JPH10315866A - 自動車の室内構造 - Google Patents

自動車の室内構造

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Publication number
JPH10315866A
JPH10315866A JP9130947A JP13094797A JPH10315866A JP H10315866 A JPH10315866 A JP H10315866A JP 9130947 A JP9130947 A JP 9130947A JP 13094797 A JP13094797 A JP 13094797A JP H10315866 A JPH10315866 A JP H10315866A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
seat
box
vehicle
space
body floor
Prior art date
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Pending
Application number
JP9130947A
Other languages
English (en)
Inventor
Keiko Takada
敬子 高田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ikeda Corp
Original Assignee
Ikeda Bussan Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Ikeda Bussan Co Ltd filed Critical Ikeda Bussan Co Ltd
Priority to JP9130947A priority Critical patent/JPH10315866A/ja
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  • Housing For Livestock And Birds (AREA)
  • Seats For Vehicles (AREA)
  • Vehicle Step Arrangements And Article Storage (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 シートを取り外した後のスペース内に、赤ち
ゃんを収納する箱体やペット類を収納する箱体等を、簡
単、かつ確実に固定できるようにして、そのスペースの
用途を必要に応じて簡単に変更することができるように
した自動車の室内構造を提供する。 【解決手段】 車室内に配置されるシート3が着脱機構
8,9,11,12を介して車体フロア5側に着脱可能
に設けられている自動車の室内構造であり、着脱機構
8,9,11,12と互換性を持つ着脱機構を底面側に
設けているユニット体6を有し、ユニット体6を、シー
ト3に代えて車体フロア5側に必要に応じ設置可能にし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車室内の特定位置
におけるスペースの用途を必要に応じて変更することが
できるようにした自動車の室内構造に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車において、車室内のスペー
スを確保するのに、ユーザーがシートを必要に応じて取
り外すことができる構造にしたものがある。この構造
は、単にシートを取り外してスペースを確保し、そこに
荷物等を積み込む方法をとっている。したがって、スペ
ースを確保した後の使用目的としては、荷物等に限られ
ているが現状である。
【0003】また、最近では核家族化が進み、生まれて
間もない赤ちゃんを連れて自動車で外出するケースも多
くなって来ている。比較的大きな幼児を連れてのドライ
ブの場合では、数多くのチャイルドシートが市販されて
いるので、それを使用することができるが、生まれて間
もない赤ちゃんの場合では、寝かせた状態で自動車に乗
せなければない。この場合、赤ちゃんを寝かせて乗せる
籠等は市販されているが、この使用方法は籠をシートの
上に乗せ、さらにシートベルトで固定する等の方法がと
られている。この方法では、シートベルトで固定するた
めに、固定が不安定になることが心配される。また、シ
ート上に取り付けたままの状態で使用するので、スペー
ス的にも非常に窮屈で、途中、赤ちゃんの介護をするよ
うな場合にもしにくいと言う問題点があった。
【0004】さらに、最近では犬や猫等のペット類を飼
っている人も増え、これに伴いペット同伴でのドライブ
も多くなって来ている。しかし、犬や猫等のペット類
は、走行中にも車内を動き回ることが多く、ドライバー
がペット類に気をとられて重大な事故につながるケース
も心配される。そこで、ペット類が車内を動き回らない
ように、保護しておく収納ケースも市販されている。こ
の収納ケースは、ペット類を入れた状態で、単に車室内
に置いておくだけの構造になっている。このため、車両
が振動したり、急ブレーキをかけたような場合に転倒し
てしまう虞があり、安定性に問題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
の自動車における室内構造では、ユーザーがシートを必
要に応じて取り外すことができる構造にしたものがある
とは言え、それは単にシートを取り外してスペースを確
保し、そこに荷物等を積み込むことを目的としたもので
あって、その確保されたスペース内に特定の物をしっか
りと固定しておくことができる構造を考慮したものは見
当たらない。
【0006】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたも
のであり、その目的はシートを取り外した後のスペース
内に、赤ちゃんを収納する箱体やペット類を収納する箱
体等を、簡単、かつ確実に固定できるようにして、その
スペースの用途を必要に応じて簡単に変更することがで
きるようにした自動車の室内構造を提供することにあ
る。さらに、他の目的は、以下に説明する内容の中で順
次明らかにして行く。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明は、図面に例示する如く、車室内に配置されるシ
ート3が着脱機構8,9,11,12を介して車体フロ
ア5側に着脱可能に設けられている自動車の室内構造に
おいて、着脱機構8,9,11,12と互換性を持つ着
脱機構8,11等を底面側に設けているユニット体6を
有し、ユニット体6を、シート3に代えて車体フロア5
側に必要に応じ設置可能にした、構造である。この構造
によれば、着脱機構8,9,11,12と互換性を持つ
着脱機構8,11等を有している用途別のユニット体6
を用意することにより、シート3を取り外した後の室内
スペースを、その用意されたユニット体6に応じた用途
として有効に利用することができる。
【0008】以上の本発明は次のようにより具体化され
ることが好ましい。ユニット体6は、ペット類等を収納
する箱体13であると共に、車体フロア5側に設置され
た状態で自動車のドア側に位置する側部に開閉用の扉1
6を有している構造である。この構造では、扉16が自
動車のドア側に位置しているので、例えば、自動車の対
応するドアを開けると共に、扉16を開閉することによ
り室外から箱体13内に比較的重いペット類等でも出し
入れし易くなる。また、この構造においては、箱体13
が上開口を開閉可能に覆う巻き上げ式のネット25を有
していると、ペット類等の不用意な飛びだしをなくした
り、ネット25を通して内部と外部から互いに見えこと
で安心感等を得ることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の形態を添付図面に
基づいて詳細に説明する。なお、以下に述べる形態は、
本発明の好適な具体例であるから技術的に好ましい種々
の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明
において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、こ
れらの形態に限られるものではない。
【0010】図6は本発明に係る自動車の室内構造の一
例を示す概略構成斜視図である。図6において、この自
動車では、3人掛けのリヤシート1の前側(フロント
側)に運転者用のシート2と同助手席用のシートとがそ
れぞれ左右に分かれて配置される。このうち、助手席側
のシート3(図4及び図5参照)は、車体4のフロア5
に対して着脱可能であり、このシート3が取り外された
後には図1及び図2,図6に示すユニット体6が着脱自
在に取付可能になっている。
【0011】さらに詳述すると、助手席側のシート3
は、図4及び図5に示すように、シートスライド7が取
り付けられているプレート8及び取付ネジ9とでなる着
脱機構を用いて、車体フロア5上に固定されている。な
お、取付ネジ9は手で締め付けたり、緩めたりすること
が出来るよう、頭部が手で摘んで操作し易いように比較
的大きいノブ状に形成されている。すなわち、このシー
ト3は、プレート8の取付穴11(図1,図4参照)を
車体フロア5上の着脱機構を構成している取付穴12
(図1,図4参照)に対応させた状態で、取付ネジ9を
取付穴11を通して取付穴12に手でねじ締めすると簡
単に取り付けることができると共に、逆に取り外す場合
も取付ネジ9を手で緩めることによって簡単に取り外す
ことができる。
【0012】ユニット体6は、図1及び図2に示すよう
に、シート3側のものと同じ規格寸法のプレート8と取
付ネジ9とでなる着脱機構を用いて車体フロア5上に固
定されるものである。そして、プレート8は箱体13の
下面に固定して取り付けられており、また取付穴11の
前後の距離L(図1,図4参照)と左右の距離S(図
2,図5参照)はシート3と同一に設定され、互換性が
持たされている。
【0013】なお、本形態での箱体13は、犬や猫等の
ペット類を入れて同乗させるのに適した搬送箱であり、
上面が開口された箱14と、この箱14の上面開口部分
を必要に応じて覆って置くためのネット25等で構成さ
れている。このうち、箱14は、一側面にあって片側の
ヒンジ15を介して開閉可能に取り付けられた扉16を
有している。この扉16はユニット体6である箱体13
の設置状態で、自動車側のドアに近い側に設けられてい
る。また、扉16にはノブ17の操作で解除される図示
せぬロック機構が設けられている。したがって、この扉
16を開くと箱体1の側面が開口され、この開口を通し
てもペット類の出入りを行わせることができる。
【0014】一方、箱体13の上側開口を覆って箱14
内よりペット類が出ないようにするためのネット25
は、自動巻取可能なリトラクタ26内に収納させて、箱
体13の前側部分に取り付けられている。また、ネット
25は、通常はリトラクタ26内に巻き込まれていて、
箱体13の上側開口を覆わない状態に置かれている。さ
らに、ネット25の先端部分には、図3に詳細に示すよ
うに、係合穴27を有した掛け止め部材18が取り付け
られている。そして、ネット25を使用する場合は、掛
け止め部材18を手で持ってネット25を強く引くと、
ネット25がリトラクタ26内から巻き上げ圧に抗しつ
つ引き出して上側開口を覆った状態にすることができ、
その先端の係合穴27を箱14のフック部材19(図3
参照)に掛け止めすると、その上側開口部分をネット2
5で覆った状態を保持しておくことができる。また、反
対にフック部材19を係合穴27から外すと、ネット2
5をリトラクタ26内に巻き取らせて、上側開口を開放
することができる。したがって、ネット25で覆った状
態では、箱体13内に収納させたペット類が箱14の外
にでないようにすることができる。また、ネット25で
覆っているので、通気性も十分に得られることに加え、
ネット25の隙間を通して中の様子を同乗者が見ること
ができ、またペット側からも飼い主等を見ることができ
るので、互いに安心感や安堵感が得られる。
【0015】したがって、このように構成された本形態
例の構造では、通常、シート3は車体フロア5の所定の
位置に取付ネジ9で固定されて使用される。次に、箱体
13を使用したい場合は、シート3をネジ止めしている
取付ネジ9を外す。すると、シート3を簡単に取り外す
ことができる。また、シート3が取り除かれたら、それ
までシート3が取り付けられていた車体フロア5上のス
ペース内に箱体13を配置し、その位置で取付ネジ9を
用いて箱体13を車体フロア5に固定する。これによ
り、シート3に代えてユニット体6である箱体13が取
り付けられたことになる。そして、その後は、この箱体
13にペットを同乗させることができる。図6は、この
ようにして箱体13内に犬を同乗させている状態を示し
ている。なお、再び箱体13に代えてシート3を取り付
けたい場合は、前とは逆の手順を踏むことによって交換
することができる。
【0016】すなわち、本形態例の構造では、ユニット
体6である箱体13を、シート3が配置されていたスペ
ースの部分を含めた広いスペースに対応した大きさに形
成することができる。また、車体フロア5上の取付穴1
2と取付穴11を有したプレート8及び取付ネジ9とで
なる着脱機構を、シート3とユニット6との間で互換性
を持たせているので、必要に応じて簡単に交換すること
ができ、車室内のスペースを目的に応じて有効に使うこ
とができる。つまり、ユニット体6をオプション品とし
て各種、かつ用途別に用意しておくことにより、自動車
の所有者に最適な室内を容易に形成して使用可能にす
る。
【0017】なお、上記形態例では、ユニット体6をペ
ットを乗せる箱体13とした場合について説明したが、
これに限ることなく、上記互換性を持つ着脱機構を使用
した場合では、人間の赤ん坊を乗せる籠、あるいはベビ
ーチェアにしたり、さらには収納ボックス等にすること
も可能である。また、着脱機構も、上記の構造に限るも
のではなく、シート3側と互換性があるものであれば、
他の構造であっても差し支えないものである。その一例
としては互いに係脱可能なストライカーとラッチ部材で
あり、例えば、車体フロア側に棒状のストライカーを固
定し、これに対応して箱体13とシート3側とにラッチ
部材を設ける構造である。
【0018】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明によれば、
シート側の着脱機構と互換性を持つ着脱機構を有してい
る用途別のユニット体をオプション品として用意するこ
とにより、シートを取り外した後のスペースを、その用
意されたユニット体に応じた用途用として有効に利用す
ることができる。換言すると、前記ユニット体を犬・猫
等のペット類を収納する箱体として用意した場合には、
ペット類をその箱体に入れて動き回らないようにすると
共に、箱体が転倒しないようにして安全に同乗させるこ
とができる。また、前記ユニット体を赤ちゃんを収容す
る箱体として用意した場合には、車両走行中に箱体が転
倒しないようにし、赤ちゃんを箱体内に安全に寝かせる
等して同乗させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ユニット体を取り付けた状態で示す本発明構造
の要部正面図である。
【図2】ユニット体を取り付けた状態で示す本発明構造
の要部側面図である。
【図3】ユニット体のネット部分における要部構成斜視
図である。
【図4】シートを取り付けた状態で示す本発明構造の側
面図である。
【図5】シートを取り付けた状態で示す本発明構造の正
面図である。
【図6】本発明構造を使用した自動車内部の要部構成配
置図である。
【符号の説明】
3 シート 5 車体フロア 6 ユニット体 8 プレート 9 取付ネジ 11 取付穴 12 取付穴 13 箱体 16 扉 25 ネット

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車室内に配置されるシートが着脱機構を
    介して車体フロア側に着脱可能に設けられている自動車
    の室内構造であって、 前記着脱機構と互換性を持つ着脱機構を底面側に設けて
    いるユニット体を有し、該ユニット体を、前記シートに
    代えて前記車体フロア側に設置可能にしたことを特徴と
    する自動車の室内構造。
  2. 【請求項2】 前記ユニット体が、ペット類等を収納す
    る上開口した箱体であると共に、車体フロア側に設置さ
    れた状態で自動車のドア側に位置する側部に開閉用の扉
    を有している請求項1に記載の自動車の室内構造。
  3. 【請求項3】 前記箱体が、上開口を開閉可能に覆う巻
    き上げ式のネットを有している請求項2に記載の自動車
    の室内構造。
JP9130947A 1997-05-21 1997-05-21 自動車の室内構造 Pending JPH10315866A (ja)

Priority Applications (1)

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JP9130947A JPH10315866A (ja) 1997-05-21 1997-05-21 自動車の室内構造

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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