JP2006247265A - 遊技用システム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 サーバに(アプリケーションサーバ、ホールサーバ)に複数種のプレミアムリーチの静止画像および動画状に再生可能な画像データおよび再生用の表示制御プログラムを予め保存しておく。また、各遊技機に対応して会員カードの会員識別情報を読み取るカードユニットを設け、遊技機でプレミアムリーチが発生した場合に、該プレミアムリーチの種類、遊技機の機種、会員識別情報をサーバに出力する。サーバでは、これらのデータを管理し、遊技機に対応して設けられたタッチパネル表示器5にサムネイル状に発生させたプレミアムリーチの静止画像を表示する。また、静止画像をタッチした場合に、タッチされた静止画像に対応するプレミアムリーチをタッチパネル表示器5上に再現する。
【選択図】図5
Description
上記可変表示ゲームでは、例えば、変動表示装置の複数の表示領域(例えば、左右に並んだ3つの表示領域)に、それぞれ複数種類の識別情報(特別図柄)としての例えば数字や各種キャラクタを変動表示させ、次いで、各表示領域において、識別情報を停止表示させ、停止表示された識別情報が特定の組合わせ態様(例えば、全ての表示領域に同じ特別図柄が停止表示される態様)となった場合に大当たりとなる。
また、可変表示ゲームでは、様々な変動パターン(変動態様)で、識別情報を変動表示するようになっているが、特に、一部の表示領域を除く複数の表示領域で特別図柄が停止表示された状態で、未だ大当たりとなる可能性がある所謂リーチとなった場合に、大当たりとなる可能性が有ることを演出するためにリーチ用の変動パターンが用いられる。
また、多くの変動パターンが用意されることから、変動パターンによって極めて出現確率の低いものなども有り、一般的に出現確率が低い変動パターンは、該変動パターンが出現した際に大当たりとなる確率が高くなっており、遊技者は、出現確率が低い珍しいリーチの変動パターンが出現することを期待し、このような変動パターンが出現した場合に大当たりへの期待も含めて高い興趣を持つことになる。
また、どのリーチが発生したからサービスが付与されるのかが遊技者に知らされていないと、珍しいリーチが発生したことでサービスを受けている遊技者を他の遊技者が見てもその理由が解らず、他の遊技者は、サービスを受けている遊技者だけが優遇されているように勘違いして、遊技店に不信感を抱く恐れがある。
前記遊技関連情報記憶手段は、
前記可変表示ゲームにおける変動態様のうち予め定められた種類の特定変動態様が発生した場合に、該特定変動態様が発生した遊技機で遊技する会員遊技者が、該特定変動態様と同じ種類の特定変動態様を未だ発生させていないことを条件として、該特定変動態様の種類を前記遊技関連情報として、該会員遊技者を識別する前記会員識別情報に対応付けて記憶し、
前記遊技場管理装置は、
前記特定変動態様に関わる画像を前記遊技情報表示手段に表示するための画像関連情報を、前記特定変動態様の種類に対応付けて記憶する管理装置側画像関連情報記憶手段と、
予め定められた出力時期が到来した場合に、前記画像関連情報を前記遊技装置に出力する画像関連情報出力手段と、を備え、
前記遊技装置は、
前記画像関連情報出力手段から入力した画像関連情報を記憶する遊技装置側画像関連情報記憶手段と、
会員遊技者より前記特定変動態様の種類の表示に関わる操作を受け付けると、該会員遊技者を特定して、前記遊技場管理装置に対して、該会員遊技者固有の会員識別情報に対応する前記遊技関連情報の送信要求を行う送信要求手段と、
前記遊技関連情報を受信すると、前記遊技装置側画像関連情報記憶手段が記憶する画像関連情報の中から、受信した遊技関連情報に対応する画像関連情報を抽出するとともに、該抽出した画像関連情報に基づいて、前記遊技情報表示手段に、前記会員遊技者毎の発生済み特定変動態様に関する表示を行う発生済特定変動態様表示手段と、を備えることを特徴としている。
また、可変表示ゲームにおける変動態様とは、上述の特別図柄の変動表示の態様であり、特定変動態様とは、変動態様のうちの例えば特殊な変動態様で、主にリーチ(特にスーパーリーチやプレミアムリーチ)となった場合における変動態様であるが、リーチとなる前のリーチ予告や大当たり予告となる変動態様を含んでも良く、また、リーチとなる変動態様の開始から停止までの全てを含んでいても良い。なお、リーチ予告や大当たり予告は、例えば、リーチとなる前の段階の特別図柄の変動態様のうちの通常時と異なる変動態様を行うもので、特別図柄を変動させる速度が大きく変わったり、特定のキャラクタの画像が登場したりするものが一般的である。
また、同じ機種で、同じ種類の特定変動態様を1回発生させた後に、再び発生させても、遊技関連情報が更新されないので、同じ会員遊技者に、同じ種類の特定変動態様の発生に伴う特典の付与を何度も行うようなことがなくなり、同じ遊技者への過剰な特典の付与を防止できる。これにより、会員遊技者は、未だ発生させてない特定変動態様を発生させることにさらに興味を持つことになる。
前記遊技装置は、前記遊技機毎に対応付けて設けられるとともに、前記記録媒体処理装置と通信可能であって、
前記遊技場管理装置は、遊技機の機種を特定する機種情報を遊技機の設置位置に対応付けて記憶する機種情報記憶手段と、
前記機種情報記憶手段が記憶する遊技機毎の機種情報に基づいて、前記画像関連情報出力手段が前記画像関連情報を出力する遊技装置を判定する出力先判定手段と、を備え、
前記画像関連情報出力手段は、前記出力先判定手段の判定結果に基づいて、前記機種情報に対応した画像関連情報を前記遊技装置に出力することを特徴としている。
また、特定変動態様の発生状況が、個々の遊技機ではなく、機種情報に対応づけられるので、会員遊技者が、同じ機種の複数の遊技機で遊技しても、その機種で発生させた特定変動態様の種類を全て特定することができる。
前記機種情報に、該機種情報に示される機種の遊技機が遊技場に現在有るか無いかを示す機種存在情報が含まれ、
撤去されることにより機種存在情報が遊技機無しとされた機種情報に対応付けられて遊技関連情報記憶手段に記憶された特定変動態様の種類が有る場合に、会員遊技者より撤去された機種で発生させた特定変動態様の種類を撤去されていない機種の特定変動態様の種類に変換する操作を受け付けると、撤去されていない機種で未だ会員遊技者が発生させていない特定変動態様の種類を、該特定変動態様の種類を発生させた場合と同様に、前記機種情報と識別情報とに対応付けて遊技関連情報記憶手段に記憶させる機種変換手段を備えることを特徴としている。
また、撤去された機種で発生させた特定変動態様の種類を変換可能な撤去されていない機種としては、遊技店に有る全ての機種としても良いし、撤去された機種に代えて新たに設置された機種としても良いし、遊技者が未だ特定の変動態様を一つも発生させていない機種としても良い。
また、遊技者の操作により撤去された機種から撤去されていない機種に発生させた特定変態様の種類が変換されるので、撤去されていない機種でかってに特定変動態様を発生させた状態とされることはなく、遊技者の意思が尊重されることになる。
また、会員遊技者は、特定変動態様としてのプレミアムリーチのイメージ画像をトレーディングカード的なものと見なす可能性もあり、トレーディングカードを集めるような気持ちで、多くの種類の特定変動態様のイメージ画像を表示可能とすることに興趣を覚え、遊技機での遊技を行う可能性がある。
前記遊技装置は、前記発生済特定変動態様表示手段により表示された発生済の特定変動態様の中から、会員遊技者が所望する特定変動態様の選択を受け付ける選択受付手段を備え、
前記発生済特定変動態様表示手段は、前記選択受付手段により受け付けた特定変動態様に係る前記画像情報および前記画像表示制御情報に基づいて、該特定変動態様を再生する特定変動態様再生手段、を備えることを特徴とする。
また、請求項1における特定変動態様の種類は、上述の子細な違い毎に分けた種類ではなく、代表例としての特定変動態様の種類となる。従って、予め決められた複数種類の特定変動態様の全てを発生させた会員遊技者に特典を付与するような場合の複数種類の特定変動態様も、上述の子細な違いを含まない代表例としての種類となる。例えば、遊技機メーカー側で、スーパーリーチやプレミアムリーチとして、リーチ名称等が決められたものを各種類の特定変動態様としても良く、実際の変動態様中にスーパーリーチやプレミアムリーチとされた変動態様が最終的に含まれていれば、変動態様の途中経過等が異なるものでも、同じ種類の特定変動態様となる。
なお、出現させた特定変動態様と全く同じ表示を行う必要はなく、例えば、変動表示中の各特別図柄の表示タイミングが、再生時に発生時と同じになる必要はなく、異なっていても良い。また、特定変動態様となる可変表示ゲームを開始から停止まで再生するものとしても良いし、特定変動態様をリーチの変動態様とした場合に、可変表示ゲームがリーチとなってから停止するまでを再生するものとしても良い。
すなわち、一度発生させた特定変動態様を再生可能とし、遊技機で遊技する遊技者が好きなときに、珍しいリーチの変動態様を見ることができるようにすることが、遊技者に対する特典、言い換えれば、サービスとなる。これにより、遊技店側が人的サービスを行わなくても、遊技者に特典の付与が可能となる。例えば、遊技者が、発生させた特定変動態様を再生する操作を行うだけで、特定変動態様をいつでも見られるという特典が付与されることになり、これには遊技店の従業員の作業を必要せず、特典の付与により従業員の負担が増加することがない。
この例の遊技システムは、パチンコ遊技機、アレンジボール遊技機等の弾球遊技機や、パチスロ遊技機等のスロットマシンなどの遊技機が設置される遊技店に設けられるものであって、例えば、遊技機の一例としての後述の封入球式遊技機2(例えば、パチンコ遊技機)毎に設けられ、封入球式遊技機2の一部として内蔵された状態の遊技装置(後述の枠制御装置51、タッチパネル表示器5等から構成される)と、各遊技機毎に対応して設けられて、会員カードの会員識別情報を読み取って出力する後述するカードユニット57と、各遊技機から出力される後述の遊技関連情報を受信して会員識別情報に対応付けて管理する遊技場管理装置(ホールサーバ52、アプリケーションサーバ53)とを備える。
前記封入球式遊技機2は、矩形枠状に構成された機枠2aを備え、この機枠2aの一側方には、該機枠2aに対し回動可能に矩形枠状の前面枠2bが軸支されている。また、前面枠2bは、その前面側に回動可能に軸支されたガラス枠2cと、ガラス枠2cの下側に取り付けられた発射操作ユニット2dとを有する。
この遊技盤の前面と前記ガラス枠2cとの間で、遊技盤の前面に設けられたガイドレールに囲まれた部分が遊技球が発射されて流下する遊技領域とされている。
また、前面枠2bには、ガラス枠2cの開放を検出するガラス枠開放検出センサ31が設けられている。
また、封入球式遊技機2では、賞球の払い出しは行われず、上述の出球数、入球数、差球数、持球数(遊技球数)等は、実際の遊技球の個数ではなく、データ上の数値となる。すなわち、実際に使用される遊技球は、循環使用される限られた所定数(例えば、25個)しかなく、持球数は、例えば、遊技領域に発射される遊技球を検知してカウントした発射球数、発射されたが戻ってしまった遊技球を検知してカウントしたファール球数、遊技領域に発射されて回収された遊技球を検知してカウントした回収球数(後述のセーフ球数+アウト球数)、入賞した場合の賞球数、遊技店から借りた貸球数等の数値から上述の入球数、出球数、差球数、持球数が得られる。
また、今回の発明をこのような封入球式遊技機2に適用することで、後述するように遊技者に球箱を積み上げることによらない、新たな満足感を与えるようにしている。
タッチパネル表示器5は、表示装置としての液晶ディスプレイを有するもので、基本的な機能として、持球数の情報、金額情報(前記遊技カード等の記録媒体に記憶された残額等)、貯球情報(景品と交換せずに遊技店側に貯蓄した遊技球数等)等の遊技情報を表示し、実際の遊技球の払い出しがなくても、いつでも、持球数を確認できるようにするとともに、遊技者や遊技店の店員等に対してエラーの発生を含む各種情報を表示可能となっている。また、タッチパネル表示器5は、タッチパネルとして、表示切替や、その他の表示内容に対応した入力操作を可能とするものであり、店員の呼出ボタンも兼ねている。また、呼出ボタンに対応する呼出ランプとして、前記外部アピール装飾ランプ21が、持球数を表示する際と異なる点灯色や点灯態様(点滅等)で点灯すること呼出ランプを兼ねるようになっている。
タッチパネル表示器5のタッチパネルを遊技者が操作することにより、タッチパネル表示器5の液晶表示装置の表示画面をリーチコレクション画面モードに切り替えることが可能で、さらに、リーチコレクション画面上でサムネイル表示されるリーチ静止画像をタッチすることにより、再生する特定リーチの種類を選択して、特定リーチをタッチパネル表示器5の表示画面に再生可能となっており、すなわち、前記発生済特定変動態様表示手段としてのタッチパネル表示器5のタッチパネルは、遊技装置の一部として、前記発生済特定変動態様表示手段により表示された発生済の特定変動態様の中から、会員遊技者が再生を所望する特定変動態様の選択を受け付ける選択受付手段として機能する。
前記ハンドルタッチ検出部23は、ガラス枠2cの下側で前側に膨出した状態の発射操作空間形成枠28の左右側部に形成された凹部27内面に形成された所謂タッチセンサであり、遊技者の手を接触させることにより、遊技球の発射を制御する発射制御装置32に信号を出力し、遊技球の発射装置29を作動させて遊技球を発射させるものである。
仮装遊技球表示器25は、通常のパチンコ遊技機において、所謂上皿上で順次発射されて減少する遊技球の動きを擬似的に再現するものである。
この普通変動入賞装置は、特図の始動入賞口も兼ねている。すなわち、普通変動入賞装置の内部(入賞領域)に備えられた始動口センサ35により遊技球を検出することに基づき始動条件が成立し、特図の可変表示ゲームが開始されるようになっている。
そして、この特図の可変表示ゲームの結果として、表示画面の表示態様が特別結果態様(例えば、「7,7,7」等のゾロ目数字の何れか)となった場合には、大当たりとなって特別遊技状態となる。すなわち、変動表示装置33の表示画面が、例えば、左、中、右の3つの表示領域に分割され、可変表示ゲームにおいては、この3つの領域で、数字、文字、絵柄等からなる識別情報として特別図柄が順次変更されるように変動表示が行われ、その後、各表示領域でそれぞれ特別図柄の何れかが停止表示され、停止表示された特別図柄が全て同じなら、上述の特別結果態様となる。
そして、スーパーリーチやプレミアムリーチにおいては、特別図柄や、特別図柄以外の絵柄等が動画状(アニメーション状)に表示される。すなわち、特別図柄の変動表示が通常と異なるように行われるとともに、さらにスーパーリーチの演出表示が行われる。
そして、本発明においては、これらスーパーリーチとなる可変表示ゲームの変動態様のうち予め遊技者に大きな興趣を持たせる複数のもの(基本的にはプレミアムリーチ)を特定リーチ、すなわち特定変動態様とし、これらの特定変動態様に、それそれ特定変動態様の種類を示すリーチ名称を付けておくようになっている。
なお、大入賞口内には、入賞した遊技球を検出するカウントセンサ36が設けられ、さらに、大入賞口内に設けられた特定領域を通過した遊技球を検出するV入賞センサ37が設けられている。なお、サイクル遊技の1ラウンド毎にV入賞センサ37に遊技球が検出されることにより、上述のサイクル遊技機の次ラウンドへの継続が決定されるが、V入賞センサ37を設けずに、無条件に次ラウンドに継続されるものとしても良い。
また、特別変動入賞装置には、開閉扉を駆動する大入賞口ソレノイド38が設けられている。
すなわち、封入球式遊技機2はパチンコ遊技機として、特図可変表示ゲームの結果、予め定められた特別結果態様となった場合に(大当りとなった場合に)、遊技者に特定の遊技価値を付与可能な特別遊技状態(大当たり)を発生可能に構成されている。
なお、封入球式循環ユニット内には、この封入球循環ユニット内に通常循環使用される遊技球以外に補給用の遊技球を貯留し、遊技中に封入球循環ユニット内で循環する遊技球が減少した場合に補給する球補充装置が設けられている。なお、例えば、遊技領域内で遊技球が釘等に引っ掛かって球止まりして封入球循環ユニットに回収できない状態となったり、回収が遅れたりした場合に、封入循環ユニット内の遊技球が不足することになる。そして、封入球循環ユニット内には、遊技球が不足して、発射装置への遊技球が途切れてしまうような状態となる前の段階で封入球循環ユニット内の球不足を検出する球不足検出センサ45が備えられている。そして、球不足検出センサ45が球不足を検出すると球補充装置において、遊技球の補充動作をする補充ソレノイド46が作動して、球補充装置から発射装置29への封入球循環ユニット内の遊技球の経路に遊技球が補充されるようになっている。
また、球不足となった場合に、球補充装置に貯留された遊技球が放出されて、球補充装置内に遊技球が無くなったことを検出する貯留球検出センサ47が設けられている。
また、封入球循環ユニットで遊技球を補充しても球不足が解消されずにエラーが発生した場合には、エラーであることを報知するように、ガラス枠2cに設けられたエラー表示器48が点灯する。
封入球式遊技機の制御系としては、上述の遊技の進行を制御する遊技制御装置61(メイン制御装置)と、この遊技制御装置61の制御下で各種の演出に関する制御を行う演出制御装置62(サブ制御装置)と、遊技制御装置61の制御下で、持球数(遊技球数)の演算や、タッチパネル表示器5の表示制御を行うとともに、演出制御装置62の制御下で、遊技演出としてランプ等の点灯制御を行う枠制御装置51と、枠制御装置51の制御下で発射装置29の制御等を行う発射制御装置32とを備える。なお、これら制御系の装置や、その他の装置に電力を供給する電源供給装置64が備えられ、電源供給装置64は、停電時等の外部からの電力の供給が停止した際に、少なくとも揮発性のメモリに記憶されたデータの消失を防止するためにバックアップ電源65を備える。
また、遊技制御装置61には、入出力I/Fを介して普電ソレノイド34、大入賞口ソレノイド38が接続されて制御されるようになっており、特図や普図の可変表示ゲームの結果に基づいて、特別変動入賞装置や普通変動入賞装置の開閉が制御される。
また、遊技制御装置61による可変表示ゲームの進行の制御としては、始動口センサ35からの信号の入力に基づいて、周知の乱数方式による特図の可変表示ゲームの外れ、大当たりの結果を決定するとともに、可変表示ゲームの外れ大当たりの判定結果と乱数による抽選に基づいて、可変表示ゲームの終了時に停止表示する特別図柄や基本的な変動表示の変動パターン(変動態様)として、変動表示時間を決定する。そして、これら、大当たり外れ、停止図柄、基本の変動パターン等を演出制御装置62に演出コマンドとして送信する。また、遊技制御装置61は、遊技関連情報として、枠制御装置51に、特図の可変表示ゲームの開始、特図の可変表示ゲームの大当たり等を送信する。
演出制御装置62は、CPU、ROM、RAMを備えた演出用マイクロコンピュータや、ビデオ制御用の各種ICを備え、遊技制御装置61における特図の可変表示ゲームの進行の制御に基づいて、変動表示装置において特図の可変表示ゲームの表示や、それに伴う演出表示の制御を行う。この際に、演出制御装置62は、可変表示ゲームにおける詳細な変動態様を可変表示ゲームの時間経過に伴って決定していき、演出コマンドに基づく可変表示ゲームの結果や、停止図柄や基本の変動パターンに基づいて、リーチとなるような場合に、どの種類のスーパーリーチや、プレミアムリーチを行うかを決定する。
また、演出制御装置62は、上述のように遊技制御装置61からの指令に基づき、スピーカ22,26(スピーカ26は、演出制御装置61の制御の元に枠制御装置51で駆動制御される)による発音動作などを制御したり、遊技盤前面(各種役物を含む)に設けられた装飾用のLED類等を含む装飾ランプ49の点灯及び消灯を制御したりする。
このうち、CPU511は、制御部、演算部を備え、各種演算・制御を行うものであり、球送りセンサ44から入力される遊技球の発射に関する情報や、遊技制御装置61から入力される遊技球の賞球に関する情報等から遊技者が遊技に使用可能な遊技球数のデータである持球数情報を算出したり、後述のように、特定リーチの発生を監視する制御、特定リーチの発生に基づくリーチコレクション画面のタッチパネル表示器への表示に関する制御、発生させた特定リーチをタッチパネル表示器に再生表示させる制御を行ったり、封入球式遊技機2と遊技場管理装置としてのホールサーバ52との通信ボックス5aおよび球貸機5bを介した通信の制御と、同じく遊技場管理装置としてのアプリケーションサーバ53(アプリケーションサーバ53)との通信の制御等を行う。なお、この例においては、枠制御装置51とタッチパネル表示器5とが、会員遊技者が発生させた特定リーチに関する情報の表示を行うための本発明の遊技装置となり、上記通信の制御は、遊技装置と、遊技場管理装置としてのホールサーバおよびアプリケーションサーバとの通信も含まれる。
ROM513には、上述の持球数等の遊技球の発射に関する制御を行うためのプログラムや、遊技球を循環使用する際の各種制御を行うためのプログラムや、特定リーチの発生の監視のためのプログラム、特定リーチに関する情報の表示のためのプログラム等や、これらのプログラム等で使用されるデータ(例えば、各種タイマに設定される時間などのデータ)等が記憶されている。
さらに、入出力I/F516には、CPU511から出力される各種の制御信号が入力され、これら制御信号は、該入出力I/F516により中継されて、図示しない出力ポート及びドライバを介して、発射制御装置32、タッチパネル表示器5(液晶表示器)、外部アピール装飾ランプ21、仮想遊技球表示器25、スピーカ26などに出力されている。
そして、従来遊技制御装置21の通信機能により外部端子を介して行っていた各種信号の出力を枠制御装置51が行うとともに、ホールサーバ52からの情報を入力可能となっている。すなわち、枠制御装置51からホールサーバ52に送信される特図可変表示ゲームのスタート、大当たり、大当たり後に確率変動を伴う大当たり、入球、出球等の遊技関連情報が出力されるとともに、例えば、各機種の遊技機で会員が発生させた特定リーチの種類等の会員の情報、他の遊技機の情報等がホールサーバ52から枠制御装置51に入力可能となっている。
また、枠制御装置51では、上述のように演出制御装置62から可変表示ゲームの変動態様に関する情報として、変動パターンNo.の情報が受信されている。そして、枠制御装置51は、各回毎の可変表示ゲームに対応して複数受信される変動パターンNo.をホールサーバ52に全て送信するようになっている。
なお、ホールサーバ52においては、受信した変動パターンNo.を一時的に記憶するとともに、予め定められた特定変動態様(例えばプレミアムリーチ)を表示するための変動パターンNo.に該当するものがあるか否かの判定を行う。
そして、特定変動態様を表示するための変動パターンNo.が有った場合には、既に、会員識別情報で特定される会員遊技者が、受信した変動パターンNo.に対応する特定変動態様を発生させているか否かの判定を行う。そして、受信した変動パターンNo.に対応する特定変動態様を会員遊技者が未だ発生させてない場合には、遊技関連情報として、ホールサーバ52の記憶装置に受信した変動パターンNo.を会員識別情報及び機種情報に関連づけて記憶する。この際には、前記変動パターンNo.を含む1回の変動表示ゲームで発生させた全ての変動パターンNo.を記憶するものとしても良いし、例えば、リーチとなってからの一部の変動パターンNo.を記憶するものとしても良いし、特定変動態様を特定できる変動パターンNo.だけを記憶するものとしても良い。
従って、会員遊技者が既に受信した変動パターンNo.に対応する特定変動態様を発生させているか否かの判定は、会員遊技者の会員識別情報と今回遊技している遊技機の機種情報に対応付けられた変動パターンNo.が記憶されているか否かと、記憶されている場合に記憶された特定変動態様を特定できる変動パターンNo.と受信された特定変動態様を特定できる変動パターンNo.が一致するか否かで判定される。従って、一致する変動パターンNo.が記憶されていなければ、会員遊技者が未だ発生させていない特定変動態様を発生させたと判断する。
また、発射制御装置32は、封入球循環ユニット内を流下する遊技球の汚れを吹き飛ばすための送風ファン321の制御も行うようになっており、例えば、発射装置29による遊技球の発射が停止されている場合に、送風ファン321を停止し、発射装置29により遊技球が所定時間毎に発射されている場合には、送風ファン321を作動させるようになっている。
貨幣識別装置は、球貸機に投入された貨幣の種類(金額)を識別し、投入された貨幣を格納すると共に、識別された貨幣に対応する金額情報を主制御部に出力する。
カードユニット57は、記録媒体としての会員カード(ICカードや、磁気カードや、光ディスク等の他の記録媒体でも良い)のメモリ内のデータの読み書きを行うものであり、主制御部の制御により、読出したデータを球貸機56の制御装置に入力し、該制御装置から出力されるデータを書き込むものである。なお、図2において、カードユニット57のブロックが、球貸機56のブロックと独立して図示されているが、構造的には、カードユニット57は、球貸機56に設けられている。図2上では、カードユニット57は、会員カードから読み出したデータを枠制御装置51に出力するものとされ、球貸機56のブロックは、球貸機56の通信部を示すものであり、球貸機56の通信部が、枠制御装置51から出力される信号を通信ボックス5aに中継することを示すものである。
いずれにせよカードユニット57は、遊技機毎に対応付けられて設けられた遊技装置となる枠制御装置51と通信可能となっている。
また、カードユニット57は、該カードユニット57に会員となった遊技者の会員カードもしくは会員となってない遊技者のゲストカードが挿入されている状態で、例えば、貨幣が貨幣識別装置に投入されると、上述のように金額情報を発生し、これを封入式遊技機2に送信し、封入式遊技機2で金額情報を遊技媒体数に変換して持球数に加算可能とする。この際に、記録媒体としての会員カードもしくはゲストカードに金額情報を書き込む。なお、遊技媒体数に変換された金額は金額情報から減算され、残額としての金額情報がカードに書き込まれる。また、会員カードもしくはゲストカードに予め記憶された会員識別情報に基づいて金額情報は、通信ボックス5aを介してホールサーバ52にも送信され、例えば、会員カードをカードユニット57から排出した場合などに、金額情報はホールサーバ52でも管理される。なお、この実施形態の封入式遊技機2においては、会員カードもしくはゲストカードを封入式遊技機2に対応する球貸機56のカードユニット57に挿入することで遊技開始可能となる。
また、球貸機56は、上述のように封入式遊技機2からホールサーバ52に出力される遊技関連情報の中継器としても機能し、球貸機56は、封入式遊技機2から送信された遊技関連情報を通信ボックス5aを介してホールサーバ52に出力する。
また、ホールサーバ52においては、上述のように、枠制御装置51から送信される変動パターンNo.に基づいて未だ会員遊技者が発生させていない特定変動態様(特定リーチ)が可変表示ゲームの実行時に発生したと判定されたことに基づいて、特定リーチの種類を特定する変動パターンNo.を会員識別情報および機種情報に対応付けて遊技関連情報としてホールサーバ52の記憶装置に記憶するようになっている。なお、この情報は、後述のアプリケーションサーバ53にもホールサーバ52から送信されてアプリケーションサーバ53の記憶装置に記憶される。
また、アプリケーションサーバ53は、特定リーチを再生するためのリーチ画像表示制御プログラムを含む画像関連情報を各封入球式遊技機2の遊技装置となる枠制御装置51に配給するようになっている。
なお、画像関連情報としては、特定変動態様となる特定リーチのリーチ名称データと、特定リーチを示す代表的な静止画像となるリーチ静止画像データと、特定リーチを再現する(動画として再生)するためのリーチ背景画像データ、リーチ動画用画像データと、これらリーチ背景画像データおよびリーチ動画用画像データを用いて特定リーチの変動態様を再現するためのリーチ画像表示制御プログラムとからなる。
すなわち、画像関連情報は、前記特定変動態様の種類を特定可能なイメージ画像を表示するための静止画像情報を含むことになる。
また、画像関連情報は、前記遊技情報表示手段となるタッチパネル表示器5において、前記特定変動態様と同じ変動内容を再生させるために必要な画像情報(リーチ動画用画像データ)および画像表示制御情報(リーチ画像表示制御プログラム)を含む。
上述のアプリケーションサーバ53は、インターネットを介して、遊技機メーカーのコンピュータサーバシステム(メーカーサーバ5c)に接続可能とされており、例えば、アプリケーションサーバ53側からの要求により、画像関連情報をダウンロート可能となっている。
そして、ホールサーバ52では、機種情報記憶手段として、ホールサーバ52の記憶装置に、遊技店に設置された遊技機の機種を特定する機種情報(遊技機の名称、品番等)が遊技機の設置位置を示す情報(遊技機毎に付けられる台番号と、遊技店内における各台番号に対応する遊技機の配置位置を示す地図情報となど)が記憶されている。すなわち、遊技場管理装置は、遊技機の機種を特定する機種情報を遊技機の設置位置に対応付けて記憶する機種情報記憶手段を備える。
これにより、新台(遊技機)の設置等に基づく遊技機の入れ替えに対応して機種情報を書き換えることになるが、機種情報が書き換えられるとホールサーバ52の機種情報監視プログラムが機種情報の変更を検出する。ここで、今まで遊技店に設置されていなかった新機種が設置された場合には、以下の処理が行われる。
そして、このアプリケーションサーバ53に記憶された新機種に対応する画像関連情報は、ホールサーバ52の上述の機種情報監視プログラムの処理により、機種情報の更新が行われたと判定されると、ホールサーバ52からアプリケーションサーバ53に対して遊技機入替情報通知が送信される。
遊技機入替情報通知を受信したアプリケーションサーバ53は、遊技機入替情報通知を受信したことを示す遊技機入替情報通知応答をホールサーバ52に送信する。
すなわち、アプリケーションサーバ53は、記憶された遊技機入替情報に含まれる機種情報に対応する画像関連情報を上述のように遊技機メーカーからダウンロードされた画像関連情報から検索し、画像関連情報の有無を判定し、画像関連情報が有る場合に、この画像関連情報をホールサーバ52にダウンロードさせるために、画像関連情報ダウンロード開始要求をホールサーバ52および新たに設置された機種となる封入球式遊技機2の枠制御装置51に送信する。
なお、遊技機の入れ替えが行われ、遊技機入替情報通知が送信された段階で、アプリケーションサーバ53に入れ替えられた遊技機の機種に対応する画像関連情報がダウンロードされていない場合には、メーカーサーバ5cにダウンロードを要求し、この時点で画像関連情報をメーカーからダウンロードするものとしても良い。
以上のことから、遊技場管理装置としてのホールサーバ52は、前記機種情報記憶手段が記憶する遊技機毎の機種情報に基づいて、前記画像関連情報出力手段が前記画像関連情報を出力する遊技装置を判定する出力先判定手段としての機能を備え、画像関連情報出力手段としてアプリケーションサーバ53は、前記出力先判定手段の判定結果に基づいて、前記機種情報に対応した画像関連情報を前記遊技装置に出力する。
なお、上述の遊技台入替情報通知などは、入れ替えられた遊技機が営業を開始する前に行われることが好ましく、例えば、営業開始前や営業終了後に行われることが好ましい。営業時間外においては、ホールサーバ52や枠制御装置51がリアルタイムで行う処理があまりなく、データのダウンロードを確実かつ迅速に行うことができる。
ここで、ホールサーバ52に対しては、上述の画像関連情報の全てが送信されるが、この段階で、枠制御装置51には、一部のデータ、すなわち、動画状のリーチの変動態様を表示するためのデータを除いた変動パターンNo.、リーチ名称およびリーチ静止画像データが送信される。
なお、通常画面は、カードユニット57に会員カードもしくはゲストカードを挿入して、遊技可能な状態および遊技を実行している状態の画面である。なお、リーチコレクション画面は、会員専用となり、ゲストカードをカードユニット57に挿入している場合には使用できない。
リーチコレクション画面においては、予め設定された特定リーチとなる種類の全てのリーチ静止画像データを1画面もしくは複数画面にサムネイル表示させるようになっているが、会員遊技者が遊技する遊技機の機種で出現させたことがある特定リーチの種類に対応するサムネイルを表示する表示領域だけに、特定リーチを代表するリーチ静止画像が表示された状態とされるようになっている。
例えば、特定変動態様(特定リーチ)の種類として、特定変動態様1、特定変動態様2、…があり、かつ、特定変動態様1(の特徴部分として例えばプレミアリーチとなる部分)の変動パターンNo.がNo.1〜No.3で、特定変動態様2の変動パターンNo.がNo.4〜No.6であるような場合に、ホールサーバ52の記憶装置には、特定変動態様1に対して変動パターンNo.1〜3が記憶され、特定変動態様2に対して変動パターンNo.4〜6が記憶されている。そして、ホールサーバ52において変動表示ゲームの進行に伴って受信される変動パターンNo.に、No.1〜3のいずれかが有った場合に、特定変動態様1が発生したと判定され、受信される変動パターンNo.に、No.4〜No.6の何れかが有った場合に、特定変動態様2が発生したと判定されるようになっている。
また、演出制御装置62や枠制御装置51側で、上述の特定リーチを決定づける変動パターンNo.を記憶し、記憶された特定の変動パターンNo.と、受信した変動パターンNo.を比較することで、現在実行されている可変表示ゲームで特定のリーチが実行される否かを判定しても良い。
また、前記遊技関連情報記憶手段は、前記機種毎に予め定められた種類の特定変動態様が発生した場合に、該特定変動態様の種類を前記遊技関連情報として、前記会員識別情報と前記機種情報とに対応付けて記憶する。
リーチコレクション状況を受信した枠制御装置51は、リーチコレクション状況に記憶された機種情報と変動パターンNo.に基づいて上述のように記憶された枠制御装置51のメモリ517に記憶された画像関連情報からリーチ静止画像データを抽出し、リーチ静止画像データを用いてサムネイル状にリーチ静止画像が表示されるリーチコレクション画面用の画像を生成し、これをタッチパネル表示器5に送信し、タッチパネル表示器5に設けられた駆動回路により、タッチパネル表示器5にリーチコレクション画面を表示させる。
すなわち、リーチコレクション画面においては、タッチパネル表示器5が設置された遊技機の機種に対応する特定リーチの種類毎、すなわち、特定リーチを代表する変動パターンNo.毎に表示領域が形成され、該変動パターンNo.に対応するリーチ名称が表示される。なお、リーチ名称を表示領域と重なる位置に表示しても良いし、表示領域に隣設する表示領域の外側の領域に表示領域と近接して表示しても良い。
なお、予め、各特定リーチ毎の表示領域の位置が変動パターンNo.に対応付けて設定されており、各特定リーチの表示領域は、リーチコレクション画面内で予め設定された位置に表示される。
また、後述するように会員遊技者は、自分が発生された特定リーチを動画状に再現して表示させることが可能となるが、このリーチコレクション画面のサムネイル表示された各表示領域が、タッチパネル上において、各表示領域に対応する特定リーチの選択ボタンとして機能するようになっている。
また、枠制御装置51は、ホールサーバ52もしくはアプリケーションサーバ53から前記遊技関連情報としてのリーチコレクション状況のデータを受信すると、前記遊技装置側画像関連情報記憶手段としてのメモリ517が記憶する画像関連情報の中から、受信した遊技関連情報に対応する画像関連情報を抽出するとともに、該抽出した画像関連情報に基づいて、前記遊技情報表示手段としてのタッチパネル表示器5に、前記会員遊技者毎の発生済み特定変動態様に関する表示としてのリーチコレクション画面の表示を行う発生済特定変動態様表示手段として機能する。
なお、店内にカードユニットを備えて、ホールサーバ52やアプリケーションサーバ53と通信可能な情報端末装置を設け、会員遊技者が、この情報端末装置のカードユニットに会員カードを挿入することで、各機種毎に、会員遊技者が発生させた特定リーチを表示するようにし、会員遊技者が遊技機のカードユニットに会員カードを挿入しなくても、発生させた特定リーチの種類がわかるようにしたり、遊技店からの通知を確認できたりできるようにしても良い。
また、遊技関連情報としてのリーチコレクション状況のデータとして、特典の付与が済んでいるか否かを示すデータを含むものとし、特典の付与を行った場合に、前記データを特典付与済みとするものとしても良い。
そこで、さらに遊技者にプレミアムリーチに興味を抱いてもらうために、プレミアムリーチを発生させた遊技者に遊技機メーカーから景品を付与できるようにすることが考えられる。また、遊技店では、例えば、遊技機の可変表示ゲームのキャラクタを用いたキャラクタ製品等を開発して景品とすることは、コスト的にみて困難であるが、遊技機メーカーならば、遊技店と違い同じ機種の遊技機を多数扱うことになるので、遊技機のキャラクタを景品化することもコスト的に容易に可能である。
なお、会員遊技者の会員情報をメーカーサーバ5cに送信する場合には、その前に会員遊技者に景品が付与されることと、そのためには遊技機メーカーに会員情報を送信する必要があることを例えばタッチパネル表示器等を用いて通知し、遊技者が会員情報の送信を許諾することが意思表示された場合(タッチパネル表示器に表示された許諾ボタンへのタッチ等)にのみ、会員情報を送信できるようにする。
そして、上述のように遊技関連情報のうちのリーチコレクション状況のデータとして、各遊技機のタッチパネル表示器からアプリケーションサーバ53(もしくはホールサーバ)から呼出可能となり、図5(B)に示すように、発生させた特定リーチに対応する表示領域にモザイク状ではない、リーチ静止画像を表示可能となる。
従って、例えば、全ての種類の特定リーチのうち、一つの種類を除く、残りの種類の特定リーチを発生させた場合に、一つの種類を除く、残りの特定リーチの表示領域に、リーチ表示画像が表示されるとともに、後1種類の特定リーチを発生させれば、全ての種類の特定リーチを発生させたことになることを示す表示として、例えば、リーチコレクション画面に、「コンプリートまであと一つです」等の文字が枠制御装置による表示制御により表示されるようになっている。
また、この際には、リーチコレクション画面に特定リーチの再生を実行させるための実行ボタンが表示される。そして、図5(D)に示すように、各特定リーチのリーチ静止画像が表示された表示領域のうちの一つの表示領域(例えば、Fリーチ)をタッチすることで、例えば、タッチされた表示領域の明るさや色が変化し、特定リーチの種類を選択した状態となり、特定リーチの種類を選択した後に、実行ボタンをタッチすると、後述するように特定リーチの変動態様の再生が行われる。
上述のように、遊技関連情報として、会員識別情報と機種情報とに対応付けて、変動パターンNo.が、アプリケーションサーバ53およびホールサーバ52に記憶された場合に、例えば、アプリケーションサーバ53(もしくはホールサーバ52)においては、機種および会員識別情報毎に、予め機種毎に設定された特定リーチの種類に対応する全ての変動パターンNo.を記憶したか判定するようになっている。
なお、特定リーチの種類を全て発生させた場合に、全ての種類の特定リーチを再生可能とするのではなく、今まで発生させたことがない種類の特定リーチを発生させる毎に、発生させた特定リーチを再生可能としても良い。この場合には、今まで発生させたことがない種類の特定リーチを発生させる毎に、種類毎のリーチ再生許可が送信される。
従って、会員遊技者が一度特定リーチの全ての種類を発生させると、それ以後、同じ遊技店の同じ機種の遊技機で遊技すれば、いつでも、発生させた特定リーチを再生可能となる。上述のように、発生させたことのない種類の特定リーチを発生させる毎に、当該種類の特定リーチを再生可能する場合にも同様に、会員遊技者が一度発生させた特定リーチは、会員遊技者が同じ機種の遊技機で遊技する場合に上述のようにリーチ再生許可が送信され再生可能となる。なお、例えば、アプリケーションサーバ53をインターネットを介して他の遊技店(例えば、同じ系列の遊技店等で共通の会員カードを使用可能な遊技店)のアプリケーションサーバ53と通信可能とし、上述の会員識別情報に対応付けて記憶されるリーチ再生許可の情報を他の遊技店のアプリケーションサーバ53に送信し、当該アプリケーションサーバ53においてもリーチ再生許可を記憶させるようにしても良い。そして、他店においても、同じ会員カード(会員識別情報)を使用すれば、特定リーチを発生させた遊技店と同様に、遊技装置での特定リーチの再生を可能としても良い。
次ぎに、枠制御装置51においては、タッチパネル表示器5において、再生する特定リーチの種類が選択されて実行ボタンが操作されると、すなわち、再生操作が行われると、それに基づいて、再生すべき特定リーチの種類が判定され(例えば、タッチパネルの特定リーチの種類毎の表示領域の位置に対応して特定リーチの種類を示す情報を記憶した特定リーチの種類毎の位置情報と、タッチパネルでタッチされた位置情報に対応して特定リーチの種類を取得する。)、判定された種類の特定リーチを再生する処理を行う。
そして、このように生成された特定リーチの動画状の画像がタッチパネル表示器5に出力されるとともに、タッチパネル表示器5に画像の表示が指示されて、タッチパネル表示器5の表示画面に特定リーチの変動態様が再生される。
また、画像関連情報に含まれる変動パターンNo.に対応してリーチ画像表示制御プログラムが変動パターンNo.に対応する種類の特定リーチを再生することになるが、実際に会員遊技者が発生させた特定リーチの変動態様と全く同じ変動態様を再生するためには、停止図柄の情報や、時間経過に対応して順次切り替えられる変動パターンの情報等が必要となり、これらを画像関連情報に含めるものとしても良い。
また、特定リーチとなる可変表示ゲームの変動態様を、可変表示ゲームの開始から終了まで再生するものとしても良いが、特定リーチとなる可変表示ゲームの代表的な部分だけを再生するものとしても良い。例えば、特定リーチとなる可変表示ゲームがリーチとなった時点からを再生するものとしても良いし、リーチとなった後にプレミアムリーチとしての特徴部分が開始された時点から生成するものとして良い。
そこで、例えば、現在遊技している遊技機の機種以外で、会員遊技者が遊技した機種のリーチコレクション画面を表示可能としても良く、この場合には、例えば、ホールサーバもしくはアプリケーションサーバ53に記憶されている他機種の画像関連情報を用いる。
すなわち、例えば、タッチパネル表示器に他機種のリーチコレクション画面を表示させるようにしても良い。この際には、上述のリーチコレクション画面のように未だは発生させてない種類の特定リーチ用に表示領域を確保せずに、例えば、機種名に続いて、発生させた特定リーチだけをリーチ静止画像を用いてサムネイル表示するものとしても良い。
すなわち、会員遊技者が未だ発生させてない種類の特定リーチを発生させた場合に、発生させた特定リーチの種類を示す変動パターンNo.等の情報をホールサーバおよびアプリケーションサーバ53に会員識別情報および機種情報に対応づけて記憶するリーチコレクション状況のデータを書き換えて(例えば、変動パターンNo.を書き込む)、新機種の未だ発生させていない種類の特定リーチを発生済みとする。
また、図8にリーチコレクション状況のデータ、すなわち、会員識別情報に対応して、各機種毎に発生させた特定リーチの種類を示すデータを図表として示す。図8においては、会員識別情報により識別される、会員No.0001の会員名aaaaaである会員遊技者のリーチコレクション状況となっており、この会員遊技者は、3つの機種の遊技機で遊技を行ってそれぞれ特定リーチを発生させており、図表において上から一番目の機種では、全ての種類の特定リーチ(リーチ名称)を発生させている。なお、図8において、リーチコレクションの各リーチ名称の項目で、ハッチングが付されたものが既に発生させている特定リーチを示している。
また、設置有無の項目で、1が現在設置されている機種を示し、0が既に撤去された機種を示している。なお、リーチコレクション状況のデータの設置有無の項目は、ホールサーバ52の記憶装置に記憶されている機種情報に示される機種の遊技機が遊技場に現在有るか無いか示す機種存在情報に含まれるものであり、機種存在情報は、遊技機が設置されて機種情報が書き込まれる際に有りとされ、遊技機が撤去される際に有りから無しに書き換えられる。
そして、遊技関連情報の一部としてのリーチコレクション状況のデータにおいては、機種情報と関連づけて発生させた特定変動態様の種類が記憶されることから、機種情報の機種存在情報に対応して、上述のように発生させた特定変動態様の種類に対して設置有無の項目を設定することができる。
また、ボタンをタッチした後に、実行ボタンを押すと、ホールサーバ52もしくはアプリケーションサーバ53でリーチコレクション状況のデータの書き換えが、図8に示すように行われる。すなわち、撤去された二番目の機種で発生させた3種類の特定リーチが選択されたことから、これら3種類の特定リーチを発生させていないものとし、次いで、新たに設置されて今だ特定リーチを会員遊技者が発生させていない4番目の機種において、任意の3つ(もしくは、予め決められた種類順)の種類の特定リーチが既に発生させられたものとされる。
また、同じ機種で、同じ種類の特定変動態様を1回発生させた後に、再び発生させても、遊技関連情報が更新されないので、同じ会員遊技者に、同じ種類の特定変動態様の発生に伴う特典の付与を何度も行うようなことがなくなり、同じ遊技者への過剰な特典の付与を防止できる。これにより、会員遊技者は、未だ発生させてない特定変動態様を発生させることにさらに興味を持つことになる。
すなわち、遊技装置は、機種に関係なく遊技機毎に設置されることになるので、遊技装置によって対応する機種が異なることになり、可変表示ゲームの変動態様に関する画像関連情報も異なるが、上述のように機種情報が遊技機の設置位置(例えば、遊技機の台番号)に対応付けられて記憶されているので、基本的に遊技装置がどの設置位置の遊技機に対応するかで、機種を判定することができ、各遊技装置に機種に対応した画像関連情報を送信することができる。
また、特定変動態様の発生状況が、個々の遊技機ではなく、機種情報に対応づけられるので、会員遊技者が、同じ機種の複数の遊技機で遊技しても、その機種で発生させた特定変動態様の種類を全て特定することができる。
また、遊技者の操作により撤去された機種から撤去されていない機種に発生させた特定変態様の種類が変換されるので、撤去されていない機種でかってに特定変動態様を発生させた状態とされることはなく、遊技者の意思が尊重されることになる。
従って、特定変動態様が発生するたびに、特定変動態様の種類を特定可能なイメージ画像の表示が可能となるので、例えば、特定変動態様としてのプレミアムリーチのリーチ名称を表示する場合と比較して、遊技者がリーチ名称を知らなかったとしても、遊技者が特定変動態様の種類を視覚により容易に確認できる。
また、会員遊技者は、特定変動態様としてのプレミアムリーチのイメージ画像をトレーディングカード的なものと見なす可能性もあり、トレーディングカードを集めるような気持ちで、多くの種類の特定変動態様のイメージ画像を表示可能とすることに興趣を覚え、遊技機での遊技を行う可能性がある。
すなわち、一度発生させた特定変動態様を再生可能とし、遊技機で遊技する遊技者が好きなときに、珍しいリーチの変動態様を見ることができるようにすることが、遊技者に対する特典、言い換えれば、サービスとなる。これにより、遊技店側が人的サービスを行わなくても、遊技者に特典の付与が可能となる。例えば、遊技者が、発生させた特定変動態様を再生する操作を行うだけで、特定変動態様をいつでも見られるという特典が付与されることになり、これには遊技店の従業員の作業を必要せず、特典の付与により従業員の負担が増加することがない。
5 タッチパネル表示器(遊技装置の遊技情報表示手段、送信要求手段、選択受付手段)
51 枠制御装置(遊技装置の制御装置、遊技装置側画像関連情報記憶手段、送信要求手段、発生済特定変動態様表示手段)
52 ホールサーバ(遊技場管理装置、遊技関連情報記憶手段、管理装置側画像関連情報記憶手段、画像関連情報出力手段、機種情報記憶手段、出力先判定手段)
53 アプリケーションサーバ(遊技場管理装置、遊技関連情報記憶手段、管理装置側画像関連情報記憶手段、画像関連情報出力手段、機種情報記憶手段、出力先判定手段、特定変動態様再生手段)
57 カードユニット(記録媒体処理装置)
Claims (6)
- 遊技場に設置された複数の遊技機に対応付けて設けられた記録媒体処理装置へ、会員遊技者を個別に識別可能な会員識別情報が記憶された記録媒体が受け付けられていることを条件に、該会員遊技者が遊技する遊技機および該会員遊技者の会員識別情報を特定して、該遊技機において可変表示ゲームを実行することで発生する遊技関連情報を、該会員識別情報に対応付けて記憶する遊技関連情報記憶手段を備える遊技場管理装置と、該会員遊技者に固有の該遊技関連情報に基づく表示を行うための遊技情報表示手段を備える遊技装置と、から成る遊技用システムにおいて、
前記遊技関連情報記憶手段は、
前記可変表示ゲームにおける変動態様のうち予め定められた種類の特定変動態様が発生した場合に、該特定変動態様が発生した遊技機で遊技する会員遊技者が、該特定変動態様と同じ種類の特定変動態様を未だ発生させていないことを条件として、該特定変動態様の種類を前記遊技関連情報として、該会員遊技者を識別する前記会員識別情報に対応付けて記憶し、
前記遊技場管理装置は、
前記特定変動態様に関わる画像を前記遊技情報表示手段に表示するための画像関連情報を、前記特定変動態様の種類に対応付けて記憶する管理装置側画像関連情報記憶手段と、
予め定められた出力時期が到来した場合に、前記画像関連情報を前記遊技装置に出力する画像関連情報出力手段と、を備え、
前記遊技装置は、
前記画像関連情報出力手段から入力した画像関連情報を記憶する遊技装置側画像関連情報記憶手段と、
会員遊技者より前記特定変動態様の種類の表示に関わる操作を受け付けると、該会員遊技者を特定して、前記遊技場管理装置に対して、該会員遊技者固有の会員識別情報に対応する前記遊技関連情報の送信要求を行う送信要求手段と、
前記遊技関連情報を受信すると、前記遊技装置側画像関連情報記憶手段が記憶する画像関連情報の中から、受信した遊技関連情報に対応する画像関連情報を抽出するとともに、該抽出した画像関連情報に基づいて、前記遊技情報表示手段に、前記会員遊技者毎の発生済み特定変動態様に関する表示を行う発生済特定変動態様表示手段と、を備えることを特徴とする遊技用システム。 - 前記遊技装置は、前記遊技機毎に対応付けて設けられるとともに、前記記録媒体処理装置と通信可能であって、
前記遊技場管理装置は、遊技機の機種を特定する機種情報を遊技機の設置位置に対応付けて記憶する機種情報記憶手段と、
前記機種情報記憶手段が記憶する遊技機毎の機種情報に基づいて、前記画像関連情報出力手段が前記画像関連情報を出力する遊技装置を判定する出力先判定手段と、を備え、
前記画像関連情報出力手段は、前記出力先判定手段の判定結果に基づいて、前記機種情報に対応した画像関連情報を前記遊技装置に出力する、ことを特徴とする請求項1に記載の遊技用システム。 - 前記遊技関連情報記憶手段は、前記機種毎に予め定められた種類の特定変動態様が発生した場合に、該特定変動態様の種類を前記遊技関連情報として、前記会員識別情報と前記機種情報とに対応付けて記憶することを特徴とする請求項2に記載の遊技用システム。
- 前記機種情報に、該機種情報に示される機種の遊技機が遊技場に現在有るか無いかを示す機種存在情報が含まれ、
撤去されることにより機種存在情報が遊技機無しとされた機種情報に対応付けられて遊技関連情報記憶手段に記憶された特定変動態様の種類が有る場合に、会員遊技者より撤去された機種で発生させた特定変動態様の種類を撤去されていない機種の特定変動態様の種類に変換する操作を受け付けると、
撤去されていない機種で未だ会員遊技者が発生させていない特定変動態様の種類を、該特定変動態様の種類を発生させた場合と同様に、機種情報と識別情報とに対応付けて遊技関連情報記憶手段に記憶させる機種変換手段を備えることを特徴とする請求項3に記載の遊技用システム。 - 前記画像関連情報は、前記特定変動態様の種類を特定可能なイメージ画像を表示するための静止画像情報を含むことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の遊技用システム。
- 前記画像関連情報は、前記遊技情報表示手段において、前記特定変動態様と同じ変動内容を再生させるために必要な画像情報および画像表示制御情報を含み、
前記遊技装置は、前記発生済特定変動態様表示手段により表示された発生済の特定変動態様の中から、会員遊技者が所望する特定変動態様の選択を受け付ける選択受付手段を備え、
前記発生済特定変動態様表示手段は、前記選択受付手段により受け付けた特定変動態様に係る前記画像情報および前記画像表示制御情報に基づいて、該特定変動態様を再生する特定変動態様再生手段、を備えることを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載の遊技用システム。
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