JPH07307665A - 位相同期ループにおけるデジタル制御負荷で動作する電圧制御発振器 - Google Patents

位相同期ループにおけるデジタル制御負荷で動作する電圧制御発振器

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JPH07307665A
JPH07307665A JP5311140A JP31114093A JPH07307665A JP H07307665 A JPH07307665 A JP H07307665A JP 5311140 A JP5311140 A JP 5311140A JP 31114093 A JP31114093 A JP 31114093A JP H07307665 A JPH07307665 A JP H07307665A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 温度やプロセスの変動に依存しないで、所望
の周波数で動作する位相同期ループを実現する。 【構成】 本位相同期ループ(10)は所望の動作周波
数に到達するまでVCO(22)にデジタル的に負荷
(38)をかけることによって、温度やプロセスの変動
に依存しないで動作する。VCO内のインバータのスイ
ッチング電流を増加させるように複数の電流ミラー(1
64−166)を制御することによって、VCOのルー
プノード電圧(18)に対する応答を遅くすることなく
最悪の場合のプロセスにおいても、VCOは高い出力周
波数へ到達できる。周波数範囲検出器(34)はVCO
の出力周波数を監視し、制御信号を負荷制御回路(3
8)へ送ってデジタル負荷を能動化し、VCOを所望の
動作周波数へ下げる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一般的には位相同期ル
ープ(PLL:Phase Lock Loop)に関
し、より特定的には、温度やプロセスの変動に依存しな
いで動作するデジタル制御負荷を有する高周波数電圧制
御発振器に関する。本願は、“高周波数電圧制御発振
器”と題する同時係属中の米国出願 第07/
、代理人整理番号CX092009に関連し、該米国
出願は、1992年9月にアハマッド・アトリス他によ
って出願され、かつ本件と同じ譲受人、Codex,C
orp.(コーデックス・コーポレイション)に譲渡さ
れている。
【0002】さらに、本願は、“周波数範囲検出器”と
題する同時係属中の米国出願 第07/ 、代理
人整理番号CX092005に関連し、該米国出願は、
1992年9月にアハマッド・アトリス他によって出願
され、かつ本件と同じ譲受人、Codex,Corp.
に譲渡されている。
【0003】
【従来の技術】従来の位相同期ループ(PLL)は、一
般的に、入力信号と電圧制御発振器(VCO)の出力信
号との間の位相差を監視するための位相検出器を含んで
いる。この位相検出器は、VCOの入力のループノード
においてループフィルタを充電および放電するチャージ
ポンプのために、アップ制御信号とダウン制御信号を生
成する。ループフィルタに現れたループ電圧は、VCO
の出力周波数を決定する。よく解っていることである
が、チャージポンプを駆動するアップおよびダウン制御
信号は、VCOの入力における適切なループフィルタ電
圧を、位相検出器へ供給される(2つの)信号間の予め
決められた位相関係を維持するように設定する。
【0004】PLLは、データ通信、コンピュータ用途
におけるローカル・エリア・ネットワーク、マイクロプ
ロセッサ、およびデータ転送を制御するためのデータ蓄
積の用途に広く使用されている。PLLは、しばしば低
コストおよび低電力動作を提供するために、CMOS
(Complementary Metal Oxid
e Semiconductor)技術で実現され、そ
れによってシステム設計者はトラッキング範囲や周波数
補助のアクイジション(frequency−aide
d acquisition:周波数差を使用した引き
込みを意味する)を拡張することができる。PLLの動
作周波数は、より高い通信データレートの要求に応じる
ために増加し続けているので、システム設計者は、(そ
の高周波数の)PLLの動作に影響を及ぼす温度や製造
プロセスの変動の問題を処理しなければならない。VC
Oは、温度とプロセスに最も敏感な構成要素であり、高
周波数PLLの動作に影響を及ぼす。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、CMOS技
術で実現したVCO(例えば、奇数個のインバータをル
ープ状に接続したリング・オシレータなど)は、一般的
に温度とプロセスに対して、ゲートの遅延量が変化する
と、制御電圧に対する発振周波数変化量(周波数利得)
も大きく変動し、PLLの同期特性に大きな影響を与え
る欠点があった。以下にその一例を示す。
【0006】従来のCMOS−VCOの一般的な最大動
作周波数は、最悪の場合のプロセスにおいて100MH
zである。動作環境およびウエハの特性に基づいた最悪
の場合のプロセスや高温の条件下でさえ、VCOは、最
大のループノード電圧(VDD)で、少なくとも200
MHzで動作することが望ましい。しかし、最良の場合
の温度およびプロセスの条件下では、同じVCOの設計
は、同じループノード電圧VDDで、極めて高い周波
数、たとえば860MHzで動作できるかもしれない。
実際のところ、VCO動作の全周波数利得カーブ(MH
z/volt)は、温度およびプロセスの条件によって
影響を受ける。例えば、最悪の場合のプロセスにおける
VCOの周波数利得は、200MHzで17MHz/v
oltであり、一方、最良の場合のプロセスの条件にお
いては、VCOの周波数利得は365MHz/volt
である。従って、VCOの出力周波数の不確実性は、ル
ープノード電圧が与えられれば温度とプロセスのパラメ
ータの関数として、PLLの精度、安定性、ジッタ、お
よび同調範囲に影響を与える。
【0007】従って、温度やプロセスの変動に依存する
ことなくループノード電圧が与えられると知られた周波
数で動作する高周波数VCOが必要となる。
【0008】本発明の目的は、前述の従来例の装置にお
ける問題点に鑑み、PLLにおいて、温度およびプロセ
スの変動によってPLL内の各回路の特性が大きく変動
する場合においても、高精度、高安定、低ジッタ、広い
同調範囲、および高速動作を確保することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段および作用】簡潔に述べれ
ば、本発明は、位相同期ループに関するものであって、
第1及び第2の入力信号の位相差を比較して、ループノ
ードを充電及び放電するための出力信号を生成する第1
の回路を含む。VCOは、第1の回路の出力信号を受信
するように結合された入力と、発振器信号を提供するた
めの出力を含む。第2の回路は、発振器信号を第1及び
第2の分周された発振器信号へ分周する。第1の分周さ
れた発振器信号は、第1の回路の第2の入力信号として
動作する。第3の回路は、第2の分周された発振器信号
と第1の入力信号を受信し、第2の分周された発振器信
号が、第1の入力信号の第1の論理状態の間、予め決め
られた回数よりも多く論理状態が変化したとき、第1の
負荷制御信号を生成するように結合されている。第1の
負荷回路が、VCOの出力へ結合されており、第1の負
荷制御信号に応答して動作しVCOの出力における負荷
を増大する。
【0010】他の態様においては、本発明は、位相同期
ループの最大動作周波数を制御する方法であって、第1
及び第2の入力信号の位相差を比較して、ループノード
を充電及び放電する出力信号を生成し、ループノード電
圧を生成する段階と、ループノード電圧を予め決められ
たレベルに初期化する段階と、ループノード電圧によっ
て決められた周波数で動作する発振器信号を生成する段
階と、発振器信号を第1及び第2の分周された発振器信
号に分周し、この場合第1の分周された発振器信号を第
2の入力信号として動作せしめる段階と、第2の分周さ
れた発振器信号が、第1の入力信号の第1の論理状態の
間に予め決められた回数よりも多く論理状態が変化した
とき、第1の負荷制御信号を生成する段階と、第1の負
荷制御信号に応答して、発振器信号の負荷を増やすこと
によって発振器信号の周波数を減少させる段階と、を備
える。
【0011】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例につき
説明する。デジタル位相同期ループ(PLL)は、図1
に示されており、従来のCMOS集積回路プロセスを用
いた集積回路として製造するのに適している。例えば2
MHzで動作するデジタル入力信号VREFは、位相検
出器14の第1の入力に供給され、アップ制御信号とダ
ウン制御信号をチャージポンプ16に対して生成する。
チャージポンプ16の出力は、ループノード18を駆動
し、ループノード18とグランドの電位との間に結合さ
れたキャパシタ(ここには示されていない)を含むルー
プフィルタ20を充電および放電する。ループノード1
8のループ電圧は、VCO22を制御して出力24に発
振器信号OSCOUTを発生させる。OSCOUT信号
は、逆位相クロック発生器28によって逆位相クロック
信号PXおよびPYに分けられ、さらにプログラマブル
N分周回路30によって周波数分周されOSCOUT/
N信号を提供し、位相検出器14の第2入力に供給され
る。プログラマブルN分周回路30は、外部の制御信号
Nを受信し、分周数(divisor)N、例えばN=
100を選択する。
【0012】アップ制御信号は、ループ電圧を増加さ
せ、それによってVCO22の出力周波数が高くなり、
一方、ダウン制御信号は、ループ電圧を減少させ、それ
によってVCO22の出力周波数が低くなる。アップお
よびダウン制御信号のパルス幅によって、ループフィル
タ20へ送り込まれる電荷量が決まる。入力信号V
REFとOSCOUT/N信号との間の位相差が大きく
なると、アップ或いはダウン制御信号のパルス幅も大き
くなり、またチャージポンプ16からの充電電流が流れ
る時間も長くなり、ループノード18は、位相差を最小
にするようにVCOの周波数を変える電圧へ駆動され
る。従って、相互に排他的な(同時にアクティブになる
ことがない)アップおよびダウン制御信号は、VCO2
2を、位相検出器14の第1および第2の入力に供給さ
れる2つの信号間の予め決められた位相関係を維持する
ように駆動する。
【0013】回路32は、ループノード18へ結合され
た出力を含み、入力信号VREFに応答して動作し、シ
ステムの動作開始時或いはシステムリセット時に、ルー
プノード18を正の電源電位VDD(5.0ボルト)に
初期化する。さらにまた、N分周回路30は、OSCO
UT/2信号、すなわちOSCOUTS信号の2分の1
の割合で動作する信号を、周波数範囲検出器34へ提供
し、そこでOSCOUT信号が予め決められた周波数範
囲内にあるか否かを検出する。周波数範囲検出器34
は、制御信号を負荷制御回路36へ送り、そこでデジタ
ル制御される負荷38のための負荷制御信号DL0−D
L5を発生する。周波数範囲検出器34および負荷制御
回路36は、VCO22の出力周波数を監視することに
よってキャパシティブな負荷を調整し、従ってVCO2
2の動作速度を調整することによって、特定のループノ
ード電圧で与えられる予め決められた出力周波数が得ら
れる。従って、VCO22は、デジタル制御される負荷
を用いてVCO22の出力周波数を調整する方法によっ
て、温度やプロセスに依存しないで動作する。
【0014】図2へ移ると、VDDに初期化の回路(I
NITIALIZE−TO−VDD)32がより詳細に
示されており、出力がループノード18へ結合されて、
システムの動作開始時或いはシステムリセット時にルー
プノード18を最大の正の電源電位VDDに設定するこ
とによって、VCO22は最大動作周波数へ初期化され
る。VCOの周波数の広がりは、最悪の場合のプロセス
と最良の場合のプロセスとの間で最大となり、VDD
るループノード電圧では、200MHzから860MH
zの間で変化する。この広い周波数の広がりは、温度や
プロセスに依存しない(でPLLが動作できる)200
MHzの範囲に、VCO周波数を低下させるのに必要な
負荷の数を決定するのに重要である。デジタル負荷制御
はVCO22をより低い動作周波数へ調整するのみに必
要とされるので、初期化のプロセスによって、全体の設
計は簡単になる。
【0015】システムリセット時では、能動論理(ac
tive logic)“1”のリセット信号が、トラ
ンジスタ40をオンし、ノード42をグランド電位で動
作する電源導体44からの論理“0”へ引く(ノード4
2を電源導体44と同電位にするという意味)。トラン
ジスタ46,48,50,52,54,および56は、
ヒステリシスを持つインバータ(シュミット・トリガ)
として動作し、それによって、シュミット・トリガ46
−56の低い方の閾値(1.6ボルト)よりも低いノー
ド42のローレベル信号によって、トランジスタ46お
よび48がオンし、インバータ60の入力におけるノー
ド58を論理“1”にし、またインバータ60の出力を
論理“0”にする。トランジスタ50および52は、こ
の時非導通である。
【0016】能動論理“1”のリセット信号は、インバ
ータ61で反転され、ANDゲート62の出力を論理
“0”へ駆動してトランジスタ64をオンにする。しか
し、インバータ60の出力における論理“0”は、論理
“1”のリセット信号と組み合わされて、NORゲート
66の出力に論理“0”を提供し、トランジスタ68を
オフにしてリセットが能動のときノード42をVDD
ら絶縁する。また、論理“1”のリセット信号は、トラ
ンジスタ70,72,74,76,および78、とイン
バータ80,82,84,86,88,および90を含
む遅延回路をも初期化する。トランジスタ92,94,
96,98、および100のゲートにおける論理“1”
によって、インバータ80,84,および88の入力
は、電源導体44からの論理“0”が提供され、インバ
ータ82および86の入力には、VDDのような正の電
位で動作する電源導体102からの論理“1”が提供さ
れる。VDD DETECT信号は、能動のリセット信
号の間インバータ88の入力が論理“0”に設定されて
いるとすれば、インバータ60の出力から偶数の反転に
続いて論理“0”となる。論理“0”のVDD DET
ECT信号は、図1に示すように、ANDゲート103
の手段によって周波数検出器34からの反転されたHI
GH FREQ2信号と“AND動作(論理積)”さ
れ、チャージポンプ16はディスエイブル化(外部から
の制御を受け付けなくすることを意味する)される。デ
ィスエイブル機能を有するチャージポンプ回路は、PL
Lの技術では良く知られており、例えば、ANDゲート
103の出力信号を、チャージポンプ16の充電および
放電用のトランジスタを駆動するためのアップ制御信号
とダウン制御信号とで別々に“ANDをとる”ことによ
り構成できる。
【0017】2.0MHzの入力信号VREFは、N分
周回路104によって125kHzに分周され、その後
逆位相クロック発生器108で逆位相クロック信号X
CLKおよびY CLKが提供される。N=16のN分
周回路は、技術上良く知られている。逆位相クロック発
生器28および108の実施例は、図3に示されてお
り、VCO22からのOSCOUT信号は、インバータ
126,128,130,および132を通してAND
ゲート134の第1の入力へ供給される。インバータ1
26の出力は、インバータ136および138を通して
ANDゲート140の第1の入力へ結合される。AND
ゲート134の出力によって、PXクロック信号が提供
され、同時にそれはインバータ142を通してANDゲ
ート140の第2の入力へ供給される。同様に、AND
ゲート140の出力によって、PYクロック信号が提供
され、同時にそれはインバータ144を通してANDゲ
ート134の第2の入力へ供給される。ノード146に
おけるインバータ130の出力は、インバータ147を
通してインバータ138の入力へ結合され、一方ノード
148におけるインバータ136の出力は、インバータ
149を通してインバータ132の入力へ結合される。
【0018】OSCOUT信号が論理“0”へ切り換っ
たとき、インバータ126の出力は論理“1”となる。
インバータ136は、ノード146が論理“1”に切り
換る前にノード148の論理“0”への切り換りを試み
る、なぜならばノード148は、OSCOUT信号から
はインバータ2つ分のみの遅延であり、一方ノード14
6はインバータ3つ分の遅延であるためである。しか
し、ノード148の論理“0”への遷移は、インバータ
147によって遅くなる、これはノード146が、OS
COUT信号が論理“0”へ変化してからインバータ2
つ分の遅延後も論理“0”だからである。インバータ1
47は、インバータ130の出力が状態を変化させるま
で、ノード148を論理“1”にホールドするよう作用
する。OSCOUT信号が論理“1”に切り換るときも
同様のシナリオに従う。従って、インバータ132およ
び138の遷移は180°位相がずれた状態で重なり、
またマークレベルが約50%の所で交差し、それによっ
て、OSCOUT信号とノード146および148との
間の不平衡なインバータの数によって負わされた遅延差
を解消する。
【0019】インバータ132の出力が論理“0”のと
き、ANDゲート134の出力におけるPXクロック信
号は、論理“0”になる。ANDゲート140は、イン
バータ142および138の出力からそれぞれ論理
“1”を受信し、論理“1”のPYクロック信号を提供
する。インバータ138の出力が論理“0”になったと
きは、PYクロック信号は論理“0”となる。ANDゲ
ート134は、インバータ132および144の出力か
らそれぞれ論理“1”を受信し、論理“1”のPXクロ
ック信号を提供する。よって、PXおよびPYクロック
信号は、実質的にマークレベルが50%の所で逆位相で
切り換り、OSCOUT信号の周波数で動作する。クロ
ック発生器108で供給されるX CLKおよびY
LKクロック信号も、同様に実質的にマークレベルが5
0%の所で逆位相で切り換り、VREF信号が16分周
された周波数で動作する。
【0020】図2において、システムリセットに続い
て、リセット信号は論理“0”になり、トランジスタ4
0がオフとなってノード42は切り離される。トランジ
スタ92−100は、もはや導通しない。インバータ1
10はANDゲート112および114のそれぞれの第
1の入力に論理“1”を供給し、一方、同じANDゲー
トの第2の入力は、それぞれX CLKおよびY CL
Kクロック信号を受信する。X CLK信号が論理
“1”となっている時間の間、トランジスタ70,7
4,および78は導通となり、前段のインバータからの
論理状態を通過させる。Y CLK信号が論理“1”と
なっている時間の間、トランジスタ72および76は導
通となり、前段のインバータからの論理状態を通過させ
る。従って、システムリセットに続くインバータ60の
出力における論理“0”の状態は、X CLKおよびY
CLKクロック信号の3つのクロックの周期の後、ト
ランジスタ70−78およびインバータ80−90を通
過する。VDD DETECT信号は論理“0”のまま
である。
【0021】HIGH FREQ1が、インバータ11
6の入力において、論理“1”であると仮定する。リセ
ット信号が非能動になった後、論理“0”のVDD
ETECT信号とHIGH FREQ1信号によって、
ANDゲート62の出力は論理“0”に維持され、トラ
ンジスタ64は導通する。トランジスタ64は、ループ
ノード18へ、その電位を導体102からの電源電位V
DDの方へ充電するために、電流を注ぐ。その論理
“0”のリセット信号によって、NORゲート66の出
力は論理“1”に駆動され、トランジスタ68はオンと
なる。トランジスタ118と120は、それらのドレイ
ンとソースが互いに結合されて構成されており、そのた
めノード42の電位は、トランジスタ68のドレイン−
ソース間の電位を無視すると、ループノード18よりも
ゲート−ソース間の接合電位(VGS=0.8ボルト)
2つ分低い。ループノード18の電圧が例えば4.0ボ
ルトになり、かつノード42がシュミットトリガ46−
56の上位のヒステリシスの閾値、例えば2.4ボルト
(4.0ボルト−2VGS)であると、トランジスタ5
0および52は導通となりノード58は論理“0”に引
き寄せられる。インバータ60の出力は、論理“1”に
切り換る。
【0022】ノード58における論理“0”によって、
また、トランジスタ54がオンになり、シュミットトリ
ガ46−56の下位のヒステリシスの閾値が、トランジ
スタ48のソースに設定される(これは、トランジスタ
48のソース(ノード58の反対側)が0ボルトになる
ことによって、VDD=4ボルトのとき、ノード42が
2ボルト以下でトランジスタ46がオンになっても、直
ちにトランジスタ48のソースが4ボルトにならないた
め、トランジスタ48の下位の閾値が4ボルト/2以下
になることを意味する)。すなわち、ノード42は、ノ
ード58が論理“1”へ切り換って戻るためには、1.
6ボルトより低くならなければならない。(ノード58
が論理“0”のとき)トランジスタ124もまた導通で
あり、ノード42をVDDからの論理“1”へ引き寄せ
る。インバータ60の出力における論理“1”は、トラ
ンジスタ70−78を通してX CLKおよびY CL
K信号の3つの周期の間にクロック伝達され、VDD
DETECT信号を論理“1”に切り換え、ループノー
ド18が実質的にVDDで動作していることを表す。ト
ランジスタ122は、連続的な論理“1”のVDD
ETECT信号のために、ノード42を論理“1”に、
かつインバータ60の出力を論理“1”に保つためのフ
ィードバックを提供する。トランジスタ70−78を通
した遅延によって、ループノード18が4.0ボルトか
ら実質的に5.0ボルトに増加するための余分の時間が
提供される。この遅延は、70−78のようなトランジ
スタや80−88のようなインバータを追加したり取り
除いたりすることによって、特定の用途に対して必要に
応じて増加したり減少させたりすることができる。
【0023】PLL10の初期化プロセスの第1のフェ
ーズは、ループノード18がVDDになったときに完了
する。第2のフェーズは、最大ループノード電圧VDD
が与えられたとき知られた最大出力周波数、例えば20
0MHzを発生するために、VCO22の負荷を調整す
ることを含む。VCO22が、ループノード電圧VDD
で200MHzで発振するように適切に負荷がかけられ
ると、PLL10は、通常の動作を開始することができ
る。そして、必要なときに、他のリセット信号によって
再度全てにわたる初期化プロセスが始まる。
【0024】図4には、VCO22が、リングオシレー
タとして示されており、それは電流利得(curren
t−gain)が制御可能な3つのインバータ段と、各
インバータ段の出力におけるデジタル制御される負荷3
8とを有している。ループノード18におけるループノ
ード電圧は、電流源トランジスタ150,152,15
4,156,158,および160のゲートに供給され
る。トランジスタ162は、ノード168,170,お
よび172にそれぞれ接続されたトランジスタ164,
165,および166のドレインにおける3つの等しい
出力を有する第1の電流ミラー回路の入力として動作す
る。トランジスタ150および162を通る電流の流れ
によって、トランジスタ164−166に対してVGS
が設定され、それぞれ同じ電流を流すようにする。同様
に、トランジスタ174は、ノード168,170,お
よび172にそれぞれ接続されたトランジスタ176,
178,および180のドレインにおける3つの等しい
出力を有する第2の電流ミラー回路の入力として動作す
る。トランジスタ152および174を通る電流の流れ
によって、トランジスタ176−180に対してVGS
が設定され、それぞれ同じ電流を流すようにする。トラ
ンジスタ182は、ノード168,170,および17
2にそれぞれ接続されたトランジスタ184,186,
および188のドレインにおける3つの等しい出力を有
する第3の電流ミラー回路の入力として動作する。トラ
ンジスタ154および182を通る電流の流れによっ
て、トランジスタ184−188に対してVGSが設定
され、それぞれ同じ電流を流すようにする。
【0025】トランジスタ190および192は、第1
のインバータを形成し、トランジスタ190のソース
は、ノード168へ結合された第1の導電端子として作
用し、一方トランジスタ192のソースは、トランジス
タ156のドレインに結合された第2の導電端子であ
る。トランジスタ190および192のドレインは、ノ
ード196でデジタル負荷194へ共に結合され、デジ
タル負荷制御信号DL0およびDL1に応答してキャパ
シティブな負荷が提供される。トランジスタ200およ
び202は、ノード170とトランジスタ158のドレ
インとの間に結合される第2のインバータを形成する。
トランジスタ200および202のドレインは、ノード
206でデジタル負荷204へ共に結合され、デジタル
負荷制御信号DL2およびDL3に応答してキャパシテ
ィブな負荷が提供される。トランジスタ208および2
10は、ノード172とトランジスタ160のドレイン
との間に結合される第3のインバータを形成する。トラ
ンジスタ208および210のドレインは、出力24で
デジタル負荷212へ共に結合され、デジタル負荷制御
信号DL4およびDL5に応答してキャパシティブな負
荷が提供される。
【0026】3インバータのリングオシレータの動作
は、技術上良く知られている。簡単に言えば、第3のイ
ンバータ208−210の出力は、第1のインバータ1
90−192の入力へフィードバックされ、各インバー
タ段が180°の位相シフトを生じることによって回路
全体として発振が引き起こされる。トランジスタ218
および220は、電源導体102と44の間に結合され
て、トランジスタ208−210のようにインバータと
して動作し、pチャネルトランジスタ190,200,
および208と、nチャネルトランジスタ192,20
2,および210との間の不整合(mismatche
s)を補償する。トランジスタの不整合を低減すること
によって、OSCOUT信号に対して50%のデューテ
ィサイクルが提供できる。トランジスタ218および2
20のより詳細な動作は、米国特許第5,081,42
8号に開示されており、参照のためここに導入される。
【0027】VCO22において、電流源トランジスタ
150および156−160は、インバータ用トランジ
スタ190−192,200−202,および208−
210のスイッチング速度を、電流ミラートランジスタ
162−166を通して制御する。ループノード電圧が
増加すると、トランジスタ150および156−162
はより多くの電流を流す。トランジスタ150および1
62を通る電流の流れは、トランジスタ164を通る流
れに反映される(mirrored)。従って、インバ
ータ用トランジスタ190−192は、ループノード電
圧が増加するに従ってより多くの電流を流し、トランジ
スタ200−202のゲートにおけるキャパシタンスを
充放電し、それによって後者のトランジスタ200−2
02がより高い周波数でスイッチングできるようにな
る。トランジスタ165および158もまた、トランジ
スタ200−202により多くの電流を流し、トランジ
スタ208−210のゲートにおけるキャパシタンスを
充放電し、それによって後者のトランジスタ208−2
10がより高い周波数でスイッチングできるようにな
る。同様に、トランジスタ166および160は、トラ
ンジスタ208−210を通してより多くの電流を引き
込みかつ供給し、それによってトランジスタ190−1
92がより高い周波数でスイッチングできるようにな
る。総合的な効果は、VCOがループノード電圧の増加
に伴いより高い出力周波数のOSCOUTを発生するこ
とである。より低いループノード電圧では、トランジス
タ150および156−166とそれぞれのインバータ
用トランジスタ段を流れる電流が減少し、それによって
VCO22の出力周波数が低くなる。
【0028】VCO22の最大出力周波数を高くする1
つの技術は、190−192,200−202,および
208−210のようなインバータ用トランジスタのゲ
ート幅の拡張、および/またはゲート長の縮小を含み、
それによって与えられたゲート電圧に対してそれぞれが
より多くの電流をながすようにすることである。他のア
プローチは、150および156−166のような電流
源トランジスタのゲート幅を拡張すること、および/ま
たはゲート長を縮小することである。ループノード電圧
をによるトランジスタ150および162における電流
の変化に即座に応答することを保証するため、トランジ
スタ164−166のゲートにおける負荷を最小にする
ことは重要である。このアプローチには、ゲートの幾何
学的形状の増大によって前のインバータ回路段から見た
ゲートキャパシタンスや拡散キャパシタンスも増大する
ことにより、上限が存在する。追加されるキャパシタン
スによって、発振は遅くなっていく。CMOSデバイス
の実践的な上限は、最悪のプロセスの場合において約1
00MHzである。
【0029】VCO22のキーとなる特徴は、付加的な
電流ミラー回路の使用であり、これによりトランジスタ
164−166のゲートにおけるキャパシティブな負荷
が減少し、一方インバータ用トランジスタ190−19
2,200−202,および208−210を流れる電
流が増加する。従って、電流源トランジスタ152は、
電流ミラートランジスタ174−180を通して、イン
バータ用トランジスタ190−192,200−20
2,および208−210のスイッチング速度の制御を
助ける。ループノード電圧が増加すると、トランジスタ
152および174はより多くの電流を流し、この電流
はトランジスタ176−180を通って反映される(m
irrored)。同様に、電流源トランジスタ154
は、電流ミラートランジスタ182−188を通して、
インバータ用トランジスタ190−192,200−2
02,および208−210のスイッチング速度の制御
を助ける。ループノード電圧が増加すると、トランジス
タ154および182はより多くの電流を流し、この電
流はトランジスタ184−188を通って反映される
(mirrored)。
【0030】トランジスタ164,176,および18
4からノード168へ流れ込む電流の和によって、イン
バータ用トランジスタ190−192には、トランジス
タ164,176,および184のゲートにおけるキャ
パシタンスを増加させることなく、トランジスタ200
−202のゲートにおけるキャパシタンスを充放電する
電流の3倍の電流を流すことができる。同様に、トラン
ジスタ165,178,および186からノード170
へ流れ込む電流の和によって、インバータ用トランジス
タ200−202には、トランジスタ165,178,
および186のゲートにおけるキャパシタンスを増加さ
せることなく、トランジスタ208−210のゲートに
おけるキャパシタンスを充放電する電流の3倍の電流を
流すことができる。最後に、トランジスタ166,18
0,および188からノード172へ流れ込む電流の和
によって、インバータ用トランジスタ208−210に
は、トランジスタ166,180,および188のゲー
トにおけるキャパシタンスを増加させることなく、トラ
ンジスタ190−192のゲートにおけるキャパシタン
スを充放電する電流の3倍の電流を流すことができる。
トランジスタ150−154および162−188は、
与えられたループノード電圧の値で同様の電流をそれぞ
れ流すような同じ幾何学的な形状で構成されている。ト
ランジスタ156−160は、それぞれノード168,
170,および172のノードへ流れ込む総電流を引き
込む(sink)ために、トランジスタ150−154
の幅/長さの比率の3倍で形成されている。
【0031】各電流ミラー回路は、分離された電流源ト
ランジスタ150−154を用いたそれ自体の入力を有
する。例えば、トランジスタ176および184は、ト
ランジスタ164のゲートに負荷を与えない。同様に、
トランジスタ164および184は、トランジスタ17
6のゲートに負荷を与えず、またトランジスタ164お
よび176は、トランジスタ184のゲートに負荷を与
えない。さらに、ノード168へ流れる電流の和によっ
て、インバータ用トランジスタ190−192がより高
い速度で、ノード196の論理状態を切り換えることが
できる。電流ミラー回路の入力における余分の負荷は、
ループノード電圧の変化への応答を遅くするが、そのよ
うな負荷を与えることなく、インバータ用トランジスタ
を流れる電流を増加させることによって、最悪の場合の
プロセスにおいてVCO22の最大動作周波数を200
MHzへ増大できるという望ましい結果が達成される。
【0032】付加的な電流ミラー回路は、これらの電流
ミラー回路の入力におけるキャパシティブな負荷を増や
すことなしに、インバータ用トランジスタ段を流れる電
流をさらに増加させるために加えられていると理解され
る。各電流ミラー回路は、150およびノード168−
172へそれぞれ接続される162−166のようなト
ランジスタを含むであろう。さらに、各電流ミラー回路
からの対応する手段を備えたより多くのインバータ段を
含めることによって、さらなる拡張が可能である。例え
ば、5つのインバータ用トランジスタ段の場合では、各
電流ミラー回路は、各インバータ段のpチャネルトラン
ジスタのソースへそれぞれ1つずつ接続される5つの出
力を有することが必要となろう。他の選択肢として、電
流ミラー回路の数を最小の2つ、例えば、トランジスタ
150,162−166と、トランジスタ152,17
4−180とに低減することもできる。
【0033】VCO22の他の特徴は、ノード196,
206,および出力24においてデジタル的に負荷をか
けることである。周波数範囲検出器34は、VCO22
の出力周波数を監視し、また負荷制御回路36へ制御信
号DL0−DL5を送信して、デジタル負荷194,2
04,および212を能動化しVCO22を望ましい動
作周波数に下げる。VDDに初期化の回路32がループ
ノード電圧をVDDに設定し、そのため負荷制御回路3
6はVCO22を200MHzの望ましい動作周波数に
下げるために負荷を増加するのみでよい。VCO22は
最悪の場合のプロセスに対して200MHzで動作する
よう設計されることを思い起こすべきである。従って、
最悪の場合の条件下においては、負荷を最小にするか或
いは加える必要はない。しかし、よりよい条件において
は、負荷制御回路36は、キャパシティブ負荷を増加す
ることによって、VCOのインバータ段のスイッチング
速度を下げなければならない。
【0034】例えば、VCO22が、システムの起動
後、400MHzで動作を始めたと仮定する。周波数範
囲検出器34は、望ましい周波数よりもより高い周波数
を検出し、負荷制御回路36に対して負荷を増大するよ
うに促す。負荷制御回路36はDL0の負荷制御信号を
論理“1”にし、図5の伝達ゲート224をイネーブル
(ここでは導通を意味する)にする。伝達ゲート224
は、pチャネルおよびnチャネルのCMOSトランジス
タ(ここでは示されていない)で、それらのドレインと
ソースを互いに結合させて構成することができる。イン
バータ226は、DL0を反転させてpチャネルトラン
ジスタをイネーブルにする。伝達ゲート224の第1の
導電端子は、ノード196に結合されている。キャパシ
タ228は、伝達ゲート224の第2の導電端子と電源
導体44との間に結合されている。ノード196におけ
る負荷は、伝達ゲート224を通るキャパシタ228の
値によって増加する。VCO22の出力周波数は、キャ
パシタ228によって負わされた付加的な遅延のため
に、低くなる。もし、VCO22が、まだ望ましい20
0MHzなる周波数よりも高い周波数で動作している場
合、負荷制御回路36はDL1信号を論理“1”にして
伝達ゲート230をイネーブルにする。インバータ23
2は、伝達ゲート230のpチャネル側をイネーブルに
する。伝達ゲート230の第1の導電端子は、ノード1
96に結合されている。キャパシタ234は、伝達ゲー
ト230の第2の導電端子と電源導体44との間に結合
されている。ノード196における負荷は、伝達ゲート
230を介して接続されるキャパシタ234によって増
加する。キャパシタ228および234の値によって、
周波数の減少のステップが決まる。
【0035】デジタル負荷204および212は、図5
においてデジタル負荷194について述べたのと同様の
構成に従う。負荷をかけるプロセスは、VCO22を望
ましい200MHzなる動作周波数に下げるまで、負荷
制御回路36がDL2,DL3,DL4,およびDL5
信号を順次能動化することによって続けられる。実践的
には、より多くのキャパシティブな負荷、例えば、1ノ
ード当たり9個のキャパシタを、ノード196、20
6、およびVCO22の出力24に接続することができ
る。負荷制御回路36は、各キャパシティブな負荷に対
して1つの負荷制御信号を供給しなければならず、3つ
のノードそれぞれへ接続される9個のキャパシタに対し
ては27の負荷制御信号を供給しなければならない。各
々0.1pFの値を有する27個のキャパシタによっ
て、VCO22の全調整範囲は200−860MHzと
なり、600MHzを越える動作の場合の50MHzの
ステップから、200MHzに近い動作の場合の8.0
MHzのステップまでを範囲とする非線形なステップで
ある。追加的な負荷のキャパシタ、および/またはより
大きい周波数ステップを、最悪の場合のプロセスおよび
高温の環境と、最良の場合のプロセスおよび低温の環境
との間における周波数の広がりに依存して使用できる。
実際に、周波数範囲検出器34は、ICの温度は正規の
動作が始まった後上昇するので、200MHzより少し
高い周波数、たとえば230MHzを検出するように設
計すべきである。さらにまた、そのより高い周波数で
は、VCO22を減速するために少なくとも1つのキャ
パシティブな負荷が能動化されることは確実である。
【0036】VCO22の出力周波数を監視するため
に、OSCOUT信号が、N分周回路によって1/2分
周され、図6に示すように逆位相クロック発生器240
にOSCOUT/2として供給されPX2およびPY2
クロック信号を提供する。逆位相クロック発生器240
は図3で述べたのと同じ構成とすることができる。入力
信号VREFは、逆位相クロック発生器242へ供給さ
れ、X CLK2およびY CLK2クロック信号を提
供する。逆位相クロック発生器242は、さらに図7で
説明されており、入力信号VREFは、インバータ24
4によって反転されてからANDゲート248の第1の
入力へ供給され、該ANDゲート248はその出力にお
いてY CLK2クロック信号を提供する。入力信号V
REFはまた、ANDゲート250の第1の入力へ供給
され、該ANDゲート250はその出力においてX
LK2クロック信号を提供する。X CLK2クロック
信号は、インバータ252によって反転され、ANDゲ
ート248の第2の入力へ供給される。Y CLK2ク
ロック信号は、インバータ254によって反転され、A
NDゲート250の第2の入力へ供給される。
【0037】入力信号VREFが論理“0”のとき、A
NDゲート250の出力におけるX CLK2クロック信
号は論理“0”になる。ANDゲート248は、インバ
ータ244および252の出力から共に論理“1”を受
信し、論理“1”なるY CLK2クロック信号を提供す
る。入力信号VREFが論理“1”になると、Y CLK
2クロック信号はインバータ244のために論理“0”
になる。ANDゲート250は、入力信号VREFおよ
びインバータ254の出力から共に論理“1”を受信
し、論理“1”なるX CLK2クロック信号を提供す
る。従って、X CLK2およびY CLK2クロック
信号は、入力信号VREFの周波数で動作する逆位相の
信号である。
【0038】図6に戻れば、X CLK2およびY
LK2クロック信号は、500ナノセカンド(ns)の
周期を有する2.0MHzで動作し、一方PX2および
PY2クロック信号は、10nsの周期を有する100
MHzで動作する。ダウン検出回路260は、PX2お
よびPY2クロック信号に応答して動作し、Y CLK
2クロック信号の“0”方向への遷移を検出したとき
に、10nsの論理“1”なるDOWN PULSEを
提供する。ダウン検出回路260のさらなる詳細が図8
に示されている。Y CLK2クロック信号が、図9の
時間tにおいて論理“1”のとき、インバータ262
の出力は論理“0”であり、ANDゲート264の出力
におけるDOWN PULSE信号は論理“0”であ
る、図8参照。PX2クロック信号が論理“1”のと
き、論理“1”なるY CLK2クロック信号はトラン
ジスタ266を通過する。インバータ268は、Y
LK2クロック信号を反転し、トランジスタ270はP
Y2クロック信号が論理“1”になったときに、反転さ
れたY CLK2クロック信号を通過させる。Y CL
K2クロック信号は、インバータ272の出力において
論理“1”に戻り、かつPX2クロック信号の引き続く
ハイの状態の間トランジスタ274を通過する。インバ
ータ276および278を通ってさらに2回反転した
後、論理“1”なるY CLK2クロック信号は、AND
ゲート264の第1の入力に到達する。DOWN PU
LSE信号は、その(ANDゲート264の)第2の入
力における論理“0”のために、論理“0”のままであ
る。
【0039】Y CLK2クロック信号が、図9のt
の時刻において論理“0”へ遷移したとき、インバータ
262の出力は論理“1”となり、そしてANDゲート
264の出力におけるDOWN PULSE信号は、イ
ンバータ278の出力が時刻tにおいてまだ論理
“1”であるため、論理“1”に切り換る、図9参照。
PX2クロック信号の完全な1周期(論理“1”から論
理“0”に遷移し再び論理“1”へ)の後、論理“0”
なるY CLK2は、トランジスタ266,270,お
よび274と、インバータ268,272,276,お
よび278とを通過し、ANDゲート264の第1の入
力に到達する。DOWN PULSE信号は、時刻t
において論理“0”へ戻る。Y CLK2クロック信号
は、次の論理“1”なるDOWN PULSE信号が発
生するまでに、インバータ278の出力を論理“1”に
プリセットするために論理“1”に切り換えて戻らねば
ならない。このようにして、DOWN PULSE信号
は、Y CLK2クロック信号の論理“0”への遷移ご
とに、PX2クロック信号の約1周期の間、論理“1”
となる。
【0040】X CLK2信号は、図6に示すようにA
NDゲート280の第1の入力に供給される。DOWN
PULSE信号は、インバータ282によって反転さ
れ、そしてANDゲート280の第2の入力に供給され
る。シフトレジスタ284は、ANDゲート280の出
力からのデータを受信し、該データをPX2およびPY
2クロック信号に応答して、直列につながった25のビ
ット位置に沿ってシフトする。ANDゲート280の出
力が論理“1”のとき、ANDゲート285はPX2ク
ロック信号をシフトレジスタ284へ通し、またAND
ゲート286はPY2クロック信号をシフトレジスタ2
84へ通す。シフトレジスタ284の最終段のビット
は、インバータ288および290によってバッファリ
ングされ、HIGH FREQ1信号を提供する。論理
“1”なるDOWN PULSEは、例えば、図9の時
刻tにおいて、シフトレジスタ284の25ビットを
論理“0”へリセットする。
【0041】図9の時刻tの後、X CLK2クロッ
ク信号は論理“1”でかつインバータ282の出力は論
理“1”であり、これによりシフトレジスタ284のデ
ータ入力は論理“1”を受信できる。PX2およびPY
2クロック信号は、X CLK2クロック信号がハイの
状態の間、シフトレジスタ284に沿って論理“1”を
シフトし始める。OSCOUT/2信号はVCO22の
出力周波数の1/2であり、一方X CLK2およびY
CLK2クロック信号の周期は500nsであること
は前に述べた。X CLK2クロック信号のハイの状態
は、250nsである。もし、OSCOUT/2の周波
数が200MHzよりも高いと、PX2およびPY2ク
ロックの周期は10nsよりも短くなり、(X CLK
2クロック信号のハイ状態である)論理“1”は、X
CLK2クロック信号が論理“0”に戻る前にシフトレ
ジスタ284の25番目のビット位置へ到達する。そし
てHIGH FREQ1信号は論理“1”となる。一度
CLK2クロック信号が論理“0”に切り換わる
と、ANDゲート280の出力は論理“0”となりかつ
ANDゲート285および286なる手段によって、シ
フトレジスタ284へクロックがこれ以上到達しないよ
うになる。シフトレジスタ284の25番目のビット位
置の最後の値は、X CLK2クロック信号がロー状態
の間、HIGH FREQ1信号として維持される。以上
示した代わりに、もしOSCOUT/2信号が望み通り
に100MHzで動作しているとすると、PX2および
PY2クロックの周期は10nsとなりシフトレジスタ
284の25番目のビット位置は、X CLK2クロッ
ク信号が論理“0”へ切り換ったときは、まだ論理
“0”である。HIGH FREQ1信号はまた、図2
のインバータ116へ向かい、周波数範囲検出器34お
よび負荷制御回路36が所望の動作周波数を達成するた
めVCO22の負荷を調整している間、ループノード1
8においてVDDを維持するために図2のトランジスタ
64を導通させたままにする。一度VCO22が200
MHzで動作するようになると、HIGH FREQ1
信号は論理“0”となり、トランジスタ64はオフとな
る。
【0042】実践的には、VCO22が200MHzよ
り下回らないことを保証するためには、シフトレジスタ
284は29ビットに広げることができる。より長いシ
フトレジスタ284によって、X CLK2クロック信
号が論理“1”となっている間に論理“1”を最終段の
ビット位置までシフトさせることなく、OSCOUT/
2信号の周波数をより高くできる。その結果、負荷がよ
り少なくなり、それに応じてVCO22の出力周波数が
より高くなる。
【0043】VCO22が望ましい周波数で動作してい
るか否かの実際の決定は、SAMPLEパルスの発生時
におけるHIGH FREQ2信号の状態によって行わ
れる。Y CLK2クロック信号は、トランジスタ29
4,296,298および300と、インバータ30
2,304,306,308および310とを含む遅延
回路を通って遅延される。トランジスタ294および2
98のゲートは、PX2クロック信号を受信し、一方ト
ランジスタ296および300のゲートはPY2クロッ
ク信号を受信する。ダウン検出回路312は、図8にお
いて述べた回路260と同様の構成に従い、Y CLK
2クロック信号の立上がりエッジがあってから予め決め
られた遅延の後、10nsの論理“1”のパルスを出力
する。
【0044】Y CLK2クロック信号は、インバータ
302によって反転され、PX2クロック信号がハイの
状態の間にトランジスタ294を通過する。Y CLK
2クロック信号は、インバータ304によって再度反転
され、PY2クロック信号がハイの状態の間にトランジ
スタ296を通過する。それぞれPX2およびPY2ク
ロック信号が次のハイの状態の間に、2重の反転がイン
バータ306および308とトランジスタ298および
300をそれぞれ通して、繰り返される。インバータ3
10によってY CLK2クロック信号の奇数回の反転
が行われ、それによってダウン検出回路312は、Y
CLK2クロック信号の立上がりエッジがあってからP
X2およびPY2の2つのクロックの周期の後、論理
“1”のパルスを提供する。ダウン検出回路312は、
図9の時刻tにおいて論理“1”のSAMPLEパル
スを生成し、トランジスタ316をイネーブル(導通状
態を意味する)にし、HIGH FREQ1信号をイン
バータ318および320を通してHIGH FREQ
2信号とする、図9参照。HIGH FREQ2信号が
SAMPLEパルスの後、論理“1”であると、その時
は負荷制御回路36は次のデジタル負荷信号を発行しV
CO22にかかる負荷を増加させる。HIGH FREQ
2信号がSAMPLEパルスの後、論理“0”であるな
らば、その時はVCO22は望ましい周波数で動作して
いる。
【0045】図10へ移ると、負荷制御回路36が、X
CLK2およびY CLK2クロック信号と、HIG
FREQ2信号と、VDD DETECT信号と、
RESET信号と、を受信する負荷セル322と共に示
されている。負荷セル324は、X CLK2およびY
CLK2クロック信号と、HIGH FREQ2信号
と、RESET信号と、負荷セル322からのDL0制
御信号と、を受信する。負荷セル322は、電源導体1
02から論理“1”を受信するために結合されている入
力を含んでいる。負荷セル322の第1の出力は、負荷
セル324の入力に結合されており、一方負荷セル32
2の第2の出力は、デジタル負荷制御信号DL0を提供
する。負荷セル324の第1の出力は、次の負荷セルの
入力に結合されており、一方負荷セル324の第2の出
力は、デジタル負荷制御信号DL1を提供する。負荷制
御回路36は、他に4つの負荷セルを含み(図には示さ
れていない)、デジタル負荷制御信号DL2,DL3,
DL4およびDL5を提供する。各負荷セルは、負荷セ
ル322の入力が固定的な論理“1”を受信することを
除いて同様の構成に従っている。加えて、負荷セル32
4と残りの負荷セルは、VDD DETECT信号の代
わりに、前段からの負荷制御信号を受信する。
【0046】図11に示された負荷セル322の動作に
ついて検討する。論理“1”のRESET信号によっ
て、トランジスタ326はオンされ、ノード328は電
源導体44によって論理“0”へ引かれる。この論理
“0”は、インバータ330および332と、X CL
K2クロック信号の次のハイ状態においてトランジスタ
334とを通過する。負荷セル322の第1の出力は、
インバータ336および338に続いて論理“0”とな
り、一方、DL0信号は論理“0”となる。論理“1”
のRESET信号によって、VDDに初期化の回路32
で初期化のプロセスが開始したことを思い出すと、VD
DETECT信号はループノード18がVDDにな
るまで論理“0”がに留まる。ANDゲート340の出
力は、論理“0”であり、トランジスタ342は導通し
ない。従って、システムリセットによって、デジタル負
荷制御信号DL0−DL5は論理“0”に設定される。
【0047】システムリセットの後では、RESET信
号は論理“0”となり、トランジスタ326はオフとな
りノード328は解放される。VDD DETECT信
号は、ループノード18の初期化の後、論理“1”に切
り換る。X CLK2およびY CLK2クロック信号
の引き続くサイクルの間、周波数範囲検出器34はVC
O22の出力周波数をチェックし、もし200MHzを
越えていると、論理“1”のHIGH FREQ2信号
を発行する。VDD DETECT信号と、HIGH
FREQ2信号と、Y CLK2クロック信号とが全て
論理“1”のとき、ANDゲート340は論理“1”と
なり、トランジスタ342はオンにされ論理“1”が電
源導体102からノード328へ通される。インバータ
330の出力は論理“0”へ切り換り、インバータ33
2の出力は論理“1”となる。トランジスタ344は、
インバータ330の出力における論理“0”を保持する
ために、インバータ332の出力における論理“1”を
ラッチしてインバータ330の入力へ戻している。DL
0信号は、インバータ346に続いて論理“1”とな
る。X CLK2クロック信号の次のハイ状態の間、ト
ランジスタ334はオンとなり論理“1”がインバータ
336および338を通して負荷セル324の入力へ送
られる。論理“1”のDL0信号によって、図5の伝達
ゲート224はイネーブル(導通化)され、また以前に
述べたように図4のノード196の負荷が増大される。
【0048】X CLK2およびY CLK2クロック
信号の次のサイクルの間において、周波数範囲検出器3
4が再びVCO22の出力周波数が高すぎると判断した
場合、周波数範囲検出器34は、さらに別の論理“1”
なるHIGH FREQ2信号を論理“1”のるSAM
PLEパルスに続いて発行する。負荷セル322からの
DL0信号は、負荷セル324のトランジスタ342を
イネーブル(導通化)するために、負荷セル324のA
NDゲート340へ論理“1”を供給する。さらに論理
“1”なるY CLK2クロック信号や論理“1”なる
HIGH FREQ2信号によって、負荷セル322の
インバータ338の出力における論理“1”が、負荷セ
ル324の342のようなトランジスタを通過し、図1
1で述べたように内部でラッチされる。DL1信号は論
理“1”となり、図5の伝達ゲート230を能動化し、
ノード196にさらに負荷をかける。それに従ってVC
O22の出力周波数は低下する。負荷セル324を通し
て処理された論理“1”は、必要な場合次の負荷セルへ
送るための準備としてX CLK2クロック信号の次の
ハイ状態に続いて、負荷セル324の338のようなイ
ンバータの出力においてラッチされる。
【0049】このプロセスは、X CLK2およびY
CLK2クロック信号のそれぞれのサイクルの間、VC
O22が所望の動作周波数に低下するまで続けられ、デ
ジタル負荷制御信号DL2,DL3,DL4およびDL
5を順次イネーブル(論理“1”とし負荷をかけること
を意味する)する。PX2およびPY2クロック信号
は、X CLK2クロック信号のハイ状態の間に、シフ
トレジスタ284が論理“1”を25ビット目の位置に
シフトしないような適切な周期に広がる。HIGH
REQ1信号は、論理“0”のまま保持され、また、H
IGH FREQ2信号は、論理“1”なるSAMPL
Eパルスで論理“0”となる。次の負荷セルにおいて3
40のようなANDゲートの出力は、論理“0”となり
かつ342のようなトランジスタをディスエーブル(非
導通)する。よって、前段の負荷セルからの論理“1”
は次の負荷セルへ送られない。このようにして、VCO
22は、所望の周波数で動作する。
【0050】さらにまた、図2のANDゲート62の3
つの入力がそれぞれ論理“1”である場合、そのAND
ゲート62の出力は論理“1”となりトランジスタ64
をターンオフし、それによってPLL10からVDDに
初期化の回路32を効果的に取り去ることができる。論
理“1”なるVDD DETECT信号および論理
“0”なるHIGH FREQ2信号によって、チャー
ジポンプ16がイネーブル(動作可能状態とされること
を意味する)され、通常動作の間にループノード18が
制御される。
【0051】本発明の特定の実施例が示され述べられた
が、さらなる修正や改善が当業者によって考えられるで
あろう。本発明はここに示した特定の構成に限られたも
のではないことが理解され、また添付の請求項によって
本発明の真の精神および範囲から離れていない全ての修
正をカバーすることが意図されている。
【0052】
【発明の効果】以上のように,本発明によれば、VCO
の周波数の特性を検出して、VCOの負荷をデジタル的
に調整し該VCOの特性をPLLが位相を引き込める範
囲内に設定するため、VCOのプロセス条件が変動しそ
の周波数特性に不確実性が存在しても、高精度、高安
定、低ジッタのPLL動作が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例に係るPLLを示すブロック
図である。
【図2】図1の回路におけるVDDに初期化の回路を示
す電気回路およびブロック図である。
【図3】図1の回路における逆位相クロック発生器を示
す電気回路図である。
【図4】図1の回路における高周波数VCOを示す電気
回路およびブロック図である。
【図5】図4の回路におけるデジタル負荷を示す電気回
路図である。
【図6】図1の回路における周波数範囲検出器を示す電
気回路およびブロック図である。
【図7】図6の回路における逆位相クロック発生器を示
す電気回路図である。
【図8】図6の回路におけるダウン検出器を示す電気回
路図である。
【図9】図6の回路における周波数範囲検出器の説明で
有用な波形図である。
【図10】図1の回路における負荷制御回路を示すブロ
ック図である。
【図11】図10回路におけるの負荷セルを示す電気回
路図である。
【符号の説明】
10 位相同期ループ 14 位相検出器 16 チャージポンプ 18 ループノード 20 ループフィルタ 22 VCO 24 出力 28 逆位相クロック発生器 30 プログラマブルN分周回路 32 VDDに初期化の回路 34 周波数範囲検出器 36 負荷制御回路 38 デジタル制御される負荷 40 トランジスタ 42,58 ノード 44 グランド電位で動作する電源導体 46,48,54 シュミットトリガインバータを構成
するトランジスタ 50,52,56 シュミットトリガインバータを構成
するトランジスタ 60,61 インバータ 62 ANDゲート 64 トランジスタ 66 NORゲート 68 トランジスタ 70,72,74,76,78 トランジスタ 80,82,84,86,88,90 インバータ 92,94,96,98,100 トランジスタ 102 正の電位で動作する電源導体 103 ANDゲート 104 N分周回路 108 逆位相クロック発生器 110 インバータ 112,114 ANDゲート 116 インバータ 118,120 トランジスタ 122 トランジスタ 124 トランジスタ 126,128,130,132,136,138,1
42,144, 147,149 インバータ 146,148 ノード 134,140 ANDゲート 150,152,154,156,158,160 電
流源トランジスタ 162,164,164,166 トランジスタ 174,176,178,180 トランジスタ 182,184,186,188 トランジスタ 168,170,172 ノード 190,200,208,218 pチャネルトランジ
スタ 192,202,210,220 nチャネルトランジ
スタ 194,204,212 デジタル負荷 196,206 ノード 224,230 伝達ゲート 226,232 インバータ 228,234 キャパシタ 240,242 逆位相クロック発生器 244,252,254 インバータ 248,250 ANDゲート 260,312 ダウン検出回路 262,268,272,276,278 インバータ 264 ANDゲート 266,270,274 トランジスタ 280,285,286 ANDゲート 282,288,290,318,320 インバータ 284 シフトレジスタ 294,296,298,300 トランジスタ 302,304,306,308,310 インバータ 316 トランジスタ 322,324 負荷セル 326,334,342,344 トランジスタ 328 ノード 330,332,336,338,346 インバータ 340 ANDゲート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ラニー・エル・パーカー アメリカ合衆国アリゾナ州85202、メサ、 ウエスト・ロス・ラゴス 1264

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 位相同期ループであって、 第1及び第2の入力信号の位相差を比較して、ループノ
    ードを充電及び放電するための出力信号を生成する第1
    の手段(14)と、 前記第1の手段の前記出力信号を受信するよう結合され
    た入力を有し、かつ発振器信号を提供するための出力を
    有するVCO(22)と、 前記発振器信号を第1及び第2の分周された発振器信号
    へ分周し、前記第1の分周された発振器信号を前記第1
    の手段の前記第2の入力信号として動作せしめる第2の
    手段(28、30)と、 前記第2の分周された発振器信号と前記第1の入力信号
    を受信し、前記第2の分周された発振器信号が、前記第
    1の入力信号の第1の論理状態の間、予め決められた回
    数よりも多く論理状態が変化したとき、第1の負荷制御
    信号を生成するよう結合された第3の手段(34、3
    6)と、 前記VCOの前記出力へ結合され、前記第1の負荷制御
    信号に応答して動作し前記VCOの前記出力における負
    荷を増やす第1の負荷回路(38)と、 を具備することを特徴とする位相同期ループ。
  2. 【請求項2】 位相同期ループの最大動作周波数を制御
    する方法であって、 第1及び第2の入力信号の位相差を比較して、ループノ
    ードを充電及び放電する出力信号を発生し、ループノー
    ド電圧を生成する段階と、 前記ループノード電圧を予め決められたレベルに初期化
    する段階と、 前記ループノード電圧によって決められた周波数で動作
    する発振器信号を生成する段階と、 前記発振器信号を第1及び第2の分周された発振器信号
    に分周し、前記第1の分周された発振器信号を前記第2
    の入力信号として動作せしめる段階と、 前記第2の分周された発振器信号が、前記第1の入力信
    号の第1の論理状態の間に予め決められた回数よりも多
    く論理状態が変化したとき、第1の負荷制御信号を発生
    する段階と、 前記第1の負荷制御信号に応答して、前記発振器信号の
    負荷を増やすことによって前記発振器信号の前記周波数
    を減少させる段階と、 を具備することを特徴とする位相同期ループの最大動作
    周波数を制御する方法。
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