場合に
は、減磁耐力の問題は発生しない。しかしながら、フェ
ライト磁石においては、厚さが6mm以下になると、減
磁耐力がなくなり、減磁界がかかると、予め着磁されて
いる永久磁石としての極性が反転して、漏れ磁束の低減
のために使用することができなくなる。それに対して、
ネオジム磁石は、フェライト磁石に比べて、厚さを薄く
しても減磁耐力があり、その限界は、2mmである。フ
ェライト磁石の保持力は、4000エルステッド(O
e)であるのに対して、ネオジム磁石の保持力は、12
000Oeであるため、フェライト磁石の厚みに対して
ネオジム磁石の厚みを1/3にしても、同様の減磁耐力
を保持できる。ネオジム磁石の減磁耐力の限界は、2m
mであるため、本実施形態において用いるネオジム磁石
の厚さは、それ以上の厚さである3mmとしている。
【0032】ネオジム磁石の厚さを3mmとして、爪形
磁極の磁極間の幅L1,L2を種々変えて実験を行い、
特に、最適となる爪形磁極の磁極間の幅L2について検
討を行った。従来の永久磁石が交互に配置される方式に
おける爪形磁極の磁極間の幅は、8mmである。そこ
で、爪形磁極の磁極間の幅L2を8mmから徐々に、大
きくしていき、その時の発電出力及び温時特性について
検討した。ネオジム磁石の厚さは3mm,即ち、爪形磁
極の磁極間の幅L1の最小値は、3mmであるため、爪
形磁極の磁極間の幅L2を8mmから13mmまで変化
させた。爪形磁極の磁極間の幅L2を8mmから徐々
に、大きくするとともに、漏れ磁束が低減されるため、
発電出力が増加する。また、爪形磁極間を流れる空気量
も増加するため、温時の特性低下も減少する。しかしな
がら、爪形磁極の磁極間の幅L2を10mm以上にする
と、発電出力の増加も温時特性の改善も飽和状態になる
ことが判明した。即ち、爪形磁極の磁極間の幅L2を1
0mm以上とすることにより、発電出力と温時特性を顕
著に改善できることが判明した。
【0033】爪形磁極の磁極間の幅L2を10mmと
し、爪形磁極の磁極間の幅L1を6mmとしたとき、永
久磁石の厚さを3mmとすると、爪形磁極12X1,1
2Y1の磁極間と永久磁石の間には、3mmの隙間が形
成される。従って、この隙間を埋めて、永久磁石を爪形
磁極の磁極間に固定する必要があるが、車両用交流発電
機は高速回転をすることを考慮すると、爪形磁極の磁極
間に永久磁石を圧入固定する方法が信頼性の点で好まし
い。そこで、厚さ3mmの永久磁石を使用する場合に
は、爪形磁極の磁極間の幅L1を3mmとし、爪形磁極
の磁極間の幅L2を13mmとすることによって、発電
出力と温時特性を顕著に改善できるとともに、永久磁石
の保持の点での信頼性も改善できる。
【0034】また、永久磁石18としてネオジム磁石を
用いることにより、発電出力を増加することができた。
即ち、フェライト磁石の残留磁束密度が4000Gであ
るのに対して、ネオジム磁石の残留磁束密度は、120
00Gであり、フェライト磁石の3倍であるため、漏れ
磁束を低減でき、発電出力を増加することができる。な
お、このとき、従来用いられていたフェライト磁石の側
面積とネオジム磁石の側面積は同一である。ここで、側
面積とは、回転子の外周方向に面する永久磁石18の面
であって、爪形磁極12X1,12Y1の磁極間に配置
される永久磁石18が、爪形磁極12X1,12Y1と
接する面,即ち、図2における永久磁石18の側面18
Aの面積のことである。
【0035】本実施形態においては、厚さ3mmのネオ
ジム永久磁石を使用し、爪形磁極の磁極間の幅L1を3
mmとし、爪形磁極の磁極間の幅L2を13mmとする
ことによって、発電電流を180Aとすることができ、
また、冷時出力に対する温時出力の比率を0.73とす
ることができる。爪形磁極の磁極間を等距離とし、磁極
間に永久磁石を配置していないときの発電電流は150
Aであるので、30Aの出力電流の増加を図ることがで
きた。また、爪形磁極の磁極間を等距離とし、全ての磁
極間にフェライト永久磁石を配置したときの冷時出力に
対する温時出力の比率を0.67であったので、温時特
性を0.06向上することができた。なお、爪形磁極の
磁極間を等距離とし、磁極間に永久磁石を配置していな
いときの冷時出力に対する温時出力の比率を0.73で
あったので、かかる構成のものと同程度の温時特性を得
ることができた。
【0036】次に、図3を用いて、本実施形態において
用いる永久磁石の厚さについて説明する。図3は、本発
明の一実施形態による車両用交流発電機の回転子に用い
る永久磁石の厚さの説明図である。
【0037】永久磁石の厚さは、製造工程の点から、
1.5mm以下では量産性が悪いものである。また、磁
石の保持力からは、ネオジム磁石は、フェライト磁石の
3倍程度大きいために、フェライト磁石の1/3の厚み
でも減磁耐力があり、厚みを薄くすることができる。ネ
オジム磁石の減磁耐力の限界は、2mmである。永久磁
石の厚みは、厚ければ良いというものではなく、減磁界
がかかった状態で永久磁石が減磁しなければ良く、不必
要に厚くしても発電特性には変化は無い。そこで、永久
磁石の厚さは、2mm以上とすることが好ましい。
【0038】さらに、発電効率を向上させるためには使
用する永久磁石は、強力で安価のものが望ましいことは
言うまでもないが、永久磁石の価格は重量に比例するた
め、厚さが厚くなるほど、価格は上昇する。ネオジム磁
石は高価であり、現在、ネオジム磁石はフェライト磁石
の10倍程度の価格である。また、組み立て着磁による
着磁容易性は、磁石の厚さが厚いほど着磁が困難にな
る。従って、ネオジム磁石の厚さは、薄いほうが好まし
いことになる。
【0039】以上のようにして、永久磁石の厚さは、2
mm以上とすることが好ましいものである。
【0040】なお、以上の説明では、爪形磁極の磁極数
は、12極としているが、近年、発電出力の向上の狙い
から14極や16極の磁極数を有する爪形磁極を用いる
回転子も開発検討されている。磁極数を増加させた場合
でも、自動車用交流発電機の外観寸法は変わらないた
め、回転子の外径は約φ110mmである。従って、磁
極数が16極の場合、爪形磁極の磁極間の距離は、6m
m(=8mm×(12/16))となる。隣合う磁極間
の距離の和は、12mmとなる。かかる場合でも、ネオ
ジム永久磁石の厚さを2mm以上,即ち、狭い方の爪形
磁極の磁極間の距離L1を2mmとすると、広い方の爪
形磁極の磁極間の距離L2は、10mmを確保できるた
め、上述した12極の場合と同様にして、発電出力の向
上と温時特性の改善と達成することができる。
【0041】以上説明したように、本実施形態では、爪
形磁極の磁極間の幅の狭い部分にネオジム永久磁石を配
置し、爪形磁極の磁極間の幅の広い部分に永久磁石を配
置しないようにしている。永久磁石の配置されていない
部分の爪形磁極の磁極間を広くすることにより、漏れ磁
束を低減して、発電出力を向上することができる。ま
た、永久磁石の配置されていない部分の爪形磁極の磁極
間を広くすることにより、この磁極間に流入する空気量
を増加して、温時特性を改善することができる。さら
に、爪形磁極の磁極間の一方の幅を広くするために、他
方の幅は狭くなるが、この幅の狭い部分には、ネオジム
磁石を配置することにより、漏れ磁束を低減して、発電
出力を向上することができる。従って、発電出力の向上
と温時特性の改善を達成することができる。
【0042】特に、ネオジム磁石の厚さを2mm以上と
し、ネオジム磁石が配置されない広い側の爪形磁極の磁
極間の距離を10mm以上とすることにより、顕著な発
電出力の向上と温時特性の改善を達成しえるものとな
る。
【0043】なお、以上の説明では、爪磁極の狭い側に
永久磁石を入れた説明としたが、磁石がない場合にも、
界磁巻線の冷却促進効果はあるものである。
【0044】次に、図4を用いて、本発明の他の実施形
態による回転子の要部の構成について説明する。図4
は、本発明の他の実施形態による車両用交流発電機の回
転子の要部の拡大斜視図である。
【0045】本実施形態による回転子を用いる車両用交
流発電機の全体構成は、図1に示したものと同様であ
る。また、図2と同一符号は、同一部分を示している。
【0046】本実施形態における回転子は、図2に示し
た実施形態と同様にして、一対の爪形磁極12X,12
Yは、N極とS極が交互に配置されるように、互いに爪
形磁極12X,12Yの爪部12X1,12X2,12
Y1が交互に噛み合うようにして、所定の距離だけ離し
て、対向配置されている。爪形磁極12Xの爪部12X
1と爪形磁極12Yの爪部12Y1の磁極間の距離をL
1は、爪形磁極12Xの爪部12X2と爪形磁極12Y
の爪部12Y1の磁極間の距離をL2よりも狭く(L1
<L2)となるように設定されている。また、爪形磁極
12Yの端面には冷却ファン40Yが配置される。
【0047】幅L1が狭い側の爪形磁極12X1,12
Y1間には、永久磁石18が配置されており、永久磁石
18の外周部には、補強カバー19が配置されている。
また、幅L2が広い側の爪形磁極12Y1,12X2間
には、何も配置されていない。狭い側の爪形磁極間に配
置された永久磁石18は、爪形磁極12X,12Yの爪
部12X1,12Y1の極性と合わせて着磁されて配置
されており、爪形磁極間の漏れ磁束を低減する。また、
反対側の広く開いた爪形磁極間は、永久磁石18が配置
された爪形磁極間の幅L1に比べて、幅L2を広くする
ことにより、漏れ磁束が低減する構成とするとともに、
永久磁石が配置されていないため、爪形磁極間の内周側
に配置される界磁巻線16の冷却を促進できるように冷
却風が通りやすいようになっている。
【0048】さらに、永久磁石の配置されていない幅の
広い爪形磁極12Y1,12X2の磁極間で、爪形磁極
の表面に近い部分に永久磁石の補強カバー19に用いた
ものと同様なカバーのファンガイド17を配置してあ
る。ファンガイド17を設けることにより、冷却ファン
40Yが導いた風が円周方向に流れないで、回転子の軸
方向に流れるように風のガイドとなる。ファンガイド1
7の材質としては、永久磁石の補強カバー19と同様な
非磁性体で強度の高いステンレス鋼を用いている。
【0049】このように、風のガイドを設けることで界
磁巻線16の冷却は良好となり、温時に界磁巻線の温度
上昇により起磁力が低下していた問題を解決し、冷却を
促進することで、温時特性をさらに改善することができ
る。
【0050】
【発明の効果】本発明によれば、車両用交流発電機にお
ける温時の特性を改善できるとともに、発電出力を向上
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態による車両用交流発電機の
全体構成を示す縦断面図である。
【図2】本発明の一実施形態による車両用交流発電機の
回転子の要部の拡大斜視図である。
【図3】本発明の一実施形態による車両用交流発電機の
回転子に用いる永久磁石の厚さの説明図である。
【図4】本発明の他の実施形態による車両用交流発電機
の回転子の要部の拡大斜視図である。
【符号の説明】
10…回転子 12X,12Y…爪形磁極 14…ヨーク 16…界磁巻線 17…ファンガイド 18…永久磁石 19…補強カバー 20…シャフト 22X、22Y…ボールベアリング 24X、24Y…エンドブラケット 26…プーリ 28A、28B…スリップリング 29A、29B…ブラシ 30…固定子 32…固定子磁極 34…固定子巻線 40X、40Y…冷却ファン
フロントページの続き (72)発明者 高野 雅美 茨城県ひたちなか市大字高場2520番地 株 式会社日立製作所自動車機器事業部内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転子と、この回転子に対して一定のギャ
    ップを隔てて配置された固定子磁極とから構成され、 上記回転子は、 シャフトに一体的に取り付けられ、先端部分に複数のN
    極及びS極を持つ爪部を形成した1対の対向配置された
    爪形磁極と、 この爪形磁極に磁化力を発生させる界磁巻線と、 上記対向配置された爪形磁極の爪部間に交互に配置され
    た永久磁石とから構成される車輌用交流発電機におい
    て、 上記永久磁石が配置される上記対向配置された爪形磁極
    の爪部間の距離L1を、上記永久磁石が配置されない上
    記対向配置された爪形磁極の爪部間の距離L2よりも狭
    くしたことを特徴とする車両用交流発電機。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の車両用交流発電機におい
    て、 上記永久磁石をネオジム磁石とし、その厚さを2mm以
    上としたことを特徴とする車両用交流発電機。
  3. 【請求項3】請求項1に記載の車両用交流発電機におい
    て、 上記永久磁石が配置されない上記対向配置された爪形磁
    極の爪部間の距離L2を10mm以上としたことを特徴
    とする車両用交流発電機。
  4. 【請求項4】請求項1に記載の車両用交流発電機におい
    て、 上記永久磁石の厚さを、上記永久磁石が配置される上記
    対向配置された爪形磁極の爪部間の距離L1と等しく
    し、上記永久磁石を上記対向配置された爪形磁極の爪部
    間に圧入固定することを特徴とする車両用交流発電機。
  5. 【請求項5】請求項1に記載の車両用交流発電機におい
    て、さらに、 上記永久磁石が配置されない上記対向配置された爪形磁
    極の端面に固定配置された冷却ファンを備えたことを特
    徴とする車両用交流発電機。
  6. 【請求項6】請求項5に記載の車両用交流発電機におい
    て、さらに、 上記永久磁石の配置されていない爪形磁極の磁極間で、
    爪形磁極の表面に近い部分に設けられたファンガイドを
    備えたことを特徴とする車両用交流発電機。
  7. 【請求項7】請求項5に記載の車両用交流発電機におい
    て、 上記冷却ファンは、上記永久磁石が配置されない上記対
    向配置された爪形磁極の爪部間の距離L2の側に風が流
    れるように爪形磁極の端面に固定配置したことを特徴と
    する車両用交流発電機。
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