JP4189454B2 - 遊技用システム - Google Patents

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Description

本発明は、遊技場に設置された複数の遊技機に対応付けられて設けられた記録媒体処理装置へ、会員遊技者を個別に識別可能な会員識別情報が記憶された記録媒体が受け付けられていることを条件に、該会員遊技者が遊技する遊技機および該会員遊技者の会員識別情報を特定して、該遊技機において可変表示ゲームを実行することで発生する遊技関連情報を、該会員識別情報に対応付けて記憶する遊技関連情報記憶手段を備える遊技場管理装置と、該会員遊技者に固有の該遊技関連情報に基づく表示を行うための遊技情報表示手段を備える遊技装置とからなる遊技用システムに関する。
一般に、パチンコ遊技機では、変動表示装置(特別図柄表示装置)を備え、変動表示装置で可変表示ゲームを行い、可変表示ゲームが大当たりとなった場合に、遊技者が大量の遊技価値(賞球)を得られるようになっているものが知られている。
上記可変表示ゲームでは、例えば、変動表示装置の複数の表示領域(例えば、左右に並んだ3つの表示領域)に、それぞれ複数種類の識別情報(特別図柄)としての例えば数字や各種キャラクタを変動表示させ、次いで、各表示領域において、識別情報を停止表示させ、停止表示された識別情報が特定の組合わせ態様(例えば、全ての表示領域に同じ特別図柄が停止表示される態様)となった場合に大当たりとなる。
また、可変表示ゲームでは、様々な変動パターン(変動態様)で、識別情報を変動表示するようになっているが、特に、一部の表示領域を除く複数の表示領域で特別図柄が停止表示された状態で、未だ大当たりとなる可能性がある所謂リーチとなった場合に、大当たりとなる可能性が有ることを演出するためにリーチ用の変動パターンが用いられる。
近年、変動表示装置として、液晶ディスプレイが多く用いられるようになったことなどから、リーチ用の変動パターンとして、極めて演出性の高い表示が行われるとともに、一つの機種のパチンコ遊技機において、多くの変動パターンが用意されていおり、遊技者は、さまざまなリーチの変動パターンを見ることを楽しみにしている場合も多い。
また、多くの変動パターンが用意されることから、変動パターンによって極めて出現確率の低いものなども有り、一般的に出現確率が低い変動パターンは、該変動パターンが出現した際に大当たりとなる確率が高くなっており、遊技者は、出現確率が低い珍しいリーチの変動パターンが出現することを期待し、このような変動パターンが出現した場合に大当たりへの期待も含めて高い興趣を持つことになる。
そこで、遊技の進行内容に対応する変動パターン情報をホールコンピュータ(遊技店の管理用コンピュータ)に送信し、ホールコンピュータは、受信した変動パターン情報に基づいて、台番号(遊技店の各遊技機に付けられた番号)毎の各変動パターンの表示回数を管理して、ホールコンピュータに備えられた表示装置に、台番号毎に各変動表示パターンの表示回数を表示することで、遊技店側でどの台において、どの変動パターン(例えば、上述のリーチとなる変動パターン)が実行されたことを知ることができるようになったものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
これにより、上述のように出現頻度の低い珍しいリーチの変動パターンが表示された遊技機で遊技している遊技者に対して、遊技店が景品を付与するなどのサービスを提供することが可能となり、遊技者に、さらに、珍しい変動パターンの出現を期待させることができる。
特開2003−164619公報(第11頁)
しかしながら、ホールコンピュータが台番号毎にリーチ等の変動パターンをその種類毎に実行回数を管理して、台番号毎のリーチ実行状態を表示しても、遊技店の従業員が、常にリーチ実行状態の表示を監視している訳ではないので、珍しいリーチが実行された遊技機で遊技している遊技者が離席した後で、珍しいリーチが実行されたことに気付くことがあり、本来、サービスを付与するべき遊技者にサービスを付与できない場合がある。
すなわち、台番号による管理では、珍しいリーチを実行した遊技者を特定できないので、リーチ実行からその直後でなければ、サービスを実行できない。従って、珍しいリーチを実行した当日以降のサービスも当然できない。
また、どのリーチが発生したからサービスが付与されるのかが遊技者に知らされていないと、珍しいリーチが発生したことでサービスを受けている遊技者を他の遊技者が見てもその理由が解らず、他の遊技者は、サービスを受けている遊技者だけが優遇されているように勘違いして、遊技店に不信感を抱く恐れがある。
また、遊技者は、自分が珍しいリーチを出現させた場合に、達成感を得ることができるが、このような達成感は、例え景品を付与されても、その場限りで終わってしまう可能性が高く、珍しいリーチを出現させた遊技機での遊技にすぐにあきてしまう可能性がある。
本発明の課題は、珍しいリーチの変動パターン等としての特定変動態様が発生した場合に、会員遊技者を識別可能な会員識別情報に対応付けて特定変動態様の種類を記憶可能とするとともに、特定変動態様に関する画像を遊技者が閲覧可能とする遊技システムを提供することである。
請求項1に記載の発明は、遊技場に設置された複数の遊技機に対応付けて設けられた記録媒体処理装置へ、会員遊技者を個別に識別可能な会員識別情報が記憶された記録媒体が受け付けられていることを条件に、該会員遊技者が遊技する遊技機および該会員遊技者の会員識別情報を特定して、該遊技機において可変表示ゲームを実行することで発生する遊技関連情報を、該会員識別情報に対応付けて記憶する遊技関連情報記憶手段を備える遊技場管理装置と、該会員遊技者に固有の該遊技関連情報に基づく表示を行うための遊技情報表示手段を備える遊技装置と、から成る遊技用システムにおいて、
前記遊技関連情報記憶手段は、
前記可変表示ゲームにおける変動態様のうち予め定められた種類の特定変動態様が発生した場合に、該特定変動態様が発生した遊技機で遊技する会員遊技者が、該特定変動態様と同じ種類の特定変動態様を未だ発生させていないことを条件として、該特定変動態様の種類を前記遊技関連情報として、該会員遊技者を識別する前記会員識別情報に対応付けて記憶し、
前記遊技場管理装置は、
前記特定変動態様に関わる画像を前記遊技情報表示手段に表示するための画像関連情報を、前記特定変動態様の種類に対応付けて記憶する管理装置側画像関連情報記憶手段と、
予め定められた出力時期が到来した場合に、前記画像関連情報を前記遊技装置に出力する画像関連情報出力手段と、を備え、
前記遊技装置は、
前記画像関連情報出力手段から入力した画像関連情報を記憶する遊技装置側画像関連情報記憶手段と、
会員遊技者より前記特定変動態様の種類の表示に関わる操作を受け付けると、該会員遊技者を特定して、前記遊技場管理装置に対して、該会員遊技者固有の会員識別情報に対応する前記遊技関連情報の送信要求を行う送信要求手段と、
前記遊技関連情報を受信すると、前記遊技装置側画像関連情報記憶手段が記憶する画像関連情報の中から、受信した遊技関連情報に対応する画像関連情報を抽出するとともに、該抽出した画像関連情報に基づいて、前記遊技情報表示手段に、前記会員遊技者毎の発生済み特定変動態様に関する表示を行う発生済特定変動態様表示手段と、を備えることを特徴としている。
ここで、遊技情報表示手段を備える遊技装置は、遊技情報を表示可能なディスプレイを遊技情報表示手段として有する装置であれば良く、例えば、パチンコ遊技機、パチスロ遊技機等の遊技機毎に島設備に設置される装置や、遊技機自体に設けられる装置や、遊技店内に一台もしくは複数台設置される情報端末装置であっても良い。
また、可変表示ゲームにおける変動態様とは、上述の特別図柄の変動表示の態様であり、特定変動態様とは、変動態様のうちの例えば特殊な変動態様で、主にリーチ(特にスーパーリーチやプレミアムリーチ)となった場合における変動態様であるが、リーチとなる前のリーチ予告や大当たり予告となる変動態様を含んでも良く、また、リーチとなる変動態様の開始から停止までの全てを含んでいても良い。なお、リーチ予告や大当たり予告は、例えば、リーチとなる前の段階の特別図柄の変動態様のうちの通常時と異なる変動態様を行うもので、特別図柄を変動させる速度が大きく変わったり、特定のキャラクタの画像が登場したりするものが一般的である。
また、画像関連情報は、例えば、特定変動態様の種類を示す名称(例えば、遊技機メーカーや遊技機販売会社でスーパーリーチやプレミアムリーチに付けられたリーチ名称)や、静止画像や、動画像や、動画像としてのコンピュータグラフィックスを表示するために必要な情報(例えば、画像データ、表示制御プログラム)等のいずれかを含むもので、特定変動態様の種類の情報を含む遊技関連情報に含まれる種類の特定変動態様の名称や静止画像や動画像等を遊技情報表示手段に表示可能とするものである。また、画像関連情報は、動画像と、動画像のサムネイルとなる静止画像を含むものでも良い。また、画像関連情報は、遊技情報表示手段で画像を表示させることが可能な変動態様の全ての種類の情報を含むものとしても良い。また、一度、管理装置側画像関連情報記憶手段から遊技装置側画像関連情報記憶手段に画像関連情報の全てを送信すれば、遊技装置が対応する遊技機の機種の変更(遊技機の入れ替え)がない限り、再び、画像関連情報を送信する必要はない。
また、画像関連情報を遊技装置に出力する出力時期としては、例えば、遊技店の遊技システムにおいて、営業開始処理毎、営業終了処理毎、設定した日時(例えば、遊技機の入れ替え時から最初の営業開始まで)、後述するように遊技機の機種を特定する後述の機種情報を遊技機の設置位置に対応付けて記憶する機種情報記憶手段における機種情報の更新を監視することで判別される遊技機の入れ替え時などである。
請求項1に記載の発明によれば、遊技場管理装置が記憶する会員毎の特定変動態様の発生状態と、特定変動態様に関わる画像関連情報に基づいて、遊技情報表示手段に発生済みの特定変動態様に関わる表示をするようにしたので、遊技者は、自己の特定変動態様の発生状態をわかり易い態様で確認することができる。また、複数日に亘る管理が可能となるので、特定変動態様を成立させた場合に特典(サービス)を付与する場合に、遊技者がサービスを受けたい時にサービスを受けることができる。
すなわち、特定変動態様が発生した場合に、該特定変動態様が発生した遊技機で遊技する会員遊技者が、該特定変動態様と同じ種類の特定変動態様を未だ発生させていないことを条件として、該特定変動態様の種類を前記遊技関連情報として、該会員遊技者を識別する前記会員識別情報に対応付けて記憶されるので、例えば、特定変動態様として珍しいリーチの変動パターンを出現させた会員遊技者を直接特定できる。従って、特定変動態様が発生した際に店員が対応できなくても、会員遊技者を特定可能な会員識別情報に関連づけて特定変動態様の種類が遊技関連情報記憶手段に記憶されるので、遊技関連情報記憶手段に前記遊技関連情報が残っている間は、この遊技関連情報に基づいて、いつでも、遊技者に特典の付与が可能となる。
また、同じ機種で、同じ種類の特定変動態様を1回発生させた後に、再び発生させても、遊技関連情報が更新されないので、同じ会員遊技者に、同じ種類の特定変動態様の発生に伴う特典の付与を何度も行うようなことがなくなり、同じ遊技者への過剰な特典の付与を防止できる。これにより、会員遊技者は、未だ発生させてない特定変動態様を発生させることにさらに興味を持つことになる。
また、会員遊技者は、自分が出現させた種類の特定変動態様に関連する画像等のデータを遊技情報表示手段で見ることが可能となる。そして、会員遊技者は、例えば、特定変動態様として、珍しいリーチの変動パターンが複数ある場合に、それを発生させる毎に、珍しいリーチの変動パターンに関する画像等が表示可能となるので、遊技者によっては、できるだけ多くの種類の特定変動態様を発生させて、その画像を遊技情報表示手段に表示することに満足を覚えることになる。すなわち、遊技者は、一種のコレクタ心理として、遊技の勝ち負けだけではなく、特定変動態様の種類をできるだけ多く発生させて遊技情報表示手段に表示させることにも興趣を得ることになる。さらに、画像が表示可能な特定変態様の全ての種類の数がわるような場合には、遊技者は、全ての種類の特定変動態様を発生させることを目的の一つとして遊技を行う可能性があり、一つの機種の遊技機に比較的長期に亘って遊技を行ってもらえるようになる可能性がある。
請求項2に記載の本発明は、請求項1に記載の遊技用システムにおいて、
前記遊技装置は、前記遊技機毎に対応付けて設けられるとともに、前記記録媒体処理装置と通信可能であって、
前記遊技場管理装置は、遊技機の機種を特定する機種情報を遊技機の設置位置に対応付けて記憶する機種情報記憶手段と、
前記機種情報記憶手段が記憶する遊技機毎の機種情報に基づいて、前記画像関連情報出力手段が前記画像関連情報を出力する遊技装置を判定する出力先判定手段と、を備え、
前記画像関連情報出力手段は、前記出力先判定手段の判定結果に基づいて、前記機種情報に対応した画像関連情報を前記遊技装置に出力することを特徴としている。
請求項2に記載の発明によれば、遊技機毎に遊技装置(遊技情報表示手段)を設けたので、遊技者の利便性が向上する。また、機種情報記憶手段が記憶する遊技機毎の機種情報に基づいて、遊技装置に、遊技機の機種に対応する画像関連情報を自動的にダウンロードするようにしたので、何番台にどの機種が設置されているかを確認しながら遊技店側(オペレータ)がダウンロード操作を行う場合と比較して、遊技機の機種に対応しない画像関連情報を間違えてダウンロードするようなことがなく、容易に画像関連情報を管理装置から遊技装置に送信することができる。すなわち、遊技装置は、機種に関係なく遊技機毎に設置されることになるので、遊技装置によって対応する機種が異なることになり、可変表示ゲームの変動態様に関する画像関連情報も異なるが、上述のように機種情報が遊技機の設置位置(例えば、遊技機の台番号)に対応付けられて記憶されているので、基本的に遊技装置がどの設置位置の遊技機に対応するかで、機種を判定することができ、各遊技装置に機種に対応した画像関連情報を送信することができる。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の遊技用システムにおいて、前記遊技関連情報記憶手段は、前記機種毎に予め定められた種類の特定変動態様が発生した場合に、該特定変動態様の種類を前記遊技関連情報として、前記会員識別情報と前記機種情報とに対応付けて記憶することを特徴とする。
請求項3に記載の発明によれば、機種毎の特定変動態様の発生状況の確認が容易になる。すなわち、各会員遊技者がどの機種の遊技機でどの種類の特定変動態様を発生させたかを確認可能となり、例えば、会員遊技者が、各機種毎にどの程度の特定変動態様を発生しているかも確認可能であり、複数機種の特定変動態様の発生状況によって、会員遊技者に特典を付与することも可能となる。
また、特定変動態様の発生状況が、個々の遊技機ではなく、機種情報に対応づけられるので、会員遊技者が、同じ機種の複数の遊技機で遊技しても、その機種で発生させた特定変動態様の種類を全て特定することができる。
請求項4に記載の本発明は、請求項3に記載の遊技用システムにおいて、
前記機種情報に、該機種情報に示される機種の遊技機が遊技場に現在有るか無いかを示す機種存在情報が含まれ、
撤去されることにより機種存在情報が遊技機無しとされた機種情報に対応付けられて遊技関連情報記憶手段に記憶された特定変動態様の種類が有る場合に、会員遊技者より撤去された機種で発生させた特定変動態様の種類を撤去されていない機種の特定変動態様の種類に変換する操作を受け付けると、撤去されていない機種で未だ会員遊技者が発生させていない特定変動態様の種類を、該特定変動態様の種類を発生させた場合と同様に、前記機種情報と識別情報とに対応付けて遊技関連情報記憶手段に記憶させる機種変換手段を備えることを特徴としている。
ここで、撤去された機種の遊技機と、撤去されていない機種の遊技機とでは、特定変動態様の種類が異なるので、撤去された機種の遊技機で発生させた特定変動態様の種類を撤去されていない機種の遊技機の特定変動態様の種類に変換する場合に、例えば、撤去されていない機種の変換先となる特定変動態様の種類をランダムに選択したり、予め、設定された優先度順に選択したり、変換元となる撤去された機種の特定変動態様の種類の発生率と最も発生率が近いものを選択したりするものとする。
また、撤去された機種で発生させた特定変動態様の種類を変換可能な撤去されていない機種としては、遊技店に有る全ての機種としても良いし、撤去された機種に代えて新たに設置された機種としても良いし、遊技者が未だ特定の変動態様を一つも発生させていない機種としても良い。
請求項4記載の発明によれば、会員遊技者が特定の変動態様を発生させたことはあるが、予め決められた特定変動態様の全てを発生させていない機種の遊技機が遊技場から撤去されてしまった場合に、会員遊技者が全ての特定変動態様を発生させる前に遊技機が撤去されたことや、全ての特定変動態様を発生させると特典の付与がある場合に特典の付与を受ける前に遊技機が撤去されたことに不満を持つのを防止することができる。
特に、全ての特定変動態様を発生させると特典の付与があるような場合には、撤去されていない機種で未だ発生させていない特定変動態様の種類を発生させたと見なせるようにすることで、その機種の遊技機で、全ての特定変動態様を発生させた場合の特典の付与を遊技者が受けやすくなり、上述のような遊技者の不満を解消することができる。
また、遊技者の操作により撤去された機種から撤去されていない機種に発生させた特定変態様の種類が変換されるので、撤去されていない機種でかってに特定変動態様を発生させた状態とされることはなく、遊技者の意思が尊重されることになる。
請求項5に記載の本発明は、請求項1〜4のいずれか1項に記載の遊技用システムにおいて、前記画像関連情報は、前記特定変動態様の種類を特定可能なイメージ画像を表示するための静止画像情報を含むことを特徴としている。
請求項5に記載の発明によれば、特定変動態様が発生するたびに、特定変動態様の種類を特定可能なイメージ画像の表示が可能となるので、例えば、特定変動態様としてのプレミアムリーチのリーチ名称を表示する場合と比較して、遊技者がリーチ名称を知らなかったとしても、遊技者が特定変動態様の種類を視覚により容易に確認できる。
また、会員遊技者は、特定変動態様としてのプレミアムリーチのイメージ画像をトレーディングカード的なものと見なす可能性もあり、トレーディングカードを集めるような気持ちで、多くの種類の特定変動態様のイメージ画像を表示可能とすることに興趣を覚え、遊技機での遊技を行う可能性がある。
請求項5に記載の本発明は、請求項1〜3の何れか1項に記載の遊技用システムにおいて、前記画像関連情報が、前記遊技情報表示手段で、前記特定変動態様と同じ変動内容を再生させるために必要な画像情報および画像表示制御情報を含み、
前記遊技装置は、前記発生済特定変動態様表示手段により表示された発生済の特定変動態様の中から、会員遊技者が所望する特定変動態様の選択を受け付ける選択受付手段を備え、
前記発生済特定変動態様表示手段は、前記選択受付手段により受け付けた特定変動態様に係る前記画像情報および前記画像表示制御情報に基づいて、該特定変動態様を再生する特定変動態様再生手段、を備えることを特徴とする。
ここで、特定変動態様を再生する場合に、特定変動態様中の画像表示を録画したような動画データを再生することも可能であり、このような動画データを用いて変動態様を再生しても良いが、一般的に変動態様は、遊技者の操作ではなく自動的に生成されるものではあるが、テレビゲームなどと略同様に各種画像データ等を用いてリアルタイムで表示画面に表示される画像を生成しており、子細な違いを含めると、特定変動態様の数がかなり多くなってしまう。従って、発生させた特定変動態様と全く同じ特定変動態様を再現できるようにしようとすると、必要とされる動画データの数が極めて多くなってしまうので、発生させた特定変動態様と全く同じではなく、代表例となる特定変動態様の動画データを表示することが好ましい。
そこで、画像情報(各種画像データ)と、これらの画像情報を用いて表示画面の画像を生成するための画像表示制御情報(表示制御プログラム)とを用い、特定変動態様を表示した場合と、同様の処理もしくはそれに近い処理を行うことで、発生させた特定変動態様と全く同じ、もしくは略同じ画像を表示するものとしても、必要とされるデータの容量を少なくすることができる。
また、請求項1における特定変動態様の種類は、上述の子細な違い毎に分けた種類ではなく、代表例としての特定変動態様の種類となる。従って、予め決められた複数種類の特定変動態様の全てを発生させた会員遊技者に特典を付与するような場合の複数種類の特定変動態様も、上述の子細な違いを含まない代表例としての種類となる。例えば、遊技機メーカー側で、スーパーリーチやプレミアムリーチとして、リーチ名称等が決められたものを各種類の特定変動態様としても良く、実際の変動態様中にスーパーリーチやプレミアムリーチとされた変動態様が最終的に含まれていれば、変動態様の途中経過等が異なるものでも、同じ種類の特定変動態様となる。
なお、画像情報は、例えば、遊技機の表示制御装置(後述のように可変表示ゲームの表示を制御する演出制御装置)に記憶されている画像データであり、画像表示制御情報は、遊技機の表示制御装置における画像表示制御の情報(例えば、表示制御プログラム)であるが、遊技機の表示制御装置と、遊技情報表示手段の発生済特定変動態様表示手段における特定変動態様再生手段とは異なる可能性があり、基本的には、表示制御装置による特定変動態様の表示を、特定変動態様再生手段がエミュレート(擬似的に再現)するものとなる。
なお、出現させた特定変動態様と全く同じ表示を行う必要はなく、例えば、変動表示中の各特別図柄の表示タイミングが、再生時に発生時と同じになる必要はなく、異なっていても良い。また、特定変動態様となる可変表示ゲームを開始から停止まで再生するものとしても良いし、特定変動態様をリーチの変動態様とした場合に、可変表示ゲームがリーチとなってから停止するまでを再生するものとしても良い。
請求項5に記載の発明によれば、予め定めれた特定変動態様には、例えば、所謂プレミアムリーチと呼ばれるような出現率が極めて低いものがあり、それほどでなくても、特定変動態様には出現率の低いものが多く含まれる可能性がり、一度発生させた特定変動態様を、実際の可変表示ゲームで再び短期間の間に発生させる可能性は極めて低いものとなる。そのため、そのような特定変動態様を発生させた遊技者に対して、遊技者が見たい時に該特定変動態様が再生できるようにすることで、実際の可変表示ゲーム中に通常変動(リーチ無し)等、遊技者にとって視覚的に面白みのない変動態様が続いた場合であっても、遊技者を飽きさせることがない。
すなわち、一度発生させた特定変動態様を再生可能とし、遊技機で遊技する遊技者が好きなときに、珍しいリーチの変動態様を見ることができるようにすることが、遊技者に対する特典、言い換えれば、サービスとなる。これにより、遊技店側が人的サービスを行わなくても、遊技者に特典の付与が可能となる。例えば、遊技者が、発生させた特定変動態様を再生する操作を行うだけで、特定変動態様をいつでも見られるという特典が付与されることになり、これには遊技店の従業員の作業を必要せず、特典の付与により従業員の負担が増加することがない。
本発明によれば、遊技場管理装置が記憶する会員毎の特定変動態様の発生状態と、特定変動態様に関わる画像関連情報に基づいて、遊技情報表示手段に発生済みの特定変動態様に関わる表示をするようにしたので、遊技者は、自己の特定変動態様の発生状態をわかり易い態様で確認することができる。また、複数日に亘る管理が可能となるので、特定変動態様を成立させた場合に特典(サービス)を付与する場合に、遊技者がサービスを受けたい時にサービスを受けることができる。また、遊技者に一つの機種で発生可能な特定変動態様の種類をできるだけ多く発生させることに興趣を持たせることで、一つの機種の遊技機の遊技に遊技者がすぐあきてしまうのを防止し、遊技者が一つの機種を長い期間に亘って遊技する可能性を大きくすることができる。
以下、この発明に係る遊技設備装置について図1〜図8を参照して説明する。
この例の遊技システムは、パチンコ遊技機、アレンジボール遊技機等の弾球遊技機や、パチスロ遊技機等のスロットマシンなどの遊技機が設置される遊技店に設けられるものであって、例えば、遊技機の一例としての後述の封入球式遊技機2(例えば、パチンコ遊技機)毎に設けられ、封入球式遊技機2の一部として内蔵された状態の遊技装置(後述の枠制御装置51、タッチパネル表示器5等から構成される)と、各遊技機毎に対応して設けられて、会員カードの会員識別情報を読み取って出力する後述するカードユニット57と、各遊技機から出力される後述の遊技関連情報を受信して会員識別情報に対応付けて管理する遊技場管理装置(ホールサーバ52、アプリケーションサーバ53)とを備える。
すなわち、遊技用システムは、遊技場に設置された複数の遊技機に対応付けて設けられた記録媒体処理装置としてのカードユニット57へ、会員遊技者を個別に識別可能な会員識別情報が記憶された記録媒体としての会員カードが受け付けられていることを条件に、該会員遊技者が遊技する遊技機および該会員遊技者の会員識別情報を特定して、該遊技機において後述の可変表示ゲームを実行することで発生する遊技関連情報を、該会員識別情報に対応付けて記憶する遊技関連情報記憶手段としての記憶装置を備える遊技場管理装置(ホールサーバ52およびアプリケーションサーバ53)と、該会員遊技者に固有の該遊技関連情報に基づく表示を行うための遊技情報表示手段としての後述のタッチパネル表示器5を備える遊技装置とから成る。また、遊技装置が封入球式遊技機2に内蔵された状態なので、遊技装置は、前記遊技機毎に対応付けて設けられたことになる。なお、遊技機毎に遊技装置を設ける場合に内蔵する必要はなく、遊技機の外部に設置しても良い。
ここで、遊技用システム全体を説明する前に、図1を参照して封入球式遊技機2を説明する。
前記封入球式遊技機2は、矩形枠状に構成された機枠2aを備え、この機枠2aの一側方には、該機枠2aに対し回動可能に矩形枠状の前面枠2bが軸支されている。また、前面枠2bは、その前面側に回動可能に軸支されたガラス枠2cと、ガラス枠2cの下側に取り付けられた発射操作ユニット2dとを有する。
前面枠2bは、矩形枠状の機枠2a内にちょうど収まるように、概略矩形板状に構成されるとともに、その中央から上端部に渡る部分に後述する遊技盤が嵌め込まれている。
この遊技盤の前面と前記ガラス枠2cとの間で、遊技盤の前面に設けられたガイドレールに囲まれた部分が遊技球が発射されて流下する遊技領域とされている。
また、ガラス枠2cの前面側には、遊技領域の視認を妨げない位置に、複数の外部アピール装飾ランプ21,…、スピーカ22等が設けられている。外部アピール装飾ランプ21,…は、ガラス枠2cの上部に設けられて、主に遊技者が所有する持球数(遊技媒体数を示す遊技媒体データ)が大量(大きな値)となった場合に、これを周囲に報知するためのものである。
また、前面枠2bには、ガラス枠2cの開放を検出するガラス枠開放検出センサ31が設けられている。
ここで、入球数(遊技者が遊技機に打ち込んだ球数)と出球数(遊技球が入賞口等に入って払い出された賞球数)との差である差球数(正負を逆にした値)に遊技店が遊技者に貸した貸球数を加算した数値が持球数となる。なお、持球数は、遊技者が保有し遊技機での遊技を可能とする遊技媒体データとなる。
また、封入球式遊技機2では、賞球の払い出しは行われず、上述の出球数、入球数、差球数、持球数(遊技球数)等は、実際の遊技球の個数ではなく、データ上の数値となる。すなわち、実際に使用される遊技球は、循環使用される限られた所定数(例えば、25個)しかなく、持球数は、例えば、遊技領域に発射される遊技球を検知してカウントした発射球数、発射されたが戻ってしまった遊技球を検知してカウントしたファール球数、遊技領域に発射されて回収された遊技球を検知してカウントした回収球数(後述のセーフ球数+アウト球数)、入賞した場合の賞球数、遊技店から借りた貸球数等の数値から上述の入球数、出球数、差球数、持球数が得られる。
以上のように封入球式遊技機2による遊技は、完全にデータ上の数値として行われることになるので、多数の遊技球を得て、これを球箱に溜めることにより遊技者が得られる満足感や優越感といったものが、持球数という数値の増加では得難い。そこで、外部アピール装飾ランプ23とにより、持球数が多くなった場合に、これを外部にアピールすることで、遊技者が満足感や優越感を得られるようにしている。
また、今回の発明をこのような封入球式遊技機2に適用することで、後述するように遊技者に球箱を積み上げることによらない、新たな満足感を与えるようにしている。
また、前面枠のガラス枠140の下側の発射操作ユニット2dには、本発明の遊技情報表示手段となるタッチパネル表示器5、ハンドルタッチ検出部23、発射スライドボリューム24、仮装遊技球表示器25、スピーカ26、及びこれらの部材を保持するとともに、前記ハンドルタッチ検出部23が内面側に形成されるポケット状の左右の凹部27(空間)を形成する発射操作空間形成枠28が設けられている。
タッチパネル表示器5は、表示装置としての液晶ディスプレイを有するもので、基本的な機能として、持球数の情報、金額情報(前記遊技カード等の記録媒体に記憶された残額等)、貯球情報(景品と交換せずに遊技店側に貯蓄した遊技球数等)等の遊技情報を表示し、実際の遊技球の払い出しがなくても、いつでも、持球数を確認できるようにするとともに、遊技者や遊技店の店員等に対してエラーの発生を含む各種情報を表示可能となっている。また、タッチパネル表示器5は、タッチパネルとして、表示切替や、その他の表示内容に対応した入力操作を可能とするものであり、店員の呼出ボタンも兼ねている。また、呼出ボタンに対応する呼出ランプとして、前記外部アピール装飾ランプ21が、持球数を表示する際と異なる点灯色や点灯態様(点滅等)で点灯すること呼出ランプを兼ねるようになっている。
さらに、この例においては、封入球式遊技機2で遊技する会員遊技者が、該封入球式遊技機2の可変表示ゲームで予め設定された特定変動態様としてのプレミアムリーチやスーパーリーチ等の特定リーチの変動態様を発生(表示)させた場合に、特定リーチの種類を示すリーチ名称と共にサムネイル表示される特定リーチの変動態様の特徴的な一場面を示すリーチ静止画像(イメージ画像)を、タッチパネル表示器5の液晶ディスプレイに表示可能となっている。また、複数種類の特定リーチのリーチ名称およびリーチ静止画像を表示する画面モードを、リーチコレクション画面モードと称する。すなわち、タッチパネル表示器5は、発生済みの特定変動態様としての特定リーチに関する表示を行う発生済特定変動態様表示手段として機能する。
さらに、上述のように会員遊技者が出現させた特定リーチの変動態様、すなわち、後述の変動表示装置の表示画面に表示された特定リーチの変動態様を再現する動画状の表示をタッチパネル表示器5の液晶ディスプレイに再生可能となっている。
タッチパネル表示器5のタッチパネルを遊技者が操作することにより、タッチパネル表示器5の液晶表示装置の表示画面をリーチコレクション画面モードに切り替えることが可能で、さらに、リーチコレクション画面上でサムネイル表示されるリーチ静止画像をタッチすることにより、再生する特定リーチの種類を選択して、特定リーチをタッチパネル表示器5の表示画面に再生可能となっており、すなわち、前記発生済特定変動態様表示手段としてのタッチパネル表示器5のタッチパネルは、遊技装置の一部として、前記発生済特定変動態様表示手段により表示された発生済の特定変動態様の中から、会員遊技者が再生を所望する特定変動態様の選択を受け付ける選択受付手段として機能する。
本発明の封入球式遊技機2は、遊技球の発射を操作する装置として、前記ハンドルタッチ検出部23及び発射スライドボリューム24を有する。
前記ハンドルタッチ検出部23は、ガラス枠2cの下側で前側に膨出した状態の発射操作空間形成枠28の左右側部に形成された凹部27内面に形成された所謂タッチセンサであり、遊技者の手を接触させることにより、遊技球の発射を制御する発射制御装置32に信号を出力し、遊技球の発射装置29を作動させて遊技球を発射させるものである。
発射スライドボリューム24は、上下にスライド移動可能な操作レバー241を備えて発射勢を調整するものである。
仮装遊技球表示器25は、通常のパチンコ遊技機において、所謂上皿上で順次発射されて減少する遊技球の動きを擬似的に再現するものである。
そして、封入球式遊技機2は、遊技盤のガイドレールで囲まれた遊技領域内に遊技球(打球;遊技媒体)を発射して遊技を行うものであり、該遊技領域には、従来のパチンコ遊技機と同様に、図示しないが、内部にゲートセンサ40を備えた普図始動ゲート、この普図始動ゲートを遊技球が通過することに基づいて開始される普通図柄(普図)の可変表示ゲームを表示する普図変動表示器、前記普図始動ゲートを遊技球が通過して普図可変表示ゲームが未処理となっている未処理回数を表示する普図始動記憶表示器、普図の可変表示ゲームが当たりとなると開放する普通変動入賞装置、この普通変動入賞装置に遊技球が入賞することに基づいて開始される特別図柄の可変表示ゲームの表示を行う変動表示装置33、普通変動入賞装置に遊技球が入賞して特図可変表示ゲームが未処理となっている未処理回数を点灯表示する特図始動記憶表示器、特図の可変表示ゲームが大当たりとなると開放する特別変動入賞装置、内部に入賞センサ41を備えた一般入賞口、風車と呼ばれる打球方向変換部材、多数の障害釘、何れの入賞口にも入賞しなかった遊技球を回収するためのアウト穴などが設けられている。
前記普通変動入賞装置は左右一対の開閉部材とこの開閉部材を動作させる普電ソレノイド34とを具備し、この開閉部材は、常時は遊技球が1個流入可能な程度の間隔で閉じた状態(遊技者にとって不利な状態)を保持しているが、普図変動表示器の普図可変表示ゲームの結果が所定の停止表示態様(例えば、「7」)となった場合には、逆「ハ」の字状に開いて普通変動入賞装置に遊技球が流入し易い状態(遊技者にとって有利な状態)に変化されるようになっている。
この普通変動入賞装置は、特図の始動入賞口も兼ねている。すなわち、普通変動入賞装置の内部(入賞領域)に備えられた始動口センサ35により遊技球を検出することに基づき始動条件が成立し、特図の可変表示ゲームが開始されるようになっている。
また、特図の変動表示装置33(特別図柄表示装置)は、例えば、液晶ディスプレイを備え、表示内容が変化可能な表示画面を有している。
そして、この特図の可変表示ゲームの結果として、表示画面の表示態様が特別結果態様(例えば、「7,7,7」等のゾロ目数字の何れか)となった場合には、大当たりとなって特別遊技状態となる。すなわち、変動表示装置33の表示画面が、例えば、左、中、右の3つの表示領域に分割され、可変表示ゲームにおいては、この3つの領域で、数字、文字、絵柄等からなる識別情報として特別図柄が順次変更されるように変動表示が行われ、その後、各表示領域でそれぞれ特別図柄の何れかが停止表示され、停止表示された特別図柄が全て同じなら、上述の特別結果態様となる。
ここで、可変表示ゲームの途中結果態様として、2つの表示領域で特別図柄が停止表示されるとともに、残りの表示領域では特別図柄が変動表示されている状態で、停止表示された特別図柄が同じとなっていることで、特別結果態様となる可能性がある場合に、これをリーチという。
そして、途中結果態様としてリーチとなった場合に、リーチとなる前や、リーチ以外の途中結果態様と異なる変動表示態様が行われる場合があり、特に大きく変動表示態様が異なるものをスーパーリーチと称する。また、同じ機種のパチンコ遊技機でも、スーパーリーチには複数種類あり、その中で、出現率が極めて低く、また、出現した場合に特別結果態様となる確率が、他のスーパーリーチよりも高いものをプレミアムリーチと称する。
そして、スーパーリーチやプレミアムリーチにおいては、特別図柄や、特別図柄以外の絵柄等が動画状(アニメーション状)に表示される。すなわち、特別図柄の変動表示が通常と異なるように行われるとともに、さらにスーパーリーチの演出表示が行われる。
そして、本発明においては、これらスーパーリーチとなる可変表示ゲームの変動態様のうち予め遊技者に大きな興趣を持たせる複数のもの(基本的にはプレミアムリーチ)を特定リーチ、すなわち特定変動態様とし、これらの特定変動態様に、それそれ特定変動態様の種類を示すリーチ名称を付けておくようになっている。
また、特別変動入賞装置は、上端側が手前側に倒れる方向に回動して開放可能になっているアタッカー形式の開閉扉によって開閉される大入賞口を備えていて、特別遊技状態中は、大入賞口を閉じた状態から開いた状態に変換することにより大入賞口内への遊技球の流入を容易にさせるサイクル遊技が、所定回数(所定ラウンド数)を限度に行われる。
なお、大入賞口内には、入賞した遊技球を検出するカウントセンサ36が設けられ、さらに、大入賞口内に設けられた特定領域を通過した遊技球を検出するV入賞センサ37が設けられている。なお、サイクル遊技の1ラウンド毎にV入賞センサ37に遊技球が検出されることにより、上述のサイクル遊技機の次ラウンドへの継続が決定されるが、V入賞センサ37を設けずに、無条件に次ラウンドに継続されるものとしても良い。
また、特別変動入賞装置には、開閉扉を駆動する大入賞口ソレノイド38が設けられている。
ここで、遊技領域内に打ち込まれた遊技球が、一般入賞口、普通変動入賞装置、特別変動入賞装置の大入賞口等の入賞口の何れかに流入して入賞が発生すると、該入賞した遊技球が各入賞口のセンサにより検出され、該検出に基づき、各入賞口に対応して設定された所定の賞球数が、上述の遊技球媒体データ(持球数)に加算される。
従って、特別遊技状態中に上記のサイクル遊技を行うことにより、遊技者は高い遊技球数(遊技価値)の獲得機会を得る。
すなわち、封入球式遊技機2はパチンコ遊技機として、特図可変表示ゲームの結果、予め定められた特別結果態様となった場合に(大当りとなった場合に)、遊技者に特定の遊技価値を付与可能な特別遊技状態(大当たり)を発生可能に構成されている。
また、封入球式遊技機2の裏面側には、遊技球を遊技領域に発射する発射装置29、遊技領域の入賞口に入賞して回収された遊技球であるセーフ球、入賞口に入賞せずに遊技領域のアウト口から回収された遊技球であるアウト球、発射装置で発射されたにも拘わらず、発射装置側に戻ってしまった遊技球であるファール球を回収して発射装置側に送り、再び発射装置で発射可能とするように、遊技球を循環させる封入球循環ユニットが設けられている。
また、封入球循環ユニットには、セーフ球及びアウト球を回収球として検出する回収球センサ42、ファール球を検出するファール球センサ43、発射装置から発射される遊技球を検出する発射球センサ(ここでは、発射位置に送られる発射直前の遊技球を検出する球送りセンサ44)、等が設けられている。
なお、封入球式循環ユニット内には、この封入球循環ユニット内に通常循環使用される遊技球以外に補給用の遊技球を貯留し、遊技中に封入球循環ユニット内で循環する遊技球が減少した場合に補給する球補充装置が設けられている。なお、例えば、遊技領域内で遊技球が釘等に引っ掛かって球止まりして封入球循環ユニットに回収できない状態となったり、回収が遅れたりした場合に、封入循環ユニット内の遊技球が不足することになる。そして、封入球循環ユニット内には、遊技球が不足して、発射装置への遊技球が途切れてしまうような状態となる前の段階で封入球循環ユニット内の球不足を検出する球不足検出センサ45が備えられている。そして、球不足検出センサ45が球不足を検出すると球補充装置において、遊技球の補充動作をする補充ソレノイド46が作動して、球補充装置から発射装置29への封入球循環ユニット内の遊技球の経路に遊技球が補充されるようになっている。
また、球不足となった場合に、球補充装置に貯留された遊技球が放出されて、球補充装置内に遊技球が無くなったことを検出する貯留球検出センサ47が設けられている。
また、封入球循環ユニットで遊技球を補充しても球不足が解消されずにエラーが発生した場合には、エラーであることを報知するように、ガラス枠2cに設けられたエラー表示器48が点灯する。
次に、以上のような封入球式遊技機100の制御系について図2の制御ブロック図を参照して説明する。
封入球式遊技機の制御系としては、上述の遊技の進行を制御する遊技制御装置61(メイン制御装置)と、この遊技制御装置61の制御下で各種の演出に関する制御を行う演出制御装置62(サブ制御装置)と、遊技制御装置61の制御下で、持球数(遊技球数)の演算や、タッチパネル表示器5の表示制御を行うとともに、演出制御装置62の制御下で、遊技演出としてランプ等の点灯制御を行う枠制御装置51と、枠制御装置51の制御下で発射装置29の制御等を行う発射制御装置32とを備える。なお、これら制御系の装置や、その他の装置に電力を供給する電源供給装置64が備えられ、電源供給装置64は、停電時等の外部からの電力の供給が停止した際に、少なくとも揮発性のメモリに記憶されたデータの消失を防止するためにバックアップ電源65を備える。
このうち遊技制御装置61は、CPU、RAM、ROM等を有する遊技用マイクロコンピュータ、入出力I/F、クロック(発振器)等により構成され、パチンコ遊技機において周知のものであり、特図や普図の可変表示ゲームに関連する各種乱数値なども生成している。各種乱数値には、特図可変表示ゲームの大当り判定用乱数値、普図可変表示ゲームの当たり判定用乱数値などが含まれ、特図や普図の可変表示ゲームの当たり、外れ等のゲームの結果を決定している。
また、遊技制御装置61には、入出力I/Fを介して各入賞口センサ41、ゲートセンサ40、始動口センサ35、カウントセンサ36、V入賞センサ37が接続され、これらセンサからの遊技球の検出信号が入力されるようになっている。そして、入賞口センサ41、始動口センサ35、カウントセンサ36等の各種入賞口、入賞装置に設けられたセンサからの入力に基づき賞球が発生することになるが、封入球式遊技機2においては、封入球式以外のパチンコ遊技機において、賞球としての遊技球の払い出しを制御する排出制御装置に代えて、賞球に関する情報が枠制御装置51に出力されるようになっており、枠制御装置51においては、賞球に関する情報に基づいて、持球数に賞球数を加算する演算処理が行われるようになっている。また、遊技制御装置61においては、ゲートセンサ40、始動口センサ35、V入賞センサ37から入力される信号に基づいて、特図及び普図の可変表示ゲームの進行の制御が行われる。
また、遊技制御装置61には、入出力I/Fを介して普電ソレノイド34、大入賞口ソレノイド38が接続されて制御されるようになっており、特図や普図の可変表示ゲームの結果に基づいて、特別変動入賞装置や普通変動入賞装置の開閉が制御される。
また、遊技制御装置61による可変表示ゲームの進行の制御としては、始動口センサ35からの信号の入力に基づいて、周知の乱数方式による特図の可変表示ゲームの外れ、大当たりの結果を決定するとともに、可変表示ゲームの外れ大当たりの判定結果と乱数による抽選に基づいて、可変表示ゲームの終了時に停止表示する特別図柄や基本的な変動表示の変動パターン(変動態様)として、変動表示時間を決定する。そして、これら、大当たり外れ、停止図柄、基本の変動パターン等を演出制御装置62に演出コマンドとして送信する。また、遊技制御装置61は、遊技関連情報として、枠制御装置51に、特図の可変表示ゲームの開始、特図の可変表示ゲームの大当たり等を送信する。
演出制御装置62は、遊技制御装置61からの演出コマンドに基づいて、変動表示装置に識別情報による特図可変表示ゲームを含む各種の演出表示や、その他の各種情報表示などを行わせる表示制御を行う。
演出制御装置62は、CPU、ROM、RAMを備えた演出用マイクロコンピュータや、ビデオ制御用の各種ICを備え、遊技制御装置61における特図の可変表示ゲームの進行の制御に基づいて、変動表示装置において特図の可変表示ゲームの表示や、それに伴う演出表示の制御を行う。この際に、演出制御装置62は、可変表示ゲームにおける詳細な変動態様を可変表示ゲームの時間経過に伴って決定していき、演出コマンドに基づく可変表示ゲームの結果や、停止図柄や基本の変動パターンに基づいて、リーチとなるような場合に、どの種類のスーパーリーチや、プレミアムリーチを行うかを決定する。
そして、演出制御装置62は、決定した詳細な変動パターンを示す変動パターンNo.を枠制御装置51に出力する。
また、演出制御装置62は、上述のように遊技制御装置61からの指令に基づき、スピーカ22,26(スピーカ26は、演出制御装置61の制御の元に枠制御装置51で駆動制御される)による発音動作などを制御したり、遊技盤前面(各種役物を含む)に設けられた装飾用のLED類等を含む装飾ランプ49の点灯及び消灯を制御したりする。
枠制御装置51は、CPU511、RAM512、ROM513等を有するマイクロコンピュータ514、入出力I/F515、クロック(発振器)516およびマイクロコンピュータ514の外部に設けられたメモリ517等により構成されている。
このうち、CPU511は、制御部、演算部を備え、各種演算・制御を行うものであり、球送りセンサ44から入力される遊技球の発射に関する情報や、遊技制御装置61から入力される遊技球の賞球に関する情報等から遊技者が遊技に使用可能な遊技球数のデータである持球数情報を算出したり、後述のように、特定リーチの発生を監視する制御、特定リーチの発生に基づくリーチコレクション画面のタッチパネル表示器への表示に関する制御、発生させた特定リーチをタッチパネル表示器に再生表示させる制御を行ったり、封入球式遊技機2と遊技場管理装置としてのホールサーバ52との通信ボックス5aおよび球貸機5bを介した通信の制御と、同じく遊技場管理装置としてのアプリケーションサーバ53(アプリケーションサーバ53)との通信の制御等を行う。なお、この例においては、枠制御装置51とタッチパネル表示器5とが、会員遊技者が発生させた特定リーチに関する情報の表示を行うための本発明の遊技装置となり、上記通信の制御は、遊技装置と、遊技場管理装置としてのホールサーバおよびアプリケーションサーバとの通信も含まれる。
RAM512は、例えば、上述の各種制御で使用される各種フラグ、各種タイマ、各種カウンタ等の記憶領域を有するとともに、CPU511の作業領域等を備えている。
ROM513には、上述の持球数等の遊技球の発射に関する制御を行うためのプログラムや、遊技球を循環使用する際の各種制御を行うためのプログラムや、特定リーチの発生の監視のためのプログラム、特定リーチに関する情報の表示のためのプログラム等や、これらのプログラム等で使用されるデータ(例えば、各種タイマに設定される時間などのデータ)等が記憶されている。
また、入出力I/F516には、図示しないローパスフィルタ及びバッファーゲートを介して、遊技制御装置61、演出制御装置62、アプリケーションサーバ53、タッチパネル表示器5(タッチパネル)、球送りセンサ44、ファール球センサ43、回収球センサ42、球不足検出センサ45、貯留球検出センサ47、ガラス枠開放検出センサ31等が接続されており、これらからの各種信号が入力されている。そして、これら各種信号は、該入出力I/F516により中継されて、CPU511に対し出力されている。
さらに、入出力I/F516には、CPU511から出力される各種の制御信号が入力され、これら制御信号は、該入出力I/F516により中継されて、図示しない出力ポート及びドライバを介して、発射制御装置32、タッチパネル表示器5(液晶表示器)、外部アピール装飾ランプ21、仮想遊技球表示器25、スピーカ26などに出力されている。
また、枠制御装置51のマイクロコンピュータ514は、入出力I/F516を介して図示しない通信装置と接続され遊技店のコンピュータシステムのサーバとして機能する遊技場管理装置としてのホールサーバ52と接続されている。なお、枠制御装置51は、シリアル通信でカードユニット57を備える球貸機5bと接続され、球貸機5bは通信ボックス5aとシリアル通信で接続され、通信ボックス5aはLANによりホールサーバ52に接続されている。従って、枠制御装置51とホールサーバ52は、中継装置として球貸機5bおよび通信ボックス5aを介してホールサーバと接続される。
そして、従来遊技制御装置21の通信機能により外部端子を介して行っていた各種信号の出力を枠制御装置51が行うとともに、ホールサーバ52からの情報を入力可能となっている。すなわち、枠制御装置51からホールサーバ52に送信される特図可変表示ゲームのスタート、大当たり、大当たり後に確率変動を伴う大当たり、入球、出球等の遊技関連情報が出力されるとともに、例えば、各機種の遊技機で会員が発生させた特定リーチの種類等の会員の情報、他の遊技機の情報等がホールサーバ52から枠制御装置51に入力可能となっている。
以上のような枠制御装置51は、賞球に関する情報や、球送りセンサ44の信号に基づく遊技球の発射の情報や、ファール球センサ43の信号に基づくファール球の情報、回収球センサ42の信号に基づく入球の情報に基づいて、持球数等の各種遊技球数に関する情報を算出し、持球数に基づいて発射制御装置32を介して遊技球の発射を制御する。また、枠制御装置51は、算出された各種遊技球数の情報に基づいて、タッチパネル表示器5への表示の制御を行う。なお、タッチパネル表示器5の表示の制御においては、上述の可変表示ゲームの特定リーチの発生に関する情報の表示も行われる。
また、枠制御装置51は、持球数の情報に基づいて、発射制御装置32を介して、持球数が0より大きい場合に遊技球の発射を許可し、持球数が0の場合に遊技球の発射を禁止するようになっている。
また、枠制御装置51では、上述のように演出制御装置62から可変表示ゲームの変動態様に関する情報として、変動パターンNo.の情報が受信されている。そして、枠制御装置51は、各回毎の可変表示ゲームに対応して複数受信される変動パターンNo.をホールサーバ52に全て送信するようになっている。
なお、ホールサーバ52においては、受信した変動パターンNo.を一時的に記憶するとともに、予め定められた特定変動態様(例えばプレミアムリーチ)を表示するための変動パターンNo.に該当するものがあるか否かの判定を行う。
そして、特定変動態様を表示するための変動パターンNo.が有った場合には、既に、会員識別情報で特定される会員遊技者が、受信した変動パターンNo.に対応する特定変動態様を発生させているか否かの判定を行う。そして、受信した変動パターンNo.に対応する特定変動態様を会員遊技者が未だ発生させてない場合には、遊技関連情報として、ホールサーバ52の記憶装置に受信した変動パターンNo.を会員識別情報及び機種情報に関連づけて記憶する。この際には、前記変動パターンNo.を含む1回の変動表示ゲームで発生させた全ての変動パターンNo.を記憶するものとしても良いし、例えば、リーチとなってからの一部の変動パターンNo.を記憶するものとしても良いし、特定変動態様を特定できる変動パターンNo.だけを記憶するものとしても良い。
従って、会員遊技者が既に受信した変動パターンNo.に対応する特定変動態様を発生させているか否かの判定は、会員遊技者の会員識別情報と今回遊技している遊技機の機種情報に対応付けられた変動パターンNo.が記憶されているか否かと、記憶されている場合に記憶された特定変動態様を特定できる変動パターンNo.と受信された特定変動態様を特定できる変動パターンNo.が一致するか否かで判定される。従って、一致する変動パターンNo.が記憶されていなければ、会員遊技者が未だ発生させていない特定変動態様を発生させたと判断する。
また、枠制御装置51のメモリ51には、後述するアプリケーションサーバ53から、後述のリーチコレクション画面および特定リーチを再現する動画状のデータを再生するための画像関連情報が記憶されるようになっている。また、メモリ51は、不揮発性の半導体メモリが用いられるか、バックアップ電源により常時電源が確保された状態のメモリが用いられる。
発射制御装置32は、図示しないCPU、RAM、ROM等を備えたマイクロコンピュータを備え、図示しない入出力I/Fを介して、ハンドルタッチ検出部23のタッチセンサ231及び発射スライドボリューム24が接続されるとともに、封入球循環ユニットの遊技球の経路の末端となる位置から発送装置29の遊技球の発射位置に遊技球を送る球送りソレノイド291、送風ファン321、発射装置29が接続されている。
発射制御装置32は、発射スライドボリューム24の操作レバー241の操作に基づく信号レベルにより、発射装置29における遊技球の発射勢を制御するとともに、ハンドルタッチ検出部23において、遊技者の手が検出され、かつ、上述の持球数が0より大きい場合に、発射装置29を制御して所定の時間間隔毎に遊技球を順次発射する制御を行う。また、発射制御装置32は、発射装置29による遊技球の発射のタイミングに合わせて、球送りソレノイド291を作動させて、封入球循環ユニットから発射装置29に遊技球を供給する制御を行う。
また、発射制御装置32は、封入球循環ユニット内を流下する遊技球の汚れを吹き飛ばすための送風ファン321の制御も行うようになっており、例えば、発射装置29による遊技球の発射が停止されている場合に、送風ファン321を停止し、発射装置29により遊技球が所定時間毎に発射されている場合には、送風ファン321を作動させるようになっている。
また、上述の球貸機56の制御装置は、CPU,RAM,ROM等を有する主制御部と、貨幣識別装置、カードユニット57、枠制御装置51と通信ボックス5aとの信号の送受用の通信部とを有する。
貨幣識別装置は、球貸機に投入された貨幣の種類(金額)を識別し、投入された貨幣を格納すると共に、識別された貨幣に対応する金額情報を主制御部に出力する。
カードユニット57は、記録媒体としての会員カード(ICカードや、磁気カードや、光ディスク等の他の記録媒体でも良い)のメモリ内のデータの読み書きを行うものであり、主制御部の制御により、読出したデータを球貸機56の制御装置に入力し、該制御装置から出力されるデータを書き込むものである。なお、図2において、カードユニット57のブロックが、球貸機56のブロックと独立して図示されているが、構造的には、カードユニット57は、球貸機56に設けられている。図2上では、カードユニット57は、会員カードから読み出したデータを枠制御装置51に出力するものとされ、球貸機56のブロックは、球貸機56の通信部を示すものであり、球貸機56の通信部が、枠制御装置51から出力される信号を通信ボックス5aに中継することを示すものである。
いずれにせよカードユニット57は、遊技機毎に対応付けられて設けられた遊技装置となる枠制御装置51と通信可能となっている。
そして、カードユニット57は、会員となっている遊技者の会員カード(記録媒体となるICカード)が挿入されると、該会員カードに記録された会員識別情報を封入球式遊技機2の枠制御装置51に送信し、さらに、球貸機56の通信部および通信ボックス5aを介してホールサーバ52に送信するようになっている。
また、カードユニット57は、該カードユニット57に会員となった遊技者の会員カードもしくは会員となってない遊技者のゲストカードが挿入されている状態で、例えば、貨幣が貨幣識別装置に投入されると、上述のように金額情報を発生し、これを封入式遊技機2に送信し、封入式遊技機2で金額情報を遊技媒体数に変換して持球数に加算可能とする。この際に、記録媒体としての会員カードもしくはゲストカードに金額情報を書き込む。なお、遊技媒体数に変換された金額は金額情報から減算され、残額としての金額情報がカードに書き込まれる。また、会員カードもしくはゲストカードに予め記憶された会員識別情報に基づいて金額情報は、通信ボックス5aを介してホールサーバ52にも送信され、例えば、会員カードをカードユニット57から排出した場合などに、金額情報はホールサーバ52でも管理される。なお、この実施形態の封入式遊技機2においては、会員カードもしくはゲストカードを封入式遊技機2に対応する球貸機56のカードユニット57に挿入することで遊技開始可能となる。
また、封入式遊技機2での遊技終了時には、会員カードやゲストカードに持球数が景品交換用の景品球数として書き込まれ、かつ、この景品球数のデータは、ホールサーバ52や図示しない景品交換管理用の装置であるPOS装置にも送信され、POS装置において、景品交換の処理が可能となる。
また、球貸機56は、上述のように封入式遊技機2からホールサーバ52に出力される遊技関連情報の中継器としても機能し、球貸機56は、封入式遊技機2から送信された遊技関連情報を通信ボックス5aを介してホールサーバ52に出力する。
そして、ホールサーバ52においては、各遊技機の遊技関連状に基づいて、各遊技機の入球データ、出球データ、差球データ、可変表示ゲームの実行回数、非確変の大当り回数、確変の大当り回数等のデータが時系列に従って記憶して管理する。以上のデータを遊技機別に管理するとともに、会員識別情報に基づいて、会員毎に管理することもできる。
また、ホールサーバ52においては、上述のように、枠制御装置51から送信される変動パターンNo.に基づいて未だ会員遊技者が発生させていない特定変動態様(特定リーチ)が可変表示ゲームの実行時に発生したと判定されたことに基づいて、特定リーチの種類を特定する変動パターンNo.を会員識別情報および機種情報に対応付けて遊技関連情報としてホールサーバ52の記憶装置に記憶するようになっている。なお、この情報は、後述のアプリケーションサーバ53にもホールサーバ52から送信されてアプリケーションサーバ53の記憶装置に記憶される。
また、この遊技システムにおいては、遊技場管理装置として、ホールサーバ52の他にアプリケーションサーバ53が設けられ、アプリケーションサーバ53は、インターネットを介して遊技機メーカーのサーバ(以後メーカーサーバ5cと称する)に接続されている。そして、メーカーサーバ5cからは、後述のリーチコレクション画面の表示および特定リーチの再生のために用いられる画像関連情報が、アプリケーションサーバ53にダウンロードされるようになっている。
また、アプリケーションサーバ53は、特定リーチを再生するためのリーチ画像表示制御プログラムを含む画像関連情報を各封入球式遊技機2の遊技装置となる枠制御装置51に配給するようになっている。
次ぎに、遊技装置の遊技情報表示手段となるタッチパネル表示器5の液晶表示器に表示する画像関連情報の配給について図3のデータの送受を示すチャートを参照して説明する。
なお、画像関連情報としては、特定変動態様となる特定リーチのリーチ名称データと、特定リーチを示す代表的な静止画像となるリーチ静止画像データと、特定リーチを再現する(動画として再生)するためのリーチ背景画像データ、リーチ動画用画像データと、これらリーチ背景画像データおよびリーチ動画用画像データを用いて特定リーチの変動態様を再現するためのリーチ画像表示制御プログラムとからなる。
すなわち、画像関連情報は、前記特定変動態様の種類を特定可能なイメージ画像を表示するための静止画像情報を含むことになる。
また、画像関連情報は、前記遊技情報表示手段となるタッチパネル表示器5において、前記特定変動態様と同じ変動内容を再生させるために必要な画像情報(リーチ動画用画像データ)および画像表示制御情報(リーチ画像表示制御プログラム)を含む。
これらの画像関連情報は、基本的に、遊技機メーカーにより作成され、該遊技機メーカーの遊技機を設置した遊技店に引き渡されることになる。
上述のアプリケーションサーバ53は、インターネットを介して、遊技機メーカーのコンピュータサーバシステム(メーカーサーバ5c)に接続可能とされており、例えば、アプリケーションサーバ53側からの要求により、画像関連情報をダウンロート可能となっている。
これにより、新たに設置される機種の遊技機の画像関連情報を該機種の遊技機の使用開始前にアプリケーションサーバ53に記憶しておくことができる。
そして、ホールサーバ52では、機種情報記憶手段として、ホールサーバ52の記憶装置に、遊技店に設置された遊技機の機種を特定する機種情報(遊技機の名称、品番等)が遊技機の設置位置を示す情報(遊技機毎に付けられる台番号と、遊技店内における各台番号に対応する遊技機の配置位置を示す地図情報となど)が記憶されている。すなわち、遊技場管理装置は、遊技機の機種を特定する機種情報を遊技機の設置位置に対応付けて記憶する機種情報記憶手段を備える。
そして、遊技店で遊技機の入れ替えを行う場合(遊技店内で既存の遊技機の設置場所を交換する場合も含む)には、遊技機の設置位置に対応する機種情報の書き換えが行われる。例えば、ホールサーバ52において、オペレータが機種情報の管理用プログラムを起動し、機種情報の更新作業を行う。
これにより、新台(遊技機)の設置等に基づく遊技機の入れ替えに対応して機種情報を書き換えることになるが、機種情報が書き換えられるとホールサーバ52の機種情報監視プログラムが機種情報の変更を検出する。ここで、今まで遊技店に設置されていなかった新機種が設置された場合には、以下の処理が行われる。
上述のように新機種となる遊技機を遊技店に導入した場合には、予め、メーカーサーバ5cから画像関連情報がアプリケーションサーバ53にダウンロードされて記憶されている。
そして、このアプリケーションサーバ53に記憶された新機種に対応する画像関連情報は、ホールサーバ52の上述の機種情報監視プログラムの処理により、機種情報の更新が行われたと判定されると、ホールサーバ52からアプリケーションサーバ53に対して遊技機入替情報通知が送信される。
遊技機入替情報通知を受信したアプリケーションサーバ53は、遊技機入替情報通知を受信したことを示す遊技機入替情報通知応答をホールサーバ52に送信する。
遊技機入替情報通知には、入れ替えられて設置された遊技機の機種を特定可能な機種情報と、該機種情報に対応づけらえる遊技機の配置を示す情報が含まれており、アプリケーションサーバ53は、受信した遊技機入替情報をアプリケーションサーバ53の記憶装置に記憶するとともに、記憶された遊技機入替情報に含まれる機種情報に対応した画像関連情報をホールサーバおよび遊技装置となる封入球式遊技機2の枠制御装置51に送信するための処理を開始する。
すなわち、アプリケーションサーバ53は、記憶された遊技機入替情報に含まれる機種情報に対応する画像関連情報を上述のように遊技機メーカーからダウンロードされた画像関連情報から検索し、画像関連情報の有無を判定し、画像関連情報が有る場合に、この画像関連情報をホールサーバ52にダウンロードさせるために、画像関連情報ダウンロード開始要求をホールサーバ52および新たに設置された機種となる封入球式遊技機2の枠制御装置51に送信する。
なお、遊技機の入れ替えが行われ、遊技機入替情報通知が送信された段階で、アプリケーションサーバ53に入れ替えられた遊技機の機種に対応する画像関連情報がダウンロードされていない場合には、メーカーサーバ5cにダウンロードを要求し、この時点で画像関連情報をメーカーからダウンロードするものとしても良い。
また、遊技機メーカーで作成された画像関連情報をオフラインで、例えば、CDROMやDVDROM等の光ディスクでデータを搬送するものとし、新機種の遊技機を導入する際に、光ディスクからアプリケーションサーバ53にデータをコピーするものとしても良い。
なお、アプリケーションサーバ53と、封入球式遊技機2との情報の送受は、出力先判定手段として機能するホールサーバ52を介して行われ、上述のように記憶された機種情報に基づいて、ホールサーバ52が、該当する機種(ここでは入れ替えられた機種)を特定するとともに、該機種の配置位置を特定して、アプリケーションサーバ53からの画像関連情報を該当する機種となる封入球式遊技機2の枠制御装置51に送信する。なお、アプリケーションサーバ53で、該当する機種と配置位置を特定して画像関連情報を新機種となる封入球式遊技機の枠制御装置に送信しても良い。なお、ここで、配置位置とは、該当する機種の遊技機に設置された各遊技装置を特定可能な情報であれば良く、遊技機を特定すること、例えば、台番号を特定することで、配置位置も特定されるとともに該遊技機に設置された遊技装置も特定されることになる。
以上のことから、遊技場管理装置としてのホールサーバ52は、前記機種情報記憶手段が記憶する遊技機毎の機種情報に基づいて、前記画像関連情報出力手段が前記画像関連情報を出力する遊技装置を判定する出力先判定手段としての機能を備え、画像関連情報出力手段としてアプリケーションサーバ53は、前記出力先判定手段の判定結果に基づいて、前記機種情報に対応した画像関連情報を前記遊技装置に出力する。
画像関連情報ダウンロード開始要求を受信したホールサーバ52および枠制御装置51は、特に問題がなければ画像関連情報ダウンロード開始要求に対する応答をアプリケーションサーバ53に送信する。
なお、上述の遊技台入替情報通知などは、入れ替えられた遊技機が営業を開始する前に行われることが好ましく、例えば、営業開始前や営業終了後に行われることが好ましい。営業時間外においては、ホールサーバ52や枠制御装置51がリアルタイムで行う処理があまりなく、データのダウンロードを確実かつ迅速に行うことができる。
そして、画像関連情報ダウンロード開始要求に対する応答を受信したアプリケーションサーバ53は、画像関連情報のホールサーバ52および枠制御装置51への送信を開始する。
ここで、ホールサーバ52に対しては、上述の画像関連情報の全てが送信されるが、この段階で、枠制御装置51には、一部のデータ、すなわち、動画状のリーチの変動態様を表示するためのデータを除いた変動パターンNo.、リーチ名称およびリーチ静止画像データが送信される。
すなわち、アプリケーションサーバ53の記憶装置が、管理側画像関連情報記憶手段として機能し、アプリケーションサーバ53が、画像関連情報出力手段として機能することになる。そして、アプリケーションサーバ53によりアプリケーションサーバ53の記憶装置から画像関連情報として特定リーチの種類を特定するための変動パターンNo.と、特定リーチを示すように予め変動パターンNo.に対応して付されたリーチ名称と、上述のリーチ静止画像データが、特定リーチとして設定されたリーチの種類分だけ、枠制御装置の遊技装置側画像願連情報記憶手段として機能するメモリ517に送信されて記憶される。
ここで、予め定められた出力時期として、上述のように新機種の入替が行われた場合(出力時期が到来した場合)以外に、営業開始前に営業日毎にアプリケーションサーバ53から遊技店内の全ての遊技機の枠制御装置51に画像関連情報を送信するものとしても良く、この場合には、営業開始時に、毎回、各遊技機の枠制御装置51において画像関連情報が更新されるので、必ずしも不揮発性メモリやバックアップ電源から電力の供給可能なメモリを使用しなくても良いが、停電を考慮した場合に不揮発性メモリやバックアップ電源の保護されたメモリに記憶されることが好ましい。
また、画像関連情報の全てのデータは、アプリケーションサーバ53からホールサーバ52の記憶装置に送信されて、ホールサーバ52の記憶装置で記憶されるので、ホールサーバ52の記憶装置を管理側画像関連情報としても良いが、ホールサーバ52の記憶装置に記憶された画像関連情報は、枠制御装置51側から要求があった場合に枠制御装置51のメモリ517に送信されて記憶される。なお、この場合も、枠制御装置51に送信されなかった残りの画像関連情報をホールサーバ52を介さずにアプリケーションサーバ53から直接枠制御装置51に送信しても良い。
従って、遊技場管理装置としてのアプリケーションサーバ53(ホールサーバ52)は、前記特定変動態様に関わる画像を前記遊技情報表示手段としてのタッチパネル表示器5に表示するための画像関連情報を、前記特定変動態様としての特定リーチの種類に対応付けて記憶する管理装置側画像関連情報記憶手段としての記憶装置を有し、予め定められた出力時期が到来した場合に、前記画像関連情報を前記遊技装置としての枠制御装置51に出力する画像関連情報出力手段としての機能を有する。
ここで、枠制御装置51においては、タッチパネル表示器5に表示するための画面として、リーチコレクション画面が有り、タッチパネル表示器5の通常画面に表示されたリーチコレクションボタンをタッチすると、通常画面からリーチコレクション画面が表示される。
なお、通常画面は、カードユニット57に会員カードもしくはゲストカードを挿入して、遊技可能な状態および遊技を実行している状態の画面である。なお、リーチコレクション画面は、会員専用となり、ゲストカードをカードユニット57に挿入している場合には使用できない。
リーチコレクション画面においては、予め設定された特定リーチとなる種類の全てのリーチ静止画像データを1画面もしくは複数画面にサムネイル表示させるようになっているが、会員遊技者が遊技する遊技機の機種で出現させたことがある特定リーチの種類に対応するサムネイルを表示する表示領域だけに、特定リーチを代表するリーチ静止画像が表示された状態とされるようになっている。
ここで、枠制御装置51においては、会員遊技者がカードユニット57に会員カードを挿入すると、会員カードに記憶され、各会員遊技者を識別可能とする会員識別情報がカードユニット57に読み取られて入力され、この入力された会員識別情報がホールサーバ52(アプリケーションサーバ53)に送信される。そして、カードユニット57に対応する封入球式遊技機2で会員遊技者が遊技を行った場合に、上述の会員識別情報に対応付けて、上述のように持球数や可変表示ゲームのスタートや大当たりの発生等の遊技関連情報(外部情報)がホールサーバ52(アプリケーションサーバ53)に送信されて記憶される。また、可変表示ゲームに際して、予め設定された、例えば、複数種のプレミアムリーチ(特定リーチ)のいずれかの変動パターンを示す変動パターンNo.が演出制御装置で選択されて、該変動パターンNo.に対応する変動パターン(変動態様)での表示が行われた場合に、この変動パターンNo.の情報が遊技関連情報の一部として演出制御装置62から枠制御装置51に送信され、枠制御装置51を介してさらにホールサーバ52に送信される。
なお、変動パターンは、可変表示ゲームの時間経過に対応して枝分かれして設定されるようになっており、時間経過に対応して変動態様を階層的に分岐して変化させることで、多数種の可変表示ゲームが実行可能となっており、例えば、メーカー側で名称が設定された特定リーチとなる可変表示ゲームの変動態様にも複数種の変動態様が存在する可能性があるが、その中で、特定リーチを決定づける変動パターンの変動パターンNo.がホールサーバ52の記憶装置に記憶されている。
そして、ホールサーバ52では、その記憶装置に記憶された特定リーチを決定づける変動パターンの変動パターンNo.と、現在実行されている可変表示ゲームのために抽選されて演出制御装置62から出力された変動パターンNo.とを比較して、一致した場合に、その変動パターンNo.を記憶するようになっている。なお、記憶装置に記憶された変動パターンNo.は、特定リーチの種類に対応しており、記憶された変動パターンNo.と一致する変動パターンNo.から、特定リーチの種類を認識可能となっている。
例えば、特定変動態様(特定リーチ)の種類として、特定変動態様1、特定変動態様2、…があり、かつ、特定変動態様1(の特徴部分として例えばプレミアリーチとなる部分)の変動パターンNo.がNo.1〜No.3で、特定変動態様2の変動パターンNo.がNo.4〜No.6であるような場合に、ホールサーバ52の記憶装置には、特定変動態様1に対して変動パターンNo.1〜3が記憶され、特定変動態様2に対して変動パターンNo.4〜6が記憶されている。そして、ホールサーバ52において変動表示ゲームの進行に伴って受信される変動パターンNo.に、No.1〜3のいずれかが有った場合に、特定変動態様1が発生したと判定され、受信される変動パターンNo.に、No.4〜No.6の何れかが有った場合に、特定変動態様2が発生したと判定されるようになっている。
また、演出制御装置62や枠制御装置51側で、上述の特定リーチを決定づける変動パターンNo.を記憶し、記憶された特定の変動パターンNo.と、受信した変動パターンNo.を比較することで、現在実行されている可変表示ゲームで特定のリーチが実行される否かを判定しても良い。
以上の処理において、特定リーチを決定づける変動パターンNo.を含む可変表示ゲームで実行された全ての変動パターンの変動パターンNo.を取得して記憶することも可能であり、これにより特定リーチとなる可変表示ゲームの変動態様を忠実に再現するように可変表示ゲームの表示を再生可能となるが、特定リーチを決定づける変動パターンNo.だけを取得して記憶するものとしても良い。
そして、特定の変動パターンの変動パターンNo.をホールサーバ52が受信して記憶した場合に、特定変動態様が出現したと判断され、特定の変動パターンNo.のうちの実行された変動パターンのNo.(その前後に実行された変動パターンNo.を上述のように含んでも良い)が上述の会員識別情報と機種情報とに対応付けられて、アプリケーションサーバ53に送信され、ホールサーバ52の記憶装置とともにアプリケーションサーバ53の記憶装置に会員識別情報と機種情報とに対応付けられて上述の変動パターンNo.が記憶される。なお、特定リーチを決定づける変動パターンNo.を記憶する前に、今回発生した前記変動パターンNo.が、同じ会員遊技者の会員識別情報と同じ機種の機種情報に対応づけて既に記憶されているか否かを判定し、記憶されていない場合にだけ前記変動パターンNo.を記憶するようになっている。従って、一度記憶された変動パターンNo.は、記憶済みとされて、同じ機種情報と同じ会員識別情報とに対応付けられた同じ変動パターンNo.が再び、受信されても繰り返し記憶されることはない。
すなわち、ホールサーバ52およびアプリケーションサーバ53の遊技関連情報記憶手段としての記憶装置は、前記可変表示ゲームにおける変動態様のうち予め定められた種類の特定変動態様(例えば、スーパーリーチ、特にプレミアムリーチである特定リーチ)が発生した場合に、該特定変動態様が発生した遊技機で遊技する会員遊技者が、該特定変動態様と同じ種類の特定変動態様を未だ発生させていないことを条件として、該特定変動態様の種類を前記遊技関連情報として、該会員遊技者を識別する前記会員識別情報に対応付けて記憶する。
また、前記遊技関連情報記憶手段は、前記機種毎に予め定められた種類の特定変動態様が発生した場合に、該特定変動態様の種類を前記遊技関連情報として、前記会員識別情報と前記機種情報とに対応付けて記憶する。
そして、上述のリーチコレクション画面を表示する処理を、図4のデータの送受を示すチャートを参照して説明する。上述のタッチパネル表示器5において、リーチコレクションボタンをタッチすることにより、リーチコレクション画面を呼び出す操作を行った場合には、タッチパネル表示器5のポインティングデバイスとなるタッチパネルからの入力により枠制御装置51において、リーチコレクションを呼び出す処理が実行される。すなわち、リーチコレクションボタンをタッチする操作がリーチコレクション状況表示操作となる。そして、枠制御装置51からアプリケーションサーバ53にリーチコレクション状況要求が送信される。リーチコレクション状況要求には、例えば、現在カードユニット57に会員カードが挿入されている会員遊技者の会員識別情報と、上述の機種を特定するための機種情報等が含まれている。
リーチコレクション状況要求を受信したアプリケーションサーバ53は、上述のように会員識別番号と機種情報に対応付けて記憶された変動パターンNo.の情報を記憶装置から抽出し、これらの情報を含むリーチコレクション状況を編集し、このリーチコレクション状況のデータをリーチコレクション状況要求を送信した枠制御装置51に送信する。
リーチコレクション状況を受信した枠制御装置51は、リーチコレクション状況に記憶された機種情報と変動パターンNo.に基づいて上述のように記憶された枠制御装置51のメモリ517に記憶された画像関連情報からリーチ静止画像データを抽出し、リーチ静止画像データを用いてサムネイル状にリーチ静止画像が表示されるリーチコレクション画面用の画像を生成し、これをタッチパネル表示器5に送信し、タッチパネル表示器5に設けられた駆動回路により、タッチパネル表示器5にリーチコレクション画面を表示させる。
なお、枠制御装置51で生成されるリーチコレクション画面においては、前記リーチコレクション状況のデータに基づいて、会員識別情報により識別された会員遊技者が発生させた特定リーチに対応するリーチ静止画像がサムネイル表示されることになるが、枠制御装置51に記憶された画像関連情報に基づいて、現在遊技している機種の遊技機に設定されている全ての特定リーチのリーチ静止画像を一画面もしくは数画面に表示するように、画面に複数のリーチ静止画像表示用の表示領域が表示されるとともに、各表示領域にそれぞれリーチ名称が文字として表示されるようになっている。
すなわち、リーチコレクション画面においては、タッチパネル表示器5が設置された遊技機の機種に対応する特定リーチの種類毎、すなわち、特定リーチを代表する変動パターンNo.毎に表示領域が形成され、該変動パターンNo.に対応するリーチ名称が表示される。なお、リーチ名称を表示領域と重なる位置に表示しても良いし、表示領域に隣設する表示領域の外側の領域に表示領域と近接して表示しても良い。
そして、上述のリーチコレクション状況のデータに基づき、会員遊技者が発生させた特定リーチの変動パターンNo.に対応する表示領域にだけ、リーチ静止画像データの画像が表示された状態となり、リーチコレクション画面を見ることにより、会員遊技者は、自分が発生させた特定リーチをリーチ静止画像から容易に認識することができる。また、発生させた特定リーチのリーチ名称も容易に認識することができる。
なお、予め、各特定リーチ毎の表示領域の位置が変動パターンNo.に対応付けて設定されており、各特定リーチの表示領域は、リーチコレクション画面内で予め設定された位置に表示される。
なお、会員遊技者が未だ発生させていない特定リーチに対応する表示領域においては、例えば、所定の色による塗りつぶし状態の表示をしたり、未だ発生させてないことを示す文字を表示したりしても良いが、ここでは、遊技者に対して未だ発生させていない特定リーチに対して興味を持たせるように、リーチ静止画像データを画像処理したモザイク状の表示を行う。
すなわち、上述の枠制御装置51におけるリーチコレクション画像の生成において、まず、各表示領域に対応する特定リーチのリーチ名称を表示させる処理を行い、次いで、リーチコレクション状況において、会員遊技者が発生させた変動パターンNo.に対応する表示領域においては、上述のように抽出されたリーチ静止画像データをそのまま表示させる処理を行い、この処理によりリーチ静止画像データが表示されない表示領域に対しては、それぞれ対応する変動パターンNo.に基づいて、リーチ静止画像を抽出するとともにリーチ静止画像を画像処理してモザイク状の画像として、これを表示領域に表示させる処理を行う。
そして、図5に示すように、タッチパネル表示器にリーチコレクション画面を表示させることができる。また、リーチコレクション画面には、上述の通常画面に戻るための戻るボタンが表示されており、戻るボタンをタッチすると、通常画面に戻るようになっている。なお、図5のリーチコレクション画面において、各矩形状の領域がリーチ静止画像を表示する表示領域で、A〜Fリーチの表示がリーチ名称の表示となり、白抜きの表示領域が未だ発生してない特定リーチの表示領域で実際にはモザイク状のリーチ静止画像が表示され、ハッチングが付された表示領域が発生した特定リーチの表示領域で、実際にはリーチ静止画像が表示される。
また、後述するように会員遊技者は、自分が発生された特定リーチを動画状に再現して表示させることが可能となるが、このリーチコレクション画面のサムネイル表示された各表示領域が、タッチパネル上において、各表示領域に対応する特定リーチの選択ボタンとして機能するようになっている。
以上のことから、前記遊技装置としての枠制御装置51およびタッチパネル表示器5は、前記画像関連情報出力手段となるホールサーバ52もしくはアプリケーションサーバ53から入力した画像関連情報を記憶する遊技装置側画像関連情報記憶手段としてのメモリ517と、会員遊技者より前記特定変動態様の種類の表示に関わる操作(タッチパネル表示器5の操作)を受け付けると、該会員遊技者を特定して、前記遊技場管理装置であるホールサーバ52もしくはアプリケーションサーバ53に対して、該会員遊技者固有の会員識別情報に対応する前記遊技関連情報(リーチコレクション状況のデータ)の送信要求を行う送信要求手段として機能する。
また、枠制御装置51は、ホールサーバ52もしくはアプリケーションサーバ53から前記遊技関連情報としてのリーチコレクション状況のデータを受信すると、前記遊技装置側画像関連情報記憶手段としてのメモリ517が記憶する画像関連情報の中から、受信した遊技関連情報に対応する画像関連情報を抽出するとともに、該抽出した画像関連情報に基づいて、前記遊技情報表示手段としてのタッチパネル表示器5に、前記会員遊技者毎の発生済み特定変動態様に関する表示としてのリーチコレクション画面の表示を行う発生済特定変動態様表示手段として機能する。
また、上述のように、各会員遊技者が発生させた特定リーチに関する情報は、各会員識別情報と機種情報とに対応づけて遊技関連情報の一部としてのリーチコレクション状況として記憶されるので、このリーチコレクション状況のデータが消去されない限り、会員遊技者が各機種の遊技機において、どの特定リーチを発生させたかをいつでも遊技店側が調べることが可能であり、また、会員遊技者も該当する機種の遊技機(遊技装置)において、カードユニットに会員カードを挿入することにより、自分が発生させた特定リーチを知ることができる。
従って、例えば、特定リーチの発生に対応して、会員ポイントの付与や景品付与等の特典の付与がある場合に、特定リーチの発生時に特典を付与する必要はなく、例えば、タッチパネル表示器のリーチコレクション画面やその他の画面モードにおいて、遊技者に特典が付与されることを通知し、会員ポイントの場合は、例えば、ホールサーバに記憶される会員ポイントのデータにおいて、会員ポイントを所定数増加せれば良い。また、景品等の場合は、上述のように景品が付与されることを通知した後に、会員遊技者がカウンタ等で会員カードを掲示したり、会員カードを景品管理用の遊技システムに接続されたPOS装置に読み込ませたりすることで、好きなときに、景品を受け取るようにすることができる。
なお、店内にカードユニットを備えて、ホールサーバ52やアプリケーションサーバ53と通信可能な情報端末装置を設け、会員遊技者が、この情報端末装置のカードユニットに会員カードを挿入することで、各機種毎に、会員遊技者が発生させた特定リーチを表示するようにし、会員遊技者が遊技機のカードユニットに会員カードを挿入しなくても、発生させた特定リーチの種類がわかるようにしたり、遊技店からの通知を確認できたりできるようにしても良い。
また、遊技関連情報としてのリーチコレクション状況のデータとして、特典の付与が済んでいるか否かを示すデータを含むものとし、特典の付与を行った場合に、前記データを特典付与済みとするものとしても良い。
また、特典の付与を遊技機メーカーが行うものとしても良い。すなわち、遊技機メーカーは、遊技者との直接的な接点が余りないが、遊技者が興味を持ちそうなキャラクタを可変表示ゲームで表示されるキャラクタに用い、プレミアムリーチに興趣性の高い変動態様の演出表示ができるように設計を行っている。
そこで、さらに遊技者にプレミアムリーチに興味を抱いてもらうために、プレミアムリーチを発生させた遊技者に遊技機メーカーから景品を付与できるようにすることが考えられる。また、遊技店では、例えば、遊技機の可変表示ゲームのキャラクタを用いたキャラクタ製品等を開発して景品とすることは、コスト的にみて困難であるが、遊技機メーカーならば、遊技店と違い同じ機種の遊技機を多数扱うことになるので、遊技機のキャラクタを景品化することもコスト的に容易に可能である。
ここで、遊技機メーカーから景品等の特典を付与する場合に、遊技店に依頼して遊技店に特典の付与を行わせることも可能であるが、例えば、入会時等に入力された会員情報として、例えば、特定リーチを発生させた会員遊技者の氏名や住所等のデータを暗号化して管理装置からアプリケーションサーバ53を介してメーカーサーバ5cに送り、遊技機メーカーから景品を直接遊技者に発送するようにしても良い。
なお、会員遊技者の会員情報をメーカーサーバ5cに送信する場合には、その前に会員遊技者に景品が付与されることと、そのためには遊技機メーカーに会員情報を送信する必要があることを例えばタッチパネル表示器等を用いて通知し、遊技者が会員情報の送信を許諾することが意思表示された場合(タッチパネル表示器に表示された許諾ボタンへのタッチ等)にのみ、会員情報を送信できるようにする。
これにより、遊技者と遊技機メーカーに新たな接点が生じることになり、例えば、会員遊技者が電子メールや郵便等の送信を許諾する場合に、遊技機メーカーから遊技者に新機種の発売等の情報提供が可能となり、遊技者に新機種となる遊技機で遊技を試してみるように勧めることも可能となる。すなわち、遊技店だけではなく、遊技機メーカーも会員遊技者に情報提供が可能となり、遊技者に対するサポートが可能となる。また、遊技機メーカーに会員情報として、住所や氏名以外に年齢等の情報や、入会時のアンケート等の情報も送信させるようにすれば、遊技者が発生させた特定リーチを行う遊技機の機種の情報から、年齢やアンケートからわかる特定の範囲の遊技者が、どの機種の遊技機で遊技を行う傾向があるかなどの情報を得ることができ、これらの情報を次ぎの遊技機の開発に用いることができる。
そして、会員遊技者が遊技する遊技機で、未だ、図5(A)に示すように、会員遊技者が特定リーチを発生させていない場合には、全ての表示領域には、上述のモザイク状に画像変換されたリーチ静止画像と対応するリーチ名称が表示されていることになる。これにより、会員遊技者は、この機種の遊技機において、予め設定された特定リーチとしての例えばプレミアムリーチの種類を知ることができる。
そして、会員遊技者が、特定リーチを発生させると、上述のようにアプリケーションサーバ53やホールサーバ52に会員遊技者の会員識別情報と機種情報に対応付けて、発生させた特定リーチに対応する変動パターンNo.が遊技関連情報の一部として記憶される。
そして、上述のように遊技関連情報のうちのリーチコレクション状況のデータとして、各遊技機のタッチパネル表示器からアプリケーションサーバ53(もしくはホールサーバ)から呼出可能となり、図5(B)に示すように、発生させた特定リーチに対応する表示領域にモザイク状ではない、リーチ静止画像を表示可能となる。
そして、この例においては、予め設定された特定リーチの全ての種類を遊技者が発生させると、全ての種類の特定リーチを発生させた遊技者に対する特典として、発生させた特定リーチの変動態様をタッチパネル表示器の表示画面に表示可能となる。
従って、例えば、全ての種類の特定リーチのうち、一つの種類を除く、残りの種類の特定リーチを発生させた場合に、一つの種類を除く、残りの特定リーチの表示領域に、リーチ表示画像が表示されるとともに、後1種類の特定リーチを発生させれば、全ての種類の特定リーチを発生させたことになることを示す表示として、例えば、リーチコレクション画面に、「コンプリートまであと一つです」等の文字が枠制御装置による表示制御により表示されるようになっている。
そして、会員遊技者が全ての特定リーチを達成させると、図5(C)に示すように、全ての特定リーチを発生させたことと、特定リーチを再現する動画表示が可能となったことを示す表示として、リーチコレクション画面に、「コンプリート達成しました。全リーチの再生ができます」等の文字の表示が行われる。
また、この際には、リーチコレクション画面に特定リーチの再生を実行させるための実行ボタンが表示される。そして、図5(D)に示すように、各特定リーチのリーチ静止画像が表示された表示領域のうちの一つの表示領域(例えば、Fリーチ)をタッチすることで、例えば、タッチされた表示領域の明るさや色が変化し、特定リーチの種類を選択した状態となり、特定リーチの種類を選択した後に、実行ボタンをタッチすると、後述するように特定リーチの変動態様の再生が行われる。
ここで、図6のデータの送受を示すチャートを参照して、上述のように全ての種類の特定リーチを発生させた場合に特定リーチの再生を許可して、特定リーチを再生する処理を説明する。
上述のように、遊技関連情報として、会員識別情報と機種情報とに対応付けて、変動パターンNo.が、アプリケーションサーバ53およびホールサーバ52に記憶された場合に、例えば、アプリケーションサーバ53(もしくはホールサーバ52)においては、機種および会員識別情報毎に、予め機種毎に設定された特定リーチの種類に対応する全ての変動パターンNo.を記憶したか判定するようになっている。
そして、全ての変動パターンNo.を記憶した場合に、アプリケーションサーバ53は、対応する会員識別情報を送信した枠制御装置51に対して、リーチ再生許可を送信する。リーチ再生許可は、受信した枠制御装置51において、リーチの再生を行うことを可能とするためのものであり、リーチ再生許可を受信した枠制御装置51では、上述のようにタッチパネル表示器5において、特定リーチの種類を選択して実行ボタンを操作することにより、発生させた特定リーチの再生が可能となる。
なお、特定リーチの種類を全て発生させた場合に、全ての種類の特定リーチを再生可能とするのではなく、今まで発生させたことがない種類の特定リーチを発生させる毎に、発生させた特定リーチを再生可能としても良い。この場合には、今まで発生させたことがない種類の特定リーチを発生させる毎に、種類毎のリーチ再生許可が送信される。
また、リーチ再生許可は、アプリケーションサーバ53もしくはホールサーバ52に会員識別情報および機種情報に対応づけて記憶され、例えば、遊技者が特定リーチを発生した遊技機と同じ機種の遊技機で遊技をするために、カードユニット57に会員カードを挿入することにより、会員識別情報がアプリケーションサーバ53もしくはホールサーバ52に送信されると、アプリケーションサーバ53もしくはホールサーバ52から枠制御装置51にリーチ再生許可が送信されるようになっている。
従って、会員遊技者が一度特定リーチの全ての種類を発生させると、それ以後、同じ遊技店の同じ機種の遊技機で遊技すれば、いつでも、発生させた特定リーチを再生可能となる。上述のように、発生させたことのない種類の特定リーチを発生させる毎に、当該種類の特定リーチを再生可能する場合にも同様に、会員遊技者が一度発生させた特定リーチは、会員遊技者が同じ機種の遊技機で遊技する場合に上述のようにリーチ再生許可が送信され再生可能となる。なお、例えば、アプリケーションサーバ53をインターネットを介して他の遊技店(例えば、同じ系列の遊技店等で共通の会員カードを使用可能な遊技店)のアプリケーションサーバ53と通信可能とし、上述の会員識別情報に対応付けて記憶されるリーチ再生許可の情報を他の遊技店のアプリケーションサーバ53に送信し、当該アプリケーションサーバ53においてもリーチ再生許可を記憶させるようにしても良い。そして、他店においても、同じ会員カード(会員識別情報)を使用すれば、特定リーチを発生させた遊技店と同様に、遊技装置での特定リーチの再生を可能としても良い。
そして、上述のようにリーチ再生許可を受信した枠制御装置51は、タッチパネル表示器5を制御してリーチ再生可能な状態とする。すなわち、タッチパネル表示器5に対してリーチ再生を許可する。
次ぎに、枠制御装置51においては、タッチパネル表示器5において、再生する特定リーチの種類が選択されて実行ボタンが操作されると、すなわち、再生操作が行われると、それに基づいて、再生すべき特定リーチの種類が判定され(例えば、タッチパネルの特定リーチの種類毎の表示領域の位置に対応して特定リーチの種類を示す情報を記憶した特定リーチの種類毎の位置情報と、タッチパネルでタッチされた位置情報に対応して特定リーチの種類を取得する。)、判定された種類の特定リーチを再生する処理を行う。
ここで、上述のようにアプリケーションサーバ53から画像関連情報として、リーチ背景画像データ、リーチ動画用画像データおよびリーチ画像表示制御プログラムは、枠制御装置51にはダウンロードされていないので、枠制御装置51がアプリケーションサーバ53(もしくはホールサーバ52)に対して機種情報と選択された特定リーチを示す情報(例えば、変動パターンNo.)とを送信し、アプリケーションサーバ53(もしくはホールサーバ52)において、機種情報と特定リーチを示す情報に基づいて、特定リーチ再生用の画像関連情報を抽出させ、抽出された画像関連情報をダウンロードする。なお、通信速度等によっては、リーチ再生操作を行ってから画像関連情報をダウンロードすると、再生までに時間がかかる可能性があるので、上述のリーチ再生許可を送信する場合に、リーチ再生が許可された特定リーチに対応するリーチ再生用の画像関連情報をアプリケーションサーバ53(もしくはホールサーバ52)から枠制御装置51に送信するようにしても良い。
リーチの再生は、枠制御装置51において、上述のようにダウンロートされ、かつ選択された種類の特定リーチに対応するリーチ画像表示制御プログラムを実行することにより行われる。この際には、選択された種類の特定リーチに対応するリーチ背景画像、リーチ動画用画像データを上述ようにダウンロードした画像関連情報から抽出して用いる。基本的には、リーチ背景画像上にリーチ動画用画像データに含まれる各種画像データ(例えば、特別図柄の画像データ)を重ねて表示するとともに移動させ、さらに表示する画像データ(背景の画像データも含む)を順次切り替えることで行われるが、リーチ動画用画像データには、アニメーション用の画像データも含まれ、アニメーション表示も行われる。
そして、このように生成された特定リーチの動画状の画像がタッチパネル表示器5に出力されるとともに、タッチパネル表示器5に画像の表示が指示されて、タッチパネル表示器5の表示画面に特定リーチの変動態様が再生される。
従って、前記発生済特定変動態様表示手段としてのタッチパネル表示器5は、前記選択受付手段としてのタッチパネルにより受け付けた特定変動態様に係る前記画像情報(リーチ動画用画像データ)および前記画像表示制御情報(リーチ画像表示制御プログラム)に基づいて、該特定変動態様を再生する特定変動態様再生手段として機能する。
また、画像関連情報に含まれる変動パターンNo.に対応してリーチ画像表示制御プログラムが変動パターンNo.に対応する種類の特定リーチを再生することになるが、実際に会員遊技者が発生させた特定リーチの変動態様と全く同じ変動態様を再生するためには、停止図柄の情報や、時間経過に対応して順次切り替えられる変動パターンの情報等が必要となり、これらを画像関連情報に含めるものとしても良い。
また、必ずしも遊技者が発生させた特定リーチの変動態様と全く同じ変動態様を再生する必要はなく、発生させた特定リーチの変動態様と特徴部分だけが同じ変動態様を再生するようになっていても良い。
また、特定リーチとなる可変表示ゲームの変動態様を、可変表示ゲームの開始から終了まで再生するものとしても良いが、特定リーチとなる可変表示ゲームの代表的な部分だけを再生するものとしても良い。例えば、特定リーチとなる可変表示ゲームがリーチとなった時点からを再生するものとしても良いし、リーチとなった後にプレミアムリーチとしての特徴部分が開始された時点から生成するものとして良い。
また、ホールサーバ52およびアプリケーションサーバ53に、会員識別情報および機種情報に対応付けて記憶される変動パターンNo.は、会員遊技者が遊技店で複数の機種で遊技して、それぞれで特定リーチを発生させた場合に、複数機種のものが含まれていることになる。
そこで、例えば、現在遊技している遊技機の機種以外で、会員遊技者が遊技した機種のリーチコレクション画面を表示可能としても良く、この場合には、例えば、ホールサーバもしくはアプリケーションサーバ53に記憶されている他機種の画像関連情報を用いる。
すなわち、例えば、タッチパネル表示器に他機種のリーチコレクション画面を表示させるようにしても良い。この際には、上述のリーチコレクション画面のように未だは発生させてない種類の特定リーチ用に表示領域を確保せずに、例えば、機種名に続いて、発生させた特定リーチだけをリーチ静止画像を用いてサムネイル表示するものとしても良い。
また、この際には、上述のようにサムネイル表示された各特定リーチの表示領域をタッチすることで、特定リーチの種類を選択して、上述のように特定リーチを再生可能としても良い。すなわち、現在遊技している機種とは別の機種の画像関連情報もダウンロード可能として、別の機種において発生させた特定リーチを再生可能としても良い。この場合も、他機種の遊技機において、全ての種類の特定リーチを発生させた場合に、再生を許可するものとしても良いし、発生させた特定リーチを個々に対して再生を許可するようにしても良い。
以上のように、リーチコレクション画面(特定リーチのサムネイル表示画面)として、未だ発生させてない種類の特定リーチの表示領域を設け、該表示領域に、特定リーチを発生させることを条件に静止画像を表示させるようにすることで、コレクタ心理として全ての種類の特定リーチを発生さることに遊技者が興味を持つことになる。さらに、景品や特定リーチの再生といった特典を付加することにより、遊技者は、さらに特定リーチを全種類を発生させて特典を得るのを楽しみにすることになる。
ここで、遊技店に設置される遊技機は、比較的頻繁に機種の入れ替えが行われる場合もあり、会員遊技者が、複数種の特定リーチを発生させ、全ての種類の特定リーチを発生させることや、それにより特典を得ることを楽しみにていたにも拘わらず、会員遊技者が遊技していた機種の遊技機が遊技店から撤去されると、遊技者はそれを不満に思うことになる。
このような遊技者を救済するために、以下のように、撤去された機種の遊技機で、発生させた特定リーチの種類数を、他の機種(例えば、新たに設置された新機種の遊技機、特に撤去された遊技機に代えて設置された新機種の遊技機)で発生させた特定リーチの種類数に変換可能としても良い。すなわち、撤去された機種の遊技機で、3種類の特定リーチを発生させている場合、他の機種としての新機種の遊技機で会員遊技者が遊技を行う際に、撤去された機種での3種類の特定リーチに対応して、未だ、特定リーチを発生させていない新機種の遊技機において、3種類の特定リーチを発生済みとする処理を行う。
すなわち、会員遊技者が未だ発生させてない種類の特定リーチを発生させた場合に、発生させた特定リーチの種類を示す変動パターンNo.等の情報をホールサーバおよびアプリケーションサーバ53に会員識別情報および機種情報に対応づけて記憶するリーチコレクション状況のデータを書き換えて(例えば、変動パターンNo.を書き込む)、新機種の未だ発生させていない種類の特定リーチを発生済みとする。
例えば、図7(A)に示すように、会員遊技者が初めて新機種で遊技を行う際にリーチコレクション画面を表示させると、未だ特定リーチを発生させていないことから全ての表示領域で、例えば、発生させていない特定リーチのリーチ静止画像がモザイク状に表示される。
また、図8にリーチコレクション状況のデータ、すなわち、会員識別情報に対応して、各機種毎に発生させた特定リーチの種類を示すデータを図表として示す。図8においては、会員識別情報により識別される、会員No.0001の会員名aaaaaである会員遊技者のリーチコレクション状況となっており、この会員遊技者は、3つの機種の遊技機で遊技を行ってそれぞれ特定リーチを発生させており、図表において上から一番目の機種では、全ての種類の特定リーチ(リーチ名称)を発生させている。なお、図8において、リーチコレクションの各リーチ名称の項目で、ハッチングが付されたものが既に発生させている特定リーチを示している。
また、設置有無の項目で、1が現在設置されている機種を示し、0が既に撤去された機種を示している。なお、リーチコレクション状況のデータの設置有無の項目は、ホールサーバ52の記憶装置に記憶されている機種情報に示される機種の遊技機が遊技場に現在有るか無いか示す機種存在情報に含まれるものであり、機種存在情報は、遊技機が設置されて機種情報が書き込まれる際に有りとされ、遊技機が撤去される際に有りから無しに書き換えられる。
そして、遊技関連情報の一部としてのリーチコレクション状況のデータにおいては、機種情報と関連づけて発生させた特定変動態様の種類が記憶されることから、機種情報の機種存在情報に対応して、上述のように発生させた特定変動態様の種類に対して設置有無の項目を設定することができる。
そして、図8において、上から2番目の機種と、3番目の機種とは、既に撤去された機種のデータとなり、これらの機種で、会員遊技者は、全ての種類の特定リーチのうちの一部の種類の特定リーチだけを発生させているが、これらの機種が既に撤去されたことで、全ての種類の特定リーチを発生させることが不可能となっている。
ここで、会員遊技者に撤去された機種の遊技機で発生させた特定リーチがある場合に、画面上に「他機種のリーチコレクションを利用しますか」等のように他機種から特定リーチを変換することを促す表示と、他機種から特定リーチを変換する処理を実行するための実行ボタンを表示する。
なお、上述のようにリーチコレクション状況のデータには、撤去された機種で発生させた特定リーチの情報が含まれており、ホールサーバ52もしくはアプリケーションサーバ53は、会員識別情報を受信し、かつ、リーチコレクション画面を表示させる操作に対応する情報を受信した場合に、会員識別情報と機種情報に対応してリーチコレクション状況のデータを検索し、機種情報により既に撤去された機種での会員識別情報に対応する会員遊技者が発生させた特定リーチの情報を抽出する。
そして、上述の実行ボタンを押した際に、図7(B)に示すように、特定リーチの名称(上述のように静止画像を表示しても良い)が表示された複数のボタンを表示する。なお、ボタンは、撤去された機種名の下に表示される。撤去された機種が複数あるとともに、複数の撤去された機種で、それぞれ特定リーチを発生させている場合には、図7(B)に示すように複数の機種名が表示され、各機種名の下のリーチ名称を有するボタンが表示される。
各ボタンをタッチすることで、新機種で発生したこととされる特定リーチの種類が選択される。なお、撤去された機種と、新機種では特定リーチの種類が同じとはならないので、ここでは、基本的に、タッチしたボタンの数が、新機種で発生したこととされる特定リーチの種類の数となる。ここでは、撤去された2機種のうちの1機種で発生された3種類の特定リーチのボタンが遊技者に押されたものとする。
また、ボタンをタッチした後に、実行ボタンを押すと、ホールサーバ52もしくはアプリケーションサーバ53でリーチコレクション状況のデータの書き換えが、図8に示すように行われる。すなわち、撤去された二番目の機種で発生させた3種類の特定リーチが選択されたことから、これら3種類の特定リーチを発生させていないものとし、次いで、新たに設置されて今だ特定リーチを会員遊技者が発生させていない4番目の機種において、任意の3つ(もしくは、予め決められた種類順)の種類の特定リーチが既に発生させられたものとされる。
そして、ホールサーバ52もしくはアプリケーションサーバ53で書き換えられたリーチコレクション状況のデータが、遊技者が遊技をしようとしている新機種の遊技機の枠制御装置51に送信される。そして、該遊技機、タッチパネル表示器5では、上述のように実行ボタンをタッチした後に、先に表示された新機種のリーチコレクション画面に戻るが、この際に、上述の撤去された機種で発生させた特定リーチの種類を示すボタンのうちのタッチしたボタンの数だけ、サムネイル表示される表示領域にリーチ静止画像が表示され、タッチしたボタンの数だけの特定リーチの種類が、既に発生したことを示す状態となっている。
すなわち、図7(C)に示すように、例えば、3つの特定リーチに対応するボタンをタッチして実行ボタンをタッチすると、3種類の特定リーチに対応する表示領域にリーチ静止画像が表示され、3種類の特定リーチが発生させられたこととなる。そして、例えば、特定リーチが6種類の場合に、あと3つの特定リーチを発生させれば、全ての特定リーチを発生したことになる表示が行われる。また、ここでは、特定リーチを発生させると、発生させた特定リーチの種類毎に再生が許可されるものとなり、実際には発生させていない特定リーチを再生して見ることが可能となる。
従って、遊技システムにおいて、前記機種情報に、該機種情報に示される機種の遊技機が遊技場に現在有るか無いかを示す機種存在情報が含まれ、ホールサーバ52は、撤去されることにより機種存在情報が遊技機無しとされた機種情報に対応付けられて遊技関連情報記憶手段に記憶された特定変動態様の種類が有る場合に、会員遊技者より撤去された機種で発生させた特定変動態様の種類を撤去されていない機種の特定変動態様の種類に変換する操作を受け付けると、撤去されていない機種で未だ会員遊技者が発生させていない特定変動態様の種類を、該特定変動態様の種類を発生させた場合と同様に、機種情報と識別情報とに対応付けて遊技関連情報記憶手段に記憶させる機種変換手段として機能する。
なお、枠制御装置51及びタッチパネル表示器5が会員遊技者が操作するための操作手段となり、ホールサーバ52やアプリケーションサーバ53に記憶されたリーチコレクション状況のデータを受信し、受信したデータに基づいてタッチパネル表示器5に各種ボタン等が表示され、各種ボタン等が操作されると、各種ボタンに対応するデータが枠制御装置51を介してホールサーバ52やアプリケーションサーバに送られ、上述のようにリーチコレクション状況のデータが書き換えられることになる。
以上の処理により、撤去された遊技機で、特定リーチを発生させたけれど、特定リーチの全種類を発生するこはできなかった遊技者が、新機種で特定リーチを全種類達成しやすい状態となり、新機種で特典が得やすい状態となる。実際には、発生させていない特定リーチが発生したことになるので、コレクタ心理としては、必ずしも満足感を得られない可能性があるが、特典を早く得られる可能性が生じることで、旧機種の遊技機において全種類の特定リーチを発生させる前に遊技機が撤去されることにより特典を得られなかったことに対しての救済処置となる。これにより、特定リーチを全種類出現させることを達成する前に遊技機が撤去されたことに対する不満を和らげることができる。
また、撤去された遊技機で遊技していた遊技者に対して、新たに設置された遊技機で遊技することにより、一種の特典が与えられる状態となり、撤去された機種で遊技していた遊技者を円滑に新機種に導くことが可能となる。すなわち、撤去された遊技機に愛着があるような遊技者は、遊技機が撤去された後で、新機種での遊技を躊躇する場合も有り得るが、撤去された機種の特定リーチの発生に関するデータの一部が新機種に使用可能となることで、新機種での遊技に興味を持たせることができる。
以上のような遊技システムは、遊技場に設置された複数の遊技機(封入球式遊技機2)に対応付けて設けられた記録媒体処理装置(カードユニット57)へ、会員遊技者を個別に識別可能な会員識別情報が記憶された記録媒体(会員カード)が受け付けられていることを条件に、該会員遊技者が遊技する遊技機および該会員遊技者の会員識別情報を特定して、該遊技機において可変表示ゲームを実行することで発生する遊技関連情報を、該会員識別情報に対応付けて記憶する遊技関連情報記憶手段(ホールサーバ52もしくはアプリケーションサーバ53の記憶装置)を備える遊技場管理装置(ホールサーバ52もしくはアプリケーションサーバ53)と、該会員遊技者に固有の該遊技関連情報に基づく表示を行うための遊技情報表示手段(タッチパネル表示器5)を備える遊技装置(枠制御装置51およびタッチパネル表示器5)と、から成るもので、前記遊技関連情報記憶手段は、前記可変表示ゲームにおける変動態様のうち予め定められた種類の特定変動態様が発生した場合に、該特定変動態様が発生した遊技機で遊技する会員遊技者が、該特定変動態様と同じ種類の特定変動態様を未だ発生させていないことを条件として、該特定変動態様の種類を前記遊技関連情報として、該会員遊技者を識別する前記会員識別情報に対応付けて記憶して、前記遊技場管理装置は、前記特定変動態様に関わる画像を前記遊技情報表示手段に表示するための画像関連情報を、前記特定変動態様の種類に対応付けて記憶する管理装置側画像関連情報記憶手段(ホールサーバ52もしくはアプリケーションサーバ53の記憶装置)と、予め定められた出力時期が到来した場合に、前記画像関連情報を前記遊技装置に出力する画像関連情報出力手段(ホールサーバ52もしくはアプリケーションサーバ53)と、を備え、前記遊技装置は、前記画像関連情報出力手段から入力した画像関連情報を記憶する遊技装置側画像関連情報記憶手段(枠制御装置51のメモリ517)と、会員遊技者より前記特定変動態様の種類の表示に関わる操作を受け付けると、該会員遊技者を特定して、前記遊技場管理装置に対して、該会員遊技者固有の会員識別情報に対応する前記遊技関連情報の送信要求を行う送信要求手段(枠制御装置51)と、前記遊技関連情報を受信すると、前記遊技装置側画像関連情報記憶手段が記憶する画像関連情報の中から、受信した遊技関連情報に対応する画像関連情報を抽出するとともに、該抽出した画像関連情報に基づいて、前記遊技情報表示手段に、前記会員遊技者毎の発生済み特定変動態様に関する表示を行う発生済特定変動態様表示手段(枠制御装置51)と、を備えている。
これにより、遊技場管理装置が記憶する会員毎の特定変動態様の発生状態と、特定変動態様に関わる画像関連情報に基づいて、遊技情報表示手段に発生済みの特定変動態様に関わる表示をするようにしたので、遊技者は、自己の特定変動態様の発生状態をわかり易い態様で確認することができる。また、複数日に亘る管理が可能となるので、特定変動態様を成立させた場合に特典(サービス)を付与する場合に、遊技者がサービスを受けたい時にサービスを受けることができる。
すなわち、特定変動態様が発生した場合に、該特定変動態様が発生した遊技機で遊技する会員遊技者が、該特定変動態様と同じ種類の特定変動態様を未だ発生させていないことを条件として、該特定変動態様の種類を前記遊技関連情報として、該会員遊技者を識別する前記会員識別情報に対応付けて記憶されるので、例えば、特定変動態様として珍しいリーチの変動パターンを出現させた会員遊技者を直接特定できる。従って、特定変動態様が発生した際に店員が対応できなくても、会員遊技者を特定可能な会員識別情報に関連づけて特定変動態様の種類が遊技関連情報記憶手段に記憶されるので、遊技関連情報記憶手段に前記遊技関連情報が残っている間は、この遊技関連情報に基づいて、いつでも、遊技者に特典の付与が可能となる。
また、同じ機種で、同じ種類の特定変動態様を1回発生させた後に、再び発生させても、遊技関連情報が更新されないので、同じ会員遊技者に、同じ種類の特定変動態様の発生に伴う特典の付与を何度も行うようなことがなくなり、同じ遊技者への過剰な特典の付与を防止できる。これにより、会員遊技者は、未だ発生させてない特定変動態様を発生させることにさらに興味を持つことになる。
また、会員遊技者は、自分が出現させた種類の特定変動態様に関連する画像等のデータを遊技情報表示手段で見ることが可能となる。そして、会員遊技者は、例えば、特定変動態様として、珍しいリーチの変動パターンが複数ある場合に、それを発生させる毎に、珍しいリーチの変動パターンに関する画像等が表示可能となるので、遊技者によっては、できるだけ多くの種類の特定変動態様を発生させて、その画像を遊技情報表示手段に表示することに満足を覚えることになる。すなわち、遊技者は、一種のコレクタ心理として、遊技の勝ち負けだけではなく、特定変動態様の種類をできるだけ多く発生させて遊技情報表示手段に表示させることにも興趣を得ることになる。さらに、画像が表示可能な特定変態様の全ての種類の数がわるような場合には、遊技者は、全ての種類の特定変動態様を発生させることを目的の一つとして遊技を行う可能性があり、一つの機種の遊技機に比較的長期に亘って遊技を行ってもらえるようになる可能性がある。
また、前記遊技装置(枠制御装置51およびタッチパネル表示器5)は、前記遊技機毎に対応付けて設けられるとともに、前記記録媒体処理装置(カードユニット57)と通信可能であって、前記遊技場管理装置(ホールサーバ52もしくはアプリケーションサーバ53)は、遊技機の機種を特定する機種情報を遊技機の設置位置に対応付けて記憶する機種情報記憶手段(ホールサーバ52もしくはアプリケーションサーバ53の記憶装置)と、前記機種情報記憶手段が記憶する遊技機毎の機種情報に基づいて、前記画像関連情報出力手段が前記画像関連情報を出力する遊技装置を判定する出力先判定手段(ホールサーバ52もしくはアプリケーションサーバ53)と、を備え、前記画像関連情報出力手段は、前記出力先判定手段の判定結果に基づいて、前記機種情報に対応した画像関連情報を前記遊技装置に出力する。
従って、遊技機毎に遊技装置(遊技情報表示手段)を設けたので、遊技者の利便性が向上する。また、機種情報記憶手段が記憶する遊技機毎の機種情報に基づいて、遊技装置に、遊技機の機種に対応する画像関連情報を自動的にダウンロードするようにしたので、何番台にどの機種が設置されているかを確認しながら遊技店側(オペレータ)がダウンロード操作を行う場合と比較して、遊技機の機種に対応しない画像関連情報を間違えてダウンロードするようなことがなく、容易に画像関連情報を管理装置から遊技装置に送信することができる。
すなわち、遊技装置は、機種に関係なく遊技機毎に設置されることになるので、遊技装置によって対応する機種が異なることになり、可変表示ゲームの変動態様に関する画像関連情報も異なるが、上述のように機種情報が遊技機の設置位置(例えば、遊技機の台番号)に対応付けられて記憶されているので、基本的に遊技装置がどの設置位置の遊技機に対応するかで、機種を判定することができ、各遊技装置に機種に対応した画像関連情報を送信することができる。
また、前記遊技関連情報記憶手段は、前記機種毎に予め定められた種類の特定変動態様が発生した場合に、該特定変動態様の種類を前記遊技関連情報として、前記会員識別情報と前記機種情報とに対応付けて記憶する。
従って、機種毎の特定変動態様の発生状況の確認が容易になる。すなわち、各会員遊技者がどの機種の遊技機でどの種類の特定変動態様を発生させたかを確認可能となり、例えば、会員遊技者が、各機種毎にどの程度の特定変動態様を発生しているかも確認可能であり、複数機種の特定変動態様の発生状況によって、会員遊技者に特典を付与することも可能となる。
また、特定変動態様の発生状況が、個々の遊技機ではなく、機種情報に対応づけられるので、会員遊技者が、同じ機種の複数の遊技機で遊技しても、その機種で発生させた特定変動態様の種類を全て特定することができる。
また、前記機種情報に、該機種情報に示される機種の遊技機が遊技場に現在有るか無いかを示す機種存在情報が含まれ、撤去されることにより機種存在情報が遊技機無しとされた機種情報に対応付けられて遊技関連情報記憶手段に記憶された特定変動態様の種類が有る場合に、会員遊技者より撤去された機種で発生させた特定変動態様の種類を撤去されていない機種の特定変動態様の種類に変換する操作を受け付けると、撤去されていない機種で未だ会員遊技者が発生させていない特定変動態様の種類を、該特定変動態様の種類を発生させた場合と同様に、前記機種情報と識別情報とに対応付けて遊技関連情報記憶手段に記憶させる機種変換手段を備えている。
従って、会員遊技者が特定の変動態様を発生させたことはあるが、予め決められた特定変動態様の全てを発生させていない機種の遊技機が遊技場から撤去されてしまった場合に、会員遊技者が全ての特定変動態様を発生させる前に遊技機が撤去されたことや、全ての特定変動態様を発生させると特典の付与がある場合に特典の付与を受ける前に遊技機が撤去されたことに不満を持つのを防止することができる。
特に、全ての特定変動態様を発生させると特典の付与があるような場合には、撤去されていない機種で未だ発生させていない特定変動態様の種類を発生させたと見なせるようにすることで、その機種の遊技機で、全ての特定変動態様を発生させた場合の特典の付与を遊技者が受けやすくなり、上述のような遊技者の不満を解消することができる。
また、遊技者の操作により撤去された機種から撤去されていない機種に発生させた特定変態様の種類が変換されるので、撤去されていない機種でかってに特定変動態様を発生させた状態とされることはなく、遊技者の意思が尊重されることになる。
また、前記画像関連情報は、前記特定変動態様の種類を特定可能なイメージ画像を表示するための静止画像情報を含む。
従って、特定変動態様が発生するたびに、特定変動態様の種類を特定可能なイメージ画像の表示が可能となるので、例えば、特定変動態様としてのプレミアムリーチのリーチ名称を表示する場合と比較して、遊技者がリーチ名称を知らなかったとしても、遊技者が特定変動態様の種類を視覚により容易に確認できる。
また、会員遊技者は、特定変動態様としてのプレミアムリーチのイメージ画像をトレーディングカード的なものと見なす可能性もあり、トレーディングカードを集めるような気持ちで、多くの種類の特定変動態様のイメージ画像を表示可能とすることに興趣を覚え、遊技機での遊技を行う可能性がある。
また、前記画像関連情報が、前記遊技情報表示手段で、前記特定変動態様と同じ変動内容を再生させるために必要な画像情報および画像表示制御情報を含み、前記遊技装置は、前記発生済特定変動態様表示手段により表示された発生済の特定変動態様の中から、会員遊技者が所望する特定変動態様の選択を受け付ける選択受付手段(タッチパネル表示器5)を備え、前記発生済特定変動態様表示手段は、前記選択受付手段により受け付けた特定変動態様に係る前記画像情報および前記画像表示制御情報に基づいて、該特定変動態様を再生する特定変動態様再生手段(枠制御装置51およびタッチパネル表示器5)を備える。
従って、予め定められた特定変動態様には、例えば、所謂プレミアムリーチと呼ばれるような出現率が極めて低いものがあり、それほどでなくても、特定変動態様には出現率の低いものが多く含まれる可能性がり、実際のゲームで再び短期間の間に発生する可能性が極めて低い。そのため、そのような特定変動態様を発生させた遊技者に対して、遊技者が見たい時に該特定変動態様が再生出来るようにすることで、実際のゲーム中に通常変動(リーチ無し)等、遊技者にとって視覚的に面白みのない変動が続いた場合であっても、遊技者を飽きさせることがない。
すなわち、一度発生させた特定変動態様を再生可能とし、遊技機で遊技する遊技者が好きなときに、珍しいリーチの変動態様を見ることができるようにすることが、遊技者に対する特典、言い換えれば、サービスとなる。これにより、遊技店側が人的サービスを行わなくても、遊技者に特典の付与が可能となる。例えば、遊技者が、発生させた特定変動態様を再生する操作を行うだけで、特定変動態様をいつでも見られるという特典が付与されることになり、これには遊技店の従業員の作業を必要せず、特典の付与により従業員の負担が増加することがない。
なお、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明の実施形態の遊技用システムが設けられた遊技店で使用され、遊技用システムの遊技装置を備えた封入球式遊技機を示す斜視図である。 前記遊技用システムの遊技装置を有する封入球式遊技機および遊技装置に接続された遊技用システムの各機器との関係を示すブロック図である。 前記遊技用システムにおける遊技関連情報の送受を示すチャートである。 前記遊技用システムにおける遊技関連情報の一部となるリーチコレクション状況のデータの送受を示すチャートである。 前記遊技用システムの遊技装置の遊技情報表示手段となるタッチパネル表示器におけるリーチコレクション画面を説明するための図面である。 前記遊技用システムにおける特定変動態様としての特定リーチの再生のためのデータの送受を示すチャートである。 前記遊技用システムの遊技装置の遊技情報表示手段となるタッチパネル表示器において、撤去された機種で発生させた特定リーチを新たに設置された機種で発生したことにする操作を説明するための図面である。 前記遊技用システムで用いられるリーチコレクション状況のデータを示す図表である。
符号の説明
2 封入球式遊技機(遊技機)
5 タッチパネル表示器(遊技装置の遊技情報表示手段、送信要求手段、選択受付手段)
51 枠制御装置(遊技装置の制御装置、遊技装置側画像関連情報記憶手段、送信要求手段、発生済特定変動態様表示手段)
52 ホールサーバ(遊技場管理装置、遊技関連情報記憶手段、管理装置側画像関連情報記憶手段、画像関連情報出力手段、機種情報記憶手段、出力先判定手段)
53 アプリケーションサーバ(遊技場管理装置、遊技関連情報記憶手段、管理装置側画像関連情報記憶手段、画像関連情報出力手段、機種情報記憶手段、出力先判定手段、特定変動態様再生手段)
57 カードユニット(記録媒体処理装置)

Claims (6)

  1. 遊技場に設置された複数の遊技機に対応付けて設けられた記録媒体処理装置へ、会員遊技者を個別に識別可能な会員識別情報が記憶された記録媒体が受け付けられていることを条件に、該会員遊技者が遊技する遊技機および該会員遊技者の会員識別情報を特定して、該遊技機において可変表示ゲームを実行することで発生する遊技関連情報を、該会員識別情報に対応付けて記憶する遊技関連情報記憶手段を備える遊技場管理装置と、該会員遊技者に固有の該遊技関連情報に基づく表示を行うための遊技情報表示手段を備える遊技装置と、から成る遊技用システムにおいて、
    前記遊技関連情報記憶手段は、
    前記可変表示ゲームにおける変動態様のうち予め定められた種類の特定変動態様が発生した場合に、該特定変動態様が発生した遊技機で遊技する会員遊技者が、該特定変動態様と同じ種類の特定変動態様を未だ発生させていないことを条件として、該特定変動態様の種類を前記遊技関連情報として、該会員遊技者を識別する前記会員識別情報に対応付けて記憶し、
    前記遊技場管理装置は、
    前記特定変動態様に関わる画像を前記遊技情報表示手段に表示するための画像関連情報を、前記特定変動態様の種類に対応付けて記憶する管理装置側画像関連情報記憶手段と、
    予め定められた出力時期が到来した場合に、前記画像関連情報を前記遊技装置に出力する画像関連情報出力手段と、を備え、
    前記遊技装置は、
    前記画像関連情報出力手段から入力した画像関連情報を記憶する遊技装置側画像関連情報記憶手段と、
    会員遊技者より前記特定変動態様の種類の表示に関わる操作を受け付けると、該会員遊技者を特定して、前記遊技場管理装置に対して、該会員遊技者固有の会員識別情報に対応する前記遊技関連情報の送信要求を行う送信要求手段と、
    前記遊技関連情報を受信すると、前記遊技装置側画像関連情報記憶手段が記憶する画像関連情報の中から、受信した遊技関連情報に対応する画像関連情報を抽出するとともに、該抽出した画像関連情報に基づいて、前記遊技情報表示手段に、前記会員遊技者毎の発生済み特定変動態様に関する表示を行う発生済特定変動態様表示手段と、を備えることを特徴とする遊技用システム。
  2. 前記遊技装置は、前記遊技機毎に対応付けて設けられるとともに、前記記録媒体処理装置と通信可能であって、
    前記遊技場管理装置は、遊技機の機種を特定する機種情報を遊技機の設置位置に対応付けて記憶する機種情報記憶手段と、
    前記機種情報記憶手段が記憶する遊技機毎の機種情報に基づいて、前記画像関連情報出力手段が前記画像関連情報を出力する遊技装置を判定する出力先判定手段と、を備え、
    前記画像関連情報出力手段は、前記出力先判定手段の判定結果に基づいて、前記機種情報に対応した画像関連情報を前記遊技装置に出力する、ことを特徴とする請求項1に記載の遊技用システム。
  3. 前記遊技関連情報記憶手段は、前記機種毎に予め定められた種類の特定変動態様が発生した場合に、該特定変動態様の種類を前記遊技関連情報として、前記会員識別情報と前記機種情報とに対応付けて記憶することを特徴とする請求項2に記載の遊技用システム。
  4. 前記機種情報に、該機種情報に示される機種の遊技機が遊技場に現在有るか無いかを示す機種存在情報が含まれ、
    撤去されることにより機種存在情報が遊技機無しとされた機種情報に対応付けられて遊技関連情報記憶手段に記憶された特定変動態様の種類が有る場合に、会員遊技者より撤去された機種で発生させた特定変動態様の種類を撤去されていない機種の特定変動態様の種類に変換する操作を受け付けると、
    撤去されていない機種で未だ会員遊技者が発生させていない特定変動態様の種類を、該特定変動態様の種類を発生させた場合と同様に、機種情報と識別情報とに対応付けて遊技関連情報記憶手段に記憶させる機種変換手段を備えることを特徴とする請求項3に記載の遊技用システム。
  5. 前記画像関連情報は、前記特定変動態様の種類を特定可能なイメージ画像を表示するための静止画像情報を含むことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の遊技用システム。
  6. 前記画像関連情報は、前記遊技情報表示手段において、前記特定変動態様と同じ変動内容を再生させるために必要な画像情報および画像表示制御情報を含み、
    前記遊技装置は、前記発生済特定変動態様表示手段により表示された発生済の特定変動態様の中から、会員遊技者が所望する特定変動態様の選択を受け付ける選択受付手段を備え、
    前記発生済特定変動態様表示手段は、前記選択受付手段により受け付けた特定変動態様に係る前記画像情報および前記画像表示制御情報に基づいて、該特定変動態様を再生する特定変動態様再生手段、を備えることを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載の遊技用システム。
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