JPH07303752A - 遊技設備 - Google Patents

遊技設備

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JPH07303752A
JPH07303752A JP6098722A JP9872294A JPH07303752A JP H07303752 A JPH07303752 A JP H07303752A JP 6098722 A JP6098722 A JP 6098722A JP 9872294 A JP9872294 A JP 9872294A JP H07303752 A JPH07303752 A JP H07303752A
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card
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gaming
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JP6098722A
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Kichihei Niiyama
吉平 新山
Koji Ito
広司 伊東
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Sophia Co Ltd
Original Assignee
Sophia Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 携帯可能なカード等の遊技価値情報記憶媒体
に記憶される遊技価値情報に基づき、種類の異なる複数
の遊技装置での遊技を可能にした遊技設備において、遊
技者が所有する遊技価値情報を複数の遊技媒体数に変換
して遊技機上やカード上などに表示することにより、遊
技者にとって、遊技装置毎の遊技媒体数を把握できるよ
うにする。 【構成】 遊技者の所有する遊技価値情報を記憶する遊
技価値量記憶手段61と、この遊技価値量記憶手段61
に記憶される遊技価値情報を所定の遊技媒体数に変換す
る遊技媒体数変換手段62と、この遊技媒体数変換手段
62により変換された遊技媒体数を表示する遊技価値量
表示手段55と、を備える。さらに、遊技価値量表示手
段55に表示される遊技媒体数の種別(単位)を表示す
る遊技媒体種別表示手段56を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、携帯可能なカード等の
遊技価値情報記憶媒体に記憶される所定の遊技価値情報
に基づき遊技を許可するようにした遊技機、例えば、パ
チンコ遊技機やアレンジボール遊技機等の弾球遊技機、
パチスロ遊技機、あるいは、映像を用いた遊技機等の遊
技装置を備えた遊技設備に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、与えられた遊技価値情報(例え
ば、金額データや遊技球数データ等)に基づいて遊技が
行われるとともに、特定の遊技結果に基づいて前記遊技
価値情報が払い出される遊技機が知られている。
【0003】このような所定の遊技価値情報に基づき遊
技を許可するようにした遊技機を備えた遊技店において
も、例えば、テレホンカード等のプリペイドカードと同
様に、日本全国で使用可能なプリペイドカードが開発さ
れ、有価価値情報データとしての金額データが記憶され
たカードを遊技機に挿入し、所定の操作を行うことによ
り、遊技に使用する遊技媒体を得ることが可能になって
いる。
【0004】さらに、遊技に用いる遊技媒体数をデータ
の形でカードに記憶して、カードを遊技機に挿入するこ
とにより、実際の遊技媒体、例えば、遊技球やメダル等
を遊技機に投入することなく、遊技が行える所謂カード
式遊技機も開発されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、遊技店にお
いて現在は、遊技媒体としてパチンコ球を使用する代表
的な遊技機としてのパチンコ機と、遊技媒体としてメダ
ルを使用する代表的な遊技機として所謂パチスロ機が設
置されている。従来の実遊技媒体を使用する遊技機にお
いても、カード式遊技機において遊技者の所有する遊技
媒体数(例えば、パチンコ球またはメダル)を遊技媒体
(カード)毎に記憶していると、遊技者が遊技媒体をい
くら多量に現在所有していても、異なる遊技媒体を使用
する遊技機では、遊技を行うことはできない。
【0006】そして、カード式遊技機においては、異な
る遊技媒体を記憶したカードを所有する、または、複数
の遊技媒体を記憶可能なカードを所有することは、実遊
技媒体を所有することに比べ、持ち運び等は容易である
が、遊技を行おうとする遊技機に使用する所定の遊技媒
体数を所有していない場合には、やはり遊技は行えない
ものとなる。また、従来のカードにおいては、記憶され
る情報量を単に表示しているに過ぎない。
【0007】従って、現状においては、各遊技媒体毎に
遊技価値情報記憶媒体を携帯しておき、遊技する遊技装
置を変更する度毎に、その遊技装置に適応した遊技媒体
の記憶された遊技価値情報記憶媒体を選別して使用する
といった煩雑な操作を余儀なくされているのが実情であ
った。
【0008】このため、遊技者が所有する遊技価値量に
基づいて、複数種類の遊技機での遊技を可能にする遊技
設備の開発が待たれる。しかし、そのような遊技者が所
有する遊技価値量に基づき複数種類の遊技機での遊技を
可能にする遊技設備を開発した場合においては、遊技者
が自分の所有する遊技価値量が、どの遊技機ではどれく
らいの遊技媒体数に相当するかを把握するための手段が
要求される。
【0009】そこで、本発明の第1の目的は、遊技者が
所有する遊技価値情報を複数の遊技媒体数に変換して遊
技機上やカード上などに表示することにより、遊技者に
とって、遊技装置毎の遊技媒体数を把握できるようにし
た遊技設備を提供することにある。
【0010】そして、本発明の第2の目的は、表示する
遊技媒体の種別を選択して、所望する遊技媒体の価値量
を容易に把握できるようにすることにある。
【0011】さらに、本発明の第3の目的は、遊技媒体
間の変換レートの設定を可能にして、遊技店毎の変換レ
ートを設定できるようにすることにある。
【0012】また、本発明の第4の目的は、表示される
遊技媒体の種別(単位)も表示して、何の遊技媒体数で
あるかを正確に把握できるようにすることにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決すべく
請求項1に記載の発明は、前述した第1の目的を達成す
るために、携帯可能なカード等の遊技価値情報記憶媒体
に記憶される遊技価値情報(例えば、遊技球数データ
等)に基づき、種類の異なる複数の遊技装置での遊技を
可能にした遊技設備であって、遊技者の所有する遊技価
値情報を記憶する遊技価値量記憶手段と、この遊技価値
量記憶手段に記憶される遊技価値情報を所定の遊技媒体
数に変換する遊技媒体数変換手段と、この遊技媒体数変
換手段により変換された遊技媒体数を表示する遊技価値
量表示手段と、を備えている構成を特徴としている。
【0014】そして、請求項2に記載の発明は、前述し
た第2の目的を達成するために、請求項1に記載の遊技
設備において、前記遊技媒体数変換手段は、複数種類の
遊技媒体から所望の遊技媒体を選択する遊技媒体選択手
段からの選択信号に基づいて、前記遊技価値量記憶手段
に記憶される遊技価値情報を所定の遊技媒体数に変換す
ることを特徴としている。
【0015】さらに、請求項3に記載の発明は、前述し
た第3の目的を達成するために、請求項1または請求項
2の何れかに記載の遊技設備において、前記遊技媒体数
変換手段は、遊技店毎に設定可能な変換レート設定手段
と、この変換レート設定手段により設定された変換レー
トに基づいて、前記遊技価値量記憶手段に記憶される遊
技価値情報から所定の遊技媒体数を算出する遊技媒体数
演算手段と、を備えている構成を特徴としている。
【0016】また、請求項4に記載の発明は、前述した
第4の目的を達成するために、請求項1乃至請求項3の
何れかに記載の遊技設備において、前記カード等の遊技
価値情報記憶媒体は、前記遊技価値量表示手段に表示さ
れる遊技媒体数の種別(例えば、球や枚等の単位)を表
示する遊技媒体種別表示手段を備えている構成を特徴と
している。
【0017】
【作用】請求項1に記載の発明によれば、遊技価値量記
憶手段に記憶された遊技価値情報を、遊技媒体数変換手
段により所定の遊技媒体数に変換して、その変換された
遊技媒体数を遊技価値量表示手段により表示するので、
遊技者の所有するカード等の遊技価値情報記憶媒体に記
憶された遊技価値情報を、遊技装置毎に対応して変換し
た遊技媒体数として把握できる。
【0018】そして、請求項2に記載の発明によれば、
請求項1に記載の遊技媒体数変換手段によって、複数種
類の遊技媒体から所望の遊技媒体を選択する遊技媒体選
択手段からの選択信号に基づいて、遊技者が所有する遊
技価値情報を所定の遊技媒体数に変換するので、遊技者
が所望する遊技媒体の価値量を容易に把握できる。
【0019】さらに、請求項3に記載の発明によれば、
請求項1または請求項2の何れかに記載の遊技媒体数変
換手段によって、遊技店毎に設定可能な変換レート設定
手段により設定された変換レートに基づいて、遊技者が
所有する遊技価値情報から遊技媒体数演算手段により所
定の遊技媒体数を算出するので、遊技媒体数の表示にお
いて、遊技店毎の変換レートを設定できる。
【0020】また、請求項4に記載の発明によれば、請
求項1乃至請求項3の何れかに記載の前記カード等の遊
技価値情報記憶媒体において、遊技媒体種別表示手段に
より、表示される遊技媒体数の種別、即ち、例えば、球
や枚等の単位を表示するので、何の遊技媒体数であるか
が正確に把握できる。
【0021】
【実施例】以下に、本発明に係る遊技設備の実施例を図
1乃至図18に基づいて説明する。先ず、図1は本発明
を適用した一例としての遊技設備(遊技システム)の全
体構成を例示するもので、図1中、符号1は、本実施例
に係わる遊技設備を示し、この遊技設備1は、遊技球を
遊技媒体として使用するパチンコ機2と、コインを遊技
媒体として使用するパチスロ機3とを遊技装置4として
備え、これらの異なる種類の遊技装置において使用され
る遊技価値情報を記憶した遊技価値情報記憶媒体(C)
の記憶に基づき遊技が行なわれるようになっている。
【0022】また、前記遊技設備1は、前記遊技価値情
報記憶媒体(C)の発行や、この遊技価値情報記憶媒体
(C)へ遊技価値情報の内の有価価値情報の加算を行な
うカード発行機兼金額加算機5、また、景品交換処理を
行なう景品交換機6、前記遊技価値情報記憶媒体(C)
に記憶されている遊技価値情報の内の遊技媒体数に関す
る変換処理を行なう遊技媒体変換機7、さらに、これら
の各機器からの情報を管理する中央管理装置8と、例え
ば、遊技媒体指定信号発信機69等を備えている。
【0023】ついで、これらの詳細について説明すれ
ば、前記パチンコ機2は、本実施例においては、遊技球
を所定数封入しておき、この遊技球を循環使用して遊技
を行なうようにした形式の、封入球式遊技機と称される
形式を示してある。ここで、以下の説明において必要と
なる諸操作部材の説明をする。そして、このような諸操
作部材は、前述したパチスロ機3にも同様に設けられる
ものであるが、重複を避けるために、パチスロ機3につ
いては説明を省略する。
【0024】このパチンコ機2は、図2に示すように、
パチンコ機2の基体を構成する後枠9と、この後枠9の
前部に開閉可能に取り付けられた前枠10とを備えてい
る。この前枠10には、遊技領域Gを構成する遊技盤
(図示略)が取り付けられているとともに、この遊技盤
の前部を覆う透明板11が装着された透明板支持枠12
と、この透明板支持枠12の下方に配設された開閉パネ
ル13とが、前記前枠10の前部に開閉可能に取り付け
られている。
【0025】前記透明板支持枠12の中央上部には、喫
煙時の煙を吸引回収する排煙口14が形成されており、
また、前記前枠10の側部には、この前枠10と前記後
枠9との開閉ならびに前記前枠10と透明板支持枠12
との開閉を拘束する錠機構15が設けられ、さらに、下
部両側には、遊技に関連した効果音や警告音等を発する
ための通音口16が設けられている。
【0026】また、前記開閉パネル13の上部左側に
は、前記カード状の遊技価値情報記憶媒体(以下カード
Cと称す)が挿入されるカード挿入口17が形成されて
おり、パチンコ機2の内部に装着されているカードリー
ダー・ライターへ連通させられている。
【0027】一方、前記開閉パネル13の前記カード挿
入口17の右隣には、遊技等に関する諸条件を設定する
ための操作パネル18が設けられている。この操作パネ
ル18には、遊技球の発射の強弱を調整する一対の発射
調整釦19,20と、発射を中断するための停止釦21
と、挿入されたカードCに記憶されている有価価値情報
を、遊技を行なうための遊技媒体としての遊技球数へ変
換する購入釦22と、遊技を一時的に中断するとともに
カードを排出させる中断釦23と、遊技の終了時におい
て、未使用分の有価価値情報や終了時点における遊技媒
体数(遊技球数)をカードCに記憶させたのちに排出さ
せる精算釦24とが設けられているとともに、その側部
に、前記有価価値情報の残高を表示する残高表示器25
と、遊技媒体数を表示する遊技価値量表示手段である遊
技媒体数表示器26とが設けられている。
【0028】また、前記開閉パネル13の略中央部に
は、赤外線センサー等からなる人体検出センサー27が
設けられて、遊技者の存在の有無を検出するようになっ
ている。これは、遊技を継続した状態で遊技者がパチン
コ機2から離れてしまった際に、遊技を強制的に停止さ
せるために設けられたもので、一人の遊技者が複数の遊
技装置4を使用することを防止するための処置である。
さらに、前記開閉パネル13の前記人体検出センサー2
7の下方には、灰皿28と、小物を乗せるためのトレイ
29が設けられている。
【0029】さらに、前記操作パネル18の、前記遊技
媒体数表示器26の左隣には、この遊技媒体数表示器2
6における表示内容を変更するための遊技媒体選択手段
である表示変換釦30が設けられ、また、右隣には、遊
技媒体数表示器26において表示された情報に対応した
単位を表示する種別表示器31が設けられている。そし
て、本実施例では、前記表示変換釦30が操作される度
毎に、内蔵された図示しない遊技媒体数変換手段によっ
て、遊技媒体数表示器26における表示が、遊技球数、
メダル数、景品数とに順次変換表示されるようになって
いるとともに、これらの変換された表示内容に応じて、
前記種別表示器31において、「球」、「枚」、およ
び、「景」の表示がなされるようになっている。従っ
て、このような「球」、「枚」、および、「景」の表示
部が遊技媒体種別表示手段となっている。
【0030】そして、このように構成されたパチンコ機
2には、パチンコ機2に設けられている諸機器を遊技に
伴って制御する遊技制御手段や、封入された遊技球の管
理、すなわち、発射球数、入賞球数、アウト球数、ファ
ウル球数、賞球球数等の管理を行なう封入球制御手段
や、カードの取り扱いに関する制御を行なうカード制御
手段、さらには、発射装置への遊技球の送りや、前記発
射調整釦19,20によって設定される発射条件等に基
づき遊技球の発射を制御する発射制御手段等が組み込ま
れている。
【0031】また、前記遊技媒体変換機7は、図3に示
すように、前記カードCが挿入されるカード挿入口49
と、カードCの遊技価値量記憶手段に記憶されている遊
技価値情報の変換形態を選択するための、景品数変換釦
50、メダル変換釦51、および、遊技球変換釦52
と、これらの変換された遊技価値情報を表示する表示器
53とによって構成されている。従って、遊技媒体変換
機7は、遊技媒体数変換手段を内蔵し、メダル変換釦5
1、遊技球変換釦52が遊技媒体数変換手段の遊技媒体
選択手段をなし、その変換された遊技価値情報を表示す
る表示器53が遊技価値量表示手段をなす。なお、この
ような遊技媒体数変換手段、遊技媒体数変換手段、遊技
価値量表示手段による遊技媒体変換表示機能を、前記カ
ード発行機兼加算機5にも持たせるようにしても良い。
【0032】さらに、前記カードCは、図4に示すよう
に、本実施例においてはICカードが用いられており、
このカードCには、記憶されている遊技価値情報の内の
有価価値情報を表示する残高表示器54、遊技価値情報
の内の遊技媒体数を表示する遊技価値量表示手段として
の遊技媒体数表示器55、表示される遊技媒体の種別を
表示する遊技媒体種別表示手段としての種別表示器5
6、前記遊技媒体数表示器55および種別表示器56に
おける表示の切り替えをなす遊技球変換釦57、メダル
変換釦58、景品数変換釦59、および、端数変換釦6
0とを備えている。なお、遊技球変換釦57、メダル変
換釦58が遊技媒体選択手段をなす。
【0033】また、前記カードCには、図7に示すよう
に、遊技価値情報を記憶する遊技価値量記憶手段61が
設けられており、この遊技価値量記憶手段61は、有価
価値情報を記憶する有価価値情報記憶領域Aと、遊技媒
体数を記憶する遊技媒体数記憶領域Bと、前記各変換釦
57〜60からの信号に基づき、前記遊技媒体数記憶領
域Bから所定の情報を読み込んで、要求された遊技媒体
数へ変換するとともに、その結果に基づき、前記遊技媒
体数表示器(遊技価値量表示器)55および種別表示器
56へ駆動信号を出力し、また、有価価値情報記憶領域
Aに記憶されている情報に基づき、前記有価価値情報表
示器54へ駆動信号を出力する表示切り換え手段62が
設けられている。そして、本実施例においては、前記表
示切り換え手段62が遊技媒体数変換手段を兼ねてい
る。
【0034】さらに、本実施例においては、前記遊技媒
体数記憶領域Bには、図8に示すように、遊技球数記憶
領域63、メダル数記憶領域64、および、景品数記憶
領域65が設けられているとともに、さらに、これらの
各記憶領域63、64、65が、それぞれ、変換データ
領域63a,64a、通常データ領域63b,64b、
および、第1景品領域65a、第2景品領域65bとに
分割されている。
【0035】このように各記憶領域63,64,65に
おける記憶領域を分割したのは、遊技球数をメダルへ変
換する際に、通常の有価情報に対する変換レートよりも
有利や不利な変換レートで変換できるようにした場合に
おけるデータ処理のためである。こうして、遊技店にお
いて、稼働率の悪い遊技装置の遊技媒体へ変換すること
が有利となるような変換レートを設定することを可能と
し、稼働率の悪い遊技装置の稼働率の向上を図る設定を
可能にしている。
【0036】そして、前記遊技球数記憶領域63の通常
データ領域63bには、有価価値情報から変換された遊
技球数、あるいは、遊技結果において払い出された遊技
球数が記憶されるとともに、この通常データ領域63b
に記憶された遊技球数は、メダル数に変換する際に、特
別に設定された変換レート(以下、特別変換レートと称
し、本実施例においては、遊技球数:メダル数の換算比
にして、4:1に設定した例について示してある)に基
づきメダル数に変換されて、前記メダル数記憶領域64
の変換データ領域64aへ記憶されるようになされてい
る。たとえば、図8に(a)で示す遊技球数203球
が、同図に(b)で示すように、メダル数50枚へ変換
されて変換データ領域64aへ記憶される。このとき、
遊技球に端数が生じることから、この端数3球が、元の
通常データ領域63bへ戻されて記憶される。
【0037】さらに、メダル数から遊技球数に変換する
際に、メダル数記憶領域64の変換データ領域64aに
記憶されているメダル数が、前述した特別変換レートに
基づいて遊技球数に変換されて記憶されるようになって
いる。たとえば、図8に(c)で示すメダル数20枚
が、同図に(d)で示すように遊技球数80球に変換さ
れて、遊技球数記憶領域63の通常領域63bへ移動さ
せられて、残存する端数3球に加算されて記憶される。
【0038】また、前記メダル数記憶領域64の通常デ
ータ領域64bには、有価価値情報から通常の変換レー
トによって変換されたメダル数、および、遊技の結果払
い出されたメダル数が記憶されるようになっているとと
もに、遊技球数へ変換する際に、この通常データ領域6
4bに記憶されているメダル数が、通常の変換レート
(本実施例においては、遊技球数:メダル数比で5:1
に設定した例について示してある)で遊技球数に変換さ
れたのちに、前記遊技球数記憶領域63の変換データ領
域63aへ記憶されるようになっている。たとえば、図
8に(e)で示すメダル数30枚が遊技球数150球に
変換されて、同図に(f)で示すように、遊技球数記憶
領域63の変換データ領域63aへ記憶される。
【0039】さらに、遊技球数をメダル数に変換する際
に、遊技球数記憶領域63の変換データ領域63aに記
憶された遊技球数が、通常の変換レートでメダル数に変
換されたのちに、前記メダル数記憶領域64の通常デー
タ領域64bに記憶されるようになっている。たとえ
ば、図8に(g)で示す遊技球数10球がメダル数2枚
に変換されて、同図に(h)で示すように、メダル数記
憶領域64の通常領域64bに記憶される。
【0040】一方、前記景品数記憶領域65に記憶され
る景品数は、前記遊技球数およびメダル数に対して共通
の価に変換された共通単位数量であり、本実施例におい
ては、遊技球数15に対して1の割合で設定されてい
る。また、前述したように遊技球数とメダル数との通常
の変換レートが5:1であることから、メダル数と景品
数とは3:1の割合で設定されている。
【0041】そして、遊技球数を景品数に変換する場合
には、遊技球の通常データは、上記変換率によって景品
数に変換されたのちに第2景品領域65bへ記憶される
ようになっている。すなわち、図8に(i)で示す通常
データの遊技球83球の内75球が景品数5に変換され
て、同図に(j)で示すように、第2景品数領域65b
へ記憶され、端数の8球が(k)で示すように通常デー
タ領域63bへ残される。
【0042】また、遊技球の変換データは、元々メダル
であるので、一旦、通常レートでメダル数へ変換された
のちに、前述と逆の手順でメダル数へ変換されたのち
に、メダル数と景品数との変換レートに基づき景品数へ
変換されて第1景品数領域65aへ記憶されるようにな
っている。すなわち、図8における(l)で示す遊技球
数100が、一旦、通常レートでメダル数20枚に変換
されたのちに、メダル数と景品数との変換レート3:1
に基づき景品数6に変換されて、同図に(m)で示すよ
うに第1景品領域65aへ記憶され、この変換時に生じ
た端数のメダル数2枚が、さらに、通常レートで元の遊
技球数に変換され、この遊技球数10球が、同図に
(n)で示すように、元の遊技球数記憶領域63の変換
データ領域63aへ戻されて記憶される。
【0043】一方、前記メダル数を景品数へ変換する場
合には、メダルの通常データーは景品数との通常の変換
レート3:1に基づき変換されて、変換された景品数が
第2景品数領域65bへ記憶され、その時の端数はメダ
ルの通常データ領域64bに残されるようになってい
る。たとえば、図8に(o)で示すように、メダルの通
常データ領域64bに記憶されている107枚のメダル
の内、105枚が35の景品数に変換されて、同図に
(p)で示すように第2景品数領域65bへ記憶され、
変換によって発生した端数のメダル2枚がメダルの通常
データ領域64bへ記憶される(q)。
【0044】また、メダルの変換データを景品数へ変換
する場合は、この変換データが元々遊技球のデータであ
るので、一旦、特別変換レート(4:1)に基づいて遊
技球数に変換されたのちに、遊技球数と景品数との変換
レート(15:1)に基づき景品数に変換されて、第1
景品領域65aへ記憶されるようになっている。そし
て、メダルへの変換時に生じた端数は、遊技球の通常デ
ータとして通常データ領域63bへ加算記憶されるよう
になっている。
【0045】以上のような遊技媒体の変換処理は、保有
する遊技価値情報をカードC上に表示させて確認するた
めの処理であり、カード独自で行なわれる処理である
が、カード自体に、遊技媒体の変換機能が備えられてい
るので、この変換機能を利用して、遊技媒体を、目的と
する遊技装置4に適合させることができる。このよう
に、遊技媒体数変換手段は、変換レート設定手段と、こ
れにより設定された変換レートに基づき遊技価値量記憶
手段に記憶させる遊技価値情報から所定の遊技媒体数を
算出する遊技媒体数演算手段とを備えている。
【0046】また、前述したカードCにおいては、遊技
媒体の変換や表示の切り換えを、専用の変換釦57〜6
0によって行なうようにしているが、図6に示すよう
に、1個の表示変換釦66を設けておき、この表示変換
釦66の操作によって、一定の順番で順次遊技価値情報
を変換するとともに、変換された遊技価値情報を遊技媒
体数表示器55に表示させることも可能である。このよ
うな表示変換釦66を遊技媒体選択手段としても良い。
【0047】さらに、前述したように、カードC自体に
遊技媒体数の変換機能を持たせた場合、カードCの操作
によって目的とする遊技媒体への変換が可能であるか
ら、遊技者に遊技媒体の変換を行なわせる形態とするこ
とができる。また、本実施例では、前述したように、遊
技装置4に遊技媒体数変換手段を設けておき、カードC
を遊技装置4へ挿入することにより、当該遊技装置4に
おいて、この遊技装置4に適応した遊技媒体へ変換する
ようにすることもできる。
【0048】また、カードCの表示機能を省略すること
も考えられるが、この場合、前記遊技装置4にその機能
を持たせることにより、遊技装置4上で各種の情報を遊
技者へ報知することができる。
【0049】なお、遊技装置4に変換機能を付加した場
合、遊技装置4毎にこの機能を持たせなければならない
から、遊技装置4の構成が煩雑化することが想定され
る。これを回避するための他の方法としては、前述した
専用の遊技媒体変換機7を用いることが挙げられる。す
なわち、遊技に先立って、カードCを遊技媒体変換機7
へ挿入し、この遊技媒体変換機7に設けられている景品
数変換釦50、メダル数変換釦51、あるいは、遊技球
数変換釦52を操作することにより、目的とする遊技媒
体への変換を行なう方法である。
【0050】また、この場合、単一のカードCを用い、
その遊技媒体数のみを変換して書き換える形態や、図9
および図10に示すように、遊技媒体専用のカードCを
用意しておき、変換毎に、変換された遊技媒体に対応し
たカードCに遊技媒体数や有価価値情報を記憶させて提
供するようにすることも可能である。ここで、図9が遊
技球専用のカードCを示し、図10がメダル専用のカー
ドCを示す。これらの図に示すように、専用のカードC
を用いた場合、種別の表示は不要となり、そのための表
示手段が省略されている。
【0051】もちろん、これらの各形態を個々に実施し
てもよく、適宜組み合わせて遊技設備1を構成すること
も可能である。
【0052】ついで、前述のように遊技装置4として、
遊技球を遊技媒体としたパチンコ機2とメダルを遊技媒
体としたパチスロ機3とを備え、これらの遊技装置4を
カードに記憶されている遊技価値情報に基づき選択的に
使用可能とした遊技設備1において行なわれる制御の処
理手順について説明する。
【0053】図11は、本実施例において行なわれる全
体制御の処理フローを示すものである。この全体制御が
開始されると、カード発行機兼金額加算機5におけるカ
ードCの発行を制御するカード発行制御(ステップS
1)、カード発行機兼金額加算機5においてカードCに
記憶されている有価価値情報を増額する際のカード金額
加算制御(ステップS2)、パチンコ機2の遊技に関す
る制御や、遊技に伴う遊技価値情報の制御等を行なうパ
チンコ機制御(ステップS3)、パチスロ機3の遊技に
関する制御や、遊技に伴う遊技価値情報の制御等を行な
うパチスロ機制御(ステップS4)、カードCに記憶さ
れている遊技価値情報の変換に伴う制御を行なう変換機
制御(ステップS5)、景品交換に関する制御を行なう
景品交換制御(ステップS6)、および、各遊技装置4
における遊技情報や稼働率、あるいは、不正行為の監視
や売上情報等の管理情報の制御を行なう管理制御(ステ
ップS7)の各制御が、リセット割り込み動作による時
分割処理によって実行される。
【0054】ついで、前記全体処理においてサブルーチ
ンとして設けられているパチンコ機制御について、図1
2に基づき説明する。このパチンコ機制御が開始される
と、まず、カード挿入時か否かの判断がなされ(ステッ
プS301)、カード挿入時でない場合には、つぎのス
テップS302へ移行して、遊技球の発射制御処理が行
なわれる。この発射制御処理は、後述するように、カー
ドCに記憶されている遊技球数の範囲内で発射を行なう
とともに、その発射に伴う遊技球数の増減処理を行なう
ものである。
【0055】この発射制御処理が終了すると、つぎのス
テップS303において、遊技処理が行なわれる。この
遊技処理は、遊技球の発射によって開始される遊技を制
御するもので、前記遊技球が遊技領域Gに設けられてい
る特定部位に入賞ないしはその特定部位を通過させられ
た場合に、遊技形態を他の遊技形態へ移行させたり、装
飾ランプ等の点灯や点滅を行なわせ、あるいは、効果音
を発音させるなどの処理を行なうものである。
【0056】そして、この遊技処理が終了すると、つぎ
のステップS304へ移行して、カードデータ更新処理
が行なわれる。このカードデータ更新処理は、遊技者に
よって購入釦22が操作された際に、その操作量に応じ
て、遊技価値情報の有価価値情報が遊技球数へ変換さ
れ、これに伴って、前記有価価値情報が減算され、かつ
遊技媒体数、すなわち、持ち球数が加算されることによ
り、遊技価値情報が変換することから、この変化に基づ
く新しい遊技価値情報を更新記録するための処理であ
り、このカードデータ更新処理が行なわれたのちに、つ
ぎのカード情報表示処理(ステップS305)へ移行す
る。
【0057】このカード情報表示処理は、遊技に供され
ている遊技媒体の情報、すなわち、遊技球数や、購入操
作によって減少する有価価値情報の最新情報の表示や、
パチンコ機2に設けられている表示変換釦30の操作に
基づく、他の遊技媒体へ変換しての表示を行なうための
制御である。そして、このカード情報表示処理が終了し
たのちに、つぎのステップS306の管理情報処理が行
なわれて、メインルーチンへ戻る。
【0058】この管理情報処理は、パチンコ機2と中央
管理装置8との情報の授受に関する制御であり、たとえ
ば、パチンコ機2におけるセーフ球数、賞球数、回収球
数、特別遊技の設定されたパチンコ機2である場合に
は、この特別遊技の発生回数、あるいは、中断中(中断
釦23が操作された場合)の情報等の遊技情報や、前記
カードに関する情報情報、あるいは、不正行為に関する
情報が中央管理装置8へ送信され、また、打ち止め情報
や不正行為発生時における遊技停止のための情報等の受
信がなされる。
【0059】一方、前記ステップS301において、カ
ード挿入時、すなわち、初めてカードが挿入された時点
であると判断された場合には、挿入されたカードCに記
憶されている遊技価値情報が読み込まれる(ステップS
307)。そして、このステップS307において読み
込まれたカードデータに基づき、遊技価値情報が球数デ
ータ(すなわち、遊技球数データ)か否かが判断され
(ステップS308)、球数データである場合には、前
記ステップS302以降の処理へ移行し、球数データで
ない場合には、共通単位データであるかが判断される
(ステップS309)。
【0060】このステップS309において、読み込ま
れた遊技価値情報が共通単位データであると判断された
場合には、共通単位データが所定の変換レートに基づき
遊技球数へ変換された(ステップS310)のちに、ス
テップS302以降の処理へ移行する。また、共通単位
データでないと判断された場合には、記憶されている遊
技媒体データが、設定された変換レートに基づき遊技球
数へ変換されて(ステップS311)、前記ステップS
302以降の処理へ移行する。ここで、本実施例におい
ては、遊技装置4としてパチンコ機2とパチスロ機3が
設置されているのみであるから、前記共通単位データが
景品数であり、また、ステップS311において示した
記憶遊技媒体が、パチスロ機3において使用されるメダ
ルである。
【0061】このような処理により、カードCに記憶さ
れている遊技媒体の情報が、カードCをパチンコ機2へ
挿入するのみで、当該パチンコ機2において使用される
遊技球数へ自動的に変換されることとなる。そして、本
実施例においては、前記ステップS308〜ステップS
311が、パチンコ機2に設けられている遊技媒体数変
換手段の処理となされている。
【0062】ついで、パチンコ機制御のサブルーチンと
して設けられている発射制御処理について、図13に基
づき説明する。この発射制御処理が開始されると、ま
ず、パチンコ機2において、発射処理中であるか否かの
判断がなされる(ステップS312)。このステップS
312において、発射処理中でないと判断された場合に
は、球数データの有無が判断され(ステップS31
3)、球数データがない場合には、つぎのステップS3
14において、ファール球の処理が行なわれたのちに、
パチンコ機制御の処理へ戻る。
【0063】一方、前記ステップS312において、発
射処理中であると判断された場合には、パチンコ機2に
設けられている発射調整釦19,20によって設定され
た発射条件に基づき遊技球の発射処理が行なわれた(ス
テップS315)のちに、ステップS314以降の処理
へ移行する。
【0064】また、前記ステップ313において、球数
データがあると判断された場合には、つぎのステップS
316において、発射のタイミングであるか否かの判断
がなされ、発射タイミングでない場合には、ステップS
314以降の処理へ移行する。また、発射タイミングで
ある場合には、まず、遊技球の変換データ(図8におい
て変換データ領域63aに記憶されている遊技球数、す
なわち、メダルから変換された遊技球数)の有無が判断
され(ステップS317)、変換データがない場合に
は、通常データ領域63bに記憶されている通常球数デ
ータから1を減算するための指令が発せられた(ステッ
プS318)のちに、遊技球の発射処理が行なわれて
(ステップS319)、ステップS314以降の処理へ
移行する。
【0065】そして、前記ステップS317において、
変換球数データがあると判断された場合には、この変換
球データから1を減算するための指令が発せられた(ス
テップS320)のちに、ステップS319以降の処理
へ移行する。
【0066】したがって、この処理により、メダルから
変換された遊技球数が優先的に遊技に供されることとな
る。これは、前記変換球は、本来、パチンコ機2におい
ては使用できないメダルから変換されたものであること
から、この変換球を優先使用させることにより、正規の
遊技媒体である通常球の使用に極力早く移行させるため
の処置である。また、たとえば、有価価値情報に対する
変換レートが遊技球とメダルとで異なる変換レートに設
定されている場合等において、異なる遊技媒体への変換
により、変換された遊技媒体が通常の正規の遊技媒体よ
りも有利な状態となされることから、この有利な遊技媒
体を早く消化させるための処置である。
【0067】ついで、パチンコ機制御においてサブルー
チンとして設けられているカード情報表示処理につい
て、図14に基づき説明する。この処理は、パチンコ機
2にカードCが挿入された状態において、パチンコ機2
の残高表示器25や遊技媒体数表示器26、および、種
別表示器31における表示処理を行なうもので、通常の
遊技における遊技球数や有価価値情報の表示に加えて、
表示変換釦30の操作に基づいて他の遊技価値情報への
変換ならびに表示を行なわせるようになっている。
【0068】すなわち、このカード情報表示処理が開始
されると、まず、カード挿入中であるか否かが判断され
(ステップS321)、カードCが挿入されていない場
合には、パチンコ機制御のステップS306以降の処理
へ移行し、カードCが挿入されている場合には、つぎの
ステップS322において、表示変換指令の有無が判断
される。この表示変換指令は、パチンコ機2に設けられ
ている表示変換釦30の操作によって発生される。
【0069】このステップS322において、表示変換
指令がないと判断された場合には、つぎのステップS3
23へ移行して、カードCに記憶されている遊技媒体数
がそのまま、遊技媒体数表示器26において表示される
とともに、種別表示器31において、当該遊技媒体に対
応した種別表示が行われ(ステップS324)、さら
に、カードCに記憶されている有価価値情報が残高表示
器25において表示された(ステップS325)のち
に、パチンコ機制御のステップS306以降の処理へ移
行する。
【0070】一方、表示変換釦30が操作されて表示変
換指令が発せられた場合には、ステップS322からス
テップS326へ移行して、現在の表示形態が球数の表
示か否かの判断がなされ、現在の表示が球数である場合
には、遊技球数がメダル数に変換された(ステップS3
27)のちに、前記ステップS323以降の処理へ移行
して、変換されたメダル数および種別「枚」が表示され
て(ステップS323、ステップS324)、ステップ
S325以降の処理が行なわれる。
【0071】また、ステップS326において、現在の
表示が球数表示でないと判断された場合には、ステップ
S328に移行して、現在表示がメダル数であるか否か
が判断され、メダル数が表示されている場合には、ステ
ップS329において、メダル数が他の遊技媒体へ変換
され、さらに、ステップS323において、前記変換さ
れた遊技媒体数が表示されるとともに、ステップS32
4において、変換された遊技媒体に該当する種別が表示
されたのちに、ステップS325以降の処理へ移行す
る。
【0072】一方、前記ステップS328において、現
在の表示がメダル数でないと判断されて場合には、つぎ
のステップS330において、現在の表示が他の遊技媒
体数であるかが判断され、他の遊技媒体数が表示されて
いる場合には、ステップS331において、他の遊技媒
体数が共通単位数量である景品数に変換されたのちに、
ステップS323において、この景品数が表示されると
ともに、ステップS324において、その種別の表示
「景」が表示されて、ステップS325以降の処理へ移
行する。
【0073】前記ステップS330において、現在表示
が他の遊技媒体でないと判断された場合には、つぎのス
テップS332へ移行して、現在の表示が景品数である
か否かが判断され、景品数が表示されている場合には、
端数演算処理によって端数情報が生成され(ステップS
333)、ステップS323において、この端数情報が
表示されるとともに、ステップS324において、その
端数の元となる遊技媒体に対応した種別が表示されたの
ちに、ステップS325以降の処理へ移行する。
【0074】さらに、前記ステップS332において、
現在の表示が景品数でないと判断された場合には(この
場合には、本実施例においては、端数が表示されている
こととなる)、つぎのステップS334へ移行して、カ
ードCに記憶されている遊技価値情報が球数へ変換さ
れ、ステップS323およびステップS324において
球数の表示とその種別情報「球」が表示されたのちに、
前記ステップS325以降の処理へ移行する。
【0075】ここで、本実施例では、ステップS326
からステップS334までの処理が遊技媒体数変換手段
の処理となされている。また、本実施例に示した遊技設
備1においては、設置されている遊技装置4がパチンコ
機2とパチスロ機3であることから、実際には他の遊技
媒体への変換は行なわれず、ステップS329およびス
テップS330の処理が省略された処理となる。
【0076】このような一連のカード情報表示処理によ
り、遊技者によって表示変換釦30が操作される度毎
に、遊技媒体数表示器および種別表示器における表示
が、メダル数、他の遊技媒体数、景品数、端数、およ
び、遊技球数の順で切り換え表示される。したがって、
遊技者は、パチンコ機2での遊技の最中に、メダル数や
他の遊技媒体数、景品数、あるいは、これらの遊技媒体
における端数を確認することができる。
【0077】そして、このような各遊技媒体間の変換時
においても、図8において示した変換レートによって行
なわれる。すなわち、本実施例では、遊技球数とメダル
数との通常変換レートが5:1に設定され、また、遊技
球数からメダルへ変換する場合において設定されている
特別変換レートが4:1に設定され、遊技球数と景品数
との変換レートが15:1、また、メダル数と景品数と
の変換レートが3:1に設定されている。
【0078】また、このような各変換レートは、固定的
に設定される形態ばかりでなく、遊技店側において、変
更可能な形態とすることも可能である。この場合には、
遊技装置4、あるいは、この遊技装置4との情報交換を
なす中央管理装置8に変換レート設定手段が設けられる
ことにより対処される。
【0079】なお、端数演算処理は、遊技媒体の変換時
において端数がある場合、その情報がカードCから読み
込まれるとともに、端数表示のための識別情報がセット
される。この識別情報は、遊技媒体数表示器26におい
て、端数であることを報知するためのもので、たとえ
ば、端数とともに「端」が表示される(図5参照)。
【0080】ついで、カードC自体に遊技価値情報の表
示機能と遊技媒体数変換手段が設けられている場合にお
けるカードCの制御1について、図15および図16に
基づき説明する。ここで、このカードCの制御はICカ
ードの制御であり、図15および図16には、記憶して
いる遊技媒体数を遊技者の選択する遊技媒体へ変換して
表示する方式としてのカード制御1を示している。
【0081】このカード制御が開始されると、カードC
の遊技価値量記憶手段61に記憶されている遊技価値情
報の内、遊技媒体数記憶領域Bに記憶されているカード
情報(遊技球数、メダル数、あるいは、これらの端数の
内のいずれか)が、遊技媒体数表示器55において表示
され(ステップS801)、ついで、この表示されたカ
ード情報に対応した単位が、種別表示器56において表
示され(ステップS802)、さらに、ステップS80
3において、有価価値情報記憶領域Aに記憶されている
有価価値数(残高)が、残高表示器54において表示さ
れたのちに、次のステップS804において、読み出し
指令の有無の判断がなされる。
【0082】この読み出し指令は、たとえば、遊技装置
4や景品交換機6、あるいは、遊技媒体変換機7にカー
ドCが挿入された際に、これらの各機器から発せられる
もので、読み出し指令があると判断された場合には、有
価価値情報記憶領域Aや遊技媒体数記憶領域Bに記憶さ
れている各データが、データを要求している機器に対し
て出力された(ステップS805)のちに、ステップS
806へ移行し、また、読み出し指令がないと判断され
た場合には、前記ステップS806へ直接移行する。
【0083】このステップS806においては、前記ス
テップS804において列記した各機器からの書き込み
指令の有無が判断され、書き込み指令があると判断され
た場合には、前記遊技価値量記憶手段61の各記憶量が
書き換えられた(ステップS807)のちに、図16に
示すステップS808へ移行し、また、書き込み指令が
ないと判断された場合には、ステップS808へ直接移
行する。
【0084】このような書き込み指令は、たとえば、遊
技装置4にカードCが挿入されている場合には、遊技者
によって購入処理がなされることによる有価価値情報の
減少や遊技媒体数の増加、あるいは、遊技の結果に基づ
く遊技媒体数の増減がなされて、前記遊技価値情報量に
変化が生じた際に発生される。
【0085】そして、図16に示すように、ステップS
808においては、球数表示指令の有無が判断され、球
数変換指令(この球数変換指令は、図4に示すように、
カードCに設けられている表示切り換え手段62として
の遊技球変換釦57や、図6に示す表示変換釦66の操
作および図1に示す遊技媒体指定信号発信機69からの
信号をカードCが受信することによって発せられる)が
あると判断された場合には、遊技媒体数記憶領域Bにお
ける記憶量が球数に変換された(ステップS809)の
ちに、前記ステップS801以降の処理へ移行する。そ
して、前記ステップS801に移行することにより、前
記球数が表示され、また、次のステップS802におい
て、種別「球」の表示が行なわれる。
【0086】また、前記ステップS808において、球
数表示指令がないと判断された場合には、次のステップ
S810において、メダル数表示指令の有無が判断され
る。このメダル数表示指令は、図4に示すカードCにお
いては、メダル数変換釦58が操作されることによって
発せられ、また、図6に示すカードCにおいては、表示
変換釦66が操作されることによって発せられる。さら
に、図1に示す遊技媒体指定信号発信機69からの信号
をカードCが受信することによって発せられる。
【0087】そして、このステップS810において、
メダル数変換指令があると判断された場合には、ステッ
プS811へ移行して、遊技媒体数記憶領域Bの記憶情
報がメダル数に変換されたのちに、ステップS801以
降の処理へ移行して、そのメダル数や種別「枚」の表示
が、遊技媒体数表示器55、種別表示器56のそれぞれ
において行なわれ、メダル数変換指令がないと判断され
た場合には、つぎのステップS812へ移行する。
【0088】このステップS812においては、景品数
表示指令の有無が判断され、景品数表示指令があると判
断された場合には、ステップS813において、遊技媒
体数記憶領域Bにおける情報が景品数に変換されたのち
に、ステップS801以降の処理へ移行して、景品数や
種別「景」の表示が遊技媒体数表示器55や種別表示器
56のそれぞれにおいて行なわれ、景品数表示指令がな
いと判断された場合には、つぎのステップS814へ移
行する。この景品数変換処理は、前記カード情報表示処
理におけるステップS331と同様の内容であり、この
景品数表示指令は、図4に示すカードCにおいては、景
品数変換釦59が操作されることによって発せられ、ま
た、図6に示すカードCにおいては、表示変換釦66が
操作されることによって発せられる。さらに、図1に示
す遊技媒体指定信号発信機69からの信号をカードCが
受信することによって発せられる。
【0089】このステップS814においては、端数表
示指令の有無が判断され、端数表示指令がないと判断さ
れた場合には、ステップS801以降の処理へ移行し、
端数表示指令があると判断された場合には、ステップS
815へ移行して、遊技媒体数記憶領域Bに記憶されて
いる端数が読み込まれるとともに、ステップS801以
降の処理において、この端数の表示、ならびに、端数の
元となる遊技媒体の種別表示がなされる。この端数表示
指令は、図4に示すカードCにおいては、端数変換釦6
0が操作されることによって発せられ、また、図6に示
すカードCにおいては、表示変換釦66が操作されるこ
とによって発せられ、また、この端数表示処理は、前記
カード表示処理のステップS333と同様の処理であ
る。
【0090】このようなカード制御1により、カードC
が挿入される諸機器との情報の授受が行なわれるととも
に、カードCに記憶されている情報が、カード単体で携
帯されている場合においても、遊技者において確認され
る。
【0091】次に、同じくICカードの制御であり、記
憶している遊技媒体数を遊技者の操作により順番に変換
して表示する方式としてのカード制御2を、図17およ
び図18に基づいて説明する。なお、このカード制御2
において、図17に示した通り、ステップS801〜ス
テップS807までの処理は、前記カード制御処理1と
同様(図15参照)につき、その説明を省略し、以下で
は、ステップS806、ステップS807から移行する
図18に示した処理(ステップS821以降)について
説明する。
【0092】図18に示すように、ステップS821に
おいては、表示変換指令の有無が判断される。この表示
変換指令は、図6に示すカードCに設けられている表示
変換釦66の操作によって発生される。このステップS
821において、表示変換指令がないと判断された場合
には、前記ステップS801(図17参照)以降の処理
へ移行する。
【0093】一方、表示変換釦66が操作されて表示変
換指令が発せられた場合には、ステップS821からス
テップS822へ移行して、球数記憶の有無が判断さ
れ、球数記憶があると判断された場合には、前記遊技媒
体数記憶領域Bにおける記憶量がメダル数に変換された
(ステップS809)のちに、図17に示す前記ステッ
プS801以降の処理へ移行する。そして、図17に示
す前記ステップS801に移行することにより、前記遊
技媒体数表示器55において、前記メダル数が表示さ
れ、また、次のステップS802において、前記種別表
示器56において、種別「枚」の表示が行なわれる。
【0094】また、図18に示す前記ステップS822
において、球数記憶がないと判断された場合には、次の
ステップS824において、メダル数記憶の有無が判断
され、メダル数記憶があると判断された場合には、ステ
ップS825へ移行して、前記遊技媒体数記憶領域Bの
記憶情報が球数に変換されたのちに、図17に示すステ
ップS801以降の処理へ移行する。そして、その球数
や種別「球」の表示が、前記遊技媒体数表示器55、前
記種別表示器56のそれぞれにおいて行なわれる。
【0095】また、図18に示す前記ステップS824
において、メダル数記憶がないと判断された場合には、
つぎのステップS826へ移行する。このステップS8
26においては、景品数記憶の有無が判断され、景品数
記憶があると判断された場合には、ステップS813に
おいて、前記遊技媒体数記憶領域Bにおける情報が景品
数に変換されたのちに、図17に示す前記ステップS8
01以降の処理へ移行する。そして、その景品数や種別
「景」の表示が、前記遊技媒体数表示器55、前記種別
表示器56のそれぞれにおいて行なわれる。
【0096】また、図18に示す前記ステップS826
において、景品数記憶がないと判断された場合には、つ
ぎのステップS828へ移行する。このステップS82
8においては、端数記憶の有無が判断され、端数記憶が
ないと判断された場合には、図17に示す前記ステップ
S801以降の処理へ移行し、また、端数記憶があると
判断された場合には、図18に示すステップS815へ
移行する。そして、前記遊技媒体数記憶領域Bに記憶さ
れている端数が読み込まれるとともに、図17に示す前
記ステップS801以降の処理において、この端数の表
示、ならびに、その端数の元となる遊技媒体の種別表示
が、前記遊技媒体数表示器55、前記種別表示器56の
それぞれにおいてなされる。
【0097】このようなカード制御2によっても、カー
ドCが挿入される諸機器との情報の授受が行なわれると
ともに、カードCに記憶されている情報が、カード単体
で携帯されている場合においても、遊技者において確認
される。
【0098】このように、本実施例に示す遊技設備1に
おいては、一つの遊技価値情報を所有することにより、
遊技媒体の異なる複数の遊技装置での遊技が可能となっ
て、遊技者にとっては、遊技の興趣が大幅に高められる
とともに、遊技の選択範囲が拡大される。また、異なる
種類の遊技装置への移動が円滑に行なわれることによ
り、遊技店にとっては、各機種の稼働率が高められるこ
とによる営業成績の向上が期待される。さらに、変換レ
ート設定手段によって、遊技媒体間の変換レートに差を
与えることにより、稼働率の低い遊技装置4への移動を
促す処置が可能となって、この点からも、遊技装置4の
稼働率の向上が見込まれる。
【0099】そして、変換レートの変更が容易に行なわ
れることにより、全国的な変換レートの変更時において
も迅速な対応が可能となる。
【0100】なお、前記実施例は、一例であって、設計
要求等に基づき種々変更可能である。たとえば、前記実
施例においては、遊技装置4としてパチンコ機2やパチ
スロ機3を例示したが、これに限られるものではなく、
アレンジボール機や雀球機、映像を用いた遊技機等の他
の遊技機との組み合わせが可能である。
【0101】また、前記実施例においては、遊技媒体間
の変換や景品数への変換に際し、端数以外の全ての記憶
量を変換するようにした例について示したが、所定量の
変換を可能にすることもできる。たとえば、遊技球数を
3000球獲得したとして、その内の1000球分をメ
ダルに変換してパチスロ機3における遊技を楽しむよう
にする等である。
【0102】以上のように、遊技設備1において、遊技
者が所有するカードの遊技媒体数を複数の遊技媒体に変
換して、遊技機上、カード上に表示し、その際、遊技媒
体の種別(単位)も表示するようにすることで、遊技者
にとって、所望する遊技価値量を容易、且つ正確に把握
できるようにしている。
【0103】以上の通り、本発明を適用した実施例で
は、遊技者が所有する遊技価値量を所定の遊技媒体(メ
ダルや球)数に変換して表示するようにしている。ま
た、表示する遊技媒体の種別を選択する選択手段も備え
たものとしている。そして、所定の遊技媒体間の変換レ
ートに変換する変換レートを設定する設定手段も備えて
いる。さらに、表示される遊技価値量の種別(単位)を
表示するようにしている。
【0104】以上のような本発明を適用した実施例によ
れば、以下の効果を発揮することができる。
【0105】(1)遊技者が所有する遊技価値量を表示
することにより、遊技者は、所有する遊技価値量を把握
することができる。そして、このような遊技価値量の表
示部を、例えば、カード上に有価価値(金額データ)の
表示部と合わせて設けることにより、所有する遊技価値
量が少なく、有価価値も少なければ、予め有価価値を追
加してから遊技を行うようにすれば、遊技途中で有価価
値を追加しなくても良くなる。また、遊技者が所有する
遊技価値量を所定の遊技媒体数に変換して表示すること
により、遊技機の種類の選択、例えば、パチンコ機であ
れば、持ち球数からどのタイプのパチンコ機で遊技を行
うかを判断するための要素にもなる。
【0106】(2)表示する遊技媒体の種別を切り換え
ることにより、遊技者は、遊技機毎の遊技媒体数を容易
に、且つ正確に把握することができる。
【0107】(3)変換するレートの設定を可能にする
ことにより、遊技媒体の価値が変化してレートが変わっ
た場合の対処が可能になり、遊技店独自のレート設定が
可能になるので、遊技店の営業方針に合わせて変更でき
る。
【0108】(4)表示される遊技価値量の種別(単
位)を表示することにより、複数種類の遊技媒体に変換
して表示が可能な場合にも、表示が何の遊技媒体数であ
るかを間違うことがない。
【0109】ところで、遊技価値量表示手段は、実施例
において、遊技装置上とカード上の両方に設けたが、遊
技装置上、カード上のどちらか一方であっても良い。ま
た、遊技価値量表示手段は、同時に複数の遊技媒体数に
変換した表示をするようにしても良い。
【0110】そして、実施例では、遊技球数とメダル数
に変換して表示するものとしたが、図14のフローチャ
ートでも説明したように、他の遊技媒体数に変換して表
示しても良い。また、遊技価値量記憶手段には、所定の
遊技媒体数で記憶しても、所定の単位へ変換した情報
(例えば、金額等)を記憶するようにしても良い。
【0111】さらに、実施例のようにカードC上に遊技
価値量表示手段(遊技媒体数表示器55)を設けた場合
において、遊技媒体選択手段として、例えば、図1に示
したように、遊技機の近傍または遊技機の設置してある
エリアに遊技媒体指定信号、例えば、電波や赤外線等の
無線信号を発信する遊技媒体指定信号発信機69を設け
るようにしても良い。このような遊技媒体指定信号発信
機69を設けておくことで、遊技機の近傍または遊技機
の設置してあるエリアへ移動したときに受信される遊技
媒体指定信号により、遊技者が操作することなく、遊技
者が店内を移動することにより、カードC上の遊技媒体
数表示器55の遊技価値量の表示が変化する。
【0112】なお、以上の実施例においては、金額デー
タ(有価価値情報)や遊技球数データによる遊技価値情
報に基づき遊技(発射)が行える封入球式のパチンコ遊
技機と、メダル数データ等の遊技価値情報に基づく遊技
が可能なパチスロ遊技機としたが、本発明はこれに限定
されるものではなく、例えば、他の弾球遊技機としての
アレンジボール遊技機や雀球遊技機、映像を用いた遊技
機等、カードに記憶された遊技価値情報を基に遊技を行
う所謂カード式の遊技機であってもよい。さらに、本発
明は、以上のような各種遊技機を備える遊技設備のシス
テム全体について適用可能である。また、遊技価値情報
を記憶する遊技価値情報記憶媒体としてはカードのみに
限らず任意であり、その他、具体的な細部の構成等につ
いても適宜に変更可能であることは勿論である。
【0113】
【発明の効果】以上のように、請求項1に記載の発明に
係る遊技設備によれば、遊技価値情報を所定の遊技媒体
数に変換して表示するようにしたため、遊技者の所有す
る遊技価値情報記憶媒体に記憶された遊技価値情報を、
遊技装置毎に対応して変換した遊技媒体数として把握す
ることができるようになる。
【0114】そして、請求項2に記載の発明に係る遊技
設備によれば、複数種類の遊技媒体から所望の遊技媒体
を選択する選択信号に基づいて、遊技者が所有する遊技
価値情報を所定の遊技媒体数に変換するようにしたた
め、遊技者が所望する遊技媒体の価値量を容易に把握す
ることができるようになる。
【0115】さらに、請求項3に記載の発明に係る遊技
設備によれば、遊技店毎に設定された変換レートに基づ
いて、遊技者が所有する遊技価値情報から所定の遊技媒
体数を算出するようにしたため、遊技媒体数の表示にお
いて、遊技店毎の変換レートを設定することができるよ
うになる。
【0116】また、請求項4に記載の発明に係る遊技設
備によれば、遊技価値情報記憶媒体には、表示される遊
技媒体数の種別、即ち、単位を表示するようにしたた
め、何の遊技媒体数であるかを正確に把握することがで
きるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した一例としての遊技設備(遊技
システム)の全体構成を例示する概略斜視図である。
【図2】図1に例示した遊技設備に備えられる遊技機の
一つを示すもので、パチンコ機の外観図である。
【図3】図1に例示した遊技設備に備えられる遊技媒体
変換機の一例を示す外観図である。
【図4】図1に例示した遊技設備において使用されるカ
ードの一例を示す外観図である。
【図5】同じく図1に例示した遊技設備において使用さ
れるカードの一例を示す外観図である。
【図6】同じく図1に例示した遊技設備において使用さ
れるカードの他の例を示す外観図である。
【図7】図1に例示した遊技設備において使用されるカ
ードの信号の授受を説明するためのブロック図である。
【図8】図1に例示した遊技設備において使用されるカ
ードにおける遊技媒体数記憶領域の詳細を説明するため
の概略図である。
【図9】図1に例示した遊技設備において使用されるカ
ードの他の例を示す外観図である。
【図10】同じく図1に例示した遊技設備において使用
されるカードの他の例を示す外観図である。
【図11】本発明の一実施例の遊技設備における全体制
御の処理手順を示すゼネラルフローチャートである。
【図12】図11のゼネラルフローにおけるパチンコ機
制御の処理手順を示すフローチャートである。
【図13】図12のパチンコ機制御における発射制御処
理の処理手順を示すフローチャートである。
【図14】同じく図12のパチンコ機制御におけるカー
ド情報表示処理の処理手順を示すフローチャートであ
る。
【図15】図1に例示した遊技設備に使用されるカード
の制御手順(カード制御1)を示すフローチャートであ
る。
【図16】図15の処理に続いてカード制御1の制御手
順を示すフローチャートである。
【図17】図1に例示した遊技設備に使用されるカード
の制御手順(カード制御2)を示すフローチャートであ
る。
【図18】図17の処理に続いてカード制御2の制御手
順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 遊技設備 2 パチンコ機 3 パチスロ機 4 遊技装置 5 カード発行機兼金額加算機 6 景品交換機 7 遊技媒体変換機 8 中央管理装置 25 残高表示器 26 遊技媒体数表示器(遊技価値量表示手段) 30 表示変換釦(遊技媒体選択手段) 31 種別表示器 54 残高表示器 55 遊技媒体数表示器(遊技価値量表示手段) 56 種別表示器(遊技媒体種別表示手段) 57 遊技球変換釦 58 メダル変換釦 59 景品数変換釦 60 端数変換釦 61 遊技価値量記憶手段 62 表示切り換え手段(遊技媒体数変換手段) 66 表示変換釦(遊技媒体選択手段) 69 遊技媒体指定信号発信機(遊技媒体選択手段) C カード(遊技価値情報記憶媒体)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 携帯可能な遊技価値情報記憶媒体に記憶
    される遊技価値情報に基づき、種類の異なる複数の遊技
    装置での遊技を可能にした遊技設備であって、 遊技者の所有する遊技価値情報を記憶する遊技価値量記
    憶手段と、 この遊技価値量記憶手段に記憶される遊技価値情報を所
    定の遊技媒体数に変換する遊技媒体数変換手段と、 この遊技媒体数変換手段により変換された遊技媒体数を
    表示する遊技価値量表示手段と、 を備えていることを特徴とする遊技設備。
  2. 【請求項2】 前記遊技媒体数変換手段は、複数種類の
    遊技媒体から所望の遊技媒体を選択する遊技媒体選択手
    段からの選択信号に基づいて、前記遊技価値量記憶手段
    に記憶される遊技価値情報を所定の遊技媒体数に変換す
    ることを特徴とする請求項1に記載の遊技設備。
  3. 【請求項3】 前記遊技媒体数変換手段は、 遊技店毎
    に設定可能な変換レート設定手段と、 この変換レート設定手段により設定された変換レートに
    基づいて、前記遊技価値量記憶手段に記憶される遊技価
    値情報から所定の遊技媒体数を算出する遊技媒体数演算
    手段と、 を備えていることを特徴とする請求項1または請求項2
    の何れかに記載の遊技設備。
  4. 【請求項4】 前記遊技価値情報記憶媒体は、前記遊技
    価値量表示手段に表示される遊技媒体数の種別を表示す
    る遊技媒体種別表示手段を備えていることを特徴とする
    請求項1乃至請求項3の何れかに記載の遊技設備。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011083493A (ja) * 2009-10-16 2011-04-28 Joyco Systems Corp 遊技システム及び遊技媒体貸出装置
JP2011083501A (ja) * 2009-10-17 2011-04-28 Daito Hanbai Kk 貯遊技媒体払出システム
JP2011083502A (ja) * 2009-10-17 2011-04-28 Daito Hanbai Kk 遊技媒体払出システム
JP2015208516A (ja) * 2014-04-28 2015-11-24 株式会社ユニバーサルエンターテインメント 遊技媒体取扱装置、サーバ装置及び遊技システム
JP2017202332A (ja) * 2017-07-12 2017-11-16 株式会社ユニバーサルエンターテインメント 遊技システム

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