JPH07289723A - 遊技設備 - Google Patents

遊技設備

Info

Publication number
JPH07289723A
JPH07289723A JP6086777A JP8677794A JPH07289723A JP H07289723 A JPH07289723 A JP H07289723A JP 6086777 A JP6086777 A JP 6086777A JP 8677794 A JP8677794 A JP 8677794A JP H07289723 A JPH07289723 A JP H07289723A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
game
value information
gaming
game value
card
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6086777A
Other languages
English (en)
Inventor
Kichihei Niiyama
吉平 新山
Koji Ito
広司 伊東
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sophia Co Ltd
Original Assignee
Sophia Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sophia Co Ltd filed Critical Sophia Co Ltd
Priority to JP6086777A priority Critical patent/JPH07289723A/ja
Publication of JPH07289723A publication Critical patent/JPH07289723A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Pinball Game Machines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 携帯可能な遊技価値情報記憶媒体に記憶され
た所定の遊技価値情報に基づき遊技を可能にする遊技機
を備えた遊技設備において、前記遊技価値情報記憶媒体
への改竄を検出し得る遊技設備を提供することを目的と
する。 【構成】 遊技価値情報記憶媒体に設けられ、遊技価値
情報の最終状態を記憶する第1遊技価値情報記憶手段
と、遊技設備管理装置に設けられ、遊技価値情報記憶媒
体の識別情報および最終の遊技価値情報を記憶する第2
遊技価値情報記憶手段と、遊技価値情報記憶媒体の識別
情報を基に、第1遊技価値情報記憶手段に記憶された遊
技価値情報と、第2遊技価値情報記憶手段に記憶された
遊技価値情報とを比較する遊技価値情報比較手段とを備
えていることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、たとえば、パチンコ機
やアレンジボール機、あるいは、雀球遊技機等の、遊技
球を遊技媒体として用いた弾球遊技機や、コインを遊技
媒体として用いたパチスロ機、さらには、遊技媒体を画
像で表現した映像を用いた遊技機に係わり、特に、前記
遊技媒体や金額等を遊技価値情報として記憶媒体に記憶
させておき、この記憶媒体を用いて遊技を行なうように
した、いわゆるカード式遊技機を備えた遊技設備に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、金額や遊技媒体等の遊技価値情報
を、磁気カードやICカードといった遊技価値情報記憶
媒体に電子情報として記憶させておき、この遊技価値情
報記憶媒体を使用して遊技を行なうようにした遊技機が
提案されている。そして、この種の遊技機は、遊技機に
挿入された遊技価値情報記憶媒体に記憶されている遊技
媒体の記憶量の範囲で遊技が許可され、また、遊技価値
情報記憶媒体に記憶されている金額情報(有価価値情
報)から遊技媒体への変換による有価価値情報の減算お
よび遊技媒体情報の加算、さらに、遊技に基づく遊技媒
体情報の増減が電気的に行なわれるようになっている。
【0003】このような遊技機を備えた遊技設備では、
遊技者にとっては、遊技に使用するための小銭の準備が
不要になるばかりでなく、従来のように、実際の遊技媒
体を直接取り扱う必要がなくなることから、遊技機への
遊技媒体の補充操作や、景品交換時において遊技媒体を
持ち運ぶ作業がなくなり、遊技時や景品交換時の煩雑さ
が解消される。また、遊技店にとっては、小銭の回収作
業が不要となることによる店員の作業量の軽減を図るこ
とができる等の利点が得られる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このように
遊技価値情報記憶媒体を用いた遊技システムは、遊技者
にとっても遊技店にとっても大きな利点が得られるが、
つぎのような解決すべき問題点が残されている。
【0005】すなわち、遊技価値情報が電子情報として
遊技価値情報記憶媒体へ記憶されていることから、この
遊技価値情報の読み書きを行なう遊技価値情報変更装置
を入手することにより、遊技価値情報の改竄が行なわれ
る可能性があるといった問題点である。特に、遊技価値
情報記憶媒体は、遊技者によって独自に管理されるもの
で、遊技者が自宅において改竄を行なうことが可能であ
ることから、遊技価値情報記憶媒体の改竄行為を監視す
ることが困難である。
【0006】このような問題点への対処方法として、た
とえば、改竄の目的の殆どが、遊技価値情報を不正に増
加させることにあることから、通常のプリペイドカード
のように、遊技価値情報の記憶容量の上限を規制するこ
とが考えられる。
【0007】しかしながら、このような対処は、通常の
プリペイドカードのように、記憶された情報が使用する
度に順次減少するような情報である場合には有効である
が、遊技機における遊技価値情報のように、遊技結果に
よって増加させる必要のある情報の場合においては不具
合が生じる。たとえば、遊技媒体の払い出しによる遊技
価値情報の加算途中において、遊技価値情報が記憶容量
の上限に達してしまった場合、上限値以上の遊技価値情
報の記憶がなされないこととなり、遊技者に不利益を与
えてしまうといった不具合が生じる。
【0008】一方、携帯可能な遊技価値情報記憶媒体を
用いると、単一の遊技価値情報記憶媒体により、複数の
異なる遊技設備で遊技が行なえるような遊技システムが
可能となる。そして、このような遊技システムを採用し
た場合、ある遊技設備において得られた遊技結果を基に
して他の遊技設備で遊技を行なうこととなるが、異なる
遊技設備で遊技価値情報記憶手段が使用された場合、こ
の遊技価値情報記録媒体に記憶された遊技価値情報の真
偽が確認できないばかりでなく、前述した改竄の有無の
判断も困難になるといった新たな問題点が発生する。
【0009】本発明は、前述した従来の問題点に鑑みて
なされたもので、携帯可能な遊技価値情報記憶媒体に記
憶された所定の遊技価値情報に基づき遊技を可能にする
遊技機を備えた遊技設備において、前記遊技価値情報記
憶媒体への改竄を検出し得る遊技設備を提供することを
第1の目的とする。
【0010】また、本発明の第2の目的は、遊技価値情
報記憶媒体が使用された遊技設備の識別を可能にすると
を目的とする。
【0011】さらに、本発明の第3の目的は、単一の遊
技価値情報記憶媒体により異なる複数の遊技設備で遊技
を行なう場合において、遊技設備間において、遊技価値
情報記憶媒体に関する遊技価値情報の情報確認を可能に
することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に記載
の遊技設備は、前述した第1の目的を達成するために、
携帯可能な遊技価値情報記憶媒体に記憶された所定の遊
技価値情報に基づき遊技を可能にする遊技機と、前記遊
技価値情報記憶媒体の遊技価値情報の読み書きを行なう
遊技価値情報変更装置と、これらの各遊技機や遊技価値
情報変更装置における諸情報を管理する遊技設備管理装
置とを備えた遊技設備において、前記遊技価値情報記憶
媒体に設けられ、少なくとも前記遊技価値情報の最終状
態を記憶する第1遊技価値情報記憶手段と、前記遊技設
備管理装置に設けられ、前記遊技価値情報記憶媒体の識
別情報および最終の遊技価値情報を記憶する第2遊技価
値情報記憶手段と、前記遊技価値情報記憶媒体が前記遊
技価値情報変更装置へ挿入された際に、その識別情報を
基に、前記第1遊技価値情報記憶手段に記憶された遊技
価値情報と、第2遊技価値情報記憶手段に記憶された遊
技価値情報とを比較する遊技価値情報比較手段とを備え
ていることを特徴とする。
【0013】本発明の請求項2に記載の遊技設備は、前
述した第1の目的を達成するために、請求項1に記載の
遊技設備において、前記遊技価値情報比較手段からの比
較判定信号に基づき、前記遊技価値情報記憶媒体の使用
可否を決定する遊技価値情報記憶媒体使用可否設定手段
を備えていることを特徴とする。
【0014】また、本発明の請求項3に記載の遊技設備
は、前述した第2の目的を達成するために、請求項1ま
たは請求項2における遊技価値情報記憶媒体には、遊技
価値情報の最終状態を記憶した遊技設備の識別情報を記
憶する、最終使用遊技設備情報記憶手段が設けられてい
ることを特徴とする。
【0015】さらに、請求項4に記載の遊技設備は、前
述した第3の目的を達成するために、請求項3に記載の
遊技設備において、前記最終使用遊技設備情報記憶手段
に記憶された遊技設備の識別情報に基づき、遊技価値情
報の最終状態が記憶された遊技設備の照合を行なう最終
遊技設備判定手段と、この最終遊技設備判定手段におい
て遊技設備が異なると判定された際に、前記識別情報に
基づき、当該遊技設備へ最終状態の遊技価値情報を要求
する最終遊技価値情報要求手段を備えていることを特徴
とする。
【0016】
【作用】本発明の請求項1に記載の遊技設備によれば、
遊技価値情報記憶媒体を遊技価値情報変更装置に挿入し
て何等かの操作、たとえば、遊技や金額の加算、あるい
は、景品交換等を行なうことにより、それぞれの操作に
応じて遊技価値情報変更装置により遊技価値情報記憶媒
体に記憶されている遊技価値情報の変更(更新)が行な
われ、この変更後の遊技価値情報が遊技価値情報記憶媒
体に設けられている第1遊技価値情報記憶手段に記憶さ
れる。
【0017】そして、この遊技価値情報変更装置による
遊技価値情報の変更が終了した時点、あるいは、操作終
了後における遊技価値情報記憶媒体の排出時に、その時
点において第1遊技価値情報記憶手段に記憶されている
遊技価値情報が、遊技設備管理装置の第2遊技価値情報
記憶手段へ記憶される。
【0018】そして、遊技価値情報記憶媒体が、再度、
遊技価値情報変更装置へ挿入されると、前記遊技価値情
報記憶媒体の識別情報に基づいて、この遊技価値情報記
憶媒体における最終状態の遊技価値情報(すなわち、第
1遊技価値情報記憶手段に記憶されている遊技価値情
報)と、遊技設備管理装置の第2遊技価値情報記憶手段
に記憶されている有価価値情報との比較が、遊技価値情
報比較手段において行なわれる。
【0019】この第1遊技価値情報記憶手段の記憶と第
2遊技価値情報記憶手段の記憶との比較に際し、第2遊
技価値情報記憶手段の記憶は、遊技店側において管理さ
れ、正規の操作以外での変更が不可能であることから、
両記憶の不一致により、第1遊技価値情報記憶手段の記
憶が変更されたことが検出される。したがって、この検
出結果によって、遊技価値情報記憶媒体に記憶された遊
技価値情報に対する改竄への種々の対処が可能となる。
【0020】請求項2に記載の遊技設備によれば、請求
項1における遊技価値情報比較手段における比較結果に
より、遊技価値情報記憶媒体使用可否設定手段により、
両記憶が不一致である場合には、遊技価値情報記憶媒体
の使用が禁止され、また、両記憶の一致により使用が許
可される。
【0021】また、請求項3に記載の遊技設備によれ
ば、遊技価値情報の記憶の変更操作が行なわれた時点
で、その変更操作がなされた遊技設備の識別情報が、遊
技価値情報記憶媒体に設けられている最終使用遊技設備
情報記憶手段において記憶される。これによって、再
度、遊技価値情報記録媒体を遊技価値情報変更装置へ挿
入した時点で、前記最終使用設備情報記憶手段に記憶さ
れている識別情報により、最後に使用された遊技設備が
確認される。したがって、他の遊技設備で使用されてい
る遊技価値情報記憶媒体か否かの判断が可能となる。
【0022】さらに、本発明の請求項4に記載の遊技設
備によれば、請求項3における最終使用遊技設備識別情
報記憶手段に記憶されている識別情報に基づき、最終遊
技設備判定手段において、遊技価値情報記憶媒体が最終
使用された遊技設備が判定されるとともに、この判定結
果ならびに前記識別情報に基づき、当該最終使用された
遊技設備に対し、最終遊技価値情報要求手段によって、
当該遊技価値情報記憶媒体に関する最終状態の遊技価値
情報が要求される。
【0023】これによって、遊技価値情報記憶媒体を異
なる遊技設備において使用した場合においても、遊技価
値情報記憶媒体が最終使用された他の遊技設備における
最終状態の遊技価値情報の取得が可能となるとともに、
この取得した遊技価値情報と、遊技価値情報記憶媒体の
遊技価値情報との比較が可能となる。これによって、単
一の遊技価値情報記憶手段を複数の遊技設備で使用した
場合においても、遊技価値情報記憶手段に記憶されてい
る遊技価値情報の真偽を判定することが可能となり、複
数の遊技設備での使用が可能となる。
【0024】
【実施例】以下、本発明の一実施例について、図面を参
照して説明する。本実施例においては、遊技球を遊技媒
体とし、この遊技球の所定数を封入して循環使用するよ
うにした封入球式弾球遊技機を遊技機として備え、か
つ、前記遊技媒体とこの遊技媒体を購入するための有価
価値データとを含む遊技価値情報を、電子情報として記
憶するカード状の遊技価値情報記憶媒体(以下、カード
と称す)を用いて遊技を行なわせるようにした遊技設備
について示した。
【0025】図1において、符号1は、本実施例に係わ
る遊技設備を示し、この遊技設備1は、カード(C)に
記憶されている遊技価値情報に基づき遊技が行なわれる
遊技機2が複数設置された島設備3と、カード(C)の
発行やこのカードへの有価価値データの加算等を行なう
加算機4と、前記カードの遊技価値情報に基づき景品等
の払い出しを行なう景品交換機5と、これらの遊技機
2、加算機4、および、景品交換機5から出力される諸
情報を管理する遊技設備管理装置6とによって概略構成
されており、本実施例においては、前記遊技機2、加算
機4、および、景品交換機5が、カード(C)に記憶さ
れている遊技価値情報の読み書きを行なう遊技価値情報
変更装置となされている。
【0026】前記遊技機2は、遊技機2の基体を構成す
る後枠7と、この後枠7の前部に開閉可能に取り付けら
れた前枠8とを備えている。この前枠8には、遊技領域
を構成する遊技盤(図示略)が取り付けられているとと
もに、この遊技盤の前部を覆う透明板9が装着された透
明板支持枠10と、この透明板支持枠10の下方に配設
された開閉パネル11とが、前記前枠8の前部に開閉可
能に取り付けられている。
【0027】前記透明板支持枠10の中央上部には、喫
煙時の煙を吸引回収する排煙口12が形成されており、
また、前記前枠8の側部には、この前枠8と前記後枠7
との開閉ならびに前記前枠8と透明板支持枠10との開
閉を拘束する錠機構13が設けられ、さらに、下部両側
には、遊技に関連した効果音や警告音等を発するための
通音口14が設けられている。
【0028】また、前記開閉パネル11の上部左側に
は、前記カード(C)が挿入されるカード挿入口15が
形成されており、遊技機2の内部に装着されているカー
ドリーダー・ライターへ連通させられている。
【0029】一方、前記開閉パネル11の前記カード挿
入口15の右隣には、遊技に関する諸条件を設定するた
めの操作パネル16が設けられている。この操作パネル
16には、遊技球の発射の強弱を調整する一対の発射調
整釦17・18と、発射を中断するための停止釦19
と、挿入されたカード(C)に記憶されている有価価値
データを遊技を行なうための遊技球へ変換する購入釦2
0と、遊技を一時的に中断するとともにカードを排出さ
せる中断釦21と、遊技の終了時において、未使用分の
有価価値データや終了時点における遊技球数(持ち球
数)をカードに記憶させたのちに排出させる精算釦22
とが設けられているとともに、その側部に、前記有価価
値データの残高を表示する残高表示器23と、持ち球数
を表示する持ち球表示器24とが設けられている。
【0030】また、前記開閉パネル11の略中央部に
は、赤外線センサー等からなる人体検出センサー25が
設けられて、遊技者の存在の有無を検出するようになっ
ている。これは、遊技を継続した状態で遊技者が遊技機
2から離れてしまった際に、遊技を強制的に停止させる
ために設けられたもので、一人の遊技者が複数の遊技機
2を使用することを防止するための処置である。さら
に、前記開閉パネル11の前記人体検出センサー25の
下方には、灰皿26と、小物を乗せるためのトレイ27
が設けられている。
【0031】そして、このように構成された遊技機2に
は、遊技機2に設けられている諸機器を遊技に伴って制
御する遊技制御手段や、封入された遊技球の管理、すな
わち、発射球数、入賞球数、アウト球数、ファウル球
数、賞球球数等の管理を行なう封入球制御手段や、カー
ドの取り扱いに関する制御を行なうカード制御手段、さ
らには、発射装置への遊技球の送りや、前記発射調整釦
17・18によって設定される発射条件等に基づき遊技
球の発射を制御する発射制御手段等が組み込まれてい
る。
【0032】一方、前記カードCには、図3に示すよう
に、金額データ(有価価値データ)記憶領域H、球数デ
ータ(持ち球数)記憶領域I、最終使用店データ記憶領
域J、カード識別情報記憶領域Kがそれぞれ設けられて
いるとともに、前記各データを表示する液晶ディスプレ
イ(LCD)からなる表示手段28が設けられており、
カードCに設けられた切り替えスイッチの操作により、
前記各データが切り替え表示されるようになっている。
そして、本実施例においては、前記金額データ記憶領域
H、球数データ記憶領域Iとによって、第1遊技価値情
報記憶手段が構成されているとともに、前記最終使用店
データ記憶領域Jが最終使用遊技設備情報記憶手段とな
されている。
【0033】また、前記遊技価値情報変更装置としての
加算機4や景品交換機5には、遊技機2と同様のカード
リーダー・ライターが装着されている。
【0034】そして、これらの遊技機2、加算機4およ
び景品交換機5は、図3に示すように、遊技設備管理装
置6へ電気的に接続されて、相互に情報の授受を行なう
ようになっているとともに、前記遊技設備管理装置6に
は、遊技機2、加算機4、および、景品交換機5におい
て書き換えられた遊技価値情報を、書き換えが行なわれ
たカードCの識別情報と対応させて記憶する第2遊技価
値情報記憶手段が設けられている。
【0035】さらに、前記遊技設備管理装置6には、他
の遊技設備としての遊技店29・30(図3にB店、C
店として示した)との情報交換を行なうための情報交換
手段31が接続されているとともに、カードCを他の遊
技設備1において使用する際に、最終使用店データ記憶
領域Jの記憶に基づき、このカードCが最後に使用され
た遊技設備の照合を行ない、この最終遊技設備における
最終の遊技価値情報を要求する情報移動要求手段32が
接続されている。そして、本実施例においては、この情
報移動要求手段32によって、前記最終遊技設備の照合
を行なう最終遊技設備判定手段と、他の遊技設備1にお
ける最終遊技価値情報を要求する最終遊技価値情報要求
手段が構成されており、前記遊技機2、加算機4、およ
び、景品交換機5に設けられている。また、この情報移
動要求手段32は、遊技設備1に専用機として別途独立
して設けることも可能である。
【0036】ここで、前記カードCに記憶されている金
額データは、カードCが加算機4に挿入された状態にお
いて読み込まれるとともに、加算処理が行なわれた時点
で、増額された新たなデータに書き換えられる。また、
遊技機2に挿入された状態において、この遊技機2に設
けられているカード制御手段によって読み込まれるとと
もに、購入釦20の操作に基づき減額されるようになっ
ている。
【0037】前記球数データは、遊技機2に挿入された
状態において、遊技に伴う遊技球の発射によって減算さ
れ、ファール球の発生や入賞の発生、また、購入釦20
が操作されることにより増加させられるようになってい
る。また、景品交換機5に挿入された状態において、景
品交換操作の結果に基づき減算されるようになってい
る。
【0038】また、前記最終使用店データおよびカード
識別情報は、前記遊技機2、加算機4、および、景品交
換機5にカードCが挿入された時点でこれらによって読
み込まれて、遊技設備1の照合に用いられるとともに、
異なる遊技設備1において最終使用されたものである場
合には、当該遊技設備1への情報要求のための判定信号
として用いられる。そして、前記最終使用店データは、
カードCが遊技機2、加算機4、および、景品交換機5
から排出される時点で、当該遊技設備1の識別情報に書
き換えられるようになっている。
【0039】また、前記カードCの第1遊技価値情報記
憶手段に記憶されている情報は、加算機4、遊技機2、
および、景品交換機5を介して遊技設備管理装置6へ送
り込まれて、この遊技設備管理装置6に設けられている
第2遊技価値情報記憶手段において記憶されるようにな
っている。
【0040】さらに、前記情報交換手段31は、前記管
理装置6からの指令に基づき、目的とする他の遊技設備
1(B店29・C店30)との諸情報の授受を行なうよ
うになっている。
【0041】ついで、このように構成された本実施例の
遊技設備1における制御の処理手順について図4ないし
図10に示すフローに基づき説明する。本実施例の遊技
設備1における制御の処理手順は、遊技機2における制
御、加算機4における制御、景品交換機5における制
御、および、遊技設備管理装置6における制御とに大別
されている。
【0042】まず遊技機2における制御について説明す
る。この遊技機2における制御が開始されると、図4に
示すように、最初の電源投入時か否かの判断がなされ
(ステップS1)、電源投入時であれば、メモリをクリ
ヤする等の初期化が行なわれる(ステップS2)。ま
た、この初期化が終了したのち、また、最初の電源投入
時でない場合には、ステップS3でサブルーチンとして
設けられたカード処理へ移行する。
【0043】このステップS3は、カードCに関する諸
処理を行なうためにサブルーチンとして設けられたもの
であり、このカード処理が行なわれたのちに、ステップ
S4において遊技処理が行なわれ、ついで、遊技球の発
射に関する処理の発射処理(ステップS5)、および、
遊技設備管理装置6において収拾する種々の管理情報の
授受等を行なう管理情報処理(ステップS6)が行なわ
れて割り込み待ちの状態となる。
【0044】ついで、前記カード処理について説明す
る。このカード処理が開始されると、図5に示すよう
に、まず、カードCの挿入時か否かの判断がなされ(ス
テップS7)、カード挿入時でないと判断された場合に
は、ステップS8において、カードCの金額データ記憶
領域Hにおける金額データの有無が確認され、カード挿
入時である場合には、ステップS9のカード挿入処理へ
移行する。
【0045】前記ステップS8において金額データがあ
ると判断され、かつ、遊技機2の購入釦20が操作され
た場合には、その操作に応じて球貸し処理(ステップS
10)において、金額データの減算処理や球貸し数の変
換処理が行なわれたのちに、この球貸し処理において変
換された遊技球数の情報や遊技情報に基づく持ち球数の
増減処理が行なわれて(ステップS11)、つぎのステ
ップS12へ移行する。
【0046】一方、前記ステップS9は、主に、カード
Cに記憶されている遊技価値情報の真偽を判定するため
に設けられたサブルーチンであり、このカード挿入処理
が終了すると前記ステップS12へ移行する。なお、こ
のカード挿入処理の詳細については後述する。
【0047】また、前記ステップS8において金額デー
タがないと判断された場合には、ステップS13へ移行
して球数データ(すなわち持ち球数)の有無が判断さ
れ、球数データがある場合には、前記ステップS11に
おける球数増減処理へ移行し、球数データがない場合に
は、カード排出要求がなされたのちに(ステップS1
4)前記ステップS12へ移行する。
【0048】このステップS12においては、カードの
排出要求がなされているか否かが判断され、排出要求が
ない場合には、メインルーチンへ戻り、排出要求がある
場合には、サブルーチンとして設けられているステップ
S15におけるカード排出処理が行なわれたのちにメイ
ンルーチンへ戻る。
【0049】ついで、前記カード挿入処理について説明
する。このカード挿入処理が開始されると、まず、挿入
されたカードCに格納されている金額データや球数デー
タ等の遊技価値情報、および、最終使用店データやカー
ド識別情報が読み込まれる(ステップS901)。
【0050】ついで、読み込まれたカード識別情報に基
づき、遊技設備管理装置6に対し当該カードCの最終デ
ータ(すなわち、最終状態の遊技価値情報)の要求がな
されるとともに(ステップS902)、データ確認中の
報知がなされたのちに(ステップS903)、つぎのス
テップS904へ移行する。このデータ確認中の報知
は、たとえば、合成された音声による報知、あるいは、
遊技機2に専用のランプを設けておき、このランプの点
灯によって報知する等の処置が考えられる。
【0051】このステップS904においては、遊技設
備管理装置6からのカードCの最終データの受信がなさ
れたか否かが判断され、受信がなされるまで待機状態に
保持される。
【0052】そして、最終データが受信されると、ステ
ップS905において、受信された最終データと、カー
ドCから読み込まれた遊技価値情報との比較がなされ、
両者が一致している場合には、データ確認中の報知が解
除されて(ステップS906)、前記ステップS12へ
移行する。
【0053】一方、ステップS905において、遊技設
備管理装置6からの最終データとカードCから読み込ま
れた遊技価値情報とが異なると判断された場合には、カ
ードが改竄されているとの判定が行なわれたのちに(ス
テップS907)、カードの排出要求がなされて(ステ
ップS908)、ステップS906以降の処理が行なわ
れる。本実施例においては、このステップS905およ
びステップS907が、遊技価値情報比較手段における
処理となされている。
【0054】このようなカード挿入処理により、カード
Cを改竄して再使用しようとした場合にその検出が確実
に行なわれる。
【0055】そして、前記カード処理におけるステップ
S14やカード挿入処理におけるステップS908にお
いてカード排出要求がなされた場合、あるいは、遊技機
2の精算釦22が操作された場合等においては、前記ス
テップS15におけるカード排出処理が行われる。
【0056】このカード排出処理は、図7に示すよう
に、まず、前記カード挿入処理のステップS907にお
ける判定結果に基づき、挿入されたカードが不正カード
であるかが判定され(ステップS1501)、不正カー
ドでない場合には、遊技結果等によって変化した遊技価
値情報に基づきカードCの遊技価値情報の書き換えが行
なわれたのちに(ステップS1502)、遊技設備管理
装置6へ、書き換えられた遊技価値情報が送信され(ス
テップS1503)、その後にカードCが排出される
(ステップS1504)。このカード排出処理が、本実
施例おける遊技価値情報記憶媒体使用可否判定手段の処
理となされている。
【0057】一方、挿入されたカードCが不正カードで
ある場合には、直接ステップS1504へ移行してカー
ドCの排出がなされる。そして、カードCが再使用され
るまで、前記遊技設備管理装置6へ送信された遊技価値
情報が、最終の遊技価値情報として取り扱われ、また、
前記カードデータ書き換えの時点で、排出されるカード
Cの最終使用店データ記憶領域Jに当該遊技店の識別情
報が書き込まれる。
【0058】ついで、加算機制御について図8に基づき
説明する。この加算機制御は、カードCに有価価値デー
タを加算する際に行なわれるもので、この加算機制御が
開始されると、まず、カード挿入時か否かの判断が行な
われ(ステップS16)、カード挿入時でない場合には
つぎのステップS17へ移行して投入金額の有無が判断
され、投入金額がなくかつ終了要求がない場合(ステッ
プS18)には前記ステップS16へ戻る。すなわち、
カードCが挿入されている状態において終了要求がない
場合には、金額の投入があるまで待機することとなる。
【0059】前記ステップS16においてカード挿入時
と判断された場合には、ステップS19へ移行してカー
ド挿入処理が行なわれる。このカード挿入処理は遊技機
におけるステップS9と同様の処理であり、このステッ
プS19において、加算機における遊技価値情報比較手
段の処理が行なわれる。
【0060】そして、このカード挿入処理が行なわれた
のちにカード排出要求の有無が判断され(ステップS2
0)、排出要求がない場合には、前記ステップS17以
降の処理へ移行し、排出要求がある場合には、つぎのス
テップS21においてカードCの排出処理が行なわれた
のちにステップS16へ戻る。このカード排出処理は、
前記遊技機2におけるカード処理のステップS15と同
様の処理であり、この処理が、加算機4における遊技価
値情報記憶媒体使用可否設定手段の処理となされてい
る。
【0061】また、前記ステップS17において、投入
金額があると判定された場合には、投入された金額の表
示が加算機4においてなされたのちに(ステップS2
2)、加算要求の有無が判断される(ステップS2
3)。そして、加算要求がない場合には、前記ステップ
S18へ移行して終了要求の有無が判断され、終了要求
がない場合にはステップS16へ戻り、終了要求がある
場合には、投入金額が返却されたのちに(ステップS2
4)カード排出処理(ステップS21)が行なわれて、
ステップS16へ戻る。
【0062】さらに、ステップS23において加算要求
があると判断された場合には、ステップS25におい
て、投入された金額とカードCに残っている残額との合
計が設定された上限の金額を越えているか否かの判断が
なされ、合計金額が多い場合には、前記ステップS24
へ移行して投入金額の返却が行なわれたのちに、カード
の排出処理が行なわれてステップS16へ戻る。また、
合計金額が上限値以内である場合には、カードCの金額
データ記憶領域Hの金額データに前記投入金額が加算さ
れて(ステップS26)、ステップS21以降の処理へ
移行する。
【0063】このような加算機制御において金額データ
の上限値が設定されているのは、改竄による金額データ
の増額が無制限に行なわれてしまうことを防止するため
のものであり、また、遊技中においては、この金額デー
タの増加はなく、減算方向への変化のみであって、上限
値を設けることによる遊技への影響がないことによる処
置である。そして、この上限値として、遊技機2におけ
る単位時間の発射可能数と遊技時間との兼ね合いから、
たとえば、2万円程度に設定することにより、遊技に支
障を来たすことなくかつ改竄への対処が有効に行なわれ
る。
【0064】ついで、景品交換機制御について、図9に
基づき説明する。この景品交換機制御は、改竄したカー
ドCにより遊技を行なうことなく直接景品交換を行なっ
て、景品を不正に取得することをも防止するために行な
われるもので、その制御が開始されると、カード挿入時
か否かが判断され(ステップS27)、カードCの挿入
時でない場合には、景品交換機5の操作情報に基づき、
カードCの持ち球数の減算や景品の排出等の景品交換処
理が行なわれたのちに(ステップS28)、ステップS
29において景品交換終了の指示がなされたの判断が行
なわれ、景品交換終了の指示がない場合には、前記ステ
ップS27へ戻って処理が繰り返される。
【0065】また、ステップS27での判断において、
カード挿入時であると判断された場合には、ステップS
30へ移行してカード挿入処理が行なわれたのちに、カ
ード排出要求の有無が判断される(ステップS31)。
前記ステップS30のカード挿入処理は、前記カード処
理におけるステップS9と同様の処理であり、このカー
ド挿入処理が景品交換機制御における遊技価値情報比較
手段の処理となされており、挿入されたカードCの真偽
の判定が行なわれる。
【0066】そして、前記ステップS31においてカー
ド排出要求がなされていないと判断された場合には、前
記ステップS28以降の処理がなされて景品交換の処理
が行なわれ、また、カード排出要求がなされている場合
には、つぎのステップS32においてカード排出処理が
行なわれてカードCが排出されたのちに、つぎのカード
Cの挿入待ちの状態となる。
【0067】さらに、カード排出要求がある場合には、
前記ステップS32へ移行してカードの排出がなされ
る。このようなカード排出処理は、前記カード処理にお
けるステップS15と同様の処理であり、前述したステ
ップS29で景品交換終了と判断された場合や、ステッ
プS31でカード排出要求がなされたと判断された場合
以外に、前記カード挿入処理(ステップS30)におい
て不正カードと判定された際に発生させられるカード排
出要求によりカードの排出をも行なうようになってい
る。したがって、このカード排出処理が、景品交換機5
における遊技価値情報記憶媒体使用可否設定手段の処理
となされている。
【0068】このように、本実施例においては、景品交
換機で不正カードが使用された場合においても、遊技設
備管理装置6に記憶されている最終状態の遊技価値情報
との比較により、カードCに対する改竄の検出が可能と
なって、その使用が禁止される。
【0069】さらに、遊技設備管理装置6の制御につい
て図10に基づき説明する。この遊技設備管理装置制御
が開始されると、まず、当店遊技設備1における遊技機
制御や加算機制御、および、景品交換機制御の各制御に
おいて発せられる最終カードデータ要求信号、および、
他の遊技設備1からの最終カードデータ要求信号の有無
が判断される。すなわち、遊技機2や加算機4あるいは
景品交換機5に挿入されたカードCに関するカードデー
タの読み出し要求の有無が判断される(ステップS3
3)。
【0070】ここで、カードデータの読み出し要求がな
い場合には、前記各機器の制御におけるカード排出処理
において行なわれるカードデータ送信処理の結果発せら
れる信号により、各機器に挿入されているカードCのカ
ードデータ書き込み要求の有無が判断され(ステップS
34)、カードデータの書き込み要求もない場合にはス
テップS35の管理処理へ移行して、各遊技機2の遊技
情報、たとえば、大当たりの発生回数や入賞数、あるい
は、発射数等の諸情報の管理が行なわれたのちにステッ
プS33へ戻る。
【0071】一方、前記ステップS33においてカード
データの読み出し要求があると判断された場合には、つ
ぎのステップS36において、前記カードデータの読み
出し要求が他の遊技設備からの要求であるか否かの判断
がなされ、他店からの読み出し要求である場合には、カ
ードCの識別番号に基づき、該当カードCのカードデー
タを読み出して(ステップS37)、このカードデータ
を要求遊技設備1へ送信したのちに(ステップS3
8)、前記ステップS34以降の処理へ移行する。
【0072】前記ステップS37・38において、要求
されたカードデータの照合がなされるカードCの最終使
用遊技設備1が当店遊技設備1であるか否かの判定を行
なうことなく、当店遊技設備1において記憶されている
カードデータの送信を行なうようにしているが、これ
は、要求遊技設備1に当該カードCが挿入された時点
で、最終使用遊技設備1が判定されており、改めてその
判定を、要求された遊技設備1側において行なう必要が
ないことによるものである。
【0073】また、前記ステップS36において、カー
ドデータの読み出し要求が、他の遊技設備1からの読み
出し要求ではないと判断された場合には、ステップS3
9において、各機器に挿入されたカードCの最終使用遊
技設備1が当店であるか否かの判断がなされる。この判
断結果、当店が最終使用遊技設備1であると判断された
場合には、前記カードCに関する最終のカードデータ
(遊技価値情報)が読み出されたのちに(ステップS4
0)、このカードデータが、読み出し要求のなされた機
器、すなわち、カードデータ要求装置へ送信され(ステ
ップS41)、そののちに前記ステップS34以降の処
理へ移行する。このようなステップS39が、本実施例
における最終遊技設備判定手段となされている。
【0074】また、前記ステップS39において、挿入
されたカードCの最終使用設備が他の遊技設備1である
と判断された場合には、情報移動要求手段32において
カードデータの要求信号が出力され(ステップS4
2)、この要求信号が情報交換手段31を介して該当店
へ出力されるとともに、この要求に基づき該当店から前
記カードCの最終状態のカードデータが取り込まれる。
【0075】ついで、カードデータが受信されたか否か
が判断され(ステップS43)、未受信の場合には、前
記ステップS34以降の処理へ移行し、また、カードデ
ータの受信がなされた場合には、前記ステップS41へ
移行して、受信されたカードデータが要求装置へ送信さ
れたのちに、ステップS34以降の処理へ移行する。
【0076】また、前記ステップS43において、カー
ドデータの受信がなされていない状態においては、一
旦、前記ステップS34以降の処理が行なわれたのち
に、再度、ステップS33におけるカードデータ読み出
し要求の有無の判断に応じて当該カードデータの要求が
行なわれる。
【0077】ここで、他の遊技設備1からのカードデー
タの受信がない場合に、その受信を待って、要求装置へ
のカードデータ送信後にステップS34へ移行すること
も考えられるが、このような処理を採用しない理由とし
ては、何等かの原因で、他の遊技設備1との通信状態が
中断した場合、遊技設備管理装置6における他の制御が
停止状態となるからである。その代わりに、各機器のカ
ード挿入処理におけるステップS904の処理により、
各機器において、前記カードデータの受信が行なわれる
まで待機状態に保持される処理が行なわれる。
【0078】さらに、前記ステップS34における判断
において、カードデータ書き込み要求があると判断され
た場合には、つぎのステップS44において、カードC
の識別情報に基づき、当該カードCの当遊技設備1にお
ける使用履歴があるかどうかが判断され、使用履歴があ
る場合には、その既存の該当エリアにおけるカードデー
タが書き換えられたのちに(ステップS45)、前記ス
テップS35へ移行する。
【0079】また、前記ステップS44において当遊技
設備1における使用履歴がないと判断された場合、すな
わち、初めて当遊技設備1で使用された場合には、新規
に書き込みエリアが作成され(ステップS46)、ステ
ップS45へ移行して前記新規の書き込みエリアに各機
器から送られてきたカードデータが書き込まれたのち
に、ステップS35以降の処理へ移行する。
【0080】このような本実施例の遊技設備管理装置制
御により、ある遊技設備1において使用したカードに基
づいて、他のことなる遊技設備1で遊技や景品交換ある
いは金額データの加算処理が行なわれた場合において
も、最終使用されたカードデータが当該遊技設備から取
り込まれて照合されるので、そのカードデータの真偽が
確実に判定されて、改竄の事実が確実に検出される。し
たがって、遊技者においては、一つのカードCを携帯す
ることにより、特定の遊技設備1にこだわることなく複
数の異なる遊技設備1の利用が可能となって遊技の幅が
広がり、また、遊技店側においては、改竄されたカード
の不正使用による損失が確実に防止されるといった利点
が得られる。
【0081】なお、前記実施例においては、遊技球を遊
技媒体として用いるパチンコ機を用いた遊技設備を示し
たが、これに限られるものではなく、アレンジボール機
や雀球機、あるいは、コインを遊技媒体として用いるパ
チスロ機、さらには、遊技媒体を映像によって表現する
ようにした遊技機を用いた遊技設備への適用も可能であ
る。
【0082】また、何等かの原因で、カードCに記憶さ
れている遊技価値情報が破壊されてしまった場合におい
ても、たとえば、カードCの識別情報が判読可能であれ
ば、前記破壊された遊技価値情報の復活もしくは新規の
カードの発行が可能になる。そして、カードデータの全
てが破壊された場合におけるデータ修復や新規カードの
発行を確実にするためには、カードCに、刻印等による
機械的な方法で識別情報を併記すればよい。
【0083】さらに、前記実施例においては、カードC
に記憶されている遊技価値情報を一旦遊技価値情報変更
手段に読み込んで、カードCの排出時に、遊技や景品交
換あるいは加算処理等によって変化した新規な遊技価値
情報に書き換えるようにした例について示したが、たと
えば、カードCにICカードを使用する場合等において
は、このICカード自体を前記遊技価値情報変更手段の
記憶手段として用い、たとえば、所定時間毎にカードC
の遊技価値情報を更新していくような方法も考えられ
る。
【0084】一方、前記実施例においては、各遊技価値
情報変更手段毎に、カードCの最終使用遊技設備の確認
ならびに遊技価値情報の照会を行なうようにして例につ
いて示したが、遊技設備1に専用の照会機を設置してお
き、他の遊技設備1で最終使用したカードCをこの照会
機に挿入して、最終使用のなされた遊技設備1から当該
使用する遊技設備1へ最終状態の遊技価値情報の転送を
行なったのちに、当該遊技設備でのカードCの使用を許
可するようにすることも可能である。
【0085】さらにまた、前記実施例においては、カー
ドCに記憶されている識別情報に基づき、異なる遊技設
備間でそのカードCの遊技価値情報の交換を行なって、
一つのカードCの異なる複数の遊技設備での使用を可能
とした例について説明したが、カードCに記憶されてい
る遊技設備1の識別情報により、他店のカードCの使用
を制限するような処置を採ることも可能である。
【0086】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
に記載の遊技設備は、携帯可能な遊技価値情報記憶媒体
に記憶された所定の遊技価値情報に基づき遊技を可能に
する遊技機と、前記遊技価値情報記憶媒体の遊技価値情
報の読み書きを行なう遊技価値情報変更装置と、これら
の各遊技機や遊技価値情報変更装置における諸情報を管
理する遊技設備管理装置とを備えた遊技設備において、
前記遊技価値情報記憶媒体に設けられ、少なくとも前記
遊技価値情報の最終状態を記憶する第1遊技価値情報記
憶手段と、前記遊技設備管理装置に設けられ、前記遊技
価値情報記憶媒体の識別情報および最終の遊技価値情報
を記憶する第2遊技価値情報記憶手段と、前記遊技価値
情報記憶媒体が前記遊技価値情報変更装置へ挿入された
際に、その識別情報を基に、前記第1遊技価値情報記憶
手段に記憶された遊技価値情報と、第2遊技価値情報記
憶手段に記憶された遊技価値情報とを比較する遊技価値
情報比較手段とを備えていることを特徴とするもので、
つぎのような優れた効果を奏する。
【0087】遊技価値情報記憶媒体が、遊技価値情報変
更装置へ挿入された際に、遊技価値情報記憶媒体の識別
情報に基づいて、この遊技価値情報記憶媒体における最
終状態の遊技価値情報、すなわち、第1遊技価値情報記
憶手段に記憶されている遊技価値情報と、遊技設備管理
装置の第2遊技価値情報記憶手段に記憶されている有価
価値情報との比較を、遊技価値情報比較手段において行
なうことができる。そして、前記第2遊技価値情報記憶
手段の記憶は、遊技設備側において管理され、正規の操
作以外での変更、たとえば、遊技者による変更が不可能
であることから、両記憶の不一致により、第1遊技価値
情報記憶手段の記憶が変更されたことを検出することが
できる。したがって、この検出結果によって、遊技価値
情報記憶媒体に対する改竄への対処を確実に行なうこと
ができる。
【0088】本発明の請求項2に記載の遊技設備は、請
求項1に記載の遊技設備において、前記遊技価値情報比
較手段からの比較判定信号に基づき、前記遊技価値情報
記憶媒体の使用可否を決定する遊技価値情報記憶媒体使
用可否設定手段を備えていることを特徴とするもので、
つぎのような優れた効果を奏する。
【0089】遊技価値情報比較手段における比較結果に
基づき、遊技価値情報記憶媒体使用可否設定手段によ
り、両記憶が不一致であれば遊技価値情報記憶媒体の使
用を禁止し、また、両記憶の一致により使用を許可する
ことができる。これによって、改竄された遊技価値情報
記憶媒体の不正使用を確実に防止することができる。
【0090】また、本発明の請求項3に記載の遊技設備
は、請求項1または請求項2における遊技価値情報記憶
媒体には、遊技価値情報の最終状態を記憶した遊技設備
の識別情報を記憶する、最終使用遊技設備情報記憶手段
が設けられていることを特徴とするもので、つぎのよう
な優れた効果を奏する。
【0091】遊技価値情報の記憶の変更操作が行なわれ
た時点で、その変更操作がなされた遊技設備の識別情報
が、遊技価値情報記憶媒体に設けられている最終使用遊
技設備情報記憶手段において記憶される。これによっ
て、再度、遊技価値情報記録媒体を遊技価値情報変更装
置へ挿入した時点で、前記最終使用設備情報記憶手段に
記憶されている識別情報により、最後に使用された遊技
設備を確認することができる。したがって、他の遊技設
備で使用されている遊技価値情報記憶媒体か否かの判断
を確実に行なうことができ、一つの遊技設備のみでの使
用を前提としている場合には、その使用を禁止する処置
を行なうことができ、あるいは、異なる複数の遊技設備
における使用を前提としている場合には、最終使用遊技
設備の特定により、情報の交換を可能にする。
【0092】さらに、請求項4に記載の遊技設備は、請
求項3に記載の遊技設備において、前記最終使用遊技設
備情報記憶手段に記憶された遊技設備の識別情報に基づ
き、遊技価値情報の最終状態が記憶された遊技設備の照
合を行なう最終遊技設備判定手段と、この最終遊技設備
判定手段において遊技設備が異なると判定された際に、
前記識別情報に基づき、当該遊技設備へ最終状態の遊技
価値情報を要求する最終遊技価値情報要求手段を備えて
いることを特徴とするもので、つぎのような優れた効果
を奏する。
【0093】最終使用遊技設備識別情報記憶手段に記憶
されている識別情報に基づき、最終遊技設備判定手段に
おいて、遊技価値情報記憶媒体が最終使用された遊技設
備が判定されるとともに、この判定結果ならびに前記識
別情報に基づき、当該最終使用された遊技設備に対し、
最終遊技価値情報要求手段によって、当該遊技価値情報
記憶媒体に関する最終状態の遊技価値情報の入手が可能
となる。
【0094】これによって、遊技価値情報記憶媒体を異
なる遊技設備において使用した場合においても、遊技価
値情報記憶媒体が最終使用された他の遊技設備における
最終状態の遊技価値情報と、遊技価値情報記憶媒体に記
憶された遊技価値情報との比較が可能となる。この結
果、単一の遊技価値情報記憶手段を複数の遊技設備で使
用した場合においても、遊技価値情報記憶手段に記憶さ
れている遊技価値情報の真偽を判定することができ、遊
技者にとっては複数の遊技設備での使用が可能となっ
て、遊技の選択の範囲が拡大されるといった利点が得ら
れ、また、遊技店にとっては、改竄された遊技価値情報
記憶媒体が使用されることによる損失を防止することが
できるという利点が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す遊技設備の一例を示す
概略構成図である。
【図2】本発明の一実施例に用いられる遊技機の一例を
示す外観斜視図である。
【図3】本発明の一実施例の遊技設備における情報の授
受を示すブロック図である。
【図4】本発明の一実施例における遊技機において行な
われる制御の処理手順を示すゼネラルフロー図である。
【図5】図4におけるカード処理のサブルーチンの処理
手順を示すフロー図である。
【図6】図5におけるカード挿入処理のサブルーチンの
処理手順を示すフロー図である。
【図7】図5におけるカード排出処理のサブルーチンの
処理手順を示すフロー図である。
【図8】本発明の一実施例における加算機において行な
われる制御の処理手順を示すゼネラルフロー図である。
【図9】本発明の一実施例における景品交換機において
行なわれる制御の処理手順を示すゼネラルフロー図であ
る。
【図10】本発明の一実施例における遊技設備管理装置
において行なわれる制御の処理手順を示すゼネラルフロ
ー図である。
【符号の説明】
1 遊技設備 2 遊技機(遊技価値情報変更装置) 4 加算機(遊技価値情報変更装置) 5 景品交換機(遊技価値情報変更装置) 6 遊技設備管理装置 31 情報交換手段 32 情報移動要求手段 C カード(遊技価値情報記憶媒体) H 金額データ記憶領域(第1遊技価値情報記憶手段) I 球数データ記憶領域(第1遊技価値情報記憶手段) J 最終使用店データ記憶領域(最終使用遊技設備情報
記憶手段) K カード識別情報記憶領域

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 携帯可能な遊技価値情報記憶媒体に記憶
    された所定の遊技価値情報に基づき遊技を可能にする遊
    技機と、前記遊技価値情報記憶媒体の遊技価値情報の読
    み書きを行なう遊技価値情報変更装置と、これらの各遊
    技機や遊技価値情報変更装置における諸情報を管理する
    遊技設備管理装置とを備えた遊技設備において、 前記遊技価値情報記憶媒体に設けられ、少なくとも前記
    遊技価値情報の最終状態を記憶する第1遊技価値情報記
    憶手段と、 前記遊技設備管理装置に設けられ、前記遊技価値情報記
    憶媒体の識別情報および最終の遊技価値情報を記憶する
    第2遊技価値情報記憶手段と、 前記遊技価値情報記憶媒体が前記遊技価値情報変更装置
    へ挿入された際に、その識別情報を基に、前記第1遊技
    価値情報記憶手段に記憶された遊技価値情報と、第2遊
    技価値情報記憶手段に記憶された遊技価値情報とを比較
    する遊技価値情報比較手段と、 を備えていることを特徴とする遊技設備。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の遊技設備において、前
    記遊技価値情報比較手段からの比較判定信号に基づき、
    前記遊技価値情報記憶媒体の使用可否を決定する遊技価
    値情報記憶媒体使用可否設定手段を備えていることを特
    徴とする遊技設備。
  3. 【請求項3】 前記遊技価値情報記憶媒体には、遊技価
    値情報の最終状態を記憶した遊技設備の識別情報を記憶
    する、最終使用遊技設備情報記憶手段が設けられている
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の遊技
    設備。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の遊技設備において、前
    記最終使用遊技設備情報記憶手段に記憶された遊技設備
    の識別情報に基づき、遊技価値情報の最終状態が記憶さ
    れた遊技設備の照合を行なう最終遊技設備判定手段と、
    この最終遊技設備判定手段において遊技設備が異なると
    判定された際に、前記識別情報に基づき、当該遊技設備
    へ最終状態の遊技価値情報を要求する最終遊技価値情報
    要求手段を備えていることを特徴とする遊技設備。
JP6086777A 1994-04-25 1994-04-25 遊技設備 Pending JPH07289723A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6086777A JPH07289723A (ja) 1994-04-25 1994-04-25 遊技設備

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6086777A JPH07289723A (ja) 1994-04-25 1994-04-25 遊技設備

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07289723A true JPH07289723A (ja) 1995-11-07

Family

ID=13896192

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6086777A Pending JPH07289723A (ja) 1994-04-25 1994-04-25 遊技設備

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07289723A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002065948A (ja) * 2000-08-30 2002-03-05 Samii Kk スロットマシン
JP2002065947A (ja) * 2000-08-30 2002-03-05 Samii Kk スロットマシン
JP2011183234A (ja) * 2011-07-01 2011-09-22 Sammy Corp スロットマシン

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002065948A (ja) * 2000-08-30 2002-03-05 Samii Kk スロットマシン
JP2002065947A (ja) * 2000-08-30 2002-03-05 Samii Kk スロットマシン
JP2011183234A (ja) * 2011-07-01 2011-09-22 Sammy Corp スロットマシン

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2869830B2 (ja) 遊技装置
US8029366B2 (en) Gaming management system
JP2004129894A (ja) 有価遊技媒体貯蓄データの管理方法、管理システム、その付設処理装置及びその中央管理装置
JPH07289723A (ja) 遊技設備
JP3627818B2 (ja) 遊技設備
JP3767958B2 (ja) 遊技設備装置
JP2011092437A (ja) 価値媒体管理システム、及び、価値媒体管理装置
JPH07171240A (ja) ゲームセンター用コインの預かり装置
JPH1170264A (ja) 遊技機
JPH03236873A (ja) 遊技用管理設備装置
JPH07303752A (ja) 遊技設備
JPH09253316A (ja) 情報媒体を使用した遊技場設備
JP4265880B2 (ja) 遊技場管理システム及び方法
JP3559248B2 (ja) 記録媒体処理装置および遊技媒体貸出システム
JPH10118301A (ja) 遊技場システムにおけるカード引き抜き記録装置
JP2003263613A (ja) 記録媒体管理システム
JP2002360911A (ja) 記録媒体処理装置、遊技媒体貸出システム、価値追加方法およびプログラム
JP3660606B2 (ja) 価値情報の管理装置および遊技媒体貸出システム
JPH07289720A (ja) 遊技設備
JPH11267343A (ja) 遊技機
JPH10192481A (ja) 封入式パチンコ遊技機及びパチンコ遊技機
JP2003010497A (ja) 遊技媒体貸出機、遊技機、遊技場管理装置及び第三者管理装置
JP2550536B2 (ja) カード精算機
JPH08164259A (ja) 遊技カード発行装置
JP2567232B2 (ja) 遊技場用カ−ド制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040330