JPH07304382A - 車両の荷室における荷物固定構造 - Google Patents

車両の荷室における荷物固定構造

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JPH07304382A
JPH07304382A JP12177494A JP12177494A JPH07304382A JP H07304382 A JPH07304382 A JP H07304382A JP 12177494 A JP12177494 A JP 12177494A JP 12177494 A JP12177494 A JP 12177494A JP H07304382 A JPH07304382 A JP H07304382A
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JP
Japan
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luggage
sheet
vehicle
seat
fixing
Prior art date
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JP12177494A
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English (en)
Inventor
Jiro Kondo
二朗 近藤
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Araco Co Ltd
Original Assignee
Araco Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 荷物を覆うことにより荷物を固定することが
できる荷物固定シートに関し、その取扱いを容易にす
る。 【構成】 車両の荷室1には床板3が設けられており、
その床板3の下側であって車両の左側部にはシート収納
室5が設けられている。さらに、シート収納室5の前方
及び後方にはロック機構室6が設けられている。かかる
シート収納室5には、シート巻取体7が荷物固定シート
16を巻き取り可能に収容されており、ロック機構室6
にはロック機構10が設けられている。一方、荷室1の
右側壁部にはシート係止部材18が設けられており、荷
物固定シート16を荷物Aに被せて固定できるようにな
っている。さらに、荷室1の左側壁部にもシート係止部
材18が設けられており、窓2のブラインドとしても使
用できるようになっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、大小の荷物を固定する
ことができる車両の荷室における荷物固定構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、車両の荷室に収容された荷物は、
ロープ等によって車体に縛りつけられて固定されていた
が、大小の荷物が混在する場合には、全ての荷物を固定
することは難しく、特に小さいな荷物にあっては固定さ
れないことがあった。
【0003】そこで、実開平03ー120240号公報
に開示されているように、荷物固定ネット(荷物固定シ
ート)を用いたものが開発された。荷室の床板左右両側
部にはレール部材が配設されると共に、荷物固定ネット
の4隅端部にはレール部材に係脱可能な係合部材が設け
られている。そして、荷物を固定するためには、荷物全
てを覆うようにその上方から荷物固定ネットを被せ、そ
の後、荷物固定ネットの左右両端部に設けられた係合部
材をそれぞれ外方に引っ張ってレール部材に係合させ
る。すると、荷物は上方から押さえつけられて荷室内に
固定されることとなる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、荷物固定ネ
ットは、広げた状態にしておけば破れてしまうことがあ
るので、折り畳んで保管しておくのが通常である。しか
し、そのためには、保管場所を確保しなければならない
という問題が生じる。また、荷物固定ネットを折り畳む
に際し、荷物固定ネットは大きいので折り畳むのに手間
がかかって面倒であるばかりか、適当に折り畳んでおけ
ば、再び使用する時に絡まっていることがありすぐに使
えないという問題が生じる場合もある。
【0005】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、荷物を覆うことにより荷物を固定する
荷物固定ネット(荷物固定シート)に関し、その取扱い
を容易にすることができる車両の荷室における荷物固定
構造を提供するところにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の車両の荷室における荷物固定構造は、荷物
固定シートによって車両の荷室内の荷物を上方から押さ
えつけて固定する車両の荷室における荷物固定構造にお
いて、荷物固定シートの一端部を巻取り収納するシート
収納部を荷室の一側部側に設けると共に、荷物固定シー
トの他端部を係脱可能に固定するシート係止部をシート
収納部から離して車体に設けたことに特徴を有する(請
求項1記載の発明)。
【0007】また、荷物固定シートによって車両の荷室
内の荷物を上方から押さえつけて固定する車両の荷室に
おける荷物固定構造において、側壁部に窓を有する荷室
であって窓の下方に、荷物固定シートの一端部を巻取り
収納するシート収納部を設けると共に、シート収納部か
ら側壁部に対向する側壁部方向に離れた位置及びシート
収納部から上方向に離れた位置であって前記窓の下端部
より上方には、荷物固定シートの他端部を係脱可能に固
定するシート係止部を車体に設けたことに特徴を有する
(請求項2記載の発明)。
【0008】
【作用】請求項1の発明によれば、荷室に収容された荷
物を固定するためには、シート収納部に収納されている
荷物固定シートの他端部を引っ張って、荷物固定シート
をシート収納部から引き出す。そして、荷物固定シート
で荷物を上方から覆うようにして荷物固定シートの他端
部をシート係止部の位置する方向に移動させ、その他端
部をシート係止部によって車体に係脱可能に固定すれ
ば、荷物は上方から押さえつけられて固定されることと
なる。
【0009】次に、固定した荷物を荷室から降ろす場合
には、荷物固定シートの他端部をシート係止部から外し
て車体から離し、荷物固定シートをシート収納部に巻取
ってシート収納部に収納する。これによって、荷物の固
定が解除されるので荷物を荷室から降ろすことができ
る。
【0010】請求項2の発明によれば、荷室に収容され
た荷物の固定及び解除は上述と同様に行う。さらに、荷
室の窓の下端部の上方には、シート係止部が設けられて
いるので、例えば荷物を固定する必要のない場合には、
荷物固定シートの他端部を上方に引っ張り出してそのシ
ート係止部に固定することができる。これによって、荷
物固定シートに窓のブラインドの役目をさせることがで
きる。
【0011】
【発明の効果】上述したように、本発明の車両の荷室に
おける荷物固定構造によれば、荷物固定シートはシート
収容部に巻取り収納されるので、折り畳む必要はなく、
さらに、使用する際にはその荷物固定シートの他端部を
引き出すだけでよいので、荷物固定シートの取扱いが容
易となる効果を奏する。さらに、荷物固定シートにより
窓を塞ぐことができる位置にシート係止部を設けること
により、荷物固定シートは窓のブラインドとしても使用
することができる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の車両の荷室における荷物固定
構造を、ライトバンの荷室に適用した一実施例について
図1乃至図5を参照しながら説明する。図4に示すよう
に車両の運転席後方部には荷室1が設けられており、そ
の荷室1の側壁部には窓2が設けられている。また、荷
室1の下面部には床板3が敷かれている。さらに、荷室
1の下面部左側部であって床板3の下側には、図1に示
すようにボディ4(図2参照)が下方にくぼんで形成さ
れたシート収納室5及び、シート収納室5の前方及び後
方にロック機構室6が設けられている。
【0013】このシート収納室5は、図1に示すように
荷室1の後部から前部に渡って形成されており、そのシ
ート収納室5内には円筒形のシート巻取体7がシート収
納室5に沿って収容されている。このシート巻取体7の
前後両端部は、シート収納室5内の前後両側壁部8をそ
れぞれ貫通してロック機構室6内に延出し、ロック機構
室6の前側壁部及び後側壁部に回転可能に支持されてい
る。また、シート収納室5の前後両側壁部8上部には、
左右方向に延びる係合孔8aが対向して形成されてお
り、この各係合孔8a間にはロック棒9が掛け渡されて
係合孔8aに沿って左右方向にスライド可能に設けられ
ている。さらに、このロック棒9の左右両端部はそれぞ
れ各ロック機構室6に延出して各ロック機構10に連結
している。
【0014】シート収納室5の前方に位置するロック機
構室6内のロック機構10と後方に位置するロック機構
室6内のロック機構10とは同じ構成であるため、ここ
では一方のロック機構10についてのみその構成を説明
する。ロック機構室6内に延出したシート巻取体7に
は、爪歯車11が嵌着されると共に、シート巻取体7を
反時計回り方向に付勢するゼンマイバネ12が設けられ
ている。また、図2に示すように、爪歯車11の上方に
は、く字形に屈曲形成された係止爪13がその下端部を
爪歯車11に対して係脱可能となるようにロック機構室
6の側壁部8に回動可能に支持されている。さらに、こ
の係止爪13の上端部には連結片14が連結されてお
り、ロック機構室6に延出した上記ロック棒9と係止爪
13とを連結している。なお、連結片14とロック機構
室6の左側壁部との間にはバネ15が設けられており、
ロック棒9を左方向、即ち係止爪13を爪歯車11から
離す方向に常に付勢している。
【0015】一方、シート巻取体7の周側面部には、広
げた状態が荷室1の床板3とほぼ同じ広さである荷物固
定シート16の左端部が連結されており、シート巻取体
7が反時計回り方向に回転すると、荷物固定シート16
はその左端部から順次シート巻取体7に巻取られていく
ようになっている。さらに、荷物固定シート16の右端
部は、ロック棒9の外方を通って床板3に形成された収
納口3aから荷室1内に延出している。また、この荷物
固定シート16の右端部には係止バー17が縫着されて
おり、係止バー17の前後両端部が荷物固定シート16
よりそれぞれ前方及び後方向に僅かに突出している。
【0016】ところで、図4に示すように荷室1内の右
側壁部であってその前後両側部にはシート係止部材18
が対向して設けられている。この各シート係止部材18
の対向面部には、荷物固定シート16に設けられた係止
バー17の前端部及び後端部をそれぞれ挿入することが
できる係止孔18aが複数個対向して所定間隔にて上下
方向に並んで設けられている。さらに、図5に示すよう
に荷室1内の左側壁部にも、その前後両側部にシート係
止部材18が対向して設けられている。そして、その各
シート係止部材18の対向面部にも、窓2の下端縁とほ
ぼ同じ位置から窓2の上方部に渡って、上記同様係止バ
ー17の前端部及び後端部をそれぞれ挿入することがで
きる複数の係止孔18aが対向して所定間隔にて設けら
れている。
【0017】次に、本実施例の作用について述べる。荷
室1に収容された荷物Aを固定するためには、シート収
納室5内に巻取り収納されている荷物固定シート16の
係止バー17をゆっくり引っ張る。すると、荷物固定シ
ート16はシート巻取体7を時計方向回りに回転させな
がらロック棒9の左側面部を僅かに右方向に押圧しなが
らシート収納室5から順次送り出される。この時、ロッ
ク棒9はバネ15の弾性力に抗して右方向に僅かにスラ
イドするが、係止爪13の下端部が爪歯車11方向に大
きく回動して係止爪13と爪歯車11とが係合すること
はない。
【0018】そして、荷物固定シート16で荷物Aを上
方から覆うようにして係止バー17を右方向に移動させ
る。さらに、荷室1の右側壁部に設けられているシート
係止部材18の適当な係止孔18aに係止バー17の一
方の端部を挿入し、その後他方の端部を一方の端部の挿
入された係止孔18aに対応する係止孔18aに挿入す
る。これによって、係止バー17は荷室1の右側壁部に
設けられたシート係止部材18に係止され、荷物Aが上
方から押さえつけられて荷物Aは荷室1内に固定される
こととなる(図4参照)。
【0019】ここで、例えば、車両が急停止したとする
と、荷物固定シート16には瞬時、荷物Aから大きな力
が作用しロック棒9が右方向に押圧される。すると、ロ
ック棒9はバネ15の弾性力に抗して右方向に大きくス
ライドし、係止爪13の下端部が爪歯車11方向に回動
して係止爪13が爪歯車11に係合する(図3参照)。
これによって、爪歯車11は係止されてシート巻取体7
の回転が停止されるので、荷物固定シート16が送り出
されることはない。従って、荷物Aは確実に押さえつけ
られて荷室1内に固定される。
【0020】次に、荷物Aの固定を解除して荷物Aを荷
室1から降ろす場合には、シート係止部材18から係止
バー17を外す。それには、係止バー17の一方の端部
を係止孔18aから引き抜いてから他方の端部を引き抜
く。すると、荷物固定シート16はシート巻取体7に巻
取り可能となり、ゼンマイバネ12によって荷物固定シ
ート16の左端部から順次シート収納室5内のシート巻
取体7に巻取られていく。そして、荷物固定シート16
の右端部に設けられた係止バー17の前後両端部が収納
口3aに引っ掛かって巻取り作業は終了する。これによ
って、荷物Aを上方から押さえつけていた荷物固定シー
ト16は取り除かれて荷物Aの固定が解除されるので、
荷物Aを車両から降ろすことが可能となる。
【0021】さらに、荷物Aを固定する必要のない場合
には、荷物固定シート16を窓2のブラインドとして使
用することができる。それには、シート収納室5に巻取
り収納されている荷物固定シート16に設けられている
係止バー17を上方にゆっくり引っ張る。すると、上記
同様に荷物固定シート16が順次送り出されるので、荷
室1の左側壁部に設けられているシート係止部材18の
係止孔18aのうち、荷物固定シート16によって窓2
を塞ぐことができる適当な位置の係止孔18aに上記同
様にして係止バー17を挿入する。これによって、係止
バー17はシート係止部材18に係止されて窓2が荷物
固定シート16で塞がれ、荷物固定シート16が窓2の
ブラインドの役目をすることができる(図5参照)。
【0022】このように本実施例によれば、荷物固定シ
ート16はシート収納室5内に巻取り収納されるので、
荷物固定シート16を折り畳む手間が省けると共に、使
用する際にはその荷物固定シート16の係止バー17を
引き出すだけでよいので、荷物固定シート16の取扱い
が容易となる効果を奏する。さらに、ロック機構10を
設けることにより、車両が急停止等した場合でも、荷物
Aを確実に固定できる。また、荷物固定シート16を窓
2のブラインドとして使用できる。
【0023】<他の実施例>本発明は上記各実施例に限
定されるものではなく、例えば次のように変更して実施
することができ、これらも本願発明の技術的範囲に含ま
れる。 (1)上記実施例では、シート収納室5は床板3の下側
左側部に設けられていたが、床板の下側右側部や図6に
示すように床板の下側前側部や後側部に設けてもよい。
【0024】図6では、シート係止部材21は、荷室2
2内の左右両側壁部の下端部に対向して設けらており、
その各シート係止部材21の対向面部には前後方向に所
定の間隔にて係止孔21aが並んで設けられている。さ
らに、前側壁部及び後側壁部であってその左右両側部上
部にもそれぞれ対応して係止孔23aを有するシート係
止部材23が設けられている。これによって、荷物固定
シート24は、荷室22に収容された荷物Aを固定する
ことができると共に、運転席と荷室22とを仕切ったり
車両後部ドア窓25のブラインドとして使用することが
できる。
【0025】(2)上記実施例では、荷物固定シート1
6は、布状のものであったが、網目状のもの、例えばネ
ット等であってもよい。 (3)上記実施例では、本発明の車両の荷室における荷
物固定構造をライトバンの荷室1に適用した場合であっ
たが、乗用車のトランクルーム等に適用してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施例を示す一部破断斜視図
【図2】 ロック機構を示す縦断面図
【図3】 ロック機構による係止状態を示す縦断面図
【図4】 荷物固定状態を示す斜視図
【図5】 ブラインドとして使用状態を示す斜視図
【図6】 他の実施例を示す斜視図
【符号の説明】
1…荷室 2…窓 5…シート収納室(シート収納部) 16…荷物固定シート 18…シート係止部材(シート係止部) A…荷物

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 荷物固定シートによって車両の荷室内の
    荷物を上方から押さえつけて固定する車両の荷室におけ
    る荷物固定構造において、 前記荷物固定シートの一端部を巻取り収納するシート収
    納部を荷室の一側部側に設けると共に、前記荷物固定シ
    ートの他端部を係脱可能に固定するシート係止部を前記
    シート収納部から離して車体に設けたことを特徴とする
    車両の荷室における荷物固定構造。
  2. 【請求項2】 荷物固定シートによって車両の荷室内の
    荷物を上方から押さえつけて固定する車両の荷室におけ
    る荷物固定構造において、 側壁部に窓を有する荷室であって窓の下方には、前記荷
    物固定シートの一端部を巻取り収納するシート収納部が
    設けられると共に、前記シート収納部から前記側壁部に
    対向する側壁部方向に離れた位置及び前記シート収納部
    から上方向に離れた位置であって前記窓の下端部より上
    方には前記荷物固定シートの他端部を係脱可能に固定す
    るシート係止部が車体に設けられていることを特徴とす
    る車両の荷室における荷物固定構造。
JP12177494A 1994-05-10 1994-05-10 車両の荷室における荷物固定構造 Pending JPH07304382A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1479562A3 (de) * 2003-05-19 2008-07-02 AutoLOAD-Systems GmbH & Co. KG Fahrzeug zum Transport von Gütern und Vorrichtung zur Sicherung von Ladung
CN107399266A (zh) * 2017-07-28 2017-11-28 张荟芬 一种建筑水泥运输车厢防尘封膜架
CN108583414A (zh) * 2018-04-20 2018-09-28 钟世杰 一种货车用顶部遮挡装置

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CN108583414A (zh) * 2018-04-20 2018-09-28 钟世杰 一种货车用顶部遮挡装置
CN108583414B (zh) * 2018-04-20 2020-09-29 温州鸿伟新能源有限公司 一种货车用顶部遮挡装置

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