JPH07310074A - 赤色発光組成物 - Google Patents
赤色発光組成物Info
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- JPH07310074A JPH07310074A JP6103752A JP10375294A JPH07310074A JP H07310074 A JPH07310074 A JP H07310074A JP 6103752 A JP6103752 A JP 6103752A JP 10375294 A JP10375294 A JP 10375294A JP H07310074 A JPH07310074 A JP H07310074A
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- light emitting
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 低速電子線励起により実用レベルの高輝度な
赤色発光を示す、Cdを含有しない発光材料を提供しよ
うとするものである。 【構成】 下記組成式で表されるEu及び/又はSm付
活酸硫化イットリウム蛍光体と導電性物質からなる赤色
発光組成物である。 (Y1-x-y,Lax,Lny )2 O2 S (但し、LnはEu及び/又はSmであり、x及びyは
下記の条件を満たす数である。0<x≦0. 035、
0. 01≦y≦0. 10)
赤色発光を示す、Cdを含有しない発光材料を提供しよ
うとするものである。 【構成】 下記組成式で表されるEu及び/又はSm付
活酸硫化イットリウム蛍光体と導電性物質からなる赤色
発光組成物である。 (Y1-x-y,Lax,Lny )2 O2 S (但し、LnはEu及び/又はSmであり、x及びyは
下記の条件を満たす数である。0<x≦0. 035、
0. 01≦y≦0. 10)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、加速電圧が1KV以
下、特に数百V以下の低速電子線励起により高輝度の赤
色発光を示す発光組成物に関する。
下、特に数百V以下の低速電子線励起により高輝度の赤
色発光を示す発光組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上記の低速電子線励起によって高
輝度に発光する発光材料としては、青緑色に発光するZ
nO:Zn蛍光体やCdSの固溶量によって発光色を青
色から緑色、黄色、さらには赤色まで随意に変えること
のできる(Zn1-X ,CdX )S:Ag(但し、0≦x
≦1。以下、同様である)蛍光体にIn2 O3 、Zn
O、SnO2 等の導電性物質を混合または付着させた発
光組成物がよく知られている。これらの発光材料を蛍光
膜として用いた蛍光表示管は、VTR、電子レンジ等の
電気製品や車載用等の表示素子として広く使用されてい
る。
輝度に発光する発光材料としては、青緑色に発光するZ
nO:Zn蛍光体やCdSの固溶量によって発光色を青
色から緑色、黄色、さらには赤色まで随意に変えること
のできる(Zn1-X ,CdX )S:Ag(但し、0≦x
≦1。以下、同様である)蛍光体にIn2 O3 、Zn
O、SnO2 等の導電性物質を混合または付着させた発
光組成物がよく知られている。これらの発光材料を蛍光
膜として用いた蛍光表示管は、VTR、電子レンジ等の
電気製品や車載用等の表示素子として広く使用されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これらの発光
材料の中、(Zn1-x ,Cdx )S:Ag蛍光体を用い
た発光組成物は、ZnS:Ag蛍光体(上記式でx=0
の場合)を除いて労働安全衛生法で「特定化学物質」と
規定されているCdを含有するため、発光組成物の製造
及び取扱い上で、特別な公害防止措置をとる必要があ
り、また、蛍光表示管についても使用済み品を廃棄する
時、産業廃棄物として取扱われるため、廃棄処分に際し
ても多くの費用がかかるという問題があった。
材料の中、(Zn1-x ,Cdx )S:Ag蛍光体を用い
た発光組成物は、ZnS:Ag蛍光体(上記式でx=0
の場合)を除いて労働安全衛生法で「特定化学物質」と
規定されているCdを含有するため、発光組成物の製造
及び取扱い上で、特別な公害防止措置をとる必要があ
り、また、蛍光表示管についても使用済み品を廃棄する
時、産業廃棄物として取扱われるため、廃棄処分に際し
ても多くの費用がかかるという問題があった。
【0004】ところで、蛍光体に導電性物質を混合した
り、付着して発光組成物として用いる蛍光体には、Cd
を含有しない、主に青、緑及び黄色発光の蛍光体とし
て、上記のZnS:Ag蛍光体(青色発光)、ZnO:
Zn蛍光体(青緑色発光)の外に、ZnS:Cu,Al
蛍光体(緑色発光)、ZnS:Au,Al蛍光体(黄色
発光)等がある。他方、赤色発光蛍光体としては、ユ−
ロピウム付活酸硫化イットリウム蛍光体(Y2 O2 S:
Eu)が代表的であるが、この蛍光体と導電性物質から
なる赤色発光の発光組成物は発光輝度が低いため、これ
を蛍光表示管の蛍光膜として用いた場合、視認性が悪く
実用化レベルには到っていない。それ故、特定化学物質
であるCdを含まず、しかも低速電子線励起でより高輝
度の赤色発光を示す発光材料の開発が望まれていた。
り、付着して発光組成物として用いる蛍光体には、Cd
を含有しない、主に青、緑及び黄色発光の蛍光体とし
て、上記のZnS:Ag蛍光体(青色発光)、ZnO:
Zn蛍光体(青緑色発光)の外に、ZnS:Cu,Al
蛍光体(緑色発光)、ZnS:Au,Al蛍光体(黄色
発光)等がある。他方、赤色発光蛍光体としては、ユ−
ロピウム付活酸硫化イットリウム蛍光体(Y2 O2 S:
Eu)が代表的であるが、この蛍光体と導電性物質から
なる赤色発光の発光組成物は発光輝度が低いため、これ
を蛍光表示管の蛍光膜として用いた場合、視認性が悪く
実用化レベルには到っていない。それ故、特定化学物質
であるCdを含まず、しかも低速電子線励起でより高輝
度の赤色発光を示す発光材料の開発が望まれていた。
【0005】本発明は、上記の問題点及び要望に鑑みて
なされたものであり、加速電圧が1KV以下、特に数百
V以下の低速電子線励起により実用レベルの高輝度な赤
色発光を示す、Cdを含有しない発光材料を提供しよう
とするものである。
なされたものであり、加速電圧が1KV以下、特に数百
V以下の低速電子線励起により実用レベルの高輝度な赤
色発光を示す、Cdを含有しない発光材料を提供しよう
とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の構成を示すと以
下のとおりである。 (1) 下記組成式で表されるEu及び/又はSm付活酸硫
化イットリウム蛍光体と導電性物質からなる赤色発光組
成物。 (Y1-x-y,Lax,Lny )2 O2 S (但し、LnはEu及び/又はSmであり、x及びyは
下記の条件を満たす数である。 0<x≦0. 035、0. 01≦y≦0. 10)
下のとおりである。 (1) 下記組成式で表されるEu及び/又はSm付活酸硫
化イットリウム蛍光体と導電性物質からなる赤色発光組
成物。 (Y1-x-y,Lax,Lny )2 O2 S (但し、LnはEu及び/又はSmであり、x及びyは
下記の条件を満たす数である。 0<x≦0. 035、0. 01≦y≦0. 10)
【0007】(2) 下記組成式で表されるEu及び/又は
Sm付活酸硫化イットリウム蛍光体と導電性物質からな
る赤色発光組成物。 (Y1-x-y,Lax,Lny )2 O2 S (但し、LnはEu及び/又はSmであり、x及びyは
下記の条件を満たす数である。 0.005≦x≦0. 033、0. 01≦y≦0. 1
0)
Sm付活酸硫化イットリウム蛍光体と導電性物質からな
る赤色発光組成物。 (Y1-x-y,Lax,Lny )2 O2 S (但し、LnはEu及び/又はSmであり、x及びyは
下記の条件を満たす数である。 0.005≦x≦0. 033、0. 01≦y≦0. 1
0)
【0008】(3) 下記組成式で表されるEu及び/又は
Sm付活酸硫化イットリウム蛍光体と導電性物質からな
る赤色発光組成物。 (Y1-x-y-z,Lax,Lny,Tbz ) 2 O2 S (但し、LnはEu及び/又はSmであり、x、y及び
zは下記の条件を満たす数である。 0<x≦0. 035、0. 01≦y≦0. 10、 5×10-7≦z≦5×10-5)
Sm付活酸硫化イットリウム蛍光体と導電性物質からな
る赤色発光組成物。 (Y1-x-y-z,Lax,Lny,Tbz ) 2 O2 S (但し、LnはEu及び/又はSmであり、x、y及び
zは下記の条件を満たす数である。 0<x≦0. 035、0. 01≦y≦0. 10、 5×10-7≦z≦5×10-5)
【0009】(4) 下記組成式で表されるEu及び/又は
Sm付活酸硫化イットリウム蛍光体と導電性物質からな
る赤色発光組成物。 (Y1-x-y-z,Lax,Lny,Tbz ) 2 O2 S (但し、LnはEu及び/又はSmであり、x、y及び
zは下記の条件を満たす数である。 0.005≦x≦0. 033、0. 01≦y≦0. 1
0、 5×10-7≦z≦5×10-5)
Sm付活酸硫化イットリウム蛍光体と導電性物質からな
る赤色発光組成物。 (Y1-x-y-z,Lax,Lny,Tbz ) 2 O2 S (但し、LnはEu及び/又はSmであり、x、y及び
zは下記の条件を満たす数である。 0.005≦x≦0. 033、0. 01≦y≦0. 1
0、 5×10-7≦z≦5×10-5)
【0010】(5) 上記導電性物質がIn2 O3 、Zn
O、SnO2 、TiO2 、WO3 、Nb2 O5 、Cd
S、In2 S、Li2 S及びCu2 Sの中の少なくとも
1種である上記(1) 〜(4) のいずれか1つに記載の発光
組成物。
O、SnO2 、TiO2 、WO3 、Nb2 O5 、Cd
S、In2 S、Li2 S及びCu2 Sの中の少なくとも
1種である上記(1) 〜(4) のいずれか1つに記載の発光
組成物。
【0011】(6) 上記赤色発光組成物に対して5〜30
重量%の上記導電性物質を上記Eu及び/又はSm付活
酸硫化イットリウム蛍光体に混合してなる上記(5) 記載
の赤色発光組成物。
重量%の上記導電性物質を上記Eu及び/又はSm付活
酸硫化イットリウム蛍光体に混合してなる上記(5) 記載
の赤色発光組成物。
【0012】(7) 上記Eu及び/又はSm付活酸硫化イ
ットリウム蛍光体の表面に、上記赤色発光組成物に対し
て1〜25重量%の上記導電性物質を付着させてなる上
記(5) 記載の赤色発光組成物。
ットリウム蛍光体の表面に、上記赤色発光組成物に対し
て1〜25重量%の上記導電性物質を付着させてなる上
記(5) 記載の赤色発光組成物。
【0013】
【作用】本発明者等は、導電性物質と混合又は付着させ
て使用する蛍光体について鋭意研究した結果、微量のラ
ンタン(La)を含有するEu及び/又はSm付活酸硫
化イットリウム蛍光体が、Laの含有量が増加するに従
って、加速電圧が数KV以上の高速電子線励起下では発
光輝度が次第に低下するが、この蛍光体に導電性物質を
混合又は付着させてなる発光組成物は、加速電圧が1K
V以下の低速電子線で励起すると、Laの含有量により
特に高輝度の赤色発光を呈することを見出し、本発明を
完成するに至った。
て使用する蛍光体について鋭意研究した結果、微量のラ
ンタン(La)を含有するEu及び/又はSm付活酸硫
化イットリウム蛍光体が、Laの含有量が増加するに従
って、加速電圧が数KV以上の高速電子線励起下では発
光輝度が次第に低下するが、この蛍光体に導電性物質を
混合又は付着させてなる発光組成物は、加速電圧が1K
V以下の低速電子線で励起すると、Laの含有量により
特に高輝度の赤色発光を呈することを見出し、本発明を
完成するに至った。
【0014】即ち、本発明に係る、Laを含有するLn
(Eu及び/又はSm)付活酸硫化イットリウム蛍光体
は、組成式(Y1-x-y ,Lax ,Lny )2 O2 Sにお
いて、Laの含有量(x値)が0<x≦0.035、好
ましくは0.005≦x≦0.033、より好ましくは
0.010〜0.030の範囲に調製することにより、
上記の特性を確保することができ、その際の付活剤Ln
の量(y値)は0.01≦y≦0.10、好ましくは
0.02≦y≦0.04の範囲が適当である。なお、上
記蛍光体の発光輝度をより高めるために、蛍光体1モル
当たり10-6〜10-4グラム原子相当量のTbを含むT
b化合物を、蛍光体原料に添加することができる。Tb
を配合したEu及び/又はSm付活酸硫化イットリウム
蛍光体の組成式は、(Y1-x-y-z ,Lax ,Lny ,T
bz )2 O2 Sであり、上記Tb化合物としては例えば
Tb2 O3 を用いることができる。
(Eu及び/又はSm)付活酸硫化イットリウム蛍光体
は、組成式(Y1-x-y ,Lax ,Lny )2 O2 Sにお
いて、Laの含有量(x値)が0<x≦0.035、好
ましくは0.005≦x≦0.033、より好ましくは
0.010〜0.030の範囲に調製することにより、
上記の特性を確保することができ、その際の付活剤Ln
の量(y値)は0.01≦y≦0.10、好ましくは
0.02≦y≦0.04の範囲が適当である。なお、上
記蛍光体の発光輝度をより高めるために、蛍光体1モル
当たり10-6〜10-4グラム原子相当量のTbを含むT
b化合物を、蛍光体原料に添加することができる。Tb
を配合したEu及び/又はSm付活酸硫化イットリウム
蛍光体の組成式は、(Y1-x-y-z ,Lax ,Lny ,T
bz )2 O2 Sであり、上記Tb化合物としては例えば
Tb2 O3 を用いることができる。
【0015】本発明の発光組成物は、上記の蛍光体に導
電性物質を配合したものである。この導電性物質は、従
来の発光組成物に使用されているIn2 O3 、ZnO、
SnO2 、TiO2 、WO3 、Nb2 O5 等の導電性金
属酸化物やCdS、In2 S、Li2 S、Cu2 S等の
導電性金属硫化物も使用することができるが、得られる
発光組成物の発光輝度等の点から、導電性金属酸化物を
用いるのが好ましく、その中でも特にIn2 O3 が適し
ている。
電性物質を配合したものである。この導電性物質は、従
来の発光組成物に使用されているIn2 O3 、ZnO、
SnO2 、TiO2 、WO3 、Nb2 O5 等の導電性金
属酸化物やCdS、In2 S、Li2 S、Cu2 S等の
導電性金属硫化物も使用することができるが、得られる
発光組成物の発光輝度等の点から、導電性金属酸化物を
用いるのが好ましく、その中でも特にIn2 O3 が適し
ている。
【0016】以下、本発明の発光組成物の製造方法につ
いて詳述する。本発明の発光組成物の構成成分の一つで
ある(Y1-x-y ,Lax ,Lny )2O2 S蛍光体は、
所定量のY2 O3 等のY化合物、La2 O3 等のLa化
合物、Eu2 O3 等のEu化合物及びSm2 O3 等のS
m化合物、必要に応じてTb2O3 等のTb化合物に加
え、硫黄(S)等の硫化剤とNa2 CO3 、K3 PO4
等の融剤を混合し、1000〜1300℃の温度で30
〜120分間焼成することによって製造することができ
る。
いて詳述する。本発明の発光組成物の構成成分の一つで
ある(Y1-x-y ,Lax ,Lny )2O2 S蛍光体は、
所定量のY2 O3 等のY化合物、La2 O3 等のLa化
合物、Eu2 O3 等のEu化合物及びSm2 O3 等のS
m化合物、必要に応じてTb2O3 等のTb化合物に加
え、硫黄(S)等の硫化剤とNa2 CO3 、K3 PO4
等の融剤を混合し、1000〜1300℃の温度で30
〜120分間焼成することによって製造することができ
る。
【0017】本発明の発光組成物は、上記導電性物質と
上記蛍光体を任意の混合手段により単に機械的に混合す
るか、バインダー等を用いる公知の方法で蛍光体表面に
付着して製造される。具体的には、蛍光体粒子表面にゼ
ラチン、アラビアゴム等の接着剤を用いる方法(特公昭
54─3677号公報)、静電塗布法(特公昭54─4
4275号公報)、エチレンセルロース、ニトロセルロ
ース等の有機バインダーを用いる方法(特公昭62─3
3266号公報)などの方法で導電性物質を付着させる
ことができる。導電性物質の混合割合は、蛍光体と単に
混合するだけの場合、導電性物質の混合量を発光組成物
の全量に対して5〜30重量%とするのが発光輝度の点
から好ましく、特に10〜25重量%の範囲がより好ま
しい。これに対し、導電性物質を蛍光体表面に付着させ
る場合、その付着量は発光組成物の全量に対して1〜2
5重量%とするのが好ましく、特に5〜20重量%とす
るのがより好ましい。
上記蛍光体を任意の混合手段により単に機械的に混合す
るか、バインダー等を用いる公知の方法で蛍光体表面に
付着して製造される。具体的には、蛍光体粒子表面にゼ
ラチン、アラビアゴム等の接着剤を用いる方法(特公昭
54─3677号公報)、静電塗布法(特公昭54─4
4275号公報)、エチレンセルロース、ニトロセルロ
ース等の有機バインダーを用いる方法(特公昭62─3
3266号公報)などの方法で導電性物質を付着させる
ことができる。導電性物質の混合割合は、蛍光体と単に
混合するだけの場合、導電性物質の混合量を発光組成物
の全量に対して5〜30重量%とするのが発光輝度の点
から好ましく、特に10〜25重量%の範囲がより好ま
しい。これに対し、導電性物質を蛍光体表面に付着させ
る場合、その付着量は発光組成物の全量に対して1〜2
5重量%とするのが好ましく、特に5〜20重量%とす
るのがより好ましい。
【0018】図1の曲線Aは、Euで付活した(Y
0.977-x ,Lax ,Eu0.023 )2 O2S蛍光体に、1
8重量%の導電性物質In2 O3 を混合してなる発光組
成物を用い、これに加速電圧60Vの低速電子線電子線
を照射した時の、蛍光体中に含まれるLaの含有量(x
値)と発光輝度との相関を示すグラフである。曲線B
は、(Y0.977-x ,Lax ,Eu0.023 )2 O2 S蛍光
体のみに加速電圧12KVの高速電子線を照射した時
の、蛍光体中に含まれるLaの量(x値)と発光輝度と
の相関を示すグラフである。図1における発光輝度は、
Laを含まない(x=0である)酸硫化イットリウム蛍
光体〔(Y0.977 ,Eu0.023 )2 O2 S〕を用いた時
の発光輝度を100とした時の相対値で示してあり、曲
線Aと曲線Bの絶対値を比較することはできない。
0.977-x ,Lax ,Eu0.023 )2 O2S蛍光体に、1
8重量%の導電性物質In2 O3 を混合してなる発光組
成物を用い、これに加速電圧60Vの低速電子線電子線
を照射した時の、蛍光体中に含まれるLaの含有量(x
値)と発光輝度との相関を示すグラフである。曲線B
は、(Y0.977-x ,Lax ,Eu0.023 )2 O2 S蛍光
体のみに加速電圧12KVの高速電子線を照射した時
の、蛍光体中に含まれるLaの量(x値)と発光輝度と
の相関を示すグラフである。図1における発光輝度は、
Laを含まない(x=0である)酸硫化イットリウム蛍
光体〔(Y0.977 ,Eu0.023 )2 O2 S〕を用いた時
の発光輝度を100とした時の相対値で示してあり、曲
線Aと曲線Bの絶対値を比較することはできない。
【0019】図1から分かるように、Euを付活した、
La含有の(Y0.977-x ,Lax ,Eu0.023 )2 O2
S蛍光体は、高速電子線励起下ではLa含有量(x値)
が増加すると共に相対発光輝度が低下するのに対し、こ
の蛍光体にIn2 O3 を混合してなる発光組成物は、低
速電子線励起下では蛍光体中のLa含有量(x値)がお
よそ0.035グラム原子以下において、Laを含まな
い酸硫化イットリウム蛍光体(x=0)を用いたものよ
りも低速電子線励起下での発光輝度が向上し、特にLa
含有量(x値)が0.005〜0.033の範囲にあ
り、より好ましくは0.010〜0.030の範囲にあ
る蛍光体を用いた場合に、相対発光輝度の向上が著し
い。
La含有の(Y0.977-x ,Lax ,Eu0.023 )2 O2
S蛍光体は、高速電子線励起下ではLa含有量(x値)
が増加すると共に相対発光輝度が低下するのに対し、こ
の蛍光体にIn2 O3 を混合してなる発光組成物は、低
速電子線励起下では蛍光体中のLa含有量(x値)がお
よそ0.035グラム原子以下において、Laを含まな
い酸硫化イットリウム蛍光体(x=0)を用いたものよ
りも低速電子線励起下での発光輝度が向上し、特にLa
含有量(x値)が0.005〜0.033の範囲にあ
り、より好ましくは0.010〜0.030の範囲にあ
る蛍光体を用いた場合に、相対発光輝度の向上が著し
い。
【0020】なお、図1は、(Y0.977-x ,Lax ,E
u0.023 )2 O2 S蛍光体に18重量%のIn2 O3 を
混合してなる発光組成物において、(Y0.977-x ,La
x ,Eu0.023 )2 O2 S蛍光体のLa含有量(x値)
と低速電子線励起下での相対発光輝度との関係について
示したが、In2 O3 の混合量を変化させた場合、In
2 O3 を蛍光体に付着させた場合、蛍光体のEu付活量
(y値)を変化させた場合、In2 O3 以外の導電性物
質を用いた場合のいづれの場合にも、上記蛍光体中のL
a含有量(x値)と、得られる発光組成物の低速電子線
励起下での相対発光輝度との間には、図1と類似の相関
が認められた。また、付活剤(Ln)としてEuの代わ
りにSmを用いた場合、Smによる赤橙色発光を示す発
光組成物が得られる以外は、上記と同様の相関が認めら
れた。
u0.023 )2 O2 S蛍光体に18重量%のIn2 O3 を
混合してなる発光組成物において、(Y0.977-x ,La
x ,Eu0.023 )2 O2 S蛍光体のLa含有量(x値)
と低速電子線励起下での相対発光輝度との関係について
示したが、In2 O3 の混合量を変化させた場合、In
2 O3 を蛍光体に付着させた場合、蛍光体のEu付活量
(y値)を変化させた場合、In2 O3 以外の導電性物
質を用いた場合のいづれの場合にも、上記蛍光体中のL
a含有量(x値)と、得られる発光組成物の低速電子線
励起下での相対発光輝度との間には、図1と類似の相関
が認められた。また、付活剤(Ln)としてEuの代わ
りにSmを用いた場合、Smによる赤橙色発光を示す発
光組成物が得られる以外は、上記と同様の相関が認めら
れた。
【0021】
(実施例1) Y2 O3 217. 4 g La2 O 4. 34g Eu2 O3 8. 17g S 101 g Na2 CO3 70. 4 g K3 PO4 11. 0 g 上記原料を充分に混合し、アルミナルツボに詰めて11
00℃で1時間焼成した後、得られた焼成物を水で洗浄
し、濾過し、120℃で16時間乾燥した後、篩いにか
けて組成式(Y0.963 ,La0.014 ,Eu0.023 )2 O
2 Sで表される酸硫化イットリウム蛍光体(蛍光体
〔1〕)を得た。次に、蛍光体〔1〕82gとIn2 O
3 18gをボ−ルミルを用いて充分に混合して発光組成
物(発光組成物〔1〕)を製造した。
00℃で1時間焼成した後、得られた焼成物を水で洗浄
し、濾過し、120℃で16時間乾燥した後、篩いにか
けて組成式(Y0.963 ,La0.014 ,Eu0.023 )2 O
2 Sで表される酸硫化イットリウム蛍光体(蛍光体
〔1〕)を得た。次に、蛍光体〔1〕82gとIn2 O
3 18gをボ−ルミルを用いて充分に混合して発光組成
物(発光組成物〔1〕)を製造した。
【0022】(比較例1)実施例1において、蛍光体原
料としてY2 O3 の使用量を217.4gから220.
6gに増加させ、La2 O3 を省略した以外は実施例1
の蛍光体〔1〕と同様にして、組成式(Y0.977 ,Eu
0.023 )2 O2 Sで表される酸硫化イットリウム蛍光体
(蛍光体〔R1〕)を得た。次に、この蛍光体〔R1〕
を用い、実施例1と同様にして発光組成物〔R1〕を作
製した。
料としてY2 O3 の使用量を217.4gから220.
6gに増加させ、La2 O3 を省略した以外は実施例1
の蛍光体〔1〕と同様にして、組成式(Y0.977 ,Eu
0.023 )2 O2 Sで表される酸硫化イットリウム蛍光体
(蛍光体〔R1〕)を得た。次に、この蛍光体〔R1〕
を用い、実施例1と同様にして発光組成物〔R1〕を作
製した。
【0023】(実施例2)実施例1において、蛍光体原
料としてY2 O3 の使用量を217.4gから216.
0gに減少させ、La2 O3 の使用量を4.34gから
6. 52gに増加させた以外は、実施例1と同様にして
組成式(Y0.957 ,La0.02,Eu0.023)2 O2 Sで
表される酸硫化イットリウム蛍光体(蛍光体〔2〕)を
得た。次に、この蛍光体〔2〕を用い、実施例1と同様
にして発光組成物〔2〕を作製した。
料としてY2 O3 の使用量を217.4gから216.
0gに減少させ、La2 O3 の使用量を4.34gから
6. 52gに増加させた以外は、実施例1と同様にして
組成式(Y0.957 ,La0.02,Eu0.023)2 O2 Sで
表される酸硫化イットリウム蛍光体(蛍光体〔2〕)を
得た。次に、この蛍光体〔2〕を用い、実施例1と同様
にして発光組成物〔2〕を作製した。
【0024】(比較例2)実施例1において、蛍光体原
料としてY2 O3 の使用量を217.4gから211.
5gに減少させ、La2 O3 の使用量を4.34gから
13. 04gに増加させた以外は実施例1と同様にして
組成式(Y0.937 ,La0.040 ,Eu0.02 3 )2 O2 S
で表される酸硫化イットリウム蛍光体(蛍光体〔R
2〕)を得た。次に、この蛍光体〔R2〕を用い、実施
例1と同様にして発光組成物〔R2〕を作製した。
料としてY2 O3 の使用量を217.4gから211.
5gに減少させ、La2 O3 の使用量を4.34gから
13. 04gに増加させた以外は実施例1と同様にして
組成式(Y0.937 ,La0.040 ,Eu0.02 3 )2 O2 S
で表される酸硫化イットリウム蛍光体(蛍光体〔R
2〕)を得た。次に、この蛍光体〔R2〕を用い、実施
例1と同様にして発光組成物〔R2〕を作製した。
【0025】(実施例3)実施例1において、蛍光体原
料としてEu2 O3 の使用量を8.17gから7. 04
gに減少させ、新たに1. 05gのSm2 O3 を加えた
以外は実施例1と同様にして組成式(Y0.963 ,La
0.014 ,Eu0.020 ,Sm0.003 )2 O2 Sで表される
酸硫化イットリウム蛍光体(蛍光体〔3〕)を得た。次
に、この蛍光体〔3〕を用い、実施例1と同様にして発
光組成物〔3〕を作製した。
料としてEu2 O3 の使用量を8.17gから7. 04
gに減少させ、新たに1. 05gのSm2 O3 を加えた
以外は実施例1と同様にして組成式(Y0.963 ,La
0.014 ,Eu0.020 ,Sm0.003 )2 O2 Sで表される
酸硫化イットリウム蛍光体(蛍光体〔3〕)を得た。次
に、この蛍光体〔3〕を用い、実施例1と同様にして発
光組成物〔3〕を作製した。
【0026】(比較例3)実施例3において、蛍光体原
料のY2 O3 使用量を217. 4gから220.6gに
増加させ、La2 O3 を省略した以外は実施例3と同様
にして組成式(Y 0.977 ,Eu0.020 ,Sm0.003 )2
O2 Sで表される酸硫化イットリウム蛍光体(蛍光体
〔R3〕)を得た。次に、蛍光体〔R3〕を用い、実施
例3と同様にしてを発光組成物〔R3〕を作製した。
料のY2 O3 使用量を217. 4gから220.6gに
増加させ、La2 O3 を省略した以外は実施例3と同様
にして組成式(Y 0.977 ,Eu0.020 ,Sm0.003 )2
O2 Sで表される酸硫化イットリウム蛍光体(蛍光体
〔R3〕)を得た。次に、蛍光体〔R3〕を用い、実施
例3と同様にしてを発光組成物〔R3〕を作製した。
【0027】(実施例4)実施例1において、蛍光体原
料としてEu2 O3 の使用量を8.17gから8. 15
gに減少させ、新たにTb2 O3 を1. 83mg加えた
以外は実施例1と同様にして組成式(Y0.96295 ,La
0.014 ,Eu0.023 ,Sm0.00005 )2 O 2 Sで表され
る酸硫化イットリウム蛍光体(蛍光体〔4〕)を得た。
次に、蛍光体〔4〕を用い、実施例1と同様にして発光
組成物〔4〕を作製した。
料としてEu2 O3 の使用量を8.17gから8. 15
gに減少させ、新たにTb2 O3 を1. 83mg加えた
以外は実施例1と同様にして組成式(Y0.96295 ,La
0.014 ,Eu0.023 ,Sm0.00005 )2 O 2 Sで表され
る酸硫化イットリウム蛍光体(蛍光体〔4〕)を得た。
次に、蛍光体〔4〕を用い、実施例1と同様にして発光
組成物〔4〕を作製した。
【0028】(発光輝度試験)次に、上記の各実施例及
び比較例で得た発光組成物を加速電圧60Vの低速電子
線で励起して発光させ、その時の発光輝度を相対的に比
較したところ、表1のような結果が得られた。Laの含
有量(x値)が、蛍光体1モル当り0. 04モルである
酸硫化イットリウム蛍光体を用いた発光組成物(発光組
成物〔R2〕)以外はいづれもLaを含まない酸硫化イ
ットリウム蛍光体を用いた発光組成物(発光組成物〔R
1〕)より高い発光輝度を示していることが分かる。
び比較例で得た発光組成物を加速電圧60Vの低速電子
線で励起して発光させ、その時の発光輝度を相対的に比
較したところ、表1のような結果が得られた。Laの含
有量(x値)が、蛍光体1モル当り0. 04モルである
酸硫化イットリウム蛍光体を用いた発光組成物(発光組
成物〔R2〕)以外はいづれもLaを含まない酸硫化イ
ットリウム蛍光体を用いた発光組成物(発光組成物〔R
1〕)より高い発光輝度を示していることが分かる。
【0029】
【表1】
【0030】
【発明の効果】本発明は、上記の構成を採用することに
より、低速電子線励起において高輝度の赤色発光を得る
ことができ、蛍光表示管やフィールドエミッションディ
スプレイ等の蛍光膜への適用を可能にした。
より、低速電子線励起において高輝度の赤色発光を得る
ことができ、蛍光表示管やフィールドエミッションディ
スプレイ等の蛍光膜への適用を可能にした。
【図1】 (Y0.977-x ,Lax ,Eu0.023 )2 O2
S蛍光体中のLa含有量(x値)と発光組成物の相対発
光輝度との関係を示すグラフである。
S蛍光体中のLa含有量(x値)と発光組成物の相対発
光輝度との関係を示すグラフである。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年7月13日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0027
【補正方法】変更
【補正内容】
【0027】(実施例4)実施例1において、蛍光体原
料としてEu2 O3 の使用量を8.17gから8.15
gに減少させ、新たにTb2 O3 を1.83mg加えた
以外は実施例1と同様にして組成式(Y0.96295 ,La
0.014 ,Eu0.023 ,Tb 0.00005 )2 O 2 Sで表され
る酸硫化イットリウム蛍光体(蛍光体〔4〕)を得た。
次に、蛍光体〔4〕を用い、実施例1と同様にして発光
組成物〔4〕を作製した。
料としてEu2 O3 の使用量を8.17gから8.15
gに減少させ、新たにTb2 O3 を1.83mg加えた
以外は実施例1と同様にして組成式(Y0.96295 ,La
0.014 ,Eu0.023 ,Tb 0.00005 )2 O 2 Sで表され
る酸硫化イットリウム蛍光体(蛍光体〔4〕)を得た。
次に、蛍光体〔4〕を用い、実施例1と同様にして発光
組成物〔4〕を作製した。
Claims (7)
- 【請求項1】 下記組成式で表されるEu及び/又はS
m付活酸硫化イットリウム蛍光体と導電性物質からなる
赤色発光組成物。 (Y1-x-y,Lax,Lny )2 O2 S (但し、LnはEu及び/又はSmであり、x及びyは
下記の条件を満たす数である。 0<x≦0. 035、 0. 01≦y≦0. 10) - 【請求項2】 下記組成式で表されるEu及び/又はS
m付活酸硫化イットリウム蛍光体と導電性物質からなる
赤色発光組成物。 (Y1-x-y,Lax,Lny )2 O2 S (但し、LnはEu及び/又はSmであり、x及びyは
下記の条件を満たす数である。 0.005≦x≦0. 033、 0. 01≦y≦0. 10) - 【請求項3】 下記組成式で表されるEu及び/又はS
m付活酸硫化イットリウム蛍光体と導電性物質からなる
赤色発光組成物。 (Y1-x-y-z,Lax,Lny,Tbz ) 2 O2 S (但し、LnはEu及び/又はSmであり、x、y及び
zは下記の条件を満たす数である。 0<x≦0. 035、 0. 01≦y≦0. 10、 5×10-7≦z≦5×10-5) - 【請求項4】 下記組成式で表されるEu及び/又はS
m付活酸硫化イットリウム蛍光体と導電性物質からなる
赤色発光組成物。 (Y1-x-y-z,Lax,Lny,Tbz ) 2 O2 S (但し、LnはEu及び/又はSmであり、x、y及び
zは下記の条件を満たす数である。 0.005≦x≦0. 033、 0. 01≦y≦0. 10、 5×10-7≦z≦5×10-5) - 【請求項5】 上記導電性物質がIn2 O3 、ZnO、
SnO2 、TiO2、WO3 、Nb2 O5 、CdS、I
n2 S、Li2 S、Cu2 Sの中の少なくとも1種であ
る請求項1〜4のいずれか1項に記載の発光組成物。 - 【請求項6】 上記赤色発光組成物に対して5〜30重
量%の上記導電性物質を上記Eu及び/又はSm付活酸
硫化イットリウム蛍光体に混合してなる請求項5記載の
赤色発光組成物。 - 【請求項7】 上記Eu及び/又はSm付活酸硫化イッ
トリウム蛍光体の表面に、上記赤色発光組成物に対して
1〜25重量%の上記導電性物質を付着させてなる請求
項5記載の赤色発光組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10375294A JP3425470B2 (ja) | 1994-05-18 | 1994-05-18 | 赤色発光組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10375294A JP3425470B2 (ja) | 1994-05-18 | 1994-05-18 | 赤色発光組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07310074A true JPH07310074A (ja) | 1995-11-28 |
JP3425470B2 JP3425470B2 (ja) | 2003-07-14 |
Family
ID=14362301
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10375294A Expired - Fee Related JP3425470B2 (ja) | 1994-05-18 | 1994-05-18 | 赤色発光組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3425470B2 (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5861713A (en) * | 1996-06-26 | 1999-01-19 | Nec Corporation | Low voltage electron beam display apparatus having brightness increased by reducing an oxide inevitably formed on a surface of an oxisulfide phosphor on manufacture |
KR100348207B1 (ko) * | 2000-06-21 | 2002-08-09 | 한국화학연구원 | 란탄갈레이트계 적색 형광체 및 그 제조방법 |
KR100371583B1 (ko) * | 2000-08-26 | 2003-02-07 | 이광필 | 방사선 그래프트를 이용한 고분자 형광체의 제조방법 및그 고분자 형광체 |
KR100450801B1 (ko) * | 2000-09-19 | 2004-10-01 | 후다바 덴시 고교 가부시키가이샤 | 형광체 및 형광표시관 |
US7184203B2 (en) * | 2003-02-21 | 2007-02-27 | Burgener Ii Robert H | Rare earth compounds having photo-luminescent properties and applications thereof |
US7537714B2 (en) * | 2004-12-24 | 2009-05-26 | Samsung Sdi Co., Ltd. | Yttrium based phosphors comprising conducting material, process for preparing the yttrium based phosphors and display device using the yttrium based phosphors |
-
1994
- 1994-05-18 JP JP10375294A patent/JP3425470B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5861713A (en) * | 1996-06-26 | 1999-01-19 | Nec Corporation | Low voltage electron beam display apparatus having brightness increased by reducing an oxide inevitably formed on a surface of an oxisulfide phosphor on manufacture |
KR100348207B1 (ko) * | 2000-06-21 | 2002-08-09 | 한국화학연구원 | 란탄갈레이트계 적색 형광체 및 그 제조방법 |
KR100371583B1 (ko) * | 2000-08-26 | 2003-02-07 | 이광필 | 방사선 그래프트를 이용한 고분자 형광체의 제조방법 및그 고분자 형광체 |
KR100450801B1 (ko) * | 2000-09-19 | 2004-10-01 | 후다바 덴시 고교 가부시키가이샤 | 형광체 및 형광표시관 |
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US7537714B2 (en) * | 2004-12-24 | 2009-05-26 | Samsung Sdi Co., Ltd. | Yttrium based phosphors comprising conducting material, process for preparing the yttrium based phosphors and display device using the yttrium based phosphors |
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---|---|
JP3425470B2 (ja) | 2003-07-14 |
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